「クー・フーリン」を編集中
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| 地域 = アイルランド | | 地域 = アイルランド | ||
| 属性 = 秩序・中庸 | | 属性 = 秩序・中庸 | ||
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| 性別 = 男性 | | 性別 = 男性 | ||
| 一人称 = オレ | | 一人称 = オレ | ||
| 二人称 = お前/テメエ/あんた/○○(呼び捨て) | | 二人称 = お前/テメエ/あんた/○○(呼び捨て) | ||
| 三人称 = 奴/奴等/○○(呼び捨て) | | 三人称 = 奴/奴等/○○(呼び捨て) | ||
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| イメージカラー = 青 | | イメージカラー = 青 | ||
| 特技 = 魚釣り、素潜り、山登り | | 特技 = 魚釣り、素潜り、山登り | ||
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;EXTELLA | ;EXTELLA | ||
:[[ギルガメッシュ]] | :[[ギルガメッシュ]] | ||
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| デザイン = 武内崇 | | デザイン = 武内崇 | ||
| 設定作成 = 奈須きのこ | | 設定作成 = 奈須きのこ | ||
| レア度 = ☆3 | | レア度 = ☆3 | ||
}} | }} | ||
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== 概要 == | == 概要 == | ||
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: 続編『Fate/EXTRA CCC』では、空間の歪みの中で言峰のサーヴァントとして登場。 | : 続編『Fate/EXTRA CCC』では、空間の歪みの中で言峰のサーヴァントとして登場。 | ||
; 人物 | ; 人物 | ||
− | : | + | : 青い装束と紅の槍を手にした騎士。『Fate/EXTRA』では未来的な衣装にアレンジされている。 |
: 例え相手が親友であろうと、敵陣に回ったならば星の巡りの悪さを共に笑いながら命のやり取りをし、例え相手が親の敵であろうと、味方であるのならば誓約の限り守り通すというケルトの戦士特有の考え方に従って生きている。 | : 例え相手が親友であろうと、敵陣に回ったならば星の巡りの悪さを共に笑いながら命のやり取りをし、例え相手が親の敵であろうと、味方であるのならば誓約の限り守り通すというケルトの戦士特有の考え方に従って生きている。 | ||
: 戦いにおいて非常に冷徹で、背後からの不意打ちも厭わず、命令とあらば「口封じ」として一般人でも殺害する非情な人物だが、その反面さっぱりした気質で奔放ながらも面倒見がよく兄貴肌。 | : 戦いにおいて非常に冷徹で、背後からの不意打ちも厭わず、命令とあらば「口封じ」として一般人でも殺害する非情な人物だが、その反面さっぱりした気質で奔放ながらも面倒見がよく兄貴肌。 | ||
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: [[聖杯]]に託す望みはなし。死力を尽くし、強者と戦うことを望んでの参加である。 | : [[聖杯]]に託す望みはなし。死力を尽くし、強者と戦うことを望んでの参加である。 | ||
:『Fate/EXTRA』によるとムーンセル調べでは、「兄貴になってほしい英霊」ナンバーワンに選ばれたらしい。 | :『Fate/EXTRA』によるとムーンセル調べでは、「兄貴になってほしい英霊」ナンバーワンに選ばれたらしい。 | ||
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; 能力 | ; 能力 | ||
:ケルト神話では1位2位を争う大英雄。圧倒的な能力が無かったとしても機転と経験とスピードで必ず生き延びる、サバイバル能力が抜きに出たサーヴァントとされる<ref group = "出" >『Fate/complete material vol.02』より。</ref>。作中でも、こと'''生き残る'''だけなら、サーヴァントの中でも最高とされ、「卓越した敏捷性と豊富な戦闘経験を持つクー・フーリンが守りに徹すれば鉄壁」だと[[アルトリア・ペンドラゴン|セイバー]]も称賛している。 | :ケルト神話では1位2位を争う大英雄。圧倒的な能力が無かったとしても機転と経験とスピードで必ず生き延びる、サバイバル能力が抜きに出たサーヴァントとされる<ref group = "出" >『Fate/complete material vol.02』より。</ref>。作中でも、こと'''生き残る'''だけなら、サーヴァントの中でも最高とされ、「卓越した敏捷性と豊富な戦闘経験を持つクー・フーリンが守りに徹すれば鉄壁」だと[[アルトリア・ペンドラゴン|セイバー]]も称賛している。 | ||
− | : | + | : 高い白兵戦の技術とサーヴァント中でも最速とされる敏捷性を持ち、『槍兵』のクラスでも選りすぐりとされる脚を持つ。神速の如き槍さばきは猛者でも躱しづらく、本気を出した際の槍と足捌きは千里眼Cを持ってしても全く視認出来ない速度まで加速する。 |
: 卓越した技量の持ち主でその槍さばき故に、[[エミヤ|アーチャー]]は「これほどの槍手は世界に三人といまい」と評価している。また、槍投げの技術も「自分より優れているのは世界で二人、条件付きで三人」と本人は語る。 | : 卓越した技量の持ち主でその槍さばき故に、[[エミヤ|アーチャー]]は「これほどの槍手は世界に三人といまい」と評価している。また、槍投げの技術も「自分より優れているのは世界で二人、条件付きで三人」と本人は語る。 | ||
:対魔力はCランクだが、敏捷Aである彼と対峙し、その隙をつき大掛かりな魔術を当てるのは至難の技であり、発動した魔術を彼に命中させることもまた、かなりの腕前が必要とされる<ref group = "出" >『Fate/complete material Ⅲ』「ランサー」より。</ref>。 | :対魔力はCランクだが、敏捷Aである彼と対峙し、その隙をつき大掛かりな魔術を当てるのは至難の技であり、発動した魔術を彼に命中させることもまた、かなりの腕前が必要とされる<ref group = "出" >『Fate/complete material Ⅲ』「ランサー」より。</ref>。 | ||
: 武器戦闘を好むため滅多に使わないが、原初の18のルーン[[魔術]]も修得しており、キャスタークラスに適合出来る知識と腕前を持つ。[[メドゥーサ|ライダー]]の「他者封印・鮮血神殿」の存在をひと目で看破するも、状況を考え、破壊しないと判断を下している。 | : 武器戦闘を好むため滅多に使わないが、原初の18のルーン[[魔術]]も修得しており、キャスタークラスに適合出来る知識と腕前を持つ。[[メドゥーサ|ライダー]]の「他者封印・鮮血神殿」の存在をひと目で看破するも、状況を考え、破壊しないと判断を下している。 | ||
− | : | + | : 作中では探索のベルカナと炎のアンサス、『hollow』ではアトゴウラの四文字のルーンを披露した。探知される事無く唐突に現れるのもルーンの一つだという。また、全ルーンを使用する事で発動させた結界は上級宝具すら防ぐ代物。他にも、[[メドゥーサ|ライダー]]の石化の魔眼を防いだり、宝具のランクを上げる事で「十二の試練」の突破が可能。 |
− | : 高ランクの「戦闘続行」スキルを有しており、Fateルートでは[[ギルガメッシュ]]を半日に渡って足止めし続け、それなりにダメージを与えた。UBWルートでは[[言峰綺礼|言峰]]に[[令呪]] | + | : 高ランクの「戦闘続行」スキルを有しており、Fateルートでは[[ギルガメッシュ]]を半日に渡って足止めし続け、それなりにダメージを与えた。UBWルートでは[[言峰綺礼|言峰]]に[[令呪]]で自害を命じられて心臓を串刺しにしてしまってなお即死せず、背後から言峰を殺害するという執念を見せた。 |
: 『Fate/EXTRA』ではゲームの仕様上ゆえか、宝具は「刺し穿つ死棘の槍」のみ。耐久値が[[遠坂凛#遠坂凛 (EXTRA)|凛]]によってブーストされている代わりに、スキルの「戦闘続行」がAからCへ一時的にランクダウンしている。 | : 『Fate/EXTRA』ではゲームの仕様上ゆえか、宝具は「刺し穿つ死棘の槍」のみ。耐久値が[[遠坂凛#遠坂凛 (EXTRA)|凛]]によってブーストされている代わりに、スキルの「戦闘続行」がAからCへ一時的にランクダウンしている。 | ||
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===クー・フーリン (Prototype)=== | ===クー・フーリン (Prototype)=== | ||
− | + | 自分のオリジナルである、平行世界の「クー・フーリン」。"こちら"のクー・フーリンよりもいささか若い。<br> | |
『Grand Order』では大まかには"過去の自分"と言う関係である模様。 | 『Grand Order』では大まかには"過去の自分"と言う関係である模様。 | ||
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=== クー・フーリン〔オルタ〕 === | === クー・フーリン〔オルタ〕 === | ||
− | + | 聖杯の力によって、邪悪な王となったクー・フーリン。彼本来のバーサーカーとは異なる姿での召喚。 | |
詳細は「[[クー・フーリン〔オルタ〕]]」を参照。 | 詳細は「[[クー・フーリン〔オルタ〕]]」を参照。 | ||
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詳細は「[[ミニクーちゃん]]」を参照。 | 詳細は「[[ミニクーちゃん]]」を参照。 | ||
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== ステータス == | == ステータス == | ||
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! クラス !! マスター !! 筋力 !! 耐久 !! 敏捷 !! 魔力 !! 幸運 !! 宝具 !! [[スキル (サーヴァント)|クラス別能力]] !! [[スキル (サーヴァント)|保有スキル]] !! 備考 | ! クラス !! マスター !! 筋力 !! 耐久 !! 敏捷 !! 魔力 !! 幸運 !! 宝具 !! [[スキル (サーヴァント)|クラス別能力]] !! [[スキル (サーヴァント)|保有スキル]] !! 備考 | ||
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− | | rowspan=" | + | | rowspan="4"|[[ランサー]] || [[言峰綺礼]] || B || C || A || C || E || B ||対魔力:C || 戦闘続行:A<br />仕切り直し:C<br />神性:B<br />ルーン:B<br />矢避けの加護:B || style="text-align:left"| |
|- | |- | ||
| [[遠坂凛#遠坂凛 (EXTRA)|遠坂凛 (EXTRA)]] || B || A || A || C || D || B ||対魔力:C || 戦闘続行:A→C<br />仕切り直し:C<br />神性:B || style="text-align:left"|耐久値がブーストされたため<br />戦闘続行のランクが下がっている。 | | [[遠坂凛#遠坂凛 (EXTRA)|遠坂凛 (EXTRA)]] || B || A || A || C || D || B ||対魔力:C || 戦闘続行:A→C<br />仕切り直し:C<br />神性:B || style="text-align:left"|耐久値がブーストされたため<br />戦闘続行のランクが下がっている。 | ||
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| [[主人公 (Grand Order)]] || B || C || A || C || E || B || 対魔力:C<br />神性:B || 戦闘続行:A<br />矢避けの加護:B<br />仕切り直し:C<br />四枝の浅瀬:A || style="text-align:left"|強化クエストクリアで「戦闘続行」→「四枝の浅瀬」に変化。 | | [[主人公 (Grand Order)]] || B || C || A || C || E || B || 対魔力:C<br />神性:B || 戦闘続行:A<br />矢避けの加護:B<br />仕切り直し:C<br />四枝の浅瀬:A || style="text-align:left"|強化クエストクリアで「戦闘続行」→「四枝の浅瀬」に変化。 | ||
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− | | | + | | [[主人公 (EXTRA)]] || B || A || A || C || E || B ||対魔力:C || 戦闘続行:A→C<br />神性:B || style="text-align:left"| |
|} | |} | ||
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: ランサーのクラスで召喚された際に付与される宝具。 | : ランサーのクラスで召喚された際に付与される宝具。 | ||
: 彼が編み出した対人用の刺突技。命中補正+100。体内殲滅の特性を持ち、命中時にダメージを敵体力数値分上乗せする。 | : 彼が編み出した対人用の刺突技。命中補正+100。体内殲滅の特性を持ち、命中時にダメージを敵体力数値分上乗せする。 | ||
− | : | + | : 槍の持つ因果逆転の呪いにより、真名解放すると「心臓に槍が命中した」という結果をつくってから「槍を放つ」という原因をもたらし、必殺必中の一撃を可能とする。心臓を穿つため、仮に「約束された勝利の剣」に耐える者でも確実に相手を死に至らしめることができる。それでいて、アルトリアが「あの程度の魔力消費ならマスターのバックアップなしで7回使用しても問題ない」と語っている通り魔力消費も非常に少ない。一対一ならば六連戦しても魔力を補充しなくてよいことから、対人戦において非常に効率がよく、巨大な図体を誇る怪物や異様なまでタフネスさを誇る相手とも相性が良いとされる。またHPの絶対値分を減らすという性質からHPお化けのアルクェイドであっても心臓に当たれば即死する。この体内殲滅はゲイ・ボルクに刺された者の体内を四方八方棘だらけにする伝承からきた効果であり、その補完としてゲイ・ボルクに胸を刺されたとき赤い茨の呪いが走るとのこと、アニメUBWでクー・フーリンと言峰の傷口から広がる茨のような模様がこれである。人間であれば「心臓を破壊する=即死」となるが、サーヴァントは心臓を破壊するだけでは死なない場合がある為、単純な心臓破壊は即死という扱いにはならず、必中効果とは別に体内殲滅があることで初めて即死扱いとなる(きのこ氏曰く妄想心音は即死ではなく、妄想心音で死ななかった言峰がゲイ・ボルクだと絶命したのはこのため)。なので心臓に必中するから必殺なのではなく、「心臓に必中する(因果逆転)」と「心臓に当たることで敵HP分削る即死(体内殲滅)」の2つが合わさることで必中必殺が成り立っている。 |
: この宝具の存在故にクー・フーリンは[[死徒|死徒二十七祖]]を相手にしても戦闘を安心して見守れるメンバーに数えられている。 | : この宝具の存在故にクー・フーリンは[[死徒|死徒二十七祖]]を相手にしても戦闘を安心して見守れるメンバーに数えられている。 | ||
: ちなみに、発動したと同時に「心臓を貫いたという結果」が成立しているため、仮に放った直後で彼が死んだとしても、槍はひとりでに動いて相手の心臓を貫く。 | : ちなみに、発動したと同時に「心臓を貫いたという結果」が成立しているため、仮に放った直後で彼が死んだとしても、槍はひとりでに動いて相手の心臓を貫く。 | ||
:宝具の発動条件はかなり緩く、槍が届く距離の戦闘でタイミングさえ合ってれば必ず発動する(心臓があることが前提)。発動を防ぐには槍の間合いに入らないようにするしかなく、芸達者なアーチャーですら、クー・フーリンがゲイボルクの構えをとったら発動されないよう必死に下がるしかないという。 | :宝具の発動条件はかなり緩く、槍が届く距離の戦闘でタイミングさえ合ってれば必ず発動する(心臓があることが前提)。発動を防ぐには槍の間合いに入らないようにするしかなく、芸達者なアーチャーですら、クー・フーリンがゲイボルクの構えをとったら発動されないよう必死に下がるしかないという。 | ||
− | : | + | :回避に必要なのは敏捷性ではなく幸運の高さであり、幸運が低ければ例え敏捷EXがあっても意味をなさないと原作者は語っている。その回避難易度は幸運のランクが上位になってようやく稀に外れる程とされる。言峰の令呪で諜報活動として「相手を殺さず生還しろ」というハンデがある時に戦った、幸運Bかつ「直感」のスキルを持つ[[アルトリア・ペンドラゴン|セイバー]]の場合でも、心臓からややズレた場所に命中して致命傷を免れた程度だった。 |
: なお、因果操作の判定を回避しても、槍を完全に避けなければ負傷と回復阻害の呪いを残される。因果を逆転させる「原因の槍」であるため、余程の幸運が無ければこの世にこの槍が存在する限り、これによる傷を癒す事は出来ない。セイバーが初戦で受けた傷は、その後士郎と会話している最中に大して戦闘に支障が無い程には傷が癒えているが、一晩では完全に癒えておらず、三日後に[[佐々木小次郎|アサシン]]と戦う時点まで傷を負ったままだった。 | : なお、因果操作の判定を回避しても、槍を完全に避けなければ負傷と回復阻害の呪いを残される。因果を逆転させる「原因の槍」であるため、余程の幸運が無ければこの世にこの槍が存在する限り、これによる傷を癒す事は出来ない。セイバーが初戦で受けた傷は、その後士郎と会話している最中に大して戦闘に支障が無い程には傷が癒えているが、一晩では完全に癒えておらず、三日後に[[佐々木小次郎|アサシン]]と戦う時点まで傷を負ったままだった。 | ||
: また、同じゲイ・ボルク同士をぶつけると、全く同じ軌道のため相殺するという現象が起きる。[[権能]]の一歩手前とされる。 | : また、同じゲイ・ボルク同士をぶつけると、全く同じ軌道のため相殺するという現象が起きる。[[権能]]の一歩手前とされる。 | ||
:なお「心臓を貫いたという結果」を作ってから「槍を放つ」という原因をもたらすという因果逆転の宝具であるためか、そもそも心臓が無い生物や機械のような相手にはこの因果逆転の呪いは成立しない。 | :なお「心臓を貫いたという結果」を作ってから「槍を放つ」という原因をもたらすという因果逆転の宝具であるためか、そもそも心臓が無い生物や機械のような相手にはこの因果逆転の呪いは成立しない。 | ||
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:ランクはBだがルーンを使用すればAランクにすることが出来るため、「Aランク以上でなければ攻撃が通らない」といったタイプの敵が相手でも問題なく使用出来る。 | :ランクはBだがルーンを使用すればAランクにすることが出来るため、「Aランク以上でなければ攻撃が通らない」といったタイプの敵が相手でも問題なく使用出来る。 | ||
:『EXTRA』では宝具発動の一手前のHPの110%分の貫通ダメージ。幸運値によってダメージが軽減される。GUARDで軽減できないため、基本的には防御系スキルを使用しなければほぼ即死する。 | :『EXTRA』では宝具発動の一手前のHPの110%分の貫通ダメージ。幸運値によってダメージが軽減される。GUARDで軽減できないため、基本的には防御系スキルを使用しなければほぼ即死する。 | ||
− | :『Grand Order』では「敵単体に超強力な攻撃 | + | :『Grand Order』では「敵単体に超強力な攻撃&敵単体の防御力をダウン<ref group = "注">3ターン、オーバーチャージで効果UP</ref>&中確率で即死効果<ref group = "注">オーバーチャージで効果UP</ref>」という効果のQuick宝具。 |
− | : 強化後はランクがB+ | + | : 強化後はランクがB+に上昇。ダメージ倍率と即死成功率が上がり、攻撃発動前に「自身に必中状態を付与<ref group = "注">1ターン</ref>」という効果が追加される。 |
; 突き穿つ死翔の槍(ゲイ・ボルク) | ; 突き穿つ死翔の槍(ゲイ・ボルク) | ||
: ランク:B+<br />種別:対軍宝具<br />レンジ:5~40<br />最大捕捉:50人<br />由来:クー・フーリンが師匠スカサハから授かった魔槍ゲイ・ボルク。 | : ランク:B+<br />種別:対軍宝具<br />レンジ:5~40<br />最大捕捉:50人<br />由来:クー・フーリンが師匠スカサハから授かった魔槍ゲイ・ボルク。 | ||
140行目: | 123行目: | ||
: 速度はマッハ2。飛距離約40㎞、必中性能込みなら地球の裏側に相手がいたとしても飛んでいく。「刺し穿つ死棘の槍」が命中を重視したものならば、こちらは威力を重視している。一人一人を刺し貫いていくのではなく、炸裂弾のように一撃で一軍を吹き飛ばす。 | : 速度はマッハ2。飛距離約40㎞、必中性能込みなら地球の裏側に相手がいたとしても飛んでいく。「刺し穿つ死棘の槍」が命中を重視したものならば、こちらは威力を重視している。一人一人を刺し貫いていくのではなく、炸裂弾のように一撃で一軍を吹き飛ばす。 | ||
: 必中効果は健在であるものの概念的な特性や運命干渉などが無いため必ず心臓に当たるわけではなくなっており、あくまで単純威力系の宝具に分類されるが、何度かわされようと標的を捕捉し続ける特性は維持している。 | : 必中効果は健在であるものの概念的な特性や運命干渉などが無いため必ず心臓に当たるわけではなくなっており、あくまで単純威力系の宝具に分類されるが、何度かわされようと標的を捕捉し続ける特性は維持している。 | ||
− | : | + | :作中の説明では「ランサーの全魔力で打ち出されたソレは躱す事も出来ず、防ぐ事も出来ない、狙えば必ず心臓を穿つ槍。故に必殺。」とされている。 |
+ | :ダメージ、形状、共にケルトの光神ルーが持つ『轟く五星(ブリューナク)』に迫るが、「幾たび躱されようと相手を貫く」という能力から北欧の主神オーディンの『大神宣言(グングニル)』寄りの宝具と言える。 | ||
:「熾天覆う七つの円環」と衝突した際は一度静止したにも関わらず最終的にはその結界を完全破壊し、標的であるアーチャーの片腕をズタズタにする。「熾天覆う七つの円環」は投擲武器に対して無敵の概念が発動し、本来は投げ槍であれば一枚羽にも届かず終わるのが必然なのだがゲイ・ボルクは苦もなく六枚の花弁を貫通してみせた。 | :「熾天覆う七つの円環」と衝突した際は一度静止したにも関わらず最終的にはその結界を完全破壊し、標的であるアーチャーの片腕をズタズタにする。「熾天覆う七つの円環」は投擲武器に対して無敵の概念が発動し、本来は投げ槍であれば一枚羽にも届かず終わるのが必然なのだがゲイ・ボルクは苦もなく六枚の花弁を貫通してみせた。 | ||
− | : | + | : アーチャー曰く、その威力はオリジナルである「[[宝具索引#その他の宝具リスト|大神宣言]]」を超えているとのこと(詳しくは話題まとめの項へ)。また「Fate/side material」によると槍は分裂しながら敵に襲いかかるとされているが、英霊化の影響で生前より更に分裂数が増加され強化されたという。 |
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== 使用技 == | == 使用技 == | ||
212行目: | 195行目: | ||
; フェルディアとフェルグス | ; フェルディアとフェルグス | ||
: どちらもアルスターの敵国コノートの騎士であり、クー・フーリンの親友として伝承に残っているが、しばしば混同視されることが多い。フェルグスはカラドボルグの所有者として知られるが、フェルディアが所有者という説もある。実際、『hollow』でランサーが語ったフェルディアの部分が『EXTRA』の解説文ではフェルグスに置き換えられている等公式でも二人の扱いは曖昧なものであったが、後に『Grand Order』にてフェルグスがサーヴァントとしてカラドボルグを携え登場。 | : どちらもアルスターの敵国コノートの騎士であり、クー・フーリンの親友として伝承に残っているが、しばしば混同視されることが多い。フェルグスはカラドボルグの所有者として知られるが、フェルディアが所有者という説もある。実際、『hollow』でランサーが語ったフェルディアの部分が『EXTRA』の解説文ではフェルグスに置き換えられている等公式でも二人の扱いは曖昧なものであったが、後に『Grand Order』にてフェルグスがサーヴァントとしてカラドボルグを携え登場。 | ||
− | : | + | : 彼のプロフィールから、『Fate』の世界観においてはフェルディアとフェルグスははっきりと分けられる存在らしいことが判明した。 |
== 登場作品と役柄 == | == 登場作品と役柄 == | ||
230行目: | 213行目: | ||
; [[Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ]] | ; [[Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ]] | ||
: [[クラスカード]]の一枚であり、黒化英雄として登場。 | : [[クラスカード]]の一枚であり、黒化英雄として登場。 | ||
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====[[Fate/Grand Order]]==== | ====[[Fate/Grand Order]]==== | ||
: メインストーリー上では別クラスバージョンに出番を譲っており、ランサーとしての彼の登場はない。 | : メインストーリー上では別クラスバージョンに出番を譲っており、ランサーとしての彼の登場はない。 | ||
244行目: | 223行目: | ||
*ぐだぐだ明治維新 | *ぐだぐだ明治維新 | ||
:大坂五人衆の一人「後藤セタンタ」として登場。 | :大坂五人衆の一人「後藤セタンタ」として登場。 | ||
− | * | + | *繁栄のチョコレートガーデンズ・オブ・バレンタイン |
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===Fate関連作品=== | ===Fate関連作品=== | ||
256行目: | 232行目: | ||
: 『hollow ataraxia』同様に、商店街でバイトに勤しんだり、港で釣りに精を出したりしている。士郎が目前で料理の話をし出すと、ご相伴にあずかるべく衛宮邸に乗り込んでくる。 | : 『hollow ataraxia』同様に、商店街でバイトに勤しんだり、港で釣りに精を出したりしている。士郎が目前で料理の話をし出すと、ご相伴にあずかるべく衛宮邸に乗り込んでくる。 | ||
; [[Fate/unlimited codes]] | ; [[Fate/unlimited codes]] | ||
− | : | + | : 「疾風の蒼き槍兵」。原作同様の槍を振るい、キャラランクは最上位にあたる2強とされる。自身のシナリオではキャスターの「破戒すべき全ての符」を使うことで言峰に反旗を翻す。 |
; [[Fate/Ace Royal]] | ; [[Fate/Ace Royal]] | ||
: [[英霊カード]]の一枚として登場。 | : [[英霊カード]]の一枚として登場。 | ||
267行目: | 243行目: | ||
; [[カーニバル・ファンタズム]] | ; [[カーニバル・ファンタズム]] | ||
: 交通事故に巻き込まれたり犬のエサにされたり[[ヘラクレス|バーサーカー]]によって丸一日物理的に振り回された挙句最後にはブーメランのように投げ飛ばされるなど、毎回理不尽な目に遭い続ける。 | : 交通事故に巻き込まれたり犬のエサにされたり[[ヘラクレス|バーサーカー]]によって丸一日物理的に振り回された挙句最後にはブーメランのように投げ飛ばされるなど、毎回理不尽な目に遭い続ける。 | ||
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== 人間関係 == | == 人間関係 == | ||
277行目: | 252行目: | ||
; [[カレン・オルテンシア]] | ; [[カレン・オルテンシア]] | ||
: 『hollow ataraxia』でのマスター。悠々自適にやりつつもたまに捕縛され、こき使われてる模様。 | : 『hollow ataraxia』でのマスター。悠々自適にやりつつもたまに捕縛され、こき使われてる模様。 | ||
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; [[遠坂凛]] | ; [[遠坂凛]] | ||
: 『stay night』ではルート次第では士郎を介して共闘する。彼女の人柄は彼の好みに合うのか気前良く振る舞う。 | : 『stay night』ではルート次第では士郎を介して共闘する。彼女の人柄は彼の好みに合うのか気前良く振る舞う。 | ||
297行目: | 269行目: | ||
: 『衛宮さんちの今日のごはん』でも性格的な波長が合うのか、酒の席で盛り上がっていた。 | : 『衛宮さんちの今日のごはん』でも性格的な波長が合うのか、酒の席で盛り上がっていた。 | ||
; [[メディア|キャスター]] | ; [[メディア|キャスター]] | ||
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: 『unlimited code』の自身のルートでは、言峰を出し抜くために、致命傷を負わせた彼女に「葛木を助けること」を条件に宝具を使ってもらい、サーヴァント契約を解除した。 | : 『unlimited code』の自身のルートでは、言峰を出し抜くために、致命傷を負わせた彼女に「葛木を助けること」を条件に宝具を使ってもらい、サーヴァント契約を解除した。 | ||
338行目: | 308行目: | ||
; [[森長可]] | ; [[森長可]] | ||
: 期間限定イベント『ぐだぐだファイナル本能寺』で共演。凄まじく喧嘩早くすぐに手が出る彼とケルト的に意気投合した。 | : 期間限定イベント『ぐだぐだファイナル本能寺』で共演。凄まじく喧嘩早くすぐに手が出る彼とケルト的に意気投合した。 | ||
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; エメル | ; エメル | ||
: ランサーの妻。未登場だが言及されており、彼からは「姫さん」と呼ばれている。 | : ランサーの妻。未登場だが言及されており、彼からは「姫さん」と呼ばれている。 | ||
− | : | + | : ルスカ領主フォルガルの娘で、祭りの時にランサーが一目ぼれする。後日プロポーズをしに訪れたランサーを「国一番の騎士あれどまともな武功を得てない人のとこに結婚できるか」などといった理由で断ったことでランサーが影の国へと赴くきっかけとなった。 |
− | : | + | : 結婚後のランサーはよく旅に出ては浮気をしていたが、最終的には彼女の元へ戻ってくるので正妻の余裕も相まって夫婦仲は良好であった。しかし、ランサーが旅先で出会った海神マクナーンの妻に手を出し一月帰らなかった時は激昂し、武装した侍女を50人ほど引き連れ浮気現場に突撃しランサーを震え上がらせるなど、結婚当時の伝承も含め勇ましい姫であったことが語られている。 |
: ただ彼との間に子どもができないことに対して苦悩していたらしく、顔も知らず、ただ「いるかもしれない」というアイフェの子どものことを気にかけていた。不幸な偶然が重なりランサーが王の命令によって「謎の少年(コンラ)」を撃破するために出陣した際には涙ながらに引き留めたという(ランサー曰く、自分が戦いに出るのを姫さんが引き留めたのは最後の戦いと、この時のみらしい) | : ただ彼との間に子どもができないことに対して苦悩していたらしく、顔も知らず、ただ「いるかもしれない」というアイフェの子どものことを気にかけていた。不幸な偶然が重なりランサーが王の命令によって「謎の少年(コンラ)」を撃破するために出陣した際には涙ながらに引き留めたという(ランサー曰く、自分が戦いに出るのを姫さんが引き留めたのは最後の戦いと、この時のみらしい) | ||
; [[スカサハ]] | ; [[スカサハ]] | ||
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: 叔父。育ての親であり剣の師でもある。元はアルスターの騎士であったが、追放されコノートに亡命。ランサーとは互いに勝ち負けを繰り返す誓約を交わした。 | : 叔父。育ての親であり剣の師でもある。元はアルスターの騎士であったが、追放されコノートに亡命。ランサーとは互いに勝ち負けを繰り返す誓約を交わした。 | ||
; フェルディア・マク・ダマン | ; フェルディア・マク・ダマン | ||
− | : | + | : コノート最強の騎士。共にスカサハの下で修行した親友。歳が近くゲイボルクの伝授をかけて競い合ってたこともあり、もともとはクーフーリンとライバル関係だったのだが、いつのまにか意気投合し兄弟の誓いを交わす仲になる。(Fate/hollow ataraxiaより) |
− | + | :史実において、 | |
− | + | :フィル・ボルグの末裔。全身が堅い角質で覆われるという逸話が有名だが、腹に平らな石を入れ対処しようとしたなどゲイボルクの対策は資料によって違う。肛門にゲイボルクを受ける逸話が一番有名だが、普通に胸を貫かれたり、「捻れの発作」を起こしたクー・フーリンに投げ飛ばされてやられるパターンも存在する。 | |
− | : | + | :メイヴは「美しい眉」と呼ばれる自身の娘フィンダヴィルとの結婚を約束したり、酒に酔わせたりするもフェルディアは親友との決闘を拒み続けた、最終的に臆病者と罵倒し(ケルトの戦士にとって「臆病者」とされるのはかなりの侮辱)、吟遊詩人に侮辱する詩を歌わせると脅すことで決闘を承認させる。 |
− | : | ||
− | : | ||
:日毎に武器を変え戦うという内容で、資料によって戦った日数は3日だったり4日だったりする。1日目は投げ槍、2日目は剣、3日目は長槍、4日目は全ての武器、4日目の戦いでゲイボルクにより命を落とす(資料によっては1日目に「8本の剣」、「ダーツ」、「槍」で戦い、2日目に「投げ槍」、「槍」で戦い、3日目に「破壊力のある剣」、どちらも最終日にフェルディアが優勢になる)。その後、この浅瀬の名前は彼の名前にちなんで【アート・イル・ディア:ÁthFhir Diadh】となる。(ラウス州・アーディー) | :日毎に武器を変え戦うという内容で、資料によって戦った日数は3日だったり4日だったりする。1日目は投げ槍、2日目は剣、3日目は長槍、4日目は全ての武器、4日目の戦いでゲイボルクにより命を落とす(資料によっては1日目に「8本の剣」、「ダーツ」、「槍」で戦い、2日目に「投げ槍」、「槍」で戦い、3日目に「破壊力のある剣」、どちらも最終日にフェルディアが優勢になる)。その後、この浅瀬の名前は彼の名前にちなんで【アート・イル・ディア:ÁthFhir Diadh】となる。(ラウス州・アーディー) | ||
; [[女王メイヴ|メイヴ]] | ; [[女王メイヴ|メイヴ]] | ||
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; アイフェ | ; アイフェ | ||
: 影の国の隣国の領主。影の国に攻め入った彼女を一騎打ちで負かすも惚れ込んで妻にした。 | : 影の国の隣国の領主。影の国に攻め入った彼女を一騎打ちで負かすも惚れ込んで妻にした。 | ||
− | :「もし子を成したのならコンラと名付けてアルスターに寄越してくれと。その時は三つの誓いも付けさせてな。」 | + | :「もし子を成したのならコンラと名付けてアルスターに寄越してくれと。その時は三つの誓いも付けさせてな。」(Fate/hollow ataraxiaより) |
− | + | :三つの誓い『名を訊ねられても答えるな』『決して進む道を変えるな』『戦いを挑まれたら断るな』(クーフーリン曰く「オレの息子としちゃあ最低限の条件だな」) | |
− | :三つの誓い『名を訊ねられても答えるな』『決して進む道を変えるな』『戦いを挑まれたら断るな』( | ||
: ちなみに彼女、一説によるとスカサハの双子の姉妹だとも言われている。<del>そりゃあ師匠も怒るわな。</del> | : ちなみに彼女、一説によるとスカサハの双子の姉妹だとも言われている。<del>そりゃあ師匠も怒るわな。</del> | ||
; ウアタハ | ; ウアタハ | ||
:スカサハの娘。 | :スカサハの娘。 | ||
− | : | + | : クーフーリンをもてなしている最中、彼の不注意で指を切ってしまう怪我を負ったことがきっかけで知り合った。 |
; コンラ | ; コンラ | ||
: アイフェとの間に生まれた息子であり、スカサハの弟子。ゲッシュによって名乗らなかったため正体を知らずに戦う。結果、全てを知ったのは槍が我が子の命を奪った後であった。なお、彼を使いに送り込んだ事に関しては「悪趣味にも程がある」とスカサハに漏らしている。 | : アイフェとの間に生まれた息子であり、スカサハの弟子。ゲッシュによって名乗らなかったため正体を知らずに戦う。結果、全てを知ったのは槍が我が子の命を奪った後であった。なお、彼を使いに送り込んだ事に関しては「悪趣味にも程がある」とスカサハに漏らしている。 | ||
− | : | + | :7歳という若さでありながらクーフーリンと互角に渡り合った。 |
− | : | + | :クーフーリンが生前2回しか使用しなかったゲイボルクの二人目の犠牲者。 |
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===その他=== | ===その他=== | ||
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;「テメェと一緒にするな。もとよりな、オレは二度目の生なんぞに興味はない。<br> ……いや。英霊なんて連中はな、どいつもこいつもそんな物に興味はねえんだよ。<br> オレたちはこの世に固執してるんじゃない。果たせなかった未練に固執するのみだ。<br> まあ、テメェみてえに欲の皮がつっぱった怨霊には分からないだろうがな」 | ;「テメェと一緒にするな。もとよりな、オレは二度目の生なんぞに興味はない。<br> ……いや。英霊なんて連中はな、どいつもこいつもそんな物に興味はねえんだよ。<br> オレたちはこの世に固執してるんじゃない。果たせなかった未練に固執するのみだ。<br> まあ、テメェみてえに欲の皮がつっぱった怨霊には分からないだろうがな」 | ||
:ギルガメッシュに向けて放った自分の信条を表した言葉。 | :ギルガメッシュに向けて放った自分の信条を表した言葉。 | ||
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=== Fate/hollow ataraxia === | === Fate/hollow ataraxia === | ||
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:ギルガメッシュに勝利した際のセリフ。サバサバとした彼らしいセリフである。 | :ギルガメッシュに勝利した際のセリフ。サバサバとした彼らしいセリフである。 | ||
− | ;「噂以上だったぜ麗しの若武者さんよ。<br> | + | ;「噂以上だったぜ麗しの若武者さんよ。<br> しかし、マックールの小僧も魔が差したもんだ。これだけの男を私怨で取りこぼすとはね」 |
:[[ディルムッド・オディナ|第四次のランサー]]に勝利した際のセリフ。遠い後輩(伝承によれば約300年の開きがある)の武勇を素直に讃えている。 | :[[ディルムッド・オディナ|第四次のランサー]]に勝利した際のセリフ。遠い後輩(伝承によれば約300年の開きがある)の武勇を素直に讃えている。 | ||
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;「なぁマスター、スカサハは俺の師匠なんだが……なんだよあれ……城に居た時より腕前上がってねぇかあの人?<br>てかゲイ・ボルク二槍流って俺の立場無いですよね!?」 | ;「なぁマスター、スカサハは俺の師匠なんだが……なんだよあれ……城に居た時より腕前上がってねぇかあの人?<br>てかゲイ・ボルク二槍流って俺の立場無いですよね!?」 | ||
:で、いれば敵なしの[[スカサハ|師匠]]所有時のマイルーム会話。やはり師匠には勝てないのだろうか……。 | :で、いれば敵なしの[[スカサハ|師匠]]所有時のマイルーム会話。やはり師匠には勝てないのだろうか……。 | ||
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====イベント==== | ====イベント==== | ||
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:イベント「ぐだぐだ本能寺」にて、島津セタンタとしての発言。 | :イベント「ぐだぐだ本能寺」にて、島津セタンタとしての発言。 | ||
:元ネタは別作品で首取りに拘って「妖怪首おいてけ」と呼ばれた別の「島津」だろうか。 | :元ネタは別作品で首取りに拘って「妖怪首おいてけ」と呼ばれた別の「島津」だろうか。 | ||
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=== カーニバル・ファンタズム === | === カーニバル・ファンタズム === | ||
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=== その他 === | === その他 === | ||
;「しれっとアイルランドをUKに含めんなよ 殺すぞ」 | ;「しれっとアイルランドをUKに含めんなよ 殺すぞ」 | ||
− | : | + | :読み切り『炎のストライカー』にて。セイバー率いるチームに「同じイギリス代表」としてランサーを入れた際の返答。 |
− | :普段の陽気さからは想像もつかない剣呑な表情である。細かいことを気にしているだけに見えるが、'''イングランドに対して複雑な歴史的背景のある感情を持つアイルランドの住民としては普通の反応'''のようなので、むしろ殴られないだけ超マシ。 | + | :普段の陽気さからは想像もつかない剣呑な表情である。細かいことを気にしているだけに見えるが、'''イングランドに対して複雑な歴史的背景のある感情を持つアイルランドの住民としては普通の反応'''のようなので、むしろ殴られないだけ超マシ。 |
;「おぅ、見てくれ。このダイオウグソクムシの姿揚げ、フウセンウナギ添え。真っ黒になるまでこんがりと揚げた精力のつく一品!」 | ;「おぅ、見てくれ。このダイオウグソクムシの姿揚げ、フウセンウナギ添え。真っ黒になるまでこんがりと揚げた精力のつく一品!」 | ||
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== メモ == | == メモ == | ||
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*どんな死地からでも「生き残る」事に特化したサーヴァントと言われており、サバイバーとしての活躍が多い。<br>本人や凛によるとセイバーとアーチャーを同時に相手をしても守りに徹すれば充分に持ちこたえる事が可能であり、<br>またギルガメッシュを相手に半日以上戦い抜いている。このことは原作者も触れており「半日以上あの場所でギルを足止めしてたので、ギルもそれなりにダメージを喰らったんじゃないかな?」とインタビューで語っている。<br>士郎曰く派手さはないが堅実に勝利出来るサーヴァント。 | *どんな死地からでも「生き残る」事に特化したサーヴァントと言われており、サバイバーとしての活躍が多い。<br>本人や凛によるとセイバーとアーチャーを同時に相手をしても守りに徹すれば充分に持ちこたえる事が可能であり、<br>またギルガメッシュを相手に半日以上戦い抜いている。このことは原作者も触れており「半日以上あの場所でギルを足止めしてたので、ギルもそれなりにダメージを喰らったんじゃないかな?」とインタビューで語っている。<br>士郎曰く派手さはないが堅実に勝利出来るサーヴァント。 | ||
**原典においてもその生命力は突出している。最期の時は半身が麻痺した状態でゲイ・ボルクで心臓を貫かれながらも、溢れた自らの内臓を水で清めてから腹の中に戻し、石柱に自らを括り付けて立ったまま息絶えたとされる。<br>「戦闘続行:A」のスキルはここに由来すると思われる。 | **原典においてもその生命力は突出している。最期の時は半身が麻痺した状態でゲイ・ボルクで心臓を貫かれながらも、溢れた自らの内臓を水で清めてから腹の中に戻し、石柱に自らを括り付けて立ったまま息絶えたとされる。<br>「戦闘続行:A」のスキルはここに由来すると思われる。 | ||
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**『stay night』では「昔からいい女とは縁がなかった」と語っているが、これは「いい女と出会えなかった」ではなく「いい女とほど早く死に別れる」という意味。 | **『stay night』では「昔からいい女とは縁がなかった」と語っているが、これは「いい女と出会えなかった」ではなく「いい女とほど早く死に別れる」という意味。 | ||
**その一方で[[アルトリア・ペンドラゴン|セイバー]]や[[メディア|キャスター]]、バゼットやスカサハをおちょくってる場面があり、その度に怒りを買って痛い目に遭う事が多い。 | **その一方で[[アルトリア・ペンドラゴン|セイバー]]や[[メディア|キャスター]]、バゼットやスカサハをおちょくってる場面があり、その度に怒りを買って痛い目に遭う事が多い。 | ||
− | * | + | *第5次のバーサーカーを低確率ではあるが12回倒せると公式から言われており、勝率3割と劣勢であるとはいえギリシャの大英雄に勝機がある稀有な存在。『ランサーはルーン魔術と宝具の組み合わせで一時的にAランクに届くので、かなり不利な戦いになりますが「いくらか勝ち目のある」戦いを展開できます。』(コンプティーク2006年3月号の一問一答より) |
*伝承で竜や魔物と戦った逸話が豊富にあるからか、ライダーなどの魔物としての属性を持つサーヴァントには有利に闘えると説明されている。 | *伝承で竜や魔物と戦った逸話が豊富にあるからか、ライダーなどの魔物としての属性を持つサーヴァントには有利に闘えると説明されている。 | ||
*『hollow』では女性陣を差し置いて着替え最多。アロハ、ギャルソン、Tシャツ、花屋のエプロンと実に多彩。バイト服も複数あるのが彼らしいと言えば彼らしいのだろうか... | *『hollow』では女性陣を差し置いて着替え最多。アロハ、ギャルソン、Tシャツ、花屋のエプロンと実に多彩。バイト服も複数あるのが彼らしいと言えば彼らしいのだろうか... | ||
678行目: | 611行目: | ||
***キャスター時ではランサーへの未練について愚痴っている一方で、「セイバークラスでの召喚ってのも、いつか試してみてほしい」と語っていることから、クラス適性には問題無いらしい。また、GOマテリアルでクーフーリン[キャスター]の項目にはルーンで筋力をAランクまで強化しながら剣で殴りかかるという記述が存在するため、剣が全く使えないという事は無いようである。これが伏線になるのかはわからない。 | ***キャスター時ではランサーへの未練について愚痴っている一方で、「セイバークラスでの召喚ってのも、いつか試してみてほしい」と語っていることから、クラス適性には問題無いらしい。また、GOマテリアルでクーフーリン[キャスター]の項目にはルーンで筋力をAランクまで強化しながら剣で殴りかかるという記述が存在するため、剣が全く使えないという事は無いようである。これが伏線になるのかはわからない。 | ||
****伝承の中でクー・フーリンは「クルージーン・カサド・ヒャン」と言う剣を使っている。鉄の館に柄まで深く突き刺さる上に隣接する二軒の木板の館まで貫通すると言う名剣であり、クー・フーリンも槍(ゲイ・ボルクとは別)を投げてカルブレ・ニア・フェルの心臓を貫通させたのちに、その屍が地に落ちる前に首を刈り取れるほどの技量があるため、セイバークラスの適性があると言われても不思議ではない。生前の強敵フェルディアとの戦いは「お互い決めた武器で戦う」というもので、始めは互いに短い槍で戦い、その後は長い槍、その後は剣と色々な武器で実力が拮抗していたとされており、クー・フーリンが下手だとフェルディアも剣の扱いがヘタクソということになる..。 | ****伝承の中でクー・フーリンは「クルージーン・カサド・ヒャン」と言う剣を使っている。鉄の館に柄まで深く突き刺さる上に隣接する二軒の木板の館まで貫通すると言う名剣であり、クー・フーリンも槍(ゲイ・ボルクとは別)を投げてカルブレ・ニア・フェルの心臓を貫通させたのちに、その屍が地に落ちる前に首を刈り取れるほどの技量があるため、セイバークラスの適性があると言われても不思議ではない。生前の強敵フェルディアとの戦いは「お互い決めた武器で戦う」というもので、始めは互いに短い槍で戦い、その後は長い槍、その後は剣と色々な武器で実力が拮抗していたとされており、クー・フーリンが下手だとフェルディアも剣の扱いがヘタクソということになる..。 | ||
− | |||
*聖杯戦争の開催地が知名度が低い日本だったため能力が劣化してしまったが、もし知名度が高い欧州が舞台だったのならヘラクレスやアーサー王に並ぶ存在になったとの事。言うなれば知名度にかなり偏りがある英雄。 | *聖杯戦争の開催地が知名度が低い日本だったため能力が劣化してしまったが、もし知名度が高い欧州が舞台だったのならヘラクレスやアーサー王に並ぶ存在になったとの事。言うなれば知名度にかなり偏りがある英雄。 | ||
− | * | + | *彼の母国であるアイルランドならパラメーターの上昇と城、戦車(チャリオット)の宝具に、スキル(不眠の加護)が追加されるという。これはカプセルサーヴァントでのランサーの発言や、アイルランドでのみライダークラスになれるとは説明されてないことから、宝具を多く所持しているサーヴァントと同様『ランサークラスでありながら城と戦車の宝具を持ってこれる』という意味だと思われる。 |
**舞台がアイルランドならセイバーを凌ぐ力を発揮しただろうが、逆に彼女の母国イングランドで闘えば彼女に譲ると説明されている。 | **舞台がアイルランドならセイバーを凌ぐ力を発揮しただろうが、逆に彼女の母国イングランドで闘えば彼女に譲ると説明されている。 | ||
*アイルランドにおける戦車は二頭立ての二輪車両である。戦車は馬、車体、戦士、御者から成る。武装として車体にトゲ、車輪には鎌が付けられることもある。クー・フーリンの戦車は御者に『ローグ』、馬に『マッハ』と『セングレン』。御者がいるため、クー・フーリン本人が戦車を操るシーンはないが、スカサハの教えの1つに鎌形戦車の操縦もあるため、伝承においても本人も操縦出来る。そのため『Fate/hollow ataraxia』作中で言った「戦車も扱える」というのは間違いではない。 | *アイルランドにおける戦車は二頭立ての二輪車両である。戦車は馬、車体、戦士、御者から成る。武装として車体にトゲ、車輪には鎌が付けられることもある。クー・フーリンの戦車は御者に『ローグ』、馬に『マッハ』と『セングレン』。御者がいるため、クー・フーリン本人が戦車を操るシーンはないが、スカサハの教えの1つに鎌形戦車の操縦もあるため、伝承においても本人も操縦出来る。そのため『Fate/hollow ataraxia』作中で言った「戦車も扱える」というのは間違いではない。 | ||
+ | **今でこそ「不眠の加護」という名称が広まっているが、この呼び方はファンが作った呼び方であったりする。 | ||
*どうしようもないほどに低い幸運Eがネタにされるランサーの初代。『EXTRA』では幸運Dとなっている。(「Fate/EXTRA material」では幸運Eと記載されていが、ゲーム内の情報とビジュアルファンブックに記載されているデータとは違うので、間違いなく誤植と思われる) | *どうしようもないほどに低い幸運Eがネタにされるランサーの初代。『EXTRA』では幸運Dとなっている。(「Fate/EXTRA material」では幸運Eと記載されていが、ゲーム内の情報とビジュアルファンブックに記載されているデータとは違うので、間違いなく誤植と思われる) | ||
**だがバクチやゲームは結構好き。特にバックギャモンには一家言あるとのこと。 | **だがバクチやゲームは結構好き。特にバックギャモンには一家言あるとのこと。 | ||
689行目: | 622行目: | ||
*『unlimited codes』のエンディングでは、聖杯を手に入れるも使うことなく消えていく。同作では元々戦うこと自体が目的である事に加え、「バゼットが召喚したサーヴァントが一番であることを証明する」という動機が付け加えられている。 | *『unlimited codes』のエンディングでは、聖杯を手に入れるも使うことなく消えていく。同作では元々戦うこと自体が目的である事に加え、「バゼットが召喚したサーヴァントが一番であることを証明する」という動機が付け加えられている。 | ||
**同作の「刺し穿つ死棘の槍」は、原作設定と異なり他の超必殺技の2倍分の魔力を消費するが、特にガード不能というわけではない。なお、ランサー自体のキャラ性能は最強クラスといわれている。 | **同作の「刺し穿つ死棘の槍」は、原作設定と異なり他の超必殺技の2倍分の魔力を消費するが、特にガード不能というわけではない。なお、ランサー自体のキャラ性能は最強クラスといわれている。 | ||
− | *ルーンそのものはケルト圏ではなく北欧圏の文字である(ケルトの場合はオガム文字)。なぜケルトの英雄が北欧のルーンを持っているのかについては、『Grand | + | *ルーンそのものはケルト圏ではなく北欧圏の文字である(ケルトの場合はオガム文字)。なぜケルトの英雄が北欧のルーンを持っているのかについては、『Grand Order』で登場した彼の師匠スカサハによると「刻んですぐに効果が出るルーンの方が戦うのに都合が良かったから」らしい(曰く「オガム文字は効きが悪い」)。「ルーン文字を使う」という設定はfateオリジナルだが、伝承のクー・フーリンも「オガム文字を木に刻み込みことによって魔法をかける」というふうに文字を使って魔法を使っている。ケルト圏では長らく文字というものがなかったことから、初期アイルランドでは言葉や文字を操ることは魔法として受け取られ、それが詩人がしばしば魔力を持つとされる要因となる。 |
− | + | **彼や[[蒼崎橙子]]が何かを燃やす時に使用するアンサズはその中でも「発火」に使われるルーンという設定だが(ルーン魔術師はそれぞれで意味の特定が異なる)、最大の効用は「知らしめる」もの。他に火系になるとサガズ、エワズがポピュラーらしい。ただし、TVアニメ版『UBW』ではそれらのルーンではなくカノを発火に使用している。カノの効能は松明・情熱・灯火・明るさ・暖かさの象徴。 | |
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− | **彼や[[蒼崎橙子]] | ||
*衛宮士郎が強化したポスターで戦った時、明らかに手を抜いていたが、これは「あ、なにあの小僧、ハラぁ決まってるじゃねえか。よし、なら一度は反撃のチャンスをやらねえとな」という感じで、あくまで相手への情けではなく、単に自分が楽しみたいから行った行為<ref group = "出">[https://twitter.com/Fate_SN_Anime/status/520976603388452865 Fate/stay night公式アカウントTwitter2014年10月12日1:37]</ref>。だがせっかく与えたチャンスを「反撃」ではなく「逃走」に使ったため、ランサーは興醒めしたという<ref group = "出">[https://twitter.com/Fate_SN_Anime/status/520976766223921152 Fate/stay night公式アカウントTwitter2014年10月12日1:38]</ref>。最後に放った一刺しはひょいと仕留める為のものだが、ポスターを広げて盾にした事で防がれ、驚いたという<ref group = "出">[https://twitter.com/Fate_SN_Anime/status/520976916413575168 Fate/stay night公式アカウントTwitter2014年10月12日1:39]</ref>。 | *衛宮士郎が強化したポスターで戦った時、明らかに手を抜いていたが、これは「あ、なにあの小僧、ハラぁ決まってるじゃねえか。よし、なら一度は反撃のチャンスをやらねえとな」という感じで、あくまで相手への情けではなく、単に自分が楽しみたいから行った行為<ref group = "出">[https://twitter.com/Fate_SN_Anime/status/520976603388452865 Fate/stay night公式アカウントTwitter2014年10月12日1:37]</ref>。だがせっかく与えたチャンスを「反撃」ではなく「逃走」に使ったため、ランサーは興醒めしたという<ref group = "出">[https://twitter.com/Fate_SN_Anime/status/520976766223921152 Fate/stay night公式アカウントTwitter2014年10月12日1:38]</ref>。最後に放った一刺しはひょいと仕留める為のものだが、ポスターを広げて盾にした事で防がれ、驚いたという<ref group = "出">[https://twitter.com/Fate_SN_Anime/status/520976916413575168 Fate/stay night公式アカウントTwitter2014年10月12日1:39]</ref>。 | ||
*『刺し穿つ死棘の槍』をアルトリアに防がれた時に激怒しているのは、自分の存在証明ともいえる一撃を防がれ、相手への敵意と自分への怒りで腸が煮えくり返っているため<ref group = "出">[https://twitter.com/Fate_SN_Anime/status/520977981036978177 Fate/stay night公式アカウントTwitter2014年10月12日1:43]</ref>。だがすぐに「あ、やべえ、熱くなってるなんて超情けねえ」と平常心に戻っている<ref group = "出">[https://twitter.com/Fate_SN_Anime/status/520978046547791872 Fate/stay night公式アカウントTwitter2014年10月12日1:43]</ref>。 | *『刺し穿つ死棘の槍』をアルトリアに防がれた時に激怒しているのは、自分の存在証明ともいえる一撃を防がれ、相手への敵意と自分への怒りで腸が煮えくり返っているため<ref group = "出">[https://twitter.com/Fate_SN_Anime/status/520977981036978177 Fate/stay night公式アカウントTwitter2014年10月12日1:43]</ref>。だがすぐに「あ、やべえ、熱くなってるなんて超情けねえ」と平常心に戻っている<ref group = "出">[https://twitter.com/Fate_SN_Anime/status/520978046547791872 Fate/stay night公式アカウントTwitter2014年10月12日1:43]</ref>。 | ||
− | *原典では「Gáe | + | *原典では「Gáe Bolg」と表記されており、日本人の発音的には「ゲイ・ボルグ」と表される。しかしfateシリーズではゲイ・ボルクとなっている。 |
− | |||
*劇場版Heaven's Feelの第一章ではゲーム版とは違い、埠頭から柳洞寺まで[[ハサン・サッバーハ〔呪腕のハサン〕|真アサシン]]との激しいチェイスバトルが繰り広げられている。戦闘中に高速道路で爆発などが起きているが、途中から余所の市へ入っているので監督役の言峰は特に事後処理はせずに知らないフリをしていたとのこと<ref group = "出">劇場版「Fate/stay night [Heaven's Feel]」I. presage flower ANIMATION MATERIAL きのことたかしの一問一答 p27</ref>。 | *劇場版Heaven's Feelの第一章ではゲーム版とは違い、埠頭から柳洞寺まで[[ハサン・サッバーハ〔呪腕のハサン〕|真アサシン]]との激しいチェイスバトルが繰り広げられている。戦闘中に高速道路で爆発などが起きているが、途中から余所の市へ入っているので監督役の言峰は特に事後処理はせずに知らないフリをしていたとのこと<ref group = "出">劇場版「Fate/stay night [Heaven's Feel]」I. presage flower ANIMATION MATERIAL きのことたかしの一問一答 p27</ref>。 | ||
− | **この戦闘でクー・フーリンがまるでスポーツ選手のようないいフォームで全力疾走していたため、視聴者からはランサーではなく'''ランナーのサーヴァント'''と言われるようになった。ufotableのスタッフたちは意図していなかったが所謂シリアスな笑いとしても好評だったようで、その後も台座付きアクリルスタンドや走っているシルエットに「追跡中 衝突注意」と書かれた注意書きステッカーといったグッズが展開され、アニメ版の[[衛宮さんちの今日のごはん]] | + | **この戦闘でクー・フーリンがまるでスポーツ選手のようないいフォームで全力疾走していたため、視聴者からはランサーではなく'''ランナーのサーヴァント'''と言われるようになった。ufotableのスタッフたちは意図していなかったが所謂シリアスな笑いとしても好評だったようで、その後も台座付きアクリルスタンドや走っているシルエットに「追跡中 衝突注意」と書かれた注意書きステッカーといったグッズが展開され、アニメ版の[[衛宮さんちの今日のごはん]]第2話ではアルバイトをしている魚屋で同じフォームでダッシュをしていた。 |
***ちなみに空想科学研究所によると、脚でブレーキをかけながら高速道路のトレーラーを追い抜いている時のクー・フーリンは推定で時速194kmの速度計算になるらしい。どこかの城からの逃走時とは違い、彼の敏捷Aにも納得できよう。<ref group = "出">[http://abematv.co.jp/posts/5962286 「AbemaTV」アニメチャンネルは 世界最速無料アニメ配信数No.1! 空想科学研究所 柳田理科雄先生監修 “オレ/ワタシが最速!”人気アニメキャラクターが走る テレビCMを放送開始]</ref> | ***ちなみに空想科学研究所によると、脚でブレーキをかけながら高速道路のトレーラーを追い抜いている時のクー・フーリンは推定で時速194kmの速度計算になるらしい。どこかの城からの逃走時とは違い、彼の敏捷Aにも納得できよう。<ref group = "出">[http://abematv.co.jp/posts/5962286 「AbemaTV」アニメチャンネルは 世界最速無料アニメ配信数No.1! 空想科学研究所 柳田理科雄先生監修 “オレ/ワタシが最速!”人気アニメキャラクターが走る テレビCMを放送開始]</ref> | ||
− | * | + | *フラガラックを受けたランサーだが「どうしてセイバーとは傷痕が違うのか?」という質問に対し竹箒にて説明されいる。セイバー戦では、きちんとフラガラックが「通り抜けた」場合。では続いて、爪楊枝をお豆腐に刺した状態で、ランサー戦では、フラガラックが「刺さった瞬間」にバゼットが破れたので、フラガラックの軌道が斜め上にはね上がってしまった。 |
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− | * | + | *アイルランドに限らずケルト人全体において「3」という数は特別な数であり、またその倍数である9、27、150などが度々出てくる。ケルト人には「3」という数字によってその人物が強められる、という思想があり、三兄弟として出てくるにも関わらず、実際には一人の人物のように行動する人物などがよく登場するのはこのため。偶然にも、FGOでのクー・フーリンのレア度も☆3となっている。 |
− | * | + | *原典では「魔槍ゲイボルク」の他に「光り輝く剣クルージーン」、「恐槍ドゥヴシェフ」、「空幻魔杖 デル・フリス」、「Duban という名の盾」等多くの武具を所有している英雄とされる。投石器を扱うことは有名だが、戦闘用のダーツも武装として所持している。フェルディアとの様々な武器を扱った戦いでも武器の中にダーツが含まれている場合がある。 |
== 話題まとめ == | == 話題まとめ == | ||
− | ; | + | ; 刺し穿つ死棘の槍の命中率 |
− | : | + | : 「確実に心臓を貫く」という宝具なのに全く当たらないと作品やファン、さらには武内氏からもネタにされる。しかし、そもそも「刺し穿つ死棘の槍」を使用した回数が少なく、『SN』では全ルートを通して初戦のセイバーとfateルートでわざと心臓から外して使った士郎に対して、と最大2回。『hollow』では相打ちになったもののバゼットの心臓に当てており、心臓を外したセイバーにも体には命中している。 |
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: また、『CCC』で自分のサーヴァントが「刺し穿つ死棘の槍」に耐えると、言峰に「毎度毎度、お前の槍はなぜ外れるのか」とまで言われる。一応『EXTRA』では爆発寸前の[[ラニ=Ⅷ]]の心臓を摘出し、その場にいた面々を生還させるという快挙を成し遂げている。 | : また、『CCC』で自分のサーヴァントが「刺し穿つ死棘の槍」に耐えると、言峰に「毎度毎度、お前の槍はなぜ外れるのか」とまで言われる。一応『EXTRA』では爆発寸前の[[ラニ=Ⅷ]]の心臓を摘出し、その場にいた面々を生還させるという快挙を成し遂げている。 | ||
: ちなみに、『[[Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ]]』で[[美遊・エーデルフェルト|美遊]]や[[イリヤスフィール・フォン・アインツベルン (プリズマ☆イリヤ)|イリヤ]]が「刺し穿つ死棘の槍」を使用した時には、ライダーの[[クラスカード]]の化身を一撃で仕留めている。それどころか、番外編やドラマCDまで含めても確実に心臓を貫いている。 | : ちなみに、『[[Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ]]』で[[美遊・エーデルフェルト|美遊]]や[[イリヤスフィール・フォン・アインツベルン (プリズマ☆イリヤ)|イリヤ]]が「刺し穿つ死棘の槍」を使用した時には、ライダーの[[クラスカード]]の化身を一撃で仕留めている。それどころか、番外編やドラマCDまで含めても確実に心臓を貫いている。 | ||
: メタ的な視点から考えると、7組とそれほど多いわけでもないバトルロイヤル物で敵側の登場人物に「一撃必殺の攻撃」が存在してしまうと物語を展開する上で障害になる、という事情から制限されているとも言える。事実、上記のように一対一が基本で味方が使用する『プリズマ☆イリヤ』や、敵味方共に登場人数が多かった『Fate/Grand Order』での[[クー・フーリン〔オルタ〕]]などはその性能を十全に発揮している。 | : メタ的な視点から考えると、7組とそれほど多いわけでもないバトルロイヤル物で敵側の登場人物に「一撃必殺の攻撃」が存在してしまうと物語を展開する上で障害になる、という事情から制限されているとも言える。事実、上記のように一対一が基本で味方が使用する『プリズマ☆イリヤ』や、敵味方共に登場人数が多かった『Fate/Grand Order』での[[クー・フーリン〔オルタ〕]]などはその性能を十全に発揮している。 | ||
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; 突き穿つ死翔の槍の威力 | ; 突き穿つ死翔の槍の威力 | ||
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: また、アーチャーが言及したのは「威力」についてであるため、オーディンの槍は伝承において敵に向けただけで勝利が確定するなどの神が持つに相応しい能力を数々取り揃えており、そちらが重要という可能性もある。だが、その場合はわざわざ「威力」を比較する意味が無い。 | : また、アーチャーが言及したのは「威力」についてであるため、オーディンの槍は伝承において敵に向けただけで勝利が確定するなどの神が持つに相応しい能力を数々取り揃えており、そちらが重要という可能性もある。だが、その場合はわざわざ「威力」を比較する意味が無い。 | ||
: 初期からの設定変更や矛盾したシーンが多く改変されているアニメ版『UBW』においても、アーチャーのこの台詞は変化していない。現在においても(少なくともアーチャーの視点から見て)これは変わらない事実のようである。 | : 初期からの設定変更や矛盾したシーンが多く改変されているアニメ版『UBW』においても、アーチャーのこの台詞は変化していない。現在においても(少なくともアーチャーの視点から見て)これは変わらない事実のようである。 | ||
− | :実際、「突き穿つ死翔の槍に因果逆転の効果が追加されたら」という話題に、きのこ氏は'''「そこまでいくとランサーの父親筋の能力になっちゃう。」<ref group = "出" >『Fate/complete material vol.02』より。</ref>''' | + | :実際、「突き穿つ死翔の槍に因果逆転の効果が追加されたら」という話題に、きのこ氏は'''「そこまでいくとランサーの父親筋の能力になっちゃう。」<ref group = "出" >『Fate/complete material vol.02』より。</ref>'''と応えているため、グングニルもその類の宝具という可能性は十分にある。 |
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;伝承でのゲイボルク | ;伝承でのゲイボルク | ||
:「ゲイ・ボルグ」、「ゲイ・ボルガ」、「ガイ・ボルガ」、「ゲイ・ブルグ」、「ゲイ・ブルガ」と呼ばれ、どれも最後は濁音で終わるが、fateではゲイボル'''ク'''となっている(以下「ゲイボルク」という)。 | :「ゲイ・ボルグ」、「ゲイ・ボルガ」、「ガイ・ボルガ」、「ゲイ・ブルグ」、「ゲイ・ブルガ」と呼ばれ、どれも最後は濁音で終わるが、fateではゲイボル'''ク'''となっている(以下「ゲイボルク」という)。 | ||
− | : | + | :槍そのものをゲイボルクとする場合もあれば、「戦闘で用いる魔術的な恐るべき技」というように槍ではなく技をゲイボルクとする場合もある。また、フェルディアとの戦いで1本目を肛門に2本目を胸にというようにゲイボルクが2本存在するなど、伝承によって在り方がかなり変わる武器(技)である。 |
:「刺し込まれる時には一つの傷しか作らないが、体内に入ると一度に三十のとげが開く」という設定はきのこ氏曰く「体内殲滅」という即死効果で補完している。 | :「刺し込まれる時には一つの傷しか作らないが、体内に入ると一度に三十のとげが開く」という設定はきのこ氏曰く「体内殲滅」という即死効果で補完している。 | ||
− | : | + | :クー・フーリンはスカサハから「水中戦の妙技」を教わっており水中戦もこなせる。「クーリーの牛争い」での浅瀬の決闘、コンラとの海中戦など水辺で戦うことの多い英雄で、彼の持つゲイボルクもまた「水中でのみ使える」という伝承がある。足の指で挟み投擲するというのが有名だが、この「水中でのみ使える」という伝承から、浅瀬で使うには足で摘まんだ方が水を潜らせやすかったのでは?という説もある。 |
− | : | + | :資料によってかなりカタチが変わるゲイボルクだが、「共通して必ず心臓を破壊していることから因果逆転の槍」というのは案外的を得た設定なのかもしれない。 |
:原典のフェルディアとの決闘シーンの記述によるとゲイボルクの攻撃は「下から来る攻撃」とされている(恐らく足で投擲する為)。ゲイボルクを知っていたフェルディアはこの武器の軌道も把握しており、下からくるゲイボルクを警戒し盾を下に構えている。 | :原典のフェルディアとの決闘シーンの記述によるとゲイボルクの攻撃は「下から来る攻撃」とされている(恐らく足で投擲する為)。ゲイボルクを知っていたフェルディアはこの武器の軌道も把握しており、下からくるゲイボルクを警戒し盾を下に構えている。 | ||
− | : | + | :fateのゲイボルクはどの角度から打ち込んでも槍の間合いなら当たるにも関わらず、「槍の穂先を地面を穿つかのように下げて構えて、下段から足元を狙う」という所作をデフォルトとしているのは、恐らく伝承のゲイボルクの再現だと思われる。 |
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== 商品情報 == | == 商品情報 == | ||
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