「リチャードⅠ世」を編集中
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| 外国語表記 = | | 外国語表記 = | ||
| 初登場作品 = [[Fate/strange Fake]] | | 初登場作品 = [[Fate/strange Fake]] | ||
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| 依代 = | | 依代 = | ||
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| 地域 = | | 地域 = | ||
| 属性 = 秩序・中庸 | | 属性 = 秩序・中庸 | ||
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| 性別 = 男性 | | 性別 = 男性 | ||
| スリーサイズ = | | スリーサイズ = | ||
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| レア度 = | | レア度 = | ||
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== 概要 == | == 概要 == | ||
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;略歴 | ;略歴 | ||
− | :[[スノーフィールド]]のオペラハウスで[[ | + | :[[スノーフィールド]]のオペラハウスで[[沙条綾香|アヤカ]]の前に姿を表した謎のサーヴァント。 |
:召喚時に目の前にいたアヤカに自分のマスターかと問いかけるが、彼女からは激しく拒絶されて困惑する。しかし、理由は不明ながら彼女と魔力供給のパスが繋がったため、マスターでなくとも一方的に保護対象とする。 | :召喚時に目の前にいたアヤカに自分のマスターかと問いかけるが、彼女からは激しく拒絶されて困惑する。しかし、理由は不明ながら彼女と魔力供給のパスが繋がったため、マスターでなくとも一方的に保護対象とする。 | ||
− | :[[アサシン (Fake)|アサシン]]は召喚時にセイバーの本来の召喚者である魔術師カーシュラをすでに殺害しており、彼女に対して振るった軽い一撃でオペラハウスを半壊させ、その罪で誤認逮捕されそうになったアヤカを庇って警察に逮捕される。警察署でアヤカ共々拘留されるが、アサシンの襲撃に乗じてアヤカと共に脱獄し、森で[[エルキドゥ]]と出会う。[[ジェスター・カルトゥーレ|死徒]] | + | :[[アサシン (Fake)|アサシン]]は召喚時にセイバーの本来の召喚者である魔術師カーシュラをすでに殺害しており、彼女に対して振るった軽い一撃でオペラハウスを半壊させ、その罪で誤認逮捕されそうになったアヤカを庇って警察に逮捕される。警察署でアヤカ共々拘留されるが、アサシンの襲撃に乗じてアヤカと共に脱獄し、森で[[エルキドゥ]]と出会う。[[ジェスター・カルトゥーレ|死徒]]の乱入や妙な召喚など、今回の聖杯戦争が異常なことを察しており、アヤカの安全の確保のために、その原因を排除するまでは休戦することを提案。エルキドゥとの腕試しの末に実力を認められ、同盟を結成する。その後現れたアサシンとも一時休戦し、アサシンと共に移動した先の屋敷でウォッチャーのマスターのシグマとも休戦する。その後病院前でギルガメッシュと戦闘するも、アヤカのいる教会を庇い敗北、ペイルライダーによってアヤカと共に「夢の中」に引き込まれる。 |
;人物 | ;人物 | ||
:セイバーを除く六騎しか存在しないはずの偽りの聖杯戦争に姿を表した「七騎目」のサーヴァント。 | :セイバーを除く六騎しか存在しないはずの偽りの聖杯戦争に姿を表した「七騎目」のサーヴァント。 | ||
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:故国の祖王たる[[アルトリア・ペンドラゴン|アーサー・ペンドラゴン]]を敬愛しており、騎士道を重んじる騎士でもある。 | :故国の祖王たる[[アルトリア・ペンドラゴン|アーサー・ペンドラゴン]]を敬愛しており、騎士道を重んじる騎士でもある。 | ||
:偉大な騎士である反面、王としては「国民や弟に迷惑をかけっぱなしだった」「敵からは悪逆非道の王と呼ばれた」と自ら評するように、政治の機微は理解しながらも騎士としての生き方をやめられず、至らなかった自分を省みてもいる。 | :偉大な騎士である反面、王としては「国民や弟に迷惑をかけっぱなしだった」「敵からは悪逆非道の王と呼ばれた」と自ら評するように、政治の機微は理解しながらも騎士としての生き方をやめられず、至らなかった自分を省みてもいる。 | ||
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:聖杯に賭ける望みが何なのかを本人ですらわかっておらず、何故召喚されたのか心当たりがないという。そのため、とりあえずと「出来るだけ多くの歌と英雄譚を“座”に持ち帰る」位にしか願っていない。 | :聖杯に賭ける望みが何なのかを本人ですらわかっておらず、何故召喚されたのか心当たりがないという。そのため、とりあえずと「出来るだけ多くの歌と英雄譚を“座”に持ち帰る」位にしか願っていない。 | ||
;能力 | ;能力 | ||
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:互いに本気ではない腕試しであるが、エルキドゥの無数の武具相手に鎧も纏わずに素手や木の枝だけで対抗し、実力を認められている。 | :互いに本気ではない腕試しであるが、エルキドゥの無数の武具相手に鎧も纏わずに素手や木の枝だけで対抗し、実力を認められている。 | ||
:また、初めて弾いたギターで一流プロ並みの演奏を披露したりと、多方面に才能を発揮している。 | :また、初めて弾いたギターで一流プロ並みの演奏を披露したりと、多方面に才能を発揮している。 | ||
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== ステータス == | == ステータス == | ||
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:彼は故国の祖王たるアーサー・ペンドラゴンを敬愛しており、幼少の頃から寝物語でアーサー王と円卓の騎士達の伝説を聞いて育ち、城で楽師達が奏でる音楽は決まってアーサー王を讃える歌であった。 | :彼は故国の祖王たるアーサー・ペンドラゴンを敬愛しており、幼少の頃から寝物語でアーサー王と円卓の騎士達の伝説を聞いて育ち、城で楽師達が奏でる音楽は決まってアーサー王を讃える歌であった。 | ||
:若い頃は放蕩するフリをしてアーサー王の遺産を探索していた説もあった他、戦場や日常問わず、剣を初めに自分の手に持って闘えるモノ全てに「エクスカリバー」と名付けたほど。 | :若い頃は放蕩するフリをしてアーサー王の遺産を探索していた説もあった他、戦場や日常問わず、剣を初めに自分の手に持って闘えるモノ全てに「エクスカリバー」と名付けたほど。 | ||
+ | |||
+ | ;従属させている七つの魂 | ||
+ | :現在判明しているのは「ロクスレイ」、「ウィリアム」、「ピエール・バジル」の三名だが、これはそれぞれリチャード一世を陰ながら支援した[[ロビンフッド]]ことロバート・ロクスレイ、一度はリチャード一世をも打ち負かした英国最強騎士ウィリアム・マーシャル、そしてリチャード一世を射殺した若き弓兵ピエール・バジルだと思われる。 | ||
== 登場作品と役柄 == | == 登場作品と役柄 == | ||
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=== Fate/strange Fake === | === Fate/strange Fake === | ||
;[[アヤカ・サジョウ]] | ;[[アヤカ・サジョウ]] | ||
− | : | + | :マスターと目されているが、彼女が偽りの聖杯戦争への参加を拒んでいるため正式な契約関係とはなっていない。 |
;[[アサシン (Fake)|アサシン]] | ;[[アサシン (Fake)|アサシン]] | ||
:召喚直後に戦闘を行い、撃退した相手。生前「山の翁」と縁があったため一目で彼女が「山の翁」の関係者であることを見抜いた。 | :召喚直後に戦闘を行い、撃退した相手。生前「山の翁」と縁があったため一目で彼女が「山の翁」の関係者であることを見抜いた。 | ||
120行目: | 119行目: | ||
;[[ギルガメッシュ|アーチャー]] | ;[[ギルガメッシュ|アーチャー]] | ||
:下の教会に居るアヤカを守る為に戦いを挑む。彼が持っている宝物の数々には興味津々なようである。 | :下の教会に居るアヤカを守る為に戦いを挑む。彼が持っている宝物の数々には興味津々なようである。 | ||
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;ロクスレイ | ;ロクスレイ | ||
:従属する七つの魂の一人であり、セイバーの親友。ロクスレイという名はかの[[ロビンフッド]]の別名で、ロバート・ロクスレイ。アサシンに匹敵するほどの敏捷性を持つらしい。 | :従属する七つの魂の一人であり、セイバーの親友。ロクスレイという名はかの[[ロビンフッド]]の別名で、ロバート・ロクスレイ。アサシンに匹敵するほどの敏捷性を持つらしい。 | ||
:優れた弓の射手であり、影から毒を塗った矢を放ち、セイバーのサポートを行う他、結界化された森を迷うことなく中心へ案内する特殊な能力も有する。 | :優れた弓の射手であり、影から毒を塗った矢を放ち、セイバーのサポートを行う他、結界化された森を迷うことなく中心へ案内する特殊な能力も有する。 | ||
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;ピエール・バジル | ;ピエール・バジル | ||
:従属する七つの魂の一人であり、セイバーを殺した人物。全身に包帯を巻き、弩弓を手にした凄腕の弓兵。 | :従属する七つの魂の一人であり、セイバーを殺した人物。全身に包帯を巻き、弩弓を手にした凄腕の弓兵。 | ||
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;ウィリアム | ;ウィリアム | ||
:従属する七つの魂の一人。魔力を入れると馬を出してくれるらしい。 | :従属する七つの魂の一人。魔力を入れると馬を出してくれるらしい。 | ||
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:推測される名前は、セイバーの部下であり最高の騎士と讃えられた「ウィリアム・マーシャル」。 | :推測される名前は、セイバーの部下であり最高の騎士と讃えられた「ウィリアム・マーシャル」。 | ||
:生涯無敗で知られ、一度は真っ向からリチャード一世と激突して勝利したほどの強さで知られる。 | :生涯無敗で知られ、一度は真っ向からリチャード一世と激突して勝利したほどの強さで知られる。 | ||
− | ; | + | ;[[アルトリア・ペンドラゴン|アーサー・ペンドラゴン]] |
− | : | + | :「我等が騎士道の偉大なる祖」と呼び、深い敬意を示している。そのフリークぷりは有名であり、宝具にまで昇華した。 |
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===生前=== | ===生前=== | ||
;好敵手 | ;好敵手 | ||
:生前におけるライバル。吸血種の同類である魔物に戦いを邪魔された上に自身の部下を殺害されたことで、戦場で相見えるはずだった彼と「山の翁」と手を組み、魔物を討伐した。 | :生前におけるライバル。吸血種の同類である魔物に戦いを邪魔された上に自身の部下を殺害されたことで、戦場で相見えるはずだった彼と「山の翁」と手を組み、魔物を討伐した。 | ||
− | : | + | :推測される名前は、君主であり将軍「サラディン」。 |
;山の翁 | ;山の翁 | ||
:上述の「好敵手」とリチャードとともに魔物を討伐した歴代[[ハサン・サッバーハ]]の一人。 | :上述の「好敵手」とリチャードとともに魔物を討伐した歴代[[ハサン・サッバーハ]]の一人。 | ||
:当時何かあったのか、「山の翁」の教団は[[アサシン (Fake)|アサシン]]の生きていた後代までリチャードがどれほど恐ろしい男であったのかを伝えていたらしい。 | :当時何かあったのか、「山の翁」の教団は[[アサシン (Fake)|アサシン]]の生きていた後代までリチャードがどれほど恐ろしい男であったのかを伝えていたらしい。 | ||
− | ; | + | ;弟 |
− | : | + | :血を分けた兄弟。彼に敵国であるローマに売られかけ、セイバーを見捨てるどころか敵に金を払ってまで解放させないようにし、さらにセイバーを死んだことにして王座を簒奪しようとした。 |
− | |||
:彼自身は弟を恨むどころか、自身の金遣いの荒さで苦労させてしまった事や、貴族どころか国民にすらそっぽを向かれて失敗に終わったことに関しては哀れみと反省を抱いている。 | :彼自身は弟を恨むどころか、自身の金遣いの荒さで苦労させてしまった事や、貴族どころか国民にすらそっぽを向かれて失敗に終わったことに関しては哀れみと反省を抱いている。 | ||
− | : | + | :推測される名前は、「ジョン」欠地王。 |
;クレティアン・ド・トロワ | ;クレティアン・ド・トロワ | ||
:リチャードの時代に名を馳せた吟遊詩人。円卓の騎士達の物語を初めとする多くの騎士道物語を語り継いだ。 | :リチャードの時代に名を馳せた吟遊詩人。円卓の騎士達の物語を初めとする多くの騎士道物語を語り継いだ。 | ||
170行目: | 150行目: | ||
:とあるアーサー王の遺物探索の際に出会った不審な男。 | :とあるアーサー王の遺物探索の際に出会った不審な男。 | ||
:[[イスカンダル|アレキサンダー三世]]の話から興味を惹かれ、宮廷魔術師として連れ歩くようになった。 | :[[イスカンダル|アレキサンダー三世]]の話から興味を惹かれ、宮廷魔術師として連れ歩くようになった。 | ||
− | + | ;アリエノール | |
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:母。自分の才能故に悩むことを相談したり、円卓の騎士達の話を寝物語に聞いたりと生き方の指針となった。なお、怒ると笑顔のまま特大の雷を落とすようである。 | :母。自分の才能故に悩むことを相談したり、円卓の騎士達の話を寝物語に聞いたりと生き方の指針となった。なお、怒ると笑顔のまま特大の雷を落とすようである。 | ||
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== 名台詞 == | == 名台詞 == | ||
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;「問おう。 汝が俺のマスターか?」 | ;「問おう。 汝が俺のマスターか?」 | ||
− | :アサシンを一撃で撤退させ、側にいた[[ | + | :アサシンを一撃で撤退させ、側にいた[[沙条綾香|金髪の少女]]に問う。 |
;「現代の劇場はこうも脆いものなのか……。『座』に与えられた知識だけでは分からないもんだな……」 | ;「現代の劇場はこうも脆いものなのか……。『座』に与えられた知識だけでは分からないもんだな……」 | ||
207行目: | 179行目: | ||
;「俺の事はとりあえずセイバーと呼んでくれ。恩人に名乗らぬままなのは不名誉ではあるが、いずれ機を見て真名は教えよう」<br>「君も教えてくれないか。どうしてあんな場所にいたのか、<br> その刺青は――…」<br>「……すまない」<br>「まずは君の名前を教えてくれ」 | ;「俺の事はとりあえずセイバーと呼んでくれ。恩人に名乗らぬままなのは不名誉ではあるが、いずれ機を見て真名は教えよう」<br>「君も教えてくれないか。どうしてあんな場所にいたのか、<br> その刺青は――…」<br>「……すまない」<br>「まずは君の名前を教えてくれ」 | ||
:質問をする前に、まだ一番大切なことを教えてもらっていないことに気付く。 | :質問をする前に、まだ一番大切なことを教えてもらっていないことに気付く。 | ||
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;「一度やってみたかったんだ。『騎士は徒手にて死せず』と言って、拾った枝一本で敵を打ち払った、湖の騎士の真似事をな」 | ;「一度やってみたかったんだ。『騎士は徒手にて死せず』と言って、拾った枝一本で敵を打ち払った、湖の騎士の真似事をな」 | ||
:ランサーに対して、拾った木の枝を構えて。 | :ランサーに対して、拾った木の枝を構えて。 | ||
:アーサー王フリークなだけあって、[[ランスロット]]の逸話にも詳しい。そして宝具名となった言葉も、彼の聞いた物語の中では一種の決め台詞のようである。 | :アーサー王フリークなだけあって、[[ランスロット]]の逸話にも詳しい。そして宝具名となった言葉も、彼の聞いた物語の中では一種の決め台詞のようである。 | ||
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== メモ == | == メモ == | ||
*'''警察に逮捕された挙句、その姿が全米に生中継される'''という前代未聞の大暴挙をやらかした上に'''一般人の目の前で霊体化する'''など、神秘の秘匿には非常に無頓着。[[フラット・エスカルドス]]ですら、秘匿には(一応)気遣いを見せているのに、それ以上のとんでもなさである。 | *'''警察に逮捕された挙句、その姿が全米に生中継される'''という前代未聞の大暴挙をやらかした上に'''一般人の目の前で霊体化する'''など、神秘の秘匿には非常に無頓着。[[フラット・エスカルドス]]ですら、秘匿には(一応)気遣いを見せているのに、それ以上のとんでもなさである。 | ||
− | * | + | *作者のインタビューによると、打ち合わせの時には武内崇より'''「性別を女性にして、セイバー顔にしませんか」'''と提案されたらしい。一緒にいた奈須きのこには「はっきり断ったほうがいいぞ!」と言われたとか。 |
*召喚に用いられた触媒は、「アインツベルンがエクスカリバーの鞘を発掘した際にそれが収まっていた箱」であり、鞘と同じ紋章が入っていたことからアーサー王を確実に召喚できる触媒と目されていたが、実際に召喚されたのは彼であった。 | *召喚に用いられた触媒は、「アインツベルンがエクスカリバーの鞘を発掘した際にそれが収まっていた箱」であり、鞘と同じ紋章が入っていたことからアーサー王を確実に召喚できる触媒と目されていたが、実際に召喚されたのは彼であった。 | ||
**経過を考えると、一度失われたエクスカリバーの鞘をリチャードが発見し、鞘に合わせて箱を作ってコーンウォールに納め、それが後世になってアインツベルンに発掘されたということになる。 | **経過を考えると、一度失われたエクスカリバーの鞘をリチャードが発見し、鞘に合わせて箱を作ってコーンウォールに納め、それが後世になってアインツベルンに発掘されたということになる。 | ||
224行目: | 192行目: | ||
**少なくとも、1273年頃に在位していたとされた[[ハサン・サッバーハ〔呪腕のハサン〕|呪腕のハサン]]、呪腕以降の代である[[ハサン・サッバーハ〔百貌のハサン〕|百貌のハサン]]ではないことが分かる。 | **少なくとも、1273年頃に在位していたとされた[[ハサン・サッバーハ〔呪腕のハサン〕|呪腕のハサン]]、呪腕以降の代である[[ハサン・サッバーハ〔百貌のハサン〕|百貌のハサン]]ではないことが分かる。 | ||
**初代である[[“山の翁”]]の活動時期が11世紀から12世紀にかけてであり、暗殺教団が1273年以降まで存続していたことを踏まえれば、比較的古い代の「山の翁」であったことが推測できる。 | **初代である[[“山の翁”]]の活動時期が11世紀から12世紀にかけてであり、暗殺教団が1273年以降まで存続していたことを踏まえれば、比較的古い代の「山の翁」であったことが推測できる。 | ||
− | **史実上でこのポジションに相当する人物として、シリアのニザール派指導者「ラシード・ウッディーン・スィナーン」が存在する。実際は学者肌の人物であった、と伝えられる本来のハサン・サッバーハに対し、「暗殺教団」「山の老人」伝説の基となったラシードはより'''「Fate世界のハサン」''' | + | **史実上でこのポジションに相当する人物として、シリアのニザール派指導者「ラシード・ウッディーン・スィナーン」が存在する。実際は学者肌の人物であった、と伝えられる本来のハサン・サッバーハに対し、「暗殺教団」「山の老人」伝説の基となったラシードはより'''「Fate世界のハサン」'''に近い存在と言える。現状では作中においてサラディン共々実名の言及がされていないが、純粋な大人の事情なのかあるいはストーリー上の仕掛けなのか…? |
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*『Grand Order』の六章の前日譚ではリチャード一世の名を名乗りながら、特徴が彼に全く共通しないサーヴァントが第六特異点に現れていた。偽者ではあるが、その実力は凄まじく「偽りの十字軍」を召喚して従え、「ギフトを与えられた円卓の騎士達が総がかりでやっても2,3人は確実に犠牲が出る」と評される魔人であった。最終的にはガレスに捨て身で押さえられたところをガウェインによって倒されるという末路を辿っている。この偽者のリチャードの正体は現時点では不明。竹箒日記でその概略に触れられたものの<ref group = "出">[http://www.typemoon.org/bbb/diary/log/201607.html 竹箒日記2016/7/31]</ref>、『Grand Order』ゲーム本編では一切登場せず、魔術王に関わりがあるかどうかすら定かではない。 | *『Grand Order』の六章の前日譚ではリチャード一世の名を名乗りながら、特徴が彼に全く共通しないサーヴァントが第六特異点に現れていた。偽者ではあるが、その実力は凄まじく「偽りの十字軍」を召喚して従え、「ギフトを与えられた円卓の騎士達が総がかりでやっても2,3人は確実に犠牲が出る」と評される魔人であった。最終的にはガレスに捨て身で押さえられたところをガウェインによって倒されるという末路を辿っている。この偽者のリチャードの正体は現時点では不明。竹箒日記でその概略に触れられたものの<ref group = "出">[http://www.typemoon.org/bbb/diary/log/201607.html 竹箒日記2016/7/31]</ref>、『Grand Order』ゲーム本編では一切登場せず、魔術王に関わりがあるかどうかすら定かではない。 | ||
233行目: | 200行目: | ||
:史実におけるリチャード一世も音楽好きであり、お気に入りの吟遊詩人とともに詩を詠い合ったり、「囚われ人は決して(Ja nus hons pris)」という単旋律歌曲を作ったという逸話が残されている。また彼の伝説には、幽閉されたリチャードの安否と捕囚場所を知るため、捕えられた城壁の下でお気に入りの吟遊詩人が王の好きな歌を歌い、彼が歌い返すことでその場所を教えたというものがある。なにかと音楽に関するエピソードが多い英雄である。 | :史実におけるリチャード一世も音楽好きであり、お気に入りの吟遊詩人とともに詩を詠い合ったり、「囚われ人は決して(Ja nus hons pris)」という単旋律歌曲を作ったという逸話が残されている。また彼の伝説には、幽閉されたリチャードの安否と捕囚場所を知るため、捕えられた城壁の下でお気に入りの吟遊詩人が王の好きな歌を歌い、彼が歌い返すことでその場所を教えたというものがある。なにかと音楽に関するエピソードが多い英雄である。 | ||
:ちなみに、作中でセイバーがエレキギターの即興演奏をした際の発言で「ヘマをやらかして捕まった時に気まぐれで作った曲のリズムを少し速くしてみた」と語っていたことから、型月世界でも幽閉時の伝説は健在な様子。 | :ちなみに、作中でセイバーがエレキギターの即興演奏をした際の発言で「ヘマをやらかして捕まった時に気まぐれで作った曲のリズムを少し速くしてみた」と語っていたことから、型月世界でも幽閉時の伝説は健在な様子。 | ||
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;悪逆非道の王? | ;悪逆非道の王? | ||
239行目: | 205行目: | ||
:史実におけるリチャード一世はその勇猛さゆえイスラム諸国から恐れられており、伝承では上陸のために船を着ける前に海へと飛び込み、手にした斧で寄せ来る敵兵を片っ端から殺していった話が残されている。また、イスラエル北部のアッコンにて捕虜(女性と子ども含む)約3000人を殺したことから、アラブ地域では言うことを聞かない子供に「リチャード王が捕まえにくるぞ」という脅し文句が生まれた。 | :史実におけるリチャード一世はその勇猛さゆえイスラム諸国から恐れられており、伝承では上陸のために船を着ける前に海へと飛び込み、手にした斧で寄せ来る敵兵を片っ端から殺していった話が残されている。また、イスラエル北部のアッコンにて捕虜(女性と子ども含む)約3000人を殺したことから、アラブ地域では言うことを聞かない子供に「リチャード王が捕まえにくるぞ」という脅し文句が生まれた。 | ||
:型月世界においてもこのような蛮行を働いているかどうかは定かではないが、リチャード自身の口から敵から恐れられた話を、やや自虐的な様子で語っているため、なにかしら思うところはあるのだろう。 | :型月世界においてもこのような蛮行を働いているかどうかは定かではないが、リチャード自身の口から敵から恐れられた話を、やや自虐的な様子で語っているため、なにかしら思うところはあるのだろう。 | ||
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;金遣いの荒さについて | ;金遣いの荒さについて |