「人理継続保障機関フィニス・カルデア」を編集中
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==概要== | ==概要== | ||
− | + | 人類の未来を語る資料館。時計塔の天体科を牛耳る魔術師の貴族である、[[マリスビリー・アニムスフィア]]が創立した未来を保障するための機関。<br> | |
− | + | [[アニムスフィア家]]が管理しており、アニムスフィアの使命、一族をかけて成しえる命題、<ruby><rb>冠位指定</rb><rt>グランドオーダー</rt></ruby>“この惑星の人類史の保障”を成しえる組織。<br> | |
魔術だけでは見えず、科学だけでは計れない世界を観測し、人類の決定的な絶滅を防ぐ為の各国共同で成立された特務機関。<br> | 魔術だけでは見えず、科学だけでは計れない世界を観測し、人類の決定的な絶滅を防ぐ為の各国共同で成立された特務機関。<br> | ||
表面上はどこの国でもない世界の中心にある標高6,000メートルの雪山の地下に作られた地下工房。地球上の最南端、西経0度にある南極大陸に建てられた地球最大にして唯一の人理観測所。<br> | 表面上はどこの国でもない世界の中心にある標高6,000メートルの雪山の地下に作られた地下工房。地球上の最南端、西経0度にある南極大陸に建てられた地球最大にして唯一の人理観測所。<br> | ||
カルデアをどの国にも私的に運用されないように、神秘の残り香によって隠された山脈を魔術結界で補強し、その所在と機密を陰匿し続けた<ref group = "注">現実の南極大陸に標高6,000メートルの雪山は存在せず、作中でも主人公はその事を指摘している。</ref>。<br> | カルデアをどの国にも私的に運用されないように、神秘の残り香によって隠された山脈を魔術結界で補強し、その所在と機密を陰匿し続けた<ref group = "注">現実の南極大陸に標高6,000メートルの雪山は存在せず、作中でも主人公はその事を指摘している。</ref>。<br> | ||
− | + | 内部は非常に広く、[[ハサン・サッバーハ〔百貌のハサン〕|百貌のハサン]]がメンバー全員を動員して総力を挙げてそれなりの時間を使っても完全に探索しきれないほど。<br> | |
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− | + | 塩基配列や霊器属性の確認、指紋認証、声帯認証、遺伝子認証、魔術回路の測定などを行い、登録名と一致した霊長類の一員と認められ、入館できる。<br> | |
+ | 100年後に時代設定したカルデアス表面の文明の光を観測する事により、未来における人類社会の存続を保障する事を任務とする。<br> | ||
− | + | ===[[Fate/Grand Order]]劇中におけるカルデアの歩み=== | |
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− | + | 2016年の人類滅亡が証明されたことを受けて、本来は存在しないはずの過去の特異点事象を発見し、これに介入して破壊する事により未来を修正するための作戦を始動した。なおこれら各種の研究や実験は国連の承認の下で実施されている。 | |
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− | + | 人理焼却を目論むゲーティアの使いであるレフによってカルデアのレイシフトルームが爆破され、47人のマスター候補は瀕死の重傷を負い、オルガマリーは肉体的に死亡したことで、その動きは早くも叩き潰されたかに見えた。<br> | |
− | + | だがその直後、カルデアスの磁場により人理焼却から免れ、時間軸からはじき出されたことで、カルデアは未来を見通す千里眼を持つゲーティアですら発見できない唯一の反攻拠点となった。 | |
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その現状において唯一健在であった[[主人公 (Grand Order)|マスター]]が召喚に成功し契約を結んだサーヴァント達は、カルデアからの魔力提供を受けこの基地にそれぞれ存在の基点を作り一時的な受肉を果たしている。このため、契約した英霊たちは聖杯探索(グランドオーダー)発令中に限り、英霊の座ではなくカルデアをホームとする。カルデアではマスターが負担する現界用の魔力を最小限に抑えるよう、その電力の四割をサーヴァント達との契約維持に費やしている。<br> | その現状において唯一健在であった[[主人公 (Grand Order)|マスター]]が召喚に成功し契約を結んだサーヴァント達は、カルデアからの魔力提供を受けこの基地にそれぞれ存在の基点を作り一時的な受肉を果たしている。このため、契約した英霊たちは聖杯探索(グランドオーダー)発令中に限り、英霊の座ではなくカルデアをホームとする。カルデアではマスターが負担する現界用の魔力を最小限に抑えるよう、その電力の四割をサーヴァント達との契約維持に費やしている。<br> | ||
− | 加えて、カルデアで召喚されるサーヴァントの多くは、マスターとの距離が近いほど、端的に言うと力が増幅されるという性質を持つことになる。 | + | 加えて、カルデアで召喚されるサーヴァントの多くは、マスターとの距離が近いほど、端的に言うと力が増幅されるという性質を持つことになる。 |
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− | + | 一部の英霊の存在は、他の英霊間の生活に大きな影響力を及ぼす場合が確認されている。とりわけエミヤのレイシフトへの出向はカルデアの食事供給ラインの崩壊をきたす可能性が大きく、その場合聖剣や鬼の手が飛び交うことになるという<ref group = "出">『ハロウィン・ストライク!』</ref>。<br> | |
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他、子供の姿で現界した英霊たちも数人ほど存在し、彼らはカルデア子供チームと総称される。<br> | 他、子供の姿で現界した英霊たちも数人ほど存在し、彼らはカルデア子供チームと総称される。<br> | ||
また、度々騒動を引き起こす英霊の増加に伴い、『悪巧み四天王対策マニュアル』なるものを配布している模様。 | また、度々騒動を引き起こす英霊の増加に伴い、『悪巧み四天王対策マニュアル』なるものを配布している模様。 | ||
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人理が安定しないうちは如何なる“イフ”をも許容し利用する存在ではあるが、自らの欠陥を誰もがわかっていながらも人理焼却によって人材の補充が完全に不可能であったため、根本的な解決策、対抗策を講じることもまたできていなかった。 | 人理が安定しないうちは如何なる“イフ”をも許容し利用する存在ではあるが、自らの欠陥を誰もがわかっていながらも人理焼却によって人材の補充が完全に不可能であったため、根本的な解決策、対抗策を講じることもまたできていなかった。 | ||
− | + | 人理修復が果たされた後、魔術協会から派遣された第一次査問団が到着し次第、人事の再編が行われる予定となった。<br> | |
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創造科からオーガスタス・ヘンリク・アスプルンド、鉱石科からクラスト・レニー・ウェグナー、全体基礎科からはバレイア・サイクルフィ、動物科からはミザリア・クロウラム、さらに法政科までもが絡んでくるとみられた。<br> | 創造科からオーガスタス・ヘンリク・アスプルンド、鉱石科からクラスト・レニー・ウェグナー、全体基礎科からはバレイア・サイクルフィ、動物科からはミザリア・クロウラム、さらに法政科までもが絡んでくるとみられた。<br> | ||
− | データの解析と並行でカルデアの立て直しを図るが、これまでのスタッフは、カルデアの爆破工作を実行し、極めて優秀な魔術師38人を昏睡状態に陥れた[[レフ・ライノール]]に実質的に協力した容疑者として沙汰を待つ側となり、カルデア自体もアニムスフィアの後継者が出るまではあらゆる権限は食い尽くされているか、最悪、功績の一切を無視してのカルデアの凍結、人員も含めて封印処理もあり得ると危惧された。事実、(新所長を始めとする査問官がカルデアに到着するまで)魔術協会はカルデアへの援助をストップした。 | + | データの解析と並行でカルデアの立て直しを図るが、これまでのスタッフは、カルデアの爆破工作を実行し、極めて優秀な魔術師38人を昏睡状態に陥れた[[レフ・ライノール]]に実質的に協力した容疑者として沙汰を待つ側となり、カルデア自体もアニムスフィアの後継者が出るまではあらゆる権限は食い尽くされているか、最悪、功績の一切を無視してのカルデアの凍結、人員も含めて封印処理もあり得ると危惧された。事実、(新所長を始めとする査問官がカルデアに到着するまで)魔術協会はカルデアへの援助をストップした。 |
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その準備と時期を同じくして、冠位時間神殿から逃亡した魔神柱によって形成された亜種特異点の発見に伴い、その解決を目的とする作戦「レムナントオーダー」が発令される。<br> | その準備と時期を同じくして、冠位時間神殿から逃亡した魔神柱によって形成された亜種特異点の発見に伴い、その解決を目的とする作戦「レムナントオーダー」が発令される。<br> | ||
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こういった手配は[[ロマニ・アーキマン|ロマン]]が得意としていたが、現状はマニュアルのみが残されている。 | こういった手配は[[ロマニ・アーキマン|ロマン]]が得意としていたが、現状はマニュアルのみが残されている。 | ||
− | + | レムナントオーダー終了後の2017年12月26日に新所長ゴルドルフ・ムジーク率いる査問官達がカルデアに到着し、それに備えて[[レオナルド・ダ・ヴィンチ|ダヴィンチ]]を除く全サーヴァントの退去が行われた。<br> | |
+ | その後各既存スタッフに対する6時間にわたる尋問と冷凍保存されていたAチームの解凍作業等が行われた…が、2017年12月31日のAチームの解凍作業終了直後、「表向き」は聖堂協会の査問官だった[[言峰綺礼]]及び、[[コヤンスカヤ]]、そして異聞帯のサーヴァントである[[アナスタシア・ニコラエヴナ・ロマノヴァ|アナスタシア]]率いる殺戮猟兵がカルデアを襲撃。制御を乗っ取られ、退避すら儘ならない状況に陥る。<br> | ||
+ | 最終的に[[主人公 (Grand Order)]]を含めた既存スタッフ10名及びゴルドルフは、ダ・ヴィンチを含む重大な犠牲を払いながらもカルデアを脱出。残るカルデアスタッフ及び査問官・傭兵達は全滅し、カルデアは彼らに完全に制圧、中枢ともいえるカルデアスは'''物理的に凍結'''された。 | ||
− | + | なお2018年度以降、第一部クリア前プレイヤーを対象に入れたイベントではネタバレを防ぐため、カルデア並びにダ・ヴィンチが健在である時期の間に展開されるのだが、厳密な時系列は曖昧にされている。 | |
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===カルデアの真実=== | ===カルデアの真実=== | ||
− | + | 国連主催の組織であるカルデアだが、その内情はロード・アニムスフィアの研究施設であり、「人類の未来を見守る」という大義のもとに、初代所長は極秘裏で英霊と人間を融合させるデミ・サーヴァントの実験といった非人道的な試みも少なからず行っていた<ref group = "注">幕間の物語「英霊憑依」ではエルメロイⅡ世がデミ・サーヴァントの説明を聞いた際「そんなふざけた組織だったら即座に解体を提案している」と述べている。</ref>。 | |
時計塔において、カルデアとアニムスフィア家の理論は「机上の空論に過ぎない」と軽視されたが、2004年に起きた聖杯戦争で参加したマリスビリーが勝者となったことに端を発し、英霊召喚システムの確立や未来観測と時代への干渉による仮想実験といった度重なる成功によってその評価は覆る。これが、天文台に過ぎなかったカルデアが研究施設さながらの設備を持つようになった一因となる。 | 時計塔において、カルデアとアニムスフィア家の理論は「机上の空論に過ぎない」と軽視されたが、2004年に起きた聖杯戦争で参加したマリスビリーが勝者となったことに端を発し、英霊召喚システムの確立や未来観測と時代への干渉による仮想実験といった度重なる成功によってその評価は覆る。これが、天文台に過ぎなかったカルデアが研究施設さながらの設備を持つようになった一因となる。 | ||
− | + | 「カルデアスは根源に到達する為に開発された」と[[言峰綺礼]]が発言していることから、この組織は具体的な方法こそ不明ではあるが[[マリスビリー・アニムスフィア|マリスビリー]]自身が根源に到達する為を主目的として築き上げられたモノだったといえる。 | |
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− | 「カルデアスは根源に到達する為に開発された」と[[ | ||
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==カルデアの区画== | ==カルデアの区画== | ||
;マイルーム | ;マイルーム | ||
− | :[[主人公 (Grand Order)|マスター]]の部屋。ベッドと棚の他、トイレとシャワーが併設されている<ref group = "注">『マンガで分かる!Fate/Grand | + | :[[主人公 (Grand Order)|マスター]]の部屋。ベッドと棚の他、トイレとシャワーが併設されている<ref group = "注">『マンガで分かる!Fate/Grand Order』ではラブホみたいなシャワー等と言われていた。</ref>。あまり私物は無い。 |
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:ゲーム上ではお気に入りに設定したサーヴァントを連れ込んでおり、マイルームページでのセリフが聞けるが、特定の条件を満たさない限り聞けないボイスもある。 | :ゲーム上ではお気に入りに設定したサーヴァントを連れ込んでおり、マイルームページでのセリフが聞けるが、特定の条件を満たさない限り聞けないボイスもある。 | ||
:設定上では様々なサーヴァントからの頼まれごとを気安く引き受け、解決のために助力することから、一部のサーヴァントから、主人公のマイルームは「サーヴァント悩み相談室」として扱われている。 | :設定上では様々なサーヴァントからの頼まれごとを気安く引き受け、解決のために助力することから、一部のサーヴァントから、主人公のマイルームは「サーヴァント悩み相談室」として扱われている。 | ||
:なお、マイルーム会話によると一部のサーヴァントが掃除している他、[[清姫]]、[[源頼光]]、[[ハサン・サッバーハ〔静謐のハサン〕|静謐のハサン]]が夜這いを仕掛けている。 | :なお、マイルーム会話によると一部のサーヴァントが掃除している他、[[清姫]]、[[源頼光]]、[[ハサン・サッバーハ〔静謐のハサン〕|静謐のハサン]]が夜這いを仕掛けている。 | ||
:シバの女王の幕間の物語『針の穴を通るより難しい』では、マイルームを簡易シミュレーター室にする改装がされていた。カルデアの某職員(ケモ耳&姉属性)に[[ジャガーマン]]が肉球をぷにぷにさせることでたらしこんだ。工費を聞くと、損益の概念が乱れるとのこと。 | :シバの女王の幕間の物語『針の穴を通るより難しい』では、マイルームを簡易シミュレーター室にする改装がされていた。カルデアの某職員(ケモ耳&姉属性)に[[ジャガーマン]]が肉球をぷにぷにさせることでたらしこんだ。工費を聞くと、損益の概念が乱れるとのこと。 | ||
− | :オジマンディアスの幕間の物語『ファラオよりの光悦』における[[ギルガメッシュ]] | + | :オジマンディアスの幕間の物語『ファラオよりの光悦』における[[ギルガメッシュ]]によると、マイルームが棺桶のように並んでいる区画があるとのことなので、本来は各マスターごとに用意されていたものと思われる。 |
:幾多のサーヴァントからチョコだけでなく神獣やらぬいぐるみやら聖遺物を貰っている影響で「異界化が進んでいる」とは刑部姫の言。 | :幾多のサーヴァントからチョコだけでなく神獣やらぬいぐるみやら聖遺物を貰っている影響で「異界化が進んでいる」とは刑部姫の言。 | ||
;廊下 | ;廊下 | ||
− | : | + | :円形をした通路。主人公はここで熟睡していた。 |
− | :移動だけでなく立ち話の場でもある。相当に広大であるのか、[[ | + | :移動だけでなく立ち話の場でもある。相当に広大であるのか、[[アルトリア・ペンドラゴン〔ランサーオルタ〕|馬に乗っている奴]]や[[アルトリア・ペンドラゴン〔オルタ〕|ソリに乗っている奴]]は自身の騎乗物で平然と走っている模様。 |
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;中央管制室 | ;中央管制室 | ||
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:職員やサーヴァントの為の料理を作る厨房。食料庫も併設されている。 | :職員やサーヴァントの為の料理を作る厨房。食料庫も併設されている。 | ||
:普段の食事に加えて、お月見やバレンタインデーなどのイベント用の調理にも使用される。 | :普段の食事に加えて、お月見やバレンタインデーなどのイベント用の調理にも使用される。 | ||
− | :作中では[[エミヤ]]と[[ブーディカ]]が主に厨房を取り仕切っており、[[タマモキャット]]がサブチーフ。[[両儀式〔アサシン〕]]、[[源頼光]]、[[アイリスフィール〔天の衣〕]]もよく使用しているとか。 | + | :作中では[[エミヤ]]と[[ブーディカ]]が主に厨房を取り仕切っており、[[タマモキャット]]がサブチーフ。[[両儀式〔アサシン〕]]、[[源頼光]]、[[アイリスフィール〔天の衣〕]]もよく使用しているとか。 |
− | : | + | :イベントや幕間の物語などで舞台になる頻度は高いのだが背景絵がまったくなく、廊下の背景絵が流用されているために「廊下で立ち食いしている」等と揶揄されることも。 |
:後に期間限定イベント『ぐだぐだ帝都聖杯奇譚』の際に廊下の背景絵を元にしたフードコード風の飲食スペースの背景絵がようやく登場したが、2018年6月のことだったので既にカルデアは崩壊後であった。 | :後に期間限定イベント『ぐだぐだ帝都聖杯奇譚』の際に廊下の背景絵を元にしたフードコード風の飲食スペースの背景絵がようやく登場したが、2018年6月のことだったので既にカルデアは崩壊後であった。 | ||
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;体育館 | ;体育館 | ||
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;図書室 | ;図書室 | ||
:[[ベディヴィエール (Grand Order)|ベディヴィエール]]などが本を借りるらしいが詳細は不明。 | :[[ベディヴィエール (Grand Order)|ベディヴィエール]]などが本を借りるらしいが詳細は不明。 | ||
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;レクリエーションルーム | ;レクリエーションルーム | ||
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;格納庫 | ;格納庫 | ||
− | :[[シャーロック・ホームズ]] | + | :『禁忌降臨庭園 セイレム』で[[シャーロック・ホームズ]]がこもっていることが語られた。 |
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;ロストルーム | ;ロストルーム | ||
:カルデアのちょっとした怪談。 | :カルデアのちょっとした怪談。 | ||
− | : | + | :管制室の裏手にある、元は休憩室というかサロンだっものを改装した倉庫エリアにあるとされる。 |
:午前0時に入ると失われた者を見る、あるいは失う者を見るという報告が多発している。今では倉庫として忘れ去られた前所長時代の遺物。 | :午前0時に入ると失われた者を見る、あるいは失う者を見るという報告が多発している。今では倉庫として忘れ去られた前所長時代の遺物。 | ||
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;医療室 | ;医療室 | ||
:メンタルケア含む各種治療行為を担う医療施設。ロマニが本来常駐すべき場所。 | :メンタルケア含む各種治療行為を担う医療施設。ロマニが本来常駐すべき場所。 | ||
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;大浴場 | ;大浴場 | ||
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:空き蔵を[[ロマニ・アーキマン]]が改築したもの。ムーンライトと名札が書かれている。<ruby><rb>AV</rb><rt>オーディオ</RT></RUBY>機材、防音設備、カラオケマシンがある。 | :空き蔵を[[ロマニ・アーキマン]]が改築したもの。ムーンライトと名札が書かれている。<ruby><rb>AV</rb><rt>オーディオ</RT></RUBY>機材、防音設備、カラオケマシンがある。 | ||
:カラオケ部屋は[[ネロ・クラウディウス]]と[[エリザベート=バートリー]]が使っており、[[レオナルド・ダ・ヴィンチ]]が「しばらく近づかない方が良い」という事態になっていた。 | :カラオケ部屋は[[ネロ・クラウディウス]]と[[エリザベート=バートリー]]が使っており、[[レオナルド・ダ・ヴィンチ]]が「しばらく近づかない方が良い」という事態になっていた。 | ||
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== カルデアの発明 == | == カルデアの発明 == | ||
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;疑似地球環境モデル・カルデアス | ;疑似地球環境モデル・カルデアス | ||
− | : | + | :1990年に完成したカルデアの発明の一つ。惑星には魂があるとの定義に基き、その魂を複写する事により作り出された小型の疑似天体。いわば小さな地球のコピーである。アニムスフィアの“地球の人類史の保障”というグランドオーダーの結論として作り上げた魔術礼装。 |
:カルデアスは同時に地球のライブラリとして機能する。未来は変動するものであるため、100年先の未来の詳細は観測できないとされるが、確定した過去の詳細は引き出せる。いわば人類史の過去に向かう羅針盤であり、人体を量子分解し過去に出力するレイシフトもカルデアスがあればその成功率は格段に跳ね上がる。 | :カルデアスは同時に地球のライブラリとして機能する。未来は変動するものであるため、100年先の未来の詳細は観測できないとされるが、確定した過去の詳細は引き出せる。いわば人類史の過去に向かう羅針盤であり、人体を量子分解し過去に出力するレイシフトもカルデアスがあればその成功率は格段に跳ね上がる。 | ||
:位相が違うため干渉はできないが、シバによる観測は可能。地球環境のモデルを投影し星の状態を過去や未来に設定し観測する事が出来、現実の地球の様々な時代を正確に再現可能。<br/>[[マリスビリー・アニムスフィア]]はカルデアスの設定を100年後に定め、カルデアスに文明の光が灯っていれば人類は100年後も存命していると確認しようとしていたが、人類史が焼却され人理があやふやな状態下では、カルデアスにおける観測は様々な可能性が入り乱れている。 | :位相が違うため干渉はできないが、シバによる観測は可能。地球環境のモデルを投影し星の状態を過去や未来に設定し観測する事が出来、現実の地球の様々な時代を正確に再現可能。<br/>[[マリスビリー・アニムスフィア]]はカルデアスの設定を100年後に定め、カルデアスに文明の光が灯っていれば人類は100年後も存命していると確認しようとしていたが、人類史が焼却され人理があやふやな状態下では、カルデアスにおける観測は様々な可能性が入り乱れている。 | ||
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:彼に残された十年の活動時間内では、どうあっても起動は行えないと判断したマリスビリーは、その起動を早める為に冬木の聖杯戦争に参加し勝利、大聖杯に「巨万の富」を願う事で起動を実現した。 | :彼に残された十年の活動時間内では、どうあっても起動は行えないと判断したマリスビリーは、その起動を早める為に冬木の聖杯戦争に参加し勝利、大聖杯に「巨万の富」を願う事で起動を実現した。 | ||
:カルデアを制圧したNFFサービスに同行していた[[グレゴリー・ラスプーチン]]は「カルデアスは根源に到達する為に開発された」と発言しており、[[マリスビリー・アニムスフィア|マリスビリー]]自身が根源に到達する為に必要不可欠な要であったことが確実視されている。 | :カルデアを制圧したNFFサービスに同行していた[[グレゴリー・ラスプーチン]]は「カルデアスは根源に到達する為に開発された」と発言しており、[[マリスビリー・アニムスフィア|マリスビリー]]自身が根源に到達する為に必要不可欠な要であったことが確実視されている。 | ||
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;近未来観測レンズ・シバ | ;近未来観測レンズ・シバ | ||
− | :1999年に完成した、[[シバの女王]] | + | :1999年に完成した、[[シバの女王]]の名を冠しているカルデアの発明の一つ。カルデアスを観測するための専用望遠鏡。人理保障機関カルデアの顧問を務める魔術師である、レフ・ライノールが開発した、幻視を得る極めて高度な呪具。 |
:カルデアスを取り囲むように配置された、いわば地球観測衛星のようなもの。カルデア内のほぼ全域を監視し、写し出すモニターとしても機能している。 | :カルデアスを取り囲むように配置された、いわば地球観測衛星のようなもの。カルデア内のほぼ全域を監視し、写し出すモニターとしても機能している。 | ||
− | : | + | :一方でレフの独断により、魔神柱群がゲーティアにとって不慮な行動を取らないための監視・抑止機能が密かに付加されていた([[ラウム]]はこれを「足枷とも言うべきセーフティ」だと述べていた)。実際にあたかも低位の知能の如き行動として、[[シバの女王]]を自発的に召喚しセイレムに送り込んでいたのである。 |
− | : | + | :観測できるのは西暦までで、紀元前以上に遡ると精度が落ち、必要な魔力と電力も膨大なものとなる。霊基の濃度の他に、その数も観測する。 |
:現代に対しては観測できず用をなさないが、『禁忌降臨庭園 セイレム』では観測対象が現代のセイレムにも関わらず、恐るべき精度の情報をもたらした。 | :現代に対しては観測できず用をなさないが、『禁忌降臨庭園 セイレム』では観測対象が現代のセイレムにも関わらず、恐るべき精度の情報をもたらした。 | ||
: [[シバの女王]]の精神状態に同調して稼働する性質を持ち、他の機材にまでも影響が及んで、思わぬ不調を来すことも。 | : [[シバの女王]]の精神状態に同調して稼働する性質を持ち、他の機材にまでも影響が及んで、思わぬ不調を来すことも。 | ||
204行目: | 151行目: | ||
;守護英霊召喚システム・フェイト | ;守護英霊召喚システム・フェイト | ||
− | : | + | :2004年に完成したカルデアの発明の一つ。冬木の聖杯戦争での英霊召喚を元に前所長[[マリスビリー・アニムスフィア]]によって作られた召喚式。英霊とマスター双方の合意があって初めて召喚出来る。 |
− | :ストーリー上では、カルデアはこれを用いて三騎のサーヴァントの召喚に成功してきた。第一号は[[ソロモン]]、第二号は[[マシュ・キリエライト]]の中に召喚された[[ギャラハッド]]、第三号は技術開発部部長として常駐した[[レオナルド・ダ・ヴィンチ]] | + | :ストーリー上では、カルデアはこれを用いて三騎のサーヴァントの召喚に成功してきた。第一号は[[ソロモン]]、第二号は[[マシュ・キリエライト]]の中に召喚された[[ギャラハッド]]、第三号は技術開発部部長として常駐した[[レオナルド・ダ・ヴィンチ]]。 |
− | : | + | :第三号を除くサーヴァントは機密事項となっており、第一号であるソロモンに至ってはマリスビリーがひた隠しにしていた為か現所長のオルガマリーすらも知らなかった。また、このシステムの基礎は第二号であるギャラハッドの協力によってようやく実証にこぎつけたとのこと。 |
− | : | + | :マシュがデミ・サーヴァントとなってからは彼女の宝具である十字の大盾を触媒に用いて召喚サークルの設置を行う他、英霊の召喚システムを応用してレイシフトを行う、カルデアの活動にとって第二の要を担っている。 |
+ | :加えて人理焼却という未曾有の災害が起きたこと、またカルデアの英霊召喚システムの未熟さによる「その隙間の多さ、曖昧さのおかげ」で、通常ならば例外・不可能・極低確率とされるサーヴァントの召喚も可能となった。 | ||
+ | :何故本来は成立しない“イフの人類史”の英霊まで扱うことができるのかは不明。 | ||
:『禁忌降臨庭園 セイレム』では[[シバの女王]]が英霊召喚システムを暴走させ、自らを触媒に[[キルケー|一人の英霊]]をセイレムに送り込んだ。 | :『禁忌降臨庭園 セイレム』では[[シバの女王]]が英霊召喚システムを暴走させ、自らを触媒に[[キルケー|一人の英霊]]をセイレムに送り込んだ。 | ||
− | :レムナントオーダー完遂後は不測の事態に備えてダ・ヴィンチ及び[[シャーロック・ホームズ]]の手で製作されたトランク型データバンクへの<RUBY><RB>霊基</RB><RT>セイントグラフ</RT></RUBY> | + | :なお、一度召喚・契約すれば、当該サーヴァントの霊基グラフはシステムにデータとして記録されるため、仮にそのサーヴァントが役目を終えて退去したとして、いつでも再契約が可能となっていた。<br/> |
+ | :レムナントオーダー完遂後は不測の事態に備えてダ・ヴィンチ及び[[シャーロック・ホームズ]]の手で製作されたトランク型データバンクへの<RUBY><RB>霊基</RB><RT>セイントグラフ</RT></RUBY>データ移植作業が実施され、カルデア陥落寸前にギリギリで作業が完了。脱出直前、ダ・ヴィンチの手から主人公の手に託され、謎の敵勢力の手に渡ることは阻止された。 | ||
:余談であるが、現実世界では2004年1月において『[[Fate/stay night]]』が発売されている。 | :余談であるが、現実世界では2004年1月において『[[Fate/stay night]]』が発売されている。 | ||
216行目: | 166行目: | ||
:ラプラスと併せてカルデアスの事象分析やレイシフトの実行に用いられる。 | :ラプラスと併せてカルデアスの事象分析やレイシフトの実行に用いられる。 | ||
:前所長が構築したレイシフトの中枢を担う召喚・喚起システムを実現するためにアトラス院が提供した疑似霊子演算器。 | :前所長が構築したレイシフトの中枢を担う召喚・喚起システムを実現するためにアトラス院が提供した疑似霊子演算器。 | ||
− | |||
;[[虚数潜航艇シャドウ・ボーダー]] | ;[[虚数潜航艇シャドウ・ボーダー]] | ||
223行目: | 172行目: | ||
:[[レオナルド・ダ・ヴィンチ]]が自身の予備ボディとして生み出した少女型人工サーヴァントを制御用に搭載している。 | :[[レオナルド・ダ・ヴィンチ]]が自身の予備ボディとして生み出した少女型人工サーヴァントを制御用に搭載している。 | ||
:[[アトラス院]]が提供した虚数観測機「ペーパームーン」を搭載しており、これによってゼロセイルを実行可能だが、成功率は三割以下。おまけに何処に出るか分からない。 | :[[アトラス院]]が提供した虚数観測機「ペーパームーン」を搭載しており、これによってゼロセイルを実行可能だが、成功率は三割以下。おまけに何処に出るか分からない。 | ||
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==サークル== | ==サークル== | ||
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:カルデア内で行われる経済活動の担い手達が集う。経済会とも。 | :カルデア内で行われる経済活動の担い手達が集う。経済会とも。 | ||
:当初は「カルデア・カルテル」という名称もあったが、軽やかな語感だがどこか聞こえが悪いという感じで没となり、ギルドらしい雰囲気のあるこの名称に決定となった。 | :当初は「カルデア・カルテル」という名称もあったが、軽やかな語感だがどこか聞こえが悪いという感じで没となり、ギルドらしい雰囲気のあるこの名称に決定となった。 | ||
− | :[[ダビデ]]や[[子ギル (Grand Order)|子ギル]] | + | :[[ダビデ]]や[[子ギル (Grand Order)|子ギル]]を誘おうとしたが、失敗した模様。 |
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==関連用語== | ==関連用語== | ||
− | ; | + | ;レイシフト |
:擬似霊子転移。疑似霊子変換投射。人間を擬似霊子化(魂のデータ化)させて異なる時間軸、異なる位相に送り込み、これを証明する空間航法。時間跳躍(タイムトラベル)と並行世界移動のミックス。マスターを霊子分解し、数値として時空帯に出力する。 | :擬似霊子転移。疑似霊子変換投射。人間を擬似霊子化(魂のデータ化)させて異なる時間軸、異なる位相に送り込み、これを証明する空間航法。時間跳躍(タイムトラベル)と並行世界移動のミックス。マスターを霊子分解し、数値として時空帯に出力する。 | ||
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:コミカライズ版『-turas réalta-』では詳細な説明がなされている、まずコフィンに入った人間の脳波から何からあらゆる数値を測定し、“○○という個体がどのような数値で成り立っているか”の定義付けをする。 | :コミカライズ版『-turas réalta-』では詳細な説明がなされている、まずコフィンに入った人間の脳波から何からあらゆる数値を測定し、“○○という個体がどのような数値で成り立っているか”の定義付けをする。 | ||
− | |||
:霊子変換こそ最も危険なモノと言われるが、これはコフィンに入った者の肉体を実際に分解する。同時にコフィンに入った人間がいなくなることで起きる歴史や因果の狂いを計算し、それを補正、つまり生きていると世界に“誤認”させる。 | :霊子変換こそ最も危険なモノと言われるが、これはコフィンに入った者の肉体を実際に分解する。同時にコフィンに入った人間がいなくなることで起きる歴史や因果の狂いを計算し、それを補正、つまり生きていると世界に“誤認”させる。 | ||
:その為に必要な膨大な電力と魔力を用いてカルデア内のあらゆる演算装置を駆動させ続ける。 | :その為に必要な膨大な電力と魔力を用いてカルデア内のあらゆる演算装置を駆動させ続ける。 | ||
+ | :定義付けが完了すればコフィンに魔術をかける。これは、コフィンを魔術的な「生きてるか死んでいるか分からない箱」に仕立て上げることで、入った者の生命活動は観測できなる。 | ||
:コフィンに入ってレイシフトする際は、安全性を上げるために[[主人公 (Grand Order)|主人公]]と[[マシュ・キリエライト|マシュ]]はレイシフトスーツを着用している。 | :コフィンに入ってレイシフトする際は、安全性を上げるために[[主人公 (Grand Order)|主人公]]と[[マシュ・キリエライト|マシュ]]はレイシフトスーツを着用している。 | ||
:[[ロマニ・アーキマン|ロマン]]によるとレイシフト先ではいつもの服に戻っているらしい。デミ・サーヴァントでもあるマシュが着ているのは生身の肉体を持っている故なのか、通常のサーヴァントはスーツを着なくても良いのかは不明。 | :[[ロマニ・アーキマン|ロマン]]によるとレイシフト先ではいつもの服に戻っているらしい。デミ・サーヴァントでもあるマシュが着ているのは生身の肉体を持っている故なのか、通常のサーヴァントはスーツを着なくても良いのかは不明。 | ||
:西暦より過去へのレイシフトは余りにも成功率が低く、管制室のスタッフ全員が一丸になっても、紀元前へのレイシフト証明は膨大な時間がかかる。 | :西暦より過去へのレイシフトは余りにも成功率が低く、管制室のスタッフ全員が一丸になっても、紀元前へのレイシフト証明は膨大な時間がかかる。 | ||
− | : | + | :未来へのレイシフトは難易度が高いだけで、本来は不可能ではないが、カルデアでは2017年から先のレイシフトはできない。 |
− | : | + | :1回レイシフトするごとに、職員一人の日給が飛ぶほどの費用がかかる。 |
:『禁忌降臨庭園 セイレム』では魔術協会、国連ともに今回の擬似霊子転移を最後にレイシフトを封印する決定を下し、2017年12月に赴任する[[ゴルドルフ・ムジーク]]の許可が降りない限り、何があろうとレイシフトは行われなくなる予定。 | :『禁忌降臨庭園 セイレム』では魔術協会、国連ともに今回の擬似霊子転移を最後にレイシフトを封印する決定を下し、2017年12月に赴任する[[ゴルドルフ・ムジーク]]の許可が降りない限り、何があろうとレイシフトは行われなくなる予定。 | ||
:この時点ですでにカルデアの地下炉心は協会からの厳命で停止させられており、大規模なレイシフトを行うための余剰魔力は一往復分しか残らず、また転移可能な人数も非常に限られている。 | :この時点ですでにカルデアの地下炉心は協会からの厳命で停止させられており、大規模なレイシフトを行うための余剰魔力は一往復分しか残らず、また転移可能な人数も非常に限られている。 | ||
:今回のミスト内部への突入に際しては、時間を移動することなくセイレム内部へと転移する「同時代レイシフト」が行われた。 | :今回のミスト内部への突入に際しては、時間を移動することなくセイレム内部へと転移する「同時代レイシフト」が行われた。 | ||
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;霊子筐体 | ;霊子筐体 | ||
− | : | + | :コフィン。レイシフトする際に用いるカプセル状の用具。コフィンに入らずにレイシフトを試みた場合、高確率で意味消失に耐え切れず失敗する。シフトの成功率が95%を下回ると電源が落ちるというブレーカーが付いている。 |
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:また、コフィンの内部にいる人間を凍結保存する機能も付いている。 | :また、コフィンの内部にいる人間を凍結保存する機能も付いている。 | ||
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;疑似霊子演算器 | ;疑似霊子演算器 | ||
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;プロメテウスの火 | ;プロメテウスの火 | ||
− | :カルデアの炉。[[ | + | :カルデアの炉。[[マーリン]]はこのプロメテウスの火にレイシフトじみた補給方法で魔力リソースを密かに提供していた。 |
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;ペーパームーン | ;ペーパームーン | ||
− | :虚数観測機。平面の月という意味を持つ名。虚数空間を観測・立証する羅針盤。[[アトラス院]]からカルデアへの贈り物の1つ。 | + | :虚数観測機。平面の月という意味を持つ名。虚数空間を観測・立証する羅針盤。:[[アトラス院]]からカルデアへの贈り物の1つ。 |
:カルデアスとの位相差を超える手段として用意されたものだが、シバが完成しレイシフトが実証できるようになったため、使い道がなくなった。 | :カルデアスとの位相差を超える手段として用意されたものだが、シバが完成しレイシフトが実証できるようになったため、使い道がなくなった。 | ||
:使うには[[アトラス院]]から使用許可を出してもらう必要があるが、[[シャーロック・ホームズ]]は第六特異点で[[アトラス院]]のトライヘルメスで極秘マニュアルを盗み見たため、使う事ができる。 | :使うには[[アトラス院]]から使用許可を出してもらう必要があるが、[[シャーロック・ホームズ]]は第六特異点で[[アトラス院]]のトライヘルメスで極秘マニュアルを盗み見たため、使う事ができる。 | ||
− | : | + | :虚数潜航艇シャドウ・ボーダーに搭載されている。 |
;ゼロセイル | ;ゼロセイル | ||
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;[[特異点]] | ;[[特異点]] | ||
− | : | + | :魔術王ソロモンが人理定礎を掻き乱すことで誕生した「間違った歴史」。 |
;サポート役 | ;サポート役 | ||
:カルデアのサーヴァントはサポート役として登録することで、特異点にレイシフトしている。 | :カルデアのサーヴァントはサポート役として登録することで、特異点にレイシフトしている。 | ||
:『伝承地底世界 アガルタ』では[[アストルフォ]]がコフィン担当官のスタッフに手伝ってもらい登録することで密航している。 | :『伝承地底世界 アガルタ』では[[アストルフォ]]がコフィン担当官のスタッフに手伝ってもらい登録することで密航している。 | ||
− | : | + | :明確に特定の人数しかレイシフトできない、とされている特異点でも、サポート役として一緒にレイシフトしたサーヴァント以外のサーヴァントを戦闘に参加させることができるが、それはマスターとの契約をたどって「英霊の力の幻影」のようなものを呼び出しているに過ぎないとのこと(それすらできない状況は稀にだが実際にある)。 |
− | ; | + | ;シミュレータ |
:様々な環境を再現し内部で体験する事が可能なバーチャル・リアリティシステム。 | :様々な環境を再現し内部で体験する事が可能なバーチャル・リアリティシステム。 | ||
− | : | + | :もっぱら戦闘訓練に利用されており、ウェアウルフ、ゴブリン、ワイバーン、ヤドカリ、魔猪、シャドウサーヴァント型などの多くのNPCがマスターの戦闘訓練の相手をしている。何故、シミュレーター戦闘からも素材アイテムの生成がなされるのかは謎。 |
− | |||
:戦闘以外では、大複合神殿を再現したスペースを作っており、[[オジマンディアス]]は普段はここで休息をとっているとの事。ただしニトクリスによると、オジマンディアスの宝具であり心象風景である「光輝の大複合神殿」そのものとは全く同じではないとのこと。 | :戦闘以外では、大複合神殿を再現したスペースを作っており、[[オジマンディアス]]は普段はここで休息をとっているとの事。ただしニトクリスによると、オジマンディアスの宝具であり心象風景である「光輝の大複合神殿」そのものとは全く同じではないとのこと。 | ||
+ | |||
+ | ;Aチーム | ||
+ | :カルデアから選抜されたA級マスター。天才ぞろいの魔術師集団であるが、局員であるマシュもこのチームに含まれていた。 | ||
+ | :[[マリスビリー・アニムスフィア]]はマシュ以外の七人をマスター候補と呼ばず、クリプターと呼んでいた。 | ||
+ | :しかしカルデアが準備してきたAチーム含め、47人のマスターたちはレフの妨害工作により瀕死の重傷を負い、生命維持のためにコフィンで凍結保存されていた。 | ||
+ | :2017年12月末、解凍されオペを執り行われるはずだったが、コフィンの中にいるAチームの面々は消えていた。 | ||
;[[NPC]] | ;[[NPC]] | ||
470行目: | 269行目: | ||
:カルデアの医療部門のリーダー。その正体はカルデアによる英霊召喚成功例第一号[[ソロモン]]。 | :カルデアの医療部門のリーダー。その正体はカルデアによる英霊召喚成功例第一号[[ソロモン]]。 | ||
;[[オルガマリー・アニムスフィア]] | ;[[オルガマリー・アニムスフィア]] | ||
− | : | + | :アニムスフィア家の当主であり、カルデアの所長。レフが足元に仕掛けた爆弾で死亡し、特異点Fでレフによってカルデアスそのものの内部に放り込まれ、分子レベルまで分解されて消滅した。 |
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;[[マリスビリー・アニムスフィア]] | ;[[マリスビリー・アニムスフィア]] | ||
− | : | + | :オルガマリーの父親であり、カルデアの初代所長。デミ・サーヴァント実験を秘密裏に進めていた。優れた魔術師であるが、物語開始から3年前に死亡している。自身が根源の渦に到達するべくカルデアを設立した。 |
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;[[ギャラハッド]] | ;[[ギャラハッド]] | ||
:マシュの中に召喚された英霊。カルデアによる英霊召喚成功例第二号。 | :マシュの中に召喚された英霊。カルデアによる英霊召喚成功例第二号。 | ||
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:亜種特異点Iの事件を解決後、霊基に多大な損耗を受けたために自らレイシフトしてカルデアへとたどり着き、安楽椅子探偵としていつくこととなったサーヴァント。 | :亜種特異点Iの事件を解決後、霊基に多大な損耗を受けたために自らレイシフトしてカルデアへとたどり着き、安楽椅子探偵としていつくこととなったサーヴァント。 | ||
;[[ハリー・茜沢・アンダーソン]] | ;[[ハリー・茜沢・アンダーソン]] | ||
− | : | + | :レイシフト適合者のスカウトマン。 |
;[[ジングル・アベル・ムニエル]] | ;[[ジングル・アベル・ムニエル]] | ||
:コフィン担当官のスタッフ。『伝承地底世界 アガルタ』では[[アストルフォ]]と[[シュヴァリエ・デオン]]をサポート役に登録して密航する手伝いをした。 | :コフィン担当官のスタッフ。『伝承地底世界 アガルタ』では[[アストルフォ]]と[[シュヴァリエ・デオン]]をサポート役に登録して密航する手伝いをした。 | ||
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;[[シルビア]] | ;[[シルビア]] | ||
:管制官スタッフ。カルデア解体の際は時計塔のある一派にスカウトされ栄転する予定だった。 | :管制官スタッフ。カルデア解体の際は時計塔のある一派にスカウトされ栄転する予定だった。 | ||
;[[ダストン]] | ;[[ダストン]] | ||
− | : | + | :カルデアに15年務めている技師。宇宙線の研究をしていた元物理学者。粒子加速器のノウハウ目的で前所長にスカウトされた。カルデア解体の際は技師としてカルデアに残留する予定だった。 |
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;[[ゴルドルフ・ムジーク]] | ;[[ゴルドルフ・ムジーク]] | ||
:新所長としてカルデアにやってきた錬金術師の名家の嫡子。 | :新所長としてカルデアにやってきた錬金術師の名家の嫡子。 | ||
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===離反者=== | ===離反者=== | ||
;[[レフ・ライノール]] | ;[[レフ・ライノール]] | ||
:顧問。だが実は[[ゲーティア]]の命令によって行動している[[魔神柱]]。 | :顧問。だが実は[[ゲーティア]]の命令によって行動している[[魔神柱]]。 | ||
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====[[クリプター]]==== | ====[[クリプター]]==== | ||
;[[キリシュタリア・ヴォーダイム]] | ;[[キリシュタリア・ヴォーダイム]] | ||
518行目: | 301行目: | ||
:Aチームメンバー。イタリア系のフリーランス魔術師であるのだが、国籍不明、名前もおそらく偽名。 | :Aチームメンバー。イタリア系のフリーランス魔術師であるのだが、国籍不明、名前もおそらく偽名。 | ||
;[[芥ヒナコ]] | ;[[芥ヒナコ]] | ||
− | : | + | :Aチームメンバー。植物科出身者であり元はカルデアの技術者サイドの人間だったがマスター適正を見込まれAチームに加入。 |
;[[ベリル・ガット]] | ;[[ベリル・ガット]] | ||
:Aチームメンバー。詳細不明。 | :Aチームメンバー。詳細不明。 | ||
528行目: | 311行目: | ||
:霊子演算装置・トリスメギストスの設計図の提供元。 | :霊子演算装置・トリスメギストスの設計図の提供元。 | ||
;[[時計塔]] | ;[[時計塔]] | ||
− | : | + | :ロードの一つであるアニムスフィア家が仕切っていることもあり、マスター適性のある魔術師を派遣する等しているが基本的には没交渉だった。 |
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:主人公達が人理焼却事件を解決したことを知ってからは、首脳陣や派遣した魔術師達がアニムスフィア家もろとも壊滅していることの調査の為に強く介入しようとし始めている。 | :主人公達が人理焼却事件を解決したことを知ってからは、首脳陣や派遣した魔術師達がアニムスフィア家もろとも壊滅していることの調査の為に強く介入しようとし始めている。 | ||
;[[海洋油田基地セラフィックス]] | ;[[海洋油田基地セラフィックス]] | ||
:前所長[[マリスビリー・アニムスフィア]]の虎の子の財産。北海に建設された、アニムスフィア家所有の海洋油田基地。 | :前所長[[マリスビリー・アニムスフィア]]の虎の子の財産。北海に建設された、アニムスフィア家所有の海洋油田基地。 | ||
;[[聖堂教会]] | ;[[聖堂教会]] | ||
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== 言及作品 == | == 言及作品 == | ||
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*[[マンガで分かる!Fate/Grand Order]] | *[[マンガで分かる!Fate/Grand Order]] | ||
*[[MELTY BLOOD 路地裏ナイトメア]] | *[[MELTY BLOOD 路地裏ナイトメア]] | ||
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==メモ== | ==メモ== | ||
551行目: | 329行目: | ||
*[[聖杯]]は[[レオナルド・ダ・ヴィンチ|ダ・ヴィンチちゃん]]製の保管庫で管理している。保管場所の開け方はロマニですら知らない。 | *[[聖杯]]は[[レオナルド・ダ・ヴィンチ|ダ・ヴィンチちゃん]]製の保管庫で管理している。保管場所の開け方はロマニですら知らない。 | ||
*作中第1部ではエミヤやロマニが時折触れる以外ほとんど言及されないが、主要登場人物以外のスタッフもレフの工作を免れた者はきちんと五体満足な状態で生存しており、20人弱ほどと少人数だが業務に携わっている。 | *作中第1部ではエミヤやロマニが時折触れる以外ほとんど言及されないが、主要登場人物以外のスタッフもレフの工作を免れた者はきちんと五体満足な状態で生存しており、20人弱ほどと少人数だが業務に携わっている。 | ||
− | *アニメで描写された施設は相当に大規模。カルデアスの球体はオルガマリーの身長と比較すると少なくとも直径10メートルはあり、管制室はちょっとしたドーム球場並の広さと高さがある。廊下も同様の広さと天井の高さが有り、[[ダレイオス三世|身長3メートル45センチの巨人]]や[[ | + | *アニメで描写された施設は相当に大規模。カルデアスの球体はオルガマリーの身長と比較すると少なくとも直径10メートルはあり、管制室はちょっとしたドーム球場並の広さと高さがある。廊下も同様の広さと天井の高さが有り、[[ダレイオス三世|身長3メートル45センチの巨人]]や[[アルトリア・ペンドラゴン〔ランサーオルタ〕|常に馬に]][[アルトリア・ペンドラゴン〔ランサー〕|乗ってる王様]]でも楽に通れ、[[チャールズ・バベッジ|バベッジ]]が廊下でレースマシーンに変形出来る程。 |
**一方[[ゴルゴーン]]はうっかりすると頭を天井にぶつけてしまうらしい。上記の廊下についての描写を考えると単純にゴルゴーンの身長設定の+??分が凄い値なのかもしれない。 | **一方[[ゴルゴーン]]はうっかりすると頭を天井にぶつけてしまうらしい。上記の廊下についての描写を考えると単純にゴルゴーンの身長設定の+??分が凄い値なのかもしれない。 | ||
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*召喚されたサーヴァントはスタッフと交流したり、トレーニングしたりと思い思いに過ごしている。中にはカルデア設備のシミュレータを利用して作られた仮想空間や特異点の一角で生活しているサーヴァントもいる。 | *召喚されたサーヴァントはスタッフと交流したり、トレーニングしたりと思い思いに過ごしている。中にはカルデア設備のシミュレータを利用して作られた仮想空間や特異点の一角で生活しているサーヴァントもいる。 | ||
*組織として「人理修復」が目的なので、原則として特異点以外への介入は行わない。時空の片隅にある異空間のような場所への介入は可能だが、カルデアへの逆探知を行われる可能性が非常に高くなってしまう。 | *組織として「人理修復」が目的なので、原則として特異点以外への介入は行わない。時空の片隅にある異空間のような場所への介入は可能だが、カルデアへの逆探知を行われる可能性が非常に高くなってしまう。 | ||
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**カルデアの所在地が南極にあることが明かされたのは2部序章であるが、それ以前のプレイヤー達の推理に(クトゥルフネタで)狂気山脈にあるというものがあった。あながち正解に近いものだったと言える…。 | **カルデアの所在地が南極にあることが明かされたのは2部序章であるが、それ以前のプレイヤー達の推理に(クトゥルフネタで)狂気山脈にあるというものがあった。あながち正解に近いものだったと言える…。 | ||
*カルデアの発電装置は扱いが難しいらしく、ゴルドルフが連れてきた魔術師によると「理屈が分からない」とのこと。 | *カルデアの発電装置は扱いが難しいらしく、ゴルドルフが連れてきた魔術師によると「理屈が分からない」とのこと。 | ||
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== 脚注 == | == 脚注 == | ||
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[[category:マンガで分かる!Fate/Grand Order]] | [[category:マンガで分かる!Fate/Grand Order]] | ||
[[category:MELTY BLOOD 路地裏ナイトメア]] | [[category:MELTY BLOOD 路地裏ナイトメア]] | ||
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