「アルクェイド・ブリュンスタッド」を編集中
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| 外国語表記 = ''Arcueid Brunestud'' | | 外国語表記 = ''Arcueid Brunestud'' | ||
| 初登場作品 = [[月姫]] | | 初登場作品 = [[月姫]] | ||
− | | 声優 = 柚木涼香(MELTY BLOOD)<br />生天目仁美(真月譚 月姫) | + | | 声優 = 柚木涼香(MELTY BLOOD)<br />生天目仁美(真月譚 月姫) |
| 誕生日 = 12月25日生(自称) | | 誕生日 = 12月25日生(自称) | ||
| 血液型 = 不明 | | 血液型 = 不明 | ||
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;略歴 | ;略歴 | ||
:十二世紀頃、真祖たちによって人工的に抽出され、「最強の真祖」としてデザインされて生み出される。誕生した後、最高の性能を発揮できる段階になるまで眠りに付くことになるが、その際に[[キシュア・ゼルレッチ・シュバインオーグ|魔導元帥ゼルレッチ]]と出会い、その縁で彼が後見人になっている。 | :十二世紀頃、真祖たちによって人工的に抽出され、「最強の真祖」としてデザインされて生み出される。誕生した後、最高の性能を発揮できる段階になるまで眠りに付くことになるが、その際に[[キシュア・ゼルレッチ・シュバインオーグ|魔導元帥ゼルレッチ]]と出会い、その縁で彼が後見人になっている。 | ||
− | : | + | :その性能からアルクェイドが[[朱い月のブリュンスタッド|朱い月]]の器となり朱い月が復活することを恐れた真祖たちにより、堕ちた真祖に対する執行者として運用され、記憶や感情などはほとんどが執行後に毎回リセットされていた。 |
:堕ちた真祖を根絶した後は、[[死徒]]も狩り出すようになり、この頃からは真祖たちもアルクェイドに執行者としてのもの以外の知識なども学ばせることを検討し始めた。しかし、吸血衝動が芽生え始め、同時期に[[ミハイル・ロア・バルダムヨォン|初代ロア]]の奸策に嵌って彼の血を吸ってしまい、暴走。 | :堕ちた真祖を根絶した後は、[[死徒]]も狩り出すようになり、この頃からは真祖たちもアルクェイドに執行者としてのもの以外の知識なども学ばせることを検討し始めた。しかし、吸血衝動が芽生え始め、同時期に[[ミハイル・ロア・バルダムヨォン|初代ロア]]の奸策に嵌って彼の血を吸ってしまい、暴走。 | ||
:その場にいた全ての真祖を根絶してしまう。以後、ロアを終生の敵と定め、彼の転生に併せて目覚め、滅ぼすことを目的として行動。それ以外の時間は居城「千年城ブリュンスタッド」で自らを拘束して眠りについている。 | :その場にいた全ての真祖を根絶してしまう。以後、ロアを終生の敵と定め、彼の転生に併せて目覚め、滅ぼすことを目的として行動。それ以外の時間は居城「千年城ブリュンスタッド」で自らを拘束して眠りについている。 | ||
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;人物 | ;人物 | ||
:基本的に無邪気で天真爛漫。感情の起伏が激しく、わがままとも取れる行動をとる。 | :基本的に無邪気で天真爛漫。感情の起伏が激しく、わがままとも取れる行動をとる。 | ||
− | : | + | :だが、それは社会経験が乏しいためで本人に悪いことをしたつもりはない。自由奔放な猫のように、明るくしなやかな女性。 |
:しかし、本来は感情を排した状態で「運用」されていた。感情が生まれたのは、志貴に殺された影響で彼女のシステムが孕んだバグのようなものと形容される。 | :しかし、本来は感情を排した状態で「運用」されていた。感情が生まれたのは、志貴に殺された影響で彼女のシステムが孕んだバグのようなものと形容される。 | ||
:深層意識に「朱い月」と呼ばれる行動理念が存在するが、現在はあくまでアルクェイドの人格の影、生まれたままの人格を維持する空白に過ぎない。 | :深層意識に「朱い月」と呼ばれる行動理念が存在するが、現在はあくまでアルクェイドの人格の影、生まれたままの人格を維持する空白に過ぎない。 | ||
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アルクはオールラウンダーなので総じて勝率が高いだけであって、どうしても苦手な相手というのは存在します。<br>本人の能力はアルクと同格でも、その武装がとんでもなく多く、用途も多岐にわたる場合とか。<br>アルクが許される引き出し額は相手の『個体能力』に準じるので、ギル様のようなタイプには、ほら、ねえ?<br>あと、通常アルクェイドはサーヴァント約2体分の個体能力ってことでひとつ。<br>(コンプティーク2006年9月号、Fate道場Q&Aより抜粋) | アルクはオールラウンダーなので総じて勝率が高いだけであって、どうしても苦手な相手というのは存在します。<br>本人の能力はアルクと同格でも、その武装がとんでもなく多く、用途も多岐にわたる場合とか。<br>アルクが許される引き出し額は相手の『個体能力』に準じるので、ギル様のようなタイプには、ほら、ねえ?<br>あと、通常アルクェイドはサーヴァント約2体分の個体能力ってことでひとつ。<br>(コンプティーク2006年9月号、Fate道場Q&Aより抜粋) | ||
</blockquote> | </blockquote> | ||
+ | |||
+ | ; 空想具現化 | ||
+ | :マーブル・ファンタズムとも。空想の通りに自然を変貌させる能力で、自然・世界の触覚である精霊が持つ。反面、自然から独立しているモノ(人間など)には直接干渉できず、動物相手には限定的な効果になる。 | ||
+ | :『月姫読本』によれば、異界(「隠れ里」や「常春の国」など)はその異界の主である精霊が描いた空想世界である。故に、人間が迷い込むことが可能になる。アルクェイドが住んでいた山間の城は、この能力によるもの。 | ||
== バリエーション == | == バリエーション == | ||
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=== 真祖アルクェイド === | === 真祖アルクェイド === | ||
− | + | 真祖の姫。アルクェイドの真形。最高純度の真祖・星の触覚としての側面を表わしたもの。星の頭脳体。夢見る石。最高純度の真祖、その素体と解説される。普段のアルクェイドとは別の行動理念が表に出たアルクェイド。英語表記で「ARCHETYPE:EARTH」と表記される。 | |
アルクェイドの別人格、というわけではなく本質は同じであるが、権限は通常のアルクェイドより上であり、シエルに「上位機種」「埋葬機関が全員でかかる相手」とも言われる。本質は同じであると言われているように、星の内海より出た観光夢気分で世界を滅ぼそうとした。能力的には北極と南極の氷を溶かしたり、大陸でピンボールをしたり、地球の自転を止めて創世の地獄にすることも可能なようである。この為、シエルから「アーパーなものは、アーパーなまま」と酷評される。 | アルクェイドの別人格、というわけではなく本質は同じであるが、権限は通常のアルクェイドより上であり、シエルに「上位機種」「埋葬機関が全員でかかる相手」とも言われる。本質は同じであると言われているように、星の内海より出た観光夢気分で世界を滅ぼそうとした。能力的には北極と南極の氷を溶かしたり、大陸でピンボールをしたり、地球の自転を止めて創世の地獄にすることも可能なようである。この為、シエルから「アーパーなものは、アーパーなまま」と酷評される。 | ||
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[[リーズバイフェ・ストリンドヴァリ]]には[[アリストテレス|アルテミット・ワン]]と呼ばれる。 | [[リーズバイフェ・ストリンドヴァリ]]には[[アリストテレス|アルテミット・ワン]]と呼ばれる。 | ||
− | この状態であれば神代回帰は適用され、「神代回帰・質:B / | + | この状態であれば神代回帰は適用され、「神代回帰・質:B / 神代回帰:A++ / 神代回帰・編成 / 擬神化される自然現象」となる。いずれもA+++やEXではなく、理屈の上では彼女以上の力を持つ精霊種が神代には僅かであれど存在したことが何とも恐ろしい。 |
=== 白き月姫ファンタズムーン === | === 白き月姫ファンタズムーン === | ||
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=== バーサーカー === | === バーサーカー === | ||
{{サーヴァント概要 | {{サーヴァント概要 | ||
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| 真名 = アルクェイド・ブリュンスタッド | | 真名 = アルクェイド・ブリュンスタッド | ||
| 初登場作品 = [[Fate/EXTRA]] | | 初登場作品 = [[Fate/EXTRA]] | ||
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:いわゆるラニルートにて登場。凛ルートには登場しない。衣装はいつもの格好で、髪は暴走アルクェイドに近い。魔眼がうまく機能していないためか、左右で瞳の色が違う虹彩異色(ヘテロクロミア)となっている。 | :いわゆるラニルートにて登場。凛ルートには登場しない。衣装はいつもの格好で、髪は暴走アルクェイドに近い。魔眼がうまく機能していないためか、左右で瞳の色が違う虹彩異色(ヘテロクロミア)となっている。 | ||
; 人物 | ; 人物 | ||
− | : | + | :もし正当のマスターによって召喚されたならば、クラスはバーサーカーではなくファニーヴァンプ。 |
:血を吸うブラッド・ドリンカー、体力を奪うライフ・イーター、電子マネーを消費させるファイナンス・クライシスとして無邪気かつ天真爛漫に振る舞う。その様はまさに男を滅ぼす毒婦(ヴァンプ)。 | :血を吸うブラッド・ドリンカー、体力を奪うライフ・イーター、電子マネーを消費させるファイナンス・クライシスとして無邪気かつ天真爛漫に振る舞う。その様はまさに男を滅ぼす毒婦(ヴァンプ)。 | ||
:[[玉藻の前|狐耳のキャスター]]とは同類なので気が合うらしい。 | :[[玉藻の前|狐耳のキャスター]]とは同類なので気が合うらしい。 | ||
− | : | + | :ちなみに、彼女の正当マスターは「[[遠野志貴|学生服姿の少年]]」なのだとか。 |
; 能力 | ; 能力 | ||
:その正体である真祖は、星の触覚、地震や台風といった自然現象の擬人化であり、ムーンセルの創作といわれる。が、マスターが彼女を「神」と勘違いしているため、その能力の殆どが使用できない状態になっている。(但しこれは彼が無知だからというよりも、彼がある理由から、人間の意志や思惑等々不純物の絡んでいない「本物の神」に拘泥していた為、原始の自然崇拝における神という概念にかなり近しい彼女に対しそう「思い込もうとした」事による) | :その正体である真祖は、星の触覚、地震や台風といった自然現象の擬人化であり、ムーンセルの創作といわれる。が、マスターが彼女を「神」と勘違いしているため、その能力の殆どが使用できない状態になっている。(但しこれは彼が無知だからというよりも、彼がある理由から、人間の意志や思惑等々不純物の絡んでいない「本物の神」に拘泥していた為、原始の自然崇拝における神という概念にかなり近しい彼女に対しそう「思い込もうとした」事による) | ||
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:尚、本来の力を発揮されたら、パートナーサーヴァントは勝ち目が極めて薄いと評している([[玉藻の前|キャスター]]は「今の自分だとヤバイかも…」とのこと)。 | :尚、本来の力を発揮されたら、パートナーサーヴァントは勝ち目が極めて薄いと評している([[玉藻の前|キャスター]]は「今の自分だとヤバイかも…」とのこと)。 | ||
− | + | ;スキル | |
− | + | :[[Fate/EXTRA]]に登場するスキル。 | |
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− | + | ;デア・モーント | |
− | + | :3ターンの間、ターン終了時に回復する。 | |
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− | + | ;レール・ツェペリン | |
− | + | :3ターンの間、BREAKにスタン効果を付与する。 | |
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− | + | ;グナーデン・ストース | |
− | + | :筋力ダメージと3ターンの間、麻痺を与える。 | |
== ステータス == | == ステータス == | ||
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| [[バーサーカー]] || [[臥藤門司]] || A+ || B || A || C || D || E || 狂化:A→C ||魔眼:A→C<br>原初の一:EX→×|| style="text-align:left"|マスターの勘違いにより、スキルがうまく機能していない。<br>「原初の一」に至っては全く機能していない。 | | [[バーサーカー]] || [[臥藤門司]] || A+ || B || A || C || D || E || 狂化:A→C ||魔眼:A→C<br>原初の一:EX→×|| style="text-align:left"|マスターの勘違いにより、スキルがうまく機能していない。<br>「原初の一」に至っては全く機能していない。 | ||
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: ランク:E<br />種別:対人宝具<br />レンジ:なし<br />最大捕捉:制限なし | : ランク:E<br />種別:対人宝具<br />レンジ:なし<br />最大捕捉:制限なし | ||
:血の姉妹による盟約。 | :血の姉妹による盟約。 | ||
− | : | + | :厳密には英霊の象徴であるアイテムとしての宝具ではなく、彼女の真祖としての特性である空想具現化。 |
− | : | + | :地球の触覚である彼女は周囲を地球環境化(テラフォーミング)する特性を有しており、月の法則の上に再現されている他のサーヴァントやマスターにとって、月の環境に比して地球の環境である六倍の重力負荷を与える強力な[[権能]]。 |
− | + | :ゲーム的には、強力な物理攻撃に加え、3ターン間、筋力・耐久力を低下させる。 | |
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== 登場作品と役柄 == | == 登場作品と役柄 == | ||
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;[[月姫]] | ;[[月姫]] | ||
:ヒロインの一人。 | :ヒロインの一人。 | ||
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;[[歌月十夜]] | ;[[歌月十夜]] | ||
:志貴の傍でのほほんと暮らしている。寝てばかりで出番は少なめ。 | :志貴の傍でのほほんと暮らしている。寝てばかりで出番は少なめ。 | ||
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;[[MELTY BLOOD]] | ;[[MELTY BLOOD]] | ||
:タタリの真実を知る一人。バージョンによっては志貴に出会う直前の話がストーリーモードになる。 | :タタリの真実を知る一人。バージョンによっては志貴に出会う直前の話がストーリーモードになる。 | ||
− | ;[[ | + | ;Talk(月姫読本) |
− | + | :吸血衝動を抑えるため志貴が[[アインナッシュ]]の果実を取りに行った。 | |
;[[MELTY BLOOD 路地裏ナイトメア]] | ;[[MELTY BLOOD 路地裏ナイトメア]] | ||
:シアリムが実験を繰り返して崩壊させた世界の負荷が多くなりすぎたため、地球意志の代弁として制裁に現れた。 | :シアリムが実験を繰り返して崩壊させた世界の負荷が多くなりすぎたため、地球意志の代弁として制裁に現れた。 | ||
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===Fateシリーズ=== | ===Fateシリーズ=== | ||
;[[Fate/EXTRA]] | ;[[Fate/EXTRA]] | ||
:サーヴァント・バーサーカーとしてゲスト参戦。いわゆるラニルート限定の四回戦の敵(凛ルートには登場しない)。 | :サーヴァント・バーサーカーとしてゲスト参戦。いわゆるラニルート限定の四回戦の敵(凛ルートには登場しない)。 | ||
:能力的に色々と制限がかけられている。本来、EXTRAのサーヴァントはムーンセルが用意した、人類史に存在する英雄を「一時的に誇張・再現したもの」のはずだが……? | :能力的に色々と制限がかけられている。本来、EXTRAのサーヴァントはムーンセルが用意した、人類史に存在する英雄を「一時的に誇張・再現したもの」のはずだが……? | ||
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===Fate関連作品=== | ===Fate関連作品=== | ||
;[[フェイト/タイガーころしあむ アッパー]] | ;[[フェイト/タイガーころしあむ アッパー]] | ||
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:きのこによって弱体化した状態で召喚される。体験したことのなかった学生生活というものに興味津々。 | :きのこによって弱体化した状態で召喚される。体験したことのなかった学生生活というものに興味津々。 | ||
:志貴と同じような名前の両儀式に話しかけるが、死の線が見えないために式からは気味悪がられた。 | :志貴と同じような名前の両儀式に話しかけるが、死の線が見えないために式からは気味悪がられた。 | ||
− | ;[[ | + | ;[[アーネンエルベの一日]] |
:志貴との待ち合わせで来店。三大ヒロインの一角。[[両儀式]]とはあまり馬が合わないらしい。 | :志貴との待ち合わせで来店。三大ヒロインの一角。[[両儀式]]とはあまり馬が合わないらしい。 | ||
393行目: | 233行目: | ||
;[[メディア]] | ;[[メディア]] | ||
− | : | + | :ファンタズムーンが杖を気に入り、強奪。キャスター的にも電波過ぎて相手したくない。 |
;[[マジカルルビー|マジカルアンバー]] | ;[[マジカルルビー|マジカルアンバー]] | ||
406行目: | 246行目: | ||
;「私を殺した責任、とってもらうからね」 | ;「私を殺した責任、とってもらうからね」 | ||
:自分を解体した志貴と再会した時にいった言葉。 | :自分を解体した志貴と再会した時にいった言葉。 | ||
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− | ; | + | ;「好きだから吸わない」 |
:自分の血を吸えばずっと一緒にいられるじゃないかという志貴の提案を断わり、「俺の血を吸うのは嫌なのか?」という問いに対して。優しくも切ない、月姫名シーンの一つ。 | :自分の血を吸えばずっと一緒にいられるじゃないかという志貴の提案を断わり、「俺の血を吸うのは嫌なのか?」という問いに対して。優しくも切ない、月姫名シーンの一つ。 | ||
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;「ショウジキナイワー」 | ;「ショウジキナイワー」 | ||
:『CCC』で別れ際、ガトーに送った言葉。でもガトー自身は全くへこたれていない。 | :『CCC』で別れ際、ガトーに送った言葉。でもガトー自身は全くへこたれていない。 | ||
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== メモ == | == メモ == | ||
*キーワードは「朱い月」「吸血鬼」「白」「わがまま」「猫属性」「空想具現化」。 | *キーワードは「朱い月」「吸血鬼」「白」「わがまま」「猫属性」「空想具現化」。 | ||
− | * | + | *アルクェイドの「相手の個体能力のやや上に出力制限される」という設定は、MBで彼女を使うための格ゲー補正とされている。<br>というのも、TYPE-MOON世界最強に限りなく近いアルクェイドが月姫当初の設定そのままでは死徒二十七祖と渡り合えるレベルでなければ瞬殺してしまいかねないほど他キャラと実力に開きがあるため(秋葉クラスでも一方的に負けてしまうらしい)。 |
− | **「[[まほうつかいの箱]]」の投票企画“ALL RANKING TYPE-MOON”の第1回マイBESTキャラ投票では4位の[[エミヤ|アーチャー]] | + | *月姫キャラ人気投票不動の一位。<br>ルート展開の都合上、攻略ヒロイン中最も出番が少ないにもかかわらず、他キャラに一位を譲ったことはない。 |
− | + | **「[[まほうつかいの箱]]」の投票企画“ALL RANKING TYPE-MOON”の第1回マイBESTキャラ投票では4位の[[エミヤ|アーチャー]]と15票の差でまさかの5位。<br>月姫自体が結構古い作品であるため、これも時代の流れ故か。 | |
− | + | *デザインモチーフは学生時代の武内崇が読んだファッション雑誌の外国人モデル。 | |
− | * | + | *名前がなかなか決まらず、最終的に「アルクェイド」という奈須氏考案の別キャラクターの名前を使うことに。<br>ドラキュラ(Dracula)の逆綴りではないか?と問われることもあるが、偶然。 |
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*無印MBのみ、シエルの弱・弱・弱の3段目にアルクェイドのシールドを成立させると、二人がクロスカウンターを打ち合うイラストが表示される([[歌月十夜]]の一枚絵と同じイラスト)。見るためには対戦相手の全面的な協力がないと難しく、色々な意味で「友情」溢れる技である。 | *無印MBのみ、シエルの弱・弱・弱の3段目にアルクェイドのシールドを成立させると、二人がクロスカウンターを打ち合うイラストが表示される([[歌月十夜]]の一枚絵と同じイラスト)。見るためには対戦相手の全面的な協力がないと難しく、色々な意味で「友情」溢れる技である。 | ||
− | * | + | *精神年齢及び肉体年齢は(人間で言えば)19〜20歳程度。志貴より年上なのは「相手をエスコートするお姉さんタイプだから」と奈須氏が『月姫読本』にて語っている。 |
− | * | + | *MBAAでは所謂「姫アルク」がボス、及び隠しキャラとして参戦。<br>高機動・高火力・重装甲で、隙も少なくガードゲージの削りも大きい、強力で理不尽極まりない高性能っぷり。 |
+ | *MBシリーズの暴走アルクェイドのアークドライブ及びアナザーアークドライブの名は、現在は正式には「'''ブ'''ルート・ディ・シュヴェスタァ」である。ドイツ語で「Blut=血」。<br>しかし、過去の段階では「'''プ'''ルート・ディ・シュヴェスタァ」となっていた時期があり、現在のものは修正された後の名前となっている。この技名が初登場となったRe・ACTの公式サイトのページでも未だ「'''プ'''ルート・ディ・シュヴェスタァ」となっている。<br>このため、過去の作品は勿論、修正された今でも、色々な作品(MBシリーズも含む)で双方の名称が混同されている。 | ||
+ | **Fate/EXTRAのバーサーカー(白)に関しては「'''プ'''ルート・ディ・'''シェ'''ヴェスタァ」と、二文字の違いがある。[[主人公 (EXTRA)|主人公]]はこれを聞き、「ドイツ語を翻訳すれば『血の姉妹』……というコトになるのだろうか?」と、やや疑問系で訳している。<br>この名称は、ゲーム全編を一貫してこの表記である(ある箇所ではプルート、他のある箇所ではブルート、と、表記がブレているということはない)ため、設定段階からこうであった可能性が高い。<br>設定段階からのミスが未修正のままこうなったのか、それともミスではなく意図的に他の作品との差異を表そうとしたのかは明らかではない。 | ||
+ | *MBシリーズの暴走アルクェイドは無印→Re・ACT→AAとバージョンを経るごとにだんだんと演技の声が低くなってドスが利いてきており、通常のアルクェイドとの演じ分けが明確になってきている。<br>これは暴走アルクェイドがキャラとして独立したことで「激怒している通常のアルクェイド」と「暴走アルクェイド」との演じ分けがストーリーの都合上必要となったためと思われる。 | ||
**にも関わらず、『TYPE-MOON 10周年記念オールキャラクター人気投票』では'''「暴走アルクェイド」の項目が用意されなかった'''。200枠に収めるために大分無理をしていたとはいえ、別作品の同一人物が別枠扱いされていたりするのに大分扱いがひどい。 | **にも関わらず、『TYPE-MOON 10周年記念オールキャラクター人気投票』では'''「暴走アルクェイド」の項目が用意されなかった'''。200枠に収めるために大分無理をしていたとはいえ、別作品の同一人物が別枠扱いされていたりするのに大分扱いがひどい。 | ||
− | * | + | *資料「Extra material」で語られた彼女の設定には不明点が多い。<br>『血の姉妹』の解説では「月に地球のルールを適用して、対象の能力を6分の1にする権能であり、地球では相手の一段階上の能力を獲得する権能へと変化する」と解説されている。つまり、『血の姉妹』はスキル『原初の一』が表す星のバックアップ能力の代替品であり、共存し得るものではない。<br>にも関わらず、スキルとして存在し、「ガトーの勘違いさえ無ければ基本的には問題無く機能する」とも『原初の一』の解説項にて明記されており、真っ向から矛盾している。 |
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**加えて、『血の姉妹』のベースである空想具現化とは「その星で自然現象として起こり得る可能性を連鎖的に紡ぎ合わせて、望む環境を作り出すという精霊共通の自然現象の一種」であり、星が相手の一段上の能力を与える効果ないし能力とは、本来全くの別物である。 | **加えて、『血の姉妹』のベースである空想具現化とは「その星で自然現象として起こり得る可能性を連鎖的に紡ぎ合わせて、望む環境を作り出すという精霊共通の自然現象の一種」であり、星が相手の一段上の能力を与える効果ないし能力とは、本来全くの別物である。 | ||
− | * | + | *資料により「エクストラの情報世界では伝説が真となるため、神霊が元となった自然現象以上の力を持つことが多々ある」との情報が発覚。そして、アルクェイドの「自然現象の擬神化なんて誰得」発言は、“伝説はあくまで伝説”である“現実の物理世界における法側”に則ったものであることが分かる。 |
**公式資料においても、星を神と扱うのは格を貶められることとされている。<br>本編でも「星そのもの」と例えられ、「星の頭脳体」の側面を持つ彼女が前述のような意見を漏らしたのも当然といえる。 | **公式資料においても、星を神と扱うのは格を貶められることとされている。<br>本編でも「星そのもの」と例えられ、「星の頭脳体」の側面を持つ彼女が前述のような意見を漏らしたのも当然といえる。 | ||
− | ** | + | **「Extra material」では矛盾点や疑問点が幾らか挙げられているが、これもまたその一つである。<br>まず、神霊とは「真祖とは人の想念が関わったという点で異なる、精霊に人の想念が集い上位の霊格となった存在」「神代には、物理法則は存在せず神がその『権能』を振るっていた」と作中や上記資料等でも度々言及されてきた。<br>つまり、規模に程度差こそあれど、「そもそも元となった単なる自然現象以上の力を持たない神霊なぞ、存在し得ない」。 |
− | ** | + | **マナやエーテルが濃かった太古においては、物理法則が存在せず神秘の力が遥かに強大だったので、単なる人や魔術であっても人々の信仰が集えばその対象にマナが集中し、星の触覚たる精霊が信仰を集めて昇格した神霊もより強大な存在となり得た。<br>が、アルクェイドが誕生した現代、特に「マナが枯渇したEXTRAの世界」では地上の法則が全く異なる。<br>「人々の信仰のままに力を振るった神霊」と言うのは既に絶滅した存在に過ぎず、現代の物理法則の体現者であるアルクェイドにとっては、情報世界におけるそれらの再現は虚ろな影の類に見える、という話。 |
− | + | **NPCの「CCC世界で『権能』に相当するムーンセルと一体となったBBは、宇宙の法則すら変えられる力を持つ」という発言や、ギルガメッシュの「神代には大権能を行使出来る超抜種も存在した」といった発言等も鑑みると、<br>「ムーンセルに存在するような規模の太古の神々は神代ならともかく近代の地上に降霊し得る存在ではなく、受肉して存在出来るアルクェイドは中世以降の地球では疑う余地なく最新にして最強の精霊種である」と言ったところか。 | |
− | ** | + | *Fate/EXTRAでは敗北後、空間に大穴を開けて何処かへと去っていく。アルクの規格外っぷりを表した演出であるが、何処に消えたのかが謎として語られることもあった。 |
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**しかし後年、アルクは他のサーヴァントのようなムーンセルのデータではなく、ガトーが地球から連れてきた同行者だという事が明らかになった。つまり、穴を開けた後は単に地球に帰っただけと思われる。 | **しかし後年、アルクは他のサーヴァントのようなムーンセルのデータではなく、ガトーが地球から連れてきた同行者だという事が明らかになった。つまり、穴を開けた後は単に地球に帰っただけと思われる。 | ||
**つまり、彼女は月の法則が支配する電脳世界ムーンセルに赴き、普段の半分の能力や権限があるかすら怪しい状態で「単なる地球の自然現象でしか無い筈の空想具現化で、月の環境を強制的に変質させる」という相当な無茶をやっていたことになる。 | **つまり、彼女は月の法則が支配する電脳世界ムーンセルに赴き、普段の半分の能力や権限があるかすら怪しい状態で「単なる地球の自然現象でしか無い筈の空想具現化で、月の環境を強制的に変質させる」という相当な無茶をやっていたことになる。 | ||
− | ** | + | **これは、彼女の月の生物としての特性と地球の精霊としての特性が合わさった結果可能になったことである。<br>とはいえ、他の天体の生物も固有結界等を行使しているので、天体の規模から逸脱した行為が必ずしもとれない、という訳ではない。 |
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