「ギルガメッシュ」を編集中
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| 初登場作品 = [[Fate/stay night]] | | 初登場作品 = [[Fate/stay night]] | ||
| 声優 = 関智一<br />遠藤綾(幼年期) | | 声優 = 関智一<br />遠藤綾(幼年期) | ||
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| 身長 = 182cm | | 身長 = 182cm | ||
| 体重 = 68kg | | 体重 = 68kg | ||
| 出典 = シュメール文明、ギルガメシュ叙事詩 | | 出典 = シュメール文明、ギルガメシュ叙事詩 | ||
| 地域 = バビロニア、ウルク | | 地域 = バビロニア、ウルク | ||
− | | スリーサイズ = | + | | スリーサイズ = B94/W73/H93 |
| 一人称 = 我(オレ) | | 一人称 = 我(オレ) | ||
| 二人称 = 雑種/お前/貴様/○○(呼び捨て) | | 二人称 = 雑種/お前/貴様/○○(呼び捨て) | ||
| 三人称 = お前たち/貴様ら/○○(呼び捨て) | | 三人称 = お前たち/貴様ら/○○(呼び捨て) | ||
− | |||
| 属性 = 混沌・善 | | 属性 = 混沌・善 | ||
− | | | + | | 隠し属性 = 天 |
| 性別 = 男性 | | 性別 = 男性 | ||
| イメージカラー = 金 | | イメージカラー = 金 | ||
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; EXTRA、EXTELLA | ; EXTRA、EXTELLA | ||
: 黄金律 | : 黄金律 | ||
− | | | + | | 好きなもの = 自分、権力 |
− | | | + | | 苦手なもの = 自分、蛇 |
| 天敵 = | | 天敵 = | ||
; stay night | ; stay night | ||
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; Zero、EXTRA、EXTELLA | ; Zero、EXTRA、EXTELLA | ||
: なし | : なし | ||
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| デザイン = 武内崇 | | デザイン = 武内崇 | ||
| 設定作成 = 奈須きのこ | | 設定作成 = 奈須きのこ | ||
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; 略歴 | ; 略歴 | ||
− | : 『Fate/Zero』では「この世で最初に脱皮した蛇の抜け殻の化石」を触媒に[[遠坂時臣]]によって召喚された。 | + | : 『Fate/Zero』では「この世で最初に脱皮した蛇の抜け殻の化石」を触媒に[[遠坂時臣]]によって召喚された。[[聖杯]]そのものに興味はなく、自身の財を奪おうとする者を潰すための参加。時臣が見せる臣下の礼は認めていたが、采配は気に喰わなかったようで、ついでに報いてやるか程度の情しか感じていなかった。むしろ、彼の弟子であり、己の歪な本性に苦悩し続ける[[言峰綺礼]]の方に興味を抱き、後に時臣を殺害した綺礼と主従ではなく同盟に近い形で契約を結ぶ。 |
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: 元々他の英霊など相手にもしていなかったが、聖杯問答で[[アルトリア・ペンドラゴン|騎士王]]、[[イスカンダル|征服王]]と問答を行い、かつての朋友であるエルキドゥを連想させるセイバーに邪な思いを抱くと共に、ライダーの王道にも関心を持つ。 | : 元々他の英霊など相手にもしていなかったが、聖杯問答で[[アルトリア・ペンドラゴン|騎士王]]、[[イスカンダル|征服王]]と問答を行い、かつての朋友であるエルキドゥを連想させるセイバーに邪な思いを抱くと共に、ライダーの王道にも関心を持つ。 | ||
: 最終日、ライダーを全力で相手するに相応しい敵と認め、「王の軍勢」を「天地乖離す開闢の星」で粉砕。直後、「王の財宝」の連射を耐え抜いて眼前に迫った彼に称賛を贈り、自らの手で直接葬った。聖杯降臨の場では辿り着いたセイバーを圧倒した上で求婚したが拒絶され、予期せぬ攻撃により「この世全ての悪」に汚染された聖杯の中身を浴びてしまう。しかし、魂の強さからそれを呑み干して受肉、以来10年に渡って現界し続けていた。 | : 最終日、ライダーを全力で相手するに相応しい敵と認め、「王の軍勢」を「天地乖離す開闢の星」で粉砕。直後、「王の財宝」の連射を耐え抜いて眼前に迫った彼に称賛を贈り、自らの手で直接葬った。聖杯降臨の場では辿り着いたセイバーを圧倒した上で求婚したが拒絶され、予期せぬ攻撃により「この世全ての悪」に汚染された聖杯の中身を浴びてしまう。しかし、魂の強さからそれを呑み干して受肉、以来10年に渡って現界し続けていた。 | ||
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; 人物 | ; 人物 | ||
: 金の鎧を纏い、全てを見下した態度をとる金髪と赤目の男。酷薄にして無情。人の意見を聞き届けず、己の基準のみを絶対とする暴君。 | : 金の鎧を纏い、全てを見下した態度をとる金髪と赤目の男。酷薄にして無情。人の意見を聞き届けず、己の基準のみを絶対とする暴君。 | ||
− | : | + | : 傲岸不遜で唯我独尊、おまけに傍若無人。自らを「唯一無二の王」と称してはばからない。その性格とそれに見合うだけの実力を有するがゆえに常時の慢心と油断を生み、「慢心王」とも評される。 |
: 好戦的かつ残忍な人物で、自身の我欲で周囲にどれだけ被害を与えても頓着することはない、サーヴァント屈指の危険人物。興味のない相手の言葉は軽く無視し、気に障った者(敵意を持って攻撃してきたり、暴言を吐いた場合)はそれが聖人であろうが自身のマスターであろうが、一切の容赦なく命を奪う。そもそも彼にとって命とは、「今すぐ死ぬ」か「いずれ死ぬ」ものであり、たとえ賢者であろうと彼が「今すぐ死ぬべき命」と認めれば抹殺する。 | : 好戦的かつ残忍な人物で、自身の我欲で周囲にどれだけ被害を与えても頓着することはない、サーヴァント屈指の危険人物。興味のない相手の言葉は軽く無視し、気に障った者(敵意を持って攻撃してきたり、暴言を吐いた場合)はそれが聖人であろうが自身のマスターであろうが、一切の容赦なく命を奪う。そもそも彼にとって命とは、「今すぐ死ぬ」か「いずれ死ぬ」ものであり、たとえ賢者であろうと彼が「今すぐ死ぬべき命」と認めれば抹殺する。 | ||
− | : | + | : ただし堂々と物を言う人は嫌いではないらしく、興味がある者、認めた者が相手の場合は耳を傾ける他、それに「価値がある」と認めれば、彼の自尊心をよっぽど傷つけない限りは軽口や恥知らずな願いであっても笑って許す度量を持つ。子供にも意外と好かれていたりする。そもそも基本的に人間そのものに価値は無いとしている。代わりに人間が作るもの、成果には価値があるとしている。 |
− | : | + | : かつてこの世の全てを統べ、全ての宝を所有した最古の王ゆえの超絶な我欲の持ち主であり、聖杯戦争に参加した理由も「自分の宝(この世=自分の庭に存在する宝はすべからく自分のモノ)である聖杯を勝手に奪い合うなど許さない」という理由であり、願望器としての聖杯そのものには全く興味がない。 |
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: 裁定者である彼にとって人間とは自身の「愉しみ」と語っており、言峰やセイバーといった、聖杯戦争の参加者にこそ興味を持ち、第四次聖杯戦争でセイバーに興味を持ち求婚した。 | : 裁定者である彼にとって人間とは自身の「愉しみ」と語っており、言峰やセイバーといった、聖杯戦争の参加者にこそ興味を持ち、第四次聖杯戦争でセイバーに興味を持ち求婚した。 | ||
; 能力 | ; 能力 | ||
− | : | + | : 能力・強みを一言で言うならば「金に飽かせた最強装備」。別名「チート」。世界の全てを手中に収めた彼はあらゆる[[宝具]]の「原典」の所有者であり、それらを「王の財宝」から自由に呼び出し扱う。 |
− | : | + | : 一撃一撃が必殺の威力を持つ原典宝具を、遠距離からさながら絨毯爆撃のように雨あられと惜しみなく撃ち込む戦法を好み、その火力は平均的なサーヴァントの五倍以上とされる。また全ての原典を持つが故にあらゆる相手の弱点を狙うことができるため、通常のサーヴァントでは勝ち目がほとんど存在しない。 |
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: 第四次聖杯戦争の時点で、真面目に戦えば聖杯戦争を一夜で終わらせられる力を持ち敵無しの存在とされている。だがその性格ゆえに全力を出すこと自体極めて稀であるため、格下と見下す相手から思わぬ反撃を受けて敗北することが多い。とはいえ相手の実力を見極める眼力・洞察力は戦闘と同様恐ろしいほどに優れており、力を認めた相手にはそれ相応の慎重さで対応する。 | : 第四次聖杯戦争の時点で、真面目に戦えば聖杯戦争を一夜で終わらせられる力を持ち敵無しの存在とされている。だがその性格ゆえに全力を出すこと自体極めて稀であるため、格下と見下す相手から思わぬ反撃を受けて敗北することが多い。とはいえ相手の実力を見極める眼力・洞察力は戦闘と同様恐ろしいほどに優れており、力を認めた相手にはそれ相応の慎重さで対応する。 | ||
− | : 様々な宝具の原典を所持し扱うが、本人自身の宝具は「王の財宝」と「天地乖離す開闢の星」のみである。他の宝具に関しては所持者であるが、伝説の担い手ではないがゆえに、担い手のように極限まで極め使いこなせるわけではない。 | + | : 様々な宝具の原典を所持し扱うが、本人自身の宝具は「王の財宝」と「天地乖離す開闢の星」のみである。他の宝具に関しては所持者であるが、伝説の担い手ではないがゆえに、担い手のように極限まで極め使いこなせるわけではない。 |
− | + | : また手数が互角、武器の用意が速い、技量が上回ってる等条件を揃えられると身体能力が遥かに劣る士郎にも一方的に打ちのめされてしまう。そのため[[衛宮士郎]]&[[エミヤ|アーチャー]]は天敵中の天敵。ステータス自体は低くないため、士郎がマスターのときのセイバーくらいであれば接近戦でも宝具の切り替えによる手数の多さから圧倒出来る。 | |
: ちなみに彼にとっては「強さを競うなど凡夫の愚行。元より強さなど計るものではなく、王か、それ以外かの話であろう」と最強の座などよりも「王」としての在り方の方が遥かに重要らしく、自身の力や同ランクの他の英霊達との序列に特別固執はしていない。 | : ちなみに彼にとっては「強さを競うなど凡夫の愚行。元より強さなど計るものではなく、王か、それ以外かの話であろう」と最強の座などよりも「王」としての在り方の方が遥かに重要らしく、自身の力や同ランクの他の英霊達との序列に特別固執はしていない。 | ||
− | : | + | : また最高位の魔術師が持つ千里眼も持っており、見ようと思えば様々な平行世界の可能性や未来までをも見ることが出来るが、英霊の記憶や知識は召喚される世界に合わせてアジャストされるように座が調整するため、複数の記憶で混乱することはない。仮に未来を見通す千里眼を使って自分が[[聖杯の泥]]に飲まれた世界の可能性を見ても、「そんな世界はありえんな」と一蹴するらしい。 |
− | : 『EXTELLA』ではSE.RA. | + | : 『EXTELLA』ではSE.RA.PH内の表と裏の境界が揺らいだことにより勝手に出現した。自らの手で現界するスキル「単独顕現」は[[ビースト|人類悪]]しか持ち得ないものだが、この事態は『EX』世界であるが故にギリギリ成し得たのである。 |
− | + | ||
+ | === スキル === | ||
+ | 『[[Fate/EXTRA CCC]]』で使用するスキル。 | ||
+ | |||
+ | ; 風を放つ | ||
+ | : 宝剣で斬りつけ、筋力ダメージを与える。 | ||
+ | ; 嵐を払う | ||
+ | : 宝斧の縦の叩きつけ、横振りの二連撃で敵に筋力ダメージを与えるスキル。 | ||
+ | ; 黄金律 | ||
+ | : 戦闘終了時のサクラメントの入手率が10%上昇するスキル。 | ||
+ | ; エヌルタの灰油 | ||
+ | : 自身の筋力を強化するスキル。 | ||
+ | ; 王律権ダムキナ | ||
+ | : 3ターンの間、ターン終了時にMPを最大MPの10%回復するスキル。 | ||
+ | ; コレクター | ||
+ | : 戦闘終了時のアイテム入手率が上昇するスキル。 | ||
+ | ; 天の鎖(エルキドゥ) | ||
+ | : 天の鎖で攻撃し、敵に魔力ダメージと麻痺を与えるスキル。 | ||
+ | ; 王律権キシャル | ||
+ | : 使用した手から4手の間、被ダメージを半減するスキル。 | ||
+ | ; 王の財宝(ゲート・オブ・バビロン) | ||
+ | : 王の財宝から宝具を射出して攻撃するスキル。 | ||
+ | : 魔力ダメージと二手のスタンを与える。 | ||
+ | ; 乖離剣・エア | ||
+ | : 乖離権エアから赤い暴風を放つスキル。GUARD貫通効果がある……と書いてあるが貫通効果が何故か機能していない。 | ||
+ | : HP30%未満でなければ使えない使用制限がある。 | ||
== 別クラス / バリエーション == | == 別クラス / バリエーション == | ||
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詳細は「[[女帝ギルガメッシュ]]」を参照。 | 詳細は「[[女帝ギルガメッシュ]]」を参照。 | ||
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== ステータス == | == ステータス == | ||
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| [[ティーネ・チェルク]] || B || B || B || A || A || EX || 対魔力:C<br />単独行動:A || 黄金律:A<br />神性:B(A+) || style="text-align:left"| | | [[ティーネ・チェルク]] || B || B || B || A || A || EX || 対魔力:C<br />単独行動:A || 黄金律:A<br />神性:B(A+) || style="text-align:left"| | ||
|- | |- | ||
− | | [[主人公 (Grand Order)]] || B || C || C || B || A || EX || 対魔力:E<br />単独行動:A+<br />神性:B || カリスマ:A+<br />黄金律:A<br />コレクター:EX<br />バビロンの蔵:EX | + | | [[主人公 (Grand Order)]] || B || C || C || B || A || EX || 対魔力:E<br />単独行動:A+<br />神性:B || カリスマ:A+<br />黄金律:A<br />コレクター:EX<br />バビロンの蔵:EX || style="text-align:left"| |
|- | |- | ||
| [[主人公 (EXTRA)]] || B || B || B || A || A || EX || rowspan="2"|単独行動:EX || rowspan="2"|黄金律:A<br />神性:B(A+)<br />コレクター:EX || style="text-align:left"| | | [[主人公 (EXTRA)]] || B || B || B || A || A || EX || rowspan="2"|単独行動:EX || rowspan="2"|黄金律:A<br />神性:B(A+)<br />コレクター:EX || style="text-align:left"| | ||
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: ギルガメッシュが「エア」「乖離剣」と呼ぶ、無銘にして究極の剣から放たれる空間切断。厳密には宝具なのはエアの方でエヌマ・エリシュは最大出力時の名称。 | : ギルガメッシュが「エア」「乖離剣」と呼ぶ、無銘にして究極の剣から放たれる空間切断。厳密には宝具なのはエアの方でエヌマ・エリシュは最大出力時の名称。 | ||
: エアの回転する三つの円筒が風を巻き込むことで生み出される、圧縮され鬩ぎ合う暴風の断層が擬似的な時空断層となって絶大な破壊力を持つ。混沌とした世界から天地を分けた究極の一撃。空間切断の特性故に対界宝具に分類される“世界を切り裂いた”剣。宝具のカテゴリーにおける頂点の一つとされる。 | : エアの回転する三つの円筒が風を巻き込むことで生み出される、圧縮され鬩ぎ合う暴風の断層が擬似的な時空断層となって絶大な破壊力を持つ。混沌とした世界から天地を分けた究極の一撃。空間切断の特性故に対界宝具に分類される“世界を切り裂いた”剣。宝具のカテゴリーにおける頂点の一つとされる。 | ||
− | : | + | : ダメージ計算は筋力×20、ランダムで魔力の数値もプラスされる。最大ダメージは4000程だが「王の財宝」内の宝具によるバックアップを受ければ、破壊力は更に上昇する。防ぐ方法は対粛清アーマークラスか、同等の破壊力を持って相殺するしかない。その威力は最強の聖剣である神造兵装「約束された勝利の剣」と同等かソレ以上。互いに相殺されながらもなお上回り、セイバーを瀕死の状態にした。 |
: ただ、発動前に発生する吹き荒れる魔力によって、「王の財宝」からの宝具射出攻撃が不可能となる欠点がある。また発動には土地からのバックアップを受けているマスターでも無視できない程の莫大な魔力を必要とする上に、発動後に生じる隙は非常に大きく、セイバーには発動後の隙を突かれて破られている。 | : ただ、発動前に発生する吹き荒れる魔力によって、「王の財宝」からの宝具射出攻撃が不可能となる欠点がある。また発動には土地からのバックアップを受けているマスターでも無視できない程の莫大な魔力を必要とする上に、発動後に生じる隙は非常に大きく、セイバーには発動後の隙を突かれて破られている。 | ||
: 『stay night』では主にFateルートでの「約束された勝利の剣」との撃ち合いに使用した。 | : 『stay night』では主にFateルートでの「約束された勝利の剣」との撃ち合いに使用した。 | ||
: 『hollow』においては暴風で街の一区画を覆い尽しており、無限の残骸を落下させるかのように「無」へと戻した。またCCCの時と同様国造り(というよりこちらが先)の権能の説明があり、描写も紅い風のものではなく天の理であることが分かる。現世と隔絶した空間によりその全ての力を出し切っている。 | : 『hollow』においては暴風で街の一区画を覆い尽しており、無限の残骸を落下させるかのように「無」へと戻した。またCCCの時と同様国造り(というよりこちらが先)の権能の説明があり、描写も紅い風のものではなく天の理であることが分かる。現世と隔絶した空間によりその全ての力を出し切っている。 | ||
: 『Zero』でのライダーとの決戦では固有結界「王の軍勢」を空間ごと切り裂いた。まず大地が断裂し、その亀裂が時間とともに大地から天にまで延び拡がっていき、切り裂かれた空間を拠り所としていた兵、馬、大地、空といった万物を砂時計の終わりのように崩落させ渦巻く虚無の奈落へと呑み込み消し飛ばした。 | : 『Zero』でのライダーとの決戦では固有結界「王の軍勢」を空間ごと切り裂いた。まず大地が断裂し、その亀裂が時間とともに大地から天にまで延び拡がっていき、切り裂かれた空間を拠り所としていた兵、馬、大地、空といった万物を砂時計の終わりのように崩落させ渦巻く虚無の奈落へと呑み込み消し飛ばした。 | ||
− | : 『CCC』においては地面に突き刺す事で三層の巨大な力場によって時空流を生み出し、空間そのものを変動させる神代の「[[権能]]」<ref group = "注"> | + | : 『CCC』においては地面に突き刺す事で三層の巨大な力場によって時空流を生み出し、空間そのものを変動させる神代の「[[権能]]」<ref group = "注">『EXTELLA』のローディング画面では「本来は国造りの権能。神の名を冠した乖離剣エアから放たれる、かつて混沌とした世界の天地を分けた一撃。」と紹介されており、星造りの神の名を冠していながら、その権能は星造りではなく国造りレベルらしい。</ref>に相当する力を発揮する。その威力は、最早一個の生命程度に用いるようなものではなく、世界を相手に使用される領域にあるとされている。紅い風の断層の「天地乖離す開闢の星」とはまた異なった描写になっており、本人曰く「地の理ではなく天の理」との事。 |
− | : 『CCC』ゲーム内での性能も、「規格外の宝具」の名にふさわしく99999ダメージ(固定)+即死効果というとんでもない威力を誇り、たとえ相手が無敵状態であっても問答無用で即死させる。ただ使用条件が「戦闘開始から5ターン以上経過」と「相手のHPが30%以下」<ref group = "注"> | + | : 『CCC』ゲーム内での性能も、「規格外の宝具」の名にふさわしく99999ダメージ(固定)+即死効果というとんでもない威力を誇り、たとえ相手が無敵状態であっても問答無用で即死させる。ただ使用条件が「戦闘開始から5ターン以上経過」と「相手のHPが30%以下」<ref group = "注">正確には「相手のHPが一度でも30%以下に減る」</ref>の2つあり、サーヴァント戦以外で目にすることはわざと時間をかけない限りほとんどない。「ギルガメッシュ本人が認めた相手にしか使おうとしない」という部分の再現なのかもしれない。しかし、一回でも条件を満たせば、相手がどんなに全回復しようと発動可能なため、どんな相手にも通用する文字通り「一撃必殺」である。 |
:『Grand Order』の実装初期ではセイバーとの撃ち合い時のようなモーションで放ち、後のモーション変更でCCCのような三層の巨大な力場を渦巻かせそれを振り下ろすものへと更新された。 | :『Grand Order』の実装初期ではセイバーとの撃ち合い時のようなモーションで放ち、後のモーション変更でCCCのような三層の巨大な力場を渦巻かせそれを振り下ろすものへと更新された。 | ||
− | :『Grand | + | :『Grand Order』では「敵全体に強力な〔サーヴァント〕特攻攻撃〔特別な星の力を持つサーヴァントには特攻無効〕<ref group = "注" name="オーバーチャージで特攻効果UP">オーバーチャージで特攻効果UP</ref>」という効果のBuster宝具。 |
− | :強化後はランクがA++ | + | :強化後はランクがA++からEXに戻り、ダメージ倍率が上昇し「自身に宝具威力アップ状態を付与<ref group = "注" name="1ターン">1ターン</ref>&敵全体に強力な〔サーヴァント〕特攻攻撃〔特別な星の力を持つサーヴァントには特攻無効〕<ref group = "注" name="オーバーチャージで特攻効果UP" />」という効果のBuster宝具に変化した。 |
; 王の財宝(ゲート・オブ・バビロン) | ; 王の財宝(ゲート・オブ・バビロン) | ||
: ランク:E~A++<br />種別:対人宝具<br />レンジ:− | : ランク:E~A++<br />種別:対人宝具<br />レンジ:− | ||
− | : | + | : 様々な財宝の原典を納めることでその収納した財宝を上回る神秘となったバビロニアの宝物庫と、それに繋がる鍵剣(王律鍵バヴ=イル)。持ち主の蔵と空間を繋げる能力を持つ。ただし接続される蔵と中身は所有者の財の量に準ずるため、何もない人が使っても何の意味もない。 絶え間なく変化する鍵の金型と今もなお増え続ける財宝の目録を瞬時に読み取る智慧を持つギルガメッシュだからこそ使用することができる宝具<ref group = "出">『Grand Order』概念礼装「王律鍵」のフレーバーテキストより。</ref>。 |
− | |||
: 彼は生前自分の蔵に「宝具の原典」を含めた大量の財宝を収めており、「王の財宝」の効果により空間を繋げて自在に取り出したり、射出することが出来る。同時展開は一桁から数百本まで可能で連射も出来る。ただし、同時に複数展開して射出するにはそれなりの魔力を要する他、スキル「単独行動」の解説にもあるように、個々の宝物を本格的に使用する場合には、マスターのバックアップが無ければ真価を発揮できない。 | : 彼は生前自分の蔵に「宝具の原典」を含めた大量の財宝を収めており、「王の財宝」の効果により空間を繋げて自在に取り出したり、射出することが出来る。同時展開は一桁から数百本まで可能で連射も出来る。ただし、同時に複数展開して射出するにはそれなりの魔力を要する他、スキル「単独行動」の解説にもあるように、個々の宝物を本格的に使用する場合には、マスターのバックアップが無ければ真価を発揮できない。 | ||
− | |||
:『stay night』では主に自身の背後に宝具を展開しているが『Zero』のバーサーカー戦では更に前面に盾を出して防御したり、自分だけでなく敵の周囲を円環状に囲む形での展開も行っている。『CCC』でのGUARD成功及び6手完封で王の財宝を使用する際には「敵の側面に展開しつつ攻撃」「敵の足下に展開しての奇襲」「敵頭上から大量の武具をばら撒き落とす」と、様々な展開方法が可能であるらしき演出がされている。『Fake』では360℃で逃げ場無しの竜巻に例えられる形で掃射することまで可能。 | :『stay night』では主に自身の背後に宝具を展開しているが『Zero』のバーサーカー戦では更に前面に盾を出して防御したり、自分だけでなく敵の周囲を円環状に囲む形での展開も行っている。『CCC』でのGUARD成功及び6手完封で王の財宝を使用する際には「敵の側面に展開しつつ攻撃」「敵の足下に展開しての奇襲」「敵頭上から大量の武具をばら撒き落とす」と、様々な展開方法が可能であるらしき演出がされている。『Fake』では360℃で逃げ場無しの竜巻に例えられる形で掃射することまで可能。 | ||
− | : | + | : 強力な能力だが一度接近されてしまうと連射することが出来ず、直接本人が武器を握って敵に立ち向かわなければならない。宝具と相手の相性を見極めて乗り切ることも十分可能ではあるが、彼自身の技量が余り高くないため、手数や火力が大幅に低下してしまうという大きな弱点がある。また、有利な宝具を出すまでも無いという慢心を誘い易い格下の相手が、万一想定外の力を発揮して懐に潜り込んだ場合には、途端に脆さを露呈する。また「鍵と蔵」であるため「鍵をかけ直される」と宝物を取り出せなくなり、致命的な隙を晒してしまう。 |
: 「王の財宝」の本体である鍵剣は本編ではFateルートで士郎が「手のひらに収まる程度の、鍵のような短剣」を目撃しているのみでCGや武器項目に登場したことがなく正確なビジュアルは不明。アニメ『Fate/zero』では乖離剣を取り出す時にビジュアルが登場したのだが、手の平に収まるサイズではなくなっている。 | : 「王の財宝」の本体である鍵剣は本編ではFateルートで士郎が「手のひらに収まる程度の、鍵のような短剣」を目撃しているのみでCGや武器項目に登場したことがなく正確なビジュアルは不明。アニメ『Fate/zero』では乖離剣を取り出す時にビジュアルが登場したのだが、手の平に収まるサイズではなくなっている。 | ||
− | |||
:『CCC』にて、この蔵の正体が人類の知恵の原典にしてあらゆる技術の雛形であることが判明。ゆえにこの宝物庫には、人類が生み出すものであれば全て、遥か遠い超未来に人類が生み出すものまでも全て保有している、という過去未来の時間軸すら超越した途方もない代物であることが明かされる。 | :『CCC』にて、この蔵の正体が人類の知恵の原典にしてあらゆる技術の雛形であることが判明。ゆえにこの宝物庫には、人類が生み出すものであれば全て、遥か遠い超未来に人類が生み出すものまでも全て保有している、という過去未来の時間軸すら超越した途方もない代物であることが明かされる。 | ||
: それは比喩でなく文字通り人類が生み出すものであれば「何でも」であり、この宝物庫に存在しないものは基本的には「新人類が生み出す全く別の概念」によるもの、または「別天体の知的生命体の文明技術」によってできたものだけであるとされている。そのため、財宝の総量は既に彼自身にも良く分からなくなっている。 | : それは比喩でなく文字通り人類が生み出すものであれば「何でも」であり、この宝物庫に存在しないものは基本的には「新人類が生み出す全く別の概念」によるもの、または「別天体の知的生命体の文明技術」によってできたものだけであるとされている。そのため、財宝の総量は既に彼自身にも良く分からなくなっている。 | ||
− | : | + | : ただしそのコレクションにもやはり限界はあり、セイバーの持つ『約束された勝利の剣』、『全て遠き理想郷』、カルナの持つ鎧『日輪よ、具足となれ』、槍『日輪よ、死に随え』などの宝具に関しては収蔵されておらず、またバーサーカーの『十二の試練』のような逸話から昇華された身体能力系の宝具も存在しないという。 |
− | : | + | : またカルナの槍のような、「何の宝具が原典に当たるかわからない」宝具は、例え収蔵されていたとしても取り出すことが出来ない。 |
: 『CCC』では攻撃スキルの一つとして登場。相手に魔力依存のダメージを与えつつ2手分のスタン効果を付加する。 | : 『CCC』では攻撃スキルの一つとして登場。相手に魔力依存のダメージを与えつつ2手分のスタン効果を付加する。 | ||
: 『Grand Order』では通常攻撃として使用し、[[アステリオス]]の斧や[[レオニダス一世]]の槍を始めとした、同作に登場する他サーヴァントの武器を射出しているのが確認できる。 | : 『Grand Order』では通常攻撃として使用し、[[アステリオス]]の斧や[[レオニダス一世]]の槍を始めとした、同作に登場する他サーヴァントの武器を射出しているのが確認できる。 | ||
176行目: | 178行目: | ||
=== 「王の財宝」内にある宝具 === | === 「王の財宝」内にある宝具 === | ||
− | + | 彼が所蔵している物の多くは「宝具の原典」である。以下にあげる宝具の中には、その「原典」としての名称・能力ではなく、派生品・後の伝承について述べているものもあるが、基本的に彼が所蔵しているのはその元になったもの、と考えられる。 | |
; 乖離剣エア | ; 乖離剣エア | ||
187行目: | 189行目: | ||
: 彼自身はこの剣を「真実を識るもの」と表現する。天地開闢以前、星があらゆる生命の存在を許さなかった原初の姿、地獄そのもの…それは語り継がれる記憶には無いが、遺伝子に刻まれているという。その開闢とは、つまり全ての始まりを示す。 | : 彼自身はこの剣を「真実を識るもの」と表現する。天地開闢以前、星があらゆる生命の存在を許さなかった原初の姿、地獄そのもの…それは語り継がれる記憶には無いが、遺伝子に刻まれているという。その開闢とは、つまり全ての始まりを示す。 | ||
: 『CCC』では攻撃スキルの一つとして登場。相手に筋力依存のダメージを与える。描写的には今までのFateシリーズの「天地乖離す開闢の星」と同じであり、上記の「天地乖離す開闢の星」的にいうのであれば「地の理」の方ではないかと推測される。 | : 『CCC』では攻撃スキルの一つとして登場。相手に筋力依存のダメージを与える。描写的には今までのFateシリーズの「天地乖離す開闢の星」と同じであり、上記の「天地乖離す開闢の星」的にいうのであれば「地の理」の方ではないかと推測される。 | ||
− | + | : | |
; 天の鎖(エルキドゥ) | ; 天の鎖(エルキドゥ) | ||
: 由来:彼の唯一無二の親友・エルキドゥ。(元ネタであるギルガメシュ叙事詩ではエンキドゥ) | : 由来:彼の唯一無二の親友・エルキドゥ。(元ネタであるギルガメシュ叙事詩ではエンキドゥ) | ||
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: “神を律する”能力を持った数少ない「対神兵装」のひとつで、相手の神性が高ければ高いほど硬度が高まる。神性を持たないものにとってはただの頑丈な鎖。拘束した相手の能力の無効化までは出来ないが、伊達に神を律するための宝具ではなく[[ヘラクレス|バーサーカー]]を拘束した際には令呪を用いての空間転移すら許さなかったばかりか、全身に巻き付いた鎖が際限なく絞られていき、両腕をあらぬ方向に捻じ曲げ首を絞り切ろうとしていた。(ただし最終的にはバーサーカーの筋力で直接破壊されている) | : “神を律する”能力を持った数少ない「対神兵装」のひとつで、相手の神性が高ければ高いほど硬度が高まる。神性を持たないものにとってはただの頑丈な鎖。拘束した相手の能力の無効化までは出来ないが、伊達に神を律するための宝具ではなく[[ヘラクレス|バーサーカー]]を拘束した際には令呪を用いての空間転移すら許さなかったばかりか、全身に巻き付いた鎖が際限なく絞られていき、両腕をあらぬ方向に捻じ曲げ首を絞り切ろうとしていた。(ただし最終的にはバーサーカーの筋力で直接破壊されている) | ||
: 『CCC』では攻撃スキルの一つとして登場。相手に魔力依存のダメージを与えつつ麻痺効果を付加する。 | : 『CCC』では攻撃スキルの一つとして登場。相手に魔力依存のダメージを与えつつ麻痺効果を付加する。 | ||
− | + | : | |
;黄金の鎧 | ;黄金の鎧 | ||
− | : | + | : |
− | : | + | : |
− | |||
; 原罪(メロダック) | ; 原罪(メロダック) | ||
: 各地に伝わる「選定の剣」の原典であり、「聖権」の象徴。「グラム」はこれの派生品とされ、そこからさらに流れていったのが「勝利すべき黄金の剣」とされる。 | : 各地に伝わる「選定の剣」の原典であり、「聖権」の象徴。「グラム」はこれの派生品とされ、そこからさらに流れていったのが「勝利すべき黄金の剣」とされる。 | ||
203行目: | 204行目: | ||
:「約束された勝利の剣」には及ばないものの、触れるモノを焼き払う光の渦を放つ事が出来る。 | :「約束された勝利の剣」には及ばないものの、触れるモノを焼き払う光の渦を放つ事が出来る。 | ||
: 名前の由来はメソポタミアにおける神々の王マルドゥク。 | : 名前の由来はメソポタミアにおける神々の王マルドゥク。 | ||
− | + | : | |
; グラム | ; グラム | ||
− | : 魔剣・太陽剣。北欧神話における選定の剣であり、ヴォルスング・サガに登場する北欧最大の英雄[[シグルド]] | + | : 魔剣・太陽剣。北欧神話における選定の剣であり、ヴォルスング・サガに登場する北欧最大の英雄[[シグルド]]が所有した。『stay night』当時はドイツの叙事詩『ニーベルンゲンの歌』での[[ジークフリート]]の愛剣であるバルムンクと同一視されていたが、『Apocrypha』ではバルムンクの原典とされている。 |
− | |||
: 「最強の聖剣」と対極に位置する「最強の魔剣」であり、竜殺しの特性も有する。竜の因子を持つ騎士王にとってはまさに天敵。漫画版ではこのグラムによりセイバーの「勝利すべき黄金の剣」に打ち勝った。 | : 「最強の聖剣」と対極に位置する「最強の魔剣」であり、竜殺しの特性も有する。竜の因子を持つ騎士王にとってはまさに天敵。漫画版ではこのグラムによりセイバーの「勝利すべき黄金の剣」に打ち勝った。 | ||
− | + | : | |
; 絶世の名剣(デュランダル) | ; 絶世の名剣(デュランダル) | ||
: フランスの叙事詩『ローランの歌』に登場する、絶世の名剣。「決して折れない」という逸話を持つ不滅の聖剣。 | : フランスの叙事詩『ローランの歌』に登場する、絶世の名剣。「決して折れない」という逸話を持つ不滅の聖剣。 | ||
: シャルルマーニュ十二勇士の筆頭、聖騎士[[ローラン]]が所有し、もとは王が天使から授かったという。 | : シャルルマーニュ十二勇士の筆頭、聖騎士[[ローラン]]が所有し、もとは王が天使から授かったという。 | ||
: 三つの奇跡を持ち、所有者の魔力が尽きても切れ味を落とさない輝煌の剣。 | : 三つの奇跡を持ち、所有者の魔力が尽きても切れ味を落とさない輝煌の剣。 | ||
− | + | : | |
; ハルペー | ; ハルペー | ||
: ギリシャ神話に名高い英雄、[[ペルセウス]]の所有した女怪殺しの神剣。不死の相手に絶大な効果をもたらし、かつて[[メドゥーサ]]の首を斬った一振り。鎌とも剣とも言われる。 | : ギリシャ神話に名高い英雄、[[ペルセウス]]の所有した女怪殺しの神剣。不死の相手に絶大な効果をもたらし、かつて[[メドゥーサ]]の首を斬った一振り。鎌とも剣とも言われる。 | ||
: 「屈折延命」という不死系の特殊能力を無効化する神聖スキルを有し、この剣でつけられた傷は、自然ならざる回復・復元ができなくなる。 | : 「屈折延命」という不死系の特殊能力を無効化する神聖スキルを有し、この剣でつけられた傷は、自然ならざる回復・復元ができなくなる。 | ||
− | + | : | |
; ヴァジュラ | ; ヴァジュラ | ||
: 古代インド神話に伝わる雷神インドラの神格象徴の一つ。 | : 古代インド神話に伝わる雷神インドラの神格象徴の一つ。 | ||
: 一度限りの射出宝具で、ダメージ数値はB+に相当する。所有者の魔力とは関係なくダメージ数値を出すお手軽兵装。 | : 一度限りの射出宝具で、ダメージ数値はB+に相当する。所有者の魔力とは関係なくダメージ数値を出すお手軽兵装。 | ||
: 正確にはヴァジュラとは武器の総称(「剣」や「槍」等と同様)なので、数あるヴァジュラのうちの一つと思われる。 | : 正確にはヴァジュラとは武器の総称(「剣」や「槍」等と同様)なので、数あるヴァジュラのうちの一つと思われる。 | ||
− | + | : | |
− | ; | + | ; ダインスレイヴ |
: ニーベルンゲンの魔剣。 | : ニーベルンゲンの魔剣。 | ||
: 北欧の英雄・[[シグルド]]を殺した一族に伝わるもので、元々は[[ファヴニール]]竜が収集していたもの。強力な「報復」の呪いを持つ。 | : 北欧の英雄・[[シグルド]]を殺した一族に伝わるもので、元々は[[ファヴニール]]竜が収集していたもの。強力な「報復」の呪いを持つ。 | ||
: 聖剣・魔剣の類は、栄光と破滅を両立させるものだが、この剣の持ち主には破滅のみが与えられるという。 | : 聖剣・魔剣の類は、栄光と破滅を両立させるものだが、この剣の持ち主には破滅のみが与えられるという。 | ||
− | + | : | |
; 方天戟 | ; 方天戟 | ||
: 中国に伝わる武器、「戟」の一種。 | : 中国に伝わる武器、「戟」の一種。 | ||
: 刺突、打ち払い、打撃と様々な用途があり、兵種・用途を選ばない優秀な武器であったが、扱いには卓越した技術が必要とされた。三日月型の刃を月牙と呼び、これが片側にしか付いていないため、青龍戟と呼ばれる。 | : 刺突、打ち払い、打撃と様々な用途があり、兵種・用途を選ばない優秀な武器であったが、扱いには卓越した技術が必要とされた。三日月型の刃を月牙と呼び、これが片側にしか付いていないため、青龍戟と呼ばれる。 | ||
: 数ある方天戟の中でこれだけが宝具にまで昇華したのは名のある武将が愛用したためであると考えられている。「三国志演義」にて[[呂布奉先|呂布]]が使っていた武器「方天画戟」もこの一種にあたる。 | : 数ある方天戟の中でこれだけが宝具にまで昇華したのは名のある武将が愛用したためであると考えられている。「三国志演義」にて[[呂布奉先|呂布]]が使っていた武器「方天画戟」もこの一種にあたる。 | ||
− | + | : | |
; ゲイ・ボルク | ; ゲイ・ボルク | ||
: [[クー・フーリン]]が使用したとされる魔槍の原典。 | : [[クー・フーリン]]が使用したとされる魔槍の原典。 | ||
: 原典であるためか、この名をあげた士郎は「刺し穿つ死棘の槍」とも「突き穿つ死翔の槍」とも言っていない。 | : 原典であるためか、この名をあげた士郎は「刺し穿つ死棘の槍」とも「突き穿つ死翔の槍」とも言っていない。 | ||
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; カラドボルグ | ; カラドボルグ | ||
: クー・フーリンの好敵手・[[フェルグス・マック・ロイ|フェルグス]]が使ったという剣。 | : クー・フーリンの好敵手・[[フェルグス・マック・ロイ|フェルグス]]が使ったという剣。 | ||
: 使用者がアルスターに縁のある者である場合、クー・フーリンは一度この剣の前に敗北しなければならないという。 | : 使用者がアルスターに縁のある者である場合、クー・フーリンは一度この剣の前に敗北しなければならないという。 | ||
: アニメ版(2006年)でランサーに止めを刺す際に使用。また、この剣を矢として撃ち易いように改良した「偽・螺旋剣(カラドボルグII)」を[[エミヤ|アーチャー]]が使用している。 | : アニメ版(2006年)でランサーに止めを刺す際に使用。また、この剣を矢として撃ち易いように改良した「偽・螺旋剣(カラドボルグII)」を[[エミヤ|アーチャー]]が使用している。 | ||
− | + | : | |
; 若返りの霊薬 | ; 若返りの霊薬 | ||
: 飲んだ人間を若返らせる薬。 | : 飲んだ人間を若返らせる薬。 | ||
: 第四次聖杯戦争から第五次聖杯戦争までの10年間や『hollow』において、ギルガメッシュはこの薬を飲むことで[[子ギル]]になっていた。 | : 第四次聖杯戦争から第五次聖杯戦争までの10年間や『hollow』において、ギルガメッシュはこの薬を飲むことで[[子ギル]]になっていた。 | ||
− | : また『Grand Order』では | + | : また『Grand Order』では[[ジャンヌ・ダルク〔オルタ〕]]がこの薬を飲んでしまい、[[ジャンヌ・ダルク・オルタ・サンタ・リリィ]]誕生の発端となった。 |
: その正体はギルガメッシュがかつて深淵から持ち帰った不老不死の霊草を加工したもの。不老不死の名を騙ってはいるものの、実際の効果は成長を逆行させることでの延命であった。 | : その正体はギルガメッシュがかつて深淵から持ち帰った不老不死の霊草を加工したもの。不老不死の名を騙ってはいるものの、実際の効果は成長を逆行させることでの延命であった。 | ||
− | + | : | |
; ヴィマーナ | ; ヴィマーナ | ||
: 古代インドの二大叙事詩「ラーマーヤナ」「マハーバーラタ」に登場する飛行装置。黄金とエメラルドで形成された空飛ぶ舟。漢字表記は『Zero』では“輝舟”、『CCC』では“黄金帆船”、『超時空トラぶる花札大作戦』では“天翔ける王の御座”が使われている。 | : 古代インドの二大叙事詩「ラーマーヤナ」「マハーバーラタ」に登場する飛行装置。黄金とエメラルドで形成された空飛ぶ舟。漢字表記は『Zero』では“輝舟”、『CCC』では“黄金帆船”、『超時空トラぶる花札大作戦』では“天翔ける王の御座”が使われている。 | ||
253行目: | 253行目: | ||
: 叙事詩において「思考と同じ速度で天を駆ける」と謳われ、その挙動は物理法則の範疇外で通常の航空機の縛りには捕らわれない。『Zero』劇中にて、[[ランスロット|バーサーカー]]の魔力に侵されたF15Jとドッグファイトを繰り広げたが、強化されたフレアディスペンサーによって撃墜されてしまう。 | : 叙事詩において「思考と同じ速度で天を駆ける」と謳われ、その挙動は物理法則の範疇外で通常の航空機の縛りには捕らわれない。『Zero』劇中にて、[[ランスロット|バーサーカー]]の魔力に侵されたF15Jとドッグファイトを繰り広げたが、強化されたフレアディスペンサーによって撃墜されてしまう。 | ||
: 「Fate/Zero アニメビジュアルガイドII」の解説によれば、ヴィマーナに関する科学技術書「ヴィマニカ・シャストラ」には、ジグザグ飛行、翼を広げての高速機動、ヴィマーナ同士の激突を防ぐ緊急回避能力の他、光学迷彩、ステルス機能、通信傍受、はてはレーザー光線や生物兵器の使用までも可能という記述があり、劇中ではまだその性能の全てを発揮していなかった可能性もあると述べられている。『Fake』では搭乗者を守る機能として数十の迎撃宝具が搭載されている事が判明した。 | : 「Fate/Zero アニメビジュアルガイドII」の解説によれば、ヴィマーナに関する科学技術書「ヴィマニカ・シャストラ」には、ジグザグ飛行、翼を広げての高速機動、ヴィマーナ同士の激突を防ぐ緊急回避能力の他、光学迷彩、ステルス機能、通信傍受、はてはレーザー光線や生物兵器の使用までも可能という記述があり、劇中ではまだその性能の全てを発揮していなかった可能性もあると述べられている。『Fake』では搭乗者を守る機能として数十の迎撃宝具が搭載されている事が判明した。 | ||
− | + | : | |
; 神代の酒 | ; 神代の酒 | ||
− | : | + | : 黄金の容器に入った酒。『Fate/Zero』における聖杯問答で供した他、『EXTELLA』ではEMゲージ全回復アイテムとして登場。 |
− | + | : | |
;黄金の杯 | ;黄金の杯 | ||
− | : | + | :これを巡って幾つもの国が争い滅んだほどの逸品の酒器。『Fate/Zero』における聖杯問答で供した。 |
− | + | : | |
− | |||
; 飛行用宝具 | ; 飛行用宝具 | ||
: ヴィマーナ程の高速移動は出来ないが、詠唱等を抜きにして自身がその場で飛行出来る為、咄嗟の回避等に便利。 | : ヴィマーナ程の高速移動は出来ないが、詠唱等を抜きにして自身がその場で飛行出来る為、咄嗟の回避等に便利。 | ||
− | + | : | |
; 夜の帳 | ; 夜の帳 | ||
: 詳細不明。[[ガウェイン]]との会話から察するに彼のスキル「聖者の数字」を無効化するものと思われる。 | : 詳細不明。[[ガウェイン]]との会話から察するに彼のスキル「聖者の数字」を無効化するものと思われる。 | ||
271行目: | 270行目: | ||
; 光の船 | ; 光の船 | ||
: 未来に作られた科学道具で光速を超える船。疑似霊子コンピュータであるムーンセル内では、疑似霊子である存在は光速で、神話礼装なら光速を超えて移動が可能だが、ギルガメッシュは光の船を使う事で現実世界でもそれを可能とする。『CCC』劇中では光より速く飛び銀河の果てから生還、地球から1500光年離れた異星文明へと跳躍航法で移動を行った。 | : 未来に作られた科学道具で光速を超える船。疑似霊子コンピュータであるムーンセル内では、疑似霊子である存在は光速で、神話礼装なら光速を超えて移動が可能だが、ギルガメッシュは光の船を使う事で現実世界でもそれを可能とする。『CCC』劇中では光より速く飛び銀河の果てから生還、地球から1500光年離れた異星文明へと跳躍航法で移動を行った。 | ||
− | + | : | |
; [[令呪]] | ; [[令呪]] | ||
: 『CCC』のあるルートにて主人公に与えた。本人曰く「令呪の一つや二つ、ストックがあって当然であろう」とのこと。やりたい放題にもほどがある。 | : 『CCC』のあるルートにて主人公に与えた。本人曰く「令呪の一つや二つ、ストックがあって当然であろう」とのこと。やりたい放題にもほどがある。 | ||
− | + | : | |
; 毒の短剣(正式名称不明) | ; 毒の短剣(正式名称不明) | ||
: 『Fate/EXTELLA』にて、アルテラをセファール化させるべく使用。人の姿のままでは「たちまち死ぬ」ほどの猛毒。 | : 『Fate/EXTELLA』にて、アルテラをセファール化させるべく使用。人の姿のままでは「たちまち死ぬ」ほどの猛毒。 | ||
: 電脳世界のため「浸食型、ダメージ持続型の攻撃プログラム」という扱い。 | : 電脳世界のため「浸食型、ダメージ持続型の攻撃プログラム」という扱い。 | ||
− | + | : | |
; 視線避けの指輪 | ; 視線避けの指輪 | ||
: 『Fate/strange Fake』に登場。シュメールの古代文字が刻まれた指輪。 | : 『Fate/strange Fake』に登場。シュメールの古代文字が刻まれた指輪。 | ||
288行目: | 287行目: | ||
: 『Fate/strange Fake』に登場。金色の輪に嵌められた歪んだレンズ。 | : 『Fate/strange Fake』に登場。金色の輪に嵌められた歪んだレンズ。 | ||
: 遥か遠方の光景を映し出すことが出来る。 | : 遥か遠方の光景を映し出すことが出来る。 | ||
− | + | : | |
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;ウルクの大杯 | ;ウルクの大杯 | ||
:『Fate/Grand Order』第七特異点に登場。 | :『Fate/Grand Order』第七特異点に登場。 | ||
− | : | + | : 膨大な魔力の籠もった杯であり、望みを叶える願望器・聖杯。当初はソロモンの配置した聖杯だと思われていたが、直後にそれ以前からギルガメッシュが所持していたものだと判明する。 |
− | |||
: 作中では女神達が「この世界を思うままに作り替える為に大杯を狙っているのでは」と牛若丸は考察していた。 | : 作中では女神達が「この世界を思うままに作り替える為に大杯を狙っているのでは」と牛若丸は考察していた。 | ||
− | + | : 最終的にティアマトとの戦いを制し、バビロニアを去る[[主人公 (Grand Order)|主人公]]たちに、土産としてウルクの麦酒とともに贈られ、1ステージ中2個目の聖杯獲得という最初のケースとなる。 | |
− | : 最終的にティアマトとの戦いを制し、バビロニアを去る[[主人公 (Grand Order)|主人公]] | ||
; エリクサー | ; エリクサー | ||
− | : 2014年の[[TYPE-MOON エイプリルフール企画]]で[[エリザベート=バートリー|エリザベート]] | + | : 2014年の[[TYPE-MOON エイプリルフール企画]]で[[エリザベート=バートリー|エリザベート]]によって言及。ギルガメッシュを物理で殴るとたまにドロップするらしい。とても美味しいようで、カルピスと混ぜるとさらに美味になるが、「ついつい大事にとっておくけど、結局ラスボス戦でも使わない味がする」との事。 |
− | |||
: 『EXTRA』ではHPとMPを完全回復させる非売アイテムとして登場。 | : 『EXTRA』ではHPとMPを完全回復させる非売アイテムとして登場。 | ||
: 本来は錬金術において飲めば不老不死をもたらすという霊薬を指し、多くのファンタジー系ゲームにおいても回復アイテムとして登場するケースが多い。 | : 本来は錬金術において飲めば不老不死をもたらすという霊薬を指し、多くのファンタジー系ゲームにおいても回復アイテムとして登場するケースが多い。 | ||
− | :『Fate/Grand Order』では'''エリザベートの''' | + | :『Fate/Grand Order』では'''エリザベートの'''絆礼装として実装されている。一応、説明文には「貴族としての矜持の一環での学問」の結晶としてエリザ自身が錬成したらしいが、普段の彼女を見るに眉唾物。 |
: 上記のドロップ話に言及したのもエリザなら、本人も壮絶なセクハラを受けて天敵認定している等因縁がそこそこある間柄であり、ギルガメッシュの所持するエリクサーとの関係性は不明。 | : 上記のドロップ話に言及したのもエリザなら、本人も壮絶なセクハラを受けて天敵認定している等因縁がそこそこある間柄であり、ギルガメッシュの所持するエリクサーとの関係性は不明。 | ||
− | + | : | |
; 全自動調理器 | ; 全自動調理器 | ||
: シュメールが誇る超古代テクノロジーで作られた、全自動お料理マシーン。ヒュドラ肉のような危険な食材でも問題なく調理し、至高の料理を作り出す高性能機械。リミッターを外す事で性能がアップするが、そうすると何故か壊れてしまう。 | : シュメールが誇る超古代テクノロジーで作られた、全自動お料理マシーン。ヒュドラ肉のような危険な食材でも問題なく調理し、至高の料理を作り出す高性能機械。リミッターを外す事で性能がアップするが、そうすると何故か壊れてしまう。 | ||
: 出来上がった「ヒュドラ肉のステーキ・アプスーの祝福風味」はライダーとキャスターが絶賛する程。 | : 出来上がった「ヒュドラ肉のステーキ・アプスーの祝福風味」はライダーとキャスターが絶賛する程。 | ||
:『hollow』ドラマCD「あるいは怪物という名の食卓」にて使用。 | :『hollow』ドラマCD「あるいは怪物という名の食卓」にて使用。 | ||
− | + | : | |
; ヒュドラの肉 | ; ヒュドラの肉 | ||
: 幻想種である多頭蛇の生肉。思いっ切り毒性があるが、念入りに血抜きをして内臓を取り除けば問題ないとの事。調理にはシュメールの「ヒュドラ調理師免許」のテストに合格しなければならならないが、免許取得第一号であるギルガメッシュの後に続いた者は誰もいない。また宝物庫には他人に渡せる位には予備が有るが、譲渡しても誰にも調理できない。 | : 幻想種である多頭蛇の生肉。思いっ切り毒性があるが、念入りに血抜きをして内臓を取り除けば問題ないとの事。調理にはシュメールの「ヒュドラ調理師免許」のテストに合格しなければならならないが、免許取得第一号であるギルガメッシュの後に続いた者は誰もいない。また宝物庫には他人に渡せる位には予備が有るが、譲渡しても誰にも調理できない。 | ||
:そもそもギルガメッシュは調理師免許のことを口にしてはいるものの、劇中では調理を全自動料理調理器に丸投げしている。 | :そもそもギルガメッシュは調理師免許のことを口にしてはいるものの、劇中では調理を全自動料理調理器に丸投げしている。 | ||
:『hollow』ドラマCD「あるいは怪物という名の食卓」にて使用。 | :『hollow』ドラマCD「あるいは怪物という名の食卓」にて使用。 | ||
− | + | : | |
; テーブルクロス | ; テーブルクロス | ||
: 北欧に伝わる魔法のテーブルクロス「北風のテーブル掛け」の原型。 | : 北欧に伝わる魔法のテーブルクロス「北風のテーブル掛け」の原型。 | ||
: 食べたい物の名前を唱えながらテーブルに広げると、使用者が望んだ料理が出現する最高級の品。 | : 食べたい物の名前を唱えながらテーブルに広げると、使用者が望んだ料理が出現する最高級の品。 | ||
:『hollow』ドラマCD「あるいは怪物という名の食卓」にて使用。ぶっちゃけこれがあれば上記の二つの品は特に必要なかったりする。 | :『hollow』ドラマCD「あるいは怪物という名の食卓」にて使用。ぶっちゃけこれがあれば上記の二つの品は特に必要なかったりする。 | ||
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; 天命の粘土板 | ; 天命の粘土板 | ||
: かつて世界を統べたエンリル神が持っていたとされる大宝物。 | : かつて世界を統べたエンリル神が持っていたとされる大宝物。 | ||
: 世界と神々とを統べる窮極の王権を保障するが、資格が無い者が触れても一切応えないという。 | : 世界と神々とを統べる窮極の王権を保障するが、資格が無い者が触れても一切応えないという。 | ||
: これについては他の宝具のように逸話によって納められた「原型」ではなく、乖離剣エアや天の鎖同様、実物を手に入れて直接収蔵したと思われる。 | : これについては他の宝具のように逸話によって納められた「原型」ではなく、乖離剣エアや天の鎖同様、実物を手に入れて直接収蔵したと思われる。 | ||
− | + | : | |
;浴場宝具 | ;浴場宝具 | ||
:[[Fate/Grand Order]]で言及された宝具。会話の流れ、そしてその後の子ギルの会話から温泉宝具と思われる。 | :[[Fate/Grand Order]]で言及された宝具。会話の流れ、そしてその後の子ギルの会話から温泉宝具と思われる。 | ||
:温泉宝具に関しては[[トラぶる花札道中記]]では宝物庫には存在しないという発言があり、後の(設定は本編と別と明言されてはいるが)プリズマ☆イリヤでは逆に登場しているという矛盾があったのだが、持っているというのが正式設定になったようだ。 | :温泉宝具に関しては[[トラぶる花札道中記]]では宝物庫には存在しないという発言があり、後の(設定は本編と別と明言されてはいるが)プリズマ☆イリヤでは逆に登場しているという矛盾があったのだが、持っているというのが正式設定になったようだ。 | ||
− | + | : | |
;反魂の香 | ;反魂の香 | ||
:『Fate/hollow ataraxia』で、残骸を呼び集めるのに使った。 | :『Fate/hollow ataraxia』で、残骸を呼び集めるのに使った。 | ||
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;振ると一定空間を凍らせる剣 | ;振ると一定空間を凍らせる剣 | ||
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;魔力を奪う刃先が空間転移する鎌 | ;魔力を奪う刃先が空間転移する鎌 | ||
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;透明な剣 | ;透明な剣 | ||
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;対多重次元屈折防具 | ;対多重次元屈折防具 | ||
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;ピコピコハンマーの原典 | ;ピコピコハンマーの原典 | ||
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;世界の美酒と杯 | ;世界の美酒と杯 | ||
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;時返りの薬 | ;時返りの薬 | ||
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;毒見の宝具 | ;毒見の宝具 | ||
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;宝具を回収する宝具 | ;宝具を回収する宝具 | ||
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;ご褒美の飴 | ;ご褒美の飴 | ||
;魔術を跳ね返す鏡のような盾 | ;魔術を跳ね返す鏡のような盾 | ||
;潜水艦 | ;潜水艦 | ||
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;飛行機 | ;飛行機 | ||
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;知恵の木の実 | ;知恵の木の実 | ||
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== 真名:ギルガメッシュ == | == 真名:ギルガメッシュ == | ||
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:ギルガメッシュの異名。英雄の王ではなく、「英雄たちの王」という意味で用いられる。 | :ギルガメッシュの異名。英雄の王ではなく、「英雄たちの王」という意味で用いられる。 | ||
:世界各国の神話と英雄は、ギルガメッシュ伝承を模倣し派生したもの。あらゆる神話や英雄のモデルにされてきたと言っても過言ではない。 | :世界各国の神話と英雄は、ギルガメッシュ伝承を模倣し派生したもの。あらゆる神話や英雄のモデルにされてきたと言っても過言ではない。 | ||
− | : | + | :ギルガメッシュは英雄たちが持つ宝具の原型――各神話ごとにアレンジされるよりも前の、大本の宝具を所持していることになる。逆説として、原典であるギルガメッシュが所持していなければ、発展系である後代の英雄たちの元にその宝は伝わらないからからである。 |
:ギルガメッシュが集めた財宝を収めた蔵には、英雄たちの命を助けた聖剣も、英雄たちの命を奪った魔剣も貯蔵されている。それだけでなく、英雄の弱点となりうる“伝説”さえも所持しているという。 | :ギルガメッシュが集めた財宝を収めた蔵には、英雄たちの命を助けた聖剣も、英雄たちの命を奪った魔剣も貯蔵されている。それだけでなく、英雄の弱点となりうる“伝説”さえも所持しているという。 | ||
:英霊にして、対英霊戦における絶対強者。“全ての英雄たちの王”の名をいただくのは、天地においてギルガメッシュただ一人。<br />彼が英雄王――「英雄たちの王」と呼ばれる由縁はここにある。故に、「人類最古の英雄王」という肩書きの意味を、言葉の通り汲み取ってはならない。 | :英霊にして、対英霊戦における絶対強者。“全ての英雄たちの王”の名をいただくのは、天地においてギルガメッシュただ一人。<br />彼が英雄王――「英雄たちの王」と呼ばれる由縁はここにある。故に、「人類最古の英雄王」という肩書きの意味を、言葉の通り汲み取ってはならない。 | ||
=== 過去 === | === 過去 === | ||
− | + | 先々代の王ルガルバンダと古代の女神リマトとの間に生を受ける。<br> | |
青年になったギルガメッシュの横暴さは増していき、“本来の使命”を果たしていないと見なされ、それを戒めるために一つの生命が地上に送り込まれた。その名はエルキドゥ。ギルガメッシュと同じ、神の血を与えられた神造の人である。<br> | 青年になったギルガメッシュの横暴さは増していき、“本来の使命”を果たしていないと見なされ、それを戒めるために一つの生命が地上に送り込まれた。その名はエルキドゥ。ギルガメッシュと同じ、神の血を与えられた神造の人である。<br> | ||
両者激闘の末、どちらともなく倒れ込み相手の武勇を認め、無二の友人となった。対等の者がいなかったギルガメッシュにとって、初めて“友”と呼べる存在ができた瞬間である。<br> | 両者激闘の末、どちらともなく倒れ込み相手の武勇を認め、無二の友人となった。対等の者がいなかったギルガメッシュにとって、初めて“友”と呼べる存在ができた瞬間である。<br> | ||
424行目: | 380行目: | ||
:神と人とを分かつまいと作られた『'''天の楔'''』。ギルガメッシュに与えられた本来の使命であり、神々に望まれた彼の在り方。 | :神と人とを分かつまいと作られた『'''天の楔'''』。ギルガメッシュに与えられた本来の使命であり、神々に望まれた彼の在り方。 | ||
− | : | + | :霊長類の時代の始まり、人が人として思うままに振る舞い始めた狂乱期の幕開けの時代に、王としてデザインされた一つの生命。これまでの支配者だった神の血と、これからの支配者である人の血。二つの特性を現す、全く違う生き物。 |
− | + | ||
− | + | :古代メソポタミアの神々(自然現象に発生する意志と人格=古代の神)は、人が持つ圧倒的な世界の変革力による「古代の神が不要になる未来」が訪れることを恐れ、人間側でありながら神の陣営に属する新しい統治者を欲しがった。神々が言うに、ソレは「楔」。天と地を繋ぎ止めるものとして、神と人の決壊を防ぐべく打ち込まれた防衛措置。 | |
− | |||
− | |||
− | : | ||
:まっとうな生の営みによって生まれたわけではなく、初めから神の代弁者として君臨し、人間をいさめるために設計されたモノ。神造の発明品。それがギルガメッシュである。 | :まっとうな生の営みによって生まれたわけではなく、初めから神の代弁者として君臨し、人間をいさめるために設計されたモノ。神造の発明品。それがギルガメッシュである。 | ||
:『'''星の抑止力'''』によって生み出されたその本質は、人類の歴史の観測者にして裁定者という、いわばムーンセルと同種の存在であるという。 | :『'''星の抑止力'''』によって生み出されたその本質は、人類の歴史の観測者にして裁定者という、いわばムーンセルと同種の存在であるという。 | ||
− | + | ||
:人と神、どちらの視点も持つが、最終的には神側に落ち着く超越者を作ったこと。自然崇拝から人が離れていくことを恐れた神々がとった対策は正しかった。 | :人と神、どちらの視点も持つが、最終的には神側に落ち着く超越者を作ったこと。自然崇拝から人が離れていくことを恐れた神々がとった対策は正しかった。 | ||
:最大の誤算は、作られた彼が、神の思惑通りに動かなかったことである。 | :最大の誤算は、作られた彼が、神の思惑通りに動かなかったことである。 | ||
468行目: | 421行目: | ||
:ギルガメッシュが孤立を選り好んだ理由。それは、彼が自身に定めた王道が、一人で進まなければならない道だったからである。 | :ギルガメッシュが孤立を選り好んだ理由。それは、彼が自身に定めた王道が、一人で進まなければならない道だったからである。 | ||
− | : | + | :ギルガメッシュにとっての守護とは「見据えること」。人間が築く結果が生む“輝かしい過程”に、人間以上である彼が関わってはならず、王が手にできるのは結果のみである。その様を、エルキドゥは「裁定者にして収穫者」と例えた。 |
− | |||
:エルキドゥから見たギルガメッシュは、神の子として作られていながらその神々に逆らい続けた英雄であり、初めから魂と自由意志を持つ“本当の生命”で“真に価値のある星”だった。エルキドゥはギルガメッシュに憧れ、憎んだのである。 | :エルキドゥから見たギルガメッシュは、神の子として作られていながらその神々に逆らい続けた英雄であり、初めから魂と自由意志を持つ“本当の生命”で“真に価値のある星”だった。エルキドゥはギルガメッシュに憧れ、憎んだのである。 | ||
:そんな彼と違い、自身を道具であると卑下するエルキドゥに、彼は“友”という唯一の価値を与えた。未来永劫、彼自身が孤独であることを代償にして。 | :そんな彼と違い、自身を道具であると卑下するエルキドゥに、彼は“友”という唯一の価値を与えた。未来永劫、彼自身が孤独であることを代償にして。 | ||
− | |||
;王の帰還 | ;王の帰還 | ||
:不老不死の旅を終えかくしてウルクに戻ったが、長旅にかまけ放浪した王に民たちは呆れて他の都市に移り住んでおり、唯一残ったシドゥリも「一言文句を言わないと気がすまなかった」と恨み節を展開。新たな目的を探していたギルガメッシュは城塞都市を考案し、廃墟同然となってしまったウルクを立て直す事に成功した。 | :不老不死の旅を終えかくしてウルクに戻ったが、長旅にかまけ放浪した王に民たちは呆れて他の都市に移り住んでおり、唯一残ったシドゥリも「一言文句を言わないと気がすまなかった」と恨み節を展開。新たな目的を探していたギルガメッシュは城塞都市を考案し、廃墟同然となってしまったウルクを立て直す事に成功した。 | ||
− | : | + | |
+ | :この“帰国後のギルガメッシュ”は『Grand Order』にて初めて描かれたが、特異点になったウルクを治めながら魔術師としての姿を取っており、他の世界線での彼も同じ状態であるかは定かではない。『Grand Order』第七特異点の真相からすると、統治具合や迎えた最期についてもそれ特有のものである可能性がある。 | ||
=== 伝承との違い === | === 伝承との違い === | ||
514行目: | 466行目: | ||
===Fateシリーズ=== | ===Fateシリーズ=== | ||
; [[Fate/stay night]] | ; [[Fate/stay night]] | ||
− | : | + | : 3ルート中、2ルートでラスボス(の1人)を務める。 |
; [[Fate/hollow ataraxia]] | ; [[Fate/hollow ataraxia]] | ||
: この四日間を茶番と評して普段は子供の姿で過ごしている。<del>たまにこちらの姿で登場する時はほぼギャグキャラ。</del> | : この四日間を茶番と評して普段は子供の姿で過ごしている。<del>たまにこちらの姿で登場する時はほぼギャグキャラ。</del> | ||
; [[Fate/Zero]] | ; [[Fate/Zero]] | ||
− | : | + | : 時臣のサーヴァント。 |
; [[Fate/EXTRA CCC]] | ; [[Fate/EXTRA CCC]] | ||
: 主人公のサーヴァントとして登場。漫画版『EXTRA』のおまけでも登場し、いつも通り女体化したはくのんの目覚まし時計を宝具で叩き潰して怯えられた。セイバー曰く「気が合ったから連れてきた」。 | : 主人公のサーヴァントとして登場。漫画版『EXTRA』のおまけでも登場し、いつも通り女体化したはくのんの目覚まし時計を宝具で叩き潰して怯えられた。セイバー曰く「気が合ったから連れてきた」。 | ||
; [[Fate/EXTELLA]] | ; [[Fate/EXTELLA]] | ||
− | : | + | : 一万四千年ぶりの見世物を前に、月の裏側との境界を破り自ら現界。(肉体の)主人公に肩入れしアルテラ陣営の副官に収まる。今回はかなりご機嫌の様子 |
; [[Fate/EXTELLA LINK]] | ; [[Fate/EXTELLA LINK]] | ||
: 謎の機械と一体化した状態で主人公達の前に立ちふさがる……が、実際には[[カール大帝|黒幕]]に敗北し、エネルギー抽出プラントにされている状態であった。 | : 謎の機械と一体化した状態で主人公達の前に立ちふさがる……が、実際には[[カール大帝|黒幕]]に敗北し、エネルギー抽出プラントにされている状態であった。 | ||
; [[Fate/strange Fake]] | ; [[Fate/strange Fake]] | ||
: 偽りの聖杯戦争に召喚されたサーヴァント。敵対者の中にかつての友がいると知って、いつになくやる気を出している。 | : 偽りの聖杯戦争に召喚されたサーヴァント。敵対者の中にかつての友がいると知って、いつになくやる気を出している。 | ||
− | : また明言はされていないものの[[沙条綾香|アヤカ・サジョウ]] | + | : また明言はされていないものの[[沙条綾香|アヤカ・サジョウ]]の回想には冬木の第四次聖杯戦争で召喚された彼らしきものが登場している。 |
; [[Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ]] | ; [[Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ]] | ||
: ありえないはずの「八枚目のカード」として、上記の黒化英霊の姿で登場。『ツヴァイ!』の中ボスとしてその力を見せ付ける。 | : ありえないはずの「八枚目のカード」として、上記の黒化英霊の姿で登場。『ツヴァイ!』の中ボスとしてその力を見せ付ける。 | ||
534行目: | 486行目: | ||
: 『300万ダウンロード記念』にて期間限定サーヴァントとして実装。 | : 『300万ダウンロード記念』にて期間限定サーヴァントとして実装。 | ||
: 初出の300万ダウンロード記念の際には、大量のアイテムや☆4ランクの英霊一騎など、ユーザーに向けてものすごい大盤振る舞いをぶちかました。 | : 初出の300万ダウンロード記念の際には、大量のアイテムや☆4ランクの英霊一騎など、ユーザーに向けてものすごい大盤振る舞いをぶちかました。 | ||
− | : 長らくイベントストーリー以外での音沙汰はなく、第七特異点でも[[ギルガメッシュ〔キャスター〕|キャスターの彼]] | + | : 長らくイベントストーリー以外での音沙汰はなく、第七特異点でも[[ギルガメッシュ〔キャスター〕|キャスターの彼]]がずっと出演していたが、ラスボス戦で初めてアーチャーとしての彼がメインストーリーに登場し、サポートNPCとして使用可能。性能はガチャで引き当てるアーチャー版ギルガメッシュと同等だが、立ち絵・グラフィック・台詞と言った演出要素がほぼ完全に'''この戦闘専用'''となっている。ひと欠片も慢心の無い完全本気モードのギルガメッシュとの共闘が楽しめるが、同時に彼を最後まで生き残らせることは、到達時のプレイヤーにとって二度とないチャレンジ要素といえる。 |
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:;イベント | :;イベント | ||
− | : | + | :'''ぐだぐだ本能寺''' |
::ぐだぐだ粒子に汚染されたサーヴァント「豊臣ギル吉」として登場。 | ::ぐだぐだ粒子に汚染されたサーヴァント「豊臣ギル吉」として登場。 | ||
− | : | + | :'''ほぼ週間 サンタオルタさん''' |
− | :: | + | ::サンタクロースを待ち受け、プレゼントとしてサンタ自身を所望するつもりであったが、そもそも行く事も無くスルーされた。 |
− | : | + | :'''Fate/Accel Zero Order''' |
:: バトルキャラ、モーション並びに宝具演出が一新された。 | :: バトルキャラ、モーション並びに宝具演出が一新された。 | ||
::シナリオではエルメロイ二世から話の通じないサーヴァントとして優先排除すべきと断じられ、主人公と同盟を組んだ[[ランスロット|バーサーカー]]陣営に聖杯問答中に倒された。 | ::シナリオではエルメロイ二世から話の通じないサーヴァントとして優先排除すべきと断じられ、主人公と同盟を組んだ[[ランスロット|バーサーカー]]陣営に聖杯問答中に倒された。 | ||
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===Fate関連作品=== | ===Fate関連作品=== | ||
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: 大河に乗せられ、王はこの世の快楽の全てを知らねばならぬ、と、庶民の幸せを知るため町へと繰り出す。 | : 大河に乗せられ、王はこの世の快楽の全てを知らねばならぬ、と、庶民の幸せを知るため町へと繰り出す。 | ||
; [[Fate/unlimited codes]] | ; [[Fate/unlimited codes]] | ||
− | : | + | : 「最古の英雄王」。遠距離戦・バビロンと、近距離戦・エアorバビロン内の宝具とスタイルを切り替える。 |
; [[Fate/Ace Royal]] | ; [[Fate/Ace Royal]] | ||
: [[英霊カード]]の一枚。 | : [[英霊カード]]の一枚。 | ||
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; [[アルトリア・ペンドラゴン|セイバー]] | ; [[アルトリア・ペンドラゴン|セイバー]] | ||
: 幾度となく求婚。アンソロジーなどでは彼女のストーカー扱いされることも。彼女の生き方に執着しているのだが、『CCC』にて実は見た目も好みだったことが判明した。 | : 幾度となく求婚。アンソロジーなどでは彼女のストーカー扱いされることも。彼女の生き方に執着しているのだが、『CCC』にて実は見た目も好みだったことが判明した。 | ||
− | : 『unlimited | + | : 『unlimited codes』ではセイバーを打倒した際に興味を失い、手に入ってしまえばセイバーに執着しなくなることが明らかになっている。 |
: Fateルートで彼女に告げた通り「手に入らぬからこそ、美しいものもある」ということなのだろう。 | : Fateルートで彼女に告げた通り「手に入らぬからこそ、美しいものもある」ということなのだろう。 | ||
; [[間桐慎二]] | ; [[間桐慎二]] | ||
: UBWルートで契約したマスター。本人は歯牙にもかけておらず、暴言を吐いても怒ることすらせず、いざという時には当然の様に見捨てた。 | : UBWルートで契約したマスター。本人は歯牙にもかけておらず、暴言を吐いても怒ることすらせず、いざという時には当然の様に見捨てた。 | ||
− | |||
;[[間桐桜]] | ;[[間桐桜]] | ||
: HFルートでは彼女を待ち受ける地獄を察し、今のうちに死ぬように忠告した。 | : HFルートでは彼女を待ち受ける地獄を察し、今のうちに死ぬように忠告した。 | ||
− | : | + | : 後に暴走した彼女を見かねると共に自らの所有物である街の人間を食い荒らすために始末しようとするが、予想を上回るほどに力を蓄えた桜に返り討ちに遭い、喰われてしまった。 |
; [[カレン・オルテンシア]] | ; [[カレン・オルテンシア]] | ||
: 繰り返される四日間でのマスター。人使いが荒いので苦手にしている。 | : 繰り返される四日間でのマスター。人使いが荒いので苦手にしている。 | ||
598行目: | 543行目: | ||
: セイバーが暴君に反転した姿。 | : セイバーが暴君に反転した姿。 | ||
: 『unlimited codes』では「理想を捨てた貴様になど用はない!」「下らん!雑念に堕ちたな!セイバー」と嫌悪を見せている。 | : 『unlimited codes』では「理想を捨てた貴様になど用はない!」「下らん!雑念に堕ちたな!セイバー」と嫌悪を見せている。 | ||
− | : | + | : 『カーニバル・ファンタズム』では暴君でマイペースな彼女に心を奪われ、凛に「こういうのが好みか」と白い目を向けられていた。 |
; [[衛宮士郎]]、[[エミヤ|アーチャー]] | ; [[衛宮士郎]]、[[エミヤ|アーチャー]] | ||
− | :<ruby>贋作者<rb></rb><rt>フェイカー</rt></ruby> | + | :<ruby>贋作者<rb></rb><rt>フェイカー</rt></ruby>と蔑み目の敵にしている。 |
; [[イリヤスフィール・フォン・アインツベルン]] | ; [[イリヤスフィール・フォン・アインツベルン]] | ||
: 人間とホムンクルスの間に生まれた彼女は彼の嫌う「雑種」であるためか、人形と蔑み極めて冷淡な見方をしている。 | : 人間とホムンクルスの間に生まれた彼女は彼の嫌う「雑種」であるためか、人形と蔑み極めて冷淡な見方をしている。 | ||
606行目: | 551行目: | ||
: 自分と同じ半神半人ということもあり、大英雄として高く評価している。 | : 自分と同じ半神半人ということもあり、大英雄として高く評価している。 | ||
; [[クー・フーリン|ランサー]] | ; [[クー・フーリン|ランサー]] | ||
− | : | + | : 気に食わない相手で、犬と蔑み見下している。ギルガメッシュに言わせれば「王としての在り方が我と正反対」であるそうな。 |
; [[セラ]]、[[リーゼリット]] | ; [[セラ]]、[[リーゼリット]] | ||
: 己の意志で主を守るという在り方を認めつつも、それが報われることは無いと断じ、誅滅する。 | : 己の意志で主を守るという在り方を認めつつも、それが報われることは無いと断じ、誅滅する。 | ||
614行目: | 559行目: | ||
: 召喚者であり、第四次聖杯戦争のマスター。ギルガメッシュを「王の中の王」と認め、臣下の礼を取る。尤もその本心は最終的に英雄王を自害させるつもりであった為、後に造反された。 | : 召喚者であり、第四次聖杯戦争のマスター。ギルガメッシュを「王の中の王」と認め、臣下の礼を取る。尤もその本心は最終的に英雄王を自害させるつもりであった為、後に造反された。 | ||
; [[イスカンダル|ライダー]] | ; [[イスカンダル|ライダー]] | ||
− | : | + | : 第四次聖杯戦争中、唯一「王」と認め、全力で戦うに相応しいと認めた相手。 |
− | |||
; [[ランスロット|バーサーカー]] | ; [[ランスロット|バーサーカー]] | ||
: 敵対するサーヴァント。マスター同士の因縁からマッチアップすることが比較的多い。 | : 敵対するサーヴァント。マスター同士の因縁からマッチアップすることが比較的多い。 | ||
622行目: | 566行目: | ||
=== EXTRA CCC === | === EXTRA CCC === | ||
; [[主人公 (EXTRA)]] | ; [[主人公 (EXTRA)]] | ||
− | : | + | : 契約したマスター。最初はただの気紛れで契約していたため、「契約を切りたい」と言う旨の発言をするとすぐに殺してしまう(この辺については最後の最後で彼が明かしてくれる)。 |
; [[遠坂凛 (EXTRA)]] | ; [[遠坂凛 (EXTRA)]] | ||
− | : | + | : 彼女の金の亡者ぶりやその搾取側の思想、何より彼女の実力を評価し、「組めば面白そうだ」と発言している。テンプレのようなツンデレ言動を見た際には「イシュタルめの転生体か?」とコメントしている。 |
; [[ラニ=Ⅷ]] | ; [[ラニ=Ⅷ]] | ||
: 彼女の魔術師としての実力を認め、凛と同じく彼女も「自分のマスターを支えるにふさわしい者」と評価している。 | : 彼女の魔術師としての実力を認め、凛と同じく彼女も「自分のマスターを支えるにふさわしい者」と評価している。 | ||
635行目: | 579行目: | ||
; [[BB]] | ; [[BB]] | ||
: お互いに天敵同士。喋れなくされたり、洗脳されたり、影に飲み込まれたりと何度も何度も苦汁を飲まされた上に、[[間桐桜|いつかどこかで後ろからドロリと飲み込まれたことがあるような、ないような直感]]から「お前には慢心も背中も見せない」と珍しく最大の警戒をしている。 | : お互いに天敵同士。喋れなくされたり、洗脳されたり、影に飲み込まれたりと何度も何度も苦汁を飲まされた上に、[[間桐桜|いつかどこかで後ろからドロリと飲み込まれたことがあるような、ないような直感]]から「お前には慢心も背中も見せない」と珍しく最大の警戒をしている。 | ||
− | : | + | : 一方彼女の方も、彼が主人公の令呪を全て使わせたことを始め、何度も主人公を危険に晒したり殺そうとしてた事を根に持っているためパートナーサーヴァントの中でも彼には極端に辛辣な態度を取る。 |
; [[パッションリップ]] | ; [[パッションリップ]] | ||
: アルターエゴの一体。基本「金髪貧乳党」の彼だが、そのありえないサイズの胸を見て動揺し、「好みではないが、あそこまで大きいと一度味わってみたい」と評した。また彼女の「愛」を「綺麗なだけのものに何の価値があろうか」と認めている。 | : アルターエゴの一体。基本「金髪貧乳党」の彼だが、そのありえないサイズの胸を見て動揺し、「好みではないが、あそこまで大きいと一度味わってみたい」と評した。また彼女の「愛」を「綺麗なだけのものに何の価値があろうか」と認めている。 | ||
645行目: | 589行目: | ||
: 千里眼にて並行世界を覗いたのか、『CCC』における月の裏側の記憶を持っており変わらず目をかけている。 | : 千里眼にて並行世界を覗いたのか、『CCC』における月の裏側の記憶を持っており変わらず目をかけている。 | ||
:アルテラ陣営につく決め手になったが、『EXTELLA/material』によると同作のアルテラはおろか主人公さえもそれを知る由がない。 | :アルテラ陣営につく決め手になったが、『EXTELLA/material』によると同作のアルテラはおろか主人公さえもそれを知る由がない。 | ||
− | ; [[アルテラ (EXTELLA)|アルテラ]] | + | ; [[アルテラ (EXTELLA)|アルテラ]] |
: 神々の交わした約定により一度だけ助力する…と言っているがぶっちゃけ'''今回の愉悦対象'''。彼女の復活という「見世物」を前に自ら現界する。 | : 神々の交わした約定により一度だけ助力する…と言っているがぶっちゃけ'''今回の愉悦対象'''。彼女の復活という「見世物」を前に自ら現界する。 | ||
; [[ジャンヌ・ダルク]] | ; [[ジャンヌ・ダルク]] | ||
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;[[フランソワ・プレラーティ|真キャスター]] | ;[[フランソワ・プレラーティ|真キャスター]] | ||
:エルキドゥの幻覚を見せられたことから激怒し、「魔物」「道化にすらなれない三流」と嫌悪感を露にする。 | :エルキドゥの幻覚を見せられたことから激怒し、「魔物」「道化にすらなれない三流」と嫌悪感を露にする。 | ||
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;ギルガメッシュを召喚した魔術師 | ;ギルガメッシュを召喚した魔術師 | ||
:緩やかに衰退しつつある家系の魔術師であり、再起を掛けて偽りの聖杯戦争の参加を決意する。妻子を手にかけて退路を断ち、先祖が全てをかけて手に入れた『蔵の鍵』を触媒にギルガメッシュを召喚した。 | :緩やかに衰退しつつある家系の魔術師であり、再起を掛けて偽りの聖杯戦争の参加を決意する。妻子を手にかけて退路を断ち、先祖が全てをかけて手に入れた『蔵の鍵』を触媒にギルガメッシュを召喚した。 | ||
− | : | + | : だが召喚直後にティーネに右手を切り飛ばされた上に、攻撃しようとしたところを返り討ちにあい、絶命する。しかも、その『蔵の鍵』は持ち主にとってガラクタでさえなかったという散々な結果であった。しかし、後にそのガラクタですらなかった物が、ギルガメッシュ自身さえ予想だにしなかった致命的な惨事を齎すことに。 |
;[[リチャードⅠ世|セイバー]] | ;[[リチャードⅠ世|セイバー]] | ||
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===Fate/Grand Order=== | ===Fate/Grand Order=== | ||
;[[主人公 (Grand Order)]] | ;[[主人公 (Grand Order)]] | ||
− | : | + | :実力の評価としては「半人前以下」だが、見所はあると考えているのかかなり積極的に世話を焼いてくる。 |
;[[オジマンディアス]] | ;[[オジマンディアス]] | ||
: カルデアで召喚されてからはお互いに気が合っている模様。 | : カルデアで召喚されてからはお互いに気が合っている模様。 | ||
: だが、それは彼ら自身特有の「説明するまでもない主語を省いた会話」によって「自分が一番、あいつが二番」という認識をお互いに抱いていてその事を互いに気付いていないためのようで、そのことを理解している[[ニトクリス]]からははらはらと見守られている。 | : だが、それは彼ら自身特有の「説明するまでもない主語を省いた会話」によって「自分が一番、あいつが二番」という認識をお互いに抱いていてその事を互いに気付いていないためのようで、そのことを理解している[[ニトクリス]]からははらはらと見守られている。 | ||
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=== 生前 === | === 生前 === | ||
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: 彼と共に過ごした時間や思い出は最高の「宝」となっている。 | : 彼と共に過ごした時間や思い出は最高の「宝」となっている。 | ||
: その一方でだいぶ執着もあるようで、友達を作ったり誰かと手を組もうとするたびに「相応しいか試す」と理由をつけて無理難題を押し付け、追い払ってきたとか<ref group="注">ただし、「友達を奪われたくない」というわかりやすい感情ではないようである。</ref>。 | : その一方でだいぶ執着もあるようで、友達を作ったり誰かと手を組もうとするたびに「相応しいか試す」と理由をつけて無理難題を押し付け、追い払ってきたとか<ref group="注">ただし、「友達を奪われたくない」というわかりやすい感情ではないようである。</ref>。 | ||
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; [[イシュタル]] | ; [[イシュタル]] | ||
: 執拗に求婚を迫ってきた豊穣の女神。古今東西で英雄王が最も憎み嫌う存在。 | : 執拗に求婚を迫ってきた豊穣の女神。古今東西で英雄王が最も憎み嫌う存在。 | ||
: 彼女を振ったことで怒りを買い、結果的にエルキドゥの死を招いたため、彼女のような男を誑かす女性を最も嫌うようになった。 | : 彼女を振ったことで怒りを買い、結果的にエルキドゥの死を招いたため、彼女のような男を誑かす女性を最も嫌うようになった。 | ||
: その憎悪振りは尋常ではなかったらしく、『CCC』においてはアルターエゴの中に内包された女神の中にイシュタルが居た場合、容赦なく開幕からエアを抜き放つと言い切ったほど。この段階ではまだ主人公のことを認めておらず、嘘を嫌う彼の気性から考えれば異例の発言と言える。 | : その憎悪振りは尋常ではなかったらしく、『CCC』においてはアルターエゴの中に内包された女神の中にイシュタルが居た場合、容赦なく開幕からエアを抜き放つと言い切ったほど。この段階ではまだ主人公のことを認めておらず、嘘を嫌う彼の気性から考えれば異例の発言と言える。 | ||
− | : 『Grand Order』第七特異点や『FGO | + | : 『Grand Order』第七特異点や『FGO material』では「飛蝗の群と砂嵐、子供のかんしゃくが混ざったような存在」と評していたが、第七特異点では不老不死の旅から帰還して精神的に成長したのと、彼女がギルと相性の良い人間の少女を器とした疑似サーヴァントとして現界したために性質が3割がた変わってるのも相まってか、喧嘩仲という間柄に収まっている。 |
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; [[シドゥリ]] | ; [[シドゥリ]] | ||
: 冥界から帰還したギルガメッシュを王としての無責任ぶりから叱責し、再建後には祭祀長として彼を支えた女性。 | : 冥界から帰還したギルガメッシュを王としての無責任ぶりから叱責し、再建後には祭祀長として彼を支えた女性。 | ||
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; ナピュシテム | ; ナピュシテム | ||
: 神の列に加わり不老不死の力を得た賢人。その在り方を嫌ったギルガメッシュに不老不死の霊薬について教えた。 | : 神の列に加わり不老不死の力を得た賢人。その在り方を嫌ったギルガメッシュに不老不死の霊薬について教えた。 | ||
− | ; | + | ; フワワ |
: フンババとも呼ばれる、森を守る怪物。かつてエルキドゥと共に打ち倒した存在。 | : フンババとも呼ばれる、森を守る怪物。かつてエルキドゥと共に打ち倒した存在。 | ||
: 彼女に対してはあまり悪感情は持っていなかったようで、最期には友が送ったのと同じ花の冠を手向けた。 | : 彼女に対してはあまり悪感情は持っていなかったようで、最期には友が送ったのと同じ花の冠を手向けた。 | ||
− | : 彼女については相当なトラウマになっているようで、気配を感じただけですくみ上がるどころか、'''本人に相対すると完全体セルやフリーザ最終形態と相対したベジータみたいになる''' | + | : 彼女については相当なトラウマになっているようで、気配を感じただけですくみ上がるどころか、'''本人に相対すると完全体セルやフリーザ最終形態と相対したベジータみたいになる'''と那須きのこ本人からお墨付きをもらった<ref group="注">『ドラゴンボール』を知らない人向けに解説すると'''「イキりまくった挙げ句に相手に桁が違う実力を見せつけられ、逆に煽り返されたり完全に戦意喪失して泣き出したりする」'''という意味である。</ref>。 |
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=== その他 === | === その他 === | ||
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;「侮るな。あの程度の呪い、飲み干せなくて何が英雄か。<br> この世全ての悪? は、我を染めたければその三倍は持ってこいというのだ。<br> よいかセイバー。英雄とはな、己が視界に入る全ての人間を背負うもの。<br> ───この世の全てなぞ、とうの昔に背負っている」 | ;「侮るな。あの程度の呪い、飲み干せなくて何が英雄か。<br> この世全ての悪? は、我を染めたければその三倍は持ってこいというのだ。<br> よいかセイバー。英雄とはな、己が視界に入る全ての人間を背負うもの。<br> ───この世の全てなぞ、とうの昔に背負っている」 | ||
− | : | + | :その器、もはや計測不能のデカさである。 |
;「───憎らしい女だ。最後まで、この我に刃向かうか<br> だが許そう。手には入らぬからこそ、美しいものもある<br> ではな騎士王───いや、中々に愉しかったぞ」 | ;「───憎らしい女だ。最後まで、この我に刃向かうか<br> だが許そう。手には入らぬからこそ、美しいものもある<br> ではな騎士王───いや、中々に愉しかったぞ」 | ||
:Fateルートでの退場シーン。敗北しながらも、王の威厳を感じさせる死に様である。 | :Fateルートでの退場シーン。敗北しながらも、王の威厳を感じさせる死に様である。 | ||
− | : | + | : だが、この後、ルートを進むごとに死に際の威厳が落ちて行くと誰が想像しただろうか。 |
;「死に絶えるのならそれでよい。自らの罪で消え去るのなら、生きる価値などあるまい。<br> 我が欲しいものは雑種ではない。地獄の中ですら生き延びられるモノにこそ、支配される価値がある。<br> その点で言えば前回のは落第だったな。あの程度の火で死に絶えるなど、今の人間は弱すぎる 」 | ;「死に絶えるのならそれでよい。自らの罪で消え去るのなら、生きる価値などあるまい。<br> 我が欲しいものは雑種ではない。地獄の中ですら生き延びられるモノにこそ、支配される価値がある。<br> その点で言えば前回のは落第だったな。あの程度の火で死に絶えるなど、今の人間は弱すぎる 」 | ||
:UBWルートにて聖杯を使い現代の人類一掃の目論みを明かした際に語った現代人の評価。この言い方からすると、古代ウルク人は冬木大火災にも耐えられるということになる。そんな超人たちと比べられては、現代人としてはたまったものではない。なお士郎はその点でいえば合格のはずだが、天敵ゆえか認めていない模様。 | :UBWルートにて聖杯を使い現代の人類一掃の目論みを明かした際に語った現代人の評価。この言い方からすると、古代ウルク人は冬木大火災にも耐えられるということになる。そんな超人たちと比べられては、現代人としてはたまったものではない。なお士郎はその点でいえば合格のはずだが、天敵ゆえか認めていない模様。 | ||
− | + | ; 「正義の味方?誰も傷つかない世界だと?おかしなことを。<br> 誰も傷つかず幸福を保つ世界はない。人間とは犠牲がなくては生を謳歌できぬ獣の名だ。平等という綺麗事は、闇を直視できぬ弱者の戯言にすぎぬ。<br> ────雑種。お前の理想とやらは、醜さを覆い隠すだけの言い訳に過ぎぬ。 」 | |
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− | ; 「正義の味方?誰も傷つかない世界だと?おかしなことを。<br> 誰も傷つかず幸福を保つ世界はない。人間とは犠牲がなくては生を謳歌できぬ獣の名だ。平等という綺麗事は、闇を直視できぬ弱者の戯言にすぎぬ。<br> | ||
: UBWルートにて士郎の理想を真っ向から否定した際の英雄王の台詞。 | : UBWルートにて士郎の理想を真っ向から否定した際の英雄王の台詞。 | ||
: 『臭い物に蓋』とはよく言ったものである。 | : 『臭い物に蓋』とはよく言ったものである。 | ||
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;「おのれ────おのれ、おのれおのれおのれおのれおのれおのれ……!!!」 | ;「おのれ────おのれ、おのれおのれおのれおのれおのれおのれ……!!!」 | ||
: 士郎の無限の剣製に圧倒される様。頼りの財宝は贋作者と蔑んだ敵に次々に砕かれ、完全に冷静さを失っている。 | : 士郎の無限の剣製に圧倒される様。頼りの財宝は贋作者と蔑んだ敵に次々に砕かれ、完全に冷静さを失っている。 | ||
− | : | + | : その上不用意にエアを使おうとして、腕ごと奪われるという始末。 |
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;「たわけ、死ぬつもりなど毛頭ないわ…………!!<br> 踏み留まれ、下郎、我がその場に戻るまでな!!」 | ;「たわけ、死ぬつもりなど毛頭ないわ…………!!<br> 踏み留まれ、下郎、我がその場に戻るまでな!!」 | ||
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;「───ぬ?」<br>「───貴様、よもやそこま、ガ────!!!???」 | ;「───ぬ?」<br>「───貴様、よもやそこま、ガ────!!!???」 | ||
− | : | + | : HFルートにおける最後。暴走して街の人間を食い散らかす桜を路地裏で襲うが、実際は誘い込まれていたのは彼の方であり咀嚼されながら食い殺されてしまった。 |
: 更に彼が桜を傷つけたせいで、彼女の暴走が加速していくこととなり、その夜だけで更に多くの人間を食い殺す。加えて、アーチャーの魂が本来の器であるイリヤに取り込まれたために桜の中には残ったライダーとアサシン以外のサーヴァント四人分の魂があったためにまだ保つ方だったのだが、英霊二、三人分の魂を持つギルガメッシュが取り込まれたことで桜の器が満たされてしまう。 | : 更に彼が桜を傷つけたせいで、彼女の暴走が加速していくこととなり、その夜だけで更に多くの人間を食い殺す。加えて、アーチャーの魂が本来の器であるイリヤに取り込まれたために桜の中には残ったライダーとアサシン以外のサーヴァント四人分の魂があったためにまだ保つ方だったのだが、英霊二、三人分の魂を持つギルガメッシュが取り込まれたことで桜の器が満たされてしまう。 | ||
: なお、ゲーム版では普通に焦ったような口調であるが、劇場版では「ほう……よもやそこまで…」と半分呆れたような賞賛したような口調であった。 | : なお、ゲーム版では普通に焦ったような口調であるが、劇場版では「ほう……よもやそこまで…」と半分呆れたような賞賛したような口調であった。 | ||
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;「魔術師どもも学ばぬな。所詮人間では、お前達の純粋さに報いられん」 | ;「魔術師どもも学ばぬな。所詮人間では、お前達の純粋さに報いられん」 | ||
− | :TVアニメ版『UBW』第14話で対峙した[[セラ]]と[[リーゼリット]] | + | :TVアニメ版『UBW』第14話で対峙した[[セラ]]と[[リーゼリット]]に対して。神によって造られ神罰で命を落とした生前の友を彼女達に重ねたのだろうか。また、全身を串刺しにされてなお主君への忠義を果たさんとするセラの意思を確認すると、自ら手に取った剣で介錯するなどホムンクルスである彼女らには彼なりの慈悲を見せている。 |
− | ; | + | ;「貴様の人生、逸話を宝具として昇華した物だろう。その宝具だけは我の手にはない………これは我も分が悪いか。」 |
− | ; | + | ;「業腹だが、その男には最上級の武具しか通じぬらしい。」 |
:TVアニメ版『UBW』第15話。対峙したバーサーカーの武勇への賞賛。「分が悪い」というのは、生前集めた財宝の中でも最高の物でしか傷つけられない上に12回殺さなければ倒せない分析。 | :TVアニメ版『UBW』第15話。対峙したバーサーカーの武勇への賞賛。「分が悪い」というのは、生前集めた財宝の中でも最高の物でしか傷つけられない上に12回殺さなければ倒せない分析。 | ||
− | : | + | :宝具能力では有利だが、実際にバーサーカーが攻撃に専念したならば宝具の嵐を強行突破できるので、正面から戦えば自分が絶対に勝てないことを認めている。 |
;「呆れた男よ、最後の最後で己が神話を乗り越えたか」 | ;「呆れた男よ、最後の最後で己が神話を乗り越えたか」 | ||
851行目: | 720行目: | ||
:世話のかかる友を持って[[エルキドゥ]]も大変だ。 | :世話のかかる友を持って[[エルキドゥ]]も大変だ。 | ||
− | ;「はっはっは。騒々しいぞ雑種ども。まわりのオケラどもに迷惑であろう。<br> | + | ;「はっはっは。騒々しいぞ雑種ども。まわりのオケラどもに迷惑であろう。<br>それはともかく、ジロウ、一匹と言わず十匹二十匹持っていくがよい。ミミ、恐れる事はない。怒らぬから引いてみよ。イマヒサ、当たり前のコトを言っても我の気は引けんぞ。しかしその嗜好は良し、これでガリガリさんを買ってくるがよい。カンタ、ジャンプは我が読み終わるまで待て。コウタ、アレは狂犬故な、注意してぶつけてやれ」 |
:港でランサー、アーチャーと釣り対決中。子供の名前を1人1人覚えているのみならず、誰が何を言ったか各々丁寧に対応している。自らを慕う子供達に英雄王はご満悦のようで、士郎は思わず「……誰?」と呆気にとられた。ところで、最後の「コウタ」は三枝さんちの彼だろうか。 | :港でランサー、アーチャーと釣り対決中。子供の名前を1人1人覚えているのみならず、誰が何を言ったか各々丁寧に対応している。自らを慕う子供達に英雄王はご満悦のようで、士郎は思わず「……誰?」と呆気にとられた。ところで、最後の「コウタ」は三枝さんちの彼だろうか。 | ||
857行目: | 726行目: | ||
: 終盤、無限の残骸どもを相手にした時に。後に『CCC』において、主人公の危機を救う際に同じ言葉を発している。油断と慢心を捨てた一生に一度の本気。 | : 終盤、無限の残骸どもを相手にした時に。後に『CCC』において、主人公の危機を救う際に同じ言葉を発している。油断と慢心を捨てた一生に一度の本気。 | ||
;「黄泉路を開く。存分に謳え亡者ども。<br>なに、退屈はさせん。<ruby>我<rb></rb><rt>オレ</rt></ruby>とてこのような気紛れは一生に一度あるかないかでな。財の出し惜しみはせぬ、夜明けまで命を賭して持ちこたえよ……!」 | ;「黄泉路を開く。存分に謳え亡者ども。<br>なに、退屈はさせん。<ruby>我<rb></rb><rt>オレ</rt></ruby>とてこのような気紛れは一生に一度あるかないかでな。財の出し惜しみはせぬ、夜明けまで命を賭して持ちこたえよ……!」 | ||
− | : | + | :そして、完全本気モードの大暴れ。相変わらずとんでもなく上から目線の我様発言だが、今回ばかりは正真正銘、まごうかたなくその言葉に相応しい神威を見せつける。 |
===トラぶる花札道中記=== | ===トラぶる花札道中記=== | ||
− | ;「コトミネー。この青いの、自分でもわかっていないルールを偉そうにしゃべってたのだぞー」<br> | + | ;「コトミネー。この青いの、自分でもわかっていないルールを偉そうにしゃべってたのだぞー」<br>「その尊大さに我もビックリ」 |
:一人称が'''われ'''なのは間違いではなくそういう仕様。 | :一人称が'''われ'''なのは間違いではなくそういう仕様。 | ||
868行目: | 737行目: | ||
;「何が予定通りか。――が、契約者の失策を立て直すのも我の務めだ。気が乗らぬが手を組むか雑兵!」 | ;「何が予定通りか。――が、契約者の失策を立て直すのも我の務めだ。気が乗らぬが手を組むか雑兵!」 | ||
:先程までのアホの子のような言動が嘘のように格好良く対応する。 | :先程までのアホの子のような言動が嘘のように格好良く対応する。 | ||
− | |||
;「眩しすぎるほど運命合コン圏!なんだランサーあの愛くるしい子供は!?神か!?」 | ;「眩しすぎるほど運命合コン圏!なんだランサーあの愛くるしい子供は!?神か!?」 | ||
:新生・聖女と愉快な仲間たち編で子ギルと遭遇した際の台詞。同性だとか以前に過去の自分なのだが……。 | :新生・聖女と愉快な仲間たち編で子ギルと遭遇した際の台詞。同性だとか以前に過去の自分なのだが……。 | ||
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;「ぬ。たわけめ、侮るな下郎!我的には可愛ければオールオッケー。真の英雄に男も女もないと知れ!」 | ;「ぬ。たわけめ、侮るな下郎!我的には可愛ければオールオッケー。真の英雄に男も女もないと知れ!」 | ||
886行目: | 751行目: | ||
: 同上。虎聖杯を前にし王としての矜持を語り虎聖杯を破壊する。この後EDにおいて、関連作品で唯一無二の、'''セイバーがギルガメッシュと和やかに会話を交わす'''という超レアなシーンが見られる。<br>カッコいいとこみせたご褒美だろうか。 | : 同上。虎聖杯を前にし王としての矜持を語り虎聖杯を破壊する。この後EDにおいて、関連作品で唯一無二の、'''セイバーがギルガメッシュと和やかに会話を交わす'''という超レアなシーンが見られる。<br>カッコいいとこみせたご褒美だろうか。 | ||
− | ; | + | ;「ん?どうした、セイバー?ガ?ガッシュ?……そうか!!「ギルガメッシュ貴方が好き!!」と、言いたいのだなっ!?」 |
:「セイバー」シナリオにて。毎度のことながらポジティブ思想すぎる。 | :「セイバー」シナリオにて。毎度のことながらポジティブ思想すぎる。 | ||
913行目: | 778行目: | ||
; 「───だがそれにしても、十年にして追い求めた宝にしては、この趣向、いささかばかり物足りぬな<br> フフ、もはや抗う力もない、か。……ああ成る程、セイバー、お前が光り輝いて見えたのは、我に刃向かっていたからこそ、なのか<br> まあ良いわ。女、飽きがくるまでもうしばらくは愛でてやる。それまでは存分に、この世の苦痛と快楽を満喫するが良い」 | ; 「───だがそれにしても、十年にして追い求めた宝にしては、この趣向、いささかばかり物足りぬな<br> フフ、もはや抗う力もない、か。……ああ成る程、セイバー、お前が光り輝いて見えたのは、我に刃向かっていたからこそ、なのか<br> まあ良いわ。女、飽きがくるまでもうしばらくは愛でてやる。それまでは存分に、この世の苦痛と快楽を満喫するが良い」 | ||
: ギルガメッシュルートにてセイバーを破り服従させることに成功するも、即座に価値がないと切り捨てる。 | : ギルガメッシュルートにてセイバーを破り服従させることに成功するも、即座に価値がないと切り捨てる。 | ||
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=== Fate/Zero === | === Fate/Zero === | ||
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;「法だ」<br>「我が王として敷いた、我の法だ」 | ;「法だ」<br>「我が王として敷いた、我の法だ」 | ||
− | : セイバー、ライダーを交えた聖杯問答にて。自らの財と主張する聖杯、それを狙う者を裁く事に対する<ruby><rb>道理</rb><rt>りゆう</rt></ruby>。 | + | :セイバー、ライダーを交えた聖杯問答にて。自らの財と主張する聖杯、それを狙う者を裁く事に対する<ruby><rb>道理</rb><rt>りゆう</rt></ruby>。 |
− | : これを聞いたライダーは彼の王道の完璧さを認めざるを得なかった。 | + | :これを聞いたライダーは彼の王道の完璧さを認めざるを得なかった。 |
;「決めたぞ。──ライダー、貴様はこの我が手ずから殺す」 | ;「決めたぞ。──ライダー、貴様はこの我が手ずから殺す」 | ||
949行目: | 798行目: | ||
;「──自ら王を名乗り──皆から王と讃えられて──そんな輩が、“悔やむ”だと?<br> ハッ! これが笑わずにいられるか? 傑作だ! セイバー、おまえは極上の道化だな!」 | ;「──自ら王を名乗り──皆から王と讃えられて──そんな輩が、“悔やむ”だと?<br> ハッ! これが笑わずにいられるか? 傑作だ! セイバー、おまえは極上の道化だな!」 | ||
:聖杯問答においてセイバーが語った心意を聞いた時、嘲笑を込めて笑いながら言った言葉。彼女の王としての存在は、自分やライダーの描くそれとはかけ離れたものだった。 | :聖杯問答においてセイバーが語った心意を聞いた時、嘲笑を込めて笑いながら言った言葉。彼女の王としての存在は、自分やライダーの描くそれとはかけ離れたものだった。 | ||
− | :ライダーが「眉間に皺を寄せ、いつになく不機嫌そうな風情でセイバーを見据え」たのに対し、ギルガメッシュは「もはや抑えが効かぬとばかりに笑い転げ」ることに<ref group = "注"> | + | :ライダーが「眉間に皺を寄せ、いつになく不機嫌そうな風情でセイバーを見据え」たのに対し、ギルガメッシュは「もはや抑えが効かぬとばかりに笑い転げ」ることに<ref group = "注">アニメ版とドラマCD版では演技の質が若干異なっており、アニメ版では馬鹿にするような「嘲笑」であったが、ドラマCD版ではまさに抑えが効かぬとばかりの「爆笑」であり、以降のセイバーとライダーの会話の間もずっと背景で笑い声が響き渡っていた。</ref>。 |
;「愉悦というのはな、言うならば魂の<ruby><rb>容</rb><rt>かたち</rt></ruby>だ。"有る"か"無い"かではなく、"識る"か"識れない"かを問うべきものだ」<br>「求めるところを、為すがいい。それこそが娯楽の本道だ。そして娯楽は愉悦を導き、愉悦は幸福のありかを指し示す」 | ;「愉悦というのはな、言うならば魂の<ruby><rb>容</rb><rt>かたち</rt></ruby>だ。"有る"か"無い"かではなく、"識る"か"識れない"かを問うべきものだ」<br>「求めるところを、為すがいい。それこそが娯楽の本道だ。そして娯楽は愉悦を導き、愉悦は幸福のありかを指し示す」 | ||
: 自らの在り方に悩み娯楽そのものを否定する言峰に対し、愉悦の何たるかを語る。 | : 自らの在り方に悩み娯楽そのものを否定する言峰に対し、愉悦の何たるかを語る。 | ||
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; 「ヒトの領分を超えた悲願に手を伸ばす愚か者……その破滅を愛してやれるのは天上天下にただ一人、このギルガメッシュをおいて他にない。<br> 儚くも眩しき者よ。我が腕に抱かれるがいい。それが我の決定だ」 | ; 「ヒトの領分を超えた悲願に手を伸ばす愚か者……その破滅を愛してやれるのは天上天下にただ一人、このギルガメッシュをおいて他にない。<br> 儚くも眩しき者よ。我が腕に抱かれるがいい。それが我の決定だ」 | ||
973行目: | 819行目: | ||
: ライダーとの誓いを守り、身一つで対峙したウェイバーに対して。 | : ライダーとの誓いを守り、身一つで対峙したウェイバーに対して。 | ||
: 手にかけるだけの理由はない、と解説されてはいるが、それだけではこの言葉は出てこまい。彼なりの王の哲学を感じる。 | : 手にかけるだけの理由はない、と解説されてはいるが、それだけではこの言葉は出てこまい。彼なりの王の哲学を感じる。 | ||
− | : | + | : なお、仮にウェイバーにまだ令呪の気配が残っていたなら殺すつもりだったらしい。ウェイバーがライダーのマスターかどうか問われ、「違う。ボクは――あの人の臣下だ」と返した際、小説版でもアニメ版の第23話でも、ギルガメッシュがウェイバーを見て令呪の有無を確認する描写がある。 |
=== Fate/EXTRA CCC === | === Fate/EXTRA CCC === | ||
1,004行目: | 850行目: | ||
; 「我に慢心を捨てろときたか! つくづく厚顔なマスターよな!」<br>「貴様には地の理では生温い。天の理を示してやる。さあ! 死に物狂いで耐えるがよい、不敬!<br> 死して拝せよ! 『<ruby><rb>天地乖離す開闢の星</rb><rt>エヌマ・エリシュ</rt></ruby>』!」 | ; 「我に慢心を捨てろときたか! つくづく厚顔なマスターよな!」<br>「貴様には地の理では生温い。天の理を示してやる。さあ! 死に物狂いで耐えるがよい、不敬!<br> 死して拝せよ! 『<ruby><rb>天地乖離す開闢の星</rb><rt>エヌマ・エリシュ</rt></ruby>』!」 | ||
: 宝具使用時セリフの一つ。最古の英雄王は高笑いと共に、最強最古の宝剣を解放する。 | : 宝具使用時セリフの一つ。最古の英雄王は高笑いと共に、最強最古の宝剣を解放する。 | ||
− | : | + | : 『Fate/Zero』では時臣に宝具使用を懇願された時にすげなくあしらい、つまらない相手に使わせようとすることに「刎頚に値する」と激怒していたが、『CCC』ではたとえ雑魚が相手であっても、愉快げにこのセリフを言いながらノリノリで「天地乖離す開闢の星」を使ってくれる。両者の違いは実は頼み方、時臣も真面目に頼み込んだりせず「英雄王のかっこいいところ、見たいー」みたいにおだてれば海魔相手でも余裕でつかってくれたらしい、ようはキャラの違い。 |
;「興が乗ったぞ、下がっていろマスター。<br> 原初を語る。元素は混ざり、固まり…万象織りなす星を生む!<br> フハハハハハハ! 死して拝せよ! 『<ruby><rb>天地乖離す開闢の星</rb><rt>エヌマ・エリシュ</rt></ruby>』!」 | ;「興が乗ったぞ、下がっていろマスター。<br> 原初を語る。元素は混ざり、固まり…万象織りなす星を生む!<br> フハハハハハハ! 死して拝せよ! 『<ruby><rb>天地乖離す開闢の星</rb><rt>エヌマ・エリシュ</rt></ruby>』!」 | ||
1,027行目: | 873行目: | ||
;「すまぬ。我は貧乏という概念がよく分からぬのだ。<br> なにせ、使い切れぬほどの財がある故。よって貴様の哀しみを癒す術を知らぬ。<br> ………許せ、ハサンよ。あと近寄るな。貧しさが移りそうだ」<br>「知らぬか? サーヴァント界で最も不遇な者。<br> その名をハサンと言うのだ。まぁ、貴様の財政事情とかけているのだが。<br> ───ハサンなだけに、破産。<br> よし笑え。笑う門には福来たる、とは貴様の国の格言であろう!」 | ;「すまぬ。我は貧乏という概念がよく分からぬのだ。<br> なにせ、使い切れぬほどの財がある故。よって貴様の哀しみを癒す術を知らぬ。<br> ………許せ、ハサンよ。あと近寄るな。貧しさが移りそうだ」<br>「知らぬか? サーヴァント界で最も不遇な者。<br> その名をハサンと言うのだ。まぁ、貴様の財政事情とかけているのだが。<br> ───ハサンなだけに、破産。<br> よし笑え。笑う門には福来たる、とは貴様の国の格言であろう!」 | ||
− | : | + | : 世知辛過ぎるAUOジョーク。確かにHFルートでは呪腕のハサンもギルもあっけない最期を遂げ、百の貌のハサンも使い捨て同然に退場されたのだが……それを差し置いてもあんまりである。これでは、聖杯戦争に復讐したいという[[アサシン (Fake)|某美しき暗殺者]]の気持ちも尤もなものである。 |
− | : | + | : しかし『[[Fate/strange Fake|Fake]]』や『Grand Order』等、近年のFateシリーズにおいては山の翁に連なる暗殺者たちの活躍機会がだんだん増えていっており、当のギルガメッシュ本人も[[“山の翁”|初代ハサン]]に[[ティアマト|窮地を救われている]]など決して不遇とは言い難い。 |
− | : | + | : ……件の初代から後輩ハサンへの当たりがかなりキツいので下っ端根性が拭えないという意味では不遇かもしれないが。 |
; 「躾がなっていないぞ店主。我らの会話に横やりを入れるなぞ、まさに狂犬といったところよな。<br> ところよな?…………どうした。笑ってもよいのだぞものども。<br> 横やり、だ!![[クー・フーリン|ランサー]]と槍をかけたAUOジョークだとなぜ分からぬ、たわけども!」 | ; 「躾がなっていないぞ店主。我らの会話に横やりを入れるなぞ、まさに狂犬といったところよな。<br> ところよな?…………どうした。笑ってもよいのだぞものども。<br> 横やり、だ!![[クー・フーリン|ランサー]]と槍をかけたAUOジョークだとなぜ分からぬ、たわけども!」 | ||
: 主人公、ランサー、そして言峰を沈黙させた渾身のAUOジョーク。 | : 主人公、ランサー、そして言峰を沈黙させた渾身のAUOジョーク。 | ||
− | : | + | : 彼を完璧な王としてデザインした神々も、ユーモアセンスだけは与えられなかった様子。わざわざ「横やり」を強調して言っているが、初プレイで気づいた人がどれくらい居たことやら。 |
;「……恐ろしき罰よ。我ですら背筋が凍ったわ。いや、待てよ。<br> あれはヤツの嗜好の品であったな……もしや本気で褒美のつもりなのか?」 | ;「……恐ろしき罰よ。我ですら背筋が凍ったわ。いや、待てよ。<br> あれはヤツの嗜好の品であったな……もしや本気で褒美のつもりなのか?」 | ||
− | : | + | :言峰がランサーに令呪で命じた内容にはギルガメッシュも怖気づいた。本気で褒美のつもりなら枚数や時間の制限などしないと思うが、真相は不明である。 |
; 「よいか。この世のすべての生命は先達者の手で作られたモノだ。自然発生するのは魂のみ。<br> それこそが我や貴様が持つ、ただ一つの“己”だろうよ。体が作り物であろうと、始まりが何者の写し身であろうとな。<br> 目覚め、抗った瞬間に、お前は唯一の独立性を確立した。それを作られた、などと思う事はない」 | ; 「よいか。この世のすべての生命は先達者の手で作られたモノだ。自然発生するのは魂のみ。<br> それこそが我や貴様が持つ、ただ一つの“己”だろうよ。体が作り物であろうと、始まりが何者の写し身であろうとな。<br> 目覚め、抗った瞬間に、お前は唯一の独立性を確立した。それを作られた、などと思う事はない」 | ||
1,088行目: | 934行目: | ||
; 「ふ。我から見れば似たもの同士だがな。まあ、それは言わぬが花か。我とて空気は読む。ふはは。」 | ; 「ふ。我から見れば似たもの同士だがな。まあ、それは言わぬが花か。我とて空気は読む。ふはは。」 | ||
: ジャンヌ篇2章。アルテラとジャンヌを姉妹の戦神のようと褒めた側からこれである。 | : ジャンヌ篇2章。アルテラとジャンヌを姉妹の戦神のようと褒めた側からこれである。 | ||
− | |||
; 「───まことか。」 | ; 「───まことか。」 | ||
− | : | + | : 通信を切り忘れ、上記の発言をジャンヌに突っ込まれて。王は乙女心がわからない。 |
− | : 確かに[[アルトリア・ペンドラゴン|生真面目な女性]] | + | : 確かに[[アルトリア・ペンドラゴン|生真面目な女性]]に嫌われている。 |
; 「いやはや哀れな旗持ちだ。猛犬ごときに噛み殺されるとは。」<br />「戦場を駆ける凶犬が一匹、片手で払いのけられもせずにトップサーヴァントを名乗る道理もあるまいに。」<br />「何だ?か弱き女を噛み殺した程度の犬がこの我にその牙を向いてみせると?」 | ; 「いやはや哀れな旗持ちだ。猛犬ごときに噛み殺されるとは。」<br />「戦場を駆ける凶犬が一匹、片手で払いのけられもせずにトップサーヴァントを名乗る道理もあるまいに。」<br />「何だ?か弱き女を噛み殺した程度の犬がこの我にその牙を向いてみせると?」 | ||
1,104行目: | 949行目: | ||
;「驕ったなアルキメデス。至高の王ではあるまいに、獲物を前に舌なめずりとは、驚嘆に値する小物ぶりだ。<br> それとも万象を己が手で操った気でいたか?であれば貴様はまさに一流。一流のド阿呆よ。」 | ;「驕ったなアルキメデス。至高の王ではあるまいに、獲物を前に舌なめずりとは、驚嘆に値する小物ぶりだ。<br> それとも万象を己が手で操った気でいたか?であれば貴様はまさに一流。一流のド阿呆よ。」 | ||
:未明篇7章より。アルテラとマスターの絶体絶命のピンチの前に最高のタイミングで参上。アルキメデスの計画が瓦解する様があまりに痛快だったのか、最後の台詞の発音も'''「ドアホーーォよぉお!」'''と煽り度MAX。愉悦を存分に堪能した英雄王だった。 | :未明篇7章より。アルテラとマスターの絶体絶命のピンチの前に最高のタイミングで参上。アルキメデスの計画が瓦解する様があまりに痛快だったのか、最後の台詞の発音も'''「ドアホーーォよぉお!」'''と煽り度MAX。愉悦を存分に堪能した英雄王だった。 | ||
− | : | + | :ちなみにギルガメッシュ役の関智一氏が演じた他作品のキャラも「獲物を前に舌なめずり、三流のすることだな」とほぼ同じ事を言っており、そこいらは声優ネタも仕組まれていると覚しい。 |
; 「千体…チィ、千体か!えぇい、業腹だが褒めねばなるまい!」<br />「加減を知らぬのか!たわけ!後で我の元にこい!ねぎらってくれる!!」 | ; 「千体…チィ、千体か!えぇい、業腹だが褒めねばなるまい!」<br />「加減を知らぬのか!たわけ!後で我の元にこい!ねぎらってくれる!!」 | ||
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;「ふははははははははは! さぞ驚いたであろう!」<br />「では良いぞ、許す! 疾く! 我を! 助けよーーーーーー!」 | ;「ふははははははははは! さぞ驚いたであろう!」<br />「では良いぞ、許す! 疾く! 我を! 助けよーーーーーー!」 | ||
:謎の金ピカの機械と一体化させられ魔力を使った動力炉にされていたギルガメッシュ。激しく光を放ちながら登場し、あっけに取られる主人公達を前にこの王様発言。 | :謎の金ピカの機械と一体化させられ魔力を使った動力炉にされていたギルガメッシュ。激しく光を放ちながら登場し、あっけに取られる主人公達を前にこの王様発言。 | ||
− | :『Fate/hollow | + | :『Fate/hollow ataraxia』を思い出す状況であるが、堂々と助けを求めている分こちらの方が若干切羽詰まっているのだろうか。 |
;「セイバー、我に構ってもらえず拗ねているのか?<br />愛いやつよな。よい、存分に構ってやろう!」 | ;「セイバー、我に構ってもらえず拗ねているのか?<br />愛いやつよな。よい、存分に構ってやろう!」 | ||
;「待てセイバー。<br />誰がその不愉快なエピソードを話していいと言った。<br />ええい、やめぬか!」 | ;「待てセイバー。<br />誰がその不愉快なエピソードを話していいと言った。<br />ええい、やめぬか!」 | ||
:ベースキャンプにてギルガメッシュを連れてアルトリアと会話をすると発生。 | :ベースキャンプにてギルガメッシュを連れてアルトリアと会話をすると発生。 | ||
− | : | + | :アルトリアが主人公が英雄王を連れていることに驚愕し、英雄王もアルトリアをからかおうとするが、 |
+ | :アルトリアは仕返しと言わんばかりに英雄王の秘密を暴露しようとする。 | ||
:あの英雄王が狼狽えるような話とは一体なんだったのか…。 | :あの英雄王が狼狽えるような話とは一体なんだったのか…。 | ||
1,159行目: | 1,005行目: | ||
;「おまえにそこまで言わせるマスターとはどのような<RUBY><RB>人間</RB><RT>雑種</RT></RUBY>だ? その価値があるかどうか、我が見立ててやろう」 | ;「おまえにそこまで言わせるマスターとはどのような<RUBY><RB>人間</RB><RT>雑種</RT></RUBY>だ? その価値があるかどうか、我が見立ててやろう」 | ||
:エルキドゥが「マスター」のために撤退すると言い出したことに些か機嫌を損ねて。つまらない存在が友を使役するのであればその場で始末する――とでも言わんばかりの言葉だったが、エルキドゥはやんわりと笑って「それは無理」と答える。 | :エルキドゥが「マスター」のために撤退すると言い出したことに些か機嫌を損ねて。つまらない存在が友を使役するのであればその場で始末する――とでも言わんばかりの言葉だったが、エルキドゥはやんわりと笑って「それは無理」と答える。 | ||
− | : | + | :さすがの英雄王も、神でも人でもない、動物が友のマスターとは見抜けなかった。 |
;「そんなもの、好きにさせればよかろう。本来ならばその程度の些事は自分で乗り越えよと言う所だが、ここに呼びつけたのは我だからな。落下傘ぐらいは貸してやろう」<br>「受肉でもして本格的に生を謳歌するのでもあれば話は別だがな。その時には生きるに値せん雑種共を間引く事も考えようが、今の我には関係ない話だ」 | ;「そんなもの、好きにさせればよかろう。本来ならばその程度の些事は自分で乗り越えよと言う所だが、ここに呼びつけたのは我だからな。落下傘ぐらいは貸してやろう」<br>「受肉でもして本格的に生を謳歌するのでもあれば話は別だがな。その時には生きるに値せん雑種共を間引く事も考えようが、今の我には関係ない話だ」 | ||
1,167行目: | 1,013行目: | ||
;「よくわからんが……人ではないと言うのは分かる、大方魔物か怪異の類だろうよ」 | ;「よくわからんが……人ではないと言うのは分かる、大方魔物か怪異の類だろうよ」 | ||
:ティーネにジェスターが何者なのかと問われて。 | :ティーネにジェスターが何者なのかと問われて。 | ||
− | : | + | :台詞から分かる通り、ギルガメッシュは死徒をよく知らない。その理由については『Fake』で扱うにはスケールが大きすぎるネタだと成田氏は語っている。 |
:推測される理由については後述。 | :推測される理由については後述。 | ||
;「うつけが! 道化とはその在り方だけで人を愉悦に落とし込むものだ!」<br/>「自ら道化を名乗り、己が道化であることを不敬の免罪符にしようとはな! 貴様はもはや三流ですらない、道化と名乗ることも罷り成らん! 己の奇行に酔うだけの愚物に過ぎん!」 | ;「うつけが! 道化とはその在り方だけで人を愉悦に落とし込むものだ!」<br/>「自ら道化を名乗り、己が道化であることを不敬の免罪符にしようとはな! 貴様はもはや三流ですらない、道化と名乗ることも罷り成らん! 己の奇行に酔うだけの愚物に過ぎん!」 | ||
:真キャスターがエルキドゥに化けるという蛮行を働き、「道化の悪ふざけだよ」と言ってのけたことに対する返答。 | :真キャスターがエルキドゥに化けるという蛮行を働き、「道化の悪ふざけだよ」と言ってのけたことに対する返答。 | ||
− | : | + | :怒るポイントが若干ずれている気がするが、いつものことである。そして、[[間桐慎二|かつて道化と呼んだ相手]]を知ってか知らずか思い出させる考え方である。 |
;「フッ……奴らはまだ我の名を聞くに値せん。再び我の面前に立つならば、その栄誉を称えて我が名を伝えてやるとしよう」 | ;「フッ……奴らはまだ我の名を聞くに値せん。再び我の面前に立つならば、その栄誉を称えて我が名を伝えてやるとしよう」 | ||
1,188行目: | 1,034行目: | ||
:なお変更後のモーションは『EXTRA CCC』の宝具「天地乖離す開闢の星」に似ているが、完全再現と言うわけではなく「乖離剣エア」との折半のような感じになっている。 | :なお変更後のモーションは『EXTRA CCC』の宝具「天地乖離す開闢の星」に似ているが、完全再現と言うわけではなく「乖離剣エア」との折半のような感じになっている。 | ||
:……ちょっとだけ本気を出したというところだろうか。 | :……ちょっとだけ本気を出したというところだろうか。 | ||
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+ | =====第七特異点===== | ||
;「世界の行く末を賭けた戦い。これを決戦と言う」 | ;「世界の行く末を賭けた戦い。これを決戦と言う」 | ||
:第七章最終戦、戦闘開始時。回帰を齎そうとする「第二の獣」とソレに抗う人間たち。幕は切って落とされた。 | :第七章最終戦、戦闘開始時。回帰を齎そうとする「第二の獣」とソレに抗う人間たち。幕は切って落とされた。 | ||
1,231行目: | 1,046行目: | ||
;「深淵に堕ちるがいい。誰も起こす者はおらぬ」 | ;「深淵に堕ちるがいい。誰も起こす者はおらぬ」 | ||
− | : | + | :第七章最終戦、戦闘終了時に生存していた場合。果てまで堕ちた彼女を、英雄王はただ見届けるのであった。幼年期の終わりをそう告げるように───。 |
− | : | + | |
+ | ====マイルーム==== | ||
+ | ;「ふはははは! この<ruby>我<rb></rb><rt>オレ</rt></ruby>を喚ぶとは、運を使い果たしたな雑種!」 | ||
+ | : 召喚されて、開口一番に吐く台詞。多くのマスターは彼と出会うために、<ruby><rb>運</rb><rt>リアルラック</RT></RUBY>以上に<ruby><rb>金</rb><rt>リアルマネー</RT></RUBY>を大幅にすり減らしたという……。 | ||
+ | |||
+ | ====本編==== | ||
+ | ; 「最後に我と共に戦う栄誉、真に赦す! 神殺しの英雄譚、見事果たして見せるがいい!」 | ||
+ | : 第七章、最終決戦より。この時代の“賢王”が死した直後、往年の“英雄王”として反則的な復活をした際の台詞。 | ||
+ | : "本気"のギルガメッシュと共に戦うという名実ともに最高の誉を受け、人理の救済者は伝説に挑む。 | ||
====イベント==== | ====イベント==== | ||
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:期間限定イベント『バトル・イン・ニューヨーク2018』にて。あの、傲岸不遜を絵に描いて色塗って額縁つけたような英雄王が謝罪を口にするという驚天動地のシーン。 | :期間限定イベント『バトル・イン・ニューヨーク2018』にて。あの、傲岸不遜を絵に描いて色塗って額縁つけたような英雄王が謝罪を口にするという驚天動地のシーン。 | ||
:まあ、話の流れからしてどう見ても煽ってるだけなので、単に新芸身に付けただけという気がしなくもないが。 | :まあ、話の流れからしてどう見ても煽ってるだけなので、単に新芸身に付けただけという気がしなくもないが。 | ||
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;「サーヴァントの技を競い合うオリンピック? 第4回ネロ祭だと? たわけめ!<br>同じ会場を四度も使うなど言語道断! コロッセウムなど時代遅れよ!」<br>「<ruby>我<rb></rb><rt>オレ</rt></ruby>ならば最新鋭の会場を用意する! そう―――たとえばここ。<br>ニューヨークはマンハッタンにある、現代最高峰のショーステージ……<br>娯楽の頂点! マディソン・スクエア・ガーデンをなぁ!」 | ;「サーヴァントの技を競い合うオリンピック? 第4回ネロ祭だと? たわけめ!<br>同じ会場を四度も使うなど言語道断! コロッセウムなど時代遅れよ!」<br>「<ruby>我<rb></rb><rt>オレ</rt></ruby>ならば最新鋭の会場を用意する! そう―――たとえばここ。<br>ニューヨークはマンハッタンにある、現代最高峰のショーステージ……<br>娯楽の頂点! マディソン・スクエア・ガーデンをなぁ!」 | ||
− | : | + | :同上。横から人の企画をかっさらって、ドヤ顔全開の英雄王。 |
:『[[Fate/Zero|Zero]]』の頃は「偽物ばかりの醜悪な世界」とか言ってたくせに、『[[衛宮さんちの今日のごはん]]』といい、最近の彼は現代社会に馴染み過ぎである。 | :『[[Fate/Zero|Zero]]』の頃は「偽物ばかりの醜悪な世界」とか言ってたくせに、『[[衛宮さんちの今日のごはん]]』といい、最近の彼は現代社会に馴染み過ぎである。 | ||
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:同上。実はネロ祭成功のために色々やっていた[[ガイウス・ユリウス・カエサル|カエサル]]。礼装「ショウ・タイム」のセイントグラフはこの時の様子である模様。あの英雄王が直接剣を交えていない相手を称賛する<ref group = "注">実際に剣を交えた相手であれば、[[アルトリア・ペンドラゴン|セイバー]]、[[イスカンダル]]、[[ヘラクレス|バーサーカー]](アニメ版第二作)がいるが、剣を交えていない相手を称賛したのは[[ウェイバー・ベルベット]]のみ。</ref>という極めて珍しいシーンでもある。 | :同上。実はネロ祭成功のために色々やっていた[[ガイウス・ユリウス・カエサル|カエサル]]。礼装「ショウ・タイム」のセイントグラフはこの時の様子である模様。あの英雄王が直接剣を交えていない相手を称賛する<ref group = "注">実際に剣を交えた相手であれば、[[アルトリア・ペンドラゴン|セイバー]]、[[イスカンダル]]、[[ヘラクレス|バーサーカー]](アニメ版第二作)がいるが、剣を交えていない相手を称賛したのは[[ウェイバー・ベルベット]]のみ。</ref>という極めて珍しいシーンでもある。 | ||
:ただし「九偉人」というのは騎士道の体現者に贈られた称号(そのため、[[アーサー・ペンドラゴン|アーサー]][[アルトリア・ペンドラゴン|王]]や[[シャルルマーニュ|シャルル]][[カール大帝|マーニュ]]も含まれる)なので、ぶっちゃけ'''弁舌や商才は全く関係ない。'''<del>つーか、そんな商才があるなら借金なんてする必要ないんじゃ……。</del> | :ただし「九偉人」というのは騎士道の体現者に贈られた称号(そのため、[[アーサー・ペンドラゴン|アーサー]][[アルトリア・ペンドラゴン|王]]や[[シャルルマーニュ|シャルル]][[カール大帝|マーニュ]]も含まれる)なので、ぶっちゃけ'''弁舌や商才は全く関係ない。'''<del>つーか、そんな商才があるなら借金なんてする必要ないんじゃ……。</del> | ||
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====その他==== | ====その他==== | ||
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== メモ == | == メモ == | ||
*『stay night』ではクラスが被るため、エミヤは「アーチャー」、ギルガメッシュは真名そのままで「ギルガメッシュ」と呼び分けられている。ギルガメッシュの呼ばれ方は他にも複数あり、「ギル」「金ぴか」「AUO(英雄王のもじり)」などとも呼ばれる。 | *『stay night』ではクラスが被るため、エミヤは「アーチャー」、ギルガメッシュは真名そのままで「ギルガメッシュ」と呼び分けられている。ギルガメッシュの呼ばれ方は他にも複数あり、「ギル」「金ぴか」「AUO(英雄王のもじり)」などとも呼ばれる。 | ||
− | * | + | *基本的に戦闘行為そのものが眼中にないのか不意打ちすることが多く、アーチャーと衛宮士郎との戦闘を覗き見て戦闘終了後に弱ったアーチャーの止めだけを刺すなども行っている。ちなみに、アーチャーにほぼ同じシチュエーションで(完全に)止めを刺されるなど意趣返しされている。<br>ただ、Fateルートの場合は堂々とした王として対峙しており、『Zero』では堂々たる最強宝具同士の激突を征し、手ずから倒す相手と認めたライダーを仕留めているなど、やる気にさえなれば真っ向勝負で強さと威厳を見せる。 |
− | |||
*アニメ『Fate/stay night』では女性スタッフ人気が高かったとされている(なお、男性スタッフ人気は[[葛木宗一郎]]であった)。セイバー役の川澄氏や凛役の植田氏も、主役の士郎を差し置いてギルガメッシュが一番好きと語っている。その理由は「態度に実力が伴っているから」。また、キャラクターデザインの武内氏はFateシリーズで一番好きなシーンに「セイバーの頬を撫でるギルガメッシュ」を挙げており、そのシーンが本作で初めて映像化された際には、イメージしていたドンピシャだったと大絶賛を送った。 | *アニメ『Fate/stay night』では女性スタッフ人気が高かったとされている(なお、男性スタッフ人気は[[葛木宗一郎]]であった)。セイバー役の川澄氏や凛役の植田氏も、主役の士郎を差し置いてギルガメッシュが一番好きと語っている。その理由は「態度に実力が伴っているから」。また、キャラクターデザインの武内氏はFateシリーズで一番好きなシーンに「セイバーの頬を撫でるギルガメッシュ」を挙げており、そのシーンが本作で初めて映像化された際には、イメージしていたドンピシャだったと大絶賛を送った。 | ||
*『CCC』では難易度「チート」とされているが、これは『ストーリーの位置づけ』を意味している面が強い。ゲーム的には最終的に間違いなく最強クラスの実力を取り戻すのだが、初期ステータスは長い間のブランクが祟り「リハビリが必要なほどに」弱体化しており、敵のEXターンを許せば[[エリザベート=バートリー|格下相手]]でもあっさり敗れるなど他のサーヴァントと大差無い状態に。<br>むしろ他と比べてスキルが力押し一辺倒な上に消費MPが多いため、序盤から調子に乗っているとえらい目にあいかねない。 | *『CCC』では難易度「チート」とされているが、これは『ストーリーの位置づけ』を意味している面が強い。ゲーム的には最終的に間違いなく最強クラスの実力を取り戻すのだが、初期ステータスは長い間のブランクが祟り「リハビリが必要なほどに」弱体化しており、敵のEXターンを許せば[[エリザベート=バートリー|格下相手]]でもあっさり敗れるなど他のサーヴァントと大差無い状態に。<br>むしろ他と比べてスキルが力押し一辺倒な上に消費MPが多いため、序盤から調子に乗っているとえらい目にあいかねない。 | ||
1,354行目: | 1,160行目: | ||
*アニメ版『Fate/Zero』の第一期EDで生前を描いた一枚絵が登場。モチーフはおそらくドゥル・シャルキンのサルゴン2世宮殿に残されたレリーフ『獅子の子を抱くギルガメッシュ』(ルーブル美術館所蔵)。モチーフのレリーフでは獅子との関係性は様々な解釈が可能だが、ここでは非常に懐いた様子が描かれている。 | *アニメ版『Fate/Zero』の第一期EDで生前を描いた一枚絵が登場。モチーフはおそらくドゥル・シャルキンのサルゴン2世宮殿に残されたレリーフ『獅子の子を抱くギルガメッシュ』(ルーブル美術館所蔵)。モチーフのレリーフでは獅子との関係性は様々な解釈が可能だが、ここでは非常に懐いた様子が描かれている。 | ||
*Fate/Grand Orderにてキャスタークラスのギルガメッシュが登場したが、この時の彼は冥界への旅から帰還した後であることを踏まえると見かけの若々しさに反して凄まじい高齢者であったりする。<br>詳しい年齢は不明だが、シュメール王名表によれば126年間在位したとされているため、少なくとも100歳は優に越えている。見た目があまり変わっていないのは半神の肉体故なのか若返りの薬を使ったのか、定かではない。 | *Fate/Grand Orderにてキャスタークラスのギルガメッシュが登場したが、この時の彼は冥界への旅から帰還した後であることを踏まえると見かけの若々しさに反して凄まじい高齢者であったりする。<br>詳しい年齢は不明だが、シュメール王名表によれば126年間在位したとされているため、少なくとも100歳は優に越えている。見た目があまり変わっていないのは半神の肉体故なのか若返りの薬を使ったのか、定かではない。 | ||
− | * | + | *『Fate』シリーズを代表する冷酷無情、唯我独尊キャラの彼だが、サーヴァントとしては意外に真っ当で、基本的にマスターとはなんだかんだで良好な関係を築いている。彼に見限られたのは、最初から道化(及び捨て駒)扱いでマスターとは見做していなかった[[間桐慎二|慎二]]と、正式な契約を結ぶ前だった『Fake』の召喚者、後は選択肢次第の『CCC』の主人公を除けば[[遠坂時臣]]'''ただ一人'''である。どんだけ相性が悪かったのか……。まあ、時臣はギルガメッシュのマスターの中でただ一人明確に、彼を最終的に切り捨てようとした人物でもあるので、完全に自業自得ではあるが。 |
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;宝具や能力関連 | ;宝具や能力関連 | ||
1,368行目: | 1,171行目: | ||
**『CCC』ではこの鎧姿で迷宮を駆け回ることになるため、パーツが擦れあう音がなかなかにやかましい。が、中盤になって衣装変更機能が追加され、甲冑以外の衣装にするとどうしてか甲冑の音が恋しくなるというプレイヤーもいるらしい。ちなみに、『Fate/EXTRA material』にてあまりの煩さにマジギレするザビ男の絵が掲載されている。 | **『CCC』ではこの鎧姿で迷宮を駆け回ることになるため、パーツが擦れあう音がなかなかにやかましい。が、中盤になって衣装変更機能が追加され、甲冑以外の衣装にするとどうしてか甲冑の音が恋しくなるというプレイヤーもいるらしい。ちなみに、『Fate/EXTRA material』にてあまりの煩さにマジギレするザビ男の絵が掲載されている。 | ||
*本人の宝具に「天の鎖」も挙げられる場合があるが、ステータス画面に記されていない点や作中一度も真名解放していない点などから「所有物の中でもお気に入り」ではあるが、'''彼自身'''の宝具ではない、という見解が一般的。 | *本人の宝具に「天の鎖」も挙げられる場合があるが、ステータス画面に記されていない点や作中一度も真名解放していない点などから「所有物の中でもお気に入り」ではあるが、'''彼自身'''の宝具ではない、という見解が一般的。 | ||
− | **「天の鎖」は劇中の[[ヘラクレス|バーサーカー]] | + | **「天の鎖」は劇中の[[ヘラクレス|バーサーカー]]等からも窺えるように捕えた瞬間無力化出来るものではなく、抵抗する余力があれば脱出も可能。しかし、高い神性を持つ存在が捕えられた場合は自力で断ち切るのは非常に困難。令呪のバックアップをもってしても脱出は出来ず、外界からの援助も至難の業。<br>『プリズマ☆イリヤ』では宝具に巻きつけて絡め取ったり、対象を鎖で雁字搦めにし黒ひげ危機一髪のように攻撃する事や、敵の攻撃を避ける為に移動に使う、離れた場所にいる味方を引き寄せる等、様々な場面で応用をきかせる万能宝具として描写されている。<br>本編『stay night』でも、巨大な肉の塊となった聖杯を運搬出来る程度の強度や、汎用性は発揮している。 |
**ただし、「複合神性」を持つ[[メルトリリス]](レベル999)には撤退を余儀なくされ、神性Aの[[カルナ]]には苦戦。冬木でも令呪で縛られたランサーに半日梃子摺った上に手傷を負わされたこともあり、神性の高い相手に対してとりあえず出せば漏れなく対処出来るという程の万能性は無い。 | **ただし、「複合神性」を持つ[[メルトリリス]](レベル999)には撤退を余儀なくされ、神性Aの[[カルナ]]には苦戦。冬木でも令呪で縛られたランサーに半日梃子摺った上に手傷を負わされたこともあり、神性の高い相手に対してとりあえず出せば漏れなく対処出来るという程の万能性は無い。 | ||
*『Fake』ではギルガメッシュが使っている物とは別の「サバイバルナイフほどの大きさで宝石を飾られた鍵」が登場しギルガメッシュ召喚の触媒となったが、本人によると造らせてみたものの彼の宝物庫に手を出すような不埒者がいないとして使わずに捨て置いた鍵(つまり宝物庫の防犯用の鍵と思われる)とのこと。 | *『Fake』ではギルガメッシュが使っている物とは別の「サバイバルナイフほどの大きさで宝石を飾られた鍵」が登場しギルガメッシュ召喚の触媒となったが、本人によると造らせてみたものの彼の宝物庫に手を出すような不埒者がいないとして使わずに捨て置いた鍵(つまり宝物庫の防犯用の鍵と思われる)とのこと。 | ||
1,395行目: | 1,198行目: | ||
== 話題まとめ == | == 話題まとめ == | ||
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; vsアルクェイド | ; vsアルクェイド | ||
− | : 平均的なサーヴァントは平常時の[[アルクェイド・ブリュンスタッド|アルクェイド]] | + | : 平均的なサーヴァントは平常時の[[アルクェイド・ブリュンスタッド|アルクェイド]]とは戦いにおいて不利であるとされるが、ギルガメッシュだけはサーヴァント3体分の火力を誇る宝具のおかげで、stay nightの全サーヴァント中単独でアルクェイドを上回るただ一人の存在である事が明言されている。加えて、アルクェイドの出力が「相手自身の戦闘力を上回る程度」であるため、本体自身の戦力よりオプション(宝具)の火力のほうが強力である彼にはどうしようもなく相性が悪い点も幸いか。 |
+ | : なお、この二人(+真祖)は、'''「ガイアが力を強めていく人類を脅威に思い、対抗策として生み出したモノ」'''という共通点を持つ。真祖の中で、アルクェイドは十二世紀頃にデザインされた傑作なので、ギルガメッシュは3800年程年上の先輩ないし叔父に近い存在である。 | ||
; キャラクター造形 | ; キャラクター造形 | ||
1,407行目: | 1,209行目: | ||
; Fateの裏の顔 | ; Fateの裏の顔 | ||
− | : 現在発表されているFateシリーズ、その[[並行世界]]のほぼ全てに参戦している。『stay night』『hollow』『Zero』、『Fake』、『Grand | + | : 現在発表されているFateシリーズ、その[[並行世界]]のほぼ全てに参戦している。『stay night』『hollow』『Zero』、『Fake』、『Grand Order』に加え、『プリズマ☆イリヤ』シリーズではツヴァイ以降に登場、『EXTRA』シリーズでは『CCC』以降で主人公のサーヴァントとして参戦を果たしており、『Prototype』シリーズでも自身の元ネタが参戦しているため、『Fate』シリーズで全く登場しない世界線は『Apocrypha』だけである。 |
: [[アルトリア・ペンドラゴン|セイバー]]がFateの表の顔ならば、ギルガメッシュは裏の顔と言えるだろう。 | : [[アルトリア・ペンドラゴン|セイバー]]がFateの表の顔ならば、ギルガメッシュは裏の顔と言えるだろう。 | ||
1,423行目: | 1,225行目: | ||
: いつものその1。上述の通り「ドルアーガの塔」の主人公へのオマージュとはいえ、この時点ですでに金に飽かした悪趣味が全開。 | : いつものその1。上述の通り「ドルアーガの塔」の主人公へのオマージュとはいえ、この時点ですでに金に飽かした悪趣味が全開。 | ||
; 背徳のライダージャケット | ; 背徳のライダージャケット | ||
− | : | + | : いつものその2。UBWルート初出から13年を経てEXTELLAで遂に命名。例の「ジャージにしか見えないライダースーツ」であり、色々な意味で英雄王を象徴してしまいかねない一着。 |
; 原初の神話霊装 | ; 原初の神話霊装 | ||
− | : | + | : おなじみのその3。『hollow』初出、命名は『CCC』。勝負服だけあり、発表当時では唯一と言ってもいいマトモな衣装。 |
; 『stay night』私服 | ; 『stay night』私服 | ||
− | : | + | : Fateルートにおける白いコートと黄金の耳飾り。彼の私服センス/Zeroの原典だが、どちらかというとライダースーツの方が有名である。 |
− | |||
; 『hollow』私服 | ; 『hollow』私服 | ||
− | : 私服の中でもとりわけブッ飛んだ代物。有り体に言えば'''「腹を露出したゲイファッション風のよく分からない服」'''。それを目の当たりにした士郎から地の文で'''ヘンタイ'''と言いかけた他、'''「服装におかしいところはなく、全体がおかしい」''' | + | : 私服の中でもとりわけブッ飛んだ代物。有り体に言えば'''「腹を露出したゲイファッション風のよく分からない服」'''。それを目の当たりにした士郎から地の文で'''ヘンタイ'''と言いかけた他、'''「服装におかしいところはなく、全体がおかしい」'''とあんまりな評価を下した。そのあまりにもツッコミどころ満載な服装は武内氏が'''『stay night』ですでに没にしていた'''のだが『hollow』で何故か復活させたという。ギルガメッシュもメタ発言で言及しているが、「断じて恥ずべき物ではない」と上機嫌に言った<del>もう一回影に飲まれて来い</del>。 |
; 『Zero』私服 | ; 『Zero』私服 | ||
− | : ヘビ皮のパンツに寝間着のようなシャツとゴテゴテした黄金のアクセサリー。『Zero material』ではデザイン担当から'''「ぼっちゃんヤンキーにしか見えない」''' | + | : ヘビ皮のパンツに寝間着のようなシャツとゴテゴテした黄金のアクセサリー。『Zero material』ではデザイン担当から'''「ぼっちゃんヤンキーにしか見えない」''' との言われよう。 |
; 愉悦の現代衣装 | ; 愉悦の現代衣装 | ||
: 『CCC』初出の「ヒョウ柄」スーツ。大阪のおばちゃんのお気に入りとして知られる。本人は上機嫌で主人公も指摘しなかったが、ペカペカした非常に安っぽいスーツにしか見えないプレイヤーが続出。「夜の帝王」というより'''「お笑い芸人のステージ衣装」'''の方が近い位で、そのガラの悪さはザビ子と並ぶともはや何かの事案にしか見えない。 | : 『CCC』初出の「ヒョウ柄」スーツ。大阪のおばちゃんのお気に入りとして知られる。本人は上機嫌で主人公も指摘しなかったが、ペカペカした非常に安っぽいスーツにしか見えないプレイヤーが続出。「夜の帝王」というより'''「お笑い芸人のステージ衣装」'''の方が近い位で、そのガラの悪さはザビ子と並ぶともはや何かの事案にしか見えない。 | ||
; わくわくすいまー | ; わくわくすいまー | ||
− | : 『Fate/hollow ataraxia』の子ギル衣装の水着アレンジ。現代衣装の中では<del> | + | : 『Fate/hollow ataraxia』の子ギル衣装の水着アレンジ。現代衣装の中では<del>唯一</del>一番まともに見える。 |
; 『Fake』私服 | ; 『Fake』私服 | ||
− | : | + | : 挿絵ではまともに見えるが、全体の雰囲気は「ラスベガスで身に余る大金を手に入れた若者が調子に乗ったような」代物とされる。未成年の女子を横においていい服ではない。 |
; 冷徹無血の看守長 | ; 冷徹無血の看守長 | ||
: 『EXTELLA』のDLC、VITA版の予約特典。[[女王メイヴ|どこぞのビッチ]]といい、この手の王様サーヴァントの間では獄卒ごっこが流行っているのだろうか? | : 『EXTELLA』のDLC、VITA版の予約特典。[[女王メイヴ|どこぞのビッチ]]といい、この手の王様サーヴァントの間では獄卒ごっこが流行っているのだろうか? | ||
; A・U・Oキャストオフ | ; A・U・Oキャストオフ | ||
− | : | + | : 衣装バージョンではないのだが、逸話をここに紹介する。キャストオフイベントを作る際、当初は「水着のモデリングを流用し、カメラワークの調整でそれっぽく見せよう」という計画だった―が、'''何故か全裸モデルが既に作られていた'''ためめでたく遠慮のないカメラワークで全裸を披露する事に。つまりこの時のためだけに予め労力が割かれていた一シーンである。<br>これを目の当たりにしたエリザベートと主人公の反応は言わずもがな。 |
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この他、比較的マトモ(に贅を尽くした)な『宴のローブ』、すいまーから一転して悪趣味な水着『賛美せよ魅惑の肉美』などが存在する。 | この他、比較的マトモ(に贅を尽くした)な『宴のローブ』、すいまーから一転して悪趣味な水着『賛美せよ魅惑の肉美』などが存在する。 | ||
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== 商品情報 == | == 商品情報 == | ||
− | <amazon>B00C4MDDGK</amazon><amazon>B00AZVY014</amazon><amazon>B01HM37AS2</amazon><amazon>B07SQWM1JK</amazon><amazon>B00Y03BBKQ</amazon><amazon>B0080PT076</amazon><amazon>B07QRXFCJG</amazon><amazon>B075XP1HGS</amazon><amazon>B00JK5MH52</amazon><amazon>B00EFQE222 | + | <amazon>B00C4MDDGK</amazon><amazon>B00AZVY014</amazon><amazon>B01HM37AS2</amazon><amazon>B07SQWM1JK</amazon><amazon>B00Y03BBKQ</amazon><amazon>B0080PT076</amazon><amazon>B07QRXFCJG</amazon><amazon>B075XP1HGS</amazon><amazon>B00JK5MH52</amazon><amazon>B00EFQE222</amazon> |
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[[Category:Fate/Grand Order Duel YA特異点 密室遊戯魔境 渋谷 渋谷決闘事件]] | [[Category:Fate/Grand Order Duel YA特異点 密室遊戯魔境 渋谷 渋谷決闘事件]] | ||
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