「ジャック・ザ・リッパー (Apocrypha)」を編集中
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| 地域 = ロンドン | | 地域 = ロンドン | ||
| 属性 = 混沌・悪 | | 属性 = 混沌・悪 | ||
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| 性別 = 女性 | | 性別 = 女性 | ||
| スリーサイズ = B69/W49/H71 | | スリーサイズ = B69/W49/H71 | ||
| 一人称 = わたしたち | | 一人称 = わたしたち | ||
− | | 二人称 = | + | | 二人称 = あの人/あなた |
| 三人称 = あいつ | | 三人称 = あいつ | ||
| イメージカラー = ブラッドレッド | | イメージカラー = ブラッドレッド | ||
| サーヴァント階位 = | | サーヴァント階位 = | ||
| 特技 = 解剖 | | 特技 = 解剖 | ||
− | | 好きな物 = [[六導玲霞]] | + | | 好きな物 = [[六導玲霞]] |
− | | 苦手な物 = | + | | 苦手な物 = 世界 |
| 天敵 = スコットランドヤード | | 天敵 = スコットランドヤード | ||
| デザイン = 近衛乙嗣<br />真田茸人(原案) | | デザイン = 近衛乙嗣<br />真田茸人(原案) | ||
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| レア度 = ☆5 | | レア度 = ☆5 | ||
}} | }} | ||
+ | == 概要 == | ||
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「[[アサシン|暗殺者]]」の[[サーヴァント]]。 | 「[[アサシン|暗殺者]]」の[[サーヴァント]]。 | ||
; 略歴 | ; 略歴 | ||
− | : 『[[Fate/Apocrypha]] | + | : 『[[Fate/Apocrypha]]』では彼女を召喚しようとしていたユグドミレニアの魔術師・[[相良豹馬]]は、人血で描いた魔法陣のみを用いた召喚が失敗したため、人血の魔法陣に加えて触媒であるナイフによる玲霞の殺害を加え、二度目の儀式で召喚に成功した。しかし召喚成功の直前にサーヴァントは彼の呼びかけよりも玲霞の『死にたくない』という願いに強く惹かれ、彼女のサーヴァントとして現界する。 |
− | + | : 豹馬から[[令呪]]を宿した腕と下顎を切り落とし、玲霞への令呪の移し変えが終了後殺害。正式に彼女をマスターとして行動を開始し、魔力補給のために裏路地で女性を襲う暴漢やマフィアなどの悪人を殺戮しながら、聖杯大戦の地に向かう。黒陣営側のサーヴァントではあるが、「黒」も「赤」も自分の願いの邪魔になるため最初から敵と見做し、独立して行動。 | |
− | : シギショアラで[[獅子劫界離|獅子劫]]のバックアップとして[[魔術協会]]から派遣されていた魔術師達を良い餌として皆殺しにする。これによって異常を感知し、自らを囮として現れた獅子劫と[[モードレッド|赤のセイバー]] | + | : シギショアラで[[獅子劫界離|獅子劫]]のバックアップとして[[魔術協会]]から派遣されていた魔術師達を良い餌として皆殺しにする。これによって異常を感知し、自らを囮として現れた獅子劫と[[モードレッド|赤のセイバー]]との戦闘に突入する。 |
− | : | + | : そのさなか、[[ケイローン|黒のアーチャー]]の乱入を受けてセイバーとの戦闘から離脱。受けた傷を修復した後、シロウ達の攻勢に便乗する形で戦線に乱入し、ユグドミレニアのホムンクルス達を捕食して魔力補給を行う。 |
− | : | + | : 大聖杯がシロウ達に奪われた後、まず弱ったユグドミレニア側から片付ける事を決める。街に潜伏していた魔術師達を拷問してミレニア城塞への潜入方法を聞き出し、サーヴァント達が自分を探しに出払った隙を突き、強襲を仕掛ける。宝具の霧を展開し[[フィオレ・フォルヴェッジ・ユグドミレニア|フィオレ]]を仕留めようとするが、狙いに気づいて戻ってきた黒のアーチャーに阻まれ、[[ジーク]]の攻撃を受けて撤退。 |
− | : 怨霊を憑依させた子供たちを利用してルーラーとジークを追い詰めるが、黒のアーチャーの援護を受けたルーラーが放った強烈な一撃で戦闘不能になるまでのダメージを受ける。危機を察した玲霞が令呪を使用してその場は逃れたが、撤退の最中に現れた[[アタランテ|赤のアーチャー]] | + | : 再度攻撃は危険すぎる為、どうするべきか思案に暮れていたが、玲霞の提案した策でジークと[[ジャンヌ・ダルク|ルーラー]]を分断する。ルーラーを始末するため街で攫った一般人の子供に自分を構成する悪霊を憑依させ、懐からの奇襲で隙を作らせた上、完璧なタイミングで「解体聖母」を発動させるが、規格外の呪詛耐性に阻まれ失敗し、戦闘になる。 |
− | : | + | : 怨霊を憑依させた子供たちを利用してルーラーとジークを追い詰めるが、黒のアーチャーの援護を受けたルーラーが放った強烈な一撃で戦闘不能になるまでのダメージを受ける。危機を察した玲霞が令呪を使用してその場は逃れたが、撤退の最中に現れた[[アタランテ|赤のアーチャー]]に玲霞を殺害されてしまう。 |
− | : | + | : 必死に呼びかけるが、玲霞はアサシンの生存を僅かでも上げるために令呪を使用して事切れ、悲しみ茫然としていた所に赤のアーチャーが放った矢を心臓に受ける。だがマスターと自らの命を失ったことでサーヴァント『切り裂きジャック』という軛から解き放たれて変質し、赤のアーチャー、巻き込まれたジークとルーラーを内的世界に取り込み、自分たちが生まれた、『正義も悪も無くただシステムとして生命が消費される「地獄」』を見せる。 |
− | : 『[[Fate/Grand Order]] | + | : 救いを求め続けるが、彼らが生きる事は'''怨霊としての仲間'''を増やし続ける事を意味していた。そしてルーラーとの問答の末に洗礼詠唱による浄化を受け入れ、消滅。'''「黒のサーヴァント」4人目の脱落者'''となる。 |
+ | : だが赤のアーチャーを取り込んだ際に憑依していた一部が残留。赤のアーチャーが彼女達の一部を受け入れてしまったことでその怒りと憎しみに同調し、ルーラーへの殺意に駆り立てる。 | ||
+ | : 『[[Fate/Grand Order]]』第四特異点『死界魔霧都市 ロンドン』にて召喚され、体を蝕む「魔霧」に包まれた西暦1888年のロンドンで人々を殺戮し、降り立った主人公や一足先に召喚され事態の打開に動いていたモードレッドを「情報抹消」のスキルとともに翻弄する。 | ||
: その後[[ヴァン・ホーエンハイム・パラケルスス|パラケルスス]]と共にスコットランドヤード襲撃に同行し、中に立て篭もっていた警官たちの心臓を喰らい尽くしたが、駆けつけてきた主人公たちに倒され消滅した。 | : その後[[ヴァン・ホーエンハイム・パラケルスス|パラケルスス]]と共にスコットランドヤード襲撃に同行し、中に立て篭もっていた警官たちの心臓を喰らい尽くしたが、駆けつけてきた主人公たちに倒され消滅した。 | ||
− | : | + | : 終局特異点『冠位時間神殿 ソロモン』では冠位時間神殿に召喚され、[[フランケンシュタイン]]、[[ナーサリー・ライム]]やパラケルススと共にⅣの座を統括する[[魔神柱|管制塔バルバトス]]に攻撃を仕掛ける。 |
; 人物 | ; 人物 | ||
: 肌の露出が多い衣装を纏った、短めの銀髪にアイスブルーの瞳の少女。 | : 肌の露出が多い衣装を纏った、短めの銀髪にアイスブルーの瞳の少女。 | ||
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: アサシンは然程魔力消費の激しいサーヴァントではないのだが、ステータス低下を避けるためか、かなり頻繁に食事を行っている。また魂を食うだけでなく、美味とは感じないが血も吸うことができる。 | : アサシンは然程魔力消費の激しいサーヴァントではないのだが、ステータス低下を避けるためか、かなり頻繁に食事を行っている。また魂を食うだけでなく、美味とは感じないが血も吸うことができる。 | ||
; 能力 | ; 能力 | ||
− | : | + | : ジャック・ザ・リッパーの高い知名度に寄る補正もあってか、図抜けて優秀なサーヴァント。ソウルイーターとしての効率が極めてよく、マスターに魔力を供給する能力がなくとも殺害を繰り返すことで一線級の戦闘力を保持できる。 |
: 主武装として、六本のナイフを腰に装備するほか、太股のポーチに投擲用の黒い医療用ナイフ(スカルペス)などを収納している。 | : 主武装として、六本のナイフを腰に装備するほか、太股のポーチに投擲用の黒い医療用ナイフ(スカルペス)などを収納している。 | ||
− | : | + | : アサシンのクラス別能力として「気配遮断」を持つが、『攻撃態勢に移るとランクが低下する』という欠点が夜は確実に先手を取ることができる[[スキル (サーヴァント)|スキル]]「霧夜の殺人」によって補われているため、完璧な奇襲を可能としている。 |
− | : | + | : さらに、対戦終了の瞬間に目撃者と対戦相手の記憶から彼女の能力、真名、外見的特徴などの情報が消失する特殊スキル「情報抹消」を持つ。このスキルは対戦が白昼堂々であっても問題なく発揮されるため、現場に残された証拠から論理と分析によって正体を導かなければならない。これら三つのスキルが互いに長所を生かし合っているため彼女は非常に強力なアサシンとなっている。 |
− | : | + | : 元々人間ですらない真性の「魔」にあたるため身体能力は人間を超越しており、他のサーヴァントの霊核を喰って自分を強化する。また自分の幼い外見が相手の油断や戸惑いを誘うことも熟知しており、「暗殺者」としての技術を本能的に非常に高い水準で発揮している。 |
− | : | + | : 「外科手術」の技能も会得しており、自身や他サーヴァントは勿論マスターの治療を行うこともできる。だが120年前の技術でもあるため、ミミズが這ったような縫い方で見た目は保障されない。この能力の応用で、彼女は魔術の心得が無くとも[[令呪]]の転写を行うことが出来た。 |
− | : | + | : 自分を構成する怨霊を分離し、子供に憑依させて操る能力を持つ。憑依された人間は共通して腕が黒く変色する。 |
− | : | + | : 操られた子供は魔力の籠もったメスを振るって攻撃を行うが、所詮は低級霊でしかなく除霊の技能を持っていれば浄化する事も容易く、脅威としての度合いは低い。だがアサシンは大量の子供に憑依させることで「兵力」としてではなく、「動く人質」として活用しており、相手の性格や方針によれば大きな足枷として使える。 |
+ | : その反面、悪霊の集合体であるため教会の「洗礼詠唱」による浄化は、アサシンにとって最大の鬼門である。 | ||
== ステータス == | == ステータス == | ||
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: 強酸性のスモッグであり、呼吸するだけで肺を焼き、目を開くだけで眼球を爛れさせる。一般人は時間経過でダメージを負い、数分以内に死亡する。魔術師たちも対抗手段を取らない限り、魔術を行使することも難しい。サーヴァントならばダメージを受けないが、敏捷がワンランク低下する。 | : 強酸性のスモッグであり、呼吸するだけで肺を焼き、目を開くだけで眼球を爛れさせる。一般人は時間経過でダメージを負い、数分以内に死亡する。魔術師たちも対抗手段を取らない限り、魔術を行使することも難しい。サーヴァントならばダメージを受けないが、敏捷がワンランク低下する。 | ||
: 最大で街一つ包み込めるほどの規模となり、霧によって方向感覚が失われる上に強力な幻惑効果があるため、脱出にはBランク以上の直感、あるいは何らかの魔術行使が必要になる。 | : 最大で街一つ包み込めるほどの規模となり、霧によって方向感覚が失われる上に強力な幻惑効果があるため、脱出にはBランク以上の直感、あるいは何らかの魔術行使が必要になる。 | ||
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; 解体聖母(マリア・ザ・リッパー) | ; 解体聖母(マリア・ザ・リッパー) | ||
− | : ランク:D~B | + | : ランク:D~B<br />種別:対人宝具<br />レンジ:1~10<br />最大捕捉:1人<br />由来:霧の夜に娼婦を惨殺した、正体不明の殺人鬼「ジャック・ザ・リッパー」の逸話。 |
: 通常はランクDの4本のナイフだが、条件を揃える事で当時ロンドンの貧民街に8万人いたという娼婦達が生活のために切り捨てた子供たちの怨念が上乗せされ、凶悪な効果を発揮する。 | : 通常はランクDの4本のナイフだが、条件を揃える事で当時ロンドンの貧民街に8万人いたという娼婦達が生活のために切り捨てた子供たちの怨念が上乗せされ、凶悪な効果を発揮する。 | ||
: 条件とは『対象が女性(雌)である』『霧が出ている』『夜である』の三つ。このうち『霧』は自身の宝具『暗黒霧都』で代用する事が可能なため、聖杯戦争における戦いでは1つ目の条件以外は容易に満たすことができる。 | : 条件とは『対象が女性(雌)である』『霧が出ている』『夜である』の三つ。このうち『霧』は自身の宝具『暗黒霧都』で代用する事が可能なため、聖杯戦争における戦いでは1つ目の条件以外は容易に満たすことができる。 | ||
: これを全て揃った状態で使用すると対象の霊核・心臓を始めとした、生命維持に必要な器官を蘇生すらできない程に破壊した状態で問答無用で体外に弾き出し、血液を喪失させ、結果的に解体された死体にする。“殺人”が最初に到着し、次に“死亡”が続き、最後に“理屈”が大きく遅れて訪れる。 | : これを全て揃った状態で使用すると対象の霊核・心臓を始めとした、生命維持に必要な器官を蘇生すらできない程に破壊した状態で問答無用で体外に弾き出し、血液を喪失させ、結果的に解体された死体にする。“殺人”が最初に到着し、次に“死亡”が続き、最後に“理屈”が大きく遅れて訪れる。 | ||
: 条件が揃っていない場合は単純なダメージを与えるのみだが、条件が一つ揃うごとに威力が跳ね上がっていく。またアサシンを構成する怨霊が等しく持つ胎内回帰願望により、相手が宝具で正体を隠しても性別を看破することが可能で、より正確に使用する事ができる。 | : 条件が揃っていない場合は単純なダメージを与えるのみだが、条件が一つ揃うごとに威力が跳ね上がっていく。またアサシンを構成する怨霊が等しく持つ胎内回帰願望により、相手が宝具で正体を隠しても性別を看破することが可能で、より正確に使用する事ができる。 | ||
− | : | + | :この宝具はナイフによる攻撃ではなく、一種の呪いであるため、遠距離でも使用可能。この宝具を防ぐには物理的な防御力ではなく、呪いへの耐性が必要となる。 |
− | : | + | : 相手が女性限定とはいえ、迎撃も回避も抵抗も無意味で物理的な防御では防げない高威力攻撃を遠距離から与えることができ、なおかつスキル「情報抹消」により事前に対処を行うことも不可能という強力無比な宝具。ただし、威力こそ高いもののこの宝具による攻撃は呪いへの耐性で防ぐことができるため、サーヴァントに使用する場合は相手が近現代の英霊でない限り威力通りのダメージを与えることが難しい。魔術的に最高のマスターを得て、3つの条件を揃え、ようやくハサンたちが使用する『ザバーニーヤ』の平均値に匹敵するだけのダメージを与えることができる。 |
− | : | + | : 『Fate/Grand Order』では1ターンの間女性特攻効果を獲得し、敵単体に防御力を無視した攻撃を行うのみの宝具になっている。 |
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== 真名:ジャック・ザ・リッパー == | == 真名:ジャック・ザ・リッパー == | ||
− | : ジャック・ザ・リッパー。世界中にその名を知られるシリアルキラー。日本ではそのまま「切り裂きジャック」と呼称されることが多い。 | + | : ジャック・ザ・リッパー。世界中にその名を知られるシリアルキラー。日本ではそのまま「切り裂きジャック」と呼称されることが多い。<br>五人の女性を殺害しスコットランドヤードの必死の捜査にもかかわらず捕まることもなく姿を消した。 |
− | + | ||
− | + | : [[ジル・ド・レェ]]や[[エリザベート=バートリー]]のように、権力を持った人間が狂い、非道な振る舞いを行い、猟奇的な事件を起こしたのはどの時代にも存在し、殺人鬼という概念はあった。<br>だがジャック・ザ・リッパーは金目当てでも体目当てでもなく、「ただ人間の肉体を破壊したかっただけ」としか思えない殺し方をしていた。 | |
− | : [[ジル・ド・レェ]]や[[エリザベート=バートリー]]のように、権力を持った人間が狂い、非道な振る舞いを行い、猟奇的な事件を起こしたのはどの時代にも存在し、殺人鬼という概念はあった。 | + | |
− | + | : アサシンとして召喚された彼女は数万以上の見捨てられた子供たち・ホワイトチャペルで堕胎され生まれることすら拒まれた胎児達の怨念が集合して生まれた怨霊。<br>この怨霊が母を求め起こした連続殺人事件の犯人として冠された名前が“ジャック・ザ・リッパー”である。<br>後に犯行が魔性の者によるものと気づいた魔術師によって消滅させられたが、その後も残り続けた噂や伝承により反英雄と化した。 | |
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− | : アサシンとして召喚された彼女は数万以上の見捨てられた子供たち・ホワイトチャペルで堕胎され生まれることすら拒まれた胎児達の怨念が集合して生まれた怨霊。 | ||
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: ところが「ジャック・ザ・リッパー」という概念は、あらゆる噂と伝聞と推測がない交ぜとなった今、全てが真実で全てが嘘であるために「誰でもあって、誰でもない」「誰でもなくて、誰でもある」無限に等しい可能性を組み込まれた存在と化した。 | : ところが「ジャック・ザ・リッパー」という概念は、あらゆる噂と伝聞と推測がない交ぜとなった今、全てが真実で全てが嘘であるために「誰でもあって、誰でもない」「誰でもなくて、誰でもある」無限に等しい可能性を組み込まれた存在と化した。 | ||
− | : そのため、もはや「彼女たち」が「ジャック・ザ・リッパー」の伝説に取り込まれたのか、伝説を取り込んでしまったのかすら定かではなくなっている。 | + | : そのため、もはや「彼女たち」が「ジャック・ザ・リッパー」の伝説に取り込まれたのか、伝説を取り込んでしまったのかすら定かではなくなっている。<br>加えてアサシンを形成する子供の怨念は群体で一個体となっている以上、その子供の一人一人には名前もなく、世界に個体としての存在が認められていない。 |
− | + | : 現在でも切り裂きジャックの正体は明らかになっていないため、各クラスで召喚される度に姿を変貌させることになる。<br>「暗殺者」として顕現したジャックは姿も精神も幼い子供のものとなっているのだが、本当に「真犯人」なのかはやはり本人自身にも分からない状態である。 | |
− | : 現在でも切り裂きジャックの正体は明らかになっていないため、各クラスで召喚される度に姿を変貌させることになる。 | ||
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== 登場作品と役柄 == | == 登場作品と役柄 == | ||
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: 『ほぼ週間 サンタオルタさん』の開催に伴い実装。アサシンクラスとしては初の☆5クラスのサーヴァントであり、2017年10月に[[刑部姫]]が実装されるまで約二年もの間、唯一恒常召喚可能な☆5アサシンサーヴァントであった。 | : 『ほぼ週間 サンタオルタさん』の開催に伴い実装。アサシンクラスとしては初の☆5クラスのサーヴァントであり、2017年10月に[[刑部姫]]が実装されるまで約二年もの間、唯一恒常召喚可能な☆5アサシンサーヴァントであった。 | ||
: 高難易度において使い勝手の良い保有スキルと、全サーヴァントでも最強クラスの性能を誇るQuickの持ち主。 | : 高難易度において使い勝手の良い保有スキルと、全サーヴァントでも最強クラスの性能を誇るQuickの持ち主。 | ||
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===Fate関連作品=== | ===Fate関連作品=== | ||
; [[カプセルさーばんと]] | ; [[カプセルさーばんと]] | ||
: さーばんとの一匹。 | : さーばんとの一匹。 | ||
− | + | : コスト:120 / 戦闘力:E / 突破力:E / 移動力:A++ / 体力:D / 忍耐力:D / リキャスト:A+ | |
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===その他=== | ===その他=== | ||
; [[ちびちゅき!]] | ; [[ちびちゅき!]] | ||
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===Fate/Apocrypha=== | ===Fate/Apocrypha=== | ||
; [[六導玲霞]] | ; [[六導玲霞]] | ||
− | : | + | : マスター。彼女との相性は最高クラスで、親子のような関係を結んでいる。 |
; [[相良豹馬]] | ; [[相良豹馬]] | ||
− | : | + | : 召喚者。だが、玲霞の願いの方が遥かに強く、マスターの敵として処分した。 |
; [[ジーク]] | ; [[ジーク]] | ||
: 撤退の直前に思わぬ反撃を受ける。それによって彼に激しい怒りを抱き、ジークも同胞を殺されていたことから明確に彼女の事を敵視している。 | : 撤退の直前に思わぬ反撃を受ける。それによって彼に激しい怒りを抱き、ジークも同胞を殺されていたことから明確に彼女の事を敵視している。 | ||
− | : | + | : 最期の瞬間に世界の醜さを彼に教え、大きな命題を突きつける。 |
+ | |||
; [[モードレッド|赤のセイバー]] | ; [[モードレッド|赤のセイバー]] | ||
: 能力の相性が悪い敵。 | : 能力の相性が悪い敵。 | ||
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: 能力の相性が最悪な相手。 | : 能力の相性が最悪な相手。 | ||
: ルーラーを聖杯を求めて参加したジークのサーヴァントと誤解して、始末しようと自分から姿を現してしまったのが聖杯大戦において彼女の最大の失敗と言える。 | : ルーラーを聖杯を求めて参加したジークのサーヴァントと誤解して、始末しようと自分から姿を現してしまったのが聖杯大戦において彼女の最大の失敗と言える。 | ||
− | : | + | : 宝具の対象となる女性だが、ルーラーは呪詛に対する耐性がサーヴァント中最強である英霊であるうえ、聖旗によるケタ違いの防御力もあったため、「解体聖母」を万全の態勢で発動させても仕留めることはできなかった。追い打ちをかけるように、鬼門である洗礼詠唱の使い手でもある。 |
− | : | + | : 彼女によって「救えない存在」として心の痛みに耐えながら浄化されたことで、アサシンは聖杯大戦の舞台を降りることになった。 |
; [[ケイローン|黒のアーチャー]] | ; [[ケイローン|黒のアーチャー]] | ||
: 面識はないが、二回も隙を狙った狙撃を受けて重傷を負わされており、どうにも苦汁を舐めさせられた相手。 | : 面識はないが、二回も隙を狙った狙撃を受けて重傷を負わされており、どうにも苦汁を舐めさせられた相手。 | ||
; [[アタランテ|赤のアーチャー]] | ; [[アタランテ|赤のアーチャー]] | ||
− | : | + | : マスターを目の前で殺した女。 |
− | : | + | : しかしその彼女が受け入れてしまったため「怨霊達は完全には浄化されず憎しみの感情だけが残留し、同調したアーチャーと共に暴走する」という最悪の事態を引き起こした。 |
===Fate/Grand Order=== | ===Fate/Grand Order=== | ||
; [[ナーサリー・ライム]] | ; [[ナーサリー・ライム]] | ||
− | : 本編実装に先駆けてクリスマスイベントで共演。「クリスマスの光に惹かれて迷い出て来た亡霊」として、生前に救いが無かった者同士([[ありす|厳密には異なる]] | + | : 本編実装に先駆けてクリスマスイベントで共演。「クリスマスの光に惹かれて迷い出て来た亡霊」として、生前に救いが無かった者同士([[ありす|厳密には異なる]]が)意気投合する。 |
: 最近やたらとお茶会に招待されるが、面白いものを見つけるとフラフラとどこか消えてしまうジャックは、ちょくちょくナーサリーに説教されるとか。 | : 最近やたらとお茶会に招待されるが、面白いものを見つけるとフラフラとどこか消えてしまうジャックは、ちょくちょくナーサリーに説教されるとか。 | ||
− | |||
; [[アステリオス]] | ; [[アステリオス]] | ||
− | : | + | : トナカイさん。 |
; [[ジャンヌ・ダルク・オルタ・サンタ・リリィ]] | ; [[ジャンヌ・ダルク・オルタ・サンタ・リリィ]] | ||
: 新しいお友達。 | : 新しいお友達。 | ||
: 年齢的に微妙に年上っぽいが、その年上らしさを微塵も感じさせない愛らしさが、ちょっと羨ましいらしい。 | : 年齢的に微妙に年上っぽいが、その年上らしさを微塵も感じさせない愛らしさが、ちょっと羨ましいらしい。 | ||
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; [[ポール・バニヤン]] | ; [[ポール・バニヤン]] | ||
: 『[[マンガで分かる!Fate/Grand Order]]』では当初色々と酷い目に遭わされたものの、世話を焼いたのが功を奏して友好的な関係になっていった。 | : 『[[マンガで分かる!Fate/Grand Order]]』では当初色々と酷い目に遭わされたものの、世話を焼いたのが功を奏して友好的な関係になっていった。 | ||
: 期間限定イベント『オール・ザ・ステイツメン! ~マンガで分かる合衆国開拓史~』でもナーサリーと共に面倒を見て友情を育んでいった。 | : 期間限定イベント『オール・ザ・ステイツメン! ~マンガで分かる合衆国開拓史~』でもナーサリーと共に面倒を見て友情を育んでいった。 | ||
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; [[名も無きマスター]] | ; [[名も無きマスター]] | ||
: 期間限定イベント『オール・ザ・ステイツメン! ~マンガで分かる合衆国開拓史~』の特異点におけるマスター。 | : 期間限定イベント『オール・ザ・ステイツメン! ~マンガで分かる合衆国開拓史~』の特異点におけるマスター。 | ||
: ハンバーグを作ってくれたりレシピを教えてくれたりするくらいの交流はあったはずなのだが、ウィスコンシンに放り出してシカゴに行ってしまった彼女を追いかけて行った先でのバニヤンへの仕打ちに激昂。 | : ハンバーグを作ってくれたりレシピを教えてくれたりするくらいの交流はあったはずなのだが、ウィスコンシンに放り出してシカゴに行ってしまった彼女を追いかけて行った先でのバニヤンへの仕打ちに激昂。 | ||
: 最後には助けを求める彼女を'''「あなたはおかあさんじゃない」'''というジャックにとっての最大の拒絶の言葉とともに見捨てた。 | : 最後には助けを求める彼女を'''「あなたはおかあさんじゃない」'''というジャックにとっての最大の拒絶の言葉とともに見捨てた。 | ||
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===その他=== | ===その他=== | ||
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== 名台詞 == | == 名台詞 == | ||
− | === Fate/Apocrypha === | + | ==== Fate/Apocrypha ==== |
; ――生きたいよね?<br> ――生きたい。<br> ―――うん、分かったよ。契約しよう、<RUBY><RB>おかあさん</RB><RT>マスター</RT></RUBY>。 | ; ――生きたいよね?<br> ――生きたい。<br> ―――うん、分かったよ。契約しよう、<RUBY><RB>おかあさん</RB><RT>マスター</RT></RUBY>。 | ||
: 生きているという実感が霧のように薄い玲霞。生きていた、と言えるかどうかすら定かではないジャック。<br>二人は運命的な出会いを果たす。 | : 生きているという実感が霧のように薄い玲霞。生きていた、と言えるかどうかすら定かではないジャック。<br>二人は運命的な出会いを果たす。 | ||
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=== Fate/Grand Order === | === Fate/Grand Order === | ||
− | |||
; 「此よりは地獄。わたしたちは炎、雨、力――――殺戮をここに。『<ruby><rb>解体聖母</rb><rt>マリア・ザ・リッパー</rt></ruby>』――――!!」 | ; 「此よりは地獄。わたしたちは炎、雨、力――――殺戮をここに。『<ruby><rb>解体聖母</rb><rt>マリア・ザ・リッパー</rt></ruby>』――――!!」 | ||
: 宝具発動。『Apocrypha』での詠唱に後半部分が追加されている。 | : 宝具発動。『Apocrypha』での詠唱に後半部分が追加されている。 | ||
− | == | + | == メモ == |
− | + | *『[[Fate/strange fake]]』にも同じ真名の[[ジャック・ザ・リッパー (Fake)|バーサーカー]]が登場するが、全く別の存在。『fake』のジャックは「狂気の象徴」、『Apocrypha』のジャックは「数万以上の見捨てられた子供たちの怨念」である。 | |
− | + | **彼女自身もバーサーカーとしての適正を持っており、そのクラスで召喚された場合、常に宝具で身を隠しながら魔力があるものを片っ端に解体して食らう「霧の怪物」となる。だが『[[TYPE-MOONエース]]9』掲載のFateシリーズ作品作家鼎談において、成田良悟氏と東出祐一郎氏の間ですり合わせが行われ、「アサシンで召喚した時のみ『Apocrypha』のジャックが現れ、バーサーカーのクラスで召喚すると『fake』でのジャックが出る」「『fake』のジャックが少女の姿に変身しようとすると『Apocrypha』のジャックの姿になってしまう」ということになった。 | |
− | + | **後に「ジャック・ザ・リッパー」という存在が無限の可能性を持つ存在であることが明らかになった。つまり、召喚するマスター、土地、クラスによって別々の「ジャック・ザ・リッパー」が召喚されることになる。「ジャック・ザ・リッパー」はいわば人類史におけるブラックボックスであるために、本当の「ジャック・ザ・リッパー」はどれが本物なのかはもはや判別不能となっている。 | |
− | + | **『Grand Order』では『fake』のジャックにも登場の可能性は十分にありえるが、一方で同作の幕間の物語「ジャック・キルズ・ジャック」にて他の「ジャック・ザ・リッパー」を容赦なく倒していたことから、彼女と他のジャックが会えば、介入無くしては殺し合いになる可能性がかなり高い。 | |
− | + | *「解体聖母」が最大の効果を発揮する「女性」は、赤の陣営の[[セミラミス|アサシン]]、[[アタランテ|アーチャー]]、[[モードレッド|セイバー]]、黒の陣営の[[セレニケ・アイスコル・ユグドミレニア|セレニケ]]、[[フィオレ・フォルヴェッジ・ユグドミレニア|フィオレ]]、[[フランケンシュタイン|バーサーカー]]、中立陣営の[[ジャンヌ・ダルク|ルーラー]]の計7名。<br>ただし、発動にはある程度の時間が必要という欠点もあるようで、彼女達と実際に対峙しても「夜」の条件がある事も含めて絶対勝利出来る訳ではない(事実、赤のセイバーもフィオレも暗黒霧都の影響下に陥りながら生還している。なお、上述どおりルーラーに対しては完全な条件で決められたにも関わらず殆ど効果がなかった)。 | |
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*『[[Fate/Apocrypha|Apocrypha]]』の主人公[[ジーク]]とは最終的な敵である[[天草四郎時貞|シロウ]]以上に対照的なキャラクター。<br>3巻解説で『[[Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ]]』の作者・桜井光は「触れる者達にさえ眩しささえ感じさせながら成長していくジークと、苦痛と死を撒く邪そのものでありながら無邪気なまでに寄り添う母と共に歩むジャック。幼さという共通点を持ちながら、相反して並び立つ両者。一方は数多くの想いや仲間たちと共に、もう一方はただ一つの母だけを傍らに。生き残るのは、果たしてどちらの純粋さか」と2人を対比したコメントを寄せていた。 | *『[[Fate/Apocrypha|Apocrypha]]』の主人公[[ジーク]]とは最終的な敵である[[天草四郎時貞|シロウ]]以上に対照的なキャラクター。<br>3巻解説で『[[Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ]]』の作者・桜井光は「触れる者達にさえ眩しささえ感じさせながら成長していくジークと、苦痛と死を撒く邪そのものでありながら無邪気なまでに寄り添う母と共に歩むジャック。幼さという共通点を持ちながら、相反して並び立つ両者。一方は数多くの想いや仲間たちと共に、もう一方はただ一つの母だけを傍らに。生き残るのは、果たしてどちらの純粋さか」と2人を対比したコメントを寄せていた。 | ||
*母親に見捨てられ愛されなかった存在が根底にあるためか「母親」としての愛を強く求めている。その事もあり、'''マスターの事は性別関係なしに「おかあさん」と呼んでいる'''。 | *母親に見捨てられ愛されなかった存在が根底にあるためか「母親」としての愛を強く求めている。その事もあり、'''マスターの事は性別関係なしに「おかあさん」と呼んでいる'''。 | ||
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*サーヴァントが自らの意思で令呪で自害を命じられる前に、マスター(召喚者)から令呪を奪い殺害するという行為は、これまでのシリーズでは前代未聞だった。 | *サーヴァントが自らの意思で令呪で自害を命じられる前に、マスター(召喚者)から令呪を奪い殺害するという行為は、これまでのシリーズでは前代未聞だった。 | ||
− | **以前にも[[言峰綺礼|別のマスター]]が[[バゼット・フラガ・マクレミッツ|本来のマスター]]から令呪を奪ったり、サーヴァントが自身のマスターを殺害という事態は存在したが、[[クー・フーリン|前者]] | + | **以前にも[[言峰綺礼|別のマスター]]が[[バゼット・フラガ・マクレミッツ|本来のマスター]]から令呪を奪ったり、サーヴァントが自身のマスターを殺害という事態は存在したが、[[クー・フーリン|前者]]は元のマスターが騙し討ちに遭ったという背景があり、[[メディア|後者]]は令呪を消費させてから殺害している。サーヴァントが令呪を使われる前に召喚者を殺害し、生贄に令呪を移植してマスターとしたというケースは彼女が初めてである。 |
***後に、令呪で自害を命じられる前に、自らの意思でマスターから令呪を奪った[[森長可|バーサーカー]]も登場した。 | ***後に、令呪で自害を命じられる前に、自らの意思でマスターから令呪を奪った[[森長可|バーサーカー]]も登場した。 | ||
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+ | *彼女が起こした殺人事件は日本でもルーマニアでも一般に報道されている。<br>彼女の持つ「情報抹消」もあって、[[ジル・ド・レェ]]の様に現場に魔術の痕跡を残したり、多くの一般人に目撃されたり、白昼堂々行動したりということはないため魔術協会・聖堂協会共に彼女の犯行に気づいていなかった。<br>結局、協会がサーヴァントの仕業と考え始めたのはシギショアラに派遣された魔術師達が皆殺しにされたという報道がされ、「ジャック・ザ・リッパー、ルーマニアで復活」と大々的に報道されてしまった後であった。<br>しかし一般的な感性では、「被害者が皆鋭利な刃物で心臓を抜き取られており、被害者は十人以上で同じ場所に居たのにも関らず、極めて犯行時間が短かったため、証拠はおろか目撃者すら存在しない」事件は'''異常'''というしかない。<br>殺害方法は余りに残忍なため省かれているものの、一般の報道でもこの事件の詳細は伝えられており、一切のフォローがされていない。<br>にも関わらずこの動きの遅さは致命的である。ユグドミレニアの反乱と聖杯大戦で混乱していたのもあるのだろうが……。 | ||
*オンラインゲーム版『Apocrypha』での設定身長および体重は150cm、45kg。小説版執筆にあたって近衛氏によって現在の身長・体重が再設定されたのだが、プロフィールの更新を忘れてしまっていたために旧設定が書籍版『Apocrypha』、『Grand Order』にも残ってしまっていた。現在は修正されており『Grand Order』ではそれに合わせたバトルキャラの微調整も行われた。 | *オンラインゲーム版『Apocrypha』での設定身長および体重は150cm、45kg。小説版執筆にあたって近衛氏によって現在の身長・体重が再設定されたのだが、プロフィールの更新を忘れてしまっていたために旧設定が書籍版『Apocrypha』、『Grand Order』にも残ってしまっていた。現在は修正されており『Grand Order』ではそれに合わせたバトルキャラの微調整も行われた。 | ||
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== 話題まとめ == | == 話題まとめ == | ||
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: 記録にある「ジャック・ザ・リッパー」による犯行と断言できる殺人事件は五件しかない。しかし当時の倫敦では大量殺戮や猟奇殺人が頻繁に起こっていたため、実際の被害者の数は現在でも正確には不明である。 | : 記録にある「ジャック・ザ・リッパー」による犯行と断言できる殺人事件は五件しかない。しかし当時の倫敦では大量殺戮や猟奇殺人が頻繁に起こっていたため、実際の被害者の数は現在でも正確には不明である。 | ||
: 断定の根拠は「売春婦の臓器が外科手術のように切除されていた」ということだけであるため、未遂や五体切断なども仮定すれば推定されていた被害者の候補は20人にも及ぶといわれている。 | : 断定の根拠は「売春婦の臓器が外科手術のように切除されていた」ということだけであるため、未遂や五体切断なども仮定すれば推定されていた被害者の候補は20人にも及ぶといわれている。 | ||
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; ロンドンスモッグ事件 | ; ロンドンスモッグ事件 | ||
: 産業革命によって工業力が飛躍的に向上したイギリスだが、同時に公害という新たな社会問題が発生するようになる。中でもスモッグの被害は深刻で、多くの犠牲者を出してきたにも関わらず、具体的な対策は何ひとつ取られなかった。 | : 産業革命によって工業力が飛躍的に向上したイギリスだが、同時に公害という新たな社会問題が発生するようになる。中でもスモッグの被害は深刻で、多くの犠牲者を出してきたにも関わらず、具体的な対策は何ひとつ取られなかった。 | ||
− | : | + | : 1950年12月に発生したスモッグはかつてないほど大規模なもので、1ヶ月余りで2万人以上の死者を出す大惨事となった。 |
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; フィギュア | ; フィギュア | ||
: 『Fate/Apocrypha』のキャラクターの中ではジャンヌ・ダルクと一二を争う早さで立体化された。 | : 『Fate/Apocrypha』のキャラクターの中ではジャンヌ・ダルクと一二を争う早さで立体化された。 | ||
: キャラクター人気を見込んだ早期のフィギュア化が予想されていたモードレッド、アストルフォ等よりも彼女の立体化が早かった理由は、ガレージキットディーラー「Seiren蒸留所」ぱっとん氏が2012年夏のワンダーフェスティバル新作として発表した[http://seirenren.blog31.fc2.com/blog-entry-77.html ジャックのガレージキット]がファット・カンパニーから2015年8月に[http://www.goodsmile.info/ja/product/4802/%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%83%E3%82%AF+%E3%82%B6+%E3%83%AA%E3%83%83%E3%83%91%E3%83%BC.html 商業ベースの彩色製品]として発売されたため。'''2012年末開始の小説版『Fate/Apocrypha』と実は無関係である。''' | : キャラクター人気を見込んだ早期のフィギュア化が予想されていたモードレッド、アストルフォ等よりも彼女の立体化が早かった理由は、ガレージキットディーラー「Seiren蒸留所」ぱっとん氏が2012年夏のワンダーフェスティバル新作として発表した[http://seirenren.blog31.fc2.com/blog-entry-77.html ジャックのガレージキット]がファット・カンパニーから2015年8月に[http://www.goodsmile.info/ja/product/4802/%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%83%E3%82%AF+%E3%82%B6+%E3%83%AA%E3%83%83%E3%83%91%E3%83%BC.html 商業ベースの彩色製品]として発売されたため。'''2012年末開始の小説版『Fate/Apocrypha』と実は無関係である。''' | ||
− | : | + | : そのため先述のフィギュアのデザインは近衛乙嗣版ではなく、「Fate/Complete material 4 [Extra material]」の企画版Apocryphaや「TYPE-MOONエースVol.7」掲載小説版の真田茸人版デザインを意識した造形になっている。 |
== 関連商品 == | == 関連商品 == | ||
− | <amazon>B00RE2JNKK</amazon><amazon>B077J2TMX5</amazon | + | <amazon>B00RE2JNKK</amazon><amazon>B077J2TMX5</amazon> |
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== リンク == | == リンク == | ||
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