「ベディヴィエール (Grand Order)」を編集中
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| 依代 = | | 依代 = | ||
| 読み = | | 読み = | ||
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| 初登場作品 = [[Fate/Grand Order]] | | 初登場作品 = [[Fate/Grand Order]] | ||
| 声優 = 宮野真守 | | 声優 = 宮野真守 | ||
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| 地域 = イギリス | | 地域 = イギリス | ||
| 属性 = 秩序・善 | | 属性 = 秩序・善 | ||
− | | | + | | 隠し属性 = 星 |
| 性別 = 男性 | | 性別 = 男性 | ||
| スリーサイズ = | | スリーサイズ = | ||
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| 二人称 = 貴方 | | 二人称 = 貴方 | ||
| 三人称 = 彼/彼女/○○殿/○○様 | | 三人称 = 彼/彼女/○○殿/○○様 | ||
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| イメージカラー = | | イメージカラー = | ||
| サーヴァント階位 = | | サーヴァント階位 = | ||
| 特技 = | | 特技 = | ||
− | | 好きな物 = | + | | 好きな物 = |
− | | 苦手な物 = | + | | 苦手な物 = |
− | | 天敵 = | + | | 天敵 = |
| デザイン = 天空すふぃあ | | デザイン = 天空すふぃあ | ||
| 設定作成 = 奈須きのこ<br>桜井光 | | 設定作成 = 奈須きのこ<br>桜井光 | ||
| レア度 = ☆3 | | レア度 = ☆3 | ||
}} | }} | ||
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== 概要 == | == 概要 == | ||
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; 略歴 | ; 略歴 | ||
− | : | + | : 第六特異点『神聖円卓領域 キャメロット』では西暦1273年のエルサレムにとある目的のために来訪。獅子王、及びかつての同胞である円卓の騎士達に立ち向かうため、当初は一人で行動していたが、聖都を訪れた難民を虐殺する円卓と、それを阻止しようとする主人公たちに加勢し、以後行動を共にする。 |
− | : | + | : 最終盤にて「聖槍を武装したアーサー王」である獅子王に聖剣を返還を成し、彼女から労いの言葉をかけられた彼は、穏やかな笑顔を浮かべながら死を迎えたのであった。特異点の消失によりその記憶や記録は消滅するが、その功績により英霊の座に召され、カルデアへと召喚される。 |
; 人物 | ; 人物 | ||
− | |||
: 人格者かつ常識人。円卓の騎士として実力不足なのを自覚しており、そのことについては自虐的。旅に関しては自信があるようで、目的地の位置さえ分かれば方角を間違えることはないとのこと(あくまで方向感覚の話であり、目的地に目的とするものがあるかは別)。食材の目利きに自信があるが、栄養は変わらないとしてワイバーンや大目玉の怪物であるゲイザーを狩って食料にするなど、食べられればゲテモノ相手にも躊躇がない。ただ、それはブリテンの食料事情があってのものであり、好きな食べ物に「蒸した野菜」を挙げるなど感性そのものは普通。また、基本的に真面目で堅い性格だが、まじめ一辺倒というわけでもない。 | : 人格者かつ常識人。円卓の騎士として実力不足なのを自覚しており、そのことについては自虐的。旅に関しては自信があるようで、目的地の位置さえ分かれば方角を間違えることはないとのこと(あくまで方向感覚の話であり、目的地に目的とするものがあるかは別)。食材の目利きに自信があるが、栄養は変わらないとしてワイバーンや大目玉の怪物であるゲイザーを狩って食料にするなど、食べられればゲテモノ相手にも躊躇がない。ただ、それはブリテンの食料事情があってのものであり、好きな食べ物に「蒸した野菜」を挙げるなど感性そのものは普通。また、基本的に真面目で堅い性格だが、まじめ一辺倒というわけでもない。 | ||
: 礼装「ナイツ・オブ・マリーンズ」の解説を見る限り、実力に引け目は感じていても他の円卓の騎士とは対等に接しており、問題の多い円卓の騎士たちのまとめ役をすることもある模様。 | : 礼装「ナイツ・オブ・マリーンズ」の解説を見る限り、実力に引け目は感じていても他の円卓の騎士とは対等に接しており、問題の多い円卓の騎士たちのまとめ役をすることもある模様。 | ||
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! クラス !! マスター !! 筋力 !! 耐久 !! 敏捷 !! 魔力 !! 幸運 !! 宝具 !! [[スキル (サーヴァント)|クラス別能力]] !! [[スキル (サーヴァント)|保有スキル]] !! 備考 | ! クラス !! マスター !! 筋力 !! 耐久 !! 敏捷 !! 魔力 !! 幸運 !! 宝具 !! [[スキル (サーヴァント)|クラス別能力]] !! [[スキル (サーヴァント)|保有スキル]] !! 備考 | ||
|- | |- | ||
− | | [[セイバー]] || [[主人公 (Grand Order)]] || A || B || A+ || C || B || A || 対魔力:B<br />騎乗:A || 軍略:C<br /> | + | | [[セイバー]] || [[主人公 (Grand Order)]] || A || B || A+ || C || B || A || 対魔力:B<br />騎乗:A || 軍略:C<br />冷静沈着:B<br />守護の誓約:B || style="text-align:left"|ステータス表記は宝具による上昇分を計算済み |
+ | |- | ||
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; 剣を摂れ、銀色の腕(スイッチオン・アガートラム) | ; 剣を摂れ、銀色の腕(スイッチオン・アガートラム) | ||
: ランク:C<br />種別:対人宝具<br />レンジ:0<br />最大捕捉:1人 | : ランク:C<br />種別:対人宝具<br />レンジ:0<br />最大捕捉:1人 | ||
− | : 隻腕を補うためにと[[ | + | : 隻腕を補うためにと[[マーリン]]によって与えられた銀色の腕。10kg以上の重さを持つ「銀の腕」。 |
:ケルトの戦神ヌァザが用いたという神造兵装「銀の腕」そのものではなく、神話と同じ名を与える事で存在を裏打ちされた仮初めの宝具。 | :ケルトの戦神ヌァザが用いたという神造兵装「銀の腕」そのものではなく、神話と同じ名を与える事で存在を裏打ちされた仮初めの宝具。 | ||
− | : 常時発動型の宝具。普段は人間並みの出力だが、戦闘用起動を行う事で、筋力、耐久、俊敏のパラメータが上昇し、白兵攻撃にもボーナスが加算される。(ステータス表記は上昇分を計算済み) | + | :常時発動型の宝具。普段は人間並みの出力だが、戦闘用起動を行う事で、筋力、耐久、俊敏のパラメータが上昇し、白兵攻撃にもボーナスが加算される。(ステータス表記は上昇分を計算済み) |
: 現象生命に近く、通常の攻撃ではとどめを刺せないスフィンクスを倒すことができ、また"聖杯を断つ"能力で聖杯(ホーリーグレイル)の加護を破ることができる。その神秘は神霊クラスとも獅子王にギフトを授かった円卓の騎士と対等とも言われる。 | : 現象生命に近く、通常の攻撃ではとどめを刺せないスフィンクスを倒すことができ、また"聖杯を断つ"能力で聖杯(ホーリーグレイル)の加護を破ることができる。その神秘は神霊クラスとも獅子王にギフトを授かった円卓の騎士と対等とも言われる。 | ||
: 何故これほどの力と神秘を有しているのかといえば、その理由は作成に用いた素材にある。それはベディヴィエールの罪の証、即ち'''「あの時返すことが出来なかった『星の聖剣』」エクスカリバー'''である。 | : 何故これほどの力と神秘を有しているのかといえば、その理由は作成に用いた素材にある。それはベディヴィエールの罪の証、即ち'''「あの時返すことが出来なかった『星の聖剣』」エクスカリバー'''である。 | ||
: ガウェインの宝具『転輪すべき勝利の剣』を押し退けるだけの威力を持つが、ただの人間であるベディヴィエールでは使用に耐え切れず、使う度に「魂を全焼させる」と例えられる程の苦痛が襲い、肉体が内側から焼け焦げ、やがて土塊のように崩れ落ちていく。 | : ガウェインの宝具『転輪すべき勝利の剣』を押し退けるだけの威力を持つが、ただの人間であるベディヴィエールでは使用に耐え切れず、使う度に「魂を全焼させる」と例えられる程の苦痛が襲い、肉体が内側から焼け焦げ、やがて土塊のように崩れ落ちていく。 | ||
− | : 『Fate/Grand | + | : 『Fate/Grand Order』第六特異点の定礎復元後に英霊の座へ登録されたベディヴィエールが持つこの宝具は聖剣そのものではなく仮想聖剣となる。例外的に座に登録されたばかりのいわば「最も新しい宝具」の一つ。マスターとサーヴァントの繋がりと絆で発動し、魂を削るデメリットはなくなっている。 |
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; 一閃せよ、銀色の腕(デッドエンド・アガートラム) | ; 一閃せよ、銀色の腕(デッドエンド・アガートラム) | ||
: ランク:A+<br />種別:対人・対軍絶技<br />レンジ:1~40<br />最大捕捉:300人 | : ランク:A+<br />種別:対人・対軍絶技<br />レンジ:1~40<br />最大捕捉:300人 | ||
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:宝具『剣を摂れ、銀色の腕』の戦闘用起動時のみ、使用が可能となる。 | :宝具『剣を摂れ、銀色の腕』の戦闘用起動時のみ、使用が可能となる。 | ||
:敵陣を瞬速の「手刀」によって一閃せしめる対人・対軍殲滅攻撃。その一閃は鮮烈な斬撃として叩き込まれるだけでなく、その奇跡が黄金の輝きと共に空間を裂く。 | :敵陣を瞬速の「手刀」によって一閃せしめる対人・対軍殲滅攻撃。その一閃は鮮烈な斬撃として叩き込まれるだけでなく、その奇跡が黄金の輝きと共に空間を裂く。 | ||
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==真名:ベディヴィエール== | ==真名:ベディヴィエール== | ||
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: ストーリーガチャ限定サーヴァントであり、第六特異点『神聖円卓領域 キャメロット』クリア後ガチャに追加される他、クリアボーナスとして一騎確定で入手できる。 | : ストーリーガチャ限定サーヴァントであり、第六特異点『神聖円卓領域 キャメロット』クリア後ガチャに追加される他、クリアボーナスとして一騎確定で入手できる。 | ||
: 第六特異点のキーキャラクターであり、ストーリーでもそれに相応しい活躍を見せていたものの、それがガチャにおいては弊害も起きてしまう事態に(後述)。 | : 第六特異点のキーキャラクターであり、ストーリーでもそれに相応しい活躍を見せていたものの、それがガチャにおいては弊害も起きてしまう事態に(後述)。 | ||
− | |||
== 人間関係 == | == 人間関係 == | ||
− | === | + | ===生前=== |
; [[女神ロンゴミニアド|獅子王]] | ; [[女神ロンゴミニアド|獅子王]] | ||
: 第六特異点におけるラスボスであり、かつての主君。その正体は「ベディヴィエールが聖剣エクスカリバーの返却を行わなかったif」におけるアーサー王。聖剣を返却出来なかったのは彼女を死なせたくない一心からだったが、それが結果的に死ねない存在にしてしまったことを深く悔やんでいる。 | : 第六特異点におけるラスボスであり、かつての主君。その正体は「ベディヴィエールが聖剣エクスカリバーの返却を行わなかったif」におけるアーサー王。聖剣を返却出来なかったのは彼女を死なせたくない一心からだったが、それが結果的に死ねない存在にしてしまったことを深く悔やんでいる。 | ||
: 第六特異点の物語はベディヴィエールが彼女の最後の命である「エクスカリバーの返還」を今度こそ果たすための物語でもあり、そのためだけに、永い時をかけて旅をしてきた。 | : 第六特異点の物語はベディヴィエールが彼女の最後の命である「エクスカリバーの返還」を今度こそ果たすための物語でもあり、そのためだけに、永い時をかけて旅をしてきた。 | ||
+ | ; [[ガウェイン]] | ||
+ | : 同じ円卓の騎士。共に最後まで王に仕えた騎士だが、二人がアルトリアに望んでいる物は相反するものだった。 | ||
+ | ; [[ランスロット]] | ||
+ | : 同じ円卓の騎士。愚直なまでに王に仕えた同志。しかしランスロットの忠義は運命の悪戯によって歪んだ方向に傾いていく。 | ||
+ | ; [[トリスタン]] | ||
+ | : 同じ円卓の騎士。親友と言える程仲が良い。それゆえに、『Grand Order』では彼の変り様に憤りと動揺を隠せなかった。 | ||
+ | : また、礼装での説明文から、仲が良い故に他の騎士よりもフランクな扱いをしている様子で、「監視していないと真面目に仕事をしない」と業務態度についてはまったく信用していなかった。 | ||
+ | ; [[モードレッド]] | ||
+ | : 同じ円卓の騎士。結果的に袂を分かつことになってしまったが、「王に人間としての顔を見せて欲しい」と願った者同士。 | ||
+ | : ベディヴィエールから見た彼女は、「口が悪く、態度が悪く、性根が悪いだけで、密かにいいところもある騎士」とのこと。 | ||
+ | ; [[アグラヴェイン]] | ||
+ | : 同じ円卓の騎士。当初は彼を嫌悪していたが、後に彼が裏でどれほど奔走していたのかを悟って考えを改めている。 | ||
+ | ;ガレス | ||
+ | :円卓の中でも仲が良く「ガレスちゃん」と呼んでいる。 | ||
+ | ; ヘレナ姫 | ||
+ | :ブルターニュ王の姪御。麗しさで知られた。 | ||
+ | :ブルターニュのモン・サン・ミシェルに住まう巨人種によって攫われてしまい、ベディヴィエールが駆けつけた際は既にその若い命を散らせてしまった。 | ||
+ | :アーサー王と同じく大切な方であり、それだけ彼女の死が彼に遺恨を残し、同時にこの命に代えても守り抜くという誓いを立てた。 | ||
+ | ; [[ルキウス・ヒベリウス]] | ||
+ | : かつて円卓の敵として戦ったローマ皇帝。「ブリタニア列王史」では彼に殺されたとされるが、実際は負傷で済んでいる。 | ||
+ | :長き旅路の果てに何も為せなかった自分はもはや死んだも同然だと思っており、自分を殺したという敵将の名をあえて偽名として使った。 | ||
+ | |||
+ | === Fate/Grand Order === | ||
; [[主人公 (Grand Order)]] | ; [[主人公 (Grand Order)]] | ||
: 第六特異点での同行者。誤解により砂漠で[[ニトクリス]]と一悶着あった際、その状況を見かねて一度手を貸すも獅子王に会うという目的を果たすため別れる。 | : 第六特異点での同行者。誤解により砂漠で[[ニトクリス]]と一悶着あった際、その状況を見かねて一度手を貸すも獅子王に会うという目的を果たすため別れる。 | ||
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: 第六特異点での同行者。 | : 第六特異点での同行者。 | ||
: 千里眼によって比較的早い段階からベディヴィエールが隠している事柄を見抜いており、さりげなく体調を気遣う、忠告をするなどして最後まで気に掛けていた。 | : 千里眼によって比較的早い段階からベディヴィエールが隠している事柄を見抜いており、さりげなく体調を気遣う、忠告をするなどして最後まで気に掛けていた。 | ||
+ | ; [[マーリン]] | ||
+ | : 彼から聖剣を素材とした「銀の腕」の模造品を受け取り、更に自身の正体がバレないように霊基状態を誤魔化す魔術を掛けて貰った上で特異点へと送って貰った。 | ||
+ | : 優秀な魔術師として信頼はしているものの、彼の人柄そのものは苦手としていた様子。 | ||
+ | ; [[アルトリア・ペンドラゴン|アーサー王]] | ||
+ | : 王。最後の瞬間までアーサー王が女性だと気づいていなかったが、安らぎを得た姿に王が少女であったことを確信する。 | ||
; [[アルトリア・ペンドラゴン〔ランサー〕 ]] | ; [[アルトリア・ペンドラゴン〔ランサー〕 ]] | ||
: 上記の獅子王との経緯を覚えているためか、マイルームでは過剰に彼女の面倒を見ようとしているらしく、彼女から窘められると泣いてしまうほど。 | : 上記の獅子王との経緯を覚えているためか、マイルームでは過剰に彼女の面倒を見ようとしているらしく、彼女から窘められると泣いてしまうほど。 | ||
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== 名台詞 == | == 名台詞 == | ||
===Fate/Grand Order=== | ===Fate/Grand Order=== | ||
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;「セイバー、ベディヴィエール。<br /> 此よりは貴方のサーヴァントとなりましょう。<br /> それが、我が王の御為になるものと信じて」 | ;「セイバー、ベディヴィエール。<br /> 此よりは貴方のサーヴァントとなりましょう。<br /> それが、我が王の御為になるものと信じて」 | ||
: 召喚時。彼は人類最後のマスターのサーヴァントとなった。それこそが1500年生きて聖剣返還を成し、人理修復に貢献した騎士への報酬なのだろう。 | : 召喚時。彼は人類最後のマスターのサーヴァントとなった。それこそが1500年生きて聖剣返還を成し、人理修復に貢献した騎士への報酬なのだろう。 | ||
− | ; | + | ;「我が魂喰らいて奔れ、銀の流星! <ruby><rb>一閃せよ、銀色の腕</rb><rt>デッドエンド――アガートラム</rt></ruby>!!」 |
− | + | : 宝具発動。魂を燃やし尽くし、力として放つ聖剣の一閃。 | |
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;「何を犠牲にしようと、私は今度こそ―――」<br />「今度こそ。」<br />「この手で、我が王を殺すのだ」 | ;「何を犠牲にしようと、私は今度こそ―――」<br />「今度こそ。」<br />「この手で、我が王を殺すのだ」 | ||
: 第六章プロローグにおける独白。肉体は朽ち果て、魂は燃え尽き、精神も尽き果てる寸前という有様になるほど長い長い旅を歩んできた。 | : 第六章プロローグにおける独白。肉体は朽ち果て、魂は燃え尽き、精神も尽き果てる寸前という有様になるほど長い長い旅を歩んできた。 | ||
214行目: | 158行目: | ||
: 撃破したワイバーンやゲイザーを調理しようとする前にのたまった一言。真面目に見えて意外とノリも悪くない性格が垣間見える。 | : 撃破したワイバーンやゲイザーを調理しようとする前にのたまった一言。真面目に見えて意外とノリも悪くない性格が垣間見える。 | ||
: まぁ食感は兎も角、料理の出来はそれなりに良く難民達からは好評だったことを付け加えておく。 | : まぁ食感は兎も角、料理の出来はそれなりに良く難民達からは好評だったことを付け加えておく。 | ||
− | |||
− | ;―――夕暮れに、金砂のような髪が揺れている。 | + | ;―――夕暮れに、金砂のような髪が揺れている。 |
+ | ;私はこの時、ようやく王の真実に触れた気がした。 | ||
+ | ;騎士たちはもうずいぶんと王の笑う姿を見ていない、と恐れていた。そうではない。そうではないのだ。 | ||
+ | ;この王は己の事で笑うのではなく。 | ||
+ | ;<ruby>他人<rb></rb><rt>ひと</rt></ruby>の幸福な姿を見て、穏やかに微笑むのだと。 | ||
: 遠い昔のある夕暮れ、物見の塔で一人黄昏ていたベディヴィエールと[[アルトリア・ペンドラゴン|彼の王]]が交わしたやりとり。長い時を生きてきた彼の胸に今も残る鮮明な記憶。 | : 遠い昔のある夕暮れ、物見の塔で一人黄昏ていたベディヴィエールと[[アルトリア・ペンドラゴン|彼の王]]が交わしたやりとり。長い時を生きてきた彼の胸に今も残る鮮明な記憶。 | ||
: 何故自分のような取り柄のない騎士が円卓の騎士に選ばれたのか、というかねてからの疑問に対して多くの役割が必要なのだと王は説く。 | : 何故自分のような取り柄のない騎士が円卓の騎士に選ばれたのか、というかねてからの疑問に対して多くの役割が必要なのだと王は説く。 | ||
224行目: | 171行目: | ||
;「……いえ、アグラヴェイン卿は以前の円卓でも、騎士たちに嫌悪と恐怖を抱かせていました」<br />「今回もそうなのだな、と。<br /> そう確認しただけです」<br />「まさか。補佐官殿が悪党であったのなら、キャメロットは立ち行かなかったでしょう」<br />「……アグラヴェイン卿はなぜか、人に好かれようとしないのです。その結果、周囲から冷血な人間と見られたのです」<br />「卿とは血縁にあったガウェイン卿、ガヘレス卿、ガレスちゃんですら、補佐官殿を誤解していた程に」 | ;「……いえ、アグラヴェイン卿は以前の円卓でも、騎士たちに嫌悪と恐怖を抱かせていました」<br />「今回もそうなのだな、と。<br /> そう確認しただけです」<br />「まさか。補佐官殿が悪党であったのなら、キャメロットは立ち行かなかったでしょう」<br />「……アグラヴェイン卿はなぜか、人に好かれようとしないのです。その結果、周囲から冷血な人間と見られたのです」<br />「卿とは血縁にあったガウェイン卿、ガヘレス卿、ガレスちゃんですら、補佐官殿を誤解していた程に」 | ||
: アグラヴェインへの見解。 | : アグラヴェインへの見解。 | ||
− | : | + | : ……なのだが、その中にさらりとガレスの二人称という名のとんでもない爆弾を投下していった。後に、竹箒日記に挙げられた前日譚<ref>[http://www.typemoon.org/bbb/diary/log/201607.html 竹箒日記2016/7/31]</ref>でガレスは女性であることが明言された。 |
− | |||
;「ギャラハッドは円卓一のてんね、いえ、人格者。人を見る目にかけては随一です」 | ;「ギャラハッドは円卓一のてんね、いえ、人格者。人を見る目にかけては随一です」 | ||
241行目: | 187行目: | ||
: 聖剣により1500年の時をさまよい続けた忠節の騎士の全ては、聖剣を返せば何かもかも終わる。それを成しても何も報われないのは分かっている。それでも――― | : 聖剣により1500年の時をさまよい続けた忠節の騎士の全ては、聖剣を返せば何かもかも終わる。それを成しても何も報われないのは分かっている。それでも――― | ||
− | ;「それは、あの日の貴方の笑顔を、いまも覚えているからです、アーサー王。」 | + | ;「それは、あの日の貴方の笑顔を、いまも覚えているからです、アーサー王。」 |
+ | ;「……円卓の騎士を代表して、貴方にお礼を。」 | ||
+ | ;「あの暗い時代を、貴方ひとりに背負わせた。あの華やかな円卓を、貴方ひとり知らなかった。」 | ||
+ | ;「……勇ましき騎士の王。ブリテンを救ったお方。貴方こそ、我らにとって輝ける星。」 | ||
+ | ;「我が王、我が主よ。今こそ―――いえ。<br /> 今度こそ、この剣をお返しします。」 | ||
: 聖剣返還。獅子王の宣誓により王命は果たされた。忠節の騎士の永い旅は終わり、彼の全ては虚無に還った……。 | : 聖剣返還。獅子王の宣誓により王命は果たされた。忠節の騎士の永い旅は終わり、彼の全ては虚無に還った……。 | ||
: だが、その忠節は人理に認められたのか―――あるいは獅子王の計らいか―――カルデアに帰った主人公とマシュには嬉しい再会が待っていた。 | : だが、その忠節は人理に認められたのか―――あるいは獅子王の計らいか―――カルデアに帰った主人公とマシュには嬉しい再会が待っていた。 | ||
− | + | ;「皆さん。ご歓談のところ申し訳ありませんが、船員としての仕事を理解しているでしょうか?<br /> ランスロット卿は帆の張り直しを。<br /> ガウェイン卿は昼食の準備を。<br /> トリスタンは勝手に持ち込んだ私物について話があるので船長室に出頭してくださいね(ニコリ)」 | |
− | ; | + | : 概念礼装「ナイツ・オブ・マリーンズ」テキスト内の台詞。トークに興じる三人に容赦なく注意する。 |
− | + | : そしてトリスタンは一体何を持ち込んだのか。 | |
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;「聞くところによれば蝙蝠や鯨にはエコーロケーションなる機能が存在するとか。<br> もしやトリスタン卿もその一種なのでは?」 | ;「聞くところによれば蝙蝠や鯨にはエコーロケーションなる機能が存在するとか。<br> もしやトリスタン卿もその一種なのでは?」 | ||
:トリスタン幕間の物語「失うことから始まるもの」より。いつも目を閉じているにも関わらずちゃんと周囲の状況を把握しているトリスタンの習性に主人公やマシュ、モードレッドと話しながら仮説を述べる。さらりと動物と同類に扱うあたりトリスタンに対しては遠慮がない。マシュからも「あながち嘘ではない」と大真面目に考察された。 | :トリスタン幕間の物語「失うことから始まるもの」より。いつも目を閉じているにも関わらずちゃんと周囲の状況を把握しているトリスタンの習性に主人公やマシュ、モードレッドと話しながら仮説を述べる。さらりと動物と同類に扱うあたりトリスタンに対しては遠慮がない。マシュからも「あながち嘘ではない」と大真面目に考察された。 | ||
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;モードレッド「だとしたら間違いなく蝙蝠だな! 人間か鳥かどっちつかずだし!」<br>「いえ、それはどちらにも失礼かと。トリスタン卿の神経はまさに異界の不思議さです。<br> 繊細さと図太さ、儚さとどうしようもなさが同居したそれは、<br> 壁のような生き物でありながら涙する事もあるあの動物……ええ、鯨に喩えるのが最適ですね。」 | ;モードレッド「だとしたら間違いなく蝙蝠だな! 人間か鳥かどっちつかずだし!」<br>「いえ、それはどちらにも失礼かと。トリスタン卿の神経はまさに異界の不思議さです。<br> 繊細さと図太さ、儚さとどうしようもなさが同居したそれは、<br> 壁のような生き物でありながら涙する事もあるあの動物……ええ、鯨に喩えるのが最適ですね。」 | ||
275行目: | 211行目: | ||
:自らへの容赦ない評論に珍しく怒り心頭のトリスタンに対し軽やかに躱して去っていくベディヴィエール。三度目のあたりに第六特異点での自分の聖剣返還に結び付けたネタを盛り込んでいる(事実であれば何気に問題であるため十中八九ネタであると思われる)。 | :自らへの容赦ない評論に珍しく怒り心頭のトリスタンに対し軽やかに躱して去っていくベディヴィエール。三度目のあたりに第六特異点での自分の聖剣返還に結び付けたネタを盛り込んでいる(事実であれば何気に問題であるため十中八九ネタであると思われる)。 | ||
− | + | ; (これはまずい―――!)<br>ディルムッド(なんとかしなければ―――!)<br>ベディヴィエール&ディルムッド(これ以上、円卓(トリスタン除く)/我が王の評判を落とすわけにはいかない!) | |
− | ; | + | : イベント『節分酒宴絵巻 鬼楽百重塔』にて。 |
− | : | + | : よからぬことを企む黒髭たちを諫めようと仲間たちが義侠心に行動する……と思いきや覗き妨害を名目に何と自分たちも女湯に立ち入ろうとする言語道断なことを言い始めた円卓の騎士。しかも[[フィン・マックール|どこぞのケルトの騎士団長]]も含め誰もその間違いに気づく様子がなく、[[ディルムッド・オディナ|ディルムッド]]と共に頭を抱えながら事態の収拾に努める。 |
− | : | + | : 彼が円卓一の常識人であると<del>同時にトリスタンに対して辛辣な対応</del>という事実がよく分かる一幕である。 |
+ | |||
+ | ; 「………さて。皆で温泉に来たのも何かの縁です。<br> ここは一つ、背中でも流して円卓同士の親睦を深めようではありませんか。」<br>ガウェイン「い、いや待ちなさいベディヴィエール卿、我々は今から―――」<br>「今から―――何だというので<ruby><rb>す</rb><rt>ス</rt></ruby>イッチオン? おっとこれはついうっかり」 | ||
+ | : 同上、覗きを止めるという名目で堂々と自分たちも自覚なき覗きを敢行しようとする<ruby><rb>同胞</rb><rt>デバカメ</rt></ruby>たちに背中を流す提案でその企みを封殺。 | ||
+ | : 大儀名分を叫ぼうとした[[ガウェイン]]の言い分を笑顔で銀腕を<ruby><rb>宝具開放</rb><rt>スイッチオン</rt></ruby>させることで黙らせた。 | ||
+ | : その後覗きの首謀者たちがお約束通り制裁され、彼は円卓の名誉を見事に守り切った。 | ||
== メモ == | == メモ == | ||
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** 実際、マビノギオンなどでは隻腕にもかかわらず槍の一突きが他の騎士の九倍の威力に相当するなど、他の騎士と同列の超人として扱われている。 | ** 実際、マビノギオンなどでは隻腕にもかかわらず槍の一突きが他の騎士の九倍の威力に相当するなど、他の騎士と同列の超人として扱われている。 | ||
*** その逸話から「本当はランサーが正式なクラスなのではないか?」という声も一部ファンから上がっている。 | *** その逸話から「本当はランサーが正式なクラスなのではないか?」という声も一部ファンから上がっている。 | ||
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** また、最初期のアーサー王伝説から名を連ねる人物であるため、彼もまた実在の人物であったあるいはモデルとなる人物が明確に存在したのではないか?と考える研究者も存在する。 | ** また、最初期のアーサー王伝説から名を連ねる人物であるため、彼もまた実在の人物であったあるいはモデルとなる人物が明確に存在したのではないか?と考える研究者も存在する。 | ||
* 公式にて「アーサー王」以外で明確に、エクスカリバーを使用した数少ない英霊。その能力こそ当初は伏せられていたが、宝具発動の際に僅かながら伏線が張られていたりした。 | * 公式にて「アーサー王」以外で明確に、エクスカリバーを使用した数少ない英霊。その能力こそ当初は伏せられていたが、宝具発動の際に僅かながら伏線が張られていたりした。 | ||
− | * 『Fate/Grand | + | * 『Fate/Grand Order』では第六特異点終了後にカルデアに参入し、ガチャにも追加されるキャラクター。第六特異点においては事実上の主人公と言っても過言ではないほどフィーチャーされており、六章中ではゲストキャラとして多数のエピソードで使用することが出来る。が、星3で成長状態も中途半端であること、ストーリーも終盤故に強敵が多いことからやや使い難さが目立つ。しかし、最終決戦では思いもよらぬ'''レベル・スキルレベル・宝具レベル最大'''というこれまでにない演出で登場。丁度相手も有利に戦えるランサークラスであることもあり、これ以上なく活躍することが出来るなど破格の扱いを受けている。……なお、パッと見で強化されたことが判り辛く(もちろんちゃんと見れば明白なのだが)、五章以前のメインストーリーにおいて同行NPCが中途で強化されるケースが全くなかった(イベントでは「ぐだぐだ本能寺」等前例がないわけではない)ため、彼を選ばずに最終決戦に臨み後で知って後悔するマスターも多かった模様。 |
** なお、'''第六特異点終了以前に入手した場合、マテリアルを通してストーリーに関する情報が先に得られてしまう'''ためか、メインストーリー実装後に定例として複数回に分けて行われる、新規実装サーヴァントのピックアップ召喚にも含まれず、実装されてから長らく、第六特異点クリア時点まで入手の機会そのものが与えられなかった。その後2017年に入り開催された「復刻:チョコレート・レディの空騒ぎ -Valentine 2016- 拡大版」において初めて召喚対象に含まれ、遂に第六章未クリアのプレイヤーでも入手が可能となった。クラス別ピックアップ召喚においてもセイバーのクラスの1人として召喚対象となるなど、以前と比べるとピックアップへの解禁の傾向が表れつつある。しかし依然として通常のケースでは2騎目以降は正真正銘「6章をクリアした後のストーリー召喚」でしか入手できないため、現在でもレアリティに反して複数入手による宝具レベルアップが困難なサーヴァントの1人となっている。 | ** なお、'''第六特異点終了以前に入手した場合、マテリアルを通してストーリーに関する情報が先に得られてしまう'''ためか、メインストーリー実装後に定例として複数回に分けて行われる、新規実装サーヴァントのピックアップ召喚にも含まれず、実装されてから長らく、第六特異点クリア時点まで入手の機会そのものが与えられなかった。その後2017年に入り開催された「復刻:チョコレート・レディの空騒ぎ -Valentine 2016- 拡大版」において初めて召喚対象に含まれ、遂に第六章未クリアのプレイヤーでも入手が可能となった。クラス別ピックアップ召喚においてもセイバーのクラスの1人として召喚対象となるなど、以前と比べるとピックアップへの解禁の傾向が表れつつある。しかし依然として通常のケースでは2騎目以降は正真正銘「6章をクリアした後のストーリー召喚」でしか入手できないため、現在でもレアリティに反して複数入手による宝具レベルアップが困難なサーヴァントの1人となっている。 | ||
** ベディヴィエールは「片腕だけ改造された仮面ライダーになりきれないライダーマン」というキャラ付けだったが、当初は義手が「何故アガートラムなのか」という理由がなく、六章シナリオを担当した奈須きのこが悩んでいた時に坂本真綾氏の『レプリカ』を聴いたことで設定を丸々変更して現在に至った。 | ** ベディヴィエールは「片腕だけ改造された仮面ライダーになりきれないライダーマン」というキャラ付けだったが、当初は義手が「何故アガートラムなのか」という理由がなく、六章シナリオを担当した奈須きのこが悩んでいた時に坂本真綾氏の『レプリカ』を聴いたことで設定を丸々変更して現在に至った。 | ||
− | * | + | *1500年もの間彷徨いながら、魂が摩耗しないほどの精神力の持ち主。[[間桐臓硯]]が500年間生きて魂が腐敗したことを考えるととんでもない精神力をもっている。 |
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== 脚注 == | == 脚注 == | ||
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== リンク == | == リンク == | ||
* [[登場人物]] | * [[登場人物]] | ||
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[[Category:登場人物は行]] | [[Category:登場人物は行]] | ||
+ | [[category:Fate/Grand Order]] | ||
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[[Category:サーヴァント]] | [[Category:サーヴァント]] | ||
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