「ランスロット」を編集中
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| タイトル = バーサーカー | | タイトル = バーサーカー | ||
| 真名 = ランスロット | | 真名 = ランスロット | ||
− | | 外国語表記 = | + | | 外国語表記 = Lancelot |
| 初登場作品 = [[Fate/Zero]] | | 初登場作品 = [[Fate/Zero]] | ||
| 声優 = 置鮎龍太郎 | | 声優 = 置鮎龍太郎 | ||
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| 地域 = イギリス | | 地域 = イギリス | ||
| 属性 = 秩序・狂 | | 属性 = 秩序・狂 | ||
− | | | + | | 隠し属性 = 地 |
| 性別 = 男性 | | 性別 = 男性 | ||
| スリーサイズ = | | スリーサイズ = | ||
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| 二人称 = 人称なし | | 二人称 = 人称なし | ||
| 三人称 = 人称なし | | 三人称 = 人称なし | ||
− | |||
| イメージカラー = 濃紺 | | イメージカラー = 濃紺 | ||
| サーヴァント階位 = | | サーヴァント階位 = | ||
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| 好きな物 = 礼節、伝統 | | 好きな物 = 礼節、伝統 | ||
| 苦手な物 = 本音トーク | | 苦手な物 = 本音トーク | ||
− | | 天敵 = [[イスカンダル | + | | 天敵 = [[イスカンダル]] |
− | | デザイン = こやまひろかず(鎧デザイン、FGO)<br>武内崇(人物デザイン) | + | | デザイン = こやまひろかず(鎧デザイン、FGO)<br />武内崇(人物デザイン) |
| 設定作成 = 奈須きのこ | | 設定作成 = 奈須きのこ | ||
| レア度 = ☆4 | | レア度 = ☆4 | ||
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:『[[Fate/Zero]]』では[[聖杯戦争|第四次聖杯戦争]]において、[[間桐雁夜]]によって召喚される。彼は雁夜が唱えた狂化に反応、騎士としての自分を捨て、アルトリアへの敬愛を失えば苦悩から解放されるとの思いから第四次聖杯戦争にバーサーカーとして参戦するが、運命の悪戯により同じ時代に現界していたアーサー王本人と思いもよらぬ再会を果たすこととなる。 | :『[[Fate/Zero]]』では[[聖杯戦争|第四次聖杯戦争]]において、[[間桐雁夜]]によって召喚される。彼は雁夜が唱えた狂化に反応、騎士としての自分を捨て、アルトリアへの敬愛を失えば苦悩から解放されるとの思いから第四次聖杯戦争にバーサーカーとして参戦するが、運命の悪戯により同じ時代に現界していたアーサー王本人と思いもよらぬ再会を果たすこととなる。 | ||
:第四次聖杯戦争では最終局面においてセイバーと交戦するが、「無毀なる湖光」の封印が解かれたことで、マスターの雁夜の負担が激増。魔力が尽きてしまったため活動を停止、その隙を突かれる形で[[アルトリア・ペンドラゴン|セイバー]]に敗北した。 | :第四次聖杯戦争では最終局面においてセイバーと交戦するが、「無毀なる湖光」の封印が解かれたことで、マスターの雁夜の負担が激増。魔力が尽きてしまったため活動を停止、その隙を突かれる形で[[アルトリア・ペンドラゴン|セイバー]]に敗北した。 | ||
− | :『[[Fate/Grand Order]] | + | :『[[Fate/Grand Order]]』第一特異点『邪竜百年戦争 オルレアン』では[[ジャンヌ・ダルク〔オルタ〕|ジャンヌ・オルタ]]によって「狂化」を付与された[[バーサーク・サーヴァント]]として、西暦1431年のフランスに召喚される。 |
:ジャンヌをアーサー王と勘違いして執拗に襲撃しながら、主人公側と敵対するも最終的に敗れ去ってしまう。 | :ジャンヌをアーサー王と勘違いして執拗に襲撃しながら、主人公側と敵対するも最終的に敗れ去ってしまう。 | ||
− | : | + | :終局特異点『冠位時間神殿 ソロモン』では冠位時間神殿に召喚され、他のサーヴァント達と共にⅠの座を統括する[[魔神柱|溶鉱炉ナベリウス]]と交戦する。 |
;人物 | ;人物 | ||
:黒甲冑を身にまとった騎士。 | :黒甲冑を身にまとった騎士。 | ||
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;騎士は徒手にて死せず(ナイト・オブ・オーナー) | ;騎士は徒手にて死せず(ナイト・オブ・オーナー) | ||
:ランク:A++<br>種別:対人宝具<br>レンジ:1<br>最大捕捉:30人<br>由来:相手の策によって丸腰で戦う羽目になったとき、楡の枝で相手を倒したエピソード。 | :ランク:A++<br>種別:対人宝具<br>レンジ:1<br>最大捕捉:30人<br>由来:相手の策によって丸腰で戦う羽目になったとき、楡の枝で相手を倒したエピソード。 | ||
− | : | + | :手にしたものに「自分の宝具」として属性を与え扱う宝具能力。彼が『武器』として認識できるものであれば、あらゆる武器・兵器であろうとも手にし魔力を巡らせることでDランク相当の擬似宝具と化する<ref group = "注">その際、対象の武器をバーサーカーの黒い魔力が葉脈のように巡り包む。</ref>。宝具を手に取った場合は元からDランク以上のランクならば従来のランクのまま彼の支配下に置かれるが、逆に『武器』として認識できないものは適用せず、戦闘機は宝具化できても空母は『武器を運ぶもの』という認識になるため宝具化できない。 |
− | :説明文には記載されていないが、宝具化した兵器を用途に併せてある程度改造する能力まであるようで、作中ではF- | + | :説明文には記載されていないが、宝具化した兵器を用途に併せてある程度改造する能力まであるようで、作中ではF-15Jを乗っ取った際に「外れたミサイルがありえない軌道で方向を修正し、目標を追尾していく呪装兵器と化し」「本来存在しないはずの推力偏向ノズルやVTOLが生える」「ミサイル避けのフレアが後方迎撃用の焼夷兵器と化す」といった事をやってのけている。 |
:また他の英霊の宝具を奪って使うことも可能だが、真名解放まで行えるのかは不明。仮にできたとしても、「狂戦士」のクラスでは言語能力を失っているため実行できない。 | :また他の英霊の宝具を奪って使うことも可能だが、真名解放まで行えるのかは不明。仮にできたとしても、「狂戦士」のクラスでは言語能力を失っているため実行できない。 | ||
− | :『Grand Order』では「自身の攻撃力をアップ(3ターン)< | + | :『Grand Order』では「自身の攻撃力をアップ(3ターン)<オーバーチャージで効果UP>+敵全体に強力な攻撃[Lv]」という効果のQuick宝具。宝具演出リニューアルによって戦闘機を乗っ取った演出が再現され、F-15Jに飛び乗ってミサイルを発射した後、機上からJM61A1を掃射する。 |
:『EXTELLA LINK』でも同様にF-15Jを呼び出し攻撃を仕掛ける演出となっている。 | :『EXTELLA LINK』でも同様にF-15Jを呼び出し攻撃を仕掛ける演出となっている。 | ||
;己が栄光の為でなく(フォー・サムワンズ・グロウリー) | ;己が栄光の為でなく(フォー・サムワンズ・グロウリー) | ||
:ランク:B<br> 種別:対人宝具<br>レンジ:0<br>最大捕捉:1人<br>由来:友人の名誉のために変装で正体を隠したまま馬上試合で勝利したエピソード。 | :ランク:B<br> 種別:対人宝具<br>レンジ:0<br>最大捕捉:1人<br>由来:友人の名誉のために変装で正体を隠したまま馬上試合で勝利したエピソード。 | ||
− | : | + | :自らのステータスと姿を隠蔽する能力。聖杯戦争に参加するマスターは本来、サーヴァントの姿を視認すればそのステータス数値を看破できるが、彼はこの能力によりそれすら隠蔽することが可能。 |
:また、黒い靄状の魔力によって、姿の細部が分からなくなっており、兜を脱いで間近でみても素顔がはっきり見えなくなっている。 | :また、黒い靄状の魔力によって、姿の細部が分からなくなっており、兜を脱いで間近でみても素顔がはっきり見えなくなっている。 | ||
:本来は姿を隠蔽するのみならず、変装も可能とする。バーサーカーの彼では狂化の影響によって変装は不可能だが、[[令呪]]の力を借りることで、一時的にライダーの姿に変装することができた。 | :本来は姿を隠蔽するのみならず、変装も可能とする。バーサーカーの彼では狂化の影響によって変装は不可能だが、[[令呪]]の力を借りることで、一時的にライダーの姿に変装することができた。 | ||
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:バーサーカー本来の宝具。 | :バーサーカー本来の宝具。 | ||
:『騎士は徒手にて死せず』と『己が栄光の為でなく』の二つの宝具を封印することによって解放できる宝具。絶対に刃が毀れることのない名剣。「約束された勝利の剣」と起源を同じくする神造兵装。もとは聖剣だったが、[[ガウェイン|同胞だった騎士]]の[[ガレス|親族]]を斬ったことで魔剣としての属性を得てしまった。 | :『騎士は徒手にて死せず』と『己が栄光の為でなく』の二つの宝具を封印することによって解放できる宝具。絶対に刃が毀れることのない名剣。「約束された勝利の剣」と起源を同じくする神造兵装。もとは聖剣だったが、[[ガウェイン|同胞だった騎士]]の[[ガレス|親族]]を斬ったことで魔剣としての属性を得てしまった。 | ||
− | :全てのパラメーターを1ランク上昇させ、また、全てのST判定で成功率を2倍にする。更に、竜退治の逸話を持つため、竜属性を持つ者に対しては追加ダメージを負わせる。 | + | :全てのパラメーターを1ランク上昇させ、また、全てのST判定で成功率を2倍にする。更に、竜退治の逸話を持つため、竜属性を持つ者に対しては追加ダメージを負わせる。 |
:名実ともにバーサーカーの「切り札」ではあるが、発現させる際にマスターから膨大な魔力を吸い上げてしまうので、第四次聖杯戦争におけるマスターである雁夜の魔力量ではカバーしきれないという制約を抱えており、自由には使えない。 | :名実ともにバーサーカーの「切り札」ではあるが、発現させる際にマスターから膨大な魔力を吸い上げてしまうので、第四次聖杯戦争におけるマスターである雁夜の魔力量ではカバーしきれないという制約を抱えており、自由には使えない。 | ||
:『EXTELLA LINK』ではアクティブスキルとして使用する。 | :『EXTELLA LINK』ではアクティブスキルとして使用する。 | ||
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;宝剣(正式名称不明) | ;宝剣(正式名称不明) | ||
:[[ギルガメッシュ]]の『王の財宝』から射出された宝剣。バーサーカーはそれを難なく掴みとって擬似宝具化、続く第二撃である槍をこれで打ち払った。 | :[[ギルガメッシュ]]の『王の財宝』から射出された宝剣。バーサーカーはそれを難なく掴みとって擬似宝具化、続く第二撃である槍をこれで打ち払った。 | ||
− | :『Fate/Grand Order』ではチョコをプレゼントした[[主人公 (Grand Order)]]へのお返しとしてこれと思わしきものである『'''何者かの宝剣'''』をプレゼントした<ref group = "注">なお、フレーバーテキストでは『'''以前、誰かから強奪したような宝剣。盗品?いいえ、戦利品です''' | + | :『Fate/Grand Order』ではチョコをプレゼントした[[主人公 (Grand Order)]]へのお返しとしてこれと思わしきものである『'''何者かの宝剣'''』をプレゼントした<ref group = "注">なお、フレーバーテキストでは『'''以前、誰かから強奪したような宝剣。盗品?いいえ、戦利品です'''』と記述されており、受け取った主人公も「盗品のような気もする」と突っ込まれた。</ref>。 |
;鉄柱 | ;鉄柱 | ||
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:元が航空機関砲なので本体重量だけで112kg、弾倉も合わせると優に200kgを超え、最大発射速度時の反動は2tに達するが、ランスロットの膂力ならば難なく担いで運用できる。 | :元が航空機関砲なので本体重量だけで112kg、弾倉も合わせると優に200kgを超え、最大発射速度時の反動は2tに達するが、ランスロットの膂力ならば難なく担いで運用できる。 | ||
− | ;短機関銃 | + | ;短機関銃 |
:[[言峰綺礼]]が監督役としての職権で用意した。銃身も弾倉も憎悪の魔力に浸され、サーヴァントでさえも脅かす凶悪な破壊力を持つ。 | :[[言峰綺礼]]が監督役としての職権で用意した。銃身も弾倉も憎悪の魔力に浸され、サーヴァントでさえも脅かす凶悪な破壊力を持つ。 | ||
− | : | + | :原作では2挺の短機関銃と表記されているのみだったが、アニメ版ではバレット M82A1とH&K MP5を1挺ずつ装備している。 |
:屋内で対物ライフルとフルオート射撃という無駄火力だがそこはランスロット、FPSばりのガンアクションを披露した。 | :屋内で対物ライフルとフルオート射撃という無駄火力だがそこはランスロット、FPSばりのガンアクションを披露した。 | ||
;割り箸 | ;割り箸 | ||
− | :『Grand | + | :『Grand Order』の彼のキャラクエにて、敵の攻撃を受け止める際に使用。…なぜコレが使われたかというと、'''ピクニックの最中に敵に襲われ、マシュの盾をテーブル代わりに用いていた'''という状況だったため。 |
:「ランスロットがこれを武器として認識できた」ことに対して突っ込みが入るが、かの[[宮本武蔵]]がハエを割り箸で摘んだという逸話が一応存在する。 | :「ランスロットがこれを武器として認識できた」ことに対して突っ込みが入るが、かの[[宮本武蔵]]がハエを割り箸で摘んだという逸話が一応存在する。 | ||
− | :他、黒鍵のように指で挟んで使う武器が存在する、ナイフやフォークのように武器として使えそうな食器が存在するなどいくらでもこじつけは出来そうだが、それでもDr. | + | :他、黒鍵のように指で挟んで使う武器が存在する、ナイフやフォークのように武器として使えそうな食器が存在するなどいくらでもこじつけは出来そうだが、それでもDr.ロマンは「割り箸は武器のカテゴリか?」と首を傾げた。 |
;丸太 | ;丸太 | ||
:同上。フォウが道端に偶然見つけた物を使用。やはり元は只の丸太だが、擬似宝具化することで強力な武器となった。 | :同上。フォウが道端に偶然見つけた物を使用。やはり元は只の丸太だが、擬似宝具化することで強力な武器となった。 | ||
− | : | + | :なお、敵襲を捌くうちにボロボロになった丸太の替えを主人公が投げ渡していたのだが、三回目の換装になるとランスロットから「いい加減もうちょっと、いい武器が欲しい」と(マシュを通じてだが)苦情が入る(ちなみに、丸太を投げ渡せる[[主人公 (Grand Order)|主人公]]の腕力に突っ込みは無い)。 |
:ちなみにこれら一連の流れの元ネタは、吸血鬼が支配する日本の孤島を舞台に人間と吸血鬼の戦いを描いた漫画『彼岸島』だと思われる。この作品ではなぜか丸太が人間側の主要装備であり、特に実力者が振るう丸太はファンブックで「アーサー王のエクスカリバー」に例えられるほど登場人物の間で信頼を得ている<ref group="注">ネタ要素として取り上げられる謎設定でもあるが、敵である吸血鬼およびその眷属の性質から、「叩き潰してから燃やす」という方法でないと駆除できない場合が多々あるという事情も一応ある。</ref>。 | :ちなみにこれら一連の流れの元ネタは、吸血鬼が支配する日本の孤島を舞台に人間と吸血鬼の戦いを描いた漫画『彼岸島』だと思われる。この作品ではなぜか丸太が人間側の主要装備であり、特に実力者が振るう丸太はファンブックで「アーサー王のエクスカリバー」に例えられるほど登場人物の間で信頼を得ている<ref group="注">ネタ要素として取り上げられる謎設定でもあるが、敵である吸血鬼およびその眷属の性質から、「叩き潰してから燃やす」という方法でないと駆除できない場合が多々あるという事情も一応ある。</ref>。 | ||
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== 使用技 == | == 使用技 == | ||
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:幼少の頃に両親を失った彼は、湖の妖精ニミュエにより育てられる。成人した後はブリテン島に渡り、アーサー王との出会いを経て円卓の騎士に名を連ね、その武勇と騎士道精神は他に並ぶ者がなかったと言われる。 | :幼少の頃に両親を失った彼は、湖の妖精ニミュエにより育てられる。成人した後はブリテン島に渡り、アーサー王との出会いを経て円卓の騎士に名を連ね、その武勇と騎士道精神は他に並ぶ者がなかったと言われる。 | ||
− | + | ||
:乱世に荒れ果てた国を救うには理想の王が必要で、王の傍らには気高く貞淑な后が必要だった。<br>それは必要な犠牲であったが、それでもランスロットは王妃という駒として消費されるだけのギネヴィアを救いたかった。王妃ギネヴィアへの想いに殉ずる生き方もまた、彼の騎士道における必定であった。<br>―――だが、アーサー王の妻ギネヴィアと恋に落ちてしまったのだ。没義道を恐れずに想いを遂げようとしたが、それは叶わなかった。<br>ギネヴィアが王妃という「部品」であるように、ランスロットもまた騎士という「装置」であったからだ。 | :乱世に荒れ果てた国を救うには理想の王が必要で、王の傍らには気高く貞淑な后が必要だった。<br>それは必要な犠牲であったが、それでもランスロットは王妃という駒として消費されるだけのギネヴィアを救いたかった。王妃ギネヴィアへの想いに殉ずる生き方もまた、彼の騎士道における必定であった。<br>―――だが、アーサー王の妻ギネヴィアと恋に落ちてしまったのだ。没義道を恐れずに想いを遂げようとしたが、それは叶わなかった。<br>ギネヴィアが王妃という「部品」であるように、ランスロットもまた騎士という「装置」であったからだ。 | ||
177行目: | 172行目: | ||
===Fateシリーズ=== | ===Fateシリーズ=== | ||
;[[Fate/Zero]] | ;[[Fate/Zero]] | ||
− | : 最終決戦直前まで正体不明の狂戦士として戦場を掻き乱す。間桐雁夜のサーヴァントではあるが、たびたび彼の制御から外れて暴走する。 | + | :最終決戦直前まで正体不明の狂戦士として戦場を掻き乱す。間桐雁夜のサーヴァントではあるが、たびたび彼の制御から外れて暴走する。 |
; [[Fate/Grand Order]] | ; [[Fate/Grand Order]] | ||
: 100万ダウンロード記念に際して実装。それ以前より敵キャラクターとしては登場していた。 | : 100万ダウンロード記念に際して実装。それ以前より敵キャラクターとしては登場していた。 | ||
: ストーリーでは第一特異点に敵として登場し、ジャンヌ・ダルクを執拗に狙う。 | : ストーリーでは第一特異点に敵として登場し、ジャンヌ・ダルクを執拗に狙う。 | ||
− | |||
; [[Fate/EXTELLA LINK]] | ; [[Fate/EXTELLA LINK]] | ||
: 参戦サーヴァントの一騎として登場。 | : 参戦サーヴァントの一騎として登場。 | ||
189行目: | 183行目: | ||
:花札同様、狂化の解けた状態で登場。恐らくクラスの枠組みから解放されたためであろう。 | :花札同様、狂化の解けた状態で登場。恐らくクラスの枠組みから解放されたためであろう。 | ||
:黒スーツ姿の落ち着いた紳士風だが、中々の毒舌っぷり。そしてシャイなくせに行動が無駄に大胆。 | :黒スーツ姿の落ち着いた紳士風だが、中々の毒舌っぷり。そしてシャイなくせに行動が無駄に大胆。 | ||
− | |||
;[[トラぶる花札道中記|とびたて!超時空トラぶる花札大作戦]] | ;[[トラぶる花札道中記|とびたて!超時空トラぶる花札大作戦]] | ||
:経緯は全く語られていないが最初から狂化が解けており、普通に会話もできる。 | :経緯は全く語られていないが最初から狂化が解けており、普通に会話もできる。 | ||
197行目: | 190行目: | ||
;[[カプセルさーばんと]] | ;[[カプセルさーばんと]] | ||
:さーばんとの一匹。 | :さーばんとの一匹。 | ||
− | ;[[Fate/ゼロカフェ~Fate/Zero | + | ;[[Fate/ゼロカフェ~Fate/Zero Cafeに集う英霊達~]] |
:兜を脱いでいる時はアンニュイな表情のイケメンだが、メットオンしている時はセイバーにまっしぐらな狂犬である。 | :兜を脱いでいる時はアンニュイな表情のイケメンだが、メットオンしている時はセイバーにまっしぐらな狂犬である。 | ||
:雁夜のことは基本的には親身に面倒を見ているが、セイバーを見かけるとそっちに向かって脇目も振らず暴走するため、結果として毎回ズタボロにしてしまっている。 | :雁夜のことは基本的には親身に面倒を見ているが、セイバーを見かけるとそっちに向かって脇目も振らず暴走するため、結果として毎回ズタボロにしてしまっている。 | ||
210行目: | 203行目: | ||
;[[ちびちゅき!]] | ;[[ちびちゅき!]] | ||
:剣道部所属。部活中は鎧を脱いでいるが、外では相も変わらずいつものスタイルでセイバーにストーカー行為を行っている。 | :剣道部所属。部活中は鎧を脱いでいるが、外では相も変わらずいつものスタイルでセイバーにストーカー行為を行っている。 | ||
− | |||
== 人間関係 == | == 人間関係 == | ||
===Fate/Zero=== | ===Fate/Zero=== | ||
;[[アルトリア・ペンドラゴン|セイバー]] | ;[[アルトリア・ペンドラゴン|セイバー]] | ||
:生前の主君であり、友。ギネヴィアからその正体が女であると聞かされた事により、少女一人に王としての責務を負わせている現状に一人絶望した。不貞を働いた自分を裁くどころか好意的にすら受け止めるその在り方を畏怖し、苦悩する。それでも彼女の最高にして唯一の理解者でもあったランスロットは、自身を罰することで、王に人間としての限界を理解して欲しいと望んだが、それが果たされることはなかった。 | :生前の主君であり、友。ギネヴィアからその正体が女であると聞かされた事により、少女一人に王としての責務を負わせている現状に一人絶望した。不貞を働いた自分を裁くどころか好意的にすら受け止めるその在り方を畏怖し、苦悩する。それでも彼女の最高にして唯一の理解者でもあったランスロットは、自身を罰することで、王に人間としての限界を理解して欲しいと望んだが、それが果たされることはなかった。 | ||
− | : | + | :また、『お願い!アインツベルン相談室』や『とびたて!超時空トラぶる花札大作戦』等のギャグ時空とそれ以外とでは、彼女に対する発言やスタンスが大きく変えられている。 |
+ | |||
;[[間桐雁夜]] | ;[[間桐雁夜]] | ||
:マスター。 | :マスター。 | ||
:彼の唱えた狂化呪文に反応したことで縁が生まれた。契約関係にあるが、蟲で魔力を補給する雁夜にとって多大な魔力供給を必要とするバーサーカーは身体的負担が大きく、マスターでありながらランスロットを御しきれていない。 | :彼の唱えた狂化呪文に反応したことで縁が生まれた。契約関係にあるが、蟲で魔力を補給する雁夜にとって多大な魔力供給を必要とするバーサーカーは身体的負担が大きく、マスターでありながらランスロットを御しきれていない。 | ||
:「お願い!アインツベルン相談室」では自分のことを全力で棚に上げて「ダメな人」と称してる。しかし、アルトリアからの断罪を望むランスロットにとっては、バーサーカーとして召喚してくれた彼はある意味で最高の協力者だったのかもしれない。 | :「お願い!アインツベルン相談室」では自分のことを全力で棚に上げて「ダメな人」と称してる。しかし、アルトリアからの断罪を望むランスロットにとっては、バーサーカーとして召喚してくれた彼はある意味で最高の協力者だったのかもしれない。 | ||
+ | |||
;[[間桐桜]] | ;[[間桐桜]] | ||
:マスターの大切な存在。 | :マスターの大切な存在。 | ||
:本編での絡みはないが、『とびたて!超時空トラぶる花札大作戦』では空回りしがちな雁夜を共に心配したり支えたりいじったりしている。彼女からは「ランスさん」と呼ばれている。 | :本編での絡みはないが、『とびたて!超時空トラぶる花札大作戦』では空回りしがちな雁夜を共に心配したり支えたりいじったりしている。彼女からは「ランスさん」と呼ばれている。 | ||
+ | |||
;[[ギルガメッシュ|アーチャー]] | ;[[ギルガメッシュ|アーチャー]] | ||
:マスターである雁夜がアーチャーのマスターである[[遠坂時臣|時臣]]に敵愾心を燃やしているため、たびたびけしかけられる。無限に飛んでくる宝具を無限に掴み取りして頂戴できる相性のいい敵ではあるが、個人的にはとりたてて興味はなく、そんなことよりセイバーを追いかけたい。 | :マスターである雁夜がアーチャーのマスターである[[遠坂時臣|時臣]]に敵愾心を燃やしているため、たびたびけしかけられる。無限に飛んでくる宝具を無限に掴み取りして頂戴できる相性のいい敵ではあるが、個人的にはとりたてて興味はなく、そんなことよりセイバーを追いかけたい。 | ||
228行目: | 223行目: | ||
:『とびたて!超時空トラぶる花札大作戦』では、セイバーを嬲って楽しむ金ぴかに苦情を申し立てるが、その言い様があまりにもアレすぎたせいで逆に相手からどっ引かれる。どれほどかというと、'''「死ね」と罵られてもそれに怒る余裕が全く無かった'''ほど。 | :『とびたて!超時空トラぶる花札大作戦』では、セイバーを嬲って楽しむ金ぴかに苦情を申し立てるが、その言い様があまりにもアレすぎたせいで逆に相手からどっ引かれる。どれほどかというと、'''「死ね」と罵られてもそれに怒る余裕が全く無かった'''ほど。 | ||
;[[イスカンダル|ライダー]] | ;[[イスカンダル|ライダー]] | ||
− | :初戦でいきなり横から轢き逃げアタックを喰らう。それ以降、直接ぶつかる機会はなかったが、公式で天敵として設定されているだけあって実際戦っていたら宝具の相性的に分が悪い相手である。 | + | :初戦でいきなり横から轢き逃げアタックを喰らう。それ以降、直接ぶつかる機会はなかったが、公式で天敵として設定されているだけあって実際戦っていたら宝具の相性的に分が悪い相手である。<br>聖杯戦争終盤、[[言峰綺礼]]の指示で[[アイリスフィール・フォン・アインツベルン|聖杯の器]]を強奪する際に姿を借り、濡れ衣を着せることになった。 |
− | |||
;[[ディルムッド・オディナ|ランサー]] | ;[[ディルムッド・オディナ|ランサー]] | ||
:魔力を絶つ槍を持ち、「騎士は徒手にて死せず」の宝具化を無効にされてしまう相性最悪の敵。 | :魔力を絶つ槍を持ち、「騎士は徒手にて死せず」の宝具化を無効にされてしまう相性最悪の敵。 | ||
240行目: | 234行目: | ||
===Fate/Grand Order=== | ===Fate/Grand Order=== | ||
;[[ジャンヌ・ダルク]] | ;[[ジャンヌ・ダルク]] | ||
− | : | + | :ストーリー第一特異点では彼女を優先的に襲撃している。 |
− | : | + | :セイバーと魂が似ていたためジャンヌと勘違いしたジル・ド・レェとは逆に、狂化状態でありながらもジャンヌの魂の形からセイバーと誤認し、彼女に執着するような素振りを見せる。やはり魂のくくりで見た場合、アルトリアとジャンヌは似ているらしい。 |
;[[マシュ・キリエライト]] | ;[[マシュ・キリエライト]] | ||
:バーサーカーの彼は人語を介せない状態にも関わらず何故か彼女と意思疎通が出来る。これについてはマイルームでの台詞もあり、マシュが宿したサーヴァントの正体と関係があると目されていた。 | :バーサーカーの彼は人語を介せない状態にも関わらず何故か彼女と意思疎通が出来る。これについてはマイルームでの台詞もあり、マシュが宿したサーヴァントの正体と関係があると目されていた。 | ||
:そしてストーリー第六特異点にてセイバーとして彼が登場したことと、マシュに宿っている英霊の正体が判明したことで「息子が能力を譲渡したデミ・サーヴァントである」という関係が正式に明らかになった。 | :そしてストーリー第六特異点にてセイバーとして彼が登場したことと、マシュに宿っている英霊の正体が判明したことで「息子が能力を譲渡したデミ・サーヴァントである」という関係が正式に明らかになった。 | ||
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===生前=== | ===生前=== | ||
261行目: | 250行目: | ||
:同じく円卓の騎士。六章でカルデア側に加勢した際には、かつての仲間として互いに会話を交わした。 | :同じく円卓の騎士。六章でカルデア側に加勢した際には、かつての仲間として互いに会話を交わした。 | ||
;[[トリスタン]] | ;[[トリスタン]] | ||
− | :同じく円卓の騎士。「王は人の心がわからない」と言い残して去ったことに内心怒りを持っていたが<ref group = "注"> | + | :同じく円卓の騎士。「王は人の心がわからない」と言い残して去ったことに内心怒りを持っていたが<ref group = "注">また、この発言はランスロットを狂化に至らしめるきっかけの一つでもあった</ref>、決して仲が悪いわけではなかった。また、トリスタン曰く互いに許されざる相手に恋をした共通点もあり、「禁断の恋について熱く語り合う」という、二人の生前からして洒落にならない共通の趣味があったらしい。 |
;ガヘリス、[[ガレス]] | ;ガヘリス、[[ガレス]] | ||
:同じく円卓の騎士。ガウェインの弟と妹。ギネヴィアを巡る戦いで誤って殺害してしまう。 | :同じく円卓の騎士。ガウェインの弟と妹。ギネヴィアを巡る戦いで誤って殺害してしまう。 | ||
274行目: | 263行目: | ||
=== Fate/Zero === | === Fate/Zero === | ||
;「A――urrrrrrッ!!」 | ;「A――urrrrrrッ!!」 | ||
− | : | + | :咆哮。<br>通常は[[ヘラクレス|第五次のバーサーカー]]と同じ表現が使われるが、セイバーに襲いかかるときはこの叫び声に変わる。 |
;「……Ar……thur……」 | ;「……Ar……thur……」 | ||
− | :'''Arthur(アーサー)'''。正体とともに、叫び声の意味が明らかになる。 | + | :'''Arthur(アーサー)'''。正体とともに、叫び声の意味が明らかになる。<br>狂化し言語能力を失っても、なお忘れぬその名前。 |
− | |||
;「我は―――疎まれし者―――嘲られし者―――蔑まれし者―――<br> 我が名は賛歌に値せず―――我が身は羨望に値せず―――<br> 我は英霊の輝きが生んだ影―――眩き伝説の陰に生じた闇―――<br> 故に――我は憎悪する―――我は怨嗟する―――<br> あの貴影こそ我が恥辱―――<br> その誉れが不朽であるが故、我もまた<ruby><rb>永久</rb><rt>とわ</rt></ruby>に貶められる―――」<br>「貴様は、贄だ―――<br> さあ、もっと寄越せ―――貴様の<ruby><rb>生命</rb><rt>いのち</rt></ruby>を、貴様の血肉を―――<br> 我が憎しみを駆動させるために―――ッ!!」 | ;「我は―――疎まれし者―――嘲られし者―――蔑まれし者―――<br> 我が名は賛歌に値せず―――我が身は羨望に値せず―――<br> 我は英霊の輝きが生んだ影―――眩き伝説の陰に生じた闇―――<br> 故に――我は憎悪する―――我は怨嗟する―――<br> あの貴影こそ我が恥辱―――<br> その誉れが不朽であるが故、我もまた<ruby><rb>永久</rb><rt>とわ</rt></ruby>に貶められる―――」<br>「貴様は、贄だ―――<br> さあ、もっと寄越せ―――貴様の<ruby><rb>生命</rb><rt>いのち</rt></ruby>を、貴様の血肉を―――<br> 我が憎しみを駆動させるために―――ッ!!」 | ||
− | : | + | :雁夜の悪夢にて。<br>自身を裁かなかったアーサー王に憎悪に近い感情を持っていた事が伺える。 |
− | ; | + | ;「そうとも。あぁ、そうだとも。<br> あのとき、騎士でなく男として―――<br> 忠臣でなく人として、貴方を憎悪していたならば―――<br> 己は、あの女を救えたかもしれないのだッ!」 |
− | :「正しく完璧であった王」と「愛した女」の狭間で苦悩した「騎士として完璧過ぎた男」が狂気に堕ちてアルトリアに放った言葉。 | + | :「正しく完璧であった王」と「愛した女」の狭間で苦悩した「騎士として完璧過ぎた男」が狂気に堕ちてアルトリアに放った言葉。<br>ランスロットがアルトリアを憎悪する理由である。 |
− | |||
;「……ええ、忝い。だが私も、こういう形でしか想いを遂げられなかったのでしょう……」<br> 「私は……貴方の手で、裁かれたかった。王よ……他の誰でもない、あなた自身の怒りによって、我が身の罪を問われたかった……」 | ;「……ええ、忝い。だが私も、こういう形でしか想いを遂げられなかったのでしょう……」<br> 「私は……貴方の手で、裁かれたかった。王よ……他の誰でもない、あなた自身の怒りによって、我が身の罪を問われたかった……」 | ||
291行目: | 278行目: | ||
;「こんな歪んだ形とはいえ、最後に貴方の胸を借りられた……」<br>「王の腕に抱かれて、王に看取られながら逝くなど……はは、この私が、まるで……忠節の騎士だったかのようではありませぬか……」 | ;「こんな歪んだ形とはいえ、最後に貴方の胸を借りられた……」<br>「王の腕に抱かれて、王に看取られながら逝くなど……はは、この私が、まるで……忠節の騎士だったかのようではありませぬか……」 | ||
− | :ランスロット最期の言葉。 | + | :ランスロット最期の言葉。<br>ランスロットこそがまさに忠節の騎士であったというのがアルトリアの偽らざる想いであり、確かにそれはランスロットの救いとはならないものだったが、だからこそ彼にとってアルトリアが意図せず下した最も重い罰でもあった。 |
− | |||
=== とびたて!超時空トラぶる花札大作戦 === | === とびたて!超時空トラぶる花札大作戦 === | ||
;「ただいま戻りました、夕飯の買い出しは滞り無く。それでですねカリヤ。商店街で気になる――」 | ;「ただいま戻りました、夕飯の買い出しは滞り無く。それでですねカリヤ。商店街で気になる――」 | ||
− | :雁夜陣営ルートにおけるバーサーカーの第一声。 | + | :雁夜陣営ルートにおけるバーサーカーの第一声。<br>狂化のきの字もない執事ぶりとロン毛にスーツの立ち絵は「このキャラ誰だっけ?」と皆に思わせた。 |
− | |||
:原作小説では雁夜と話すことすら無かったので、この時初めて、雁夜の呼び方や、彼と話すときの口調が判明した。 | :原作小説では雁夜と話すことすら無かったので、この時初めて、雁夜の呼び方や、彼と話すときの口調が判明した。 | ||
303行目: | 288行目: | ||
:願いを叶える温泉があるというビラを見て、一人で飛び出した雁夜に呆れつつ、フォローを考える程度には認めてくれているようだ。 | :願いを叶える温泉があるというビラを見て、一人で飛び出した雁夜に呆れつつ、フォローを考える程度には認めてくれているようだ。 | ||
− | ;「申し訳ありません。<br> | + | ;「申し訳ありません。<br> 自分なりにペース配分を考えているのですが、いかんせんカリヤの魔力提供はヘボすぎて論外です。」 |
− | :武装解除して魔力の吸収を節約してもなお出歩くだけで死にかけている雁夜に毒舌を浴びせる。 | + | :武装解除して魔力の吸収を節約してもなお出歩くだけで死にかけている雁夜に毒舌を浴びせる。<br>これで苦手なものは「本音トーク」である。 |
− | |||
− | ;「い、いえ、他人のそら似でしょう。<br> | + | ;「い、いえ、他人のそら似でしょう。<br> 拙は生粋の冬木人。乱・素玄人と申す者。」 |
− | :素顔で町中を歩いていたことが災いして出くわしたセイバーに「面識は無いだろうか」と詰め寄られた時に飛び出した苦しすぎる言い逃れ。 | + | :素顔で町中を歩いていたことが災いして出くわしたセイバーに「面識は無いだろうか」と詰め寄られた時に飛び出した苦しすぎる言い逃れ。<br>セイバーはもちろん誰か気付いた上で追求している。 |
− | |||
;「……ha…ir……ッ!!」 | ;「……ha…ir……ッ!!」 | ||
− | :[[ケイネス・エルメロイ・アーチボルト|ケイネス]]の頭皮の問題に対して。 | + | :[[ケイネス・エルメロイ・アーチボルト|ケイネス]]の頭皮の問題に対して。<br>他の皆と一緒になって、先生イジり(イジメ?)に参加。<br>金髪なのでアルトリアと見間違えたらしいが、狂化状態でも残念具合がパワーアップしている……。<br>ちなみにこの台詞は菌糸類もファンの漫画『ジョジョの奇妙な冒険』第二部の敵「サンタナ」の台詞ネタである。 |
− | |||
− | |||
;「それが度し難いのだ……!王を常時窃視するのはいい。<br> 仕方がない事だからな。誰だってそうする」 | ;「それが度し難いのだ……!王を常時窃視するのはいい。<br> 仕方がない事だからな。誰だってそうする」 | ||
320行目: | 301行目: | ||
;「だが、貴様の最後の台詞、あれだけはド許せん!なにが「てずから花を散らす」だ。<br> 初心で純情な王にあのようないかがわしい言葉を投げるとは……」<br>「王が悪い子になったらどうしてくれる!おまえはここで死ね、蛇め!」 | ;「だが、貴様の最後の台詞、あれだけはド許せん!なにが「てずから花を散らす」だ。<br> 初心で純情な王にあのようないかがわしい言葉を投げるとは……」<br>「王が悪い子になったらどうしてくれる!おまえはここで死ね、蛇め!」 | ||
− | : | + | :本編で意図せずギルガメッシュを激昂させてしまったランスロットの方も、主君を辱めるギルガメッシュのことがアグラヴェインよりも嫌いだったようで、殺す気満々。にしても……保護者? |
+ | |||
+ | ;「そうだとも!だが実際に手をあげるヤツがあるか!<br> 王はみんなのものだ!集団の中で孤立しているのを生暖かく見守るのが通なんだ!」 | ||
+ | :セイバーを貶めることを悦とする英雄王への怒りなのだが、ある意味もっと悪趣味で酷い。<br>ギルガメッシュはこのセリフを聞いた時、初めて部下に恵まれなかったセイバーの境遇に同情した。これじゃセイバーも意地の悪い追及をしたくなって当然であろう。 | ||
;「見事な勝利ですカリヤ!小兵ならではのうざくて姑息な戦法、お見事です」 | ;「見事な勝利ですカリヤ!小兵ならではのうざくて姑息な戦法、お見事です」 | ||
− | : | + | :勝利時の台詞。本人は褒めてるつもりなのだろうか…実に毒舌だ。 |
=== お願い!アインツベルン相談室 === | === お願い!アインツベルン相談室 === | ||
− | ; | + | ;「ゴッドブル轢き逃げアタックでゴロゴロと退場。」 |
− | ; | + | ;「ガメッシュ殿とランデブーを満喫した挙げ句退場。」 |
− | ; | + | ;「サブマシンガンを主武装にするという騎士にあるまじきFPS脳で王とダンスった後に昇天。」 |
− | :『Zero』本編におけるランスロットの3戦の総括。序盤で一人称を某(それがし) | + | :『Zero』本編におけるランスロットの3戦の総括。序盤で一人称を某(それがし)にしてキャラ建てに走るも、弟子ゼロ号の助言で撤回。しかし素の性格でこんなフランクな迷言が飛び出すとは…。 |
:ちなみに後半でもいろいろ迷言が飛び出した。 | :ちなみに後半でもいろいろ迷言が飛び出した。 | ||
− | ; | + | ;「法治国家においてやってはいけない事をほぼ完遂。ここまで困った御仁はそうはいないかと。」 |
:性格的に困った人物が必要ならと自分のマスターを紹介した。雁夜は'''職務放棄(家督放棄)・ストーカー・貯金ゼロ・思い込み・殺害未遂・ロリコン'''な困った人らしい。 | :性格的に困った人物が必要ならと自分のマスターを紹介した。雁夜は'''職務放棄(家督放棄)・ストーカー・貯金ゼロ・思い込み・殺害未遂・ロリコン'''な困った人らしい。 | ||
:当人もストーカーや思い込みなど、同じレベルの困った御仁なのだが、あまり自覚はないらしい。 | :当人もストーカーや思い込みなど、同じレベルの困った御仁なのだが、あまり自覚はないらしい。 | ||
− | ;「私は王を尊敬していました。<br> 叶うのなら最期までお側に居たかった…。正直に言ってギネヴィア様より王の方が<br> | + | ;「私は王を尊敬していました。<br> 叶うのなら最期までお側に居たかった…。正直に言ってギネヴィア様より王の方が<br> ――いや、なんでも。」 |
− | + | :漏れた'''本音'''。<br>ギネヴィアにはほとんど触れず、延々と王のことを語り続ける。彼が王に対して悪意を持っていなかったのは確かだが、ギネヴィアや犠牲になった騎士達が不憫すぎる発言である。<br>ギャグ寄り時空だからアレなニュアンスになっただけでは、とファンの間で解釈が分かれているが、果たして真相はどうなのやら。 | |
− | :ギネヴィアにはほとんど触れず、延々と王のことを語り続ける。彼が王に対して悪意を持っていなかったのは確かだが、ギネヴィアや犠牲になった騎士達が不憫すぎる発言である。 | ||
− | |||
− | ; | + | ;「その後、王に仕える騎士たちと何度か小競り合いをしましたが、私はこの通り最強ですので、みな返り討ちです。」 |
− | :マスターである雁夜の'''最強なんだ!''' | + | :マスターである雁夜の'''最強なんだ!'''ポーズに集中線がプラスされての台詞。 |
− | ; | + | ;「王は国よりも人を愛した。彼女はその為に人間性と、己の人生を封印した。」<br/>「しかし王の心は人々には伝わらずある騎士はこう言い残して城を去ったのです。"王には、人の心が分からない"と。」<br/>「私はその言葉を耳にした時、狂ったのでしょう。」<br/>「真に心ないのはどちらか。キャメロットで孤立しながらも、最後まで人を愛したのはどちらなのか。」<br/>「始めから最後まで――誰にも愛されなかったのは、はたして誰だったのか」<br/>「私は彼女を取り巻くすべてに憤りを感じ、憎しみは不甲斐のない自分自身に収束した。」<br/>「…誰かが。誰かが彼女を救わなければいけなかったのです。」<br/>「それが分かっていながら、私は自らの苦悩に負け狂戦士に身を堕とした。」 |
:色々と残念な部分が目立ちつつも、その一方で冗談抜きに王への想いが語られていった。 | :色々と残念な部分が目立ちつつも、その一方で冗談抜きに王への想いが語られていった。 | ||
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===Fate/Grand Order=== | ===Fate/Grand Order=== | ||
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; 「Arrrrrrthurrrrrr……」<br>「Arrrrrrthurrrrrrrrr!」 | ; 「Arrrrrrthurrrrrr……」<br>「Arrrrrrthurrrrrrrrr!」 | ||
− | : | + | : マイルームにて。一見単なるいつもの叫び声なのだが、アップデートでキャラクターボイスを自由に聴けるようになったことで、これが他のサーヴァントにもある'''「好きなこと」「嫌いなこと」に対応する台詞'''であることが判明。 |
: どうやら、彼なりにちゃんと質問に答えていたようである。 | : どうやら、彼なりにちゃんと質問に答えていたようである。 | ||
;「Gala……had……」 | ;「Gala……had……」 | ||
− | : | + | : マイルームでつぶやく一言。'''Galahad(ギャラハッド)'''。円卓の仲間であり彼の息子と同じ、その名の指すところは果たして……? |
− | + | : なお、これは「聖杯について」に対応する台詞である。 | |
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− | ==== | + | === その他の作品 === |
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;「ぬかしおる」 | ;「ぬかしおる」 | ||
− | :[[メドゥーサ|ライダー]]に痛い所を突かれた[[アルトリア・ペンドラゴン|セイバー]]が「円卓の気持ちわかりまくりですし」と弁明した際に腹を抱えながら放った一言。 | + | :『コハエース』にて。<br>[[メドゥーサ|ライダー]]に痛い所を突かれた[[アルトリア・ペンドラゴン|セイバー]]が「円卓の気持ちわかりまくりですし」と弁明した際に腹を抱えながら放った一言。 |
;「ぶっちゃけ私の方が剣の腕では上かもね多分」<br>「でもそれにはかえられないとき☆めきみたいなモノを我が王には感じてもらえたと思う!!」 | ;「ぶっちゃけ私の方が剣の腕では上かもね多分」<br>「でもそれにはかえられないとき☆めきみたいなモノを我が王には感じてもらえたと思う!!」 | ||
− | : もはや残念さが留まるところを知らない『コハエース』のバレバレ鎧。 | + | : もはや残念さが留まるところを知らない『コハエース』のバレバレ鎧。<br>これには[[アルトリア・ペンドラゴン|青さん]]も「へんなフォローいりませんから」と悲鳴を上げるレベルである。 |
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;「なんだ女か(笑)」 | ;「なんだ女か(笑)」 | ||
376行目: | 350行目: | ||
;ランスロット「正気にお戻りください我が王!!」<br>セイバーオルタ「な!?ランスロット貴様!!」<br>モードレッド「てめぇ!?じゃあまさかわざと父上の側に!?」<br>ランスロット「モードレッド。お前とは同じ旗の元で最後まで戦いたかったぞ」<br>セイバーオルタ「また私を裏切るのかランスロット!!」<br>モードレッド「ランスロット――お前、そこまで……」<br>ランスロット「(スンスン) ところで我が王 いいにおいで――」<br>セイバーオルタ「モードレッド 私ごと撃てーい!!」<br>モードレッド「父上―――っ!!」 | ;ランスロット「正気にお戻りください我が王!!」<br>セイバーオルタ「な!?ランスロット貴様!!」<br>モードレッド「てめぇ!?じゃあまさかわざと父上の側に!?」<br>ランスロット「モードレッド。お前とは同じ旗の元で最後まで戦いたかったぞ」<br>セイバーオルタ「また私を裏切るのかランスロット!!」<br>モードレッド「ランスロット――お前、そこまで……」<br>ランスロット「(スンスン) ところで我が王 いいにおいで――」<br>セイバーオルタ「モードレッド 私ごと撃てーい!!」<br>モードレッド「父上―――っ!!」 | ||
− | : 聖杯大戦争での最終決戦。「手強い青セイバー」ことセイバーオルタになって自分をオワコン呼ばわりするコハエースに反旗を翻したアルトリア。 | + | : 聖杯大戦争での最終決戦。「手強い青セイバー」ことセイバーオルタになって自分をオワコン呼ばわりするコハエースに反旗を翻したアルトリア。<br>暴虐の限りを尽くす彼女にランスロットが従っていたのは堕ちた騎士王を止める為だった。最後は王を羽交い絞めにしてモードレッドに全てを託す。<br>束の間正気に戻った王に寄り添い、涙と共に放たれたクラレントの光に灼かれてアヴァロンに消えていった。……こう書くとイイ話みたいだが、<br>本心は「'''我が王のスメル、プライスレス'''」という言葉に集約される。 |
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;「ビスマルクたんハァハァ」 | ;「ビスマルクたんハァハァ」 | ||
− | : | + | :『コハエース』にて、お前は金髪なら誰でもいいのか…。 |
: なお、ビスマルクとは無論鉄血宰相ではなく、ブラウザゲーム『艦隊これくしょん』に出てくるドイツの同名超弩級戦艦の美少女化キャラの事。 | : なお、ビスマルクとは無論鉄血宰相ではなく、ブラウザゲーム『艦隊これくしょん』に出てくるドイツの同名超弩級戦艦の美少女化キャラの事。 | ||
:言わずもがな'''当時のイギリス(ブリテン)とドイツは敵国'''、ランスロットをフランス人として見ても'''ドイツとフランスは長い事いがみ合っている存在'''である。 | :言わずもがな'''当時のイギリス(ブリテン)とドイツは敵国'''、ランスロットをフランス人として見ても'''ドイツとフランスは長い事いがみ合っている存在'''である。 | ||
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;「いける」 | ;「いける」 | ||
− | :『戦車男』での彼はダラッとしたTシャツ姿にいつもの兜だけをかぶった怪しすぎる人物である。 | + | :『戦車男』での彼はダラッとしたTシャツ姿にいつもの兜だけをかぶった怪しすぎる人物である。<br>対面恐怖症であるため、ネット上ではそこそこ喋れるがオフラインではスケッチブックに文字を書いての会話しかできない。<br>「エルメロイの女」との初デートに不安を覚える戦車男への激励の一言。もちろんスケッチブックで。 |
− | |||
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== メモ == | == メモ == | ||
− | * | + | *その傍迷惑な行動ぶりから、『お願い!アインツベルン相談室』ではアイリとゼっちゃんに「ダメ英霊」と連呼される。ちなみに、虚淵氏はランスロットについて「起源は傍迷惑」と冗談交じりに語った。 |
− | * | + | *奈須氏によると、円卓の騎士の大部分はアーサー王が女性であることを知らず、ランスロットも例外ではなかったとのこと。彼はギネヴィアと関係を持った後にその事実を暴露され、今まで一人の少女に王の重荷を背負わせてきた罪悪感に苛まれる事になった。<br>『お願い!アインツベルン相談室』でも「誰かが、彼女を救わなければいけなかったのです。」とアルトリアの身の上を嘆いていた。そして、それを知りながら自らの苦悩に負けて狂戦士に身を堕としたと語っている。 |
− | + | *一般的な伝承では寝取り男のような扱われ方もされているが、実際のところ型月世界におけるランスロットは竹箒日記<ref group = "出">[http://www.typemoon.org/bbb/diary/log/201210.html 竹箒日記2012/10/3]</ref>によると<br>''「国のために偽装結婚し、王妃として努力したがやはり寂しかったギネヴィア」がランスに転んでしまう→ランス、王妃に夫との不仲を相談されていたらいつのまにか王妃と恋仲になっていた、何を言っているか分からないが(以下略 状態→''<br>という、どちらかというと王妃に巻き込まれた立場である。彼もそれ以前からギネヴィアを異性として愛してはいたが、臣下としての距離感は保っていた。<br>そして、ギネヴィアから暴露されたアーサー王が女であるという真実に追い討ちをかけられ、重ねて罪の意識に苛まれるが、根本的に人が好い彼は王を裏切ったギネヴィアの気持ちもわかるため、更に苦しむのであった。 | |
− | * | + | *キャラクターデザイン(鎧)は、武内崇氏ではなくこやま氏。当時のFateシリーズでは主に武器類の担当として緻密なデザインをしていた氏の作風ゆえか、かなり複雑な形状をしている。こやま氏本人は『Fate/Zero material』にて「ここまで複雑だとゲームで立ち絵量産とか難しいでしょうね。できれば今後は3Dで。」とコメントしている。 |
+ | **上述のコメントを踏まえたのかは不明だが、アニメ版ではフルCGで描かれている。「己が栄光の為でなく」のエフェクトもあるため、1日に2カットしか撮影できないらしい。虚淵氏によれば、本編でバーサーカーが動くと雁夜おじさんの寿命が削られ、アニメで彼が動くとアニメーター、撮影班の命が削られるとか。 | ||
+ | *セイバーは彼が「狂戦士」の適性を持ち合わせていたことにショックを受けていたが、ギネヴィアを巡る葛藤で狂気に陥ったことが多々あるので、「狂戦士」のクラス適性を持っていてもおかしくない。 | ||
*「騎士は徒手にて死せず」はフェロットを倒した逸話の具現とされているが、拾った武器や他者の武器を使って危機を打開した逸話は他にも数多くある。<br>最も有名なのがギネヴィアとの密会の場に13人の騎士達が踏み込んできた際、素手だったにもかかわらず騎士達の武器を奪い、返り討ちにして逃走したという逸話。「相手の宝具」も使えるのはこの逸話が含まれているからなのかもしれない。 | *「騎士は徒手にて死せず」はフェロットを倒した逸話の具現とされているが、拾った武器や他者の武器を使って危機を打開した逸話は他にも数多くある。<br>最も有名なのがギネヴィアとの密会の場に13人の騎士達が踏み込んできた際、素手だったにもかかわらず騎士達の武器を奪い、返り討ちにして逃走したという逸話。「相手の宝具」も使えるのはこの逸話が含まれているからなのかもしれない。 | ||
*「騎士は徒手にて死せず」にはいくつかの弱点があり、武器の性能に依存するため出力が不安定で、宝具化した武器もDランク相当のため宝具同士の撃ち合いでは分が悪い。<br>また、聖杯戦争では相手の宝具を奪うのは難しいため、それよりも強い宝具を持ち込んだほうが有利に立ち回れる。<br>劇中では相性のいいギルガメッシュやセイバーが相手だったこと、強力な近代兵器を宝具化できる機会に恵まれていたため活躍できた。 | *「騎士は徒手にて死せず」にはいくつかの弱点があり、武器の性能に依存するため出力が不安定で、宝具化した武器もDランク相当のため宝具同士の撃ち合いでは分が悪い。<br>また、聖杯戦争では相手の宝具を奪うのは難しいため、それよりも強い宝具を持ち込んだほうが有利に立ち回れる。<br>劇中では相性のいいギルガメッシュやセイバーが相手だったこと、強力な近代兵器を宝具化できる機会に恵まれていたため活躍できた。 | ||
− | *『アーサー王伝説』はケルト神話やキリスト教などの逸話をモチーフとして組み込んでいると言われ、ランスロットとギネヴィアのエピソードはケルト神話の『ディルムッドとグラニア』がモデルと言う説もある。<br>第四次にて、相性の悪い相手として[[ディルムッド・オディナ|ランサー]]と相見えることになったのは因縁を感じさせる。 | + | *「騎士は徒手にて死せず」「己が栄光の為でなく」は、どちらも自身の鎧や武器が使えない状況で勝利した逸話が宝具に昇華されたものである。彼の象徴である「無毀なる湖光」と併用できないのはこれが原因。 |
+ | *『アーサー王伝説』はケルト神話やキリスト教などの逸話をモチーフとして組み込んでいると言われ、ランスロットとギネヴィアのエピソードはケルト神話の『ディルムッドとグラニア』がモデルと言う説もある。<br>第四次にて、相性の悪い相手として[[ディルムッド・オディナ|ランサー]]と相見えることになったのは因縁を感じさせる。 | ||
+ | *TYPE-MOON BOOKS版『Fate/Zero』3巻巻頭のステータスでは、バーサーカーの真名・パラメータ・宝具などが「己が栄光の為でなく」で隠蔽されている。 | ||
+ | *「無毀なる湖光」は宝具解説で「龍属性」に追加ダメージがあるとされているが、[[エリザベート=バートリー|エリザベート]]の説明で「龍」は神的存在であり、無敵であるとされているため、「龍退治」の記述を含めて「竜」の間違いと思われる。初出はこちらの方が先なので、誤植というよりは表記揺れだろう。 | ||
*相談室や花札で覗かせるアーサー王へのアレな態度から“アルトリアに異性として恋愛感情持っていたのではないか”という推測がファンから出ることもある。 | *相談室や花札で覗かせるアーサー王へのアレな態度から“アルトリアに異性として恋愛感情持っていたのではないか”という推測がファンから出ることもある。 | ||
− | ** | + | **ゼロマテの対談にてランスロットは円卓の騎士内での'''「アーサー燃え派」の筆頭'''として扱われており、「アルトリアたん萌え派」「アーサー王を愛しているのは俺だけでいい派」とは分けられているので、彼が向けていたのは恋愛感情ではなく敬愛の念だと思われる。 |
**『コハエース』の中では萌え派方面に突き進んでいるが、あくまでもネタとしての弄りである。 | **『コハエース』の中では萌え派方面に突き進んでいるが、あくまでもネタとしての弄りである。 | ||
− | * | + | *アルトリアの治世の象徴の一つである「アーサー王は人の気持ちがわからない」という言葉を言い放った騎士については、ZEROマテリアルの武内画のラフにてランスロットがその言葉を呟いていたため彼の発言ではないかという説があったが、『Garden of Avalon』で円卓の騎士トリスタンの発言であると判明。『お願い!アインツベルン相談室』でもその言葉を言い放った騎士はランスロットとは別人であり、彼はその言葉をアーサー王の傍らで聞き、アルトリアに言い放った騎士に対して「真に心ないのはどちらか」と内心で憤りを感じていたと語られている。 |
− | ** | + | *『Fate/Zero』同人版の発売当初は四巻までランスロットの正体が伏せられていたため、真名について様々な推測がなされた。ランスロットは当然として、アルトリアへの執着からモードレッド、「ありあわせの武器を使いこなす」という特技からローラン、武器を奪って使いこなしたことから武蔵坊弁慶などが候補に挙がっていた。 |
− | *『Grand | + | **アニメ版でも正体は終盤まで明かされなかったものの、EDのイラストでは騎士甲冑に身を包み'''湖'''の前に立っている姿が描かれた。このため小説版の読者でなくともアーサー王伝説の知識があればその正体を予測できるようになっており、某動画サイトでは'''「湖の騎士…一体何スロットなんだ…」'''とのコメントが連発され、後に公式も「何スロット」とネタにするようになった。 |
+ | *『Grand Order』におけるバーサーカー時の宝具は「騎士は徒手にて死なず」だが、これを使用した場合は『Zero』で使用したガトリングガンJM15A1をどこからともなく取り出し、敵陣を掃射する。<br>更に実装当初は霊基再臨第三段階のセイントグラフにおいてアロンダイトを携えているにもかかわらず実際に振り回すのは初登場時に振るった鉄柱のままという点がさらにネタにされた。これは後にアップデートにて解消されたが、宝具の方は変化しないため今度は「自身の最終宝具を放り出してガトリングガン掃射」というそれでいいのかと突っ込まざるを得ない事態が発生した。 | ||
**期間限定イベント「超極☆大かぼちゃ村」では前述の理由でセイバーなのに自身の最終宝具を放り出してガトリングガンを掃射するという事態に発展した。 | **期間限定イベント「超極☆大かぼちゃ村」では前述の理由でセイバーなのに自身の最終宝具を放り出してガトリングガンを掃射するという事態に発展した。 | ||
**さらに後のモーション改修にて、通常攻撃でもサブマシンガンや対物ライフルを持ち出すようになった。挙げ句、宝具使用の際にはガトリングガンどころか戦闘機を持ち出してくるようになった、戦闘機については『Fate/EXTELLA LINK』でも使用していたが。 | **さらに後のモーション改修にて、通常攻撃でもサブマシンガンや対物ライフルを持ち出すようになった。挙げ句、宝具使用の際にはガトリングガンどころか戦闘機を持ち出してくるようになった、戦闘機については『Fate/EXTELLA LINK』でも使用していたが。 | ||
− | * | + | *彼の切り札であるはずの『無毀なる湖光(アロンダイト)』だが、ファンからは「燃費と効果が割にあわないダメ宝具」「硬いだけの棒」「使わないほうが強そう」等などA++ランクの神造兵装としてはアレな評価を下されることがある。理由としては主に「解放した戦いで竜属性を持ち相性がいいセイバーを倒しきれなかった」「常時発動な上に魔力負担が倍増する仕様」「他の宝具2つ封印する必要がある上に、全ステータス1ランクアップとST判定成功率2倍という能力が見た目でも成果でも分かりにくい」「すごい剣のくせにビームも出せないなんて」などが挙られていた。 |
− | **Fateシリーズの可動フィギュアはグッドスマイルカンパニー・バンダイ製品以外では少なく、男性キャラの製品化は更に少ない。担当声優の置鮎龍太郎氏が歓喜し予約したことをツイートしている<ref group = "出"> | + | **当時は散々な扱いだったのだが、『Grand Order』において'''「ビームとして撃つより直接相手にぶつける方が強い」'''と言わんばかりの技『縛鎖全断・過重湖光(アロンダイト・オーバーロード)』の存在がわかってからは、その性能とあいまって、過負荷に耐えられる頑丈さと確実に叩き込むための白兵戦能力向上効果を併せ持った、正気の彼の戦法に適した宝具であることがわかり評価は回復している。 |
+ | *2021年2月に千値練(Sentinel)から可動フィギュアが発売されることが発表された。キャラクター名義は「Fate/Grand Order バーサーカー/ランスロット」。 | ||
+ | **Fateシリーズの可動フィギュアはグッドスマイルカンパニー・バンダイ製品以外では少なく、男性キャラの製品化は更に少ない。担当声優の置鮎龍太郎氏が歓喜し予約したことをツイートしている<ref group = "出">[https://twitter.com/chikichikiko/status/1283404277113741312 置鮎龍太郎Twitter2020年7月15日23:13]</ref>。 | ||
*アニメ版『Fate/Zero』の第一期EDで生前を描いた一枚絵、モチーフはおそらくアリフレッド・テニスンの詩『国王牧歌』の挿絵『湖の乙女は幼少期のランスロットを誘拐する』(George Wooliscroft Rhead, & Louis Rhead画)。第一期では真名が明かされないため背景の踏襲のみに留め、ランスロットは後姿になっている。 | *アニメ版『Fate/Zero』の第一期EDで生前を描いた一枚絵、モチーフはおそらくアリフレッド・テニスンの詩『国王牧歌』の挿絵『湖の乙女は幼少期のランスロットを誘拐する』(George Wooliscroft Rhead, & Louis Rhead画)。第一期では真名が明かされないため背景の踏襲のみに留め、ランスロットは後姿になっている。 | ||
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;ランスロットの強さ | ;ランスロットの強さ | ||
:妖精(湖の乙女)に育てられ、その加護を受けた「湖の騎士」ランスロット。伝承の上では円卓の騎士最強と謳われており、単純に戦士としての技量であれば、[[アルトリア・ペンドラゴン|アーサー王]]、[[ガウェイン|ガウェイン卿]]を上回るとされている。 | :妖精(湖の乙女)に育てられ、その加護を受けた「湖の騎士」ランスロット。伝承の上では円卓の騎士最強と謳われており、単純に戦士としての技量であれば、[[アルトリア・ペンドラゴン|アーサー王]]、[[ガウェイン|ガウェイン卿]]を上回るとされている。 | ||
− | : | + | :火を吐く大蛇(おそらく[[竜種]])を退治した、キャメロットの試合では負け知らずだったなど、その武勲は枚挙に暇がない。「無窮の武練」「騎士は徒手にて死せず」の強力さに目が行きがちだが、その大本になったのは彼自身の無双の手練である。 |
− | : | + | :このためファンから「狂化させずに本領たる「剣士」であったら、もっと強かったのでは?」と言われることも多く、実際に作者の虚淵もゼロマテの用語辞典にて「そもそも臓硯が雁夜への制裁などという余計な遊び心をおこさず、狂化を強要しなければ良かったのに…」と称している。が、同時に[[ギルガメッシュ]]相手に善戦出来たのは「狂化」による能力増幅の結果であり、また脇目もふらず時臣に突っかかる雁夜に強豪を避ける思慮は期待出来ない、という点からの敗北の流れも挙げられている。「狂化」と「無窮の武練」の相性の良さもあってバーサーカーとして非常に優秀な点もあり、必ずしも四次において他クラスが有利とは限らない。 |
:無論、これは「ランスロットの戦いでの強さ」と言う点に限った話であり、そもそも彼を狂化させるとマスターの魔力消費がとんでもない事になると言う大きなデメリットがあるのだが。 | :無論、これは「ランスロットの戦いでの強さ」と言う点に限った話であり、そもそも彼を狂化させるとマスターの魔力消費がとんでもない事になると言う大きなデメリットがあるのだが。 | ||
:Fateシリーズの続編に他の円卓の騎士が登場する度に、ファンから「彼も優秀なマスターに召喚されていたら」と惜しむ声が上がる英霊。伝承において円卓の騎士最強と謳われる彼の真の実力を見てみたいと思うファンは多い。 | :Fateシリーズの続編に他の円卓の騎士が登場する度に、ファンから「彼も優秀なマスターに召喚されていたら」と惜しむ声が上がる英霊。伝承において円卓の騎士最強と謳われる彼の真の実力を見てみたいと思うファンは多い。 | ||
− | :本編の狂戦士状態でも、「'''他サーヴァントに対しては強敵でありながら、[[ディルムッド・オディナ|ランサー]]だけが相性関係で優位に立てる相手''' | + | :本編の狂戦士状態でも、「'''他サーヴァントに対しては強敵でありながら、[[ディルムッド・オディナ|ランサー]]だけが相性関係で優位に立てる相手'''」として作者考案のランサーチームの必勝パターンにおいて他チームの殲滅役として組み込まれるなど、実力だけなら四次聖杯戦争でも上位なことが伺える。 |
:ステータスについて、間桐臓硯が召喚前にマスターとして格の劣る雁夜では基礎能力に影響しかねない、と語りそれを補うために狂戦士として召喚させたという経緯から「雁夜がマスターなことでステータスが大きく下がっているのではないか?」という推論がファンから挙がることがあるが、狂化の強要は臓硯の雁夜への制裁と遊び心であり、実際に下がるか、下がっているかの公式回答はない。 | :ステータスについて、間桐臓硯が召喚前にマスターとして格の劣る雁夜では基礎能力に影響しかねない、と語りそれを補うために狂戦士として召喚させたという経緯から「雁夜がマスターなことでステータスが大きく下がっているのではないか?」という推論がファンから挙がることがあるが、狂化の強要は臓硯の雁夜への制裁と遊び心であり、実際に下がるか、下がっているかの公式回答はない。 | ||
− | ; | + | ;「無毀なる湖光(アロンダイト)」の由来 |
:アロンダイトは本来、14世紀にアーサー王伝説とは無関係の別の物語に登場した剣である。 | :アロンダイトは本来、14世紀にアーサー王伝説とは無関係の別の物語に登場した剣である。 | ||
− | : | + | :その物語にはランスロットは登場せず、別の登場人物が持つ剣である。箔付けのために「元々はランスロットが持っていた剣」との故事が記されただけであるとされており、実際に彼の剣の名がアロンダイトであったのかどうかは信憑性に欠ける。 |
:しかしその後、この「元々はランスロットが持っていた剣」という話が一人歩きをし、剣自体の伝承とは別に彼自身が多くの武勲を持つことや、彼を育てたと言われる「湖の乙女」はアーサー王にエクスカリバーを授けた精霊でもあることから、その愛剣のアロンダイトもエクスカリバーに匹敵する兄弟剣ではないか、と今日では一般にも言われるようになった。 | :しかしその後、この「元々はランスロットが持っていた剣」という話が一人歩きをし、剣自体の伝承とは別に彼自身が多くの武勲を持つことや、彼を育てたと言われる「湖の乙女」はアーサー王にエクスカリバーを授けた精霊でもあることから、その愛剣のアロンダイトもエクスカリバーに匹敵する兄弟剣ではないか、と今日では一般にも言われるようになった。 | ||
:また『アーサー王伝説』の中でランスロットが使っていた剣は「エクスカリバーの斬撃を受け止める」「決して刃毀れしない」などの描写があり、上記と合わさって「アロンダイト=ランスロットが使っていた、詳細は不明だがやたらと頑丈な剣」という認識が広まった。 | :また『アーサー王伝説』の中でランスロットが使っていた剣は「エクスカリバーの斬撃を受け止める」「決して刃毀れしない」などの描写があり、上記と合わさって「アロンダイト=ランスロットが使っていた、詳細は不明だがやたらと頑丈な剣」という認識が広まった。 | ||
− | : | + | :Fateでもこの説に則ったと思われ、「約束された勝利の剣」と対を成す、同格の宝具に設定されている。小説Fate/Zero第4巻(ソフトウェア流通版)巻頭に収録されている設定によれば―― |
:'''「かつて最強と謳われた騎士が愛用した名剣。エクスカリバーと起源を同じくする神造兵装であり、その強靭さにおいてはエクスカリバーにも匹敵する。当代最高の騎士だけが帯びることを許された誉れの剣だが、同胞だった騎士の親族を斬ったことで、聖剣としての格を喪失し、魔剣としての属性を得てしまった」''' | :'''「かつて最強と謳われた騎士が愛用した名剣。エクスカリバーと起源を同じくする神造兵装であり、その強靭さにおいてはエクスカリバーにも匹敵する。当代最高の騎士だけが帯びることを許された誉れの剣だが、同胞だった騎士の親族を斬ったことで、聖剣としての格を喪失し、魔剣としての属性を得てしまった」''' | ||
:――とある。 | :――とある。 | ||
:「無毀なる湖光」の種別は常時発動型の対人宝具であり、対城宝具「約束された勝利の剣」や対軍宝具「転輪する勝利の剣」とは異なっている。 | :「無毀なる湖光」の種別は常時発動型の対人宝具であり、対城宝具「約束された勝利の剣」や対軍宝具「転輪する勝利の剣」とは異なっている。 | ||
− | :現在判明している円卓の剣は、上記の二振りに加えて、起源は異なるがモードレッドの「我が麗しき父への叛逆」までもが、いわゆる「エネルギーを放出する」真名解放型宝具。それに対してこの「無毀なる湖光」のみが常時発動型。 | + | :現在判明している円卓の剣は、上記の二振りに加えて、起源は異なるがモードレッドの「我が麗しき父への叛逆」までもが、いわゆる「エネルギーを放出する」真名解放型宝具。それに対してこの「無毀なる湖光」のみが常時発動型。<br>またZero劇中での戦果が戦意喪失したセイバーのみと言う事もあり、ファンからは地味な不遇宝具扱いされる事も多い。性能は騎士らしい白兵戦向きで癖も無く、超強力なのだが。ただしFate/Grand Orderの作中、縛鎖全断・過重湖光の説明にて『本来であれば光の斬撃となる魔力をあえて放出せず、対象を斬りつけた際に解放する剣技に寄った宝具』との解説があり、アロンダイトという剣自体はエネルギー放出型としても機能するようである。その際の真名が如何なるものなのかは、「我が麗しき父への叛逆」と剣としてのクラレントの名が別物である例があるため、現時点では不明。 |
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;聖剣と魔剣 | ;聖剣と魔剣 | ||
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;王妃ギネヴィア | ;王妃ギネヴィア | ||
− | : | + | :アーサー王の妻であり、ランスロットとの不倫によって二人を引き裂いたとされる女性。 |
− | : | + | :Fateにおける彼女は、「実は女性だった」王に嫁がざるを得なかった悲劇の女性である。政略結婚とはいえ、彼女は王を敬愛し、尊敬し、その理想に殉じるつもりがあった。 |
− | : | + | :当時の王女の在り方として、彼女は自分が女性であるという意識や、そもそも男女の性差の認識も薄く、王と王妃は理想によってのみ結びついているものだと信じ込んでいたが、王の性別という秘密を一人背負う事に対する苦悩や重圧に次第に蝕まれて行く。 |
− | : | + | :結局のところ彼女は、「理想に殉じることのできる女性」ではなく、ごく普通の女性だった。理想ではない、人と人、男と女の結びつきが他にあると知ってしまった彼女は、以後、王妃でありながら愛に身を焦がす女として、自身とランスロットを窮地に追い込んでいくことになる。 |
− | : | + | :しかし、アルトリアの方は、自身が女であるという負い目もあり、二人の関係を容認していた。「男ですらない王に嫁がされた妃」を必死に支えようとした彼には感謝すらしていた。 |
− | : | + | :アルトリアが彼女と彼に敵対しなければならなかったのは、二人の不倫が衆目に晒されてしまったがためである。個人として二人の関係を背信とは考えておらずとも、「アーサー王」は二人を咎めぬわけにはいかなかった。 |
− | : | + | :用語辞典に曰く、「魂の在り方として眼鏡ッ娘。外すと美人のステレオタイプ」「命を賭けた乱世のツンデレ。信念のツンと魂のデレの波状攻撃で、自身とランスロットを窮地に追い込んでいく」 |
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== 脚注 == | == 脚注 == | ||
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