「妖精円卓領域 アヴァロン・ル・フェ」を編集中
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=== 住民 === | === 住民 === | ||
− | 妖精國ブリテンの主な住人は『6翅の亜鈴』を起源とした「仔」にあたる妖精達で、大まかには6つの「氏族」と呼ばれる固有の姿形を持った種族に分類される『南の妖精』と、途中からブリテンに合流した『北の妖精』に分かれている他、どの氏族にも属さない妖精達も多くいる。<br> | + | 妖精國ブリテンの主な住人は『6翅の亜鈴』を起源とした「仔」にあたる妖精達で、大まかには6つの「氏族」と呼ばれる固有の姿形を持った種族に分類される『南の妖精』と、途中からブリテンに合流した『北の妖精』に分かれている他、どの氏族にも属さない妖精達も多くいる。<br>ここでは各人種と氏族別に記述する。 |
;風の氏族 | ;風の氏族 | ||
:華奢な体型に尖った耳を持つ妖精。 | :華奢な体型に尖った耳を持つ妖精。 | ||
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;鏡の氏族 | ;鏡の氏族 | ||
:誰かに奉仕する事が主な目的で、未来予知に長けている。 | :誰かに奉仕する事が主な目的で、未来予知に長けている。 | ||
− | :女王暦2011年に全員が皆殺しにされ、氏族長のエインセルも行方不明となっているため、容姿は不明。 | + | : 女王暦2011年に全員が皆殺しにされ、氏族長のエインセルも行方不明となっているため、容姿は不明。 |
;雨の氏族 | ;雨の氏族 | ||
:先代の『楽園の妖精』を匿っていた氏族。氏族の中ではいち早くケルヌンノスの『呪い』に気がついていた。 | :先代の『楽園の妖精』を匿っていた氏族。氏族の中ではいち早くケルヌンノスの『呪い』に気がついていた。 | ||
:妖精暦4000年に全員が皆殺しにされたため容姿や能力などは不明。 | :妖精暦4000年に全員が皆殺しにされたため容姿や能力などは不明。 | ||
;王の氏族 | ;王の氏族 | ||
− | : | + | :アルビオンの竜の亡骸を大地として生活していた北の妖精の総称。妖精暦6000年に氏族たち南の妖精と合流してからは領地を巡って二度の戦争を起こしていたが、トネリコの仲裁によって仲間と認められ『雨の氏族』の空席を埋める形で氏族入りを果たした。 |
− | : | + | : ノクナレアが『妖精領域』である自らの血液を与えれば南の妖精であろうと仲間になれるため、女王暦時点では色々な氏族が混合している状態だが、彼女が兵士として引き連れていた者たちは汎人類史ではピクト人や巨人といった部類がオリジナルに該当すると思われる。 |
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:主な目的は不明だが、君主たる先代女王マヴと次代のノクナレアに仕え、その命令に服従し付き従う事こそがそれに当たると云える。 | :主な目的は不明だが、君主たる先代女王マヴと次代のノクナレアに仕え、その命令に服従し付き従う事こそがそれに当たると云える。 | ||
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=== 技術 === | === 技術 === | ||
− | + | 主要都市にはレンガやコンクリート造りの建造物が立ち並び、宿屋や飲食店、床屋などの店も見られ、妖精の暮らしは汎人類史の人間とほぼ変わらない生活を送っているが、実は全て妖精が'''『人間の技術を模倣して創り出したもの』'''。これは人間と親密に接していくうちに『新しいものを自分で考えて発明する』能力や、それによって生み出された産物を「自分達にはない面白くて素敵なもの」と看做して真似するようになったためである。とは言えど、「魔力」という神秘を持つ妖精達にとってこれらの技巧は指先一つで簡単にコピーと量産が可能な上に、高度な頭脳と長い寿命を持つがため自分達で工夫したり手を加えるといった成長も必要なく、目新しいものはひたすら模倣し飽きたら捨ててしまうを繰り返している。<br>一方でスプリガンが「土の氏族」に鉄製品の製造技術を伝えて以降は、その鉄が妖精にとって猛毒になると分かると同じく鉄を無理なく扱える人間達を中心に、鎧や兜といった武具や槍に剣といった武器が造られ広まっていく。 | |
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=== 文化 === | === 文化 === | ||
− | + | 妖精の文化も技術同様に『人間の文明を模倣したもの』であり、衣服や装飾、飲食などにも人間と同じく流行り廃りも存在するが、妖精の気まぐれな本質上移り変わりがかなり激しい。金銭感覚も存在し『モルポンド』と呼ばれる通貨も流通している。カルデアが到着した時点では女王暦2001年に鏡の氏族が遺した18の節から成る予言<ref group="注">ただし一般に伝わっているのは不吉な用語が多い4節を'''意図的に省いた'''14節のみ。</ref>に記された'''「妖精國ブリテンを救う真の王たる『予言の子』」'''の存在が目下の注目の的となっているが、大半は「巷で流行っているから信じている」のであって、本当に信じているのは女王モルガンを脅かす者として敵視する、或いは妖精國ブリテンを変えてくれる者として期待している氏族長と、呪いから救われたいと願っているごく少数派の下級妖精のみである。妖精暦にブリテンを救った「救世主トネリコ」の物語も同列で語り継がれてはいるが、もう覚えている妖精は少ないという。<br>そもそも妖精は飲食や睡眠といった基本的な生活機能が元から必要なく<ref group="注">その為同じく飲食や睡眠を必要としないサーヴァントは『妖精』と見なされるため、ある程度誤魔化しが可能。</ref>、これらは全て人間の特性が楽しくて面白いから真似しているだけの所謂「ごっこ遊びの延長線」、並びにモルガンによる「魔力の献上」に備え必要な分の魔力を補うための供給補助の一種である。また、いくらでも魔力で模倣すれば同じものを生み出せるという特性故に、中身や価値観を全く重要視しておらず、食物のパン1個にしても、それを作り出す為に必要な『調理』という工程を積極的に学ぼうと考える「物好きな妖精」を除けば、所詮は見た目がそっくりなだけで中身はスカスカな代物でしかない。<br>この他にもごく稀にだが<ruby><rb>取り替え</rb><rt>チェンジリング</rt></ruby>と呼ばれる漂流によって汎人類史から人や物が流れ着く事があり、特に漂流して来た人間はモルガンの手が及んでいない真っ当な存在として有り難がられているが、大半は見つかり次第女王モルガンによって物品は宝物庫に、人間は人間牧場に保管されてしまう。 | |
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− | この他にもごく稀にだが<ruby><rb>取り替え</rb><rt>チェンジリング</rt></ruby>と呼ばれる漂流によって汎人類史から人や物が流れ着く事があり、特に漂流して来た人間はモルガンの手が及んでいない真っ当な存在として有り難がられているが、大半は見つかり次第女王モルガンによって物品は宝物庫に、人間は人間牧場に保管されてしまう。 | ||
==異聞帯の人物== | ==異聞帯の人物== | ||
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*「第三者の介入により大きく歪められた国が舞台」であり、尚且つその国を創ったのが「1人の『切実な願望』により変質してしまった統治者」によるものであるといった根幹は、第六特異点『[[神聖円卓領域 キャメロット]]』とほぼ似た道を辿っているといえる。 | *「第三者の介入により大きく歪められた国が舞台」であり、尚且つその国を創ったのが「1人の『切実な願望』により変質してしまった統治者」によるものであるといった根幹は、第六特異点『[[神聖円卓領域 キャメロット]]』とほぼ似た道を辿っているといえる。 | ||
*本シナリオは序盤こそ御伽噺や童話を思わせる物語のような雰囲気のまま進められていくが<ref group="注">一方で宴の場でも武器を手放そうとしなかった[[トリスタン]]の姿、[[ヴォーティガーン|元凶の正体]]が暗示されるなどの不穏な描写も少なくなかった。</ref>、後編に行くにつれて妖精國ブリテンの過去と女王モルガンの正体、ブリテンに蔓延する呪いと『厄災』の原因、そして何よりこの世界における妖精の本当の姿といった'''裏側の全貌'''が次々と明かされる。だが、これら全体像の描写はプレイヤーしか知る術はなく、主人公とカルデア一行に対しては終盤、マーリンより予言の詩についての真相=ブリテンに蔓延する呪いと『厄災』の原因が伝えられること以外はその大半が伏せられたまま、双方の認識に乖離が生じた状態で収拾を迎える事になる<ref group="注">プレイヤー側からすればシナリオとシステムの進行上どうしても必須だったからというメタ視点ならではの理由であると思われるが、それに対しカルデア一行側は、人理定理のためとはいえ『異聞帯をなんの罪も無い住民ごと消滅させる』という残酷な苦渋の選択を続けている以上'''「その決断が今回は一番正しかった」'''と思わせたくなかったという不文律と、「その在り方がたとえ歪んでいても『美しいままの妖精國ブリテン』という世界だけを目に焼き付けて終わらせて欲しかった」という[[オベロン|真の黒幕]]による裏からの配慮があり、アルトリア・キャスターもそれを承知してあえて黙っていた可能性が考案されている。<br>もっともシナリオ分岐で登場する選択用の台詞によっては、[[主人公 (Grand Order)|主人公]]のみ異聞帯における妖精の実態に薄々勘づいているという可能性が示唆されている。</ref>。 | *本シナリオは序盤こそ御伽噺や童話を思わせる物語のような雰囲気のまま進められていくが<ref group="注">一方で宴の場でも武器を手放そうとしなかった[[トリスタン]]の姿、[[ヴォーティガーン|元凶の正体]]が暗示されるなどの不穏な描写も少なくなかった。</ref>、後編に行くにつれて妖精國ブリテンの過去と女王モルガンの正体、ブリテンに蔓延する呪いと『厄災』の原因、そして何よりこの世界における妖精の本当の姿といった'''裏側の全貌'''が次々と明かされる。だが、これら全体像の描写はプレイヤーしか知る術はなく、主人公とカルデア一行に対しては終盤、マーリンより予言の詩についての真相=ブリテンに蔓延する呪いと『厄災』の原因が伝えられること以外はその大半が伏せられたまま、双方の認識に乖離が生じた状態で収拾を迎える事になる<ref group="注">プレイヤー側からすればシナリオとシステムの進行上どうしても必須だったからというメタ視点ならではの理由であると思われるが、それに対しカルデア一行側は、人理定理のためとはいえ『異聞帯をなんの罪も無い住民ごと消滅させる』という残酷な苦渋の選択を続けている以上'''「その決断が今回は一番正しかった」'''と思わせたくなかったという不文律と、「その在り方がたとえ歪んでいても『美しいままの妖精國ブリテン』という世界だけを目に焼き付けて終わらせて欲しかった」という[[オベロン|真の黒幕]]による裏からの配慮があり、アルトリア・キャスターもそれを承知してあえて黙っていた可能性が考案されている。<br>もっともシナリオ分岐で登場する選択用の台詞によっては、[[主人公 (Grand Order)|主人公]]のみ異聞帯における妖精の実態に薄々勘づいているという可能性が示唆されている。</ref>。 | ||
− | * | + | *地球崩落阻止と並んで神造兵装の獲得がカルデアの目的であったが、神造兵装は使い手とセットのもので、モルガンのロンゴミニアドを鹵獲もしくは参考に神造兵装を作れたとしても資格が無いと使用することができない。カルデアが神造兵装を得るには白紙化した汎人類史に欠けた事実を取り戻す必要があり、マーリンからは聖剣の概念を白紙にされていたことが明かされる。 |
==脚注== | ==脚注== |