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==用語== | ==用語== | ||
===か=== | ===か=== | ||
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;ガールズワーク Girls'Work | ;ガールズワーク Girls'Work | ||
:2008年4月に『[[魔法使いの夜]]』やリメイク版『[[月姫]]』とともに発表されたTYPE-MOON制作の全年齢ADVゲームタイトル。シナリオは星空めてお及び茗荷屋甚とされていた。 | :2008年4月に『[[魔法使いの夜]]』やリメイク版『[[月姫]]』とともに発表されたTYPE-MOON制作の全年齢ADVゲームタイトル。シナリオは星空めてお及び茗荷屋甚とされていた。 | ||
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:抑止力の一つ。星自身が思う生命延長の祈り。星の存続は、必ずしも人類の存続を意味しない。 | :抑止力の一つ。星自身が思う生命延長の祈り。星の存続は、必ずしも人類の存続を意味しない。 | ||
:【関連項目】抑止力、アラヤ | :【関連項目】抑止力、アラヤ | ||
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;外典の聖杯戦争 | ;外典の聖杯戦争 | ||
:正史から外れた、『[[Fate/Apocrypha]]』の世界の聖杯戦争に付けられた名称。歴史が変わった理由は全て第三次聖杯戦争で起こった出来事に起因し、ダーニックが御三家から大聖杯を奪い持ち帰った事と、アインツベルンが参加者として「ルーラー」のサーヴァントを召喚した事が最大の原因である。 | :正史から外れた、『[[Fate/Apocrypha]]』の世界の聖杯戦争に付けられた名称。歴史が変わった理由は全て第三次聖杯戦争で起こった出来事に起因し、ダーニックが御三家から大聖杯を奪い持ち帰った事と、アインツベルンが参加者として「ルーラー」のサーヴァントを召喚した事が最大の原因である。 | ||
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;[[概念武装]] | ;[[概念武装]] | ||
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:[[ヘラクレス]]や魔女[[メディア]]をはじめとするギリシャ神話の英雄、インド神話の[[カルナ]]や[[アルジュナ]]、ケルトの勇士にアーサー王伝説の騎士、シャルルマーニュ伝説のパラディン、巨人殺しの[[ベオウルフ]]、土蜘蛛退治の頼光四天王、など数多くの伝承や伝説で長らく語られてきた英雄や英傑たちがおり、伝説の英雄の殆どは歴史を遡って形作られたものである。 | :[[ヘラクレス]]や魔女[[メディア]]をはじめとするギリシャ神話の英雄、インド神話の[[カルナ]]や[[アルジュナ]]、ケルトの勇士にアーサー王伝説の騎士、シャルルマーニュ伝説のパラディン、巨人殺しの[[ベオウルフ]]、土蜘蛛退治の頼光四天王、など数多くの伝承や伝説で長らく語られてきた英雄や英傑たちがおり、伝説の英雄の殆どは歴史を遡って形作られたものである。 | ||
:例を挙げると邪竜を退治した[[ジークフリート]]は『5世紀頃を舞台とした』古エッダが起源だが、その成立は8世紀以降であるはず。カルナにアルジュナならば紀元前4世紀から紀元4世紀に成立したという『紀元前5000年を舞台とする』伝説。坂田金時も、その勇猛な逸話の多くは江戸時代以降の講談で作られており、彼以外にも日本の平安時代の英雄であれば、江戸時代初期の講談で伝承が付与される例は数多い。 | :例を挙げると邪竜を退治した[[ジークフリート]]は『5世紀頃を舞台とした』古エッダが起源だが、その成立は8世紀以降であるはず。カルナにアルジュナならば紀元前4世紀から紀元4世紀に成立したという『紀元前5000年を舞台とする』伝説。坂田金時も、その勇猛な逸話の多くは江戸時代以降の講談で作られており、彼以外にも日本の平安時代の英雄であれば、江戸時代初期の講談で伝承が付与される例は数多い。 | ||
− | :仮に[[シャーロック・ホームズ]] | + | :仮に[[シャーロック・ホームズ]]をサー・アーサー・コナン・ドイルの創作だと規定すれば、彼らもまた創作されたモノと言える。何せ、記録ではない伝説や物語というのは、多くの場合、人が生み出したお話であるのだ。ホームズ実在したという明確な証拠がないのは、他の英霊たちも同じである。世界は平面ではなく球に近く、ギリシャ神話の中で語られるように巨人アトラスが背負っているわけではなく、夜は地球の自転が生み出す現象であり、ニュクス神の館といった天動説ではない。邪竜ファヴニールが五世紀に存在したという記録もなく、アーサー王伝説でさえ後年にサー・マロリーが編み上げている。それが何を意味するのかは、現時点では不明。 |
;格納庫 | ;格納庫 | ||
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;[[カプセルさーばんと]] | ;[[カプセルさーばんと]] | ||
− | :[[聖杯|大聖杯]] | + | :[[聖杯|大聖杯]]が生み出した、それなりにどこかで見たことのある英霊たち?の事。カプセルサモンと呼ばれる疑似英霊の小規模召喚法の確立により実現した、未来の子供たちのベーゴマバトル的な何か。 |
;カプセルサモン | ;カプセルサモン | ||
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;カリュドン | ;カリュドン | ||
− | : | + | :女神アルテミスが地上を罰するべく送り込んだ魔獣。幻獣に匹敵する霊格を持つ。 |
:一見は猪に見えるが、それは素体となる生物が猪だっただけ。カリュドンの皮を人が被れば、魔人と化す。 | :一見は猪に見えるが、それは素体となる生物が猪だっただけ。カリュドンの皮を人が被れば、魔人と化す。 | ||
:[[アタランテ]]は宝具『神罰の野猪』としてこのカリュドンの皮を所持している。[[アタランテ〔オルタ〕]]は『神罰の野猪』使用して変身した状態で召喚されている。 | :[[アタランテ]]は宝具『神罰の野猪』としてこのカリュドンの皮を所持している。[[アタランテ〔オルタ〕]]は『神罰の野猪』使用して変身した状態で召喚されている。 | ||
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;カルデアハワイ支部 | ;カルデアハワイ支部 | ||
:ハワイ諸島にあるカルデアの支部。 | :ハワイ諸島にあるカルデアの支部。 | ||
− | : | + | :『サーヴァント・サマー・フェスティバル!』では回線が開いているにも関わらず、通信が繋がらなかった。 |
;ガルフピッゲン山 | ;ガルフピッゲン山 | ||
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:[[ルーン魔術]]の1つ。一工程(シングルアクション)に分類される。 | :[[ルーン魔術]]の1つ。一工程(シングルアクション)に分類される。 | ||
:相手を人差し指で指差す事で体調を悪くして病気にするという、一種の呪術。 | :相手を人差し指で指差す事で体調を悪くして病気にするという、一種の呪術。 | ||
− | :西洋における「人を指差す事は失礼である」というマナーの由来になったという説もある。 | + | :西洋における「人を指差す事は失礼である」というマナーの由来になったという説もある。 |
:あくまでも病気にする呪術であるため普通なら物理的な効果は持たないが、最上級のものは「フィンの一撃」と呼称され、物理的な破壊力を有する。 | :あくまでも病気にする呪術であるため普通なら物理的な効果は持たないが、最上級のものは「フィンの一撃」と呼称され、物理的な破壊力を有する。 | ||
:また、物理的な効果を持たないとしても「フィンの一撃」と呼称されるレベルであれば心臓麻痺で即死させることもできる。 | :また、物理的な効果を持たないとしても「フィンの一撃」と呼称されるレベルであれば心臓麻痺で即死させることもできる。 | ||
===き=== | ===き=== | ||
− | |||
;[[起源]] | ;[[起源]] | ||
:あらゆる存在が持つ、原初の始まりの際に与えられた方向付け、または絶対命令。あらかじめ定められた物事の本質。 | :あらゆる存在が持つ、原初の始まりの際に与えられた方向付け、または絶対命令。あらかじめ定められた物事の本質。 | ||
171行目: | 159行目: | ||
;疑似霊子 | ;疑似霊子 | ||
:かつて、地上には魂の物質化をはかる奇跡があったという。しかしそれは1970年代の大崩壊で失われた。以後、自らの終わりを受け入れた[[魔術師]]たちは禁忌としていた近代科学を取り入れ、その終わりに、“魂”を新しく定義した。それが魔術理論・疑似霊子と呼ばれる、“意識の出力先”。 | :かつて、地上には魂の物質化をはかる奇跡があったという。しかしそれは1970年代の大崩壊で失われた。以後、自らの終わりを受け入れた[[魔術師]]たちは禁忌としていた近代科学を取り入れ、その終わりに、“魂”を新しく定義した。それが魔術理論・疑似霊子と呼ばれる、“意識の出力先”。 | ||
− | :かつて、意識は肉体を通してしか発露できなかった。しかし[[魔術師]]たちは“魂”の位置を測定し、その出力先を新しい天地───電脳空間の<ruby><rb>分身</rb><rt>アバター</ | + | :かつて、意識は肉体を通してしか発露できなかった。しかし[[魔術師]]たちは“魂”の位置を測定し、その出力先を新しい天地───電脳空間の<ruby><rb>分身</rb><rt>アバター</RT></RUBY>として写し出す事に成功した。 |
:これによって[[魔術師]]は電子世界に己をそのまま移転させ、より高度な情報取得活動を可能とした。 | :これによって[[魔術師]]は電子世界に己をそのまま移転させ、より高度な情報取得活動を可能とした。 | ||
:もともと魂は高次元のエネルギー体であり、情報媒体としてもたいへん優れていたのである。 | :もともと魂は高次元のエネルギー体であり、情報媒体としてもたいへん優れていたのである。 | ||
188行目: | 176行目: | ||
:【関連項目】ウィザード、疑似霊子、霊子構造 | :【関連項目】ウィザード、疑似霊子、霊子構造 | ||
− | ; | + | ;偽臣の書 |
:所有者に令呪以外のマスター権を与える本。魔術契約用の本に[[令呪]]一画を掛けて作られる。 | :所有者に令呪以外のマスター権を与える本。魔術契約用の本に[[令呪]]一画を掛けて作られる。 | ||
:魔力供給源は元マスター。その魔力を利用することで、魔術回路を持たない者でも疑似的に[[魔術]]を行使可能。 | :魔力供給源は元マスター。その魔力を利用することで、魔術回路を持たない者でも疑似的に[[魔術]]を行使可能。 | ||
228行目: | 216行目: | ||
:なお、生物には自分の魔力を通し難いので、他人を「強化」するのは最高難易度とされる。 | :なお、生物には自分の魔力を通し難いので、他人を「強化」するのは最高難易度とされる。 | ||
:[[衛宮士郎]]は強化使いではあるが未熟。[[遠坂凛]]は自分の身体を強化して体術による戦闘を行う。[[メディア]]は[[葛木宗一郎]]の身体を強化してサーヴァント並の強度と精度を持たせている。 | :[[衛宮士郎]]は強化使いではあるが未熟。[[遠坂凛]]は自分の身体を強化して体術による戦闘を行う。[[メディア]]は[[葛木宗一郎]]の身体を強化してサーヴァント並の強度と精度を持たせている。 | ||
− | : | + | :また、ルセンドラ家は強化魔術の極北と称される。 |
;鏡界汚染世界 | ;鏡界汚染世界 | ||
249行目: | 237行目: | ||
:【関連項目】犬空間 | :【関連項目】犬空間 | ||
− | ; | + | ;虚数潜航艇シャドウ・ボーダー |
:ゼロセイルを可能とする船。第2部「Cosmos in the Lostbelt」から登場する特殊車両。 | :ゼロセイルを可能とする船。第2部「Cosmos in the Lostbelt」から登場する特殊車両。 | ||
:人理継続保障機関フィニス・カルデアの格納庫に避難用のコンテナとして鎮座されているが、あくまでもガワに過ぎない。 | :人理継続保障機関フィニス・カルデアの格納庫に避難用のコンテナとして鎮座されているが、あくまでもガワに過ぎない。 | ||
269行目: | 257行目: | ||
:[[ヘラクレス]]はこの神話大系の頂点に立つ英雄である。また、ギリシャ神話の二大英雄と言った場合には[[ヘラクレス]]と[[ペルセウス]]を指す。 | :[[ヘラクレス]]はこの神話大系の頂点に立つ英雄である。また、ギリシャ神話の二大英雄と言った場合には[[ヘラクレス]]と[[ペルセウス]]を指す。 | ||
:[[イシュタル]]曰く、ギリシャの神格はロボらしい。 | :[[イシュタル]]曰く、ギリシャの神格はロボらしい。 | ||
− | : | + | :【関連項目】オリュンポス十二神 |
;ギルドルッシュ | ;ギルドルッシュ | ||
− | : | + | :『サーヴァント・サマー・フェスティバル!』で登場した、[[ギルガメッシュ〔キャスター〕]]が描かれた紙幣。 |
:ダニエル・K・イノウエ国際空港で日本円を両替したらこれが出て来た。その訳の分からなさにはマシュが珍しく攻撃的な意見を言うほど。 | :ダニエル・K・イノウエ国際空港で日本円を両替したらこれが出て来た。その訳の分からなさにはマシュが珍しく攻撃的な意見を言うほど。 | ||
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===く=== | ===く=== | ||
− | |||
;クイック(Quick) | ;クイック(Quick) | ||
:通常攻撃のうち、緑のカードによって出る攻撃。クリティカルスターの発生率が高く、NPゲージも少し溜まるが、威力がアーツの0.8倍と最も低い。 | :通常攻撃のうち、緑のカードによって出る攻撃。クリティカルスターの発生率が高く、NPゲージも少し溜まるが、威力がアーツの0.8倍と最も低い。 | ||
:他のカードに比べて「手順の順番」およびサーヴァントごとに設定されている「攻撃のヒット数」に左右される要素が非常に大きく、基本的に選ぶだけ損と言われるサーヴァントが現状多いが、高レアリティの一部サーヴァントの通常Quickは戦術を大きく左右する程の実性能を持つ。 | :他のカードに比べて「手順の順番」およびサーヴァントごとに設定されている「攻撃のヒット数」に左右される要素が非常に大きく、基本的に選ぶだけ損と言われるサーヴァントが現状多いが、高レアリティの一部サーヴァントの通常Quickは戦術を大きく左右する程の実性能を持つ。 | ||
− | |||
;クイックチェイン | ;クイックチェイン | ||
− | : | + | :3枚のカードをすべて「クイック」でそろえることで、次ターンへのクリティカルスターを10個手に入れることができるチェイン。 |
− | |||
− | ;空想具現化 | + | ; 空想具現化 |
− | :マーブル・ファンタズムとも。空想の通りに自然を変貌させる能力で、自然・世界の触覚である精霊が持つ。反面、自然から独立しているモノ(人間など)には直接干渉できず、動物相手には限定的な効果になる。 | + | : マーブル・ファンタズムとも。空想の通りに自然を変貌させる能力で、自然・世界の触覚である精霊が持つ。反面、自然から独立しているモノ(人間など)には直接干渉できず、動物相手には限定的な効果になる。 |
− | :『月姫読本』によれば、異界(「隠れ里」や「常春の国」など)はその異界の主である精霊が描いた空想世界である。故に、人間が迷い込むことが可能になる。[[アルクェイド・ブリュンスタッド]]が住んでいた山間の城は、この能力によるもの。 | + | : 『月姫読本』によれば、異界(「隠れ里」や「常春の国」など)はその異界の主である精霊が描いた空想世界である。故に、人間が迷い込むことが可能になる。[[アルクェイド・ブリュンスタッド]]が住んでいた山間の城は、この能力によるもの。 |
;量子記録固定帯 | ;量子記録固定帯 | ||
:クォンタム・タイムロック。人理定礎のムーンセルの中での呼び名。 | :クォンタム・タイムロック。人理定礎のムーンセルの中での呼び名。 | ||
:人類史を固定する多くの出来事。余計な可能性を摘み取り、観測によって変動しがちな歴史を不動にする座標。 | :人類史を固定する多くの出来事。余計な可能性を摘み取り、観測によって変動しがちな歴史を不動にする座標。 | ||
− | :その本質は一定の間隔で宇宙の中における事象の平均化のタイミングのことで、つまりは宇宙の中のセーブポイントである。前述の編纂事象と剪定事象のように逸脱しすぎた特例の並行世界を伐採し、量子記録固定帯によって固定された「幹」だけを残す作業が行われることで宇宙は安定している。固定帯となった歴史は過去・未来からの干渉を受けても決して変わることは無い<ref group="出" name="『Fate/EXTELLA material』p.105-106">「Fate/EXTELLA用語辞典-量子記録固定帯」『Fate/EXTELLA material』p.105-106</ref>。 | + | :その本質は一定の間隔で宇宙の中における事象の平均化のタイミングのことで、つまりは宇宙の中のセーブポイントである。前述の編纂事象と剪定事象のように逸脱しすぎた特例の並行世界を伐採し、量子記録固定帯によって固定された「幹」だけを残す作業が行われることで宇宙は安定している。固定帯となった歴史は過去・未来からの干渉を受けても決して変わることは無い<ref group = "出" name = "『Fate/EXTELLA material』p.105-106">「Fate/EXTELLA用語辞典-量子記録固定帯」『Fate/EXTELLA material』p.105-106</ref>。 |
− | :例の一つとしては「ある一国が滅ぶ」という『結果』があるとする。その『結果』に対して過去や未来からの介入によって結末を変えようとしたとしても、「介入によって繁栄はしたが、最終的には滅ぶ」というように過程を僅かにしか変えれず、大筋の『結果』は変わらない。ひと握りの人間の人生を救えることはできるが、人類史という大きなうねりを変えることは決して出来ない。それこそが量子記録固定帯によるものである<ref group="出" name="『Fate/EXTELLA material』p.105-106" />。 | + | :例の一つとしては「ある一国が滅ぶ」という『結果』があるとする。その『結果』に対して過去や未来からの介入によって結末を変えようとしたとしても、「介入によって繁栄はしたが、最終的には滅ぶ」というように過程を僅かにしか変えれず、大筋の『結果』は変わらない。ひと握りの人間の人生を救えることはできるが、人類史という大きなうねりを変えることは決して出来ない。それこそが量子記録固定帯によるものである<ref group = "出" name = "『Fate/EXTELLA material』p.105-106" />。 |
− | :逆に言えば[[特異点#人理焼却|大偉業]]によって量子記録固定帯を破壊することができれば人類史を根底から否定することは可能だが、この方法でも破壊した固定帯から先の人類史のみ否定するのが限界である。そして次に訪れる量子記録固定帯の決定ができるのは原則その時代を生きた者のみであり、過去・未来からの介入では基本的に手が出せない<ref group="出" name="『Fate/EXTELLA material』p.105-106" />。 | + | :逆に言えば[[特異点#人理焼却|大偉業]]によって量子記録固定帯を破壊することができれば人類史を根底から否定することは可能だが、この方法でも破壊した固定帯から先の人類史のみ否定するのが限界である。そして次に訪れる量子記録固定帯の決定ができるのは原則その時代を生きた者のみであり、過去・未来からの介入では基本的に手が出せない<ref group = "出" name = "『Fate/EXTELLA material』p.105-106" />。 |
− | :前述の剪定事象と編纂事象のタイミングは100年単位の統計だが、量子記録固定帯がかかるタイミングはもっと短く最短で1ヶ月プラスαであることが確認されている。『EXTELLA』においては主人公が分裂したのが量子記録固定帯Aで、次の量子記録固定帯Bに差し掛かるまでに[[アルキメデス]]が[[アルテラ|セファール]]を利用してムーンセルを破壊することで量子記録固定帯B以降の歴史をムーンセルの破壊という前提の歴史で確定させようとしたが、その前に主人公が「平均的かつ、今後の可能性が最も広がる世界」のルートを証明したことにより『EXTELLA』の量子記録固定帯Bが決定された<ref group="出" name="『Fate/EXTELLA material』p.105-106" />。 | + | :前述の剪定事象と編纂事象のタイミングは100年単位の統計だが、量子記録固定帯がかかるタイミングはもっと短く最短で1ヶ月プラスαであることが確認されている。『EXTELLA』においては主人公が分裂したのが量子記録固定帯Aで、次の量子記録固定帯Bに差し掛かるまでに[[アルキメデス]]が[[アルテラ|セファール]]を利用してムーンセルを破壊することで量子記録固定帯B以降の歴史をムーンセルの破壊という前提の歴史で確定させようとしたが、その前に主人公が「平均的かつ、今後の可能性が最も広がる世界」のルートを証明したことにより『EXTELLA』の量子記録固定帯Bが決定された<ref group = "出" name = "『Fate/EXTELLA material』p.105-106" />。 |
;GR計画 | ;GR計画 | ||
316行目: | 301行目: | ||
:「ぐだぐだ明治維新」で再び反応が検知され、[[レオナルド・ダ・ヴィンチ]]は「前年期カルデアにおいて最も微妙な解析仕事」と思い返していた。 | :「ぐだぐだ明治維新」で再び反応が検知され、[[レオナルド・ダ・ヴィンチ]]は「前年期カルデアにおいて最も微妙な解析仕事」と思い返していた。 | ||
− | ; | + | ;クトゥルフ神話 |
:20世紀初頭にハワード・フィリップス・ラヴクラフトを初めとした作家達によって創作された作品群における神話。 | :20世紀初頭にハワード・フィリップス・ラヴクラフトを初めとした作家達によって創作された作品群における神話。 | ||
:人知がまったく通用しない神々やその眷属によって翻弄される人間達が主題となっており、以降のフィクションに多大な影響を与えた。 | :人知がまったく通用しない神々やその眷属によって翻弄される人間達が主題となっており、以降のフィクションに多大な影響を与えた。 | ||
341行目: | 326行目: | ||
:【関連項目】聖杯戦争、サーヴァント、クラス、スキル | :【関連項目】聖杯戦争、サーヴァント、クラス、スキル | ||
− | ; | + | ;投影 |
:グラデーション・エア。オリジナルの鏡像を、魔力で物質化させる[[魔術]]。 | :グラデーション・エア。オリジナルの鏡像を、魔力で物質化させる[[魔術]]。 | ||
:非常に効率の悪い魔術で、投影でレプリカを作るなら、ちゃんとした材料でレプリカを作った方がよほど手軽で実用に耐える。 | :非常に効率の悪い魔術で、投影でレプリカを作るなら、ちゃんとした材料でレプリカを作った方がよほど手軽で実用に耐える。 | ||
:本来は失われた道具などを儀式のためなどに一時的に復活させる魔術。数分間だけ自分の時間軸に映し出して代用する魔術。つまり(外見だけの)レンタル。投影した道具はオリジナルの道具と比べると劣化が激しく、さらに時間を経れば投影したものは世界の修正により魔力に戻ってしまう。 | :本来は失われた道具などを儀式のためなどに一時的に復活させる魔術。数分間だけ自分の時間軸に映し出して代用する魔術。つまり(外見だけの)レンタル。投影した道具はオリジナルの道具と比べると劣化が激しく、さらに時間を経れば投影したものは世界の修正により魔力に戻ってしまう。 | ||
− | :[[衛宮士郎]]の投影は固有結界の派生であり、投影した品がずっと残っているといった点で異なっている。本来の投影は『ロード・エルメロイⅡ世の事件簿』で漸く登場した。 | + | :[[衛宮士郎]]の投影は固有結界の派生であり、投影した品がずっと残っているといった点で異なっている。本来の投影は『ロード・エルメロイⅡ世の事件簿』で漸く登場した。 |
;[[二十八人の怪物]] | ;[[二十八人の怪物]] | ||
352行目: | 337行目: | ||
;冠位 | ;冠位 | ||
:グランド。定義は複数あるが、「ある集団の中で並外れた能力を持つもの」という点は共通している。 | :グランド。定義は複数あるが、「ある集団の中で並外れた能力を持つもの」という点は共通している。 | ||
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#冠位の死徒。[[死徒|死徒二十七祖]]。 | #冠位の死徒。[[死徒|死徒二十七祖]]。 | ||
#冠位の器を持つサーヴァント。[[グランドクラス]]。 | #冠位の器を持つサーヴァント。[[グランドクラス]]。 | ||
373行目: | 357行目: | ||
;クリティカルスター | ;クリティカルスター | ||
:攻撃やスキルによって蓄積された「スター」は、コマンドフェイズ開始ごとにカード5枚へランダムに配分され、その数に応じた確率でクリティカル(威力を含む全ての効果が2倍になるボーナス)が発生する。 | :攻撃やスキルによって蓄積された「スター」は、コマンドフェイズ開始ごとにカード5枚へランダムに配分され、その数に応じた確率でクリティカル(威力を含む全ての効果が2倍になるボーナス)が発生する。 | ||
− | :スター1個で+10%、カードごとのクリティカル率が100% | + | :スター1個で+10%、カードごとのクリティカル率が100%を超えることはないため、スターが50になれば全てのカードでクリティカルが確定する。 |
;クリティカル | ;クリティカル | ||
396行目: | 380行目: | ||
:【関連項目】混血、反転 | :【関連項目】混血、反転 | ||
− | ; | + | ;玄木坂の赤ずきん |
:『[[Fate/hollow ataraxia]]』のオープニングで語られる、実話を元にした怪談。 | :『[[Fate/hollow ataraxia]]』のオープニングで語られる、実話を元にした怪談。 | ||
:[[美綴綾子]]と[[氷室鐘]]が住む蝉菜マンションにおいて、氷室の部屋の真下で夫婦が心中し、3歳になる娘が行方不明になった事件を元に、その部屋の隣に住む「A氏」を語り部にした怪談となっている。 | :[[美綴綾子]]と[[氷室鐘]]が住む蝉菜マンションにおいて、氷室の部屋の真下で夫婦が心中し、3歳になる娘が行方不明になった事件を元に、その部屋の隣に住む「A氏」を語り部にした怪談となっている。 | ||
406行目: | 390行目: | ||
:とある王国で戦争の実験体として生まれた怪物と、魔女の呪いを受けて遺失したはずの「魔法」を身に宿したことで、戦争の切り札として監禁されていた魔法姫の交流を描く完全創作ファンタジー。 | :とある王国で戦争の実験体として生まれた怪物と、魔女の呪いを受けて遺失したはずの「魔法」を身に宿したことで、戦争の切り札として監禁されていた魔法姫の交流を描く完全創作ファンタジー。 | ||
:よくある王道展開であるが、[[ギルガメッシュ〔キャスター〕|ゴージャスP]]や[[シュヴァリエ・デオン|デオン]]、[[シバの女王|ドルセント]]はこの物語に魅入っただけでなく、葛飾北斎が背景を担当したことで、ジャンヌ・オルタの想像通りの戦場を描写でき、書き込みの凄まじさにゴージャスPも「胸にくる」と言わしめるほど高評価を得た。 | :よくある王道展開であるが、[[ギルガメッシュ〔キャスター〕|ゴージャスP]]や[[シュヴァリエ・デオン|デオン]]、[[シバの女王|ドルセント]]はこの物語に魅入っただけでなく、葛飾北斎が背景を担当したことで、ジャンヌ・オルタの想像通りの戦場を描写でき、書き込みの凄まじさにゴージャスPも「胸にくる」と言わしめるほど高評価を得た。 | ||
− | :血みどろの戦いの果てに、怪物は心も体も傷つき、死んでいった。それを再び蘇らせるのは姫の「愛」だが、その愛は無償で無性の愛ではなく、「この怪物を独占したい」といった、もっと独善的なものであった<ref group="注">なお、このシーンはジャンヌから「愛を超越したより幅広い感情」であるべきではとリテイクを要求したが、ジャンヌ・オルタは逆に愛以上に幅広い感情は怪物には持て余すシロモノであり、加えてたった一人で頑張り、姫一人のために命を散らせた怪物が国や共同体みたいな存在から愛をもらって満足するはずがないと反論し、この案が通った。</ref>。 | + | :血みどろの戦いの果てに、怪物は心も体も傷つき、死んでいった。それを再び蘇らせるのは姫の「愛」だが、その愛は無償で無性の愛ではなく、「この怪物を独占したい」といった、もっと独善的なものであった<ref group = "注">なお、このシーンはジャンヌから「愛を超越したより幅広い感情」であるべきではとリテイクを要求したが、ジャンヌ・オルタは逆に愛以上に幅広い感情は怪物には持て余すシロモノであり、加えてたった一人で頑張り、姫一人のために命を散らせた怪物が国や共同体みたいな存在から愛をもらって満足するはずがないと反論し、この案が通った。</ref>。 |
:怪物が人間に戻る、二人は永遠に離別する、など様々なエンディングが構想されていたが、主人公から「怪物が人間に戻る結末」が物足りないと指摘されて変更、最終的に二人は互いの力を失い、怪物が獣性を失ってただの生物に、姫も冠を捨てたことでもはや姫ではなくなった。それでも怪物は異形のままに生きていく結末に至った。 | :怪物が人間に戻る、二人は永遠に離別する、など様々なエンディングが構想されていたが、主人公から「怪物が人間に戻る結末」が物足りないと指摘されて変更、最終的に二人は互いの力を失い、怪物が獣性を失ってただの生物に、姫も冠を捨てたことでもはや姫ではなくなった。それでも怪物は異形のままに生きていく結末に至った。 | ||
− | :だが実は、ジャンヌ・オルタが同人誌を越えようとしたキッカケの同人誌との内容がほぼ同じ<ref group="注">終盤までの展開は同じで、エンディングがやや異なっている。</ref>の……未来の彼女自身が描いた同人誌であった。 | + | :だが実は、ジャンヌ・オルタが同人誌を越えようとしたキッカケの同人誌との内容がほぼ同じ<ref group = "注">終盤までの展開は同じで、エンディングがやや異なっている。</ref>の……未来の彼女自身が描いた同人誌であった。 |
:BBは初めからこのつもりでカルデアに置いていったこと、そして自分で自分の書いた本に嫉妬して努力しようとしてたことに気づき、恥ずかしさのあまり発狂した、というのが『サーヴァント・サマー・フェスティバル!』のオチであった。 | :BBは初めからこのつもりでカルデアに置いていったこと、そして自分で自分の書いた本に嫉妬して努力しようとしてたことに気づき、恥ずかしさのあまり発狂した、というのが『サーヴァント・サマー・フェスティバル!』のオチであった。 | ||
===け=== | ===け=== | ||
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;ケイオスタイド | ;ケイオスタイド | ||
:ティアマトが持つ真なる権能。生命の海。原初の生命。混沌の海。侵食海洋。魔術世界においては[[聖杯の泥]]と呼ばれる。 | :ティアマトが持つ真なる権能。生命の海。原初の生命。混沌の海。侵食海洋。魔術世界においては[[聖杯の泥]]と呼ばれる。 | ||
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;ゲシュペンスト・ケッツァー | ;ゲシュペンスト・ケッツァー | ||
− | :[[主人公 (Grand Order)]]、[[ジャンヌ・ダルク〔オルタ〕 (バーサーカー)]]、[[牛若丸〔アサシン〕]]、[[マシュ・キリエライト]]、[[ロビンフッド]]<ref group="注">[[ロビンフッド]]は[[BB (水着)|BB]]のルルハワビームで主人公の新刊が落ちると豚になる魔術の術式を仕込まれ、水着姿へと変えられて強制参加。サークルの新刊が完成さえすれば術式は発動しない。</ref>のサーヴァント・サマースター・フェスティバルのサークル。後に[[茨木童子〔ランサー〕]]も参加。場所は『か』の『01』席。 | + | :[[主人公 (Grand Order)]]、[[ジャンヌ・ダルク〔オルタ〕 (バーサーカー)]]、[[牛若丸〔アサシン〕]]、[[マシュ・キリエライト]]、[[ロビンフッド]]<ref group = "注">[[ロビンフッド]]は[[BB (水着)|BB]]のルルハワビームで主人公の新刊が落ちると豚になる魔術の術式を仕込まれ、水着姿へと変えられて強制参加。サークルの新刊が完成さえすれば術式は発動しない。</ref>のサーヴァント・サマースター・フェスティバルのサークル。後に[[茨木童子〔ランサー〕]]も参加。場所は『か』の『01』席。 |
:メインは[[ジャンヌ・ダルク〔オルタ〕 (バーサーカー)]]。[[主人公 (Grand Order)]]はアシスタントリーダー。[[牛若丸〔アサシン〕]]、[[マシュ・キリエライト]]はアシスタント。[[ロビンフッド]]はマネージャー。 | :メインは[[ジャンヌ・ダルク〔オルタ〕 (バーサーカー)]]。[[主人公 (Grand Order)]]はアシスタントリーダー。[[牛若丸〔アサシン〕]]、[[マシュ・キリエライト]]はアシスタント。[[ロビンフッド]]はマネージャー。 | ||
:自分が読んだ同人誌を描いたと思い込んでいた[[ジャンヌ・ダルク]]への対抗心から参加したが、実はその同人誌はBBが未来から送った本で、未来のジャンヌ・オルタ自身が書いた本。優勝した際に描いた「クロスビッキの魔法姫と怪物」と内容はほぼ同じ。だが途中からこの本の内容が記憶から消えたため、最後にBBから同人誌を渡されるまで全く気付かなかった。 | :自分が読んだ同人誌を描いたと思い込んでいた[[ジャンヌ・ダルク]]への対抗心から参加したが、実はその同人誌はBBが未来から送った本で、未来のジャンヌ・オルタ自身が書いた本。優勝した際に描いた「クロスビッキの魔法姫と怪物」と内容はほぼ同じ。だが途中からこの本の内容が記憶から消えたため、最後にBBから同人誌を渡されるまで全く気付かなかった。 | ||
− | : | + | :サバフェスまで残り一週間で参加したため、同人誌の作成の時間が全くない。1週目では優勝できなかったが、[[BB (水着)]]の手によって優勝するまで記憶を保持したままルルハワに到着した時までループさせられる。2週目以降のループで『ループした!』と言いふらして1位になった場合、[[ロビンフッド]]がルルハワ王の像になる。何周かした後、「クロスビッキの魔法姫と怪物」で見事に優勝した。 |
− | |||
:サークルの名称はドイツ語で意味は『異端の怪物』みたいな。命名の理由は響きが無暗にカッコイイから。 | :サークルの名称はドイツ語で意味は『異端の怪物』みたいな。命名の理由は響きが無暗にカッコイイから。 | ||
446行目: | 428行目: | ||
:原則として、この決戦場以外でのマスター同士の戦闘は禁止されているが、破ってもペナルティを与えられるだけで聖杯戦争への参加権を失う訳ではない。やろうと思えば校舎内でもアリーナでも相手マスターを攻撃することは出来る。 | :原則として、この決戦場以外でのマスター同士の戦闘は禁止されているが、破ってもペナルティを与えられるだけで聖杯戦争への参加権を失う訳ではない。やろうと思えば校舎内でもアリーナでも相手マスターを攻撃することは出来る。 | ||
:しかし、決戦場では以下の絶対的な法則が存在し、 | :しかし、決戦場では以下の絶対的な法則が存在し、 | ||
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#サーヴァントはサーヴァントにしか攻撃できない。 | #サーヴァントはサーヴァントにしか攻撃できない。 | ||
#マスターは相手マスター・相手サーヴァントの両方に攻撃できる。 | #マスターは相手マスター・相手サーヴァントの両方に攻撃できる。 | ||
− | |||
:ゲーム本編では主人公の性格や資質の問題から、これらの選択をする権利すら与えられていない。だがマスターは本来、コードキャストなどで相手に直接攻撃を行って決着をつける事も許されている。 | :ゲーム本編では主人公の性格や資質の問題から、これらの選択をする権利すら与えられていない。だがマスターは本来、コードキャストなどで相手に直接攻撃を行って決着をつける事も許されている。 | ||
:ただし、マスターが死亡して敗北が確定してもそのサーヴァントがすぐに消える訳ではない。月の聖杯戦争の勝敗基準は「どちらのサーヴァントが敵サーヴァントを倒したか」で決定するため、サーヴァントはマスターを失っても戦闘は可能であり、この状態で相手サーヴァントを倒すと勝者無しの“共倒れ”となる。 | :ただし、マスターが死亡して敗北が確定してもそのサーヴァントがすぐに消える訳ではない。月の聖杯戦争の勝敗基準は「どちらのサーヴァントが敵サーヴァントを倒したか」で決定するため、サーヴァントはマスターを失っても戦闘は可能であり、この状態で相手サーヴァントを倒すと勝者無しの“共倒れ”となる。 | ||
− | :……尚、なんか[[アルクェイド・ブリュンスタッド|地球からやってきた金髪の美女]]があっさり<ruby>攻性防壁<rt>ファイヤーウォール</ | + | :……尚、なんか[[アルクェイド・ブリュンスタッド|地球からやってきた金髪の美女]]があっさり<ruby>攻性防壁</rb><rt>ファイヤーウォール</RT></RUBY>を無効化していたが、アレはもともとムーンセルとはまったく関係のない生命体なのでノーカン。 |
;月面空戦起動/エクステラマニューバ | ;月面空戦起動/エクステラマニューバ | ||
485行目: | 465行目: | ||
;[[幻想種]] | ;[[幻想種]] | ||
− | : | + | :通常知られている生命の系統樹からは外れている、いわゆる「伝説上の獣」のこと。「魔獣」「幻獣」「神獣」のランクがある。また、「[[竜種]]」は分類に関係なく最優良とされている。 |
:【関連項目】竜種 | :【関連項目】竜種 | ||
512行目: | 492行目: | ||
===こ=== | ===こ=== | ||
− | |||
;降下エレベーター | ;降下エレベーター | ||
:[[聖杯戦争]]において、六日間の猶予期間を終え、七日目を迎えたマスターたちを決戦場に送る装置。その在り方は教会のの懺悔室に似る。 | :[[聖杯戦争]]において、六日間の猶予期間を終え、七日目を迎えたマスターたちを決戦場に送る装置。その在り方は教会のの懺悔室に似る。 | ||
526行目: | 505行目: | ||
;攻性プログラム | ;攻性プログラム | ||
:アリーナやサクラ迷宮に存在した敵性プログラム。レガリアの力で軍勢として使役され、各勢力の主戦力として機能する。サーヴァント相手には通常の攻撃でもまとめて蹴散らされてしまうなど戦闘力は低いが、一部の上位種には有効打を与え得るだけの力を持ったものも居る。 | :アリーナやサクラ迷宮に存在した敵性プログラム。レガリアの力で軍勢として使役され、各勢力の主戦力として機能する。サーヴァント相手には通常の攻撃でもまとめて蹴散らされてしまうなど戦闘力は低いが、一部の上位種には有効打を与え得るだけの力を持ったものも居る。 | ||
− | :自我や知能を持たないがためにどこまでも従順にして冷徹で尚且つ死を全く恐れず、兵士としては完璧な存在だと言える。 | + | : 自我や知能を持たないがためにどこまでも従順にして冷徹で尚且つ死を全く恐れず、兵士としては完璧な存在だと言える。 |
;拷問弾 | ;拷問弾 | ||
:[[カーミラ]]のモーション変更前の通常攻撃。本人曰く「拷問したいなーという想いを込めたエネルギーの塊」。 | :[[カーミラ]]のモーション変更前の通常攻撃。本人曰く「拷問したいなーという想いを込めたエネルギーの塊」。 | ||
:尚、拷問弾は上に乗ることが出来、移動手段として使用することが可能。 | :尚、拷問弾は上に乗ることが出来、移動手段として使用することが可能。 | ||
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;コーバック・アルカトラスの第七迷宮 | ;コーバック・アルカトラスの第七迷宮 | ||
543行目: | 517行目: | ||
;[[コードキャスト]] | ;[[コードキャスト]] | ||
− | :電脳空間で使用される<ruby><rb>簡易術式</rb><rt>プログラム</ | + | :電脳空間で使用される<ruby><rb>簡易術式</rb><rt>プログラム</RT></RUBY>。ウィザードはコードを予め設計・製造しておき、これに魔力を通すことで起動させる。 |
;刻印虫 | ;刻印虫 | ||
566行目: | 540行目: | ||
;飛蹄雷牛(ゴッド・ブル) | ;飛蹄雷牛(ゴッド・ブル) | ||
− | :[[イスカンダル]] | + | :[[イスカンダル]]の『神威の車輪』を牽引する二頭の牛。ランクは神獣。 |
:地面だけでなく、空までも自らの領域として駆け抜けることが可能で、踏みしめた跡にはどこであれ雷が迸る。 | :地面だけでなく、空までも自らの領域として駆け抜けることが可能で、踏みしめた跡にはどこであれ雷が迸る。 | ||
:『[[Fate/Grand Order]]』の[[概念礼装]]『幻想種』のイラストにも描かれている。 | :『[[Fate/Grand Order]]』の[[概念礼装]]『幻想種』のイラストにも描かれている。 | ||
586行目: | 560行目: | ||
:『月姫読本』によると本来は悪魔が持つ異界常識であるが、長い時間を経て心象風景を形にする魔術が確立され、上級術者の一部が固有結界に辿り着いた。 | :『月姫読本』によると本来は悪魔が持つ異界常識であるが、長い時間を経て心象風景を形にする魔術が確立され、上級術者の一部が固有結界に辿り着いた。 | ||
:魔法に最も近い魔術とされ、魔術協会では禁呪のカテゴリーに入り、魔術師たちにとっては最大級の奥義であり、魔術の到達点のひとつとも言われる。 | :魔法に最も近い魔術とされ、魔術協会では禁呪のカテゴリーに入り、魔術師たちにとっては最大級の奥義であり、魔術の到達点のひとつとも言われる。 | ||
− | :魔術理論「世界卵」を使い、殻の部分はそのままに内外、つまり現実と心象風景を入れ替える。『Fate/complete material Ⅲ』曰く卵の中に閉じ込められた世界ということでこの理論の名が付いた。 | + | :魔術理論「世界卵」を使い、殻の部分はそのままに内外、つまり現実と心象風景を入れ替える。『Fate/complete material Ⅲ』曰く卵の中に閉じ込められた世界ということでこの理論の名が付いた。 |
:だが固有結界は現実に出来た「染み」であり、世界に対する「異物」ないし「矛盾」。精霊種が作ったものでもない限り、顕現した心象風景という「異世界」には世界からの修正が働く。現在の世界を(一部だが)壊しているため、[[抑止力]]による排斥対象となるわけである。 | :だが固有結界は現実に出来た「染み」であり、世界に対する「異物」ないし「矛盾」。精霊種が作ったものでもない限り、顕現した心象風景という「異世界」には世界からの修正が働く。現在の世界を(一部だが)壊しているため、[[抑止力]]による排斥対象となるわけである。 | ||
− | : | + | :このため、維持には莫大な魔力を要し、[[魔術師|大魔術師]]でも数分、[[死徒二十七祖]]クラスの[[死徒]]でも数時間しか維持することはできない。 |
− | :一方で、「持って生まれた肉体と外界との遮断」は概念的に最も無理がないことを利用し、結界の範囲を自らの体内に限定するという手法をとることで、長時間の展開も可能である。 | + | :一方で、「持って生まれた肉体と外界との遮断」は概念的に最も無理がないことを利用し、結界の範囲を自らの体内に限定するという手法をとることで、長時間の展開も可能である。 |
:【関連項目】空想具現化、魔術 | :【関連項目】空想具現化、魔術 | ||
;固有時制御 | ;固有時制御 | ||
:衛宮の家伝である「時間操作」の魔術を戦闘用に応用したもの。 | :衛宮の家伝である「時間操作」の魔術を戦闘用に応用したもの。 | ||
− | : | + | :本来儀式が煩雑で大掛かりである魔術であるのだが、「固有結界の体内展開を時間操作に応用し、自分の体内の時間経過速度のみを操作する」ことで、たった二小節の詠唱で発動を可能とし、戦闘時に用いている。 |
− | : | + | :文言は「time alter 〇〇 accel(加速)またはstagnate(停滞)」。〇〇には倍率を示す単語が入る。 |
− | : | + | :なお、固有時制御を解除した後に世界からの「修正力」が働くため、反動によって身体に相当の負担がかかる。この弱点のせいで、通常は2倍速(ダブルアクセル)か3倍速(トリプルアクセル)程度の使用にとどめている。「全て遠き理想郷」を体に埋め込んだ時には4倍速(スクエアアクセル)まで使用したが、それ以上の加速が可能かどうかは不明。 |
− | : | + | :『Fate/stay night』にアーチャーがキャスターが固有時制御を使っているのではないかと疑う場面が存在する。 |
:『[[Fate/Zero]]』で時間操作は固有結界の一種であり、これを体内に限定することで発動を簡単にしたものが固有時制御とされた。アニメ版及び漫画版ではより単純に固有時制御は固有結界の体内展開であると述べられている。 | :『[[Fate/Zero]]』で時間操作は固有結界の一種であり、これを体内に限定することで発動を簡単にしたものが固有時制御とされた。アニメ版及び漫画版ではより単純に固有時制御は固有結界の体内展開であると述べられている。 | ||
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:有り体に言うと「真理」「究極の知識」ということになる。全ての原因であるがゆえに、全ての結果を導き出せるもの。この一端の機能を指してアカシックレコードと呼んだりもする。 | :有り体に言うと「真理」「究極の知識」ということになる。全ての原因であるがゆえに、全ての結果を導き出せるもの。この一端の機能を指してアカシックレコードと呼んだりもする。 | ||
:魔術師が生涯はおろか子孫にも受け継がせて追い求める究極にして唯一の研究テーマ。魔術師にとってあらゆる魔術は結局のところここへ至るための手段にすぎない。 | :魔術師が生涯はおろか子孫にも受け継がせて追い求める究極にして唯一の研究テーマ。魔術師にとってあらゆる魔術は結局のところここへ至るための手段にすぎない。 | ||
− | : | + | :辿り着いた前例はあるが、到達した瞬間にその魔術師はあちら側に行って世界から消失し、この世界には帰ってこないため、誰かから学ぶことはできず、自分の力で辿り着かねばならない。根源に直接的に接続している者は現状では3名のみ、[[両儀式]]と[[沙条愛歌]]はそういう生き物として生まれ落ち、[[エレナ・ブラヴァツキー]]は後天的に異星文明によって接続させられた。 |
:【関連項目】魔術、魔法 | :【関連項目】魔術、魔法 | ||
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:対象となる魔術師と全く同じ姿勢を取ることにより相手に似せた人形を使って呪いをかける類感魔術と同じ効用をもたらす、ある種の外法や東南アジア周辺で時々見られるような呪いを使用することで、魔術のベクトルを弄って術者本人に直撃させることが出来る。 | :対象となる魔術師と全く同じ姿勢を取ることにより相手に似せた人形を使って呪いをかける類感魔術と同じ効用をもたらす、ある種の外法や東南アジア周辺で時々見られるような呪いを使用することで、魔術のベクトルを弄って術者本人に直撃させることが出来る。 | ||
− | ==脚注== | + | == 脚注 == |
===注釈=== | ===注釈=== | ||
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===出典=== | ===出典=== | ||
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