「玄霧皐月」を編集中
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;略歴 | ;略歴 | ||
− | : | + | :ウェールズの片田舎の生まれ。神童扱いされるほど頭が良くて、非の打ち所のない子供だったが、10歳のとき妖精に攫われてその影響で物事の「再認」ができなくなる。その関係ではあるが別の理由で、10歳で養子に出される。「玄霧」は彼を養子にもらった日本人の姓で、皐月もその日本人がつけた名前。それ以前の名前は不明。<br>その後、もとの神童ぶりを取り戻し、14歳で大学に入学、言語学の博士号をもらう。<br>一教師としてあちこちの学校を転々として礼園女学院に赴任、生徒に刺され命を落とす。 |
;人物 | ;人物 | ||
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=== 統一言語 === | === 統一言語 === | ||
− | + | バビロニアの神話における「バベルの塔」において神によって「言葉を乱された」以前に使われていた言語。<br>神代において全てのモノが共通して話していた、カタチのない言語。『万物に共通する意味の説明』を可能とする。<br>人が人に話しかけるのではなく、世界そのものに話しかけて意味を決定させる言語。人々が分かれる前にあったとされる「真理」のようなもの。<br>玄霧皐月はこの言語一つを学ぶことで、現存する全ての人種、部族の言語の生まれた背景、信仰、原理から思想の全てを理解している。 | |
神代では皆が統一言語を知っていたから会話が成立したが、現代では玄霧皐月のみしか話せない言語であるため、この言語による会話は彼が話しかけるだけの一方通行となる。 | 神代では皆が統一言語を知っていたから会話が成立したが、現代では玄霧皐月のみしか話せない言語であるため、この言語による会話は彼が話しかけるだけの一方通行となる。 | ||
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故に「言語絶対」。玄霧皐月の言葉はそのまま真実となる。<br>要するに、ゴドーワードは万物に対する最高の催眠術といえる。<br>人間が記憶しているものとは別に、世界そのものが記録している過去を聞き出すことすら出来る。 | 故に「言語絶対」。玄霧皐月の言葉はそのまま真実となる。<br>要するに、ゴドーワードは万物に対する最高の催眠術といえる。<br>人間が記憶しているものとは別に、世界そのものが記録している過去を聞き出すことすら出来る。 | ||
− | 作中では<br> | + | 作中では<br>【あなた「には」「見えない】と語りかけることで両儀式の視界から自分の姿を消して見せたが、根源に通じている式の身体は統一言語と同じ階級であり、直死の魔眼ならば死の線を見ることが出来るため、<br>【ここ「では」見えない】の言葉によって、礼拝堂全体を彼本人や直死の魔眼を持ってさえ何もかも不可視の世界にしてみせた。 |
== 登場作品と役柄 == | == 登場作品と役柄 == | ||
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;[[黄路美沙夜]] | ;[[黄路美沙夜]] | ||
:彼女の魔術の師匠。 | :彼女の魔術の師匠。 | ||
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;[[フランチェスカ・プレラーティ]] | ;[[フランチェスカ・プレラーティ]] | ||
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== メモ == | == メモ == | ||
− | * | + | *原作と劇場版とでかなり扱いに差異がある。 |
**劇場版での彼の能力は原作と同じ統一言語ではないらしく、聴覚をイヤフォンで封鎖するだけで無効化できる。 | **劇場版での彼の能力は原作と同じ統一言語ではないらしく、聴覚をイヤフォンで封鎖するだけで無効化できる。 | ||
***DVDの質問コーナーでは奈須きのこに'''劇場版ではワードオブバベルなんて単語は出てこないのです!そこは文字通り、目をつむり耳を塞いでおいてほしい。'''と応えられている。 | ***DVDの質問コーナーでは奈須きのこに'''劇場版ではワードオブバベルなんて単語は出てこないのです!そこは文字通り、目をつむり耳を塞いでおいてほしい。'''と応えられている。 | ||
**劇場版では両儀式との戦闘で右腕を殺される。 | **劇場版では両儀式との戦闘で右腕を殺される。 | ||
**原作では女生徒に刺殺されて最期を迎えたが、劇場版では行方を晦ますにとどまった。 | **原作では女生徒に刺殺されて最期を迎えたが、劇場版では行方を晦ますにとどまった。 | ||
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*「再認」とは心理学用語であり、簡単に言うと「目の前のものを自分の記憶と比較し判別する」こと。<br>妖精に攫われてしまったためにこの部分は全く働いておらず、人間を判別する時も「背丈と髪型と立ち方から判断すると〇〇だろう」程度にしか認識できない。「忘れっぽい」という評価もここからである。<br>黒桐鮮花はそんな彼を'''「本来は人格を構成するべき記憶が、外界に反応する為の道具に成り下がっている」「ここには誰もいない。他人の記憶を収集する本があるだけ」'''と評している。 | *「再認」とは心理学用語であり、簡単に言うと「目の前のものを自分の記憶と比較し判別する」こと。<br>妖精に攫われてしまったためにこの部分は全く働いておらず、人間を判別する時も「背丈と髪型と立ち方から判断すると〇〇だろう」程度にしか認識できない。「忘れっぽい」という評価もここからである。<br>黒桐鮮花はそんな彼を'''「本来は人格を構成するべき記憶が、外界に反応する為の道具に成り下がっている」「ここには誰もいない。他人の記憶を収集する本があるだけ」'''と評している。 | ||
*第五次の[[メディア|キャスター]]も高速神言で神代の言語を操るが、彼女のそれは神によって人間の共同体が複数に別たれた時代、つまり統一言語が消失した後のものになる。 | *第五次の[[メディア|キャスター]]も高速神言で神代の言語を操るが、彼女のそれは神によって人間の共同体が複数に別たれた時代、つまり統一言語が消失した後のものになる。 | ||
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== 話題まとめ == | == 話題まとめ == | ||
− | + | ちなみに、中の人の置鮎氏はランスロットの役としても型月業界に参戦していたりする。 | |
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== リンク == | == リンク == | ||
*[[登場人物]] | *[[登場人物]] | ||
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{{DEFAULTSORT:くろきり さつき}} | {{DEFAULTSORT:くろきり さつき}} | ||
[[Category:登場人物か行]] | [[Category:登場人物か行]] | ||
[[Category:空の境界]] | [[Category:空の境界]] | ||
+ | [[Category:魔術師]] | ||
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