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::妖精國ブリテンに君臨する『異聞帯の王』たるモルガン。<ruby><rb>主人公</rb><rt>プレイヤー</rt></ruby>が「バーサーカークラスのサーヴァント」として召喚出来るのも此方である。
 
::妖精國ブリテンに君臨する『異聞帯の王』たるモルガン。<ruby><rb>主人公</rb><rt>プレイヤー</rt></ruby>が「バーサーカークラスのサーヴァント」として召喚出来るのも此方である。
 
::当初は氏族長を含めた妖精達や[[アルトリア・キャスター]]の会話で言及されるのみだったが、前編終盤で『水鏡』を使って[[マシュ・キリエライト]]を別時空に飛ばしたのを区切りに本格活動を始める。
 
::当初は氏族長を含めた妖精達や[[アルトリア・キャスター]]の会話で言及されるのみだったが、前編終盤で『水鏡』を使って[[マシュ・キリエライト]]を別時空に飛ばしたのを区切りに本格活動を始める。
::妖精が全滅したのを見計らって活動を再開したトネリコは、空想樹を枯らして魔力を全て取り込み<ref group = "注">実はこの時本来なら「汎人類史のモルガン」のマスターだったベリルの存在も、「空想樹が健在である、既に滅亡している更地のブリテン異聞帯」を知る=パラドックスを招く(定義から外れる矛盾する要素の)存在であったため消滅させており、妖精國再興の折に'''姿形まで瓜二つな存在'''として蘇らせた。</ref>、サーヴァント召喚を応用する形で妖精國に住まう妖精を復活させ、名前を「モルガン」に戻し独力で妖精國を再興した。これが行動を変えた事で分岐した「2回目のブリテン」であり、同時に剪定事象である『異聞帯』からさらに枝分かれした特異点、通称'''『異聞世界』'''となった現在の「妖精國ブリテン」である。<br>2回目のブリテンにおいて國を再興した後は年号を「女王暦」と改め、妖精には全て妖精紋様と呼ばれる令呪のようなものを刻み、領土拡大のためという名目で年に一度「存在税」として定量の魔力を吸い上げ続け、従属に必要な人間の生産も徹底的に管理するといった冷酷な圧制で支配した。
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::妖精が全滅したのを見計らって活動を再開したトネリコは、空想樹を枯らして魔力を全て取り込み<ref group = "注">実はこの時本来なら「汎人類史のモルガン」のマスターだったベリルの存在も、「空想樹が健在である、既に滅亡している更地のブリテン異聞帯」を知る=パラドックスを招く存在であったため消滅させており、妖精國再興の折に'''姿形まで瓜二つな存在'''として蘇らせた。</ref>、サーヴァント召喚を応用する形で妖精國に住まう妖精を復活させ、名前を「モルガン」に戻し独力で妖精國を再興した。これが行動を変えた事で分岐した「2回目のブリテン」であり、同時に剪定事象である『異聞帯』からさらに枝分かれした特異点、通称'''『異聞世界』'''となった現在の「妖精國ブリテン」である。<br>2回目のブリテンにおいて國を再興した後は年号を「女王暦」と改め、妖精には全て妖精紋様と呼ばれる令呪のようなものを刻み、領土拡大のためという名目で年に一度「存在税」として定量の魔力を吸い上げ続け、従属に必要な人間の生産も徹底的に管理するといった冷酷な圧制で支配した。
 
::そしてそれから2000年ほど経った後、女王歴2017年に鏡の氏族の予言による「予言の子」と「[[主人公 (Grand Order)|異邦の魔術師]]」が現れるも、当初はさほど脅威視していなかったらしく神造兵器および礼装の譲渡までは行かずとも『ノリッジの厄災』を払った労い替わりに'''1億QPを進呈'''<ref group = "注">シナリオ上の設定ではなく、次のクエスト進行で'''本当に支払われる'''。</ref>したり、戦闘態勢を取るベリルを強制的に抑え込んだりと、あくまでもキャメロット内では「賓客」としてあつかっていた。
 
::そしてそれから2000年ほど経った後、女王歴2017年に鏡の氏族の予言による「予言の子」と「[[主人公 (Grand Order)|異邦の魔術師]]」が現れるも、当初はさほど脅威視していなかったらしく神造兵器および礼装の譲渡までは行かずとも『ノリッジの厄災』を払った労い替わりに'''1億QPを進呈'''<ref group = "注">シナリオ上の設定ではなく、次のクエスト進行で'''本当に支払われる'''。</ref>したり、戦闘態勢を取るベリルを強制的に抑え込んだりと、あくまでもキャメロット内では「賓客」としてあつかっていた。
:: だが、一行が「巡礼の鐘」を鳴らしつつロンディニウムの円卓軍、各地で組織されていた反乱軍や北の妖精「王の氏族」族長のノクナレアを味方につけた事により宣言通り敵対し、キャメロットへの奇襲攻撃をきっかけとしてついに全面対決となる。戦そのものは女王軍が劣勢になった所で反乱軍の兵士を自分と同等の能力を持つ分身を何人も生み出す事で全て薙ぎ払い、その様に圧倒された主人公達が戦意喪失する一歩手前まで追い詰めたが、玉座の間に戻りかけた所で乱心状態のまま現れたウッドワスに重傷を負わされ、満身創痍となってもなお妖精國の女王の威圧を崩さないまま反旗を翻した[[スプリガン]]を制するが、人質にされた瀕死の[[妖精騎士トリスタン|バーヴァン・シー]]の姿を見せつけられ動揺。さらにはそこへオーロラによる「真実の告白」という名目の全域への虚言混じりの吹聴が重なり<ref group = "注">実はキャメロット決戦前夜で自分も巡礼の旅に出たことがある旨を無意識に漏らしており、早い段階で周囲に自身もまたブリテンの妖精達が忌み嫌う『楽園の妖精』であると感づかせ、懐疑心の種を植え付けてしまっていた。</ref>、周囲の上級妖精によって'''「自分が玉座に戻らなければブリテンは滅んでしまう」'''と言う最期の言葉も聞き入れられないまま惨たらしく殺害されてしまった。誰も耳を貸す事が無かったその哀願はただの命乞いではなく、もしノクナレアという次期女王が存在しなかったと仮定すれば純然たる事実であり、一度は大厄災で滅んだ妖精國が今日まで復興していたのも、「妖精は死んだら次代が生まれる」と言うシステムが変わらずに機能し続けていたのも、モルガンがサーヴァントのような形で召喚していたためだった。また「炎の厄災」「獣の厄災」が現れていないのも、その元凶に円卓の騎士の<ruby><rb>着名</rb><rt>ギフト</rt></ruby>を与えることで封印していたからであり、キャメロットの城が大穴の隣にあるのも、大穴に面した城壁に12門ものロンゴミニアドが設置されている<ref group = "注">モルガンが妖精達から吸い上げていた魔力は、むしろこの装置の起動と維持の為に使用されていた可能性が高い。</ref>のも、大穴の底にある[[ケルヌンノス|呪いの元凶]]を撃ち滅ぼすためであった。かくしてモルガンと、彼女のシステムを本来引き継ぐはずだったノクナレアを立て続けに喪った妖精國は、押さえつけていたそれらすべての厄災が同時に噴出し、瞬く間に終焉の末路を辿ることになった。
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:: だが、一行が「巡礼の鐘」を鳴らしつつロンディニウムの円卓軍、各地で組織されていた反乱軍や北の妖精「王の氏族」族長のノクナレアを味方につけた事により宣言通り敵対し、キャメロットへの奇襲攻撃をきっかけとしてついに全面対決となる。戦そのものは女王軍が劣勢になった所で反乱軍の兵士を自分と同等の能力を持つ分身を何人も生み出す事で全て薙ぎ払い、その様に圧倒された主人公達が戦意喪失する一歩手前まで追い詰めたが、玉座の間に戻りかけた所で乱心状態のまま現れたウッドワスに重傷を負わされ、満身創痍となってもなお妖精國の女王の威圧を崩さないまま反旗を翻した[[スプリガン]]を制するが、人質にされた瀕死の[[妖精騎士トリスタン|バーヴァン・シー]]の姿を見せつけられ動揺。さらにはそこへオーロラによる「真実の告白」という名目の全域への虚言混じりの吹聴が重なり<ref group = "注">実はキャメロット決戦前夜で自分も巡礼の旅に出たことがある旨を無意識に漏らしており、早い段階で周囲に自身もまたブリテンの妖精達が忌み嫌う『楽園の妖精』であると感づかせ、懐疑心の種を植え付けてしまっていた。</ref>、周囲の上級妖精によって'''「自分が玉座に戻らなければブリテンは滅んでしまう」'''と言う最期の言葉も聞き入れられないまま惨たらしく殺害されてしまった。
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::誰も耳を貸す事が無かったその哀願はただの命乞いではなく、もしノクナレアという次期女王が存在しなかったと仮定すれば純然たる事実であり、一度は大厄災で滅んだ妖精國が今日まで復興していたのも、「妖精は死んだら次代が生まれる」と言うシステムが変わらずに機能し続けていたのも、モルガンがサーヴァントのような形で召喚していたためだった。また「炎の厄災」「獣の厄災」が現れていないのも、その元凶に円卓の騎士の<ruby><rb>着名</rb><rt>ギフト</rt></ruby>を与えることで封印していたからであり、キャメロットの城が大穴の隣にあるのも、大穴に面した城壁に12門ものロンゴミニアドが設置されている<ref group = "注">モルガンが妖精達から吸い上げていた魔力は、むしろこの装置の起動と維持の為に使用されていた可能性が高い。</ref>のも、大穴の底にある[[ケルヌンノス|呪いの元凶]]を撃ち滅ぼすためであった。かくしてモルガンと、彼女のシステムを本来引き継ぐはずだったノクナレアを立て続けに喪った妖精國は、押さえつけていたそれらすべての厄災が同時に噴出し、瞬く間に地獄の様相を呈することとなる。
    
;人物
 
;人物
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:汎人類史ではブリテンの後継者を争った因縁の相手であり異母妹。
 
:汎人類史ではブリテンの後継者を争った因縁の相手であり異母妹。
 
:カルデアに召喚されたモルガンは異聞帯の存在ではあるが、汎人類史の彼女が持っていた知識と記憶を受け継いでいるため、「別の自分のこと」とは理解していつつも因縁の相手として見てしまう様子。
 
:カルデアに召喚されたモルガンは異聞帯の存在ではあるが、汎人類史の彼女が持っていた知識と記憶を受け継いでいるため、「別の自分のこと」とは理解していつつも因縁の相手として見てしまう様子。
:なお[[アルトリア・ペンドラゴン〔オルタ〕|オルタ]]が「壊すことしかできない宝具」にモルガンの名を付けているのを「嫌がらせか!」と憤慨したり、[[アルトリア・ペンドラゴン〔アーチャー〕|水着]]が持っている水鉄砲<ref group = "注">[[アルトリア・ペンドラゴン〔アーチャー〕|水着]]側の宝具名には、汎人類史のモルガンが湖の乙女として冠し、尚且つ異聞帯の「楽園の妖精」としての本来の名前である『ヴィヴィアン』が付けられている。</ref>を羨ましがったり、根っこは似た者同士な模様。
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:なお[[アルトリア・ペンドラゴン〔オルタ〕|オルタ]]が「壊すことしかできない宝具」にモルガンの名を付けているのを「嫌がらせか!」と憤慨したり、[[アルトリア・ペンドラゴン〔アーチャー〕|水着]]が持っている水鉄砲<ref group = "注">[[アルトリア・ペンドラゴン〔アーチャー〕|水着]]側の宝具名には、汎人類史のモルガンが湖の乙女として冠し、尚且つ異聞帯の「楽園の妖精」としての本来の名前である『ヴィヴィアン』が付けられている。</ref>を羨ましがったり、似た者同士の性根が現れている。
    
;[[モードレッド]]
 
;[[モードレッド]]
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:かつてトネリコと名乗って旅をしていた頃、何度も助けられたかけがえのない友人。最後の別れにおいては「女王歴の世界でマシュの力になって恩返しがしたい」という意見を汲み取り、注意事項と共にそのやり方を伝授した。
 
:かつてトネリコと名乗って旅をしていた頃、何度も助けられたかけがえのない友人。最後の別れにおいては「女王歴の世界でマシュの力になって恩返しがしたい」という意見を汲み取り、注意事項と共にそのやり方を伝授した。
 
:カルデアに召喚されたハベトロットは汎人類史の存在でありモルガンに関する記憶を持っていないが、それでも魂の色は何ら変わらない為に、モルガンは此方の彼女の事もかけがえのない友人として見ており、カルデアではティータイムを共にする仲である。
 
:カルデアに召喚されたハベトロットは汎人類史の存在でありモルガンに関する記憶を持っていないが、それでも魂の色は何ら変わらない為に、モルガンは此方の彼女の事もかけがえのない友人として見ており、カルデアではティータイムを共にする仲である。
:なお、ハベトロットが花嫁を助ける糸紡ぎの妖精として[[概念武装|明らかに必要ない兵器]]を持ち込んでいることをカルデアのせいと勘違いしている。
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:なお、上記の過程でハベトロットが花嫁を助ける糸紡ぎの妖精として[[概念武装|明らかに必要ない兵器]]を持ち込むようになったのだが、モルガンはそれをカルデアのせいと勘違いしている。
    
;[[ウッドワス]]
 
;[[ウッドワス]]
213行目: 214行目:  
:汎人類史ではウーサーの先代にあたる「卑王」。
 
:汎人類史ではウーサーの先代にあたる「卑王」。
 
:異聞帯においては妖精國ブリテンを蝕んでいた「呪い」の正体であり元凶たる「奈落の虫」。
 
:異聞帯においては妖精國ブリテンを蝕んでいた「呪い」の正体であり元凶たる「奈落の虫」。
:『予言の子』を支援していた事は勿論のこと、他にも裏で手を回されて間接的に追い詰められた。
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:『予言の子』の支援のみならず、他にも秘密裏にオーロラなど様々な氏族に手を回していた敵対者。
    
== 名台詞 ==
 
== 名台詞 ==
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