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− | == 使い魔 == | + | == 概要 == |
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− | [[魔術|魔術師]]の従者。主人である魔術師に代わって雑事を代行するモノの総称。<br /> | + | [[魔術師]]の従者。主人である魔術師に代わって雑事を代行するモノの総称。<br /> |
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| 呼び方は「使い魔」とひとくくりにされているが、性能や在り方は様々である。<br /> | | 呼び方は「使い魔」とひとくくりにされているが、性能や在り方は様々である。<br /> |
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| 代理を勤めるにあたって当然、知性を持ち、またその知性は本体である魔術師を再現したものでなければならない。<br /> | | 代理を勤めるにあたって当然、知性を持ち、またその知性は本体である魔術師を再現したものでなければならない。<br /> |
| ただし、使用目的が単なるメッセンジャーであれば、それ用の道具を相手に送れば済む話である。使い魔の使用はその場限りではなくもっと多岐に渡るので、ただ単に「本体である魔術師の思考を再現」するだけでは上等とは言えない。<br /> | | ただし、使用目的が単なるメッセンジャーであれば、それ用の道具を相手に送れば済む話である。使い魔の使用はその場限りではなくもっと多岐に渡るので、ただ単に「本体である魔術師の思考を再現」するだけでは上等とは言えない。<br /> |
− | 状況に応じて魔術師の考えを忠実に再現しながらも、「思考の方向性が異なる自分自身」——[[魔術]]の研究において別の視点を提供し、本体の思考の死角を指摘する、教師であると共に反面教師であることも求められる、独立した意志を持つ魔術師の一部。それが魔術師の分身たる使い魔である。<br />
| + | 状況に応じて魔術師の考えを忠実に再現しながらも、「思考の方向性が異なる自分自身」――[[魔術]]の研究において別の視点を提供し、本体の思考の死角を指摘する、教師であると共に反面教師であることも求められる、独立した意志を持つ魔術師の一部。それが魔術師の分身たる使い魔である。<br /> |
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| 分身たる使い魔は、基本的に、人間霊(亡霊)、小動物の遺骸、魔術師の身体の一部(魔術回路を含む髪や血、眼球など)をかけあわせて作られる。<br /> | | 分身たる使い魔は、基本的に、人間霊(亡霊)、小動物の遺骸、魔術師の身体の一部(魔術回路を含む髪や血、眼球など)をかけあわせて作られる。<br /> |
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| ;例 | | ;例 |
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| + | *[[イリヤスフィール・フォン・アインツベルン]]の「シュトルヒリッター(コウノトリの騎士)」 |
| *人形師・人形使いが使役する「人形」「ゴーレム」 | | *人形師・人形使いが使役する「人形」「ゴーレム」 |
| *[[ヴァン=フェム]]の七大ゴーレム「魔城」 | | *[[ヴァン=フェム]]の七大ゴーレム「魔城」 |
| *[[蒼崎橙子]]の「鞄」「青子人形」など | | *[[蒼崎橙子]]の「鞄」「青子人形」など |
− | *[[キャスター]]の「竜牙兵」 | + | *[[メディア]]の「竜牙兵」 |
| *[[間桐臓硯]]の「蟲」 | | *[[間桐臓硯]]の「蟲」 |
| *[[間桐桜]]の「影」 | | *[[間桐桜]]の「影」 |
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| *[[久遠寺有珠]]の「プロイキッシャー」 | | *[[久遠寺有珠]]の「プロイキッシャー」 |
| *[[更科洗礼名]]の「妖花」 | | *[[更科洗礼名]]の「妖花」 |
| + | *[[オッド・ボルザーク]]と[[ハルリ・ボルザーク]]の「蜂」 |
| + | *[[アナスタシア・ニコラエヴナ・ロマノヴァ]]の「ヴィイ」 |
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| === 協力者 === | | === 協力者 === |
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− | *冬木の[[聖杯戦争]]における[[サーヴァント]] | + | *[[聖杯戦争]]における[[サーヴァント]] |
| *[[遠野志貴]]と[[レン]] | | *[[遠野志貴]]と[[レン]] |
| *[[七夜志貴]]と[[白レン]] | | *[[七夜志貴]]と[[白レン]] |
| *[[蒼崎橙子]]と[[ルゥ=ベオウルフ]] | | *[[蒼崎橙子]]と[[ルゥ=ベオウルフ]] |
| *[[メレム・ソロモン]]と四大魔獣 | | *[[メレム・ソロモン]]と四大魔獣 |
| + | *[[マーリン]]と[[フォウ|キャスパリーグ]] |
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| == メモ == | | == メモ == |
| *人形使いの魔術師が使う自動人形(オートマタ)、特に魔術戦に耐えうるような戦闘用の自動人形は、今ではその魔術系統が廃れてしまっているため、作ることができないとされている。今は人形で戦闘用のものを作るより、普通の使い魔に同程度の機能を持たせた方が効率的らしい。<br />そういった戦闘に使える人形は十七世紀以前に作られたものでなければダメで、希少価値がついており、高値で売買されているとか。<br />……が、蒼崎橙子はそのレベルの人形を作る技術を有している。 | | *人形使いの魔術師が使う自動人形(オートマタ)、特に魔術戦に耐えうるような戦闘用の自動人形は、今ではその魔術系統が廃れてしまっているため、作ることができないとされている。今は人形で戦闘用のものを作るより、普通の使い魔に同程度の機能を持たせた方が効率的らしい。<br />そういった戦闘に使える人形は十七世紀以前に作られたものでなければダメで、希少価値がついており、高値で売買されているとか。<br />……が、蒼崎橙子はそのレベルの人形を作る技術を有している。 |
| + | *詳細は不明だが、『[[空の境界]]』用語辞典にて[[コルネリウス・アルバ]]の使い魔が「黒いドーベルマン」であることが明言されている。他に、『[[Fate/Zero]]』では[[遠坂時臣]]が「翡翠で作られた鳥」を、[[久宇舞弥]]が蝙蝠を使い魔として使役している様が描写されている。 |
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| + | == 脚注 == |
| + | ===注釈=== |
| + | <references group = "注"/> |
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| + | ===出典=== |
| + | <references group = "出"/> |
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| == リンク == | | == リンク == |
| *[[小辞典]] | | *[[小辞典]] |
| + | *[[魔術]] |
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| + | {{DEFAULTSORT:つかいま}} |
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| + | [[Category:小辞典]] |
| + | [[Category:使い魔|*]] |
| + | [[Category:魔術]] |