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== セイバー (Grand Order) ==
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{{サーヴァント概要
* 真名:ガイウス・ユリウス・カエサル
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| タイトル = セイバー
* 身長:168cm / 体重:154kg
+
| 真名 = ガイウス・ユリウス・カエサル
* 出典:史実
+
| 依代 =  
* 地域:欧州
+
| 読み =  
* 属性:中立・中庸
+
| 外国語表記 = Gaius Julius Caesar
* 性別:男性
+
| 初登場作品 = [[Fate/Grand Order]]
* CV:置鮎龍太郎 / イラスト:しまどりる
+
| 声優 = 置鮎龍太郎
 +
| 演者 =
 +
| 身長 = 168cm
 +
| 体重 = 154kg
 +
| 誕生日 =  
 +
| 血液型 =
 +
| 出典 = 史実
 +
| 地域 = 欧州
 +
| 属性 = 中立・中庸
 +
| 副属性 = 人
 +
| 性別 = 男性
 +
| スリーサイズ =
 +
| 一人称 = 私
 +
| 二人称 = 貴様
 +
| 三人称 = 彼・彼女/○○<ref group = "注">呼び捨て。時折フルネームになる</ref>
 +
| 異名 =
 +
| 愛称 =
 +
| イメージカラー =
 +
| サーヴァント階位 =
 +
| 特技 =
 +
| 好きな物 = この世全ての女性、ローマ、世界
 +
| 苦手な物 = 自分をセイバークラスで召喚した人
 +
| 天敵 =
 +
| デザイン = しまどりる
 +
| 設定作成 = 桜井光
 +
| レア度 = ☆3
 +
}}
   −
[[Fate/Grand Order]]』に登場する「[[クラス (セイバー)|剣士]]」の[[サーヴァント]]。赤い服を着た恰幅の良い男性。
+
== 概要 ==
 +
 
 +
[[セイバー|剣士]]」の[[サーヴァント]]
    
; 略歴
 
; 略歴
: 真名はガイウス・ユリウス・カエサル。古代ローマ最大の英雄の1人であり、優れた将軍・統治者として有名。女神ヴィーナスの末裔とも言われる。
+
: 『[[Fate/Grand Order]]』第二特異点『永続狂気帝国 セプテム』では[[レフ・ライノール]]によって西暦60年のローマに召喚され、連合ローマ帝国の「皇帝」の一人として行動する。
: 第二章では、[[ネロ・クラウディウス|ネロ]]と敵対する連合ローマ帝国側の皇帝の一人として登場。連合ローマ帝国の在り方に歪んだものを感じながらも、自身の願いのために戦う。ガリアを占領し、ネロや[[主人公 (Grand Order)|主人公]]らと激突した。
+
: 連合ローマ帝国の在り方に歪んだものを感じながらも、自身の願いのために戦う。ガリアを占領し、ネロや[[主人公 (Grand Order)|主人公]]らと激突した。
 +
: 敗れながらもネロをローマ皇帝に相応しき美しさと勇気を称えながら消えていった。
 +
:終局特異点『冠位時間神殿 ソロモン』では冠位時間神殿に召喚され、他のサーヴァント達と共にⅡの座を統括する[[魔神柱|情報室フラウロス]]と交戦する。
 
; 人物
 
; 人物
: 野心家で権謀術数に優れた食えない男。似た言葉を三回繰り返す癖がある。
+
: 赤い服を着た恰幅の良い男性。
: 外見に似合わず好色な色男で、妖精との間にも子を残したと伝えられているほど。女性だけでなくローマも大好き。
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: 野心家で権謀術数に優れた食えない男。似た言葉を三回繰り返す癖がある。外見に似合わず好色な色男で、妖精との間にも子を残したと伝えられているほど。女性だけでなくローマも大好き。
 
: その言動は不敵で辛辣、時に嫌味にも聞こえるが、悪意を持ったものではなく、彼なりに相手を思ってのものである。
 
: その言動は不敵で辛辣、時に嫌味にも聞こえるが、悪意を持ったものではなく、彼なりに相手を思ってのものである。
 
: ……なのだが、口が立つのをいいことに相手を言いくるめようとする傾向が目立ち、その事を相手から追求されても詭弁で誤摩化そうとすることが多い。一言で言うならば、「歩く詐欺マシーン」。
 
: ……なのだが、口が立つのをいいことに相手を言いくるめようとする傾向が目立ち、その事を相手から追求されても詭弁で誤摩化そうとすることが多い。一言で言うならば、「歩く詐欺マシーン」。
 
: セイバーとして召喚され、一兵卒のように前線に投入されることがかなり不本意なようで、ことあるごとに不満をこぼしている。
 
: セイバーとして召喚され、一兵卒のように前線に投入されることがかなり不本意なようで、ことあるごとに不満をこぼしている。
: 聖杯にかける願いは「クレオパトラと再会して、彼女と息子カエサリオンを認知する」事であり、陰謀よりも一人の息子が彼にとって大切な存在となっている。
+
: 聖杯にかける願いは「クレオパトラと再会して、彼女と息子カエサリオンを認知する」事であり、陰謀よりも一人の女性と一人の息子が彼にとって大切な存在となっている。
: その事もあってか、[[ナーサリーライム|無垢な]][[ジャック・ザ・リッパー (Apocrypha)|子供]]相手に雄弁で丸め込む行為を自重していた。
+
: その事もあってか、サーヴァントになってまで陰謀を繰り広げるのは「面倒」だと考え、[[ナーサリー・ライム|無垢な]][[ジャック・ザ・リッパー (Apocrypha)|子供]]相手に雄弁で丸め込もうとしなかった。
 
; 能力
 
; 能力
: 優れた頭脳を持つ、知略・弁舌・扇動の天才。
+
: 大きな野望と優れた頭脳を持つ、知略・弁舌・扇動の天才。知の冴えと権謀術数なら最強。
: 指揮や政治手腕こそが彼の真価であるため、前線での戦闘には乗り気ではない。しかし、決して戦闘能力が低いわけではなく、見た目とは裏腹に高い技量を誇っている。
+
: 指揮や政治手腕こそが彼の真価であるため、前線での戦闘には乗り気ではない。しかし、決して戦闘能力が低いわけではなく、見た目とは裏腹に俊敏で、高い剣技の技量を誇っている。
 +
: 霊基第三で手足のように自在に動く大理石の腕、足鎧を身に纏う。
    
== ステータス ==
 
== ステータス ==
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! クラス !! マスター !!  筋力 !! 耐久 !! 敏捷 !! 魔力 !! 幸運 !! 宝具 !! [[スキル (サーヴァント)|クラス別能力]] !! [[スキル (サーヴァント)|保有スキル]] !! 備考
 
! クラス !! マスター !!  筋力 !! 耐久 !! 敏捷 !! 魔力 !! 幸運 !! 宝具 !! [[スキル (サーヴァント)|クラス別能力]] !! [[スキル (サーヴァント)|保有スキル]] !! 備考
 
|-
 
|-
| [[クラス (セイバー)|セイバー]] || [[主人公 (Grand Order)]] || A || B || B || D || C || B+ || 対魔力:C<br />騎乗:B || 軍略:B<br />カリスマ:C<br />扇動:EX<br />神性:D || style="text-align:left"|
+
| [[セイバー]] || [[主人公 (Grand Order)]] || A || B || B || D || C || B+ || 対魔力:C<br />騎乗:B<br />神性:D || 軍略:B<br />カリスマ:C<br />扇動:EX || style="text-align:left"|
 
|}
 
|}
    
== [[宝具]] ==
 
== [[宝具]] ==
 
; 黄の死(クロケア・モース)
 
; 黄の死(クロケア・モース)
: ランク:B+<br />種別:対人宝具<br />由来:ブリタニア列王史に登場するカエサルの剣。
+
: ランク:B+<br />種別:対人宝具<br />レンジ:1~2<br />最大捕捉:1人<br />由来:ブリタニア列王史に登場するカエサルの剣。
: 黄金剣。近接戦闘においてはまさしく見敵必殺といっていい威力を有する。
+
: 黄金の剣。真名開放すれば、自動的に命中する初撃の後、幸運の判定を「失敗するまで」行い、連続成功した回数だけ追加攻撃を与えることが可能。
: だが、部隊指揮こそが本業である彼はあまりこの剣を抜きたがらない。
+
: 超連続攻撃を繰り出すこの宝具は、近接戦闘においてはまさしく見敵必殺といっていい威力を有する。
 +
: だが、部隊指揮こそが本業であることに加え、生前うっかり敵の盾に突き刺さったまま紛失しかけた彼はあまりこの剣を抜きたがらない。
 +
:『Grand Order』では「敵単体に超強力な攻撃+スターを獲得<オーバーチャージで効果アップ>」という効果のQuick宝具。
 +
: 強化後はランクがB++に上昇。宝具威力倍率が上がり、宝具攻撃前に「自身にHPが少ないほど強化成功率がアップする状態を付与(1ターン)&高確率で攻撃力をアップ(1ターン)<成功し続ける限り最大5回付与>」という効果が追加される。
    
== 真名:ガイウス・ユリウス・カエサル ==
 
== 真名:ガイウス・ユリウス・カエサル ==
 +
:ガイウス・ユリウス・カエサル。英語名はシーザー。「皇帝」の語源となった、古代ローマ最大の英雄の1人。紀元前一世紀の人物。<br>ガリア戦争やブリタニア遠征などで名を馳せた将軍であるが、同時に統治者として有名あり、帝政の基礎を作っていた。<br>女神ヴィーナスの末裔とも言われ、人ならぬ妖精の女の間に子を成した。
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 +
: 戦乱と権力闘争に明け暮れたローマにおいて彼は自ら権謀術数の渦中へ飛び込むことを選び、民衆へと向けて行われる「昼の政治」と自身の命を守り敵を殺す「夜の陰謀」、この二つを繰り返して順調に出世してローマ執務官となり、第一回三頭政治は始まった。
 +
: その後はガリア戦争やブリタニア遠征に趣いて、ガリア人やブリタニア人といった敵対勢力に対して撃破と鎮圧を繰り返し、叩き伏せて数年もかけてガリアを平定したのだ。
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:統治者であった彼がガリア戦争やブリタニア遠征に趣いたのは、単に若かっただけでなく、ローマに渦巻く権謀術数から逃避し、剣の勲に没頭したほうが幾分かは気が楽だったから。<br>美貌と知の冴え、裏切りと陰謀を重ねて権力の階段を駆け上ったが、同時に、陰謀で政敵を幾度も死に追いやっていくたびに、何かが穢れ、何かが病んでいくのを感じていた。
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:ともあれ、最強の将軍として民衆から絶大な支持を勝ち取り、三頭の一人であるクラックスの死後、敵対し、袂を分かつ事になったポンペイウスも暗殺され、名実ともにローマ最高の実力者となった。
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:政争に明け暮れ、それを乗り越える為ならば離婚も結婚も自在におこない、戯れに幾多の女に手を出したカエサルが四十歳になった頃―――彼は運命と出会った。<br>エジプト首都アレクサンドリアに趣いた彼は、プトレマイオス13世の形式上の妻にして共同統治者である女王、クレオパトラに一目惚れをしたのだ。
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:二十も年が離れた若い娘でありながら、自分を恐れずに忍び込んだ鉄の覚悟と自国と民とを想う誇り高さ、それを形になったかの如き独特の美貌を持った女王は、心から愛する相手でありこの手で守るとカエサルは誓った。
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:彼女と共に、かつて征服王が成し遂げた「ローマ・エジプト帝国」を夢見たカエサルはプトレマイオス13世を排除してエジプトを平定し、周辺各王国へと侵攻してそこに潜む元老院派を制圧、ヒスパニア制圧を得てローマを平定することができた。
 +
 +
:初の終身独裁官として君臨したカエサルを阻むものはもういない。ローマの全てを掌握した。<br>パルティア王国遠征が成功した暁には、必ずクレオパトラを正式に妻として迎え、カエサリオンを自分の息子として広く世界へ告げて見せよう。
 +
 +
:愛する女王クレオパトラにそう約束したのに、それは果たされることはなかった。
 +
 +
:愛と安寧の日々は続くことはない、それを知らしめるかのように、元老院派残党の走狗となった忠臣プルートゥスが隠し持ったひと振りの刃によってカエサルはあっけなく崩れ落ちてしまったのであった。
 +
 
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
; [[Fate/Grand Order]]
+
===Fateシリーズ===
: セイバーのサーヴァントとして登場。レア度はR(☆3)。イラストレーターはしまどりる氏、設定担当は桜井光氏。
+
====[[Fate/Grand Order]]====
: メインシナリオでは第二章に敵として登場。
+
:初期実装のサーヴァントの一人。
 +
:話の黒幕役や狂言回し役として使いやすいという事なのか、初期はチョイ役を含めればかなり多数の話に出番を持っていた。
 +
:期間限定イベント『バレンタイン2020 いみじかりしバレンタイン』の実装にあたり、2020年2月12日にモーションが一新された。
 +
;:イベント
 +
*月の女神はお団子の夢を見るか?
 +
:マルタからお団子を横領、原価の三倍の値段で売却し主人公に原価の二倍の資金を返却しようとした。
 +
*ほぼ週間 サンタオルタさん
 +
:サンタと勘違いされたことをいいことにプレゼントを渡すために資産をだまし取っている。
 +
*チョコレート・レディの空騒ぎ
 +
:チョコを入手し食べていた。その後エミヤに冬木マラソンに駆り出される。
 +
*ダ・ヴィンチと七人の贋作英霊
 +
:黒幕を探すために(そしてあわよくば利益を得るために)パラケルススと組んでレイシフト。していたところを主人公に黒幕と勘違いされ叩きのめされた。
 +
*ネロ祭再び ~2016 Autumn~
 +
:チーム「エンペラトール」のメンバーとして参加。
 +
*超極☆大かぼちゃ村
 +
:愛人であるクレオパトラが来たということでレイシフトで会いに行った所(あまりの腹囲の変わり様に)失神されてしまう。
 +
*ネロ祭再び ~2017 Autumn~
 +
:チーム「砂のロマンス」として参加。シェヘラザードを口説いているところをクレオパトラに目撃されてしまう。
 +
*節分酒宴絵巻 鬼楽百重塔
 +
:百重塔のフロアマスターを勤めていた。主人公を不法侵入罪で訴えその慰謝料をクレオパトラとのグルメツアー代に充てようとしたものの返り討ちに。
 +
*繁栄のチョコレートガーデンズ・オブ・バレンタイン
 +
:相変わらずのグルメツアーのつもりでセミラミスを口説き始め、またしてもクレオパトラに目撃されてしまう。
 +
*サーヴァント・サマー・フェスティバル
 +
:同人誌「ままのみみ」を購入しようとサバフェスに参加した。また、コロンブスが阿漕な商売をした際、マスターから弁護士として召喚された。
 +
*バトル・イン・ニューヨーク2018
 +
:自分の借金返済の為にネロがネロ祭のために溜めていた予算に手をつけて高飛びし、ネロ祭の運営権がギルガメッシュに渡るきっかけを作った。しかしその裏で投資交渉を重ね、原資を数倍に増やして運営に貢献している。
 +
*ナイチンゲールのクリスマス・キャロル
 +
:アシュヴァッターマンと手を組み、ヒーローショーを企画して少年マインドの持ち主からキャラクターグッズで金を巻き上げようと画策していた。
 +
*いざ鎌倉にさよならを
 +
:プロローグで[[フェルグス・マック・ロイ]]と女の好みを語り合う。
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 +
===Fate関連作品===
 +
; [[Fate/Grand Order 英霊食聞録]]
 +
: 第2話に登場。料理の経験がないニトクリスに対し、自分の経験(と欲求)からエジプトの魚料理の作り方をレクチャーしていた。
 +
 
 +
===その他===
 +
; [[ちびちゅき!]]
 +
: ローマ食堂の常連として登場。
    
== 人間関係 ==
 
== 人間関係 ==
 
=== Fate/Grand Order ===
 
=== Fate/Grand Order ===
 
; [[ロムルス]]
 
; [[ロムルス]]
: 第二章にて「皇帝」の一人として従っていたローマの始祖。
+
: 第二特異点にて「皇帝」の一人として従っていたローマの始祖。
 
; [[ネロ・クラウディウス]]
 
; [[ネロ・クラウディウス]]
: 剣を交えた正しき当代の皇帝。敗れながらもそのローマ皇帝に相応しき美しさと勇気を称えながら消えていった。
+
: 遠い子孫であり、第二特異点では剣を交えた正しき当代の皇帝。
 
; [[マシュ・キリエライト]]
 
; [[マシュ・キリエライト]]
 
: その美しさを気に入ったらしく度々彼女の美しさを言及する。何度かセクハラ発言をした事も。
 
: その美しさを気に入ったらしく度々彼女の美しさを言及する。何度かセクハラ発言をした事も。
 
; [[ダレイオス三世]]、[[ファントム・オブ・ジ・オペラ]]、[[シュヴァリエ・デオン]]、[[荊軻]]、[[マルタ]]
 
; [[ダレイオス三世]]、[[ファントム・オブ・ジ・オペラ]]、[[シュヴァリエ・デオン]]、[[荊軻]]、[[マルタ]]
 
: イベントクエストにて成された詐欺の被害者達。特にマルタはお月見とクリスマスで二回も騙された。
 
: イベントクエストにて成された詐欺の被害者達。特にマルタはお月見とクリスマスで二回も騙された。
; [[ナーサリーライム]]、[[ジャック・ザ・リッパー (Apocrypha)]]
+
; [[カリギュラ]]
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: お月見イベントで共演した相手。巻き上げたお団子を一緒に食べていた。
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: 同じローマ「皇帝」としては弟分のような認識であり、アルテミスによって狂わされたことに心を痛めている。
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; [[ナーサリー・ライム]]、[[ジャック・ザ・リッパー (Apocrypha)|ジャック・ザ・リッパー]]
 
: クリスマスイベントで出会った相手。さすがに彼女達相手には詐欺を働くような真似はせず、「自分は偽物であり、後で本物のサンタが来る」とある意味嘘をついた。
 
: クリスマスイベントで出会った相手。さすがに彼女達相手には詐欺を働くような真似はせず、「自分は偽物であり、後で本物のサンタが来る」とある意味嘘をついた。
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; [[アルテラ]]
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: バレンタインイベントで言及。口先で言いくるめようとすると問答無用でビームをぶっ放してくるため、相性の悪い相手。
 +
; [[ヴァン・ホーエンハイム・パラケルスス]]
 +
: イベント『ダ・ヴィンチと七人の贋作英霊』にて、贋作を利用するべくタッグを組み、主人公達に内緒で贋作者に接触を試みる。
 +
: この上なく胡散臭い組み合わせであるが、勿論互いに信頼などというものは無く、囮にする気満々であった。
 +
; [[ハンス・クリスチャン・アンデルセン]]、[[ウィリアム・シェイクスピア]]
 +
: イベント『ネロ祭再び』で'''「同じ作家サーヴァント」'''として共演。
 +
: 実際、彼の著書である「ガリア戦記」はラテン語文学の最高峰と現代でも讃えられている。
 +
; [[シバの女王]]
 +
: カルデア商人会の仲間。
 +
; [[クリストファー・コロンブス]]
 +
: カルデア商人会に勧誘し、一度は断られたが後になり向こうから加入した。
 +
: とはいえ仕事では容赦しなかったようで、イベントでマスターに弁護士として召喚された際には彼が違法に収入した金を巻き上げた。
 +
: その一方でゴッホの幕間の物語では逆に彼からの依頼を受けて結託し、ダヴィンチを騙って彼女へインタビューを行い金に換えようとしていた。
 +
; [[紫式部]]
 +
: 2019年のバレンタインイベントにて共演。
 +
: シェイクスピア共々、彼女の好きな日本の古典を読みあさっていた。物語を聞きたい彼と違い、こちらは純粋に男女の仲になりたいようであるが。
 +
; [[アシュヴァッターマン]]
 +
: 2019年のクリスマスイベントにて共演。
 +
: 彼を口先で言いくるめ、ヒーローショーの相方にして観客にヒーローグッズを売りつけていた。
 +
; [[ロムルス=クィリヌス]]
 +
: 上記のロムルスの神としての姿。
 +
: 自分たちの祖であるため非常に畏まって接するが、「カエサリオンを認知するためにクレオパトラとすぐに結婚しろ」と言ってくることについては及び腰。
 +
; [[フェルグス・マック・ロイ]]
 +
: 期間限定イベント『いざ鎌倉にさよならを』で共演。
 +
: 共に[[紫式部]]に気がある者同士、地下図書館の司書代理と守衛を共に勤めつつ彼女および[[スカサハ]]について語っていた。
 +
; [[ヴァン・ゴッホ]]
 +
: 彼女の幕間の物語でコロンブスと結託して彼女に(ダヴィンチを装って)インタビューを行い、その内容を纏めた自叙伝を出版して金を得ようと企んでいた。
 +
;[[パーシヴァル]]
 +
:彼のマイルーム会話で「浮気はよくない」とやんわりかつ直球に罵倒されている。
 +
;[[コンスタンティノス11世]]
 +
:後世におけるローマ帝国最後の「皇帝」。
 +
:最も彼の時世では文明・人種ともにギリシャ系に置き換わっているため実質上は別国家である。だが、それでも尚ローマ皇帝の末席として誇りを抱く姿と国のために身を尽くした様をいじらしく思っている。
    
=== 生前 ===
 
=== 生前 ===
; クレオパトラ7世
+
; [[クレオパトラ]]
 
: エジプト最後の女王にして、プトレマイオス朝最後の王。
 
: エジプト最後の女王にして、プトレマイオス朝最後の王。
 
: 女性好きな彼が心から愛した、たった一人の女性。それだけに、生前において彼女に酷い仕打ちをしたことを深く悔いている。
 
: 女性好きな彼が心から愛した、たった一人の女性。それだけに、生前において彼女に酷い仕打ちをしたことを深く悔いている。
 +
: カエサルの聖杯へかける願いの一つが彼女との再会であるが、FGOでは聖杯よりもプレイヤーの運とマネー次第で普通に再会できる。とはいえど、初期勢故か再会してもカエサルからクレオパトラへのマイルーム会話は無かったのだが、彼女の実装から約3年後のモーション改修に伴いようやくボイスが追加された。
 +
:それによると再会したこと自体はとても喜んでいたが、あの体型は『美』を愛する彼女にとって流石にいたたまれなかったらしく、あの頃の姿に戻すため何とかダイエットさせようと頑張っている。
 +
:一方のカエサルは自分の今の体格は彼女への愛情が深い証だと誤魔化しと惚気半々に言っている。
 
; カエサリオン
 
; カエサリオン
: クレオパトラとの間に生まれた息子。後継者争いの中で若くして殺されている。
+
: クレオパトラとの間に生まれた息子。後継者争いの結果、勝者のオクタウィアヌス(アウグストゥス)に若くして殺されている。
 +
; ポンペイウス
 +
: ローマの軍人であり政治家。カエサルの娘ユリアの夫であった。ユリアが難産で死ぬと関係が急速に悪化しカエサルと袂を分かつが、ファルサロスの戦いに敗れてエジプトへ脱出するもその直後に暗殺されてしまう。
 +
; アントニウス
 +
: ローマの軍人でカエサルの部下の一人。カエサル暗殺後はオクタウィアヌスと後継者争いを繰り広げる。後にクレオパトラと正式に結婚するが、アクティウムの海戦においてオクタウィアヌスに敗北し自殺。
 +
; オクタウィアヌス(アウグストゥス)
 +
: カエサルの姪の息子(大甥)で、カエサル暗殺後に開封された遺言書にて後継者に指名される(このとき弱冠17歳)。その後の元老院やアントニウスとの政治闘争で抜群の政治力を発揮し、アクティウムの海戦でアントニウスとクレオパトラを破る。その際にアントニウスとクレオパトラを自殺に追いやり、カエサリオンを殺している。
 +
: その後、カエサルと同じ轍を踏まないように元老院を尊重しつつ、巧妙に権力基盤を奪い取り事実上の最高権力者「ローマ皇帝」となる。
 +
: 後継者として見事に帝政を完成させたが、カエサリオンの件など、本作のカエサルがどのように評価しているかは不明である・・・
 +
; [[ウェルキンゲトリクス]]
 +
: 生前、ガリア平定の際に打倒した反乱軍の大将。
 +
: 『Fate/Grand Order』で登場した際には自分の方に恨みを晴らしに来るかと思っていたが、[[ロムルス=クィリヌス|ローマの象徴]]の方に行ってしまった。
 +
 
 +
=== ちびちゅき! ===
 +
; [[ダビデ]]
 +
: 上記のパラケルススと合わせて3人で怪しいダイエット薬の詐欺行為を働いていた。
 +
 
 +
=== その他 ===
 +
; [[イスカンダル]]
 +
: 尊敬する偉人。
 +
: ローマ・エジプト帝国を成立させ、彼の大帝国を再臨させることがカエサルがクレオパトラとともに見た夢だった。
    
== 名台詞 ==
 
== 名台詞 ==
; 「忠告するぞマスター。慢心の果てに寝首をかかれんようにな」
+
===Fate/Grand Order===
: マイルームでの台詞。悪意を持っての言葉にも聞こえるが、おそらく生前にて暗殺された自分のような目に遭わないようにと彼なりに忠告している。
+
====戦闘====
 +
; 「私は来た! 私は見た! ならば次は勝つだけのこと! 『<RUBY><RB>黄の死</RB><RT>クロケア・モース</RT></RUBY>』!」
 +
: 宝具「黄の死」発動。見敵必殺の黄金の一撃が、彼の有名な言葉「来た、見た、勝った」とともに放たれる。
   −
; 「余は多くの女を愛したが、惚れ込んだのは1人だけだ。誰だかわかるか?」
+
; 「――さあ。進め、賽は投げられた」
: 別パターン。好色家である彼が心の底から愛している人間がいると告白する。―――その人物の正体は「懐かしの勲」にて明らかとなる。
+
: 戦闘終了後の台詞。現在にまで残る有名な格言。
   −
;「クレオパトラ……あれには酷い仕打ちをしてしまった。私は今でも悔いている、深く……」
+
====マテリアル====
: 絆レベル3の台詞。不敵な彼だが、ある出来事が彼の心に大きな影を落としていた。
+
; 「セイバー……セイバー……? この私がセイバーとは、どういう理由だ?」<br> 「しかし、だからといって私を前線に置くべきではなかろう」<br> 「やれやれ。この私に先陣を切れとはな」
 +
: 召喚時・レベルアップ・宝具使用時の台詞。ことあるごとに口から零れる愚痴と不満。もっとも、数度の強化が行われた結果、レア度詐欺と呼んでも差し支えない程の高い攻撃力を獲得しており、前線でも充分通用する。
   −
;「余の願いはな……カエサリオンを息子と認めることだ。そしてクレオパトラの子と思おう」
+
====マイルーム====
: 絆レベル4の台詞。
+
; 「忠告するぞマスター。慢心の果てに寝首をかかれんようにな」
 +
: マイルーム会話2。悪意を持っての言葉にも聞こえるが、おそらく生前にて暗殺された自分のような目に遭わないようにと彼なりに忠告している。
   −
; 「私は来た! 私は見た! ならば次は勝つだけのこと! 『 <RUBY><RB>黄の死</RB><RT>クロケア・モース</RT></RUBY>』!」
+
; 「余は多くの女を愛したが、惚れ込んだのは1人だけだ。誰だかわかるか?」
: 宝具発動。「黄の死」。見敵必殺の黄金の一撃。彼の有名な言葉「来た、見た、勝った。」も再現される。
+
; 「クレオパトラ……あれには酷い仕打ちをしてしまった。私は今でも悔いている、深く……」
 +
; 「余の願いはな……カエサリオンを息子と認めることだ。そしてクレオパトラの子と思おう」
 +
: マイルーム会話「絆Lv2」~「絆Lv4」。
   −
; 「さあ進め。賽は投げられた」
+
; 「いや聞くだろう、なにあろう、万人が聞き惚れるとも! この私の、値千金とも言える演説なのだから!」
: 戦闘終了後の台詞。賽は投げられたも現在にまで残る有名な格言。
+
: 自身の演説への絶対の自信。扇動EXによる話術は伊達ではない。
   −
; 「セイバー、セイバー! この私がセイバーとはどういう理由だ?」<br> 「しかし、だからといって私を前線に置くべきではなかろう」<br> 「やれやれ。この私に先陣を切れとはな」
+
; 「おお、クレオパトラ。今日も麗しく今日も輝いているな、素晴らしい……! さて……ん? 何? ……私の体型をかつてのスラリとしたものへ戻すため、良い方法を思いついた? ……ハハハ、やめておけやめておけ。私はな、この姿を気に入っているのだクレオパトラ。こうも見事に膨らむ程、お前への愛を蓄えた姿を気に入らずしてなんとする。ハハハハハ……ん? どうした、急に顔から火を出して」
: 召喚時・レベルアップ・宝具使用時の台詞。ことあるごとに口から零れる愚痴と不満。
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: マイルーム会話「[[クレオパトラ]]」。ダイエットを強制しようとする最愛の女を諌めるため、本気なのか言い訳なのか不明ながら弁舌を発揮し、最終的にデレさせる。
   −
; 「いや聞くだろう、なにあろう、万人が聞き惚れるとも!この私の、値千金とも言える演説なのだから!」
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====本編====
: 自身の演説への絶対の自信。扇動EXによる話術は伊達ではない。
     −
; 「いいや、その醜い踊りはここで終わる。貴様の逃避はここまでだ。<br> 何が将軍だ。何が皇帝の源か。笑止千万だろうが! <br>貴様は逃避しているだけだ!この、豚が!<br> <RUBY><RB>愛したひとりの女</RB><RT>クレオパトラ</RT></RUBY>の願いさえ果たせず、<RUBY><RB>愛し子</RB><RT>カエサリオン</RT></RUBY>を後継とせなんだ自らから!」
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====幕間の物語====
: 絆クエスト「懐かしの勲」にて、「戦場に逃避した」カエサルの影と対峙して。
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; 「いいや、その醜い踊りはここで終わる。貴様の逃避はここまでだ。<br> 何が将軍だ。何が皇帝の源か。笑止千万だろうが! <br> 貴様は逃避しているだけだ!この、豚が!<br> <RUBY><RB>愛したひとりの女</RB><RT>クレオパトラ</RT></RUBY>の願いさえ果たせず、<RUBY><RB>愛し子</RB><RT>カエサリオン</RT></RUBY>を後継とせなんだ自らから!」
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: 幕間の物語「懐かしの勲」にて、「戦場に逃避した」カエサルの影と対峙して。
   −
;「黙れ豚め!その醜さ、我が美しさの前に花弁が如く散れ!」
+
;「黙れ豚め! その醜さ、我が美しさの前に花弁が如く散れ!」
 
: 自虐なのか自賛なのかよく分からないこの決め台詞をもって、カエサルの影を吸収したのであった。
 
: 自虐なのか自賛なのかよく分からないこの決め台詞をもって、カエサルの影を吸収したのであった。
    +
====イベント====
 
;「おっと、その前に自己紹介がまだだったな。私ともあろうものが名乗りを忘れるとは。<br> 何を隠そう、私こそ噂に名高いローマの花、深紅の剣士・赤セイバーである!」
 
;「おっと、その前に自己紹介がまだだったな。私ともあろうものが名乗りを忘れるとは。<br> 何を隠そう、私こそ噂に名高いローマの花、深紅の剣士・赤セイバーである!」
: お月見イベントでの台詞。お前セイバーであることに愚痴ってたんじゃなかったのか。当然、マシュだけでなくカリギュラからも突っ込まれてしまう。
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: 『月女神はお団子の夢を見るか』より。お前セイバーであることに愚痴ってたんじゃなかったのか。当然、マシュだけでなくカリギュラからも突っ込まれてしまう。
   −
; 「その気持ちに応えて、最後に忠告しておこう」<br />「こと食事において、はじめの持ち主と、最終的な持ち主とは別の話なのだ」<br />「そも、この団子は真実、誰の持ち主なのか?」<br />「それは用意した者か?否、では調理したものか?さらに否」<br />「では誰か?語るまでもない。それは最後に口にする物のモノなのだ」<br />「そなたは団子の所有権を主張したが、その者にしてみればそれこそ笑い話だったに違いない」
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; 「その気持ちに応えて、最後に忠告しておこう」<br />「こと食事において、はじめの持ち主と、最終的な持ち主とは別の話なのだ」<br />「そも、この団子は真実、誰の持ち主なのか?<br /> それは用意した者か? 否、では調理したものか? さらに否<br /> では誰か? 語るまでもない。それは最後に口にする者のモノなのだ」<br />「そなたは団子の所有権を主張したが、その者にしてみればそれこそ笑い話だったに違いない」
 
: 同上。太ってもやはりカエサル。黒幕の存在に気づき主人公たちへ忠告した。
 
: 同上。太ってもやはりカエサル。黒幕の存在に気づき主人公たちへ忠告した。
   −
; 「ようこそ決戦の雪原へ!そういう訳で、偽サンタはとうぜん私だ!」<br />「む。なんだそのげんなり加減は。吹雪の決闘なぞ最高に盛り上がるシチューエーションだろうに。」<br />「さあ、あらゆる謎をつまびらかにしようではないか!質疑応答の準備はできている!」<br />(中略)<br />「あれは星降る夜。ダレイオス君の城に遊びに行ったおり、<br /> サンタクロースがやってきた!と勘違いされてしまい、私は仕方なく彼らから家財を巻き上げたのだ。」<br />「サンタクロースの到来を喜ぶ者達に“人違いです”と現実を突きつけろと?<br /> 私にその選択はない。なぜならカエサルだからだ。だがプレゼントを配ろうにも、そのプレゼントがない。」<br />「なのでまずはダレイオス君から財産を譲っていただいた。その財産からプレゼントを配る、という寸法だな。<br /> 買い取り人の名義はたまたまいたファントム君に代筆してもらったがね。」<br />「しかし、しょせん私は仮初めのサンタクロース。彼らが真に欲っするものを与えられなかった。<br /> 寂しくすすり泣く彼らを見ていられなくなった私は河岸を移した。気が付けばそこはフランスの特異点。」<br />「たいへん純朴な騎士がいてね。彼女……いや彼……いや彼女?ともかく、ここでも私は働いた。」<br />「じき新年なので古い家財を売り払いたい、という彼女の提案を聞き、新旧問わずに家財を買い占めたのだ。」<br />「ダレイオス君の一件で元手があったのが幸いした。その中にはフランス王家の宝もあってね。<br /> それだけは返してほしい、と彼女が泣いてせがむものだから、十倍の値段で買い戻してさしあげた。」<br />「“デオンは本当に名うてのスパイでしたの?もしかして可愛いから敵に見逃されていただけではないかしら?”<br /> そう王妃にいじめられ、泣きそうになっている彼女を見ているのは忍びなくてね。」<br />「仕方なく山間に身を隠した私は、そこで皇帝暗殺に励むオリエンタルな美女に出くわした。」<br />「“今度こそ皇帝を仕留める――”<br /> そう念じながら一身に滝に打たれる姿を見て、胸を打たれない男性がいるだろうか。いやいない。」<br />「幸い、私も半分皇帝の様なもの。いいアドバイスができると説得し、まずは匕首を譲り受けて――」
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; 「ようこそ決戦の雪原へ! そういう訳で、偽サンタはとうぜん私だ!」<br />「む。なんだそのげんなり加減は。吹雪の決闘なぞ最高に盛り上がるシチューエーションだろうに。」<br />「さあ、あらゆる謎をつまびらかにしようではないか! 質疑応答の準備はできている!」<br />(中略)<br />「あれは星降る夜。ダレイオス君の城に遊びに行ったおり、<br /> サンタクロースがやってきた! と勘違いされてしまい、私は仕方なく彼らから家財を巻き上げたのだ。」<br />「サンタクロースの到来を喜ぶ者達に“人違いです”と現実を突きつけろと?<br /> 私にその選択はない。なぜならカエサルだからだ。だがプレゼントを配ろうにも、そのプレゼントがない。」<br />「なのでまずはダレイオス君から財産を譲っていただいた。その財産からプレゼントを配る、という寸法だな。<br /> 買い取り人の名義はたまたまいたファントム君に代筆してもらったがね。」<br />「しかし、しょせん私は仮初めのサンタクロース。彼らが真に欲っするものを与えられなかった。<br /> 寂しくすすり泣く彼らを見ていられなくなった私は河岸を移した。気が付けばそこはフランスの特異点。<br /> [[シュヴァリエ・デオン|たいへん純朴な騎士]]がいてね。彼女……いや彼……いや彼女? ともかく、ここでも私は働いた。<br /> じき新年なので古い家財を売り払いたい、という彼女の提案を聞き、新旧問わずに家財を買い占めたのだ。<br /> ダレイオス君の一件で元手があったのが幸いした。その中にはフランス王家の宝もあってね。<br /> それだけは返してほしい、と彼女が泣いてせがむものだから、十倍の値段で買い戻してさしあげた。<br /> “デオンは本当に名うてのスパイでしたの?もしかして可愛いから敵に見逃されていただけではないかしら?”<br /> そう[[マリー・アントワネット|王妃]]にいじめられ、泣きそうになっている彼女を見ているのは忍びなくてね。<br /> 仕方なく山間に身を隠した私は、そこで[[荊軻|皇帝暗殺に励むオリエンタルな美女]]に出くわした。<br /> “今度こそ皇帝を仕留める――”<br /> そう念じながら一身に滝に打たれる姿を見て、胸を打たれない男性がいるだろうか。いやいない。<br /> 幸い、私も半分皇帝の様なもの。いいアドバイスができると説得し、まずは匕首を譲り受けて――」
: クリスマスイベントにて、偽サンタ騒動の真相を朗々と語る名演説。扇動スキルEX、まさにカエサルの真骨頂である。これにはサンタオルタも思わず素に戻るほど激高し、「歩く詐欺マシーン」と評した。<br />何気に、ナーサリーライムとジャックとの一件については触れていないのも彼らしい。
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: 『ほぼ週間サンタオルタさん』にて。偽サンタ騒動の真相を朗々と語る名演説。扇動スキルEX、まさにカエサルの真骨頂である。これにはサンタオルタも思わず素の敬語に戻るほど激昂し、「歩く詐欺マシーン」と評した。<br />何気にナーサリー・ライムとジャックとの一件については触れていないのも彼らしい。
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;「むうう! マスターよ、貴様もか!」
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:『バレンタイン2018』にて。セミラミスにグイグイいこうとしたところ、主人公からクレオパトラに見られていることを指摘されて。
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;「『私はたしかに借金をしている。君にもいくらかの金を借りたとも』」<br>「『しかし私は思うのだよ。私はローマの体現者。すなわち、私の借金はローマの借金』」<br>「『ローマに連なる者は私の身内も同然。連帯保証人としてあるべきだとは思わないかな?』」<br>「『ところで、ここにとても魅力的な金庫がある。そう。私の借金を帳消しにするほどの金庫が』」
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:『バトル・イン・ニューヨーク2018』にて。[[ネロ・クラウディウス|ネロ]]が一年間貯めに貯めた金庫を'''自分の借金のカタに売り飛ばす'''というとんでもない事をやらかして。言ってることも最早詭弁どころかただの暴論。ひでぇ話である。
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:ちなみに、史実でも彼は'''とんでもない借金魔'''で、余りに多額の金を借りていたため、債権者たちが「こいつが殺されたら借金が取り立てられなくて大損する」という理由で彼を守らざるを得なかったほどである。その額は当時のローマの国家予算のおよそ1割にも及ぶほどだったとか。「これほどの額を返済するには私が出世するしかない」とかなんとか言いくるめて最終的に終身独裁官にまで上り詰めるのだから、史実からして扇動EXなのであった。
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:そしてカエサルをカエサルたらしめているのは、最終的にはどちらも『借金がチャラになる』ほどの成果を上げているのだからさらに手に負えない。彼に金を無心された人たちも、まさかこの男が地中海世界を牛耳り、数千年後まで語られる大偉人になるとは思ってもいなかっただろう・・・。
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====その他====
    
== メモ ==
 
== メモ ==
* 設定担当は桜井光<ref>[https://twitter.com/h_sakura/status/631535525350912001 本人Twitter]</ref>。
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* その英雄としての知名度とイメージに反してあまりにインパクトのありすぎる外見である為、サービス開始直後から早々に「'''デブサル'''」というあだ名が付けられてしまう。
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** イベント『月の女神はお団子の夢を見るか?』では新たに「'''DEBU'''」というさらに直球なあだ名が付けられた。
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** ちなみに奈須氏は彼を最初に引き、竹箒日記で<br />「''ふ、ふふ……どれほど偉大な英雄かは知ってはいるが、このがっかり感&しっとり感はどうだ……なるほど。Android版初日、一身にヘイトを集めるわ!ブタ! このブタめーーー!''」<br />とコメントしている。
   
* 初代ローマ皇帝はガイウス・オクタウィウス・トゥリヌス(アウグストゥス)だが、オクタウィウスは彼によって後継者に指名され、彼が築いた基礎から帝政を完成させた。そのため彼は事実上の帝政創始者として見られることが多い。また、「カエサル」の名はローマ皇帝の称号の一つとして受け継がれ、「皇帝」を意味する言葉の語源にもなっている。しかし本作のカエサルは「皇帝特権」を持たず、「カリスマ」もC止まりである。[[ロムルス|帝政どころか共和政以前の「王」]]は「皇帝特権」EXなのだが……。
 
* 初代ローマ皇帝はガイウス・オクタウィウス・トゥリヌス(アウグストゥス)だが、オクタウィウスは彼によって後継者に指名され、彼が築いた基礎から帝政を完成させた。そのため彼は事実上の帝政創始者として見られることが多い。また、「カエサル」の名はローマ皇帝の称号の一つとして受け継がれ、「皇帝」を意味する言葉の語源にもなっている。しかし本作のカエサルは「皇帝特権」を持たず、「カリスマ」もC止まりである。[[ロムルス|帝政どころか共和政以前の「王」]]は「皇帝特権」EXなのだが……。
* カエサルの政治指導者としての評価は古代ローマ当時から今日に至るまで、毀誉褒貶が相半ばしている。「共和制のままではいずれ起こるだろう問題に対処できないことを予見し、それに代わる新たな国家像を創造した」という点は紛れも無く天才だが、その急進さ故に腹心に暗殺され、再び内乱を引き起こすことになった。
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* カエサルの政治指導者としての評価は古代ローマ当時から今日に至るまで、毀誉褒貶が相半ばしている。「共和制のままではいずれ起こるだろう問題に対処できないことを予見し、それに代わる新たな国家像を創造した」という点は紛れも無く天才だが、その急進さ故に腹心に暗殺され、結局内乱を再び引き起こすことになった。
* 尚、ゲーム中でも第2章やキャラクエで度々言及されているガリア征服だが、カエサルに平定されて後は一度も独立のための反乱などは起こしていない(皇帝退位を求める反乱は起こしている)。征服後、部族など既存の支配体系を破壊したりローマ人にすげかえたりせず存置し、有力部族の長にはカエサル性を贈って元老院の議席まで与えるなど、ローマ伝統の寛容の精神に則った「政治家にして将軍」カエサルの戦後処理能力が光るエピソードである。ガリア出身のローマ皇帝などもいる。もっとも、身分が生まれで固定されず流動性のある古代ローマでは属州民出身の皇帝など特に珍しくもないのだが。
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* 現在の暦のもととなったユリウス暦を制定している。当時としても現在としても驚くべき精度の暦であり、1582年にて時のローマ教皇グレゴリウス13世によって現行のグレゴリオ暦に改訂された際も「年数が100で割り切れ、かつ400では割り切れない年は閏年ではなく平年とする」というルールをユリウス暦に追加しただけのものであることから。
* 現在の暦のもととなったカエサル歴を制定している。当時としては驚くべき精度の暦であった。確かに実際の暦とのズレを修正するために1582年、時のローマ教皇グレゴリウス13世によって現行のグレゴリオ暦に改訂されたが、その内容は「年数が100で割り切れ、かつ400では割り切れない年は閏年ではなく平年とする」というルールを追加しただけのものである。2000年が、「他のXX00年は4で割り切れるけど平年なのに、400で割り切れるから閏年である珍しい年」として話題になったことを記憶されている方も少なくないだろう。グレゴリウスの改訂はユリウス暦の「128年に1日のズレ」を「3221年に1日のズレ」まで抑えただけのもので、将来的に再び改訂が必要となることは明白である。完璧ではないものの、未だ人類はカエサルが作ったシステム以上の暦を考えつけていないのだ。また、カエサルの記した文章、演説した内容は現在でもラテン語の教科書に使われるほどに名文として認知されており、多方面に才能を発揮した正に天才であることがうかがえる。
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* あんなふくよかな姿となった理由としては「ローマが美食の国だから」とのこと。……どこまで食べたらそうなるんだ。
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** むしろ史実的にあの外見に合うローマ皇帝は[[ネロ・クラウディウス|ネロ]]のほうだったりする。カエサルに関してはきっちり「背が高く引き締まった体であった」という歴史記録がある。
   
* カエサルの名言として知られる「賽は投げられた」「来た、見た、勝った」といった言葉にはたびたび言及し、「来た、見た、勝った」に至っては宝具発動時はそれを意識した台詞とともに'''「来た! 見た! 勝った!!」'''の文字が背後に飛ぶといった演出がなされている。
 
* カエサルの名言として知られる「賽は投げられた」「来た、見た、勝った」といった言葉にはたびたび言及し、「来た、見た、勝った」に至っては宝具発動時はそれを意識した台詞とともに'''「来た! 見た! 勝った!!」'''の文字が背後に飛ぶといった演出がなされている。
** なお、大阪にあった某家電販売店は「来た、見た、勝った」をもじった「来た、見た、買うた(買ったの大阪弁)」のキャッチコピーが有名で、イベント「月の女神はお団子の夢を見るのか?」では[[主人公 (Grand Order)|主人公]]の選択肢の中に「'''来た、見た、買った!''' ですよね!」がある。
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** なお、大阪にあった某家電販売店は「来た、見た、勝った」をもじった「来た、見た、買うた(買ったの大阪弁)」のキャッチコピーで有名になっており、イベント「月の女神はお団子の夢を見るのか?」では[[主人公 (Grand Order)|主人公]]の選択肢の中に「'''来た、見た、買った!''' ですよね!」がある。
** もう一つ有名な言葉として知られるのが「ブルータス、お前もか」であろう。こちらもイベント「月の女神はお団子の夢を見るのか?」にて'''「そしてカリギュラよ、おまえもか」'''とアレンジされ使用された。
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** この「来た、見た、勝った」であるが、本来は全てカエサルが主語というわけではない。「見た、勝った」のはカエサル、「来た」のは'''敵兵のゲルマニア人'''である。
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** もう一つ有名な言葉として知られるのが「ブルータス、お前もか」であろう。こちらも期間限定イベントにて'''「○○よ、おまえもか」'''とアレンジされ使用された。
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*** また、2021年には『聖杯戦線 ~ブルータスよ、おまえもか~』というイベントが開催。ついにタイトルにまでなってしまった。
 
* カエサルは二回離婚を経験しているが、三回目の結婚で迎えたカルプルニアとの関係は良好で終生を共に過ごした。カエサルの浮気性は治らず、政治上の理由から彼女を離縁してポンペイウスの娘と結婚しようと図った時もあったが(ポンペイウス自身に断られた)カルプルニアは正妻として彼を支え続けたという。またカエサルもカルプルニアを他の愛人たちとは別格の存在として扱った。クレオパトラを愛人としてローマに招いた後も、彼女の別荘に入り浸りはしたが決して泊まることはなく、必ずカルプルニアの待つ家に帰ったという。
 
* カエサルは二回離婚を経験しているが、三回目の結婚で迎えたカルプルニアとの関係は良好で終生を共に過ごした。カエサルの浮気性は治らず、政治上の理由から彼女を離縁してポンペイウスの娘と結婚しようと図った時もあったが(ポンペイウス自身に断られた)カルプルニアは正妻として彼を支え続けたという。またカエサルもカルプルニアを他の愛人たちとは別格の存在として扱った。クレオパトラを愛人としてローマに招いた後も、彼女の別荘に入り浸りはしたが決して泊まることはなく、必ずカルプルニアの待つ家に帰ったという。
** 一方で創作では愛人クレオパトラとの関係を全面に押し出すためか、正妻のカルプルニアは存在を無視されたり悪妻化させられたりと不遇な扱いをされることも多い。
   
* 愛人クレオパトラとの熱愛関係もあって当時のローマ市民からは「王位につきカエサリオンを後継者にするつもりではないか」「エジプトに国を売るつもりではないか」と疑われており、憎む者も多かったという。
 
* 愛人クレオパトラとの熱愛関係もあって当時のローマ市民からは「王位につきカエサリオンを後継者にするつもりではないか」「エジプトに国を売るつもりではないか」と疑われており、憎む者も多かったという。
** しかし暗殺後に明かされた遺言書にはクレオパトラやカエサリオンについての言及は一言もなく“オクタウィアヌスに遺産の大半を譲ること”“残りは市民のために用いること”“妻カルプニアとの間に子が生まれた場合の後見人”についてのみ書かれていた。
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** しかし暗殺後に明かされた遺言書にはクレオパトラやカエサリオンについての言及は一言もなく“オクタウィアヌスに遺産の大半を譲ること”“残りは市民のために用いること”“正妻カルプルニアとの間に子が生まれた場合の後見人”についてのみ書かれていた。ローマを売るつもりなぞ全く無かったのはともかく、カエサリオンを認知する=カエサルの後継者候補として担ぎだされる可能性が出てくるということなのでそれを防ぎたかったのではないかと言われている。事実オクタウィアヌスはクレオパトラの子供のうちカエサリオンだけは殺させたが、他の子供たち<ref>アレクサンドロス・ヘリオス、クレオパトラ・セレネ、プトレマイオス・フィラデルフォスの3人が存在する。3人とも父親はマルクス・アントニウスである。</ref>は殺すことなく姉のオクタウィアに養育させている。
* 彼の愛人クレオパトラはカエサルの死後アントニウスの愛人となった。ちなみにクレオパトラとアントニウスとの関係は非常に良好で、最後の遺言も「アントニウスと同じ墓に入りたい」というものだったという。また、連れ子であるカエサリオンもアントニウスは厚遇している。……カエサルが願いを叶えたところで割って入る余地があるかは微妙というところか。
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** 尚、アントニウスはカエサルと異なり、自身の遺言書にきちんとクレオパトラとの息子を相続人とすること、クレオパトラを後見人とすることを明記していたという。しかしこの遺言書はオクタウィアヌスによってアントニウスとの対決の前に公開された。ローマの人々はエジプト女王によってローマが支配されるのではないかと恐れ、アントニウスを売国奴と蔑み、アントニウスは民心と将兵の多くを失うこととなった。生存している人間の遺言状を勝手に公開したオクタウィアヌスを非難する者はほとんどいなかった。オクタウィアヌスは「クレオパトラを」ローマの敵として宣戦布告し、クレオパトラを守ったアントニウス軍は破れ、攻め込まれたエジプトは独立を奪われた。アントニウス排除のダシに使われたクレオパトラは自害し、オクタウィアヌスのライバルになりかねないカエサリオンは処刑された。遺言状をはじめ公的な場ではクレオパトラに配慮しなかったカエサルだが、配慮しすぎたアントニウスのこの末路から、「無視」こそがカエサルなりのクレオパトラやカエサリオン、エジプトへの配慮だったのではないかという意見もある。…アントニウスと組んでローマを迎え撃つ気満々だったクレオパトラがこうした事情を理解していたとは思えない。認知しないカエサルへの失望が、アントニウスへの愛の源になった可能性もある。しかし、生前のカエサルにとって「愛人と息子の認知」という願いを叶えることは、その愛人と息子の破滅を意味したのである。聖杯に託さねばならないほどに、この願いは実現不可能なものであった。同時にこのエピソードは、一番の配下であったアントニウスではなく無名の若者オクタウィアヌスの将器を見抜き後継者として選んだカエサルの鑑識眼を裏付けるものでもある。オクタウィアヌスは、カエサルが回避したミスをアントニウスがまんまと踏み抜いたことを見逃さなかった。
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** なお、オクタウィアヌスはカエサルに評価されてはいたものの、後継者として選ばれたわけではなく、あくまで遺産の大半を引き継いだだけであった。(後継者の指名ができるのならば共和制ではなく帝政である)オクタウィアヌスがカエサルの後継者と位置づけられたのは、若年の彼がアントニウスらへの対抗策としてカエサルを神格化し、自身を神君カエサルの後継ぎだと(単なる遺産継承者であるにもかかわらず)することで権威を獲得したことによる。つまり『神君カエサル』もその後継者に任命されたというのも、全部オクタウィアヌスがぶちあげた概念であり、それ故に『神君カエサル』の子カエサリオンはオクタウィアヌスにとって決して見逃せぬ存在となったのである。上記を鑑みるに、カエサルがカエサリオンを認知して遺産の一部を引き継がせたとしても、アントニウスが遺言書を公開された時とは状況が異なるため認知=破滅であったとは言い切れない。またカエサル没後のクレオパトラがカエサルの政治基盤を引き継ぐであろうアントニウスに接近したことは、エジプトの後ろ盾をローマの有力者に求めるという、カエサルと出会う以前からの彼女の行動指針に変わりがないことを示す。クレオパトラはカエサルへの感情を引きずらずクレバーな判断を下していると言える。若きオクタウィアヌスがローマを支配し帝政ローマを開く怪物に成長すると見抜ける方がおかしかったのである。
   
* 自称・太っているのではなくふくよかな体型の彼だが、これで意外と俊敏らしい。ステータス上では敏捷Bとセイバークラスの基本能力通り。
 
* 自称・太っているのではなくふくよかな体型の彼だが、これで意外と俊敏らしい。ステータス上では敏捷Bとセイバークラスの基本能力通り。
** ゲーム的な面でも、クイックが2枚と他のセイバー(いずれも1枚)より多いコマンドカード構成をしており、宝具もクイック属性。動けるDEBUである。
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** ゲーム的な面でも、Quickが2枚と他のセイバー(いずれも1枚)より多いコマンドカード構成をしており、宝具もQuickカード(しかもセイバーに稀有な単体攻撃)。動けるDEBUである。
* 『ぐだぐだ茶器集め 地獄変 ~黒縄地獄~』のボスとして登場し、その際の名義は'''「赤鬼 (ROMA仕様)」'''
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**セイバーであることに度々不満を漏らしているが、史実では若年の亡命時代、軍に身を置いていた時期があり、ある戦場での功績から当時最も名誉あるとされた「市民冠」を授与されている。これは同じローマ市民を救った栄誉とされ、年配の元老院議員すらこれに敬礼する、いわば現代アメリカの「名誉勲章」レベルの名誉。実は彼が被っている月桂冠が"それ"であり、後世ではローマ皇帝の権利の一つとして認められている。ガリア遠征時代、内乱時代でも、'''ケルト兵相手に尻込みしている部下の盾を奪い取って最前線に躍りでる'''、'''アフリカ象の倒し方を自ら新兵にレクチャーする'''、など、それなりに戦士としての経験はある。もっとも、これはカエサルだけではなく、当時の元老院議員の大半がノブレス・オブリージュを基本精神としていたため。実際、彼の部下の大勢は元老院議員の子息だったりする。元老院議員と軍務が分離され始めるのはもっと後の時代からである。
** 黒縄地獄とは八大地獄の一つで、殺生と盗みを犯した者がこの地獄に落ちるとされている。
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*『人ならぬ妖精の女と子をなした』とプロフィールに乗っているが、その子というのは様々な作品に登場するかの有名な「妖精王[[オベロン]]」の事であろう。彼はカエサルの息子とされ、[[ウィリアム・シェイクスピア]]の書いた文学作品にも登場するビッグネームとも言える。
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**ちなみにカエサルがオベロンの父であるとされてる様に、同時にオベロンにはある有名な存在が母親であるとされている。問題はその母親が[[モルガン|Fate的には余りにも不穏な名前]]という点であるのだが…、その名前を持つ者はアーサー王伝説では二人いるとされ、同一視もされるが別人として描かれる事もあるのでまだどっちの事を指しているのかは断言できないが、子があのオベロンな事もあり非常に興味深いエピソードといえよう。
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*聖槍として知られるロンギヌスの槍の所有者だったという伝説もある。それによればトバル・カインの鍛えた剣と槍が紆余曲折を経てポンペイウスの部下の手に渡り、カエサルへの贈り物とされたという。その後、カエサルはロンギヌスの祖父の戦功を嘉し、褒美としてこの槍を与えた。ロンギヌスは祖父から引き継いだこの槍で、イエス・キリストを刺したという。
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**なお、槍と共に手に入れたトバル・カインの剣については、ロンギヌスの祖父への褒美として一緒に渡されたとも、ブルータスに手渡されカエサル暗殺に用いられたとも言われる。
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==話題まとめ==
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;DEBU
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: その英雄としての知名度とイメージに反してあまりにインパクトのありすぎる外見である為、サービス開始直後から早々に「'''デブサル'''」というあだ名が付けられてしまう。史実後にイベント『月の女神はお団子の夢を見るか?』では新たに「'''DEBU'''」というさらに直球なあだ名が付けられた。あんなふくよかな姿となった理由としては「ローマが美食の国だから」とのこと。……どこまで食べたらそうなるんだ。 むしろ史実的にあの外見に合うローマ皇帝は[[ネロ・クラウディウス|ネロ]]のほうだったりする。カエサルに関してはきっちり「背が高く引き締まった体であった」という歴史記録があり、現代に残された彫像の類も、全て引き締まった体躯で彫られている。
 +
: しかし、[[クレオパトラ]]の知るカエサルは痩せていたようで、「FGO世界における史実のカエサル=DEBU」というわけではないことが判明した。クレオパトラが知っているのは暗殺直前までの数年間のはずなので、現在の姿はそれ以前であると思われるが、詳細は不明。 一目見た[[トリスタン]]は「どうみてもストレスによる過食」「これほどの変貌を遂げるストレスなど、[[アグラヴェイン]]と同格」と評している。
 +
: また「EXTELLA」ではネロが「カエサルがガリアで美味しいウナギと出会った」という歌を披露する場面があり、これも肥満の原因の一つを示唆している。
 +
: キャラクターデザインを担当したしまどりる氏によると、アルトリア顔だと想像したが、実際はおDEBUという指定に衝撃を受けたそうな。とはいえ、痩せたらイケメンであり、生前のカエサルを知っているクレオパトラも「眉目秀麗」と評している。
 +
: ちなみに奈須氏は一番最初に回したガチャで彼を引き当て、竹箒日記で<br />「''ふ、ふふ……どれほど偉大な英雄かは知ってはいるが、このがっかり感&しっとり感はどうだ……なるほど。Android版初日、一身にヘイトを集めるわ!ブタ! このブタめーーー!''」<br />とコメントしている<ref group="出">[http://www.typemoon.org/bbb/diary/log/201508.html 竹箒日記2015/8/12]</ref>。
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: 一方、史実での身体的特徴としては「ハゲ頭」だったという記述が多く(完全な禿頭ではなく「部分的に薄い」程度)、部下に「'''ハゲの女たらし'''」とネタにされた記録も残っている。また、彼の肖像画や彫刻で月桂冠をかぶっているのが多いのも、出来るだけハゲを隠すためだとか。この点FGOカエサルはフサフサである。
 
== 脚注 ==
 
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===注釈===
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===出典===
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== リンク ==
 
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