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|タイトル = セイバー
 
|タイトル = セイバー
 
| 真名 = ヤマトタケル(<ruby><rb>日本武尊</rb><rt>やまとたけるのみこと</rt></ruby>)
 
| 真名 = ヤマトタケル(<ruby><rb>日本武尊</rb><rt>やまとたけるのみこと</rt></ruby>)
| 外国語表記 =  
+
| 外国語表記 = Yamato Takeru
 
| 初登場作品 = [[Fate/Samurai Remnant]]
 
| 初登場作品 = [[Fate/Samurai Remnant]]
 
| 声優 = 山村響
 
| 声優 = 山村響
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:古代日本の装束を身に纏った優美の剣士。性別を判別できないが、殆どから女性と思われている。
 
:古代日本の装束を身に纏った優美の剣士。性別を判別できないが、殆どから女性と思われている。
 
:生前は「慈悲なき戦闘装置」と言われるほどにただ敵を殲滅すべく行動し、そして勝利していた。弱いものは躊躇なく切り捨てようとする性質を持っているのだが、『Grand Order』ではなるべくそうしないようにと努めている素振りがある。
 
:生前は「慈悲なき戦闘装置」と言われるほどにただ敵を殲滅すべく行動し、そして勝利していた。弱いものは躊躇なく切り捨てようとする性質を持っているのだが、『Grand Order』ではなるべくそうしないようにと努めている素振りがある。
:大雑把なところがあり、周囲の被害を顧みずにあらゆるものを吹っ飛ばそうとする。ただし、その度に伊織によって釘を差されている。
+
:大雑把なところがあり、周囲の被害を顧みずにあらゆるものを吹っ飛ばそうとする。ただし、伊織によって釘を差された際は渋々ながらも従っている。
:非常に大食いであり、特に米が好物である模様。また初めて見るものや珍しいものに目がない。江戸では見世物小屋や南蛮船などに興味を示し、カルデアに来てからは新しく食べる料理に舌鼓を打っており、特にパンや米と合うカレーが気に入った様子。
+
:非常に大食いであり、特に米が好物である模様。また初めて見るものや珍しいものに目がない。江戸では見世物小屋や南蛮船などに興味を示している。
 +
:カルデアに来てからは新しく食べる料理に舌鼓を打っており、特にパンや米と合うカレーが気に入った様子。
 
:<!--伊織の決定を第一にする場面が多いものの、若旦那の旅に着いて行くことについてはそれで正しいのか3回も確認する。-->
 
:<!--伊織の決定を第一にする場面が多いものの、若旦那の旅に着いて行くことについてはそれで正しいのか3回も確認する。-->
 
:盈月にかける願いは作中では明かされなかったが、彼の台詞からして恐らく「友達が欲しい」「オトタチバナに謝りたい」だったと思われる。『Grand Order』においてはそれらを果たした記憶があるためか、聖杯にかける願いはもう無いとしている。
 
:盈月にかける願いは作中では明かされなかったが、彼の台詞からして恐らく「友達が欲しい」「オトタチバナに謝りたい」だったと思われる。『Grand Order』においてはそれらを果たした記憶があるためか、聖杯にかける願いはもう無いとしている。
 +
:所持している神剣が常軌を逸した代物であるために『Samurai Remnant』でも『Grand Order』でも一種のハンデとして聖杯から「当時の社会の常識および聖杯戦争の知識」が十分にインストールされておらず、上記の過剰に粗暴な振る舞いもその影響と思われる。
    
; 能力
 
; 能力
 
:宝具『水神』による加護と、スキル『魔力放出(水)』による水流を用いた攻撃と剣術による戦闘を行う。この影響で周囲の水を操ることも可能となっており、敵に水礫をぶつけたり、周辺の水を動かすことで船などを動かす事もできる。
 
:宝具『水神』による加護と、スキル『魔力放出(水)』による水流を用いた攻撃と剣術による戦闘を行う。この影響で周囲の水を操ることも可能となっており、敵に水礫をぶつけたり、周辺の水を動かすことで船などを動かす事もできる。
 
:戦闘はほぼ天才的な才能に頼っているようだが、その力量は人間の領域を遥かに超えている。そのため戦闘方法も大雑把で、何も考えずただ斬れば良いという考えであるため、剣の型に拘る伊織には苦言を呈する。
 
:戦闘はほぼ天才的な才能に頼っているようだが、その力量は人間の領域を遥かに超えている。そのため戦闘方法も大雑把で、何も考えずただ斬れば良いという考えであるため、剣の型に拘る伊織には苦言を呈する。
:ただし「可惜夜に希う」ルートでは自ら剣技の訓練をし、伊織の剣の合理を密かに学習していたことで、伊織の剣技を一歩上回ることができた。
+
:しかしその伊織の剣に興味を抱いた彼は自ら剣技の訓練をしており、伊織の剣の合理を密かに学習していたことが、「可惜夜に希う」ルートで伊織の剣技を一歩上回ることにつながった。
    
== ステータス ==
 
== ステータス ==
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: 水の斬撃を1度に8本放つ絶技。蛇のようにうなる斬撃は、さながら八岐大蛇を彷彿とさせる。
 
: 水の斬撃を1度に8本放つ絶技。蛇のようにうなる斬撃は、さながら八岐大蛇を彷彿とさせる。
 
: 破壊力が高すぎるため、対人技であるはずが範囲効果まで付帯してくる(当然、対軍とまでなれば威力は落ちる)。
 
: 破壊力が高すぎるため、対人技であるはずが範囲効果まで付帯してくる(当然、対軍とまでなれば威力は落ちる)。
: 作中では魔性・神性に対して効果を発揮すると伊織に目されており、実際に[[甲賀三郎|アサシン]]の召喚した大おろちに向けて放った。
+
: 作中では魔性・神性に対して効果を発揮すると伊織に目されており、実際に[[甲賀三郎|アサシン]]の召喚した大おろちに向けて放たれた。
 
: この宝具を見た伊織はその迫力に圧倒されると同時に、「破らねばならない」と打ち勝つことを目標にする。
 
: この宝具を見た伊織はその迫力に圧倒されると同時に、「破らねばならない」と打ち勝つことを目標にする。
 +
: 『Grand Order』では「敵単体のArts攻撃耐性をダウン(1ターン)+敵全体に強力な攻撃[Lv]&防御力をダウン(3ターン)<オーバーチャージで効果アップ>」という効果のArts宝具。
    
; 界剣・天叢雲剣(かいけん・あめのむらくものつるぎ)
 
; 界剣・天叢雲剣(かいけん・あめのむらくものつるぎ)
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:だが、血の繋がった兄弟すら手にかける凶暴な性格は父に疎まれ冷遇される。そして、遠征最中に最愛の妻──オトタチバナヒメを亡くしてしまう。
 
:だが、血の繋がった兄弟すら手にかける凶暴な性格は父に疎まれ冷遇される。そして、遠征最中に最愛の妻──オトタチバナヒメを亡くしてしまう。
 
:東国遠征が終わり帰路につく途中で、伊吹山に入り、最期は神の力によって死んだとされている。死後は白鳥となって羽ばたいた、とも伝わっている。
 
:東国遠征が終わり帰路につく途中で、伊吹山に入り、最期は神の力によって死んだとされている。死後は白鳥となって羽ばたいた、とも伝わっている。
:父の命に従い続け、戦い続けた彼だが、最後まで「救い」がもたらされることは無かった。
      
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
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: 年末アニメ『藤丸立香はわからない ~大忘年お楽しみ会2023~』で先んじて登場し、正月の期間限定サーヴァントとして『ヤマトタケル体験クエスト』の開催とともに実装された。
 
: 年末アニメ『藤丸立香はわからない ~大忘年お楽しみ会2023~』で先んじて登場し、正月の期間限定サーヴァントとして『ヤマトタケル体験クエスト』の開催とともに実装された。
 
: 出典に『Samurai Remnant』とある通り、盈月の儀についての記憶を持ったままの参戦。
 
: 出典に『Samurai Remnant』とある通り、盈月の儀についての記憶を持ったままの参戦。
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: 期間限定イベント『盈月剣風帖』では逸れのセイバーとして登場する。
    
== 人間関係 ==
 
== 人間関係 ==
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=== Fate/Samurai Remnant ===
 
=== Fate/Samurai Remnant ===
 
; [[宮本伊織]]
 
; [[宮本伊織]]
: 自身のマスター。最初は剣の腕前はともかく、無謀にもサーヴァント相手に立ち向かう姿に呆れ、「弱い」と断じるも、互いに信頼関係を築いていく。
+
: 自身のマスター。最初は剣の腕前はともかく、無謀にもサーヴァント相手に立ち向かう姿に呆れ「弱い」と断じるも、互いに信頼関係を築いていく。
 
: 彼と協力して「共闘絶技」という大技を放ったり、進む道を切り開いて、共に盈月の義を勝ち進む。
 
: 彼と協力して「共闘絶技」という大技を放ったり、進む道を切り開いて、共に盈月の義を勝ち進む。
: しかし、彼の潜んだ本性も感じ取っているようで、「可惜夜に希う」ルートではその本性と正面から向き合うこととなる。
+
: しかし彼の潜んだ本性も感じ取っているようで、「可惜夜に希う」ルートではその本性と正面から向き合うこととなる。<ref group = "注">なお『Samurai Remnant』のキャッチコピーにある「━━きみの願いを、切り捨てる。」という部分は「可惜夜に希う」ルートでのセイバーとの最期の戦いを表していると思われる。</ref>
: 余談だが、『Samurai Remnant』のキャッチコピーにある「━━きみの願いを、切り捨てる。」という部分は「可惜夜に希う」ルートでの彼との戦闘を表していると思われる。
      
; [[小笠原カヤ]]
 
; [[小笠原カヤ]]
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; [[地右衛門]]、[[ジャンヌ・ダルク (Samurai Remnant)|ランサー]]
 
; [[地右衛門]]、[[ジャンヌ・ダルク (Samurai Remnant)|ランサー]]
: ランサー陣営。度々カヤを攫うため、目の敵にしている。
+
: 「盈月の儀」におけるランサー陣営。度々カヤを攫うため、目の敵にしている。
 
: 「復讐の焔」ルートにおいては、彼らが盈月によって変貌した姿である「盈月の怪異」を宝具「界剣・天叢雲剣」で消滅させる。
 
: 「復讐の焔」ルートにおいては、彼らが盈月によって変貌した姿である「盈月の怪異」を宝具「界剣・天叢雲剣」で消滅させる。
    
; [[由井正雪]]
 
; [[由井正雪]]
 
: ライダーのマスター。物語序盤では御家人たちを操り、けしかけてきていると思い込んで敵視していた。
 
: ライダーのマスター。物語序盤では御家人たちを操り、けしかけてきていると思い込んで敵視していた。
 +
: 『Grand Order』の期間限定イベント「盈月剣風帖」では[[由井正雪 (Grand Order)|サーヴァントとして召喚された彼女]]と再度対立したものの、最終的に空想樹に囚われた彼女を救出することに成功した。
 +
 +
; [[丑御前〔ライダー〕|ライダー]]
 +
: 正雪のサーヴァント。
 +
: 物語内で度々対決し、彼女が本性を表した際は自身の宝具「界剣・天叢雲剣」で消滅させることとなった。
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: 『Grand Order』の期間限定イベント「盈月剣風帖」では[[源頼光/丑御前|アヴェンジャークラスとなった彼女]]と再び刃を交えることとなる。
 +
: その後彼女がカルデアに召喚された際は、伊織や正雪などと共に彼女を交代制で監視している。
    
; [[土御門泰広]]
 
; [[土御門泰広]]
: 儀の監督役。彼の仕掛けた術にかかり、操られかける。
+
: 儀の監督役。彼の仕掛けた術にかかり、操られかける。後に他のサーヴァントも操られていた事を知った際に「ツチミカドめ!」と憤っていた。
: また、彼の術によって他のサーヴァントが操られる状況を見て「ツチミカドめ!」と憤っていた。
+
: 『Grand Order』の期間限定イベント「盈月剣風帖」で彼が怪異として召喚された際は、自身の宝具「絶技・八岐怒濤」で消滅させている。
    
; [[稗田阿礼|キャスター]]
 
; [[稗田阿礼|キャスター]]
 
: キャスターのサーヴァント。古事記の編纂者であるために、「一条の光」ルートでは真名を一目で見抜かれてしまう。
 
: キャスターのサーヴァント。古事記の編纂者であるために、「一条の光」ルートでは真名を一目で見抜かれてしまう。
: 同じく「一条の光」ルートにおいて、最終的には彼が呼び出した八十禍津日神もろとも宝具「界剣・天叢雲剣」で消滅させる。
+
: 同じく「一条の光」ルートにおいて、最終的には彼が呼び出した擬神・八十禍津日神もろとも宝具「界剣・天叢雲剣」で消滅させる。
    
; [[甲賀三郎|アサシン]]
 
; [[甲賀三郎|アサシン]]
 
: 自身の宝具はよく効くが、死因とされる伊吹大明神の力を使うため非常に相性の悪い相手。
 
: 自身の宝具はよく効くが、死因とされる伊吹大明神の力を使うため非常に相性の悪い相手。
:そのためアサシン討伐の際には伊織が注意を引き付けてタケルの宝具による一撃必殺を狙った。
+
: そのためアサシン討伐の際には伊織が注意を引き付けて、自身の宝具による一撃必殺を狙った。
    
; [[宮本武蔵_(Samurai_Remnant)|バーサーカー]]
 
; [[宮本武蔵_(Samurai_Remnant)|バーサーカー]]
 
: バーサーカーのサーヴァント。健啖家である点が共通しており、竹を割ったような快活な性格だからか気が合う様子。
 
: バーサーカーのサーヴァント。健啖家である点が共通しており、竹を割ったような快活な性格だからか気が合う様子。
: そのため、カルデアに召喚された際には既に彼女が"いない"ことを残念がっていた。
+
: そのため、カルデアに召喚された際には''既に[[宮本武蔵|彼女]]が"いない"''ことを残念がっていた。
    
; [[新井助之進]]
 
; [[新井助之進]]
156行目: 165行目:  
: 目の前で伊織や紅玉の書を豚に変えられたことがよほど衝撃だったのか、カルデアで再会した際には非常に驚いている。
 
: 目の前で伊織や紅玉の書を豚に変えられたことがよほど衝撃だったのか、カルデアで再会した際には非常に驚いている。
   −
; [[玉藻の前]]、[[タマモキャット]]
+
; [[玉藻の前]]
: 逸れのライダーこと[[タマモアリア]]のオリジナルと、アリアと同じくタマモナインの一人。
+
: 逸れのライダーこと[[タマモアリア]]のオリジナル。
 
: アリアの名前を口にした途端、ものすごい剣幕で詰め寄ってきてどこで会ったのかと問い詰められたため困惑している。
 
: アリアの名前を口にした途端、ものすごい剣幕で詰め寄ってきてどこで会ったのかと問い詰められたため困惑している。
 +
 +
; [[タマモキャット]]
 +
: 逸れのライダーこと[[タマモアリア]]と同じくタマモナインの一人。
 +
: 玉藻の前と同様にアリアの名前に反応してきたために困惑している。
 +
: 期間限定イベント『盈月剣風帖』では逸れのサーヴァントとして召喚された彼女と直接出会ったが、アリアとは似ても似つかない支離滅裂な言動に伊織共々終始困惑しっぱなしであった。
    
; [[坂田金時]]
 
; [[坂田金時]]
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; [[千子村正]]
 
; [[千子村正]]
: 「見事な鍛冶師」と褒めるが、彼からはやはりというべきか、自身の宝具を見せてほしいと懇願される。
+
: 「見事な鍛冶師」と褒めるが、彼からはやはりというべきか、自身の宝具である神剣を見せてほしいと懇願される。
    
; [[蘆屋道満]]
 
; [[蘆屋道満]]
: 盈月の儀をどこで聞いたのか、直接ではないものの[[安倍晴明]]が関係するとあってか彼への嫌味たっぷりに講釈を垂れてきた。<ref group="注">『Samurai Remnant』作中では盈月及び「盈月の儀」に関しては[[聖杯戦争]]を基にして[[土御門泰広]]が考案したものだとされている。ただし、土御門家は安倍晴明の子孫でもあるため、晴明が一枚噛んでいる可能性も決して無いわけではない。</ref>
+
: 盈月の儀をどこで聞いたのか、直接ではないものの[[安倍晴明]]が関係するとあってか彼への嫌味たっぷりに講釈を垂れてきた。
    
; [[カイニス]]
 
; [[カイニス]]
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: 自分以外のアルトリア顔絶対殺すウーマン。
 
: 自分以外のアルトリア顔絶対殺すウーマン。
 
: 彼女曰く「髪の一部パーツにやや近いものはあるがアルトリア顔ではない」とのことで、抹殺対象判定としてはセーフの模様。
 
: 彼女曰く「髪の一部パーツにやや近いものはあるがアルトリア顔ではない」とのことで、抹殺対象判定としてはセーフの模様。
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; [[宮本伊織 (Grand Order)]]
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: サーヴァントとなった自身の元マスター。
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: 期間限定イベント『盈月剣風帖』では当初は彼に盈月の儀の記憶が無いことに拗ねており、また彼の剣鬼としての側面には警戒していた。
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: しかし行動を共にする中で絆を紡ぎ、そして彼の善を為そうとする心が本物であると判断して「盈月の儀」で見せたコンビネーションを発揮することとなる。
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: カルデアでも彼とは仲良くしていて、食堂に誘ったり霊基第三の衣装を見せつけている。
 +
: またバレンタインで主人公にチョコレートをもらった際には妻のオトタチバナヒメと並んで彼の事を気にかけていた。そして「何故俺が気にする必要がある」と記憶がないため当然の対応をされて不貞腐れていた。
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; [[スパルタクス]]
 +
: 期間限定イベント『盈月剣風帖』で出会った逸れのバーサーカー。
 +
: 彼からの圧制者認定を厳粛に受け止め、それでも未来に向かって善行を積もうとする様子を見せたため最終的に和解した。
 +
 +
; [[玖賀耳之御笠]]
 +
: 期間限定イベント『盈月剣風帖』で敵対した相手。
 +
: 時代がずれていたため直接の面識はなかったが「朝廷に反抗する地方勢力」という点では生前多く打倒してきた相手であり、ある意味では因縁の相手。
 +
 +
; [[アショカ王]]
 +
: 期間限定イベント『盈月剣風帖』で出会ったサーヴァント。
 +
: 物語終盤では自身の気持ちを問われるも、贋作空想樹に取り込まれた由井正雪を助けたいと思う気持ちを彼に伝え、協力を得ることとなった。
 +
: なお、彼の強さや覇気などは感じ取っていたものの、その真名や「転輪聖王」という肩書きの意味は知らなかったらしい。
    
=== 生前 ===
 
=== 生前 ===
210行目: 244行目:  
: 九州の豪族であり、大和朝廷に反抗し続けた。そのため、景行天皇は自身の息子である皇子(後のヤマトタケル)に彼らの討伐を命じる。
 
: 九州の豪族であり、大和朝廷に反抗し続けた。そのため、景行天皇は自身の息子である皇子(後のヤマトタケル)に彼らの討伐を命じる。
 
: 皇子は父の命に従い、宴会時に女装して二人を暗殺した。その豪胆さから、クマソ兄弟は景行天皇の皇子に「タケル」の名前を贈った。
 
: 皇子は父の命に従い、宴会時に女装して二人を暗殺した。その豪胆さから、クマソ兄弟は景行天皇の皇子に「タケル」の名前を贈った。
: 伊織がセイバーの精神世界に入った際、彼に殺されながらも讃えている豪族の台詞があるが、これは彼ら兄弟のものだと思われる。
+
: 伊織がタケルの精神世界に入った際、タケル自身に殺されかけながらも讃えている豪族の台詞があるが、これは彼ら兄弟のものだと思われる。
    
; 景行天皇
 
; 景行天皇
 
: タケルの父。多くの遠征を命じる。時には彼の兄弟の暗殺を命じることもあった。
 
: タケルの父。多くの遠征を命じる。時には彼の兄弟の暗殺を命じることもあった。
 
: タケルとの関係性は古事記と日本書紀で大きく異なる。古事記ではろくな兵力も与えず立て続けにタケルに出陣を命じることから、タケルが「父は私を殺したいのだ」と嘆く場面がある。
 
: タケルとの関係性は古事記と日本書紀で大きく異なる。古事記ではろくな兵力も与えず立て続けにタケルに出陣を命じることから、タケルが「父は私を殺したいのだ」と嘆く場面がある。
: 作中ではセイバーの精神世界で彼に命を出している。
+
: 作中ではタケルの精神世界で彼に命を出している。
    
; 大碓命
 
; 大碓命
 
: 双子の兄。父の命により手に掛けることとなった。<ref group="注">暗殺の動機については、古事記では「父の命令を勘違いした」とされているが、Fateシリーズにおいてその設定が反映されているかは不明。</ref>
 
: 双子の兄。父の命により手に掛けることとなった。<ref group="注">暗殺の動機については、古事記では「父の命令を勘違いした」とされているが、Fateシリーズにおいてその設定が反映されているかは不明。</ref>
 
: シナリオ上で何度か言及されている「兄弟殺し」は名前こそ出てこないものの、彼を殺したことを指していると思われる。
 
: シナリオ上で何度か言及されている「兄弟殺し」は名前こそ出てこないものの、彼を殺したことを指していると思われる。
: なおタケルが兄に対して行った殺害方法というのが、「素手で掴み殺した後、手足を引きちぎった」という凄まじいもので、タケルの怪物的な能力を示す逸話でもある。
+
: なおFateシリーズでは語られていないものの、タケルが行った兄に対しての殺害方法というのが「素手で掴み殺した後、手足を引きちぎった」という凄まじいもので、タケルの怪物的な能力を示す逸話でもある。
    
; [[伊吹童子]]
 
; [[伊吹童子]]
227行目: 261行目:  
: [[伊吹童子〔バーサーカー〕|水着霊基]]からは『苦手克服個人レッスン』なるものを持ちかけられるも、遠慮している。
 
: [[伊吹童子〔バーサーカー〕|水着霊基]]からは『苦手克服個人レッスン』なるものを持ちかけられるも、遠慮している。
 
: 霊基第三では立ち向かおうとするもやはり強く抱きしめられ、水着霊基には逆に応援されてしまう。
 
: 霊基第三では立ち向かおうとするもやはり強く抱きしめられ、水着霊基には逆に応援されてしまう。
 +
: 伊織のバレンタインシナリオでは、「自身が神剣を持っていることで現界の際に与えられる知識が少し減らされている」のだろうと彼女から教わった様子。
    
=== その他 ===
 
=== その他 ===
233行目: 268行目:  
: 曰く、「黒髪のアルトリア」を意識している模様。健啖家な点が共通しており、実は身長も一緒。
 
: 曰く、「黒髪のアルトリア」を意識している模様。健啖家な点が共通しており、実は身長も一緒。
 
: しかし、『Grand Order』では、所謂「アルトリア顔」と認定されていない(ヒロインXの独断だが)。
 
: しかし、『Grand Order』では、所謂「アルトリア顔」と認定されていない(ヒロインXの独断だが)。
: 史実でも「島国を統一した」「伝説の剣を持つ」などいくつか共通点がある。
+
: 他に「島国を統一した」「伝説の剣を持つ」などいくつか共通点がある。
    
;[[ヘラクレス]]
 
;[[ヘラクレス]]
239行目: 274行目:     
== 名台詞 ==
 
== 名台詞 ==
=== Samurai Remnant ===
+
=== Fate/Samurai Remnant ===
 
;「察するに、きみが私の喚び人か?」
 
;「察するに、きみが私の喚び人か?」
 
: 召喚して初めて伊織に対面した時の台詞。
 
: 召喚して初めて伊織に対面した時の台詞。
255行目: 290行目:  
: アーチャー陣営との同盟を組んだ後に、「『セイバーに剣を抜くなと言ったのは正しかった』と思っていたな」と伊織に聞くと、「解るか?」と伊織が返して放った台詞。
 
: アーチャー陣営との同盟を組んだ後に、「『セイバーに剣を抜くなと言ったのは正しかった』と思っていたな」と伊織に聞くと、「解るか?」と伊織が返して放った台詞。
 
: セイバーは伊織に宝具を禁止されて不服を言い、最終的に'''「ぶー」'''と言って、拗ねてしまう。
 
: セイバーは伊織に宝具を禁止されて不服を言い、最終的に'''「ぶー」'''と言って、拗ねてしまう。
 +
 +
=== Fate/Grand Order ===
    
== メモ ==
 
== メモ ==
269行目: 306行目:  
* 『Grand Order』における第三再臨では、腹部と足に赤い文様が現れる。
 
* 『Grand Order』における第三再臨では、腹部と足に赤い文様が現れる。
 
** 再臨の際に「神気が高まっている」という台詞もあるため、これは恐らく[[クー・フーリン]]や[[ギルガメッシュ]]の体表にもある神代回帰の証と近しいもののように思われる。
 
** 再臨の際に「神気が高まっている」という台詞もあるため、これは恐らく[[クー・フーリン]]や[[ギルガメッシュ]]の体表にもある神代回帰の証と近しいもののように思われる。
 +
* 『Grand Order』の期間限定イベント『盈月剣風帖』では伊織の剣鬼としての側面を警戒していたため、「可惜夜に希う」ルートのような出来事を経験していると思われる。
    
== 話題まとめ ==
 
== 話題まとめ ==
 
; 実は女性?
 
; 実は女性?
 
: 本編では女性と間違えられるが結局否定はしておらず、また『Samurai Remnant』と『Grand Order』のどちらのプロフィールにも記載が無いため性別は不明なままである。
 
: 本編では女性と間違えられるが結局否定はしておらず、また『Samurai Remnant』と『Grand Order』のどちらのプロフィールにも記載が無いため性別は不明なままである。
 +
: 『Grand Order』のバレンタインシナリオでも、チョコを贈るものとお返しをするものの二つのシナリオが用意されており、徹底的に性別は秘匿されている。
 
: 女装してクマソ兄弟を討った逸話から、女装しても違和感がないほど容姿が女性に似ていた=元々女性だったという説もあり得る。
 
: 女装してクマソ兄弟を討った逸話から、女装しても違和感がないほど容姿が女性に似ていた=元々女性だったという説もあり得る。
   287行目: 326行目:  
: 上記の通りヘラクレスとヤマトタケルは共通項が多い。また、他にも日本神話にはギリシャ神話と近似点が多々ある。実は「ギリシャ神話」が日本へ伝わり、それを元ネタにして生まれたのが「日本神話」であるという説がある。
 
: 上記の通りヘラクレスとヤマトタケルは共通項が多い。また、他にも日本神話にはギリシャ神話と近似点が多々ある。実は「ギリシャ神話」が日本へ伝わり、それを元ネタにして生まれたのが「日本神話」であるという説がある。
 
: 年代的には矛盾はなく、[[イスカンダル]]の作ったヘレニズム文化が法隆寺に影響を与えたことを考えれば、あながちトンデモ説とは言えない。
 
: 年代的には矛盾はなく、[[イスカンダル]]の作ったヘレニズム文化が法隆寺に影響を与えたことを考えれば、あながちトンデモ説とは言えない。
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 +
;神剣所有によるマイナス補正
 +
:神剣を宝具として持ち込んでいるため、召喚時に普通であれば与えられる知識類が付与されていない。宝具の使用などに制限がかかる例は少なくないが、持ち込んだ宝具そのものでデメリットが発生するのはレアケース。
 +
:実質同じ宝具を伊吹童子も所有しているが、あちらは特にデメリットがあったり制限がかかっている様子もないため、何かしらの違いがあるのだと思われるが詳細は不明。
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:なお、神剣である宝具『界剣・天叢雲剣』の効果としては「一時的に神/カミになる」ため、タケルの知識欠損が神剣を持ち込んだことによるデメリットではなく、ただの記憶飽和である可能性もある。
 +
:しかし、『界剣・天叢雲剣』の説明通りであるならば使用することで「神になる」ため、その場合宝具を使った後に現界してから得た知識を失うことになりそうなものだが、そういった様子はない。
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:また、所持しているだけで記憶飽和が起きていると考えた場合は、現界してから後天的に知識を得ることが困難になると思われるが、やはりそういった様子もない。
 +
:『Grand Order』で召喚された際も『Samurai Remnant』での出来事はしっかりと覚えていたため、記憶飽和の線は正直薄い。そもそも「神性」スキルを持っているので、記憶飽和には多少なりとも耐性がありそうなものである。
 +
:余談だが、神剣のデメリットについての情報判明が2024年2月のバレンタインイベントであったのは、メタ的な視点からすると恐らく「人間の身で神の力を使ったら記憶飽和を避ける方法はない」という直接[[白若瓏]]の正体に繋がるヒントを、2023年12月の[[ロード・エルメロイⅡ世の冒険]]7巻発売前に公開しないためだと思われる(ただし、デメリットが記憶飽和由来であると考える前提の考察になってしまうが)。
    
<!-- == 商品情報 == -->
 
<!-- == 商品情報 == -->
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