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| :本編の衛宮士郎と同じく、切嗣を「正義の味方」として憧れていたが、切嗣の助手として幼少期から戦争や災害の現場を見てきた為、切嗣の正義が「百を救う為に一を切り捨てる」事しか出来ないということを理解していた。それでも切嗣の正義を正しいと信じていたが、美遊を人類救済のための道具として扱う切嗣と自身に無邪気な親愛を寄せてくる美遊との間で板挟みになり、自身が願う「正義」に疑問を覚える。 | | :本編の衛宮士郎と同じく、切嗣を「正義の味方」として憧れていたが、切嗣の助手として幼少期から戦争や災害の現場を見てきた為、切嗣の正義が「百を救う為に一を切り捨てる」事しか出来ないということを理解していた。それでも切嗣の正義を正しいと信じていたが、美遊を人類救済のための道具として扱う切嗣と自身に無邪気な親愛を寄せてくる美遊との間で板挟みになり、自身が願う「正義」に疑問を覚える。 |
| :志半ばで倒れた切嗣から美遊を使った人類の救済を託されるが、美遊を道具として扱う事も、かといって完全に人として育てる事も出来ず、屋敷の中に秘匿したまま数年の時を過ごすうちに、美遊とのあいだに兄妹のような絆を育んでいくことになる。 | | :志半ばで倒れた切嗣から美遊を使った人類の救済を託されるが、美遊を道具として扱う事も、かといって完全に人として育てる事も出来ず、屋敷の中に秘匿したまま数年の時を過ごすうちに、美遊とのあいだに兄妹のような絆を育んでいくことになる。 |
− | :美遊を犠牲にして人類を救済しようとするエインズワース家を「正義」と認めているが、望む総てを叶える事が出来たにも関わらず、子孫の繁栄のみを想い続けた遡月家を悪と糾弾するのならば、俺は「悪」でいいと己が信念を貫き通した。 | + | :美遊を犠牲にして人類を救済しようとするエインズワース家を「正義」と認めているが、望む総てを叶える事が出来たにも関わらず、子の健やかな成長のみを想い続けた遡月家を悪と糾弾するのならば、俺は「悪」でいいと己が信念を貫き通した。 |
| :その過酷な経歴からか、本編の士郎と比較しても口調や声が大人びており、敵対する者は武力抗争で黙らせ、美遊を救う為に情の一切を捨てている。映画では美遊を奪われた後に目の光が消え、虚ろな瞳には哀憫だけが残っていた。 | | :その過酷な経歴からか、本編の士郎と比較しても口調や声が大人びており、敵対する者は武力抗争で黙らせ、美遊を救う為に情の一切を捨てている。映画では美遊を奪われた後に目の光が消え、虚ろな瞳には哀憫だけが残っていた。 |
| :stay nightの[[衛宮士郎]]よりも自分自身が贋作者だと自覚しており、自分という人間そのものが偽りで構成されていると理解している。そのためアンジェリカやジュリアンからは「偽物」と称されてもすんなりと肯定し、「無限の剣製」詠唱時には、この躯体は紛い物と唱えた。 | | :stay nightの[[衛宮士郎]]よりも自分自身が贋作者だと自覚しており、自分という人間そのものが偽りで構成されていると理解している。そのためアンジェリカやジュリアンからは「偽物」と称されてもすんなりと肯定し、「無限の剣製」詠唱時には、この躯体は紛い物と唱えた。 |
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| :保護者不在、男手一つで妹を育ててきたためか、本編やプリヤ時空の士郎と比べると若干女性の扱いに慣れている。とはいえ、桜以外に年頃の女性と積極的に付き合ってきた経験がないためか、アンジェリカが俗にゴスロリと呼ばれる装いに身を包んだ時は目のやり場に困っていた。 | | :保護者不在、男手一つで妹を育ててきたためか、本編やプリヤ時空の士郎と比べると若干女性の扱いに慣れている。とはいえ、桜以外に年頃の女性と積極的に付き合ってきた経験がないためか、アンジェリカが俗にゴスロリと呼ばれる装いに身を包んだ時は目のやり場に困っていた。 |
| ;能力 | | ;能力 |
− | :『stay night』同様に[[投影魔術]]を駆使して戦うが、その力の実態はクラスカードによって自分の未来が可能性の姿である英霊エミヤの力を自身に憑依させ、その技能と魔術回路を前借している事によるもの。 | + | :『stay night』同様に[[投影魔術]]を駆使して戦うが、その力の実態はクラスカードによって自分の未来の姿の可能性である英霊エミヤの力を自身に憑依させ、その技能と魔術回路を前借している事によるもの。 |
| :本来クラスカードは一時的に英霊の技能や宝具を借り受けるという旨のモノだが、「自分自身のカード」をインストールしたことで、エミヤの技能と魔術回路を先取りし、起源も変化するなど、絶え間なく戦い続けた事によって士郎の身体は英霊エミヤという存在に「置換(侵食)」つまりは存在を上書きされていた。その影響から前髪の一部分は白に変色し、力を行使すると肌から焼けた様ような煙が吹いた後、左の頬から首元・左腕まるまる褐色へと変わっていた<ref group="注">この浸食現象はカードを通さなくても力を使うだけで進行する。投影魔術、固有結界の使用で浸食が進み体から白い煙が上がり肌が褐色に、髪色は白く変化している。</ref>。 | | :本来クラスカードは一時的に英霊の技能や宝具を借り受けるという旨のモノだが、「自分自身のカード」をインストールしたことで、エミヤの技能と魔術回路を先取りし、起源も変化するなど、絶え間なく戦い続けた事によって士郎の身体は英霊エミヤという存在に「置換(侵食)」つまりは存在を上書きされていた。その影響から前髪の一部分は白に変色し、力を行使すると肌から焼けた様ような煙が吹いた後、左の頬から首元・左腕まるまる褐色へと変わっていた<ref group="注">この浸食現象はカードを通さなくても力を使うだけで進行する。投影魔術、固有結界の使用で浸食が進み体から白い煙が上がり肌が褐色に、髪色は白く変化している。</ref>。 |
| :本人曰く「魔術回路を先取りしただけで入れ物はポンコツのまま」。「無限の剣製」も使用可能なようだが、エインズワース家との決戦の際には魔力が十分に無い為、不発に終わってしまった。 | | :本人曰く「魔術回路を先取りしただけで入れ物はポンコツのまま」。「無限の剣製」も使用可能なようだが、エインズワース家との決戦の際には魔力が十分に無い為、不発に終わってしまった。 |
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| :一時的に英霊エミヤを身体へと現界させ、エミヤの鍛え上げられた投影魔術と起源、彼が臥薪嘗胆の果てに得た技能と経験を得る。 | | :一時的に英霊エミヤを身体へと現界させ、エミヤの鍛え上げられた投影魔術と起源、彼が臥薪嘗胆の果てに得た技能と経験を得る。 |
| :元はどの英霊にも繋がらない失敗作の「屑カード」だったが、士郎自身が触媒となる事で英霊エミヤへと繋がったイレギュラーなカード。 | | :元はどの英霊にも繋がらない失敗作の「屑カード」だったが、士郎自身が触媒となる事で英霊エミヤへと繋がったイレギュラーなカード。 |
− | :インストールした際の容姿はアンリマユやリミテッド/ゼロオーバー、エミヤの装いを合わせたような姿であり、白いマントの下に右腕が露出した赤い外套を纏い、頭部にバンダナを着けた姿となっている。 | + | :インストールした際の容姿はアンリマユやリミテッド/ゼロオーバー、エミヤの装いを合わせたような姿であり、白い羽織の下に右腕が露出した赤い外套を纏い、頭部にバンダナを着けた姿となっている。 |
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| ==使用した武器== | | ==使用した武器== |
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| ;傘 | | ;傘 |
| :慎二の攻撃を防ぐ際に使用。 | | :慎二の攻撃を防ぐ際に使用。 |
| + | ;手榴弾、キャレコM950、地雷 |
| + | :バーサーカーと半ば融合した桜と戦うために使用。切嗣の遺品なのか投影品なのかは不明。 |
| + | :銃弾自体は武器としては認識されず、他も爆発したらそれで終わりなので「[[ランスロット|奪ったものを武器とする]]」バーサーカーに対して有利な武器。 |
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| ===[[宝具|投影宝具]]=== | | ===[[宝具|投影宝具]]=== |
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| ;[[間桐桜 (美遊世界)|間桐桜]] | | ;[[間桐桜 (美遊世界)|間桐桜]] |
− | :弓道部の後輩。日常の象徴であったが、後に聖杯戦争関係者だと知る。 | + | :弓道部の後輩。一般人と魔術師の板挟みであった士郎にとっては日常の象徴「の投影対象」であったが、後に聖杯戦争関係者だと知る。 |
− | :「何もかも捨てて一緒に逃げよう」と言われて心が揺れるが、彼女を選ぶ事は無かった。後に衝撃的な再会を果たす。 | + | :「何もかも捨てて一緒に逃げよう」と言われて心が揺れるが、彼女を選ぶ事は無かった。 |
| :切嗣や美遊のことで頭がいっぱいで余裕がなかったため、彼女には振り向かなかった。 | | :切嗣や美遊のことで頭がいっぱいで余裕がなかったため、彼女には振り向かなかった。 |
| + | :後に衝撃的な再会を果たし、変わり果ててしまった彼女を救うために「殺す」ことを決意し、最終決戦でも共に虚数の海に沈んでいくが、自我すら薄れかけた状態で「失われたはずの桜の心臓」を虚数の海の中で見つけ出し、彼女を復活させることに成功した。 |
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| ;[[言峰綺礼 (美遊世界)|言峰綺礼]] | | ;[[言峰綺礼 (美遊世界)|言峰綺礼]] |
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142行目: |
| ;[[エミヤ]] | | ;[[エミヤ]] |
| :夢幻召喚したカードの英霊。とある平行世界で英霊に至った彼の生涯を理解して「自分と切嗣の目指した正義の完成形」と評した。 | | :夢幻召喚したカードの英霊。とある平行世界で英霊に至った彼の生涯を理解して「自分と切嗣の目指した正義の完成形」と評した。 |
| + | :やがては彼になって自分自身を失う事を理解していたが、完全に失われる寸前に桜がクロエから奪っていた「破戒すべき全ての符」によって土壇場で契約が破棄された事で自分自身を取り戻し、精神世界の中で彼に別れを告げて復活した。……直後に現実世界でも<del>背中</del>顔を合わせることになったが。 |
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| ;[[イリヤスフィール・フォン・アインツベルン (プリズマ☆イリヤ)|イリヤスフィール・フォン・アインツベルン]] | | ;[[イリヤスフィール・フォン・アインツベルン (プリズマ☆イリヤ)|イリヤスフィール・フォン・アインツベルン]] |