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| 初登場作品 = [[Fate/Grand Order]]
 
| 初登場作品 = [[Fate/Grand Order]]
 
| 声優 = 杉田智和
 
| 声優 = 杉田智和
| 演者 =  
+
| 演者 = 神永圭祐
 
| 身長 = 178cm
 
| 身長 = 178cm
 
| 体重 = 75kg
 
| 体重 = 75kg
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| 地域 = 古代イスラエル
 
| 地域 = 古代イスラエル
 
| 属性 = 混沌・悪
 
| 属性 = 混沌・悪
| 隠し属性 = 天(ソロモン偽装時)<br>獣(ゲーティア)<br>人(人王ゲーティア)
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| 副属性 = 天(ソロモン偽装時)<br>獣(ゲーティア)<br>人(人王ゲーティア)
 
| 性別 = 男性
 
| 性別 = 男性
 
| スリーサイズ =  
 
| スリーサイズ =  
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| 苦手な物 =  
 
| 苦手な物 =  
 
| 天敵 =  
 
| 天敵 =  
| デザイン = 山中虎鉄  
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| デザイン = 山中虎鉄<br>武内崇(人王ゲーティア)
 
| 設定作成 = 奈須きのこ
 
| 設定作成 = 奈須きのこ
 
| レア度 = ☆5<br>プレイヤー側未実装
 
| レア度 = ☆5<br>プレイヤー側未実装
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== 概要 ==
 
== 概要 ==
   −
七つの人類悪の一つ、『憐憫』の理を持つ第一の獣・[[ビースト|ビーストⅠ]]。<br>当初は[[グランドクラス|冠位]]の「[[キャスター|魔術師]]」の[[サーヴァント]]、[[ソロモン]]を名乗って行動していた。
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七つの人類悪の一つ、『憐憫』の理を持つ第一の獣・[[ビースト|ビーストⅠ]]。<br>当初は[[グランドクラス|冠位]]の「[[グランドキャスター|魔術師]]」の[[サーヴァント]]、[[ソロモン]]を名乗って行動していた。
    
; 略歴
 
; 略歴
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: 後に第六特異点『神聖円卓領域 キャメロット』で登場したシャーロック・ホームズには「既に人理焼却を終え、次の仕事に取り掛かっている」と推理されるが、まさにこの「人理焼却の次」こそがゲーティアの目論む真の狙い。
 
: 後に第六特異点『神聖円卓領域 キャメロット』で登場したシャーロック・ホームズには「既に人理焼却を終え、次の仕事に取り掛かっている」と推理されるが、まさにこの「人理焼却の次」こそがゲーティアの目論む真の狙い。
 
: 逆行運河/創世光年。それは愛の果てに夢見た哀しき大偉業。
 
: 逆行運河/創世光年。それは愛の果てに夢見た哀しき大偉業。
 +
: 漫画版『Fate/Grand Order -turas réalta-』では少し早く第三特異点での登場となり、行きがけの駄賃とばかりにドレイクを瞬殺<ref group="注">実際には間一髪で特異点から退去しており、首が飛んだのはマーリンの幻術であった。</ref>するが、主人公一行がマシュと清姫のみと戦力不足だったことと力の差が圧倒的だったこともあり戦闘にはならず、穏やかに恫喝してゲーム版同様の主張を述べただけで帰っていった。
 
; 人物
 
; 人物
 
: 第四特異点、並びに終局特異点中盤まではソロモン王の姿をしていたが、終章11節で真の姿を現した。
 
: 第四特異点、並びに終局特異点中盤まではソロモン王の姿をしていたが、終章11節で真の姿を現した。
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: (なお、この際現れた本物のソロモン王と比べると、ゲーティアが扮していたソロモンの姿には肩口から垂れ下がる三つ編みに赤い目玉の模様がある、髪型に若干の差異があるなどの微妙な違いがあるようだが、理由は不明)
 
: (なお、この際現れた本物のソロモン王と比べると、ゲーティアが扮していたソロモンの姿には肩口から垂れ下がる三つ編みに赤い目玉の模様がある、髪型に若干の差異があるなどの微妙な違いがあるようだが、理由は不明)
 
: 天地の理すべてを従わせる全能感、人類すべてを憎むといわんばかりの威圧感を持つが、ソロモン王がベースなので基盤は理知的な性格である。ただし、七十二柱の魔神柱の集合体なのでその性格・性質は七十二に及び、個人であり群体である為、余人と対話する時はその相手に似た『魔神柱』が表面に現れる。
 
: 天地の理すべてを従わせる全能感、人類すべてを憎むといわんばかりの威圧感を持つが、ソロモン王がベースなので基盤は理知的な性格である。ただし、七十二柱の魔神柱の集合体なのでその性格・性質は七十二に及び、個人であり群体である為、余人と対話する時はその相手に似た『魔神柱』が表面に現れる。
:それゆえに乱雑な者が語りかければ粗野に、賢明な者が語りかければ真摯に、残忍な者には残忍に、穏やかな者には穏やかに応えるなど言動に一貫性がなく、『鏡』のような性質を持つとも言われる。つまり第四特異点で傲慢で残忍な振る舞いを見せ「人類は自身の愉しみのために消費されるのが救い」とまで言ってのけたのは、相対したモードレッドが乱暴でアンデルセンが意地悪だったから。
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:それゆえに乱雑な者が語りかければ粗野に、賢明な者が語りかければ真摯に、残忍な者には残忍に、穏やかな者には穏やかに応えるなど言動に一貫性がなく、『鏡』のような性質を持つとも言われる。つまり第四特異点で傲慢で残忍な振る舞いを見せ「人類は自身の愉しみのために消費されるのが救い」とまで言ってのけたのは、相対したモードレッドが乱暴でアンデルセンが意地悪だったから。実際、漫画版『Fate/Grand Order -turas réalta-』では第三特異点での登場となったが、こちらではメンバーがマシュと清姫であったため、比較的穏やかで理知的な態度であった。
 
: 彼はソロモン王ですら到達できなかった全能者であり、本来であれば人を統べる王として充分な資格がある。だがその代わりに人間を理解できず、不死である以上は答えにも辿り着けなかったため、『人の王』にはなり得なかった。その在り方は「愛の無い獣、そのくせ夢だけは人一倍」「怨念を持たぬ者、恩讐の外に在る存在」などと評されている。
 
: 彼はソロモン王ですら到達できなかった全能者であり、本来であれば人を統べる王として充分な資格がある。だがその代わりに人間を理解できず、不死である以上は答えにも辿り着けなかったため、『人の王』にはなり得なかった。その在り方は「愛の無い獣、そのくせ夢だけは人一倍」「怨念を持たぬ者、恩讐の外に在る存在」などと評されている。
 
; 能力
 
; 能力
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: 第三宝具。原罪のⅠ。人類終了を告げる光帯。
 
: 第三宝具。原罪のⅠ。人類終了を告げる光帯。
 
: 一見すると地球を囲む光の輪だが、その実態は幾億もの光の線の集合体であり、『Grand Order』で各特異点の上空に浮かぶ光帯そのもの。
 
: 一見すると地球を囲む光の輪だが、その実態は幾億もの光の線の集合体であり、『Grand Order』で各特異点の上空に浮かぶ光帯そのもの。
: 線の一本一本が高ランク宝具である『[[アルトリア・ペンドラゴン|エクスカリバー]]』に匹敵する極大の破壊力を持つ。
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: 線の一本一本が高ランク宝具である『[[アルトリア・ペンドラゴン|エクスカリバー]]』に匹敵する極大の破壊力を持つ。<ref group = "出">『Fate/Grand Order』第四特異点. 第13節「そして、霧の彼方にて」より</ref>
 
: 人理定礎を破壊し、人類史の強度を無にし、ソロモンや魔神柱の凝視で火を放ち、炎は地表を覆ってあらゆる生命と文明を焼き尽くし、残留霊子として摘出される。この光帯を以てすれば地球の表層を焼き払うことができる。
 
: 人理定礎を破壊し、人類史の強度を無にし、ソロモンや魔神柱の凝視で火を放ち、炎は地表を覆ってあらゆる生命と文明を焼き尽くし、残留霊子として摘出される。この光帯を以てすれば地球の表層を焼き払うことができる。
: この光帯の本質は人類史すべてを熱量に変換したものであるため、この宝具の熱量を上回るものは地球上には存在しない。星を貫く熱量。
+
: この光帯の本質は人類史すべてを熱量に変換したものであるため、この宝具の熱量を上回るものは地球上には存在しない。
 
: 地球上においてその一瞬、一秒に発生した人類のあらゆる営みの熱量を未来から過去に遡りながら3000年分回収し、これを何億と集め・加速・収束させる事で膨大な年月の時間逆行も可能になる。  
 
: 地球上においてその一瞬、一秒に発生した人類のあらゆる営みの熱量を未来から過去に遡りながら3000年分回収し、これを何億と集め・加速・収束させる事で膨大な年月の時間逆行も可能になる。  
 
: ただし魔力を束ねる力を失えばリング状ではなく大気に満ちるマナとして、まるで超新星の如き爆発で魔力は拡散、四散してしまう。
 
: ただし魔力を束ねる力を失えばリング状ではなく大気に満ちるマナとして、まるで超新星の如き爆発で魔力は拡散、四散してしまう。
:『Grand Order』では「全体攻撃&ランダムにBuster、Quick、Artsのどれか1種類の性能をダウン」という効果のArts宝具。
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:『Grand Order』では「敵全体に攻撃&ランダムにBuster、Quick、Artsカードのどれか1種類の性能をダウン(1ターン)」という効果の宝具。
; 戴冠の時来たれり、基は全てを始めるもの(アルス・パウリナ)
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; 戴冠の時きたれり、其は全てを始めるもの(アルス・パウリナ)
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: ランク:A<br />種別:対界宝具<br />レンジ:999<br />最大捕捉:?人
 
: 第二宝具。魔術王の拠城である「神殿」にして、時間と隔絶した虚数空間の工房。その実態は領域そのものであり、固有結界「時間神殿ソロモン」。
 
: 第二宝具。魔術王の拠城である「神殿」にして、時間と隔絶した虚数空間の工房。その実態は領域そのものであり、固有結界「時間神殿ソロモン」。
 
: 生前におけるソロモン王の魔術回路を基盤にして作られた小宇宙であり、その仕組みは[[ユスティーツァ・リズライヒ・フォン・アインツベルン|ユスティーツァ]]の大聖杯と同じ。カルデアスが地球の極小モデルケースなら、この宝具は宇宙の極小モデルケースである。
 
: 生前におけるソロモン王の魔術回路を基盤にして作られた小宇宙であり、その仕組みは[[ユスティーツァ・リズライヒ・フォン・アインツベルン|ユスティーツァ]]の大聖杯と同じ。カルデアスが地球の極小モデルケースなら、この宝具は宇宙の極小モデルケースである。
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: 敵領域は一つの生命であり、末端から中心にエネルギーを送り込むことで、魔術王の玉座には計測不可能なほどの魔力が渦巻いている他、特異点の中心であり心臓部にあたる玉座へと繋がるルートを塞いでいる。
 
: 敵領域は一つの生命であり、末端から中心にエネルギーを送り込むことで、魔術王の玉座には計測不可能なほどの魔力が渦巻いている他、特異点の中心であり心臓部にあたる玉座へと繋がるルートを塞いでいる。
 
: 玉座に乗り込むには末端である敵領域を破壊する必要があるが、魔神柱一体を倒すには複数のサーヴァントを必要としており、魔神柱が倒されていても新たに誕生するため、七十二の魔神柱すべてを殺し続けない限り、突破は不可能である。
 
: 玉座に乗り込むには末端である敵領域を破壊する必要があるが、魔神柱一体を倒すには複数のサーヴァントを必要としており、魔神柱が倒されていても新たに誕生するため、七十二の魔神柱すべてを殺し続けない限り、突破は不可能である。
;訣別の時来たれり、其は世界を手放すもの(アルス・ノヴァ)
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;訣別の時きたれり、其は世界を手放すもの(アルス・ノヴァ)
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: ランク:D<br />種別:対人宝具<br />レンジ:-<br />最大捕捉:1人
 
:[[ソロモン]]の第一宝具。ゲーティアは“もう一つソロモンには宝具がある”とは知ってはいるものの、その詳細を知らない。
 
:[[ソロモン]]の第一宝具。ゲーティアは“もう一つソロモンには宝具がある”とは知ってはいるものの、その詳細を知らない。
 
:否、知る事はできない。
 
:否、知る事はできない。
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==真名:ゲーティア==
 
==真名:ゲーティア==
 
: 魔神王ゲーティア。人理焼却を引き起こした実行犯であり、魔術王ソロモンを騙る者。
 
: 魔神王ゲーティア。人理焼却を引き起こした実行犯であり、魔術王ソロモンを騙る者。
: その実態はソロモンの七十二柱の魔神の集合体。生前に召喚した悪魔とその術式、生前の後悔が一つの個体として具現化した概念存在。本来は人理補正式として編まれた術式。
+
: その実態はソロモンの七十二柱の魔神の集合体。生前に召喚した悪魔とその術式、生前の後悔が一つの個体として具現化した概念的存在。本来は人理補正式として編まれた術式。
:人間の精神活動の歪みとして生まれ、名称と能力を獲得した魔神を束ねた群体。初めから超越者であり、集合体となった時、全能の力と視点を得たもの。
+
:人間の精神活動の歪みとして生まれ、名称と能力を獲得した魔神の複合体で、魔神としての超越性と、魔神の集合体としての全能性を合わせ持っている。
   −
: ソロモン王の死後、その内側に潜んで生き続けた召喚式という魔術そのものが、意思を持って受肉し、彼の名義を騙って人類総エネルギー化事業に乗り出した。
+
: ソロモンの死後、その内側に潜んで生き続けた召喚式自体が意思を持って受肉し、ソロモンの名を騙って人類総エネルギー化事業に乗り出した。
   −
: 彼ら魔神は肉体を必要としない高度の知性体。千里眼を持つソロモンの守護英霊として彼とともに過去と未来、あらゆる世界を見た。
+
: 魔神は肉体を必要としない高度の知性体。千里眼を持つソロモンの守護英霊として彼とともに過去と未来、あらゆる世界を見た。
: ソロモン王は受け入れたものの、しかし多くの悲しみ・裏切り・略奪を目の当たりにした魔神たちは、人間と未来に価値はないと結論し消滅という結果を恐れた。
+
: ソロモン王の受け入れた多くの悲しみ・裏切り・略奪をソロモンと共に目の当たりにした魔神たちは、人間と未来に価値はないと結論し消滅という結果を恐れ、自己の消滅に留まらず『あらゆるものは消滅する』という結末を嫌悪した。「終わりある命」を前提とした地球の在り方すらも。
: 自己の消滅はもとより『あらゆるものは消滅する』という結末を嫌悪した。「終わりある命」を前提とした地球の在り方すらも。
     −
: かくしてゲーティアはソロモン王の亡骸を内側に潜むことで受肉し活動を再開したが、その在り方には大きなジレンマがあった。
+
: そうしてゲーティアはソロモン王の亡骸の内側に潜むことで受肉し活動を再開したが、その在り方には大きな葛藤があった。
: 人間に価値はないと断言しながら、魔神である彼らは人間に使役されなければ存在できない。人間以上の能力を設定された高次元の生命でありながら、この宇宙唯一にして最大の『無駄遣い』である人間の下にいなくてはならない恥辱。ゲーティアはその矛盾と不誠実さに良しとせず、自己変革に乗り出した。
+
: 人の無価値を断言しながらも、魔神であるゆえに人間に使役されなければ存在できない。人間以上の能力を設定された高次元の生命でありながら、この宇宙で唯一かつ最大の『無駄遣い』である人間の下にいなくてはならない恥辱。ゲーティアはその矛盾と不誠実さを良しとせず、自己変革に乗り出した。
: 人間に仕えるという目的の再設定。この星において唯一で最高の存在であることの絶対証明…ソロモンにもなし得なかった極点への到達。魔神王ゲーティアは神に至る大事業を始めたのだ。
+
: 目的を人間への奉仕から離れて再設定し、地球において唯一で最高の存在であることを不可侵な形で証明し、ソロモンにもなし得なかった極点へ到達すること。魔神王ゲーティアは神に至る大事業を始めたのだ。
   −
: 彼は歴史を狂わせる[[特異点]]として聖杯を造り、自分がデザインし、遺伝子に魔神柱の寄り代となる呪いを刻み、ゲーティアの意思で魔神へと変貌する魔術師たちを子孫として、担当の時代まで存続し続けるように人類史にちりばめ、七つの起爆点を作り出した。
+
: 彼は歴史を狂わせる[[特異点]]として聖杯を造り、自らが設計した遺伝子に魔神柱の寄り代となる呪いを刻み、ゲーティアの意思で魔神へと変貌する魔術師たちを子孫として、担当の時代まで存続し続けるように人類史にちりばめ七つの起爆点を作り出した。
: それが各年代における人理定礎崩壊の原因であり、その企みが成立した段階で、2015年に人理焼却は実行され、人類から2016年以降の未来は消滅した。
+
: これが各年代における人理定礎崩壊の原因であり、その企みが成立した段階で、2015年に人理焼却は実行され、人類から2016年以降の未来は消滅した。
    
: だが人類焼却そのものはゲーティアの真の目的ではない。
 
: だが人類焼却そのものはゲーティアの真の目的ではない。
: 46億年の過去に遡り、この領域に天体が生まれる瞬間に立会い、その全てのエネルギーを取り込み、自らが星そのものとなること――創世記をやり直し、死の概念のない惑星を作り上げる大偉業には膨大な魔力が必要となる。
+
: 46億年の過去に遡り、この領域に天体が生まれる瞬間に立会い、その全てのエネルギーを取り込み、自らが星そのものとなること――創世記をやり直し、死の概念のない惑星を作り上げる大偉業には膨大な魔力が必要だった。
 
: 人類のあらゆる営みの熱量を未来から過去に遡りながら光帯を3000年分回収し、紀元前1000年から西暦2016年までの人類史を魔力に変換する必要があった。
 
: 人類のあらゆる営みの熱量を未来から過去に遡りながら光帯を3000年分回収し、紀元前1000年から西暦2016年までの人類史を魔力に変換する必要があった。
: 彼は人類が憎いからではなく、「必要」があったから滅ぼしたのだ。
+
: 彼は人類が憎いからではなく、「必要」性ゆえに滅ぼしたのだ。
    
: 以上の功績をもって彼のクラスは決定された。グランドキャスターなど偽りの冠位。
 
: 以上の功績をもって彼のクラスは決定された。グランドキャスターなど偽りの冠位。
149行目: 151行目:  
:だからこそ彼女に感情移入しており、自分の計画を賛同して欲しかったが、七つの特異点を旅した彼女はこれを受け入れなかった。
 
:だからこそ彼女に感情移入しており、自分の計画を賛同して欲しかったが、七つの特異点を旅した彼女はこれを受け入れなかった。
 
:同時に、第三宝具で肉体が蒸発しながら傷一つなく残り続けた彼女の精神を理解し、主人公に自分を一度殴ることを許している。
 
:同時に、第三宝具で肉体が蒸発しながら傷一つなく残り続けた彼女の精神を理解し、主人公に自分を一度殴ることを許している。
 +
;[[ロマニ・アーキマン]]/[[ソロモン]]
 +
:自身を作った王。ソロモンの在り方を知らず彼が自分達の嘆きを聞き流し正さなかった行いを恨み酷評。
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:しかし、その存在はある意味絶対的であり唯一の弱点でもある。
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:人王としての姿にはロマニの面影がある。
 
;[[レフ・ライノール]]
 
;[[レフ・ライノール]]
 
:配下の一人。カルデア襲撃の実行犯であり、魔術王に心酔する魔術師。魔神柱フラウロスを貸し与えた。
 
:配下の一人。カルデア襲撃の実行犯であり、魔術王に心酔する魔術師。魔神柱フラウロスを貸し与えた。
212行目: 218行目:  
; 「そうだ。よくぞその真実に辿り着いた!<br /> 我こそは王の中の王、キャスターの中のキャスター! 故にこう讃えるがよい!<br />  ―――グランドキャスター、魔術王ソロモンと!」
 
; 「そうだ。よくぞその真実に辿り着いた!<br /> 我こそは王の中の王、キャスターの中のキャスター! 故にこう讃えるがよい!<br />  ―――グランドキャスター、魔術王ソロモンと!」
 
: 第四特異点で自身の在り方と聖杯戦争の真実を的確に見抜いた[[ハンス・クリスチャン・アンデルセン|アンデルセン]]を称え、自身の格を高らかに謳う。
 
: 第四特異点で自身の在り方と聖杯戦争の真実を的確に見抜いた[[ハンス・クリスチャン・アンデルセン|アンデルセン]]を称え、自身の格を高らかに謳う。
: この後、自らの正体を見抜いた褒美として、アンデルセンを五体を百に分け、念入りに燃やすという残酷な殺し方をした。
+
: この後、自らの正体を見抜いた褒美として、アンデルセンの五体を百に分け、念入りに燃やすという残酷な殺し方をした。
    
;「凡百のサーヴァントよ。所詮、貴様等は生者に喚ばれなければ何もできぬ道具。<br /> 私のように真の自由性は持ち得ていない。どうあがこうと及ばない壁を理解したか?」
 
;「凡百のサーヴァントよ。所詮、貴様等は生者に喚ばれなければ何もできぬ道具。<br /> 私のように真の自由性は持ち得ていない。どうあがこうと及ばない壁を理解したか?」
301行目: 307行目:     
== メモ ==
 
== メモ ==
*奈須きのこの希望でデザインは山中虎鉄に一任された。山中はスタジオディーン制作の劇場版UBWに参加しており、その時の縁から魔神柱などのデザインも担当している。これは2016年12月26日の竹箒における奈須の発言によって判明した<ref group = "出">[http://www.typemoon.org/bbb/diary/log/201612.html 竹箒日記2016/12/26]</ref>。
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*奈須きのこ氏の希望でデザインは山中虎鉄氏に一任された。山中氏はスタジオディーン制作の劇場版UBWに参加しており、その時の縁から魔神柱などのデザインも担当している。これは2016年12月26日の竹箒における奈須氏の発言によって判明した<ref group = "出">[http://www.typemoon.org/bbb/diary/log/201612.html 竹箒日記2016/12/26]</ref>。
 
*戦闘時には魔神柱と同じく独自演出があり、戦闘前に真っ暗な画面の中で魔神柱らの眼が蠢く中心に赤字で'''『魔術王 降臨』'''と表示され、戦闘中のBGMも専用のものとなる。
 
*戦闘時には魔神柱と同じく独自演出があり、戦闘前に真っ暗な画面の中で魔神柱らの眼が蠢く中心に赤字で'''『魔術王 降臨』'''と表示され、戦闘中のBGMも専用のものとなる。
 
**魔神王としての正体を現した後の最終決戦においては、[[ティアマト]]同様'''『人類悪 顕現』'''と表示されるが背景が異なっており、こちらは天体らしき球体が浮かぶ。2回目の決戦時には光帯が輝く演出が追加される。
 
**魔神王としての正体を現した後の最終決戦においては、[[ティアマト]]同様'''『人類悪 顕現』'''と表示されるが背景が異なっており、こちらは天体らしき球体が浮かぶ。2回目の決戦時には光帯が輝く演出が追加される。
307行目: 313行目:  
*監獄塔イベントで「名前を口にすると呪いがかかる」という'''魔術師をテーマにした世界的に有名なあの小説に登場した事があるような能力'''が明かされた際、一部ファンからは「'''どこの例のあの人だ'''」という突っ込みが多発した。
 
*監獄塔イベントで「名前を口にすると呪いがかかる」という'''魔術師をテーマにした世界的に有名なあの小説に登場した事があるような能力'''が明かされた際、一部ファンからは「'''どこの例のあの人だ'''」という突っ込みが多発した。
 
*人王ゲーティアとの戦闘開始前には「Grand Last Battle」と表記される。
 
*人王ゲーティアとの戦闘開始前には「Grand Last Battle」と表記される。
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*彼が人理焼却の起点を2015年に選んだのはカルデアの完成のタイミングもあったが、[[異星の神]]の介入に関連した人理漂白によって、2017年より先の人類史が存在しなくなる(つまり、焼却してもエネルギーにならない)ことも影響していたと語れている。
    
==話題まとめ==
 
==話題まとめ==
 
;魔術王の立場
 
;魔術王の立場
:上述の通りソロモンを騙ってたが、ソロモンはこれまでその偉大さが設定で語られ、満を持して登場した最強のキャスターとも言える存在だった。
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:上述の通りソロモンを騙っていたが、ソロモンはこれまでその偉大さが設定で語られ、満を持して登場した最強のキャスターとも言える存在だった。
 
:……だったのだが、第三章でダビデが語った「基本的に残虐で悪趣味でろくでなし」「隠れて交際していた愛人10人みんなに裏切られるくらいの事があれば人理焼却だってやるかもしれない」という人物像のせいで「(愛人)10人全員にフラれたのか」「言われてたとおり、わりとクズだった」などの感想がチラホラ。さらには第四章公開直前のクリスマスイベントでのダビデのキャラ付けが、「偉大な業績を持つ大物だが、育児放棄気味の爽やか系クズ」というとんでもないものであったために、「父親がこんなだからグレた」と同情する者まで現れる始末。
 
:……だったのだが、第三章でダビデが語った「基本的に残虐で悪趣味でろくでなし」「隠れて交際していた愛人10人みんなに裏切られるくらいの事があれば人理焼却だってやるかもしれない」という人物像のせいで「(愛人)10人全員にフラれたのか」「言われてたとおり、わりとクズだった」などの感想がチラホラ。さらには第四章公開直前のクリスマスイベントでのダビデのキャラ付けが、「偉大な業績を持つ大物だが、育児放棄気味の爽やか系クズ」というとんでもないものであったために、「父親がこんなだからグレた」と同情する者まで現れる始末。
 
:極め付けに前述の台詞での喩えがあまりにあまりだったため、一部で付けられたあだ名が'''「小便王」'''。もっとも上述のセリフの通りあくまでもソロモン本人は用足しとぼかした言い方をしていて初めに例え話に小便と言ったのはモードレッドなのだが…
 
:極め付けに前述の台詞での喩えがあまりにあまりだったため、一部で付けられたあだ名が'''「小便王」'''。もっとも上述のセリフの通りあくまでもソロモン本人は用足しとぼかした言い方をしていて初めに例え話に小便と言ったのはモードレッドなのだが…
325行目: 332行目:  
:「ゼロに戻ってから良い前提を作り直す」というゲーティアの選択は、ある意味で魔法に近しい行為で、PVはゲーティアを知ることで青子の痕跡や第五魔法の一端が知れるという逆の伏線、或いは奈須きのこのささやかなサービス精神<ref group = "出">[https://www.4gamer.net/games/266/G026651/20170302098/index_2.html 「Fate/Grand Order」がもたらす新しいスマホゲームの形――奈須きのこ×塩川洋介が語るFGOの軌跡と未来とは]</ref>。
 
:「ゼロに戻ってから良い前提を作り直す」というゲーティアの選択は、ある意味で魔法に近しい行為で、PVはゲーティアを知ることで青子の痕跡や第五魔法の一端が知れるという逆の伏線、或いは奈須きのこのささやかなサービス精神<ref group = "出">[https://www.4gamer.net/games/266/G026651/20170302098/index_2.html 「Fate/Grand Order」がもたらす新しいスマホゲームの形――奈須きのこ×塩川洋介が語るFGOの軌跡と未来とは]</ref>。
 
:ちなみにこれが[[魔法]]かどうかは不明(よく魔法ではない根拠として挙げられる公式ガイドブックの「格闘戦で見せた技などは魔法ではない」という記述はこの技が出る前の記述である)。
 
:ちなみにこれが[[魔法]]かどうかは不明(よく魔法ではない根拠として挙げられる公式ガイドブックの「格闘戦で見せた技などは魔法ではない」という記述はこの技が出る前の記述である)。
 +
:人理焼却の事件解決後、世界は元通りになったものの地球上全ての人間の2015年の記憶が1年分曖昧になるという事態になっていたが、後に『[[魔法使いの夜]]』とのコラボイベントで蒼崎青子が破局的事態を解決するためにいったん隈乃温泉一帯を特異点化して2年後に飛ばした際に、舞台となっていた1999年5月1日~7日までの隈乃温泉関係者の記憶が曖昧になり時計塔でも該当期間の記録が残っていないという酷似した状況になっていた。
 
;十の王冠
 
;十の王冠
 
:人王ゲーティア戦において、戦闘開始時より「十の王冠」という特殊スキルが永続発動している。これはクラス相性を変更する効果を持っており、全てのクラスから受けるダメージを同倍率にする。人王ゲーティアは[[キャスター]]クラスだがこの特殊スキルの影響により、[[ライダー]]や[[バーサーカー]]から弱点を突かれなくなっている。ただしゲーティアからの与ダメージにはクラス相性が発生するため、ライダーのサーヴァントの方が戦いやすいのには変わりはない。
 
:人王ゲーティア戦において、戦闘開始時より「十の王冠」という特殊スキルが永続発動している。これはクラス相性を変更する効果を持っており、全てのクラスから受けるダメージを同倍率にする。人王ゲーティアは[[キャスター]]クラスだがこの特殊スキルの影響により、[[ライダー]]や[[バーサーカー]]から弱点を突かれなくなっている。ただしゲーティアからの与ダメージにはクラス相性が発生するため、ライダーのサーヴァントの方が戦いやすいのには変わりはない。
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