差分

編集の要約なし
13行目: 13行目:  
| 一人称 = 吾(あ)
 
| 一人称 = 吾(あ)
 
| 二人称 = アンタ(第一、第二再臨)<br>お前(第三再臨)
 
| 二人称 = アンタ(第一、第二再臨)<br>お前(第三再臨)
| 三人称 = アイツ<ref group="注">第一・第二再臨時のみ使用。</ref>/○○殿<ref group="注">両者共通。</ref>
+
| 三人称 = アイツ<ref group="注">第一・第二再臨時のみ使用。</ref>/○○殿<ref group="注" name="共通">両者共通。</ref>
 
| 異名 = 救済者
 
| 異名 = 救済者
| 好きな物 = 書<ref group="注">両者共通。</ref><br>槍(第一、第二再臨)
+
| 好きな物 = 書<ref group="注" name="共通"/><br>槍(第一、第二再臨)
 
| 苦手な物 = 女を傷つけること(第一、第二再臨)<br>書を焚くこと(第三再臨)
 
| 苦手な物 = 女を傷つけること(第一、第二再臨)<br>書を焚くこと(第三再臨)
 
| デザイン = 森井しづき
 
| デザイン = 森井しづき
22行目: 22行目:     
==概要==
 
==概要==
「[[アーチャー|弓兵]]」のサーヴァント。
+
「[[アーチャー|弓兵]]」の[[サーヴァント]]。
 
;略歴
 
;略歴
 
:[[イスカンダル|ライダー]]の宝具「王の軍勢」で召喚されている<ruby><rb>臣下</rb><rt>英霊</rt></ruby>の一人であり、容姿そのものはアニメ版『[[Fate/Zero]]』等で時おり登場している。
 
:[[イスカンダル|ライダー]]の宝具「王の軍勢」で召喚されている<ruby><rb>臣下</rb><rt>英霊</rt></ruby>の一人であり、容姿そのものはアニメ版『[[Fate/Zero]]』等で時おり登場している。
 
:『[[ロード・エルメロイⅡ世の冒険]]』では彼の人格を再現した絡繰り仕掛けの鳥として真名が初登場。「もうひとつのアレクサンドリア大図書館」のファラオ殺人事件において重要なキーパーソンとなる。
 
:『[[ロード・エルメロイⅡ世の冒険]]』では彼の人格を再現した絡繰り仕掛けの鳥として真名が初登場。「もうひとつのアレクサンドリア大図書館」のファラオ殺人事件において重要なキーパーソンとなる。
:『[[Fate/Grand Order]]』の期間限定イベント『[[聖杯戦線 〜白天の城、黒夜の城〜]]』にてサーヴァントとして本格的に登場。
+
:『[[Fate/Grand Order]]』の期間限定イベント『聖杯戦線 ~白天の城、黒夜の城~』にてサーヴァントとして本格的に登場。
:イベントの舞台となる特異点に既に召喚されており、別の場所の特異点修復に出ていた矢先謎の霧に巻き込まれ、寸前に[[太公望]]の機転によって助かるも単身はぐれていた主人公と仮契約を結び、此方では何故か昼は若い姿、夜は老いた姿に変わるといった不思議な様を見せながらも共に聖杯戦線に臨む事になる。
+
:イベントの舞台となる特異点に既に召喚されており、別の場所の特異点修復に出ていた矢先謎の霧に巻き込まれ、寸前に[[太公望]]の機転によって助かるも単身はぐれていた[[主人公 (Grand Order)|主人公]]と仮契約を結び、こちらでは何故か昼は若い姿、夜は老いた姿に変わるといった不思議な様を見せながらも共に聖杯戦線に臨む事になる。
 
;人物
 
;人物
 
:まず特筆すべき点として、彼はふたつの全盛期を有している。
 
:まず特筆すべき点として、彼はふたつの全盛期を有している。
 
:ひとつは征服王イスカンダルと共に世界を征服した若き猛将。銀の鎧を身に纏い、槍と盾を装備した褐色の好漢。戦が身近だった時代に生きた人物であり、古代の将軍らしいシビアな価値観も時折見せるが非情なものでは決してない。根は書物と槍を愛し、最果ての海への情熱に満ちた清々しい好青年。  
 
:ひとつは征服王イスカンダルと共に世界を征服した若き猛将。銀の鎧を身に纏い、槍と盾を装備した褐色の好漢。戦が身近だった時代に生きた人物であり、古代の将軍らしいシビアな価値観も時折見せるが非情なものでは決してない。根は書物と槍を愛し、最果ての海への情熱に満ちた清々しい好青年。  
 
:ひとつは[[ファラオ]]としてエジプトを統治した老王。星の意匠があしらわれた黒布を纏い、口元を覆う白髭を蓄えた偉丈夫の老輩。大柄な体躯も相まって厳かな印象を与え、周囲を緊張させることも多いが、その実態は誰よりも書物を愛した穏やかな賢王。忍術といった新鮮な情報に興奮するがあまり威厳が崩れてしまったり、時には冗談も口にしたりと気さくな一面は若い頃と同じ。  
 
:ひとつは[[ファラオ]]としてエジプトを統治した老王。星の意匠があしらわれた黒布を纏い、口元を覆う白髭を蓄えた偉丈夫の老輩。大柄な体躯も相まって厳かな印象を与え、周囲を緊張させることも多いが、その実態は誰よりも書物を愛した穏やかな賢王。忍術といった新鮮な情報に興奮するがあまり威厳が崩れてしまったり、時には冗談も口にしたりと気さくな一面は若い頃と同じ。  
:大きく異なるふたつの姿を持つ彼だが、その芯は変わらない。それはアトラス院の分割思考と似て非なる才能を持って生まれた彼の内側には若き自分も老いた自分も構築されているためであり、複数の価値観から事物・事象を見積もることにも長けている。さらに自分自身だけでなく、他人の思考の完全なる模倣を可能とする異能者。
+
:大きく異なるふたつの姿を持つ彼だが、その芯は変わらない。それは[[アトラス院]]の分割思考と似て非なる才能を持って生まれた彼の内側には若き自分も老いた自分も構築されているためであり、複数の価値観から事物・事象を見積もることにも長けている。さらに自分自身だけでなく、他人の思考の完全なる模倣を可能とする異能者。
 
:そしてこれらの優れた才能を持ちながらも、彼にとって戦とは「知略の限りを尽くし、奇襲謀略も当然だが最後は運否天賦で楽しむもの」である。
 
:そしてこれらの優れた才能を持ちながらも、彼にとって戦とは「知略の限りを尽くし、奇襲謀略も当然だが最後は運否天賦で楽しむもの」である。
:「価値があるかどうか」が彼の基準であり、価値あるものへの協力は惜しまない。逆に、価値が失われ、今後戻ってくることがないと判断すれば、深い友情を結んだ相手であろうと処断する。
+
:「価値があるかどうか」が彼の基準であり、価値あるものへの協力は惜しまない。逆に、価値が失われ、今後戻ってくることがないと判断すれば、深い友情を結んだ相手であろうと処断する。
 
;能力
 
;能力
 
:スキル『叡智への接触』によってふたつの全盛期を使い分け、状況に応じて最適な姿で敵を迎撃する。
 
:スキル『叡智への接触』によってふたつの全盛期を使い分け、状況に応じて最適な姿で敵を迎撃する。
 
:若きプトレマイオスは槍や剣を臨機応変に持ち替えて白兵戦を行う。青色の光を纏わせて突く、斬る、薙ぎ払うといった近接攻撃だけでなく、拳や槍の穂先から光を放出する事で遠距離での攻撃を行ったりと、多様な戦法を見せる。  
 
:若きプトレマイオスは槍や剣を臨機応変に持ち替えて白兵戦を行う。青色の光を纏わせて突く、斬る、薙ぎ払うといった近接攻撃だけでなく、拳や槍の穂先から光を放出する事で遠距離での攻撃を行ったりと、多様な戦法を見せる。  
:老いたプトレマイオスは光を用いたビームや瞬間移動などを行い、その光景はキャスターの英霊を彷彿とさせる。しかしながら拳に光を纏わせての打撃や背丈ほどの大剣を片手で振り抜いたりと、屈強な肉体に相応しい近接戦闘も披露。
+
:老いたプトレマイオスは光を用いたビームや瞬間移動などを行い、その光景は[[キャスター]]の英霊を彷彿とさせる。しかしながら拳に光を纏わせての打撃や背丈ほどの大剣を片手で振り抜いたりと、屈強な肉体に相応しい近接戦闘も披露。
 
:両者ともに上空からの偵察などに役立つ機械仕掛けの鷲を使役することもできる。
 
:両者ともに上空からの偵察などに役立つ機械仕掛けの鷲を使役することもできる。
   46行目: 46行目:  
!クラス!!マスター!!筋力!!耐久!!敏捷!!魔力!!幸運!!宝具!![[スキル (サーヴァント)|クラス別能力]]!![[スキル (サーヴァント)|保有スキル]]!!備考
 
!クラス!!マスター!!筋力!!耐久!!敏捷!!魔力!!幸運!!宝具!![[スキル (サーヴァント)|クラス別能力]]!![[スキル (サーヴァント)|保有スキル]]!!備考
 
|-
 
|-
| rowspan="2"| [[アーチャー]] ||rowspan="2"| [[主人公 (Grand Order)]]||C||C||A||A||A++||A+||対魔力:B<br>単独行動:A<br>陣地作成:A+<br>霊基情報保存:A||救済のカリスマ:A<br>分割思考 (王) :A<br>叡智への接触:EX || style="text-align:left" |霊基第一・第二段階
+
| rowspan="2"| [[アーチャー]] ||rowspan="2"|[[主人公 (Grand Order)]]||C||C||A||A||A++||A+||rowspan="2"|対魔力:B<br>単独行動:A<br>陣地作成:A+<br>霊基情報保存:A||rowspan="2"|救済のカリスマ:A<br>分割思考 (王) :A<br>叡智への接触:EX || style="text-align:left" |霊基第一・第二段階
 
|-
 
|-
| B || A || C ||A || A++ ||A+ ||対魔力:B<br>単独行動:A<br>陣地作成:A+<br>霊基情報保存:A<br>||救済のカリスマ:A|分割思考 (王) :A<br>叡智への接触:EX || style="text-align:left"| 霊基第三段階
+
| B || A || C ||A || A++ ||A+ || style="text-align:left"| 霊基第三段階
 
|}
 
|}
   74行目: 74行目:     
==真名:プトレマイオス==
 
==真名:プトレマイオス==
:プトレマイオス。エジプトのプトレマイオス朝初代ファラオ。征服王イスカンダルの臣下にして朋友。
+
:エジプトのプトレマイオス朝初代ファラオ。征服王イスカンダルの臣下にして朋友。
 
:幼少の頃から<ruby><rb>側近騎兵隊将校</rb><rt>ヘタイロイ</rt></ruby>のひとりであり、ミエザの学舎ではイスカンダルの学友として共にアリストテレスの元で学んだ。東方遠征においては<ruby><rb>側近護衛官</rb><rt>ソマトピュラケス</rt></ruby>のひとりとなり、かの軍勢の中では将軍として活躍した。
 
:幼少の頃から<ruby><rb>側近騎兵隊将校</rb><rt>ヘタイロイ</rt></ruby>のひとりであり、ミエザの学舎ではイスカンダルの学友として共にアリストテレスの元で学んだ。東方遠征においては<ruby><rb>側近護衛官</rb><rt>ソマトピュラケス</rt></ruby>のひとりとなり、かの軍勢の中では将軍として活躍した。
 
:イスカンダルの死後に起きた後継者戦争では総督として治めていたエジプト領にて<ruby><rb>後継者</rb><rt>ディアドコイ</rt></ruby>として旗を揚げる。王の死体を奪い、あらゆる儀礼を尽くすことで他者に戦の大義名分を作らせず、エジプトが全面戦争に突入することを避け、首都にアレクサンドリア大図書館や学堂、港にアレクサンドリアの大灯台を建設するなどといった慈悲に溢れた治世を行った。統治体制の確立や領土の拡張により、古代エジプトの繁栄を取り戻したがために<ruby><rb>救済者</rb><rt>ソーテール</rt></ruby>とも呼ばれる。
 
:イスカンダルの死後に起きた後継者戦争では総督として治めていたエジプト領にて<ruby><rb>後継者</rb><rt>ディアドコイ</rt></ruby>として旗を揚げる。王の死体を奪い、あらゆる儀礼を尽くすことで他者に戦の大義名分を作らせず、エジプトが全面戦争に突入することを避け、首都にアレクサンドリア大図書館や学堂、港にアレクサンドリアの大灯台を建設するなどといった慈悲に溢れた治世を行った。統治体制の確立や領土の拡張により、古代エジプトの繁栄を取り戻したがために<ruby><rb>救済者</rb><rt>ソーテール</rt></ruby>とも呼ばれる。
90行目: 90行目:  
===Fate/Grand Order===
 
===Fate/Grand Order===
 
;[[杉谷善住坊]]
 
;[[杉谷善住坊]]
:期間限定イベント『聖杯戦線 〜白天の城、黒夜の城〜』にて共演。
+
:期間限定イベント『聖杯戦線 ~白天の城、黒夜の城~』にて共演。
 
:国も時代も全く異なる相手かつ縁もない偶然の組み合わせであり、「プトレ」などという愛称を勝手に付けられたりもしつつお互い気質は合う様子。どちらのプトレも彼(女)と組めたのは悪くない偶然だったと口にしている。
 
:国も時代も全く異なる相手かつ縁もない偶然の組み合わせであり、「プトレ」などという愛称を勝手に付けられたりもしつつお互い気質は合う様子。どちらのプトレも彼(女)と組めたのは悪くない偶然だったと口にしている。
   98行目: 98行目:     
;[[諸葛孔明〔エルメロイⅡ世〕]]
 
;[[諸葛孔明〔エルメロイⅡ世〕]]
:自身も関わりがある、かつてイスカンダルのマスターだった[[ウェイバー・ベルベット|人物]]の疑似サーヴァント。
+
:自身も関わりがある、かつてイスカンダルのマスターだった[[ウェイバー・ベルベット|人物]]の[[疑似サーヴァント]]。
 
:'''「イスカンダルの最も新しい臣下」'''であるためどちらの全盛期からも興味を持たれており、特に若い頃は[[Fate/Zero|第四次聖杯戦争]]におけるイスカンダルの『<ruby><rb>悪行</rb><rt>やらかし</rt></ruby>』を聞きたがっている。
 
:'''「イスカンダルの最も新しい臣下」'''であるためどちらの全盛期からも興味を持たれており、特に若い頃は[[Fate/Zero|第四次聖杯戦争]]におけるイスカンダルの『<ruby><rb>悪行</rb><rt>やらかし</rt></ruby>』を聞きたがっている。
   131行目: 131行目:  
==名台詞==
 
==名台詞==
 
===Fate/Grand Order===
 
===Fate/Grand Order===
;イベント
+
====イベント====
 
;「悪だったかもしれない。咎だったかもしれない。だけど、悪のみであった、は通らねえサ」
 
;「悪だったかもしれない。咎だったかもしれない。だけど、悪のみであった、は通らねえサ」
:『[[聖杯戦線 〜白天の城、黒夜の城〜]]』にて。歳経て賢者となり、血濡れた後継者戦争の勝者となったがゆえに「皆の見た夢こそが悪の源泉だった」とすべてを否定しかけた老王プトレマイオスを諌めたのは、同じく若き猛将プトレマイオスだった。
+
:『聖杯戦線 ~白天の城、黒夜の城~』にて。歳経て賢者となり、血濡れた後継者戦争の勝者となったがゆえに「皆の見た夢こそが悪の源泉だった」とすべてを否定しかけた老王プトレマイオスを諌めたのは、同じく若き猛将プトレマイオスだった。
 
;「あれほどの情熱に溢れた旅は、罪であったかもしれず。咎であったかもしれず。それでも、この胸からあのときの輝きが失われることはないんだ」
 
;「あれほどの情熱に溢れた旅は、罪であったかもしれず。咎であったかもしれず。それでも、この胸からあのときの輝きが失われることはないんだ」
 
:同上。エルメロイⅡ世に征服王イスカンダルとの旅路の価値を問われた際のふたりのプトレマイオスの返答。
 
:同上。エルメロイⅡ世に征服王イスカンダルとの旅路の価値を問われた際のふたりのプトレマイオスの返答。
6,413

回編集