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*[[エルキドゥ|神造宝具そのものの泥人形]]や[[ジャック・ザ・リッパー (Fake)|謎の殺人鬼の伝説]]など、英霊というか人間といってもいいのか微妙なラインのサーヴァントばかり呼ばれる今回の聖杯戦争中でも極め付き。
 
*[[エルキドゥ|神造宝具そのものの泥人形]]や[[ジャック・ザ・リッパー (Fake)|謎の殺人鬼の伝説]]など、英霊というか人間といってもいいのか微妙なラインのサーヴァントばかり呼ばれる今回の聖杯戦争中でも極め付き。
 
*[[真アーチャー (Fake)|真アーチャー]]とともに「どうすれば勝てるんだこんなの」と思いたくなるサーヴァントであるが、作者の成田氏曰く「第五次の某サーヴァントや某サーヴァント相手の場合、相性の関係で手も足も出ずに負ける可能性がある」という風に五次のサーヴァントとバランスをとっているとのこと。
 
*[[真アーチャー (Fake)|真アーチャー]]とともに「どうすれば勝てるんだこんなの」と思いたくなるサーヴァントであるが、作者の成田氏曰く「第五次の某サーヴァントや某サーヴァント相手の場合、相性の関係で手も足も出ずに負ける可能性がある」という風に五次のサーヴァントとバランスをとっているとのこと。
**近年、[[ナイチンゲール|まさにこいつを倒すためと言っていい宝具を持ったサーヴァント]]が出現した。しかし公式には両者の戦った場合の相性はまだまだ見解がないので実際のところどうなのかは不明。
   
**とはいえ、非常に危険な存在であることには違いなく、エルキドゥの見立てでは聖杯の中で「[[アルケイデス|泥]]」と混ざってしまうと地球レベルでの危機になってしまうとか。確かに、明確な害意や方向性を持たない「病」に人間に対する悪意の固まりの「泥」を混ぜてしまったらそうなってもおかしくはないが。
 
**とはいえ、非常に危険な存在であることには違いなく、エルキドゥの見立てでは聖杯の中で「[[アルケイデス|泥]]」と混ざってしまうと地球レベルでの危機になってしまうとか。確かに、明確な害意や方向性を持たない「病」に人間に対する悪意の固まりの「泥」を混ぜてしまったらそうなってもおかしくはないが。
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*病に没したサーヴァントとしては[[イスカンダル]]、[[フランシス・ドレイク]]、[[ハンス・クリスチャン・アンデルセン]]、[[ウィリアム・シェイクスピア]]等があげられる。
    
== 話題まとめ ==
 
== 話題まとめ ==
 
;黙示録の四騎士
 
;黙示録の四騎士
 
:『ヨハネの黙示録』第六章に預言された、七つの封印のうち最初の四つが解かれる際に現れるという、四色の馬を駆る騎士。<br>第一の封印が解かれた時には白い馬に跨った騎士が現れる。手に弓を持ち、頭に冠を頂き、勝利と支配を象徴すると言われている。<br>第二の封印が解かれた時には赤い馬に跨った騎士が現れる。手に大剣を携え、戦争を象徴すると言われている。<br>第三の封印が解かれた時には黒い馬に跨った騎士が現れる。手には食物を制限するための秤を持ち、飢餓を象徴すると言われている。<br>第四の封印が解かれた時には<RUBY><RB>蒼褪めた</RB><RT>ペイル</RT></RUBY>馬に跨った騎士が現れる。ハデスや野獣を引きつれ、疫病を象徴すると言われている。<br>四騎士はそれぞれ死をもたらすものの象徴とされるが、とりわけ第四の騎士はタロットカードの死神のモデルとも言われ、その騎手は骸骨の姿で描き表される。
 
:『ヨハネの黙示録』第六章に預言された、七つの封印のうち最初の四つが解かれる際に現れるという、四色の馬を駆る騎士。<br>第一の封印が解かれた時には白い馬に跨った騎士が現れる。手に弓を持ち、頭に冠を頂き、勝利と支配を象徴すると言われている。<br>第二の封印が解かれた時には赤い馬に跨った騎士が現れる。手に大剣を携え、戦争を象徴すると言われている。<br>第三の封印が解かれた時には黒い馬に跨った騎士が現れる。手には食物を制限するための秤を持ち、飢餓を象徴すると言われている。<br>第四の封印が解かれた時には<RUBY><RB>蒼褪めた</RB><RT>ペイル</RT></RUBY>馬に跨った騎士が現れる。ハデスや野獣を引きつれ、疫病を象徴すると言われている。<br>四騎士はそれぞれ死をもたらすものの象徴とされるが、とりわけ第四の騎士はタロットカードの死神のモデルとも言われ、その騎手は骸骨の姿で描き表される。
;人類史上最大の災厄
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:ライダーの真名である「病」には、非常に強い感染力を持ったものが多数存在するが、この中で人類史に深く関わったものと言えば'''ペスト'''と'''天然痘'''、'''インフルエンザ'''が挙げられるだろう。
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:'''ペスト'''はネズミに寄生するノミを媒介して人に感染る感染症で、死亡率はリンパ腺に感染する腺ペストで'''50%~70%'''、肺に感染する肺ペストだと'''ほぼ100%'''と高い死亡率を持つ。<br>歴史上でも何度か流行しているが、最大の流行はヨーロッパで14世紀に発生したものである。<br>当時、ヨーロッパは城塞都市を中心に発達していたが、人口の過度の密集や不衛生な環境によるネズミの大発生等が重なって、未曾有の大流行を引き起こした。<br>細菌など発見されていない時代であり、何の手も打てなかった教会や労働力を失った荘園領主等は大きく力を弱め、都市の衰退と農村部の中産階級の隆盛をもたらした。<br>最終的な死者数はヨーロッパでは'''2000万人とも3000万人'''とも言われている。これは、'''当時の人口の三分の一から半数に匹敵する。'''
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:'''天然痘'''は紀元前から存在している感染症で、その起源は現在も不明のままである。<br>最も古い記録は紀元前1350年のヒッタイトとエジプトの戦争にまで遡り、死亡が確認されている最古の事例は紀元前1100年のラムセス5世である。彼のミイラには天然痘の特徴である、発疹の後が残されている。<br>感染力の高さに加えて死亡率は40%前後と極めて高く、地域を問わず世界中で流行した。20世紀に入っても多くの国々で流行し、およそ'''5億人'''もの犠牲者が出たと言われている。<br>一方で一度発症して治癒すると免疫抗体が出来る事から、この性質を利用した種痘と呼ばれる予防法が確立して徹底的な撲滅作戦がWHOの主導で展開し、1980年、撲滅宣言が行われる。
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:'''インフルエンザ'''の流行は毎年発生しているが、その中でも最大級の被害を出したのが1918年~1919年にかけて流行した'''スペイン風邪'''である。名前に反して発生源はアメリカで、豚から人に感染したと言われている。<br>感染者はおよそ'''5億人以上'''に達し、この内'''5000万人~1億人'''が死亡した。これは、'''第1次世界大戦と第2次世界大戦の戦死者を合計した数よりも遥かに多い犠牲者'''である。
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:近年では西アフリカでエボラ出血熱の大流行が起こるなど、21世紀に入っても人類は病に苦しめられている。<br>これらのことから、「この世すべての悪」を除けば'''「最も多くの人命を奪ったサーヴァント」'''とも一部では呼ばれている。
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;英雄といえども病には勝てぬ
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:病に没した英霊は存外多い。Fateシリーズだけでも[[イスカンダル]]、[[フランシス・ドレイク]]、[[ハンス・クリスチャン・アンデルセン]]、[[ウィリアム・シェイクスピア]]等々。
      
== リンク ==
 
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