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;「―――だから、これは祈りではなく もっと独善的で矮小で どうしようもなく無価値な自分に向けた<br> ―――「誓い」だ」
 
;「―――だから、これは祈りではなく もっと独善的で矮小で どうしようもなく無価値な自分に向けた<br> ―――「誓い」だ」
 
:士郎は全てを失ったワケではない。独善的で矮小で無価値な――自分への「誓い」。例えそれが悪だとしても、例えその先が地獄だとしても、大切な<ruby><rb>美遊</rb><rt>いもうと</RT></RUBY>を取り戻す。そして、士郎の戦いはここから始まった。
 
:士郎は全てを失ったワケではない。独善的で矮小で無価値な――自分への「誓い」。例えそれが悪だとしても、例えその先が地獄だとしても、大切な<ruby><rb>美遊</rb><rt>いもうと</RT></RUBY>を取り戻す。そして、士郎の戦いはここから始まった。
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;「彼らは――ただ 子の健やかな成長を願った 富も繁栄も思いのままはずなのに<br> 親から子への…ごく当たり前の願いだけを叶えてきたんだ 四百年もの間 ひとつの例外もなく…!<br> それを 悪だと言うのなら…<br> 俺は悪でいい」
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:『ドライ』より。大空洞で再会したジュリアンに対し、朔月家の願いを代弁する士郎。
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:四百年間、神稚児という力を持ちながら、普通の子としての成長を願ってきた朔月家の思い。
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:それが人類に対する裏切りになっても、美遊という一人の妹の幸せを願い、士郎はジュリアンの言う「最低の悪」となった。
    
=== カプセルさーばんと ===
 
=== カプセルさーばんと ===
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