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; 略歴
 
; 略歴
: 怪奇小説『ジキル博士とハイド氏』の主人公である狂心を宿した紳士、或いは良心に縛られた悪鬼。正確にはその小説のモデルとなった人間。
   
: ごく普通の高校生の少年、來野巽によって偶然召喚された。マスターの意向から、聖杯戦争開始から玲瓏館陣営を最優先で狙っており、[[ヴァン・ホーエンハイム・パラケルスス|キャスター]]召喚前に屋敷に侵入しようとしていた。玲瓏館邸が神殿と化して正面から侵入する事ができなくなっても毎夜周辺を徘徊し、キャスターが侵入者を誘い込むために意図的に弛めた結界の綻びから侵入を試みる。そこで幼さゆえの功名心から独断で結界の弛みを直そうと出向いた[[玲瓏館美沙夜|美沙夜]]に襲いかかるが、居合わせた[[アーサー・ペンドラゴン|セイバー]]に阻まれ撤退した。
 
: ごく普通の高校生の少年、來野巽によって偶然召喚された。マスターの意向から、聖杯戦争開始から玲瓏館陣営を最優先で狙っており、[[ヴァン・ホーエンハイム・パラケルスス|キャスター]]召喚前に屋敷に侵入しようとしていた。玲瓏館邸が神殿と化して正面から侵入する事ができなくなっても毎夜周辺を徘徊し、キャスターが侵入者を誘い込むために意図的に弛めた結界の綻びから侵入を試みる。そこで幼さゆえの功名心から独断で結界の弛みを直そうと出向いた[[玲瓏館美沙夜|美沙夜]]に襲いかかるが、居合わせた[[アーサー・ペンドラゴン|セイバー]]に阻まれ撤退した。
 
: 退けられた翌晩に再度の突撃を掛けるも、そこで待ち受けていたセイバー、乱入してきた[[アーラシュ|アーチャー]]・[[ブリュンヒルデ|ランサー]]・[[オジマンディアス|ライダー]]の攻撃を受け、更に[[沙条愛歌|愛歌]]の密命で動いていた[[ハサン・サッバーハ〔静謐のハサン〕|アサシン]]によってマスターをも暗殺されてしまう。霊核を破壊され魔力供給も途絶、満身創痍の状態となりながらもマスターの願いを叶えるため、そして誇りも武勇もない狂獣である自分に「英雄」として接してくれたセイバーに応えるため、最後の一撃を繰り出そうとするが、ライダーの太陽の船から放たれる光の奔流に呑まれて消滅、サーヴァントで最初の脱落者となった。
 
: 退けられた翌晩に再度の突撃を掛けるも、そこで待ち受けていたセイバー、乱入してきた[[アーラシュ|アーチャー]]・[[ブリュンヒルデ|ランサー]]・[[オジマンディアス|ライダー]]の攻撃を受け、更に[[沙条愛歌|愛歌]]の密命で動いていた[[ハサン・サッバーハ〔静謐のハサン〕|アサシン]]によってマスターをも暗殺されてしまう。霊核を破壊され魔力供給も途絶、満身創痍の状態となりながらもマスターの願いを叶えるため、そして誇りも武勇もない狂獣である自分に「英雄」として接してくれたセイバーに応えるため、最後の一撃を繰り出そうとするが、ライダーの太陽の船から放たれる光の奔流に呑まれて消滅、サーヴァントで最初の脱落者となった。
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== 真名:ヘンリー・ジキル&ハイド ==
 
== 真名:ヘンリー・ジキル&ハイド ==
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: 怪奇小説『ジキル博士とハイド氏』の主人公である狂心を宿した紳士、或いは良心に縛られた悪鬼。正確にはその小説のモデルとなった人間。
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: 彼はある資産家の子供として生まれ、賢明で善良な人々の元で育ち、将来も保証された。<br>だが、彼は「大きな欠点」と称している『耐え難きまでに迸る享楽性』を『浅ましき欲望』をひた隠しにしながら生きていた。<br>普通の人間が持つソレを病的なまでに恥し、自ら「善行と人徳に満ちた紳士」であろうと生きていた。
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: やがてある友人と出会ったジキルは仕事をこなすうちに、この真理を確信したのだ。
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:: '''善と悪。人間とは単一の性質から成るのではなく、二元的である。'''
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: 同時に、『犯罪世界の皇帝』とも言うべき巨悪が存在する可能性を感じたジキルは悪に魅了され、それからは屋敷にこもって実験を行ってしまう。<br>科学を用いて、人が有する善悪の要素を分離しようと―――
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: ジキルは自己の人格から「悪」を切り離そうとしたが、それは叶う事はなかった。むしろ「悪」を形にしたような人格『ハイド』が顕われ、肉体と精神は変質してしまう。<br>『二重人格者』となって、それぞれの人格の入れ替えを繰り返した彼は、否、ハイドは多くの暴力を振るい続け、やがて倫敦を騒然とさせた上院議員の殺人事件を引き起こしてしまう。
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: 彼は徐々にハイドになってしまう事に恐怖してしまう。だが、人が人である以上、「悪」を切り離すことなど出来はしないのだから。
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: ■月■日。ジキルは変死体となって発見した。彼は、「自滅」という形で酷く錯乱した末に服毒自殺を遂げたのであった。
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===関連===
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;二重人格
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:一人の人間が二つの人格を持つ状態。
 
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
 
; [[Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ]]
 
; [[Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ]]
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: 知人の弁護士で、自殺したジキルの遺体を発見した人物。
 
: 知人の弁護士で、自殺したジキルの遺体を発見した人物。
 
: 名前は一部伏せられているが、フルネームはおそらく「ガブリエル・ジョン・アターソン」。原典である「ジキル博士とハイド氏」の登場人物で、物語は主に彼の視点で進行する。
 
: 名前は一部伏せられているが、フルネームはおそらく「ガブリエル・ジョン・アターソン」。原典である「ジキル博士とハイド氏」の登場人物で、物語は主に彼の視点で進行する。
 
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; サー・ダンヴァズ・ガルー
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: 原典である「ジキル博士とハイド氏」の登場人物。ハイドによって殺害された。
 
=== その他 ===
 
=== その他 ===
 
; ヘンリー・ジキル&ハイド
 
; ヘンリー・ジキル&ハイド
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=== Fate/Grand Order ===
 
=== Fate/Grand Order ===
; 「──僕は、善と誠実を信じる。けれど俺は……悪逆をこそ愛する」
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: TVCM第三弾にて。ジキルとハイド、同一の身体に存在する二つの人格の違いを表す台詞。
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;「飲むしか……ないのか! ……来た、来た来た来た来たァッ!」
 
;「飲むしか……ないのか! ……来た、来た来た来た来たァッ!」
 
:宝具発動。ジキルから反英雄ハイドへ入れ替わる霊薬を飲む。
 
:宝具発動。ジキルから反英雄ハイドへ入れ替わる霊薬を飲む。
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:ジキルの時のエキストラアタック時の台詞。
 
:ジキルの時のエキストラアタック時の台詞。
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;「消えて無くなれぇ‼︎‼︎」
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;「消えて無くなれぇ!!」
 
:ハイドの時のエキストラアタック時の台詞。
 
:ハイドの時のエキストラアタック時の台詞。
  
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