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| * 属性:秩序・善 | | * 属性:秩序・善 |
| * 性別:男性 | | * 性別:男性 |
| + | * 出典:史実 |
| + | * 地域:ルーマニア |
| * イメージカラー:赤茶 | | * イメージカラー:赤茶 |
| * 特技:焦土作戦 | | * 特技:焦土作戦 |
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| : 信仰者であるが、そこから得た高ランクの「信仰の加護」スキルにより精神が変調をきたしており、マスター以外の人物とほぼ会話を成立することはできない。 | | : 信仰者であるが、そこから得た高ランクの「信仰の加護」スキルにより精神が変調をきたしており、マスター以外の人物とほぼ会話を成立することはできない。 |
| : マスターであるランルーくんのことを「妻」と呼び、彼女の「愛したものしか口にすることが出来ない」という在り方に、「同じヒトとして、吐き気をもよおさずにはいられない」と言いつつも、人としての矜持を保つ彼女の理解者として全肯定している。 | | : マスターであるランルーくんのことを「妻」と呼び、彼女の「愛したものしか口にすることが出来ない」という在り方に、「同じヒトとして、吐き気をもよおさずにはいられない」と言いつつも、人としての矜持を保つ彼女の理解者として全肯定している。 |
− | : 精神変調をきたしてもれっきとした「英雄」であり、その言葉の節々には武人としての高潔さが現れている。 | + | : 精神変調をきたしてもれっきとした「英雄」であり、武人としての誇りと人としての矜持を持っている。 |
| : | | : |
| ; 能力 | | ; 能力 |
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| == 真名:ヴラド三世 == | | == 真名:ヴラド三世 == |
− | :ヴラド三世。串刺し公。ヴラド・ツェペシュ。<br>ルーマニアに名高い英雄。ワラキアの独立をトルコの侵攻から保った、キリスト教世界の盾とまで言われる高潔な武人。<br>国土を荒廃させた元凶である貴族を粛清、敵対するトルコ軍2万を串刺し刑とする。だがその厳罰主義ゆえに配下に背かれ、貴族により暗殺される。享年46歳。 | + | :ヴラド三世。串刺し公。ヴラド・ツェペシュ。<br>ルーマニアに名高い英雄。ワラキアの独立をトルコの侵攻から保った、キリスト教世界の盾とまで言われる高潔な武人。<br>国土を荒廃させた元凶である貴族を粛清、敵対するトルコ軍2万を串刺し刑とする。だがその厳罰主義を貫いた事で配下に背かれ、ワラキア貴族により暗殺される。享年46歳。 |
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| :ブラム・ストーカーの小説「ドラキュラ」のモデルとされる人物で、現代における「怪物」の代名詞と言えるまでになった、創作が現実を捻じ曲げてしまった最大のサンプルケースと言えるもの。<br>ただし、その全てが創作者の傲慢とは言い切れない。<br>ルーマニア人にとっては英雄だが、敵対するトルコ側からは悪魔の如く嫌われた。 | | :ブラム・ストーカーの小説「ドラキュラ」のモデルとされる人物で、現代における「怪物」の代名詞と言えるまでになった、創作が現実を捻じ曲げてしまった最大のサンプルケースと言えるもの。<br>ただし、その全てが創作者の傲慢とは言い切れない。<br>ルーマニア人にとっては英雄だが、敵対するトルコ側からは悪魔の如く嫌われた。 |
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| :もともと、串刺し刑自体は当時において珍しい刑罰ではなかった。だがそれは、対象が一般庶民に限られていた。<br>ヴラド三世がルーマニア公に即位した際、堕落と腐敗をほしいままにしていた貴族のあまりの姿に彼は憤慨し、大粛清を行う。その際、本来貴族には適用されなかったはずの串刺し刑を、貴族にも容赦なく用いた。<br>これは、貴族と庶民が厳しく分かれていた当時のワラキアの民に、相当のショックを与えたと言われる。<br>これ以後、串刺し刑は彼の十八番となる。法王庁に届け出のあった記録によれば、彼の生涯における串刺し刑の刑死者は、のべ10万人に達するという。<br>ちなみにこの数字に、ワラキア統治における刑罰とは関係のない、戦争における敵国人の串刺し刑は、含まれていない。 | | :もともと、串刺し刑自体は当時において珍しい刑罰ではなかった。だがそれは、対象が一般庶民に限られていた。<br>ヴラド三世がルーマニア公に即位した際、堕落と腐敗をほしいままにしていた貴族のあまりの姿に彼は憤慨し、大粛清を行う。その際、本来貴族には適用されなかったはずの串刺し刑を、貴族にも容赦なく用いた。<br>これは、貴族と庶民が厳しく分かれていた当時のワラキアの民に、相当のショックを与えたと言われる。<br>これ以後、串刺し刑は彼の十八番となる。法王庁に届け出のあった記録によれば、彼の生涯における串刺し刑の刑死者は、のべ10万人に達するという。<br>ちなみにこの数字に、ワラキア統治における刑罰とは関係のない、戦争における敵国人の串刺し刑は、含まれていない。 |
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| + | :ヴラド公は主への愛を信じ、不正をただす事で貴族の責務を果たそうとした。しかし特権階級の豊かさにおぼれた領主たちは彼の清貧さを嫌い、キリスト教世界を救った武人を策謀によって処罰したのである。 |
| === 関連 === | | === 関連 === |
| ;ドラキュラ | | ;ドラキュラ |
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| :ヴラド三世がキリスト教世界における初めてのゲリラ戦術(パルチザン)の組織者だとの意見もある。 | | :ヴラド三世がキリスト教世界における初めてのゲリラ戦術(パルチザン)の組織者だとの意見もある。 |
| ;無辜の怪物 | | ;無辜の怪物 |
| + | :生前の行いから生まれたイメージによって、過去や在り方をねじ曲げられた怪物の名。能力・姿が変貌してしまう。 |
| + | :今やヴラド三世は世界的に有名な怪物『ドラキュラ』という名称の方が世に広まってしまった。 |
| :精神に異常を抱えながらも武人としての誇りと人としての矜持を持つランサーだが戦闘後の浮遊や魔力や呪いによる攻撃を見る限り、このスキルの影響で確実に人外に近づいてしまっている。 | | :精神に異常を抱えながらも武人としての誇りと人としての矜持を持つランサーだが戦闘後の浮遊や魔力や呪いによる攻撃を見る限り、このスキルの影響で確実に人外に近づいてしまっている。 |
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| ;[[エリザベート=バートリー|ランサー (CCC・赤)]] | | ;[[エリザベート=バートリー|ランサー (CCC・赤)]] |
| :彼が召喚されなかった時のランルーくんのサーヴァント。クラスやスキルにこそ共通点はあるが、容姿からマスターとの仲まで似ても似つかない。<br>また、おかしくなってはいてもれっきとした英雄であるこちらに対し、彼女は反英雄である。 | | :彼が召喚されなかった時のランルーくんのサーヴァント。クラスやスキルにこそ共通点はあるが、容姿からマスターとの仲まで似ても似つかない。<br>また、おかしくなってはいてもれっきとした英雄であるこちらに対し、彼女は反英雄である。 |
− | | + | :また、ランルーくんを殺害した事もあってか、彼女を憎んでおり、マイルーム会話では憤怒を抱いている。 |
| + | ===Fate/Grand Order=== |
| + | ;[[主人公 (Grand Order)]] |
| + | :マスター。「友」と呼ぶ。 |
| === その他 === | | === その他 === |
| ;[[ヴラド三世 (Apocrypha)]] | | ;[[ヴラド三世 (Apocrypha)]] |
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| ;「いえ、それには及びません。この身は貴女に愛される資格がない。怪物はこのまま消え去るのみ。<br> ……ふふ。食べる食べると望みながら、その実、倒した相手を一口もしなかった哀しい女よ。<br> これだから―――人間というものは、美しい。正気を失いながらも、まだ、そなたは人間だった。<br> その魂にはまだ救いの余地があるのです。はは……故に、あなたは煉獄へ。我が体は、地獄に落ちるが定め。<br> それでは、しばしのお<ruby><rb>暇</rb><rt>いとま</rt></ruby>をいただこう……」 | | ;「いえ、それには及びません。この身は貴女に愛される資格がない。怪物はこのまま消え去るのみ。<br> ……ふふ。食べる食べると望みながら、その実、倒した相手を一口もしなかった哀しい女よ。<br> これだから―――人間というものは、美しい。正気を失いながらも、まだ、そなたは人間だった。<br> その魂にはまだ救いの余地があるのです。はは……故に、あなたは煉獄へ。我が体は、地獄に落ちるが定め。<br> それでは、しばしのお<ruby><rb>暇</rb><rt>いとま</rt></ruby>をいただこう……」 |
| :敗北後。その最期は武人らしく。 | | :敗北後。その最期は武人らしく。 |
| + | ===Fate/Grand Order=== |
| + | ;「地獄の具現こそ、不徳の報いに相応しい! 『<ruby><rb>串刺城塞</rb><rt>カズィクル・ベイ</rt></ruby>』!」 |
| + | :宝具開放。不徳を犯した者を裁く、地獄の具現。 |
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| + | ;「嫌いなものだと? 語るまでもなかろう! 欲に溺れ、尊厳を嗤い、欺瞞すら無自覚となった、恥知らず共が我が獲物である!」 |
| + | : マイルーム会話「嫌いなもの」。マイルーム会話では穏やかなものが多いが、コレに関しては怒りに満ちた声色で言い放っている。 |
| == メモ == | | == メモ == |
| *「ワラキアの夜」の別名で呼ばれる[[タタリ/ワラキアの夜|タタリ]]が最初に顕現したのはルーマニアであり、彼の地に根付いていた「ヴラド三世」の伝説を依り代にしたという。 | | *「ワラキアの夜」の別名で呼ばれる[[タタリ/ワラキアの夜|タタリ]]が最初に顕現したのはルーマニアであり、彼の地に根付いていた「ヴラド三世」の伝説を依り代にしたという。 |