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;能力
 
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:月の聖杯戦争に参加した百体以上ものサーヴァントを取り込んだ上に、その力を暴走させること無く自在に操り、取り込んだサーヴァントを自分の手駒として蘇生させることが出来る。更に無制限に機能拡張を行っているため、常にその力は増大を続けている。<br>彼女がこれほどの力を持つようになったのは、ムーンセルの深淵から約八千年前に名が失われた原初の女神「チャタル・ヒュユクの女神」の権能、「'''百獣母胎(ポトニア・テローン)'''」を取り込んだため。<br>キャスター曰く「国造りレベルの大権能」で、ギルガメッシュにとっても完全に理解の外にある力。<br>母なる女神の万物を生み出す力の具現であり、彼女はこの能力によって生命が生まれる前の『無』を数値化することに成功、時間も空間もあやふやな虚数空間の使い手に変革した。<br>どれほど時間を掛けても掌握できないムーンセルを彼女が攻略できたのは、この力で自分を『無限の時間』の概念に置いていたためである。<br>地上で生まれた者にとって、この母なる権能に逆らうことは生命のシステムそのものに反逆することになるため、誰であろうと逆らうことは出来ず、如何なる攻撃を受けても「無かったこと」にしてしまう。<br>またチャタル・ヒュユクの女神はキリスト教において、退廃した都の守護神であるため、「バビロンの妖婦」としての側面を持ち、彼女は戦闘においては主にこちらの権能を用いる。<br>彼女が持つ教鞭「支配の錫杖」は、妖婦が乗る7つの首の獣が被っている「'''十の支配の王冠(ドミナ・コロナム)'''」を変えた物。上級AIの権限をフルに使用できるデバイスであり、月の裏側限定だが、これによって彼女は霊子法則(ゲームルール)を変更することができる。<br>体内にはバビロンの妖婦が持つ杯「'''黄金の杯(アウレア・ボークラ)'''」を収納している。持ち主の厚顔で自分勝手な願いを叶える偽聖杯だが、偽の聖杯だからこそ正邪を問わず人間の欲望を叶える「本物の願望機」である。戦闘においては、物理的な遠近法を無視し、敵の特殊能力を完全に無効化した上で絶命させる毒の滴を垂らす。<br>元は健康管理AIであったため人間の命を奪うことは出来ず、戦闘権限も持たなかっため、当初は戦闘は自らの分身・アルターエゴと取り込んだサーヴァントなどの自身に協力する者たちと、[[使い魔]]であるシェイプシフターに任せていた。<br />だが自らの分身であるリップを主人公達に傷つけさせることで、システム上の自己防衛を成立させ、それらの制限を解除。[[レオナルド・ビスタリオ・ハーウェイ|レオ]]と[[セイバー (EXTRA・白)|ガウェイン]]を瞬殺するほどの力を見せつける。
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:月の聖杯戦争に参加した百体以上ものサーヴァントを取り込んだ上に、その力を暴走させること無く自在に操り、取り込んだサーヴァントを自分の手駒として蘇生させることが出来る。更に無制限に機能拡張を行っているため、常にその力は増大を続けている。<br>彼女がこれほどの力を持つようになったのは、ムーンセルの深淵から約八千年前に名が失われた原初の女神「チャタル・ヒュユクの女神」の権能、「'''百獣母胎(ポトニア・テローン)'''」を取り込んだため。<br>キャスター曰く「国造りレベルの大権能」で、ギルガメッシュにとっても完全に理解の外にある力。<br>母なる女神の万物を生み出す力の具現であり、彼女はこの能力によって生命が生まれる前の『無』を数値化することに成功、時間も空間もあやふやな虚数空間の使い手に変革した。<br>どれほど時間を掛けても掌握できないムーンセルを彼女が攻略できたのは、この力で自分を『無限の時間』の概念に置いていたためである。<br>地上で生まれた者にとって、この母なる権能に逆らうことは生命のシステムそのものに反逆することになるため、誰であろうと逆らうことは出来ず、如何なる攻撃を受けても「無かったこと」にしてしまう。<br>またチャタル・ヒュユクの女神はキリスト教において、退廃した都の守護神であるため、「バビロンの妖婦」としての側面を持ち、彼女は戦闘においては主にこちらの権能を用いる。<br>彼女が持つ教鞭「支配の錫杖」は、妖婦が乗る7つの首の獣が被っている「'''十の支配の王冠(ドミナ・コロナム)'''」を変えた物。上級AIの権限をフルに使用できるデバイスであり、月の裏側限定だが、これによって彼女は霊子法則(ゲームルール)を変更することができる。<br>体内にはバビロンの妖婦が持つ杯「'''黄金の杯(アウレア・ボークラ)'''」を収納している。持ち主の厚顔で自分勝手な願いを叶える偽聖杯だが、偽の聖杯だからこそ正邪を問わず人間の欲望を叶える「本物の願望機」である。戦闘においては、物理的な遠近法を無視し、敵の特殊能力を完全に無効化した上で絶命させる毒の滴を垂らす。<br>元は健康管理AIであったため人間の命を奪うことは出来ず、戦闘権限も持たなかっため、当初は戦闘は自らの分身・アルターエゴと取り込んだサーヴァントなどの自身に協力する者たちと、[[使い魔]]であるシェイプシフターに任せていた。<br>だが自らの分身であるリップを主人公達に傷つけさせることで、システム上の自己防衛を成立させ、それらの制限を解除。[[レオナルド・ビスタリオ・ハーウェイ|レオ]]と[[セイバー (EXTRA・白)|ガウェイン]]を瞬殺するほどの力を見せつける。
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=== [[宝具]] ===
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== [[宝具]] ==
 
;C.C.C.(カースド・カッティング・クレーター)
 
;C.C.C.(カースド・カッティング・クレーター)
 
:ムーンセルを掌握したBBによる、世界を犯す攻撃。霊子虚構陥穽とも。<br>獲得したEXスキル『百獣受胎(ポトニア・テローン)』を最大限に活用した、事象書き換えによるワールド・パージ。<br>大地を創造した地母神たちの母にあたる女神とは、即ち、万物を生み出した「根源」であり、この宝具はその情報を超精密立体プリンターとして出力し、使用者の望むままの世界で、いまある世界を握りつぶす対界宝具である。<br>彼女に侵食された空間は虚数空間となり、現実を蝕む呪いとなる。『C.C.C.』はその名の通り、現実をえぐり切り取る呪いの大穴を意味する。<br>その場にある物体を原子単位までばらばらにして再構成する他、運不運、偶然といった場の情報を書き換えて再出力する事もできる。<br>理論上の話になるが、重力場に干渉すれば時間軸を歪めて因果律を書き換える事も可能とされる。<br>戦闘に使用した場合、彼女の使い魔であるシェイプシフターが対象を包み、球体化したのち、対象と共に次元ごと消滅する。<br>本来、虚数空間である月の裏側において、価値観を共有できる構造体は創造できない。彼女の心象世界をサクラ迷宮として成立させていたのも、この宝具の力である。
 
:ムーンセルを掌握したBBによる、世界を犯す攻撃。霊子虚構陥穽とも。<br>獲得したEXスキル『百獣受胎(ポトニア・テローン)』を最大限に活用した、事象書き換えによるワールド・パージ。<br>大地を創造した地母神たちの母にあたる女神とは、即ち、万物を生み出した「根源」であり、この宝具はその情報を超精密立体プリンターとして出力し、使用者の望むままの世界で、いまある世界を握りつぶす対界宝具である。<br>彼女に侵食された空間は虚数空間となり、現実を蝕む呪いとなる。『C.C.C.』はその名の通り、現実をえぐり切り取る呪いの大穴を意味する。<br>その場にある物体を原子単位までばらばらにして再構成する他、運不運、偶然といった場の情報を書き換えて再出力する事もできる。<br>理論上の話になるが、重力場に干渉すれば時間軸を歪めて因果律を書き換える事も可能とされる。<br>戦闘に使用した場合、彼女の使い魔であるシェイプシフターが対象を包み、球体化したのち、対象と共に次元ごと消滅する。<br>本来、虚数空間である月の裏側において、価値観を共有できる構造体は創造できない。彼女の心象世界をサクラ迷宮として成立させていたのも、この宝具の力である。
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==BBB==
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第三章で登場する予定だった、対サーヴァント用無敵殲滅ロボ。<br>ムーンセルによって廃棄されたアリーナを丸ごと部品として使って造りだされたが、所詮はBBの色違いキャラ、もしくは'''ガンダムサイズ'''の巨大ボスになったという。だが製作者より素直なので可愛い。<br>[[パッションリップ]]は「可愛くないから」という理由で圧縮粉砕してしまったが、本当の理由とは何だったのかは「言わぬが華」、である。
    
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
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;[[メルトリリス]]、[[パッションリップ]]
 
;[[メルトリリス]]、[[パッションリップ]]
 
:眷属達。
 
:眷属達。
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;[[カズラドロップ|サク]][[ヴァイオレット|ラファ]][[キングプロテア|イブ]]
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:初期企画案で登場させる予定だったアルターエゴ達。<br>ちゃんとデータや設定、デザインが作られたのに、いないことにされてしまった可哀想なサクラたちである。
    
;[[間桐桜]]
 
;[[間桐桜]]
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== 名台詞 ==
 
== 名台詞 ==
 
=== Fate/EXTRA CCC ===
 
=== Fate/EXTRA CCC ===
;「それじゃあゲームを始めましょう?<br> 貴方達は無慈悲な夜の囚人。<br> ひとりひとり――ゆっくり、確実に、終わりをあげます。<br /> 期待していますよセンパイ。貴方は最後まで、生き残ってくださいね――?」
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;「それじゃあゲームを始めましょう?<br> 貴方達は無慈悲な夜の囚人。<br> ひとりひとり――ゆっくり、確実に、終わりをあげます。<br> 期待していますよセンパイ。貴方は最後まで、生き残ってくださいね――?」
 
:凛を破った主人公たちの前に姿を現し、「ゲーム」の開始を宣言する。<br>溺れる夜が、始まる。
 
:凛を破った主人公たちの前に姿を現し、「ゲーム」の開始を宣言する。<br>溺れる夜が、始まる。
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**マテリアルによると、最初期案の姿は銀髪赤眼に血色の悪い肌、重々しいフリフリだらけの黒ゴスドレス。さながら本家の黒桜を彷彿とさせるが、EXTRAならではの暗黒面にしようとこの案は没となった。その他にカジノのディーラー風、女看守風等の案もあった。
 
**マテリアルによると、最初期案の姿は銀髪赤眼に血色の悪い肌、重々しいフリフリだらけの黒ゴスドレス。さながら本家の黒桜を彷彿とさせるが、EXTRAならではの暗黒面にしようとこの案は没となった。その他にカジノのディーラー風、女看守風等の案もあった。
 
*購入特典のイラストで、彼女とセイバー(CCC)の絡みが異様に多い。しかも、全て彼女の方がリードしている構図。前作で寝所に関して遅れをとらないと公言していたセイバーを圧倒するとは一体………。<br>だが本編の彼女は必死に誤魔化しているが、実のところかなりの初心。
 
*購入特典のイラストで、彼女とセイバー(CCC)の絡みが異様に多い。しかも、全て彼女の方がリードしている構図。前作で寝所に関して遅れをとらないと公言していたセイバーを圧倒するとは一体………。<br>だが本編の彼女は必死に誤魔化しているが、実のところかなりの初心。
*パートナーサーヴァントの三人に用意された新衣裳は、彼女がデザインから実際の制作まで行った自信作。桜もお裁縫スキルがあったので彼女も衣裳を作れるのはおかしくはなく、セイバーとキャスターの衣裳は少しでも寸法を間違えれば着れないような精密な作品であるため、彼女のスキルの高さが伺える。<br />極論を言えば、初期化の呪いを浴びせるだけが目的ならそのへんのボロ雑巾のような衣裳でも問題はなく、敢えて手を抜かず緻密な衣裳を用意する所が彼女の悪になり切れない乙女心と凝り性を表している。<br>もっとも、やっぱり同性の衣裳の方が気合がはいるのか、アーチャーの衣裳はちょっとだけ手を抜いたようなものになってしまった。最初のうちは彼も機嫌が悪そう。だがお詫びのしるしに素敵なタグも付けてあげたおかげか、中盤からこの衣裳を着た彼は「ハードに決めるぞ!」「ハードにロックでキメるゼ、MASTER」とノリノリで着てくれるようになる。良かったね。
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*パートナーサーヴァントの三人に用意された新衣裳は、彼女がデザインから実際の制作まで行った自信作。桜もお裁縫スキルがあったので彼女も衣裳を作れるのはおかしくはなく、セイバーとキャスターの衣裳は少しでも寸法を間違えれば着れないような精密な作品であるため、彼女のスキルの高さが伺える。<br>極論を言えば、初期化の呪いを浴びせるだけが目的ならそのへんのボロ雑巾のような衣裳でも問題はなく、敢えて手を抜かず緻密な衣裳を用意する所が彼女の悪になり切れない乙女心と凝り性を表している。<br>もっとも、やっぱり同性の衣裳の方が気合がはいるのか、アーチャーの衣裳はちょっとだけ手を抜いたようなものになってしまった。最初のうちは彼も機嫌が悪そう。だがお詫びのしるしに素敵なタグも付けてあげたおかげか、中盤からこの衣裳を着た彼は「ハードに決めるぞ!」「ハードにロックでキメるゼ、MASTER」とノリノリで着てくれるようになる。良かったね。
 
**勝手に来た人には当然何もなし。あんな'''私服がダサい'''人に作る衣裳は有りません。
 
**勝手に来た人には当然何もなし。あんな'''私服がダサい'''人に作る衣裳は有りません。
 
*「BBチャンネル」ではやたらハイテンションで主人公達の頭を痛めるが、そのテンションの理由は「主人公と絡めるから」。なお、放送後は毎回自己嫌悪に襲われているとか。
 
*「BBチャンネル」ではやたらハイテンションで主人公達の頭を痛めるが、そのテンションの理由は「主人公と絡めるから」。なお、放送後は毎回自己嫌悪に襲われているとか。
*実は当初の企画ではアルターエゴは五人存在し、「サクラファイブ」と呼ばれていたらしい。<br>没になってしまったのは、[[カズラドロップ]]、[[ヴァイオレット]]、[[キングプロテア]]の三人。<br>ちゃんとデータや設定、デザインが作られたのに、いないことにされてしまった可哀想なサクラたちである。
   
**彼女なりの主人公に対するアプローチらしいのだが、明らかに方向がズレている。理解されないのも仕方がない。
 
**彼女なりの主人公に対するアプローチらしいのだが、明らかに方向がズレている。理解されないのも仕方がない。
 
*彼女が力の一部を取り込んだチャタル・ヒュユクの女神はティアマット、キュベレー、イシュタル、イナンナ、アナテ、アスタルテ、ガイア、ヘラ、アルテミス、アフロディーテ、デメテル、アテナなどに派生している。ギルガメッシュと互いに相性が悪いのは、その中に友を奪ったイシュタルが含まれているためかもしれない。
 
*彼女が力の一部を取り込んだチャタル・ヒュユクの女神はティアマット、キュベレー、イシュタル、イナンナ、アナテ、アスタルテ、ガイア、ヘラ、アルテミス、アフロディーテ、デメテル、アテナなどに派生している。ギルガメッシュと互いに相性が悪いのは、その中に友を奪ったイシュタルが含まれているためかもしれない。