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;人物
 
;人物
:物静かかつ蟲惑的な女性。物腰が柔らかく、自身のサーヴァントであるキャスターの毒舌を窘めるなど理性的な性格をしている。<br />ただ、普段は楚々としているが時折耳年増なのか、聞いたことを(主に性的な意味で)あらぬ方向へ想像を働かせてしまったり、真面目な話の途中で(主に性的な意味で)興奮して主人公やキャスターに呆れられるなどの言動も目立ち、「けっこうアレかもしれない」と主人公に評価されている。<br />一見すると聖職者然とした彼女だが、その正体は『CCC』の事件の黒幕であり、BBのプログラムを改変し、彼女の「主人公を消滅の未来から救う」という目的に「人類の欲望の解放による破滅」という破綻した意識を植え付けた張本人。<br />「自分が気持ちよくなる」ためだけにムーンセルを乗っ取り、神になろうとする。自身の欲を追求した結果人類が滅びたとしてもかまわないと考えており、自分の欲のために人を救う、あるいは滅ぼすことにためらいを持たない。<br />月の裏側でマスター達の魂と2体のアルターエゴ、そして桜・BBを吸収し「魔人」となって主人公に立ち塞がる。<br />その人格は人間として破綻しきっており、他人を虫同然と見做し、己の快楽のための道具として扱うことに何の抵抗もない。しかしその上で、全ての人間を真に「愛している」ことが彼女の特筆すべき異常性である。…が、CCCルートで彼女との闘いの後、ある行動を取るとキアラの「愛」に対する歪んだ捉え方の根底にあるものや、また、彼女の暴走(迷走)していた「愛」の終着点を見付ける事が出来る。
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:物静かかつ蟲惑的な女性。物腰が柔らかく、自身のサーヴァントであるキャスターの毒舌を窘めるなど理性的な性格をしている。<br />ただ、普段は楚々としているが時折耳年増なのか、聞いたことを(主に性的な意味で)あらぬ方向へ想像を働かせてしまったり、真面目な話の途中で(主に性的な意味で)興奮して主人公やキャスターに呆れられるなどの言動も目立ち、「けっこうアレかもしれない」と主人公に評価されている。<br>一見すると聖職者然とした彼女だが、その正体は『CCC』の事件の黒幕であり、BBのプログラムを改変し、彼女の「主人公を消滅の未来から救う」という目的に「人類の欲望の解放による破滅」という破綻した意識を植え付けた張本人。<br />「自分が気持ちよくなる」ためだけにムーンセルを乗っ取り、神になろうとする。自身の欲を追求した結果人類が滅びたとしてもかまわないと考えており、自分の欲のために人を救う、あるいは滅ぼすことにためらいを持たない。<br>月の裏側でマスター達の魂と2体のアルターエゴ、そして桜・BBを吸収し「魔人」となって主人公に立ち塞がる。<br>その人格は人間として破綻しきっており、他人を虫同然と見做し、己の快楽のための道具として扱うことに何の抵抗もない。しかしその上で、全ての人間を真に「愛している」ことが彼女の特筆すべき異常性である。…が、CCCルートで彼女との闘いの後、ある行動を取るとキアラの「愛」に対する歪んだ捉え方の根底にあるものや、また、彼女の暴走(迷走)していた「愛」の終着点を見付ける事が出来る。
    
;能力
 
;能力
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=== [[宝具]] ===
 
=== [[宝具]] ===
 
;この世、全ての欲(アンリマユ/CCC)
 
;この世、全ての欲(アンリマユ/CCC)
:魔人化した彼女の宝具。人類すべての欲望を受け止める大地母神に変生した彼女は、同時に人類すべての欲望の生け贄でもある。<br>その在り方は、かつて人間の悪性を証明するために悪魔と罵られ、生け贄に祭り上げられたある[[アヴェンジャー|人工魔]]に類似する。<br />ただし、自ら望んでそのような存在になった点で彼とは大きく異なる。<br>人類全ての欲望のはけ口となった彼女は、コードキャスト・万色悠滞により人々の魂を自身の身体に招き入れ、何十億という快楽の渦を作り上げる。<br>この快楽の渦は知性あるものを融かし、その『人生』を一瞬で昇華させる。わずか一瞬の、しかし永遠の極楽浄土の誕生である。<br>この快楽の渦はどれほど知性構造が異なっていようと、知性あるものには例外なく作用する。地球限定の宝具ではない。<br>異性であるか否かや知性の高さによってこの宝具によるダメージは変動する。<br>アンデルセンは「最低最悪の宝具」と評している。<br>ゲーム内では現HP・MPの99%ダメージを与える。ただし、これは「全能を振るうことができない相手」である主人公(のサーヴァント)に対しての効果であり、この制限が無かった場合の効果は不明。
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:魔人化した彼女の宝具。人類すべての欲望を受け止める大地母神に変生した彼女は、同時に人類すべての欲望の生け贄でもある。<br>その在り方は、かつて人間の悪性を証明するために悪魔と罵られ、生け贄に祭り上げられたある[[アヴェンジャー|人工魔]]に類似する。<br>ただし、自ら望んでそのような存在になった点で彼とは大きく異なる。<br>人類全ての欲望のはけ口となった彼女は、コードキャスト・万色悠滞により人々の魂を自身の身体に招き入れ、何十億という快楽の渦を作り上げる。<br>この快楽の渦は知性あるものを融かし、その『人生』を一瞬で昇華させる。わずか一瞬の、しかし永遠の極楽浄土の誕生である。<br>この快楽の渦はどれほど知性構造が異なっていようと、知性あるものには例外なく作用する。地球限定の宝具ではない。<br>異性であるか否かや知性の高さによってこの宝具によるダメージは変動する。<br>アンデルセンは「最低最悪の宝具」と評している。<br>ゲーム内では現HP・MPの99%ダメージを与える。ただし、これは「全能を振るうことができない相手」である主人公(のサーヴァント)に対しての効果であり、この制限が無かった場合の効果は不明。
    
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
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== 名台詞 ==
 
== 名台詞 ==
;「人に三魂七魄あり。すなわち十種の神宝なり。汝、己が仏性を悟らんとするなら、内なる悪を見据え、もって涅槃に至るべし。オン アビラウンケン ソワカ」
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;「人に三魂七魄あり。すなわち十種の神宝なり。<br> 汝、己が仏性を悟らんとするなら、内なる悪を見据え、もって涅槃に至るべし。<br> オン アビラウンケン ソワカ」
:パッションリップが校舎に侵入した際、ダキニ天法を用いて追い返した。その時の<ruby><rb>真言</rb><rt>マントラ</rt></ruby>。セイバーはこのキアラの手腕を見て、彼女の実力がハッカーではなくメイガスの域にあると発言した。なおキャスターは「懐かしのダキニ天法」と語っている。どうやら彼女も同じようなものを使用できるか、使用するのを近くで見たことがあるらしい。ご本尊なのだから当然か。
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:パッションリップが校舎に侵入した際、ダキニ天法を用いて追い返した。その時の<ruby><rb>真言</rb><rt>マントラ</rt></ruby>。<br>セイバーはこのキアラの手腕を見て、彼女の実力がハッカーではなくメイガスの域にあると発言した。なおキャスターは「懐かしのダキニ天法」と語っている。どうやら彼女も同じようなものを使用できるか、使用するのを近くで見たことがあるらしい。ご本尊なのだから当然か。
   −
;「アンデルセン。(主人公の名前)さんは真剣にジナコさんを案じているのです。」<br>「それをなんですか。もっと酷い目にあわないか、さらなる裏目を引かないか、などと期待するなんて……。」<br>「……ああ、本当に辛い話です。あらがえばあらがうほど嵌まっていく……」<br />「底なし沼に飲まれた美男子(美少女)の苦悩は、禁断の蜜のよう―――私も、ずぶりと溺れてしまいたい―――」
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;「アンデルセン。(主人公の名前)さんは真剣にジナコさんを案じているのです。<br> それをなんですか。もっと酷い目にあわないか、さらなる裏目を引かないか、などと期待するなんて……。<br> ……ああ、本当に辛い話です。あらがえばあらがうほど嵌まっていく……」<br> 底なし沼に飲まれた美男子(美少女)の苦悩は、禁断の蜜のよう―――私も、ずぶりと溺れてしまいたい―――」
:真面目にアンデルセンを諌めてくれたと思いきや、段々頬を染めてアレな妄想に浸り始めるキアラ。あまりの酷さにアンデルセンすら言葉を失い、フォローに回っている。<br />なお、アンデルセンは「主人公を題材にしたら面白そう」と言っただけで、もっと苦しめとかは言っていない。つまりその部分はキアラの(もっと主人公の悩ましい姿を見たいという)本音である。<br />ダメだこの<ruby><rb>性職者</rb><rt>おんな</rt></ruby>、早くなんとかしないと……
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:真面目にアンデルセンを諌めてくれたと思いきや、段々頬を染めてアレな妄想に浸り始めるキアラ。あまりの酷さにアンデルセンすら言葉を失い、フォローに回っている。<br>なお、アンデルセンは「主人公を題材にしたら面白そう」と言っただけで、もっと苦しめとかは言っていない。つまりその部分はキアラの(もっと主人公の悩ましい姿を見たいという)本音である。<br>ダメだこの<ruby><rb>性職者</rb><rt>おんな</rt></ruby>、早くなんとかしないと……
   −
;「間違っても合意いたしませんっ。裸で走り回る為に魔力を使うなど。貴方の宝具はストーリーキングですか。」
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;「間違っても合意いたしませんっ。裸で走り回る為に魔力を使うなど。<br> 貴方の宝具はストーリーキングですか。」
:執筆に詰まった際のアンデルセンの奇行の話を聞き「過度な仕事は押し付けない」と誓った後、「依頼がないのはないで寂しい」「ちょうど大長編のプロットを構想中」と言われたキアラの裸の王様と露出狂をかけた切り返し…ではなく、ただの事故。<br />素早く駄洒落で切り返したと思った主人公とアンデルセンは驚いて黙ってしまったが、本人は問題発言をしたと勘違いして照れていた。そして直後にアンデルセンから「上手いがつまらない」との評を頂戴する。
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:執筆に詰まった際のアンデルセンの奇行の話を聞き「過度な仕事は押し付けない」と誓った後、「依頼がないのはないで寂しい」「ちょうど大長編のプロットを構想中」と言われたキアラの裸の王様と露出狂をかけた切り返し…ではなく、ただの事故。<br>素早く駄洒落で切り返したと思った主人公とアンデルセンは驚いて黙ってしまったが、本人は問題発言をしたと勘違いして照れていた。そして直後にアンデルセンから「上手いがつまらない」との評を頂戴する。
   −
;「さあ? 強いて言うなら愛のため、でしょうか。 私は私の愛のために、人という人をみんな溶かしてしまいたいようなのです。」
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;「さあ? 強いて言うなら愛のため、でしょうか。<br>  私は私の愛のために、人という人をみんな溶かしてしまいたいようなのです。」
:黒幕としての正体が明らかになった直後、なぜ人類を滅ぼそうとするのかと桜に問われ、事も無げにこう答えた。<br />垣間見える魔の本性。
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:黒幕としての正体が明らかになった直後、なぜ人類を滅ぼそうとするのかと桜に問われ、事も無げにこう答えた。<br>垣間見える魔の本性。
   −
;「―――いいえ。<br /> まだ理解が及んでいませんのね。<br /> 神になるのは結果論です。<br /> 私はただ、自分の欲望に忠実なだけ。<br /> 私はすべての人間に愛されたいのです。<br /> 地上すべての人間の、快楽の受け皿になりたいのです。<br /> まだ生きているすべての生き物の欲望のはけ口になりたいのです。<br /><br /> そう―――<br /> 何万何億という人間を使って、最大の快楽を得たいのです。<br /><br /> ―――ほら。<br /> そのためには、神になるしかないでしょう?」
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;「―――いいえ。<br> まだ理解が及んでいませんのね。<br> 神になるのは結果論です。<br> 私はただ、自分の欲望に忠実なだけ。<br> 私はすべての人間に愛されたいのです。<br> 地上すべての人間の、快楽の受け皿になりたいのです。<br> まだ生きているすべての生き物の欲望のはけ口になりたいのです。<br><br> そう―――<br> 何万何億という人間を使って、最大の快楽を得たいのです。<br><br> ―――ほら。<br> そのためには、神になるしかないでしょう?」
:人を超え神になろうとするなど愚かだ、と味方サーヴァントに対する答え。この答えに四者一様に絶句していた。<br />これが人間の欲望の窮て。
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:人を超え神になろうとするなど愚かだ、と味方サーヴァントに対する答え。この答えに四者一様に絶句していた。<br>これが人間の欲望の窮て。
    
;「和光同塵、真如波羅蜜。慈悲です、戯れといたしましょう」
 
;「和光同塵、真如波羅蜜。慈悲です、戯れといたしましょう」
 
:戦闘開始時のセリフ。
 
:戦闘開始時のセリフ。
:和光同塵とは仏や菩薩が教化を受け入れることの出来ない人を救うために本来の姿を隠し人間界へ現れること。
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:和光同塵とは仏や菩薩が教化を受け入れることの出来ない人を救うために本来の姿を隠し人間界へ現れること。<br>真如とは真理、波羅蜜とは覚りに至る行、あるいは覚りの完成した状態。
:真如とは真理、波羅蜜とは覚りに至る行、あるいは覚りの完成した状態。
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;「'''済度の時です。生きとし生ける者、全ての苦痛を招きましょう<br />―――ああぁ、あ―――あ―――!!!――<br /><br /><RUBY><RB>衆生</RB><RT>シュジョウ</RT></RUBY>、<RUBY><RB>無辺</RB><RT>ムヘン</RT></RUBY>、<RUBY><RB>誓願度</RB><RT>セイガンド</RT></RUBY></br><RUBY><RB>歓喜</RB><RT>カンキ</RT></RUBY>、<RUBY><RB>離垢</RB><RT>リク</RT></RUBY>、<RUBY><RB>明地</RB><RT>ミョウチ</RT></RUBY>、<RUBY><RB>焔</RB><RT>エン</RT></RUBY>、<RUBY><RB>難勝</RB><RT>ナンショウ</RT></RUBY>、<RUBY><RB>現前</RB><RT>ゲンゼン</RT></RUBY>、<RUBY><RB>遠行</RB><RT>オンギョウ</RT></RUBY>、<RUBY><RB>不動</RB><RT>フドウ</RT></RUBY>、<RUBY><RB>善想</RB><RT>ゼンソウ</RT></RUBY>、<RUBY><RB>法雲</RB><RT>ホウウン</RT></RUBY><br />十万億土の彼方を焦がし、共に浄土に参りましょうや―――!'''」
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;「'''済度の時です。生きとし生ける者、全ての苦痛を招きましょう<br>―――ああぁ、あ―――あ―――!!!――<br><br><RUBY><RB>衆生</RB><RT>シュジョウ</RT></RUBY>、<RUBY><RB>無辺</RB><RT>ムヘン</RT></RUBY>、<RUBY><RB>誓願度</RB><RT>セイガンド</RT></RUBY><br><RUBY><RB>歓喜</RB><RT>カンキ</RT></RUBY>、<RUBY><RB>離垢</RB><RT>リク</RT></RUBY>、<RUBY><RB>明地</RB><RT>ミョウチ</RT></RUBY>、<RUBY><RB>焔</RB><RT>エン</RT></RUBY>、<RUBY><RB>難勝</RB><RT>ナンショウ</RT></RUBY>、<RUBY><RB>現前</RB><RT>ゲンゼン</RT></RUBY>、<RUBY><RB>遠行</RB><RT>オンギョウ</RT></RUBY>、<RUBY><RB>不動</RB><RT>フドウ</RT></RUBY>、<RUBY><RB>善想</RB><RT>ゼンソウ</RT></RUBY>、<RUBY><RB>法雲</RB><RT>ホウウン</RT></RUBY><br>十万億土の彼方を焦がし、共に浄土に参りましょうや―――!'''」
:最終宝具、発動。<br />すべてをその欲望によって構成された闇黒に飲み込む。「魔性菩薩」の業。
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:最終宝具、発動。<br>すべてをその欲望によって構成された闇黒に飲み込む。「魔性菩薩」の業。<br>菩薩の四弘誓願の一つ衆生無辺誓願度と、菩薩の十地の逆順回し。
:菩薩の四弘誓願の一つ衆生無辺誓願度と、菩薩の十地の逆順回し。
      
== メモ ==
 
== メモ ==
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*現状、TYPE-MOON作品で最も'''経験豊富'''な人物。相手の性別が異性か同性かを問わず、過去かなりの数の人間と関係を持ったことがあると思われる。既存作品の中でも比較的経験豊富と考えられる、男性代表の[[ギルガメッシュ]]、女性代表の[[カレン・オルテンシア|カレン]]の経験も、彼女には及ぶべくもないだろう。しかしそれは心理的にはある理由から処女である事を暴露されたとあるサーヴァントの心理「処女=恥ずかしい」「経験者=すごい」と同じ原理による、ただの見栄を満たす為の行為でしかなかったようである。実際、その矛盾を作中で指摘した者がいた。
 
*現状、TYPE-MOON作品で最も'''経験豊富'''な人物。相手の性別が異性か同性かを問わず、過去かなりの数の人間と関係を持ったことがあると思われる。既存作品の中でも比較的経験豊富と考えられる、男性代表の[[ギルガメッシュ]]、女性代表の[[カレン・オルテンシア|カレン]]の経験も、彼女には及ぶべくもないだろう。しかしそれは心理的にはある理由から処女である事を暴露されたとあるサーヴァントの心理「処女=恥ずかしい」「経験者=すごい」と同じ原理による、ただの見栄を満たす為の行為でしかなかったようである。実際、その矛盾を作中で指摘した者がいた。
 
*今までの[[TYPE-MOON]]作品に登場した聖職者に'''まともな奴がいなかった'''ため、多くのファンがその登場時から彼女を疑った(但し今回の場合は、前作で[[臥藤門司|とある人物]]の発言から彼女の本性に概ねの見当を付けていた、というプレイヤーも少なからず居たものと思われる)。だが下手したらCERO:Z判定されてもおかしくない演出の宝具をはじめ、彼女の想像を上回る常軌の逸し方に予想はしていても驚愕したファンも多いだろう。
 
*今までの[[TYPE-MOON]]作品に登場した聖職者に'''まともな奴がいなかった'''ため、多くのファンがその登場時から彼女を疑った(但し今回の場合は、前作で[[臥藤門司|とある人物]]の発言から彼女の本性に概ねの見当を付けていた、というプレイヤーも少なからず居たものと思われる)。だが下手したらCERO:Z判定されてもおかしくない演出の宝具をはじめ、彼女の想像を上回る常軌の逸し方に予想はしていても驚愕したファンも多いだろう。
*ギルガメッシュからは「多数の幸福の為に人の世を救おうという愚者」と「己の欲の在り方に苦悩しながらついには自らの業を良しとし答えを求め続けた馬鹿者」の両端が和合した者と評された。だが彼女の言う「救い」は究極の自己愛に基づく物、己の欲に苦悩など感じたことはなく誰よりも欲望に忠実、しかしその欲望の真の根源に当の彼女自身その最期の瞬間まで気付けなかった…といった具合に彼女の本性は英雄王にすら計り知れないものであり、この推測は全くの的外れであった。<br />'''英雄王赤っ恥'''。まぁ彼の見立てや推測が外れるのはいつものことである。
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*ギルガメッシュからは「多数の幸福の為に人の世を救おうという愚者」と「己の欲の在り方に苦悩しながらついには自らの業を良しとし答えを求め続けた馬鹿者」の両端が和合した者と評された。だが彼女の言う「救い」は究極の自己愛に基づく物、己の欲に苦悩など感じたことはなく誰よりも欲望に忠実、しかしその欲望の真の根源に当の彼女自身その最期の瞬間まで気付けなかった…といった具合に彼女の本性は英雄王にすら計り知れないものであり、この推測は全くの的外れであった。<br>'''英雄王赤っ恥'''。まぁ彼の見立てや推測が外れるのはいつものことである。
 
**一応、この例示の象徴である[[衛宮切嗣|2]][[言峰綺礼|名]]も「自分の人生に価値を見出せないから他者に依存する」という点はキアラと同じと言える。が、いずれも自分という物の存在を認められず否定に走るが故の彼らと、自分を第一に考えている彼女とは決定的にスタンスが異なる。
 
**一応、この例示の象徴である[[衛宮切嗣|2]][[言峰綺礼|名]]も「自分の人生に価値を見出せないから他者に依存する」という点はキアラと同じと言える。が、いずれも自分という物の存在を認められず否定に走るが故の彼らと、自分を第一に考えている彼女とは決定的にスタンスが異なる。
 
*彼女が扱うコードキャストは作中で言及されているようにかなり特殊で、旧校舎に出現したリップを迎撃する際に使用した術式を見て主人公のサーヴァントは、あれはもはや「霊子ハッカー(ウィザード)」ではなく「魔術師(メイガス)」の域にあると称した。<br />EXTRA世界における「メイガス」とは旧時代の魔術師を指す言葉で、世界的な魔力枯渇に陥った現在では衰退した存在である。<br />両者にどれほどの差異があるかは不明だが、キアラが用いる術式が極めて特異かつ優れていることはうかがい知れる。
 
*彼女が扱うコードキャストは作中で言及されているようにかなり特殊で、旧校舎に出現したリップを迎撃する際に使用した術式を見て主人公のサーヴァントは、あれはもはや「霊子ハッカー(ウィザード)」ではなく「魔術師(メイガス)」の域にあると称した。<br />EXTRA世界における「メイガス」とは旧時代の魔術師を指す言葉で、世界的な魔力枯渇に陥った現在では衰退した存在である。<br />両者にどれほどの差異があるかは不明だが、キアラが用いる術式が極めて特異かつ優れていることはうかがい知れる。
*生まれ育った教団は山深い文明を一切拒絶する土地に存在し、所謂「'''山育ち'''」である。<br />その証拠に、魔人となる前の時点でも、崩壊寸前とは言え神霊を元に造られ通常のサーヴァントより桁外れに強いパッションリップを'''素手で殺す'''というとんでもないことをしている。<br />またアンデルセンの特性上戦闘は彼女が行うしかないため、行く手を阻んだサーヴァントやエネミーは全て彼女が倒したということになる。<br />アンデルセンのサポートはあっただろうが、なんとも恐ろしい話である。…が、彼女が言うには「地上で身体を殺された」らしいので、'''そんな桁外れの戦闘能力を有する彼女を手にかけた何者かがリアル(現実世界)に存在しているという事になる'''。二重の意味で何とも恐ろしい話である。
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*生まれ育った教団は山深い文明を一切拒絶する土地に存在し、所謂「'''山育ち'''」である。<br />その証拠に、魔人となる前の時点でも、崩壊寸前とは言え神霊を元に造られ通常のサーヴァントより桁外れに強いパッションリップを'''素手で殺す'''というとんでもないことをしている。<br>またアンデルセンの特性上戦闘は彼女が行うしかないため、行く手を阻んだサーヴァントやエネミーは全て彼女が倒したということになる。<br>アンデルセンのサポートはあっただろうが、なんとも恐ろしい話である。…が、彼女が言うには「地上で身体を殺された」らしいので、'''そんな桁外れの戦闘能力を有する彼女を手にかけた何者かがリアル(現実世界)に存在しているという事になる'''。二重の意味で何とも恐ろしい話である。
 
**「EXTRA material」の用語辞典では「戦闘能力は低い」などとネタバレ防止のようなことが記述されているが、正直言って最早笑えないギャグである。
 
**「EXTRA material」の用語辞典では「戦闘能力は低い」などとネタバレ防止のようなことが記述されているが、正直言って最早笑えないギャグである。
 
*容姿、雰囲気ともに「エロス」を体現したかのようなキアラ。そのスリーサイズは歴代最高峰だった[[リーゼリット]]すら上回る魅惑のボディ。
 
*容姿、雰囲気ともに「エロス」を体現したかのようなキアラ。そのスリーサイズは歴代最高峰だった[[リーゼリット]]すら上回る魅惑のボディ。
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*中盤、[[主人公 (EXTRA)|主人公]]達は本選で月の裏側に引きずり込まれたことが発覚するが彼女は序盤、予選で黒い触手に引きずり込まれたと証言している、しかし予選では[[BB]]はまだ出現していないため嘘をついているという事になってしまう。おそらく主人公の夢見ていた予選を覗いていた、あるいは侵入していたと思われる。
 
*中盤、[[主人公 (EXTRA)|主人公]]達は本選で月の裏側に引きずり込まれたことが発覚するが彼女は序盤、予選で黒い触手に引きずり込まれたと証言している、しかし予選では[[BB]]はまだ出現していないため嘘をついているという事になってしまう。おそらく主人公の夢見ていた予選を覗いていた、あるいは侵入していたと思われる。
 
*本来の予定は「自意識を開放して人間にした桜を陥落する」というものだったが、「保健室に数ヶ月も閉じこもった若い二人を応援したくなった」なんて理由であっさり予定を変更している。
 
*本来の予定は「自意識を開放して人間にした桜を陥落する」というものだったが、「保健室に数ヶ月も閉じこもった若い二人を応援したくなった」なんて理由であっさり予定を変更している。
*彼女に関する仏教用語に'''「他化自在天」'''というものが作中で登場している。これは欲界(欲望に囚われた生物が住む世界)の六欲天における最高位、あるいは天上界の第六天を指す。この天は他人の変現する楽事をかけて自由に己が快楽とする、つまり他人の楽しみを自らの楽しみにすることができる世界である。裏を返せば快楽を他人に依存しているとも言え、その特性は殺生院キアラの歪んだ天性そのもの。<br />神の座へと辿り着き、魔人と化したキアラの存在は、欲界の主である第六天魔王波旬に近いものと思われる。波旬(天魔波旬)は、仏教の開祖[[セイヴァー|釈迦]]が悟りを開く際の瞑想を妨げるために現れた魔神マーラ・パーピーヤスの漢訳の一つであり、他には魔羅と訳されることがある。
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*彼女に関する仏教用語に'''「他化自在天」'''というものが作中で登場している。これは欲界(欲望に囚われた生物が住む世界)の六欲天における最高位、あるいは天上界の第六天を指す。この天は他人の変現する楽事をかけて自由に己が快楽とする、つまり他人の楽しみを自らの楽しみにすることができる世界である。裏を返せば快楽を他人に依存しているとも言え、その特性は殺生院キアラの歪んだ天性そのもの。<br>神の座へと辿り着き、魔人と化したキアラの存在は、欲界の主である第六天魔王波旬に近いものと思われる。波旬(天魔波旬)は、仏教の開祖[[セイヴァー|釈迦]]が悟りを開く際の瞑想を妨げるために現れた魔神マーラ・パーピーヤスの漢訳の一つであり、他には魔羅と訳されることがある。
 
*ムーンセルに訪れた現在でも真言立川詠天流の導師だと語っているが、破戒僧ゆえに信仰心なぞ欠片も持ち合わせていない。あろうことか[[キャスター (EXTRA・青)|ご本尊]]を「負け犬」呼ばわりする始末。
 
*ムーンセルに訪れた現在でも真言立川詠天流の導師だと語っているが、破戒僧ゆえに信仰心なぞ欠片も持ち合わせていない。あろうことか[[キャスター (EXTRA・青)|ご本尊]]を「負け犬」呼ばわりする始末。
 
*キアラ役の声優・田中理恵は、「[[劇場版 空の境界]]」にて[[巫条霧絵]]役を演じている。<br />なお、ドラマCDにおける巫条霧絵役は伊藤美紀であり、彼女はFateシリーズにおいて[[藤村大河]]を演じている。これはいったい、なんの因果か……。
 
*キアラ役の声優・田中理恵は、「[[劇場版 空の境界]]」にて[[巫条霧絵]]役を演じている。<br />なお、ドラマCDにおける巫条霧絵役は伊藤美紀であり、彼女はFateシリーズにおいて[[藤村大河]]を演じている。これはいったい、なんの因果か……。