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→話題まとめ
== 話題まとめ ==
== 話題まとめ ==
; 信仰心厚き少女
; 信仰心厚き少女
: 1412年頃に生まれ、12歳の頃、大天使ミシェル、聖カトリーヌ、聖マルグリットからフランス王太子を助けよという啓示を授かったといわれる。しかし現代ではノーベル賞受賞学者にも認められたルルドの泉等の「神の奇跡」は説明のしようがないので「幻聴じゃないか?」などと研究者には言われてしまっている。哀れ……。一方で、明晰な頭脳を有していたことが文献から明らかになっている。
: 1412年頃に生まれ、12歳の頃、大天使ミシェル、聖カトリーヌ、聖マルグリットからフランス王太子を助けよという啓示を授かったといわれる。しかし現代ではノーベル賞受賞学者にも認められたルルドの泉等の「神の奇跡」は説明のしようがないので「幻聴じゃないか?」などと研究者には言われてしまっている。哀れ……。一方で、明晰な頭脳を有していたことは文献から明らかになっている。
: 王太子シャルル7世の信頼を得たジャンヌは、フランス軍を導いてイギリスに追いつめられていたフランスを逆転へと導いた。
: 王太子シャルル7世の信頼を得たジャンヌは、フランス軍を導いてイギリスに追いつめられていたフランスを逆転へと導いた。
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; 過激だった聖処女
; 過激だった聖処女
: 『Apocrypha』では活発な少女という設定だが、史実の彼女はかなりの強硬派だったらしい。
: 『Apocrypha』では活発な少女という設定だが、実際、史実の彼女はかなりの強硬派だったらしい。
: ランスでの戴冠式後、現状維持を望んだシャルル王や貴族たちに反対してあくまでパリ攻略を主張し、捕虜となったイングランドの騎士たちは容赦なく殺害したとも伝えられている(当時は身代金との交換が普通)。戦場での戦いぶりも凄まじく、大砲の集中投入や夜襲・奇襲・朝駆けも当たり前(当時は戦端は昼間に開き、日没と共に矛を収めるのが普通)で、勝利の為にはあらゆる手段を用いた。
: フランスでの戴冠式後、現状維持を望んだシャルル王や貴族たちに反対してあくまでパリ攻略を主張し、捕虜となったイングランドの騎士たちは容赦なく殺害したとも伝えられている。戦場での戦いぶりも凄まじく、大砲の集中投入や夜襲・奇襲・朝駆けも当たり前(当時は戦端は昼間に開き、日没と共に矛を収め、捕虜は身代金との交換が普通)で、勝利の為にはあらゆる手段を用いた。
: 農民出身の彼女に政治的な考えや貴族社会の常識が欠けていたのは仕方のないことだが、この苛烈さは王宮内における彼女の孤立を深め、自身が捕虜となった際に身代金惜しさから見捨てられるという末路を招くこととなる。だがシロウの企みを阻止するためとはいえ戦略爆撃機やミサイル、しまいには『神の杖』を空中庭園めがけてぶっ放す事を考えたり、Fateのジャンヌもかなり過激である事が分かってしまった。平然と提案する辺り、生前の過激なやり方は全く変わっていないらしい……。
: 農民出身の彼女に政治的な考えや貴族社会の常識が欠けていたのは仕方のないことだが、この苛烈さは王宮内における彼女の孤立を深め、自身が捕虜となった際に身代金惜しさから見捨てられるという末路を招くこととなる。
: また、東出氏は彼女の人物設定で大変苦労したらしい。「信仰心」を強調すると、史実通りの過激な狂信者としての面が出てきてしまい、夢見がちな乙女にし過ぎると、シェイクスピアに馬鹿にされ続けたキャラクターに非常に近いものとなってしまう。また[[ジル・ド・レェ|過去の作品の登場人物]]と密接な関係を持ち、「抑止力」とも関係がある彼女の人物設定は慎重に行わなければならない、という配慮もあったと思われる。もっとも、「アインツベルン相談室」ではジルのギョロ目を目潰しをして元に戻していたそうだから、見た目によらず過激だったようであるが。
::だがシロウの企みを阻止するためとはいえ戦略爆撃機やミサイル、しまいには『神の杖』を空中庭園めがけてぶっ放す事を平然と提案する辺り、Fateのジャンヌでもその過激なやり口は全く変わっていないらしい……。
: また、東出氏は彼女の人物設定で大変苦労したらしい。「信仰心」を強調すると、史実通りの過激な狂信者としての面が出てきてしまい、夢見がちな乙女にし過ぎると、シェイクスピアに馬鹿にされ続けたキャラクターに非常に近いものとなってしまう。また[[ジル・ド・レェ|過去の作品の登場人物]]と密接な関係を持ち、「抑止力」とも関係がある彼女の人物設定は慎重に行わなければならない、という配慮もあったと思われる。もっとも、「アインツベルン相談室」ではジルのギョロ目を目潰しをして元に戻していたそうだから、過激な面は根底にあったようであるが。
:: それほどセイバーに似ているわけではないとされる彼女だが、「一度は国を救いながら、最後には人心が離れて非業の死を遂げる」「勝利のためならば手段は選ばなかった」という点は共通している。
:: それほどセイバーに似ているわけではないとされる彼女だが、「一度は国を救いながら、最後には人心が離れて非業の死を遂げる」「勝利のためならば手段は選ばなかった」という点は共通している。
:: 史実では旗持ちに過ぎなかった彼女が(企画段階の設定ではあるものの)セイバー適性を持っているのも、自ら兵の先頭に立つ戦乙女というイメージを託されているからかもしれない。似たようなイメージが先行しがちと言えば、[[牛若丸|源義経]]もあげられる。
:: 史実では旗持ちに過ぎなかった彼女が(企画段階の設定ではあるものの)セイバー適性を持っているのも、自ら兵の先頭に立つ戦乙女というイメージを託されているからかもしれない。似たようなイメージが先行しがちと言えば、[[牛若丸|源義経]]もあげられる。
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; 遅咲きの聖人
; 遅咲きの聖人
: フランスの聖女として世界的知名度を誇るジャンヌ・ダルクだが、聖人として認定されたのが極めて遅かったことでも有名である。1431年5月30日に処刑された後、聖人の地位につく「列聖」を受けたのが1920年5月16日と、彼女の死から489年が経過してようやく聖人と認められた。信仰に命を捧げる殉教者であったジャンヌだが、生前の経緯によるものかその復権は遅れに遅れ、最終的に20世紀に入ってからの聖人入りという苦労人であった。
: フランスの聖女として世界的知名度を誇るジャンヌ・ダルクだが、聖人として認定されたのが極めて遅かったことでも知られる。1431年5月30日に処刑された後、聖人の地位につく「列聖」を受けたのが1920年5月16日と、彼女の死から489年が経過してようやく聖人と認められた。信仰に全てを捧げる殉教者であったジャンヌだが、生前の経緯によるものかその復権は遅れに遅れ、最終的に20世紀に入ってからの聖人入りという苦労人であった。
:: 聖人の認定は数十年以上かかることもザラとはいえ、ジャンヌ・ダルクの列聖までの期間は際立って長い。というのもこれは元は一地方の英雄に過ぎなかった彼女が、フランス革命以後王家に代わる国威発揚の象徴として美化され祀り上げられた経緯があり、強大化したフランスと彼女の知名度を無視できなくなったバチカンによる政治的配慮が認定の理由だった。
:: 特にナポレオンがそれまで無名に近かったジャンヌの宣伝を積極的に行っており、フランス各地にジャンヌの銅像を作らせたことが大きい。彼女自身は王党派だったが、平民出身というのが共和党にとって都合が良かったのだ。第二次世界大戦でも親ナチス派のビシー政権とシャルル・ド・ゴール率いる自由フランス軍の双方がプロパガンダに利用しており、生前のみならず死後も時の政治に利用され続けていたのである。
: なお、復権裁判によって無罪が認められているが、教会からの破門は現在まで撤回されていない。
: なお、復権裁判によって無罪が認められているが、教会からの破門は現在まで撤回されていない。
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: 担当声優の坂本真綾氏は、『Apocrypha』がメディアミックスされていない状態で、『[[Fate/Grand Order]]』にて初めて発表された。TYPE-MOONでは[[両儀式]]役で有名。
: 担当声優の坂本真綾氏は、『Apocrypha』がメディアミックスされていない状態で、『[[Fate/Grand Order]]』にて初めて発表された。TYPE-MOONでは[[両儀式]]役で有名。
: 坂本氏は朗読活劇レチタ・カルダ「ジャンヌ・ダルク」にて語り手としてジャンヌの生涯を演じているほか、レベルファイブより発売されたPSP用ゲーム『JEANNE D'ARC』でもジャンヌ・ダルク役を演じている。ジャンヌ役になにかと縁がある声優であり、そういう意味でもぴったりな配役と言えるかもしれない。
: 坂本氏は朗読活劇レチタ・カルダ「ジャンヌ・ダルク」にて語り手としてジャンヌの生涯を演じているほか、レベルファイブより発売されたPSP用ゲーム『JEANNE D'ARC』でもジャンヌ・ダルク役を演じている。ジャンヌ役になにかと縁がある声優であり、そういう意味でもぴったりな配役と言えるかもしれない。
:『Fate/Grand Order』では同氏が主題歌「色彩」を歌っている。
:余談だが、『Fate/Grand Order』主題歌の「色彩」も同氏の歌唱である。
==商品情報==
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