1行目: |
1行目: |
− | == キャスター? (Grand Order) == | + | == キャスター == |
− | * 性別:男性
| + | 「[[キャスター|魔術師]]」の[[サーヴァント]]。インバネスを着込み、片手にパイプを持った長身痩躯の男。服の袖口などから先にルーペの付いた細い機械腕のようなものが何本も覗いている。 |
− | | |
− | 『[[Fate/Grand Order]]』に登場するキャラクター。インバネスを着込み、片手にパイプを持った長身痩躯の男。服の袖口などから先にルーペの付いた細い機械腕のようなものが何本も覗いている。
| |
| | | |
| ; 略歴 | | ; 略歴 |
− | : 世界的に有名な探偵。”明かす者の代表”を自称する。 | + | : 第一部四章の西暦1888年ロンドンで召喚されていたものの、自由を奪われる前のバベッジに依頼されたことで先じて行動を開始したため四章に直接登場はしない。破壊され尽した時計塔に[[間桐臓硯|M]]に露見しないよう知恵者が訪れた際にのみ分かる形で資料を置いておき、自身は人理焼却にまつわる事態の解決のために各所の調査に赴く。 |
− | : 第一部四章の西暦1888年ロンドンで召喚されていたものの、自由を奪われる前のバベッジに依頼されたことで先じて行動を開始。破壊され尽した時計塔に[[間桐臓硯|M]]に露見しないよう知恵者が訪れた際にのみ分かる形で資料を置いておき、自身は[[ソロモン]]とその周囲にまつわる事態の解決のために各所の調査に赴く。
| + | : その後、第一部六章にて1273年のエルサレムでどうしても調査が及ばなかった事柄を調査するためと、Dr.ロマンの目の届かない場所で[[主人公 (Grand Order)|主人公]]らとの顔合わせをするために[[アトラス院]]で彼らの到着を待っていた。 |
− | : その後、第一部六章にて1273年のエルサレムでどうしても調査が及ばなかった事柄を調査するためと、Dr.ロマンの目の届かない場所で主人公らとの顔合わせをするために[[アトラス院]]で彼らの到着を待っていた。
| |
| : そこでカルデア一行に2004年に冬木で起きた聖杯戦争の勝利者や[[マシュ・キリエライト|マシュ]]と融合した英霊の真名、[[女神ロンゴミニアド|獅子王]]の[[聖槍]]の正体とその目的を教え、ソロモンの人格や人理焼却を行った理由に対する考察を残し去って行った。 | | : そこでカルデア一行に2004年に冬木で起きた聖杯戦争の勝利者や[[マシュ・キリエライト|マシュ]]と融合した英霊の真名、[[女神ロンゴミニアド|獅子王]]の[[聖槍]]の正体とその目的を教え、ソロモンの人格や人理焼却を行った理由に対する考察を残し去って行った。 |
− | : EOR一章では西暦1999年の新宿に赴き、巌窟王の姿に変装して行動、悪のモリアーティに扮した[[魔神柱|バアル]]に捕まった主人公を救出し、[[ジェームズ・モリアーティ|モリアーティ]]らが待つ[[サーヴァント]]達と合流。 | + | : EOR一章では西暦1999年の新宿に赴き、[[巌窟王 エドモン・ダンテス]]の姿に変装して行動、悪のモリアーティに扮した[[魔神柱|バアル]]に捕まった主人公を救出し、[[ジェームズ・モリアーティ]]ら主人公のサーヴァント達と合流。 |
− | : 最終盤では本来の使命を思い出した[[ジェームズ・モリアーティ|モリアーティ]]によって不意打ちをくらい、吸収されてしまう。『新宿幻霊事件』解決後はカルデアに身を置くことを選んだ。 | + | : その後は主人公と行動を共にしていたが、最終盤では本来の使命を思い出したモリアーティによって不意打ちをくらい、吸収されてしまう。『新宿幻霊事件』解決後はカルデアに身を置くことを選んだ。 |
| ; 能力 | | ; 能力 |
− | : [[マシュ・キリエライト]]の推測によるとクラスは[[キャスター]]。現時点ではスキルなどの詳細は不明ながら、「明かす者」の代表を名乗るだけあり初対面の一同の真名までも看過し、僅かな手掛かりから様々な情報を導き出している。 | + | : 現時点ではスキルなどの詳細は不明ながら、「明かす者」の代表を名乗るだけあり初対面の一同の真名までも看過し、僅かな手掛かりから様々な情報を導き出している。 |
− | :何度もレイシフトを繰り返したせいで、霊基数値が下がっており、EOR一章ではマスターよりちょっと強いだけのレベルまでランクダウンしている。 | + | : 何度もレイシフトを繰り返したせいで、霊基数値が下がっており、EOR一章ではマスターよりちょっと強いだけのレベルまでランクダウンしている。 |
− | :得意とする変装で[[厳窟王 エドモン・ダンテス]]に変化することでサーヴァントとしての戦闘もある程度こなしてはいたが、その際の戦闘能力は厳窟王本人のものと比べて随分と下がっていた模様。 | + | : 得意とする変装で巌窟王に変化することでサーヴァントとしての戦闘もある程度こなしてはいたが、その際の戦闘能力は巌窟王本人のものと比べて随分と下がっていた模様。 |
− | : 計画を打ち砕くのは得意であるが、計画の立案に関しては[[ジェームズ・モリアーティ]]に劣る。 | + | : 計画を打ち砕くのは得意であるが、計画の立案に関してはモリアーティに劣る。 |
− | : 手段は不明ながらも特異点内での自身の存在の証明が不十分で力の行使がほとんど出来ない状態のまま、様々な時代や場所を渡り歩きながらの調査を行っていたらしく、[[アトラス院]]で主人公らに接触するまでに様々な情報を掴んでいた。 | + | : 手段は不明ながらも特異点内での自身の存在の証明が不十分で力の行使がほとんど出来ない状態のまま、様々な時代や場所を渡り歩きながらの調査を行っていたらしく、アトラス院で主人公らに接触するまでに様々な情報を掴んでいた。 |
| | | |
| == ステータス == | | == ステータス == |
31行目: |
28行目: |
| | | |
| == 真名:シャーロック・ホームズ == | | == 真名:シャーロック・ホームズ == |
− | : シャーロック・ホームズ。世界的に有名な探偵小説「シャーロック・ホームズ」シリーズの主人公。あらゆる探偵の祖の一人。 | + | : シャーロック・ホームズ。世界的に有名な探偵小説「シャーロック・ホームズ」シリーズの主人公。”明かす者の代表”を自称する、あらゆる探偵の祖の一人。 |
| | | |
| == 登場作品と役柄 == | | == 登場作品と役柄 == |
51行目: |
48行目: |
| :「人理焼却」という事件の捜査を彼に依頼した人物。自由が奪われる前の僅かな時間を賭け、捜査を依頼したのだという。 | | :「人理焼却」という事件の捜査を彼に依頼した人物。自由が奪われる前の僅かな時間を賭け、捜査を依頼したのだという。 |
| ; [[ゲーティア]] | | ; [[ゲーティア]] |
− | : 「人理焼却による霊長の抹殺」という、前代未聞の殺人事件の犯人。主人公やマシュから得た情報により彼の特性を把握したものの、その最終目的までは想像もつかないらしく、人理を焼き尽くした上で次に何に取り掛かっているのかが恐ろしいと語る。 | + | : 「人理焼却による霊長の抹殺」という、前代未聞の殺人事件の犯人。主人公やマシュから得た情報により彼の特性を把握したものの、その最終目的までは想像もつかず、人理を焼き尽くした上で次に何に取り掛かっているのかが恐ろしいと語った。 |
| | | |
| === 生前 === | | === 生前 === |
57行目: |
54行目: |
| : 名実ともに相棒である医師にして、彼の活躍を書籍という形で出版した人物。 | | : 名実ともに相棒である医師にして、彼の活躍を書籍という形で出版した人物。 |
| : マシュへの台詞にあるように出版活動をずけずけと批判していたり、言葉遊びでからかったりするものの、深い信頼を置く親友。 | | : マシュへの台詞にあるように出版活動をずけずけと批判していたり、言葉遊びでからかったりするものの、深い信頼を置く親友。 |
− | ; ジェームズ・モリアーティ教授 | + | ; [[ジェームズ・モリアーティ]] |
| : 原作における最悪の敵であり、「犯罪界のナポレオン」とまで言わしめた相手。生前のホームズは彼が世界に与える影響を恐れ、ワトソンの著作にある彼の記述を可能な限り簡易にさせるほど警戒していた。 | | : 原作における最悪の敵であり、「犯罪界のナポレオン」とまで言わしめた相手。生前のホームズは彼が世界に与える影響を恐れ、ワトソンの著作にある彼の記述を可能な限り簡易にさせるほど警戒していた。 |
| : 後述のジキルが悪にまつわる実験に傾倒し始めた一件にも間接的に関わっている。 | | : 後述のジキルが悪にまつわる実験に傾倒し始めた一件にも間接的に関わっている。 |
109行目: |
106行目: |
| *第四章「ロンディニウムの騎士」が舞台、年代ともにピッタリであったため、登場を期待していたマスターも多かった。それ故に六章での登場で度肝を抜かれたマスターは少なくない。 | | *第四章「ロンディニウムの騎士」が舞台、年代ともにピッタリであったため、登場を期待していたマスターも多かった。それ故に六章での登場で度肝を抜かれたマスターは少なくない。 |
| *初登場後、本格的にストーリーに絡む六章第14節のサブタイトルは「秘匿の研究」。これはホームズの第一作目である「緋色の研究」のオマージュと思われる。TYPE-MOON ACE掲載の「鳥羽色の研究」も恐らく同様。 | | *初登場後、本格的にストーリーに絡む六章第14節のサブタイトルは「秘匿の研究」。これはホームズの第一作目である「緋色の研究」のオマージュと思われる。TYPE-MOON ACE掲載の「鳥羽色の研究」も恐らく同様。 |
− | * TYPE-MOON ACEによると、キャスター以外にもセイバーとアーチャーにも適正があるのではとの考察が掲載されている。 | + | * TYPE-MOON ACEでは、キャスター以外にもセイバーとアーチャーにも適正があるのではとの考察が掲載されている。 |
| **射撃を得意としていたことからアーチャーが適任だが、多芸な上に武術の心得もあり、その天才性と圧倒的な知名度から最優のセイバーも有り得るのとこと。 | | **射撃を得意としていたことからアーチャーが適任だが、多芸な上に武術の心得もあり、その天才性と圧倒的な知名度から最優のセイバーも有り得るのとこと。 |
| **また、親友のワトソンですら騙せる高度な変装術や、謎の日本武術「バリツ」を習得していること、スパイ活動をしたこともあるという点からアサシンクラス、コカイン中毒者であったことからバーサーカークラスの適正を予測するプレイヤーもいる。 | | **また、親友のワトソンですら騙せる高度な変装術や、謎の日本武術「バリツ」を習得していること、スパイ活動をしたこともあるという点からアサシンクラス、コカイン中毒者であったことからバーサーカークラスの適正を予測するプレイヤーもいる。 |
| * [[ファントム・オブ・ジ・オペラ]]や[[巌窟王 エドモン・ダンテス|モンテ・クリスト伯]]のような『小説のモチーフとなった人物が実在していた』パターンだと思われる英霊。少なくとも英国最高の探偵「H氏」とその活躍を作品化していた「W博士」が実在していたのは確かである。 | | * [[ファントム・オブ・ジ・オペラ]]や[[巌窟王 エドモン・ダンテス|モンテ・クリスト伯]]のような『小説のモチーフとなった人物が実在していた』パターンだと思われる英霊。少なくとも英国最高の探偵「H氏」とその活躍を作品化していた「W博士」が実在していたのは確かである。 |
| **ただしホームズの実在を喜ぶマシュに対する「私の正体、本質は貴方が思うものとは些か異なる」という言葉などの疑問点もある。 | | **ただしホームズの実在を喜ぶマシュに対する「私の正体、本質は貴方が思うものとは些か異なる」という言葉などの疑問点もある。 |
− | **なお、ホームズの観察眼はコナン・ドイルの恩師であるジョセフ・ベルが患者に行っていたものをなぞったものと言われており、'''現実にホームズのモチーフになったとされる人物は実在する'''。 | + | **なお、ホームズの観察眼はコナン・ドイルの恩師であるジョセフ・ベルが患者に行っていたものをなぞったものと言われており、現実にホームズのモチーフになったとされる人物は実在する。 |
− | * ちなみにシャーロッキアン(ホームズのファン)の間では'''ホームズは現在も生き続けている'''という説がある。
| |
| *原作をよく知らない人からは落ち着いた紳士的な人物のイメージを持たれがちだが、実際にはかなりの皮肉屋で偏屈。エキセントリックな行動も少なくなく、何を思ったか自宅(借家)の壁に銃を連発して当時のヴィクトリア女王の頭文字を弾痕で描くという奇行を行ったり、退屈紛れにコカインを打ったりとかなり奔放な行動もやらかしている。特にコカイン服用については医者であるワトソンから「やめてほしい」と出会ってからずっと言われている(おかげかシリーズの終盤頃は控えるようになったが)。 | | *原作をよく知らない人からは落ち着いた紳士的な人物のイメージを持たれがちだが、実際にはかなりの皮肉屋で偏屈。エキセントリックな行動も少なくなく、何を思ったか自宅(借家)の壁に銃を連発して当時のヴィクトリア女王の頭文字を弾痕で描くという奇行を行ったり、退屈紛れにコカインを打ったりとかなり奔放な行動もやらかしている。特にコカイン服用については医者であるワトソンから「やめてほしい」と出会ってからずっと言われている(おかげかシリーズの終盤頃は控えるようになったが)。 |
| * また、マシュを信頼し、高い評価をしているホームズだが、原作では女性に対しては紳士的であるものの'''「女性というのはどんなに立派であっても100%は信頼できないもの」'''と言い切るほどの女性嫌いである。 | | * また、マシュを信頼し、高い評価をしているホームズだが、原作では女性に対しては紳士的であるものの'''「女性というのはどんなに立派であっても100%は信頼できないもの」'''と言い切るほどの女性嫌いである。 |
− | * カルデアとの接続がない場所で現れる、アトラス院のコンピューターを無駄遣いし検索の邪魔をする、'''ホームズがこんなに紳士的なはずがない'''、などの理由からプレイヤーの間では「第六章で登場した彼はホームズではなく別の英霊がホームズのふりをしているのではないか?」「味方面して近づいてきて信用させてみただけで実は敵じゃないのか」 という考察もある。……確かに原典の彼は上述の通り相当キマった人物だが最後の理由はあんまりではなかろうか。
| |
| * 生前は[[魔術協会]]と親交を持っていた。ただしこれはモリアーティが見せた唯一の人間性、魔術を信用していないという点を突くためであり、彼本人は魔術を嫌っている。 | | * 生前は[[魔術協会]]と親交を持っていた。ただしこれはモリアーティが見せた唯一の人間性、魔術を信用していないという点を突くためであり、彼本人は魔術を嫌っている。 |
| ==リンク== | | ==リンク== |