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;略歴
 
;略歴
:元は普通の一般人で、新宿で生活する娼婦。アサシンを召喚しようとした[[相良豹馬]]に暗示を掛けられ、同棲相手として利用されていた。
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:幼少期は極めて教養豊かな育ちだったが、両親氏が事故死してからは程なく転落人生を歩み、『Apocrypha』開始時点では娼婦の身に落ちながら、新宿で[[相良豹馬]]を養う生活をしていた。
:彼女は同棲している状況を愛によるものなのかと考えていたが、豹馬に「ジャック・ザ・リッパー」を召喚する儀式の一環として、殺害されそうになる。
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:アサシンを召喚しようとした[[相良豹馬]]に暗示を掛けられ、同棲相手として利用されていた。彼女は同棲している状況を愛によるものなのかと考えていたが、豹馬に「ジャック・ザ・リッパー」を召喚する儀式の一環として、殺害されそうになるが、アサシンが玲霞の『死にたくない』という強い願いに反応して彼女のサーヴァントとして現界し、彼女の治療を受けることで一命を取り留める。
:しかし、アサシンが玲霞の『死にたくない』という強い願いに反応して彼女のサーヴァントとして現界し、彼女の治療を受けることで一命を取り留める。
   
:自分の『死にたくない』という願いは既に叶っていたのだが、アサシンの『母親の胎内に還りたい』という願いを叶えるために[[聖杯戦争|聖杯大戦]]への参加を決意。豹馬から剥がされた令呪を転写され、正式にアサシンのマスターとなる。
 
:自分の『死にたくない』という願いは既に叶っていたのだが、アサシンの『母親の胎内に還りたい』という願いを叶えるために[[聖杯戦争|聖杯大戦]]への参加を決意。豹馬から剥がされた令呪を転写され、正式にアサシンのマスターとなる。
:[[魔術]]の才能が皆無なため魔力供給をアサシンに行えず、アサシンが提案した魂喰いを許容。
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:[[魔術]]の才能が皆無なため魔力供給をアサシンに行えず、アサシンが提案した魂喰いを許容。その後アサシンと共にルーマニアに飛び、暴漢やマフィアを殺戮しながら聖杯大戦の地に向かう。
:その後アサシンと共にルーマニアに飛び、暴漢やマフィアを殺戮しながら聖杯大戦の地に向かう。
   
:のんびり旅路を進んでいたが、アサシンが[[魔術協会]]から派遣された魔術師という、より栄養価の高い『食料』を見つけたため、シギショアラに逗留していた。だが、アサシンが[[モードレッド|赤のセイバー]]や[[ケイローン|黒のアーチャー]]の攻撃を受け、警察やマスコミも五月蠅くなってきたことでトゥリファス入りを決める。
 
:のんびり旅路を進んでいたが、アサシンが[[魔術協会]]から派遣された魔術師という、より栄養価の高い『食料』を見つけたため、シギショアラに逗留していた。だが、アサシンが[[モードレッド|赤のセイバー]]や[[ケイローン|黒のアーチャー]]の攻撃を受け、警察やマスコミも五月蠅くなってきたことでトゥリファス入りを決める。
 
:トゥリファスでもユグドミレニアの魔術師達を殺戮してまわるが、同時にミレニア城塞への侵入を図る為に魔術師達を拷問して情報収集を行うと同時に、探索の目を回避していた。アサシンの城塞への奇襲が失敗に終わると、再度攻撃を行うリスク、[[シロウ・コトミネ|シロウ]]達に持ち去られた大聖杯、そしてこれまで入手した情報から、[[ジャンヌ・ダルク|ルーラー]]とユグドミレニア側が立てた戦術を卓越した状況判断によって見切り、彼らの策を逆手に取る妙案を見出す。
 
:トゥリファスでもユグドミレニアの魔術師達を殺戮してまわるが、同時にミレニア城塞への侵入を図る為に魔術師達を拷問して情報収集を行うと同時に、探索の目を回避していた。アサシンの城塞への奇襲が失敗に終わると、再度攻撃を行うリスク、[[シロウ・コトミネ|シロウ]]達に持ち去られた大聖杯、そしてこれまで入手した情報から、[[ジャンヌ・ダルク|ルーラー]]とユグドミレニア側が立てた戦術を卓越した状況判断によって見切り、彼らの策を逆手に取る妙案を見出す。
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:娼婦ではあるが、[[セミラミス|赤のアサシン]]のように自分から男を誘う悪女的なタイプではなく、ぼんやりした性格をしている。
 
:娼婦ではあるが、[[セミラミス|赤のアサシン]]のように自分から男を誘う悪女的なタイプではなく、ぼんやりした性格をしている。
 
:自分を「おかあさん」と呼び、懐いているアサシンを我が子のように可愛がっており、彼女との相性は最高。
 
:自分を「おかあさん」と呼び、懐いているアサシンを我が子のように可愛がっており、彼女との相性は最高。
:娼婦という職業から低く見られがちだが、昔はそれなりに裕福な家庭で生活していたらしく、実は無学な女性ではない。ルーマニア語を流暢に話し、暴漢を尋問した際、きちんと会話している。また「チャウシェスクの子供たち」というルーマニアの裏の歴史を知っている。ピアノも両親が生きていたころはよく弾いたらしいが、今でも自信を持って弾けるのは「トロイメライ」などの有名な数曲程度らしい。
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:娼婦という職業から低く見られがちだが、昔はそれなりに裕福な家庭で生活していたらしく、実は無学な女性ではない。語学も極めて堪能であり、ラテン語やルーマニア語を流暢に話し、暴漢を尋問した際、きちんと会話している。また「チャウシェスクの子供たち」というルーマニアの裏の歴史を知っている。ピアノも両親が生きていたころはよく弾いたらしいが、今でも自信を持って弾けるのは「トロイメライ」などの有名な数曲程度らしい。
:人としての倫理観は持ち合わせてはいるもののそれも破綻気味で、幼い頃から家族はおらず、養子に出された先では虐待を受けていた。そのせいかもともと生きるという自覚が希薄で、自分の命にも他人の命にも価値を見出せていない。そのため彼女は罪にならず、自分以外の誰も悲しまないのならば人を殺すことにまったく躊躇がない。
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:人としての倫理観は持ち合わせてはいるもののそれも破綻気味で、幼い頃から家族は事故死し、養子に出された先では虐待を受けていた。そのせいかもともと生きるという自覚が希薄で、自分の命にも他人の命にも価値を見出せていない。そのため彼女は罪にならず、自分以外の誰も悲しまないのならば殺人に対して一切の躊躇がなく、生存に不要な感情は持たず、「聖杯を取る」と決めたらただひたすらそれに向けて邁進するが、自らの願いはささやかなもの。自分の命を救ったジャックのために、AIのように最適化戦略に勤しんでいる。
:今までは流されるように生きてきたが、アサシンと出会い、彼女の母親として日々を過ごすうちに「幸せになりたい」という願いが生まれた。
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:今までは流されるように生きてきたが、アサシンと出会い、彼女の母親として日々を過ごすうちに「幸せになりたい」という願いが生まれた。アサシンにとっては彼女はもう本物の母親であり、彼女の方もアサシンを自分の娘として扱っている。
:アサシンにとっては彼女はもう本物の母親であり、彼女の方もアサシンを自分の娘として扱っている。
      
;能力
 
;能力
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:もっとも彼女がこの銃を選んだのは「一番軽くて一番小さかったから」という余りに単純な理由で、玲霞はこの銃の名前すら知らない。
 
:もっとも彼女がこの銃を選んだのは「一番軽くて一番小さかったから」という余りに単純な理由で、玲霞はこの銃の名前すら知らない。
 
:だが彼女は'''ルーマニアに来るまで銃器に触れたことなど一度もない'''にも関わらず、異常なセンスで順応しており、空恐ろしいほどに冷静な滑らかな手つきでこの銃を操る。殺した相手が生き返っても「ああ、そうなのか」と事実として受け入れるだけで混乱も躊躇も一切ない。この異常なほど冷静な姿勢は自分の死の間際でも変わらなかった。
 
:だが彼女は'''ルーマニアに来るまで銃器に触れたことなど一度もない'''にも関わらず、異常なセンスで順応しており、空恐ろしいほどに冷静な滑らかな手つきでこの銃を操る。殺した相手が生き返っても「ああ、そうなのか」と事実として受け入れるだけで混乱も躊躇も一切ない。この異常なほど冷静な姿勢は自分の死の間際でも変わらなかった。
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:総合すれば、物事に対する理解度や観察眼が尋常ではなく、武器も魔力も乏しい状況でアサシンの優位性を常に保ちながら、平然と魔術師たちを屠り続け、日本を出国する前にもユグドミレニアの暗殺部隊をジャックとともに返り討ちにしている。
    
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
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:アサシンに向けた別れの言葉。母親が怖がる娘を安堵させるように。
 
:アサシンに向けた別れの言葉。母親が怖がる娘を安堵させるように。
 
:どれほど血腥く、どれほど残酷なものであっても、アサシンと過ごした日々は、誰にも必要とされずただ流されて生きてきた彼女にとって、この上ない「楽しい夢」であった。
 
:どれほど血腥く、どれほど残酷なものであっても、アサシンと過ごした日々は、誰にも必要とされずただ流されて生きてきた彼女にとって、この上ない「楽しい夢」であった。
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:それがどれほど愚かしい振る舞いだったとしても、彼女は一切の後悔なく人生を自らの手で閉じたのであった。
    
== メモ ==
 
== メモ ==
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*東出氏によれば、「Zero」で言うところの[[雨生龍之介|龍之介]]枠。
 
*東出氏によれば、「Zero」で言うところの[[雨生龍之介|龍之介]]枠。
 
**ただ龍之介は殺人が目的で、ある種情熱的に行動していたのに比べ、彼女は主体性に乏しく、アサシンが悪人を殺戮しているのも、マスターが一切魔力供給ができないという必要に迫られた事情があるため。<br>龍之介達より、彼女達の関係はむしろ「元は魔術などの裏の世界と何の関係も無かったのに、サーヴァントのために聖杯戦争に身を投じる」、「サーヴァントがマスターの存在に依存している」と、[[葛木宗一郎|朽ち果てた殺人鬼]]と[[メディア|裏切りの魔女]]の関係に酷似している。
 
**ただ龍之介は殺人が目的で、ある種情熱的に行動していたのに比べ、彼女は主体性に乏しく、アサシンが悪人を殺戮しているのも、マスターが一切魔力供給ができないという必要に迫られた事情があるため。<br>龍之介達より、彼女達の関係はむしろ「元は魔術などの裏の世界と何の関係も無かったのに、サーヴァントのために聖杯戦争に身を投じる」、「サーヴァントがマスターの存在に依存している」と、[[葛木宗一郎|朽ち果てた殺人鬼]]と[[メディア|裏切りの魔女]]の関係に酷似している。
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**しかし、ジャックは母の面影をどんな女性にも見る残酷な無邪気さを持っており、一歩間違えればジャックはあっさりと玲霞を殺害していた事が『Fate/Apocrypha material』で語られている。心臓を動かすだけの空虚な人生であっても、己の人生だけは握り締めた彼女にとって、ジャックが自分の命を獲らないと選択したからこそ、作中で良好な関係を築けたのである。
 
*彼女がアサシンと出会った経緯は短編と同様と言われているが、「第四次聖杯戦争」という言葉が出てくる、アサシンを召喚しようとしていた魔術師がユグドミレニア一族ではない、「相馬豹馬」という魔術師であったことなど、いくつかの変更すべき点がある。後に豹馬もユグドミレニアの一員である事が判明し、本人の言も合わせれば諜報・情報工作に所属し「ユグドミレニア」の名を隠していたらしい。
 
*彼女がアサシンと出会った経緯は短編と同様と言われているが、「第四次聖杯戦争」という言葉が出てくる、アサシンを召喚しようとしていた魔術師がユグドミレニア一族ではない、「相馬豹馬」という魔術師であったことなど、いくつかの変更すべき点がある。後に豹馬もユグドミレニアの一員である事が判明し、本人の言も合わせれば諜報・情報工作に所属し「ユグドミレニア」の名を隠していたらしい。
 
*その容姿から客に困ったことが無く、金銭的には結構余裕があり、ルーマニアに行く位どうということは無い。また路地裏を歩いていれば、暴漢が勝手に寄ってくるので、アサシンのエサに困ることも無い。
 
*その容姿から客に困ったことが無く、金銭的には結構余裕があり、ルーマニアに行く位どうということは無い。また路地裏を歩いていれば、暴漢が勝手に寄ってくるので、アサシンのエサに困ることも無い。
 
*「精神汚染」ランクCのアサシンと意思疎通ができるため、Cランク相当の精神汚染を保有している可能性がある。だが、アサシンの「精神汚染」はマスターが悪属性を持つと精神的に崩壊していく危険性があり、現在のアサシンの安定具合を見ると、彼女の属性は少なくとも「悪」ではないと思われる。
 
*「精神汚染」ランクCのアサシンと意思疎通ができるため、Cランク相当の精神汚染を保有している可能性がある。だが、アサシンの「精神汚染」はマスターが悪属性を持つと精神的に崩壊していく危険性があり、現在のアサシンの安定具合を見ると、彼女の属性は少なくとも「悪」ではないと思われる。
*その一般人を完全に超越した能力は、ファンの間では「有り得ない」を通り越して、「'''玲霞さん凄い'''」と称賛されるほど。「Fate/Apocrypha material」でも、'''「今作の中で唯一無二の天然天才かつ天然怪物」'''と評されている。<br>実際の所、TYPE-MOON に登場する一般人は大抵「'''神秘を会得していないだけの、明らかに一般的じゃない人'''」なので、彼女が隠されたスペックを発揮しても余り違和感がなかったりする(純然たる一般人はモブかギャグキャラぐらい)。型月の「一般人」って一体……。
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*その一般人を完全に超越した能力は、ファンの間では「有り得ない」を通り越して、「'''玲霞さん凄い'''」と称賛されるほど。『Fate/Apocrypha material』でも、'''「今作の中で唯一無二の天然天才かつ天然怪物」'''と評されている。<br>実際の所、TYPE-MOON に登場する一般人は大抵「'''神秘を会得していないだけの、明らかに一般的じゃない人'''」なので、彼女が隠されたスペックを発揮しても余り違和感がなかったりする(純然たる一般人はモブかギャグキャラぐらい)。型月の「一般人」って一体……。
 
*実は型月のキャラでは初の職業売春婦。流石に、同性込みな上に人間辞めてる[[殺生院キアラ|エロ尼]]には経験人数は劣るであろうが。
 
*実は型月のキャラでは初の職業売春婦。流石に、同性込みな上に人間辞めてる[[殺生院キアラ|エロ尼]]には経験人数は劣るであろうが。
  
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