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; 「凡骨どもの権謀術数もどき等にはさしたる興味はなかったが、成る程、良かろう!<br /> 小さきもの、斯様に小さく在れども自らの領内にあっては誇りと尊厳に満ちて眼開き続ける、その女王の気風に敬意を表し──」<br />「此度の同盟、余も認めてやろう。喜べ」
 
; 「凡骨どもの権謀術数もどき等にはさしたる興味はなかったが、成る程、良かろう!<br /> 小さきもの、斯様に小さく在れども自らの領内にあっては誇りと尊厳に満ちて眼開き続ける、その女王の気風に敬意を表し──」<br />「此度の同盟、余も認めてやろう。喜べ」
 
: マスターの意向で「同盟」の使者として寄越されたにも関わらず、自分の気に食わなければキャスターの“神殿”もろとも玲瓏館邸を吹き飛ばすことも考えに入れていたオジマンディアスだったが、使い魔の眼を通じて会見の場を覗き見ていた美沙夜の、王の視線に打ちのめされながらも屈せず、眼を逸らさなかった気概に免じて傲然と裁定を下す。
 
: マスターの意向で「同盟」の使者として寄越されたにも関わらず、自分の気に食わなければキャスターの“神殿”もろとも玲瓏館邸を吹き飛ばすことも考えに入れていたオジマンディアスだったが、使い魔の眼を通じて会見の場を覗き見ていた美沙夜の、王の視線に打ちのめされながらも屈せず、眼を逸らさなかった気概に免じて傲然と裁定を下す。
; 「まさしく世界を救う戦いである!<br /> 余は、余が統べるためにこそあらゆる敵を灼き尽くし、遍くすべてを救おうぞ!」
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; 「軍神(セト)と戦いの女神(アナト)、我が両腕に宿るが良い!<br /> 豊穣の神(アスタルテ)、我が勝利の栄光より後にはお前こそが戦いに血濡れた地を言祝げ!<br /> ラーでありホルスである余は、これより再びの命を得て世界に幸福を与えん!<br /> 最愛なりしネフェルタリよ、ハトホルとしてオジマンディアスの光臨を祝福せよ!<br /> まさしく世界を救う戦いである!<br /> 余は、余が統べるためにこそあらゆる敵を灼き尽くし、遍くすべてを救おうぞ!<br /> さあ。来い。<br /> 蒼銀の騎士に守られし世界を喰らう女神(ポトニアテローン)よ。<br /> 今こそ、神王が貴様を斃してやろう。」
 
: 世界を喰らう女神と、その走狗たる蒼銀の騎士に対し、太陽の神王は高らかに宣戦布告する。
 
: 世界を喰らう女神と、その走狗たる蒼銀の騎士に対し、太陽の神王は高らかに宣戦布告する。
 
: 『蒼銀のフラグメンツ』は群像劇の要素が強いとはいえ、もはやどちらが主人公か分からなくなってくる。
 
: 『蒼銀のフラグメンツ』は群像劇の要素が強いとはいえ、もはやどちらが主人公か分からなくなってくる。
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