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| ;能力 | | ;能力 |
− | :武器は小剣(グラディウス)で、強烈な衝撃波を生み出すほどの重い斬撃を放つ。また3メートル近いゴーレムを苦も無く放り投げ、素手で木っ端微塵に砕くほどの怪力。<br>だが彼の最大の武器はその驚異的なタフネスであり、斬られても、殴られても、相手の攻撃を必ず受けてから反撃に移る。さらに複数の敵をまとめて抱え込み、スープレックスによって粉砕するなど、戦い方もプロレスラーそのものである。<br>彼はほぼ烏合の衆に過ぎない反乱軍をよくまとめ、強力なローマ軍に連戦連勝したことから、その人望や戦争指揮能力は卓越したものであったと考えられる。だがそれ以上に彼が人望を集めた要因は、"必ず逆転によって勝利する"英雄だったこと。反乱軍の兵士にとって戦況が絶望的であればあるほど、その先にある勝利は確かなものだったのである。 | + | :武器は小剣(グラディウス)で、強烈な衝撃波を生み出すほどの重い斬撃を放つ。<br>また3メートル近いゴーレムを苦も無く放り投げ、素手で木っ端微塵に砕くほどの怪力を誇る。<br>だが彼の最大の武器はその驚異的なタフネスであり、斬られても、殴られても、相手の攻撃を必ず受けてから反撃に移る。さらに複数の敵をまとめて抱え込み、スープレックスによって粉砕するなど、戦い方もプロレスラーそのものである。<br>彼はほぼ烏合の衆に過ぎない反乱軍をよくまとめ、強力なローマ軍に連戦連勝したことから、その人望や戦争指揮能力は卓越したものであったと考えられる。だがそれ以上に彼が人望を集めた要因は、"必ず逆転によって勝利する"英雄だったこと。反乱軍の兵士にとって戦況が絶望的であればあるほど、その先にある勝利は確かなものだったのである。 |
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| == [[宝具]] == | | == [[宝具]] == |
| ;疵獣の咆吼(クライング・ウォーモンガー) | | ;疵獣の咆吼(クライング・ウォーモンガー) |
− | :常時発動型の宝具。 敵から負わされたダメージの一部を魔力に変換し、体内に蓄積できる。<br>この魔力への変換効率は彼の体力が減少するほどに上昇し、体内に貯められた魔力はステータス強化と治癒能力の増幅に使用され、傷つけられれば、傷つけられるほど強くなる。この効果によって首を裂かれようが、全身を切り刻まれようが、即座に再生するので決して戦闘を止めず、痛みも全く意に介していない。もし瀕死まで傷めつけられたならば、眼前のすべてを破壊して余りあるほどの膨大な魔力を溜め込み、一撃で聖杯大戦に決着をつける可能性すら存在する。<br>チャージが溜まってくると、巨大化し始め、傷ついた部分が腫瘍のように盛り上がるようになる。そして、最大まで高まると完全に異形化する。この状態となると三画も令呪を使用しても効果がなくなり、完全に制御不可能となる。<br>腕は8本に増え、内三本はまるで蛸足のように骨が無く、振るえば鞭のようにしなり岩盤を一撃で粉砕する。脚は自重が二本では最早支えきれないほどの重さとなっているので、昆虫のような副脚が大量に生え、重みを分散している。頭は首にめり込み、肩口からティラノサウルスの持つような上顎と下顎が突き出し、眼球も肩と首と腹部に存在し5つに増えている。また凄まじい量の魔力を帯びているため、ただの物理攻撃によって砕けた大地の破片ですらサーヴァントへの殺傷力を帯びるレベルで魔力に侵され、回避が非常に困難となっている。<br>チャージ量最大で力を解放した場合、地形を変えるほどの威力を持った光の奔流によって戦場を薙ぎ払い、一撃で周囲一帯が更地と化した。 | + | :常時発動型の宝具。 敵から負わされたダメージの一部を魔力に変換し、体内に蓄積できる。<br>この魔力への変換効率は彼の体力が減少するほどに上昇し、体内に貯められた魔力はステータス強化と治癒能力の増幅に使用され、傷つけられれば、傷つけられるほど強くなる。この効果によって首を裂かれようが、全身を切り刻まれようが、即座に再生するので決して戦闘を止めず、痛みも全く意に介していない。<br>もし瀕死まで傷めつけられたならば、眼前のすべてを破壊して余りあるほどの膨大な魔力を溜め込み、一撃で聖杯大戦に決着をつける可能性すら存在する。チャージが溜まってくると、巨大化し始め、傷ついた部分が腫瘍のように盛り上がるようになる。そして、最大まで高まると完全に異形化する。この状態となると三画も令呪を使用しても効果がなくなり、完全に制御不可能となる。<br>腕は8本に増え、内三本はまるで蛸足のように骨が無く、振るえば鞭のようにしなり岩盤を一撃で粉砕する。脚は自重が二本では最早支えきれないほどの重さとなっているので、昆虫のような副脚が大量に生え、重みを分散している。頭は首にめり込み、肩口からティラノサウルスの持つような上顎と下顎が突き出し、眼球も肩と首と腹部に存在し5つに増えている。<br>また凄まじい量の魔力を帯びているため、ただの物理攻撃によって砕けた大地の破片ですらサーヴァントへの殺傷力を帯びるレベルで魔力に侵され、回避が非常に困難となっている。チャージ量最大で力を解放した場合、地形を変えるほどの威力を持った光の奔流によって戦場を薙ぎ払い、一撃で周囲一帯が更地と化した。 |
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| == 登場作品 == | | == 登場作品 == |
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| :「圧制者」と見なして戦いを挑む。彼の気高い叛逆の精神に敬意を表し、満身創痍の状態に追い込み捕獲する。 | | :「圧制者」と見なして戦いを挑む。彼の気高い叛逆の精神に敬意を表し、満身創痍の状態に追い込み捕獲する。 |
| ;[[キャスター (Apocrypha・黒)|黒のキャスター]] | | ;[[キャスター (Apocrypha・黒)|黒のキャスター]] |
− | :捕縛された後、新たなマスターとなる。……だが、自分が現界し続けるための隷属であり、ギブアンドテイクの関係に近い。 | + | :捕縛された後、新たなマスターとなる。<br>……だが、自分が現界し続けるための隷属であり、ギブアンドテイクの関係に近い。 |
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| ;[[ルーラー]] | | ;[[ルーラー]] |
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| == 名台詞 == | | == 名台詞 == |
| ;「―――さあ、圧制者よ。傲慢が潰え、強者の驕りが蹴散らされる刻が来たぞ!」 | | ;「―――さあ、圧制者よ。傲慢が潰え、強者の驕りが蹴散らされる刻が来たぞ!」 |
− | :VS[[ライダー (Apocrypha・黒)|黒のライダー]]の際のセリフ。彼にとって「敵」とは、「圧制者」と同義らしい。圧制者はおろか、執政者の要素が皆無なライダーにも言ってしまうあたり、やはり彼は狂っている。 | + | :VS[[ライダー (Apocrypha・黒)|黒のライダー]]の際のセリフ。彼にとって「敵」とは、「圧制者」と同義らしい。<br>圧制者はおろか、執政者の要素が皆無なライダーにも言ってしまうあたり、やはり彼は狂っている。 |
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| ;「ははははは。これはいい、これは素晴らしい。<br> 雲霞の如き敵兵、そして我が身は満身創痍。<br> ああ、これでこそ――勝利するときの凱歌はさぞや叫び甲斐があるだろう!」 | | ;「ははははは。これはいい、これは素晴らしい。<br> 雲霞の如き敵兵、そして我が身は満身創痍。<br> ああ、これでこそ――勝利するときの凱歌はさぞや叫び甲斐があるだろう!」 |
− | :足を潰され、全身をゴーレムが覆っていても彼は笑い続ける。絶望的な戦況から逆転を繰り返してきた彼は如何なる苦痛を与えられても、勝利を信じて戦い続ける。 | + | :足を潰され、全身をゴーレムが覆っていても彼は笑い続ける。<br>絶望的な戦況から逆転を繰り返してきた彼は如何なる苦痛を与えられても、勝利を信じて戦い続ける。 |
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| ;「<RUBY>雄々々々々々々々々々々々々々々々々々々々々々々々々々々々々<RB></RB><RT>オォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ</RT></RUBY>———!!」 | | ;「<RUBY>雄々々々々々々々々々々々々々々々々々々々々々々々々々々々々<RB></RB><RT>オォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ</RT></RUBY>———!!」 |
− | :異形化し小山と同じ位の巨人となった彼が放つ、極大の咆哮。 | + | :異形化し小山と同じ位の巨人となったスパルタクスが放つ、極大の咆哮。 |
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| ; 「大丈夫。ほら傷口も笑ってる。」 | | ; 「大丈夫。ほら傷口も笑ってる。」 |
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| *絶対に誰かの下に隷属する事を拒絶するため、「狂戦士」のクラス以外に適性を持たない。そして宝具の性質上、マスターが彼の事を理解しようと頑張っても結局暴走し、制御不能になる。彼を召喚したマスターは「超上級者向け」とか「ナイトメア」とかそんなチャチなレベルじゃない、とんでもない無理ゲーを強いられることになる。<br>これによって全サーヴァント中最強の「使い勝手の悪さ」を誇り、[[ギルガメッシュ]]のような我が強過ぎる者や精神汚染持ちのサーヴァントですら彼の足元にも及ばない。また作中で'''どの聖杯戦争に召喚されても、絶対に勝者になる事が出来ないサーヴァント'''と呼ばれている。 | | *絶対に誰かの下に隷属する事を拒絶するため、「狂戦士」のクラス以外に適性を持たない。そして宝具の性質上、マスターが彼の事を理解しようと頑張っても結局暴走し、制御不能になる。彼を召喚したマスターは「超上級者向け」とか「ナイトメア」とかそんなチャチなレベルじゃない、とんでもない無理ゲーを強いられることになる。<br>これによって全サーヴァント中最強の「使い勝手の悪さ」を誇り、[[ギルガメッシュ]]のような我が強過ぎる者や精神汚染持ちのサーヴァントですら彼の足元にも及ばない。また作中で'''どの聖杯戦争に召喚されても、絶対に勝者になる事が出来ないサーヴァント'''と呼ばれている。 |
| **「大帝国にほんの十数名で叛乱を引き起こし戦力を瓦解させること無く奮戦した指揮官」かつ「闘技場と戦場で闘い抜いた熟練の剣士」かつ「ぎりぎり神話にならないくらい古い史実の英霊」である為、経歴だけ見ると戦力や燃費等もそう悪くないように見える辺り、余計に質が悪いとも言える。 | | **「大帝国にほんの十数名で叛乱を引き起こし戦力を瓦解させること無く奮戦した指揮官」かつ「闘技場と戦場で闘い抜いた熟練の剣士」かつ「ぎりぎり神話にならないくらい古い史実の英霊」である為、経歴だけ見ると戦力や燃費等もそう悪くないように見える辺り、余計に質が悪いとも言える。 |
− | **オンラインゲーム版でのキャラ設定を行った虚淵玄も、虐げられないと燃えない→窮地に陥らないと反撃しない→ゆえに勝ち目のある戦略を受け付けない→マスターの言う事を聞かない→故にバーサーカー、といった大変困ったサーヴァントとして彼を選んだプレイヤーを悪戦苦闘させる腹積もりだったと発言している。だがその一方で、専守防衛&不殺を旨とする善玉主人公ライクな方針のマスターならば意外と相性が良いかもしれないとも分析している。 | + | **オンラインゲーム版でのキャラ設定を行った虚淵玄も、<br>「虐げられないと燃えない→窮地に陥らないと反撃しない→ゆえに勝ち目のある戦略を受け付けない→マスターの言う事を聞かない→故にバーサーカー、といった大変困ったサーヴァントとして彼を選んだプレイヤーを悪戦苦闘させる腹積もりだった」と発言している。だがその一方で、専守防衛&不殺を旨とする善玉主人公ライクな方針のマスターならば意外と相性が良いかもしれないとも分析している。 |
− | *何故か有している凄まじい狂化適性の影響で酷いことになっているが、スパルタクスは他のクラスにも適性があるようで、そちらで召喚しさえすればかなり優秀なサーヴァントになる可能性が高い。
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| 企画段階でのステータス | | 企画段階でのステータス |