差分

21 バイト追加 、 2014年3月15日 (土) 21:03
159行目: 159行目:  
:身を守る事も満足に出来ない欠陥品なら、叩き壊して違う器を用意して貰った方が良いとアイリに言いながら廃棄所に放置したアハトを非難し、吹雪の中迎えに行った。<br>情を捨てる事が出来ないその優しさは性分であり仕方ないのだろが、感情で動き過ぎではないか…。
 
:身を守る事も満足に出来ない欠陥品なら、叩き壊して違う器を用意して貰った方が良いとアイリに言いながら廃棄所に放置したアハトを非難し、吹雪の中迎えに行った。<br>情を捨てる事が出来ないその優しさは性分であり仕方ないのだろが、感情で動き過ぎではないか…。
   −
;「違う、違うんだ。君は強くなるために、怒りと言う感情を身に付けなくてはならない。<br>それこそが闘争という行いの根幹にあるからだ!<br>君はどんな形であれ、君自身が損なわれる事について、抵抗しなくてはならない」
+
;「違う、違うんだ。君は強くなるために、怒りと言う感情を身に付けなくてはならない。<br> それこそが闘争という行いの根幹にあるからだ!<br> 君はどんな形であれ、君自身が損なわれる事について、抵抗しなくてはならない」
 
:自分とアハトが元凶で傷付いたのだからアイリは自分達に怒りを懐くべきだと切嗣は言う。強さとは苦痛に耐えられるかで測るのではない、<br>苦痛を齎す者に牙を剥く意思がないと戦いに勝つことは出来ないと。
 
:自分とアハトが元凶で傷付いたのだからアイリは自分達に怒りを懐くべきだと切嗣は言う。強さとは苦痛に耐えられるかで測るのではない、<br>苦痛を齎す者に牙を剥く意思がないと戦いに勝つことは出来ないと。
   −
;「まったく!こんなところから面倒を見なきゃならないなんて…分かった、僕が教えてやる。<br>そうだな、まずは君の、あぁ…一々こんな呼び方ってのがまず無い。<br>君には、名前は無いのか?器とかホムンクルスとかじゃなく、君固有の呼び名は?」
+
;「まったく!こんなところから面倒を見なきゃならないなんて…分かった、僕が教えてやる。<br> そうだな、まずは君の、あぁ…一々こんな呼び方ってのがまず無い。<br> 君には、名前は無いのか?器とかホムンクルスとかじゃなく、君固有の呼び名は?」
 
:切嗣は後に思い知った。死に追いやると決まってる相手に感情を、命への執着や未練を教え込もうとしていた自分の愚かさと残酷さを。
 
:切嗣は後に思い知った。死に追いやると決まってる相手に感情を、命への執着や未練を教え込もうとしていた自分の愚かさと残酷さを。
   −
;「男女の愛情というのは、そんな生易しい話じゃないんだ!ああ、まったく!<br>こんなところから説明しなきゃならないなんて…分かった。とりあえずは教えてやる。<br>自分がどれだけ見当違いな事を言っていたのか、君はすぐにも、思い知ることになるだろう」
+
;「男女の愛情というのは、そんな生易しい話じゃないんだ! ああ、まったく!<br> こんなところから説明しなきゃならないなんて…分かった。とりあえずは教えてやる。<br> 自分がどれだけ見当違いな事を言っていたのか、君はすぐにも、思い知ることになるだろう」
 
:自分の心の持ちようの話だから貴方に迷惑はかけない、と言うアイリに忠告をする。<br>アイリはこの返答に興味深い、とても期待してると実に楽しげである。<br>にしてもアイリが自分を対象にしたいという愛情が異性へのそれだと切嗣はよく把握出来たな。
 
:自分の心の持ちようの話だから貴方に迷惑はかけない、と言うアイリに忠告をする。<br>アイリはこの返答に興味深い、とても期待してると実に楽しげである。<br>にしてもアイリが自分を対象にしたいという愛情が異性へのそれだと切嗣はよく把握出来たな。