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;人物
 
;人物
:温和でありながら気高い、貴族の姫君然とした性格。一方で、非常に好奇心旺盛で無邪気。稼動時間は9年足らずで、冬木に入ったばかりの頃の態度はまさに子供のそれである。これはアインツベルンの冬の城に育ち、外の世界を知らなかったことにも起因する。貴族の姫君として、騎士であるセイバーを振り回す。外界を知らない彼女は切嗣が変えようとしてる世界の事も、その理想がどういうものかも完全には理解できてないと自覚しているが「夫の理想のためにただ死ぬ女」よりも、「同じ理想に死ぬ女」の方が切嗣の負担にならない、という思いから切嗣の理想に殉じた。<br>また今回で聖杯を手に入れないと娘、あるいは孫が再び器として聖杯戦争の道具にされる事が決まっていた。それを避けるためにアインツベルンの妄執は自分で終わらせ、イリヤには人として生きてほしいと望んでいた。妻と母親の慈愛で聖杯戦争に立ち向かった覚悟の女性である。<br>その一方で必要とあれば冷徹さを前面に押し出し、女帝然とした態度で相手を威圧することもある。(『プリズマ☆イリヤ』のカレンは「お嬢様モード」と評した)<br>ギャグテイストの派生作品や『プリズマ☆イリヤ』では天然でマイペースな言動が多く、タイころのアイリルートでは義理の息子に『KY』、実の娘には「流石自分の母親」と思われたりした。<br>一方でとてつもなく器が大きく、タイガーころしあむアッパーでは覚えがない息子である士郎を切嗣の養子と知らないままに「私の子供も同然」と受け入れたり、見た目巨大なマッチョで目が赤く光っているバーサーカーを「バサカちゃん」と呼んで仲良くなるなど、母性の強さが強調されている。なお料理の腕前は壊滅的らしく、タイころの切嗣ルートの切嗣は「料理のマズさ」で呪いではなく現実だと状況を把握した。
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:温和でありながら気高い、貴族の姫君然とした性格。一方で、非常に好奇心旺盛で無邪気。稼動時間は9年足らずで、冬木に入ったばかりの頃の態度はまさに子供のそれである。これはアインツベルンの冬の城に育ち、外の世界を知らなかったことにも起因する。貴族の姫君として、騎士であるセイバーを振り回す。外界を知らない彼女は切嗣が変えようとしてる世界の事も、その理想がどういうものかも完全には理解できてないと自覚しているが、切嗣の苦悩はあまさず知っていたため「夫の理想のためにただ死ぬ女」よりも、「同じ理想に死ぬ女」の方が切嗣の負担にならないと思い本人いわく「理解者のふり」をしていた。<br>また今回で聖杯を手に入れないと娘、あるいは孫が再び器として聖杯戦争の道具にされる事が決まっていた。それを避けるためにアインツベルンの妄執は自分で終わらせ、イリヤには人として生きてほしいと望んでいた。<br>玲瓏な美貌の中にあたたかな慈愛を湛えた女性であるが、必要とあれば普段の和やかな貞淑さを捨て傲然な女帝のような貫禄で相手を見下す態度をとることもある。(『プリズマ☆イリヤ』のカレンは「お嬢様モード」と評した)<br>ギャグテイストの派生作品や『プリズマ☆イリヤ』では天然でマイペースな言動が多く、タイころのアイリルートでは義理の息子に『KY』、実の娘には「流石自分の母親」と思われたりした。<br>一方でとてつもなく器が大きく、タイガーころしあむアッパーでは覚えがない息子である士郎を切嗣の養子と知らないままに「私の子供も同然」と受け入れたり、見た目巨大なマッチョで目が赤く光っているバーサーカーを「バサカちゃん」と呼んで仲良くなるなど、母性の強さが強調されている。なお料理の腕前は壊滅的らしく、タイころの切嗣ルートの切嗣は「料理のマズさ」で呪いではなく現実だと状況を把握した。
    
;能力
 
;能力
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=== 冬木(本編) ===
 
=== 冬木(本編) ===
 
;[[衛宮切嗣]]
 
;[[衛宮切嗣]]
:愛する夫。その理想をきちんと理解出来てないが、理解者のふりをした方がよほど切嗣の重荷にはならないと「理想に殉じる」女性を演じている。
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:最愛の夫。初めて会った時は、染み付いた煙草の匂いがすごく不快であり、内面を理解するまで冷酷な顔は畏怖の対象だったがその複雑な内面に興味を懐いた。
 
;[[イリヤスフィール・フォン・アインツベルン]]
 
;[[イリヤスフィール・フォン・アインツベルン]]
:愛おしい愛娘。次回の聖杯戦争のための犠牲になることが決定されており(次の器がイリヤ本人ではなくとも、孫にあたる娘を完成させるための母胎にされることは決まっていた)<br>母として娘を救うべく戦う。
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:最愛の娘。別格に誰よりも愛おしい我が子。紛い物の母から生まれた紛い物の生でも、聖杯と縁のないまま「ヒト」として天寿を全うしてほしいと願っている。
 
;[[久宇舞弥]]
 
;[[久宇舞弥]]
:第四次聖杯戦争開始前から面識はあったが、その無表情で感情を見せない人柄に苦手意識を持っていた。だが聖杯戦争中、やって来るのが言峰綺礼だと告げた時に舞弥が感情を表し<br>それを目にした事で彼女への認識が変わり切嗣を護る為に共闘。そのなかで生まれて初めて「友愛」という感情を抱いた。
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:第四次聖杯戦争開始前から面識はあったが、その無表情で感情を見せない人柄に苦手意識を持っていた。<br>だが聖杯戦争中、やって来るのが言峰綺礼だと告げた時に舞弥が感情を表しそれを目にした事で彼女への認識が変わり切嗣を護る為に共闘。<br>のちに切嗣やセイバーに向ける感情とは異なる想いを懐いた。
 
;[[セイバー]]
 
;[[セイバー]]
:夫のサーヴァントであり、騎士の礼に則った主従の誓いを交わした相手。第四次聖杯戦争中盤までは代理マスターとして、姫君とそれに傅く騎士のごとく行動を共にし信頼を寄せていた。<br>余計な気遣いさせないよう自身と聖杯の関係は話さなかった。
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:夫のサーヴァントであり、騎士の礼に則った主従の誓いを交わした相手。戦争中盤までは代理マスターとして、姫君とそれに傅く騎士のごとく行動を共にし信頼を寄せていた。<br>余計な気遣いさせないよう自身と聖杯の関係は話さなかった。
    
;[[ユーブスタクハイト・フォン・アインツベルン]]
 
;[[ユーブスタクハイト・フォン・アインツベルン]]
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;「あの人…衛宮切嗣の人生は間違っていたけど、衛宮切嗣の選択は正しかった。<br> 最後の最後で彼はそれまでの人生をすべて代償にして、生涯いちどきりの“正義の味方”になった」
 
;「あの人…衛宮切嗣の人生は間違っていたけど、衛宮切嗣の選択は正しかった。<br> 最後の最後で彼はそれまでの人生をすべて代償にして、生涯いちどきりの“正義の味方”になった」
 
;「さようならゼッちゃん。もし私の娘に会ったら、仲良くしてあげてね」
 
;「さようならゼッちゃん。もし私の娘に会ったら、仲良くしてあげてね」
:本編での聖杯の中の彼女と違いイリヤは無事だと把握してるためか、切嗣に裏切られたと思ってはいても増悪は無い。<br>彼を救えなかった事を悔んでいた。けれどこの答えを得た事で悩みは解決した。
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:本編での聖杯の中の彼女と違いイリヤは無事だと把握してるためか、切嗣に裏切られたと悲しみはしても増悪は無い。<br>彼を救えなかった事を悔んでいた。けれどこの答えを得た事で悩みは解決した。
    
=== その他の作品 ===
 
=== その他の作品 ===
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*当初、『stay night』で語られていたところでは第四次の時は本国の城でイリヤと共に切嗣の帰りを待っていた設定だった。しかし『hollow ataraxia』にて実は切嗣と共に冬木へ来ていた事が明かされる。『hollow』製作時には『Zero』一巻は書き終わっていた事を考えると、後の整合性を取るため当初の設定から変更を受けたと思われる。
 
*当初、『stay night』で語られていたところでは第四次の時は本国の城でイリヤと共に切嗣の帰りを待っていた設定だった。しかし『hollow ataraxia』にて実は切嗣と共に冬木へ来ていた事が明かされる。『hollow』製作時には『Zero』一巻は書き終わっていた事を考えると、後の整合性を取るため当初の設定から変更を受けたと思われる。
 
*『Fate/Zero material』によると受胎の計画が発案されたのはアイリスフィールの鋳造後。本来アインツベルンのホムンクルスは「心身ともに役割に最適化された状態」で産まれる。だがアイリスフィールは「本来とは違う役割」である「母親」となった。これが彼女の情操面にアハト翁が予想しなかった影響を及ぼした。
 
*『Fate/Zero material』によると受胎の計画が発案されたのはアイリスフィールの鋳造後。本来アインツベルンのホムンクルスは「心身ともに役割に最適化された状態」で産まれる。だがアイリスフィールは「本来とは違う役割」である「母親」となった。これが彼女の情操面にアハト翁が予想しなかった影響を及ぼした。
*練成当初は感情に乏しく正に人形のような人格だったが、切嗣から情操教育を受け始めたことで情緒面が急成長。特に「愛情」の概念を理解してからは、当の切嗣がたじたじになる程の豊かな情感を身に着けた。
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*練成当初は感情に乏しく正に人形のような人格だったが、切嗣から情操教育を受け始めたことで情緒面が急成長。わずか数か月で当の切嗣がたじたじになる程の豊かな情感を身に着けた。
 
**このあたりは『Fate/Zero Blu-ray Disc Box I』特典の原作者書き下ろしドラマCDに詳しい。アニメ二期のEDも、このドラマCDに準拠して作画されたものである。
 
**このあたりは『Fate/Zero Blu-ray Disc Box I』特典の原作者書き下ろしドラマCDに詳しい。アニメ二期のEDも、このドラマCDに準拠して作画されたものである。
**Zeroの原作内だと初めて切嗣に会った時は染み付いた煙草の臭いを不快に思ったり、内面を理解するまで冷酷な顔は畏怖の対象だった事ぐらいしか分からない。
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*「根源への到達」には全サーバントを倒す必要があるが、切嗣とセイバーの願望を叶えるだけなら魔力は6人で充分と考えており、セイバーを自害させる気など無い。愛する2人にこそ聖杯を託したいと思っていた。
 
*第四次では非業の死を遂げているが、ifの世界である『タイころアッパー』や『プリズマ☆イリヤ』では別の姿が見られる。基本的に天然でマイペース。本人にそのつもりはなさそうだが、結果として周囲を好き放題巻き込むキャラ。
 
*第四次では非業の死を遂げているが、ifの世界である『タイころアッパー』や『プリズマ☆イリヤ』では別の姿が見られる。基本的に天然でマイペース。本人にそのつもりはなさそうだが、結果として周囲を好き放題巻き込むキャラ。
 
**性格にもかなりのアレンジが加えられているように見えるが、元々、ホムンクルスとして生まれ持ってる知識に比べて生きてきた年数が少なく、経験も偏ってるので、風雅と稚気の二面性のあるキャラだとされている。また本編とその他でキャラの性格が違ったりするのはどのキャラにもよくある事なので深く考える必要はないだろう。
 
**性格にもかなりのアレンジが加えられているように見えるが、元々、ホムンクルスとして生まれ持ってる知識に比べて生きてきた年数が少なく、経験も偏ってるので、風雅と稚気の二面性のあるキャラだとされている。また本編とその他でキャラの性格が違ったりするのはどのキャラにもよくある事なので深く考える必要はないだろう。
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;汚染聖杯とアイリスフィール
 
;汚染聖杯とアイリスフィール
:彼女の死後、聖杯の中で切嗣が出会ったのは、「この世全ての悪」が、「アイリスフィール」という殻を被ったモノ。生き返ったわけでも死んでいなかったわけでもない。言うなれば汚染聖杯によって練成された「反転・黒化したアイリスフィール」である。その殻として被った人格は本物であるため、イリヤを殺された絶望と慟哭、殺した切嗣への増悪は本当のアイリスフィールも懐いただろう本物の感情だった。切嗣はそれを直視し受け止めながら絞殺した。<br>本来聖杯は「過程を飛ばして結果だけを実現する」機能を持っていたが、「この世全ての悪」に汚染された結果、それは失われてしまう。そのため聖杯に願いを掛ける人物が「願望を成就させる方法論(ビジョン)」を提示する必要が生じたのだが、そのビジョンを持ち得なかった故に奇跡に縋った切嗣が、これに返答できるはずもなかった。<br>そのため彼女が知識として持っていた切嗣の「多数のために少数を犠牲にする」方法論と「妻と娘をこの世の何よりも愛している」という事実が採用され、「全人類を呪う(殺害する)」という汚染聖杯の偏向思想によって拡大解釈された結果、あのような下手にリアリティを持った悪夢が上映されることとなった。<br>ちなみに余談だが『おねがい!アインツベルン相談室』におけるアイリ師匠もこの汚染された聖杯がアイリの殻を被ったモノであるらしい。相談室でよく切嗣へのおノロケ発言をするアイリ師匠が実際に切嗣に出会った時の反応が本編と考えると、少し切ないものがある。
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:彼女の死後、聖杯の中で切嗣が出会ったのは、「この世全ての悪」が、「アイリスフィール」という殻を被ったモノ。生き返ったわけでも死んでいなかったわけでもない。言うなれば汚染聖杯によって練成された「反転・黒化したアイリスフィール」『Fate/Zero material』で虚淵氏が言うには『アイリのふりしたアンリで別物』<br>その殻として被った人格は本物であるため、イリヤを殺された絶望と慟哭、殺した切嗣への増悪は本当のアイリスフィールも懐いただろう本物の感情だった。切嗣はそれを直視し受け止めながら絞殺した。<br>本来聖杯は「過程を飛ばして結果だけを実現する」機能を持っていたが、「この世全ての悪」に汚染された結果、それは失われてしまう。そのため聖杯に願いを掛ける人物が「願望を成就させる方法論(ビジョン)」を提示する必要が生じたのだが、そのビジョンを持ち得なかった故に奇跡に縋った切嗣が、これに返答できるはずもなかった。<br>そのため彼女が知識として持っていた切嗣の「多数のために少数を犠牲にする」方法論と「妻と娘をこの世の何よりも愛している」という事実が採用され、「全人類を呪う(殺害する)」という汚染聖杯の偏向思想によって拡大解釈された結果、あのような下手にリアリティを持った悪夢が上映されることとなった。<br>ちなみに余談だが『おねがい!アインツベルン相談室』におけるアイリ師匠もこの汚染された聖杯がアイリの殻を被ったモノであるらしい。相談室でよく切嗣へのおノロケ発言をするアイリ師匠が実際に切嗣に出会った時の反応が本編と考えると、少し切ないものがある。
    
== 商品情報 ==
 
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