差分

181 バイト追加 、 2018年7月6日 (金) 16:02
149行目: 149行目:  
*きのこアルク(奈須氏)からは「''いいじゃない!!デザインはパチモン臭いけど。龍馬とか、帝都とか、奇譚とか雰囲気だけはいいよね!!''」とコメントされている。<strike>アレ?あんまり褒められてない気が……</strike>
 
*きのこアルク(奈須氏)からは「''いいじゃない!!デザインはパチモン臭いけど。龍馬とか、帝都とか、奇譚とか雰囲気だけはいいよね!!''」とコメントされている。<strike>アレ?あんまり褒められてない気が……</strike>
 
**社長セイバー(武内氏)は金髪じゃないので全然興味なし。
 
**社長セイバー(武内氏)は金髪じゃないので全然興味なし。
*上記のように「坂本龍馬」を騙っているが、彼を知っている者からは違和感のある言動が多々見られ、案の定、本物の坂本龍馬から「以蔵さん」と呼ばれた。なお坂本龍馬とは生前交流が有り、彼の紹介で勝海舟を護衛したこともある。<br>拷問されると簡単に陥落した事は史実ネタとも言える。武市半平太は以蔵の女でも耐えた者も多い拷問ですら音を上げた事には'''「以蔵は誠に日本一の泣きみそであると思う」'''と述べている。
+
*上記のように「坂本龍馬」を騙っているが、彼を知っている者からは違和感のある言動が多々見られ、やがて本物の坂本龍馬の出現によって真名看破に至った。なお坂本龍馬とは生前交流が有り、彼の紹介で勝海舟を護衛したこともある。<br>拷問されると簡単に陥落した事は史実ネタとも言える。武市半平太は以蔵の女でも耐えた者も多い拷問ですら音を上げた事には'''「以蔵は誠に日本一の泣きみそであると思う」'''と述べている。
**もっとも、以蔵が自供したことで半平太が率いていた土佐勤王党は壊滅に追いやられるので、半平太にしてみれば堪ったものではないだろう。
+
**もっとも、以蔵が自供したことを引き金に半平太が率いていた土佐勤王党は壊滅に追いやられるので、半平太にしてみれば堪ったものではないだろう。
 
**勤王党の間では、獄中の以蔵を口封じの為に毒殺する計画が持ち上がったが、半平太が反対したことで実現されなかった。
 
**勤王党の間では、獄中の以蔵を口封じの為に毒殺する計画が持ち上がったが、半平太が反対したことで実現されなかった。
 
*実は結構少ない「生前も暗殺者だった」アサシン。前述のとおり「暗殺者」のクラスでありながら「剣士」としての剣技を持つダブルクラスだが、実際は彼が持つ「一度見た剣は真似することができる」能力で成し得た物となっている。
 
*実は結構少ない「生前も暗殺者だった」アサシン。前述のとおり「暗殺者」のクラスでありながら「剣士」としての剣技を持つダブルクラスだが、実際は彼が持つ「一度見た剣は真似することができる」能力で成し得た物となっている。
**なお、二つのクラス別スキルを保有することができる「二重召喚(ダブルサモン)」を擬似的に再現しているが、本来三騎士(「[[セイバー|剣士]]」・「[[アーチャー|弓兵]]」・「[[ランサー|槍兵]]」)及びエクストラクラスは組み合わせの対象外となっているので、真っ当な方法で組み合わせることは不可能。あくまでも擬似的なクラス再現ということであろうか。
+
**これによって、二つのクラス別スキルを保有することができる「二重召喚(ダブルサモン)」を擬似的に再現しているが、このスキルは三騎士(「[[セイバー|剣士]]」・「[[アーチャー|弓兵]]」・「[[ランサー|槍兵]]」)及びエクストラクラスは対象外なので真っ当な方法では実現不可能。あくまでも擬似的なクラス再現ということであろうか。
**結局のところ、セイバーとして戦うにはあまりにも戦士としての覚悟も矜持も足りず、アサシンとして隠者に徹するにはあまりにも慢心や自己顕示欲が強すぎた。そんな彼は「剣士」にも「暗殺者」にもなりきれない「人斬り」でしかなかったということか。
+
**結局のところ、セイバーとして戦うには「戦士としての覚悟・矜持」を[[森長可|鬼武蔵]]程度にすら持ち合わせず、アサシンとして隠者に徹するにはあまりにも慢心や自己顕示欲が強すぎた。そんな彼は「剣士」にも「暗殺者」にもなりきれず、自称する通りの「人斬り」でしかなかったということか。
***実際、同じ外道でも[[森長可|鬼武蔵]]の方が戦士としての矜持も覚悟も持っていた。
+
***そのような精神面に似合わず、剣才だけは本物であり「撃剣矯捷なること隼の如し」と評された。実際、相手は手負いで徒手空拳だったとはいえ、最後の李書文との戦いでも勝ち目は存在していた。
***しかし、そのような精神面に似合わず、剣才だけは本物であり「撃剣矯捷なること隼の如し」と評された。実際、相手は手負いで徒手空拳だったとはいえ、最後の李書文との戦いでも勝ち目は存在していた。
   
***[[佐々木小次郎|剣才は本物の日本人なアサシン]]…彼のオマージュであろうか。尤も、精神性は前述の通り雲泥、月とスッポンそのものだが。
 
***[[佐々木小次郎|剣才は本物の日本人なアサシン]]…彼のオマージュであろうか。尤も、精神性は前述の通り雲泥、月とスッポンそのものだが。
 
*司馬遼太郎の書いた「人斬り以蔵」の影響で浅学として知られているのだが、実際には一般的な郷士の子息としての教育は受けていたようである。
 
*司馬遼太郎の書いた「人斬り以蔵」の影響で浅学として知られているのだが、実際には一般的な郷士の子息としての教育は受けていたようである。
 
**帝都聖杯奇譚本編では'''「偽のクラスや真名を名乗る」「戦闘スタイルを偽る」'''など聖杯戦争において重要である情報の攪乱をするという頭脳戦も行っている。…もっとも、この作戦が彼以外の発案である可能性もあるが。更に言うなら「坂本龍馬を名乗りつつも北辰一刀流や拳銃を使わず示現流を使う」など、偽情報の統一感も弱い。
 
**帝都聖杯奇譚本編では'''「偽のクラスや真名を名乗る」「戦闘スタイルを偽る」'''など聖杯戦争において重要である情報の攪乱をするという頭脳戦も行っている。…もっとも、この作戦が彼以外の発案である可能性もあるが。更に言うなら「坂本龍馬を名乗りつつも北辰一刀流や拳銃を使わず示現流を使う」など、偽情報の統一感も弱い。
***これらのあまりにも稚拙な戦い方は、そもそもマスターのレイター少佐が魔術協会からのスパイであり「聖杯戦争でまともに戦う気がなかった事」に由来している。
+
***これらの稚拙な手口は、そもそもマスターのレイター少佐が魔術協会からのスパイであり「聖杯戦争でまともに戦う気がなかった事」にも由来している。
 
***同人誌『コハエース2016冬の増刊号』によれば「土佐弁喋ってて示現流使うとか思わないから」と攪乱戦術的な理由もあったらしい。セコいように思えるが、「最初の一太刀を喰らえばまず死ぬ」ことで有名な示現流について事前情報があるかないかは、わりと真剣に生死を分ける要素である。
 
***同人誌『コハエース2016冬の増刊号』によれば「土佐弁喋ってて示現流使うとか思わないから」と攪乱戦術的な理由もあったらしい。セコいように思えるが、「最初の一太刀を喰らえばまず死ぬ」ことで有名な示現流について事前情報があるかないかは、わりと真剣に生死を分ける要素である。
 +
***同書には[[宮本武蔵]]に憧れて剣術を始めたというエピソードがあるが、それを取り上げてか『Grand Order』での第三歳臨時の立ち絵が武蔵ちゃんのそれと同じポーズとなっている。
 
*「一度見た技術を再現する」という行為について、[[後藤劾以]]を思い起こした型月フリークもいようか。
 
*「一度見た技術を再現する」という行為について、[[後藤劾以]]を思い起こした型月フリークもいようか。
*昨今の岡田以蔵は、司馬作品を始めとする様々な創作の影響で「身分が低いゆえに人斬りにならざるを得なかった、利用される存在」と言う描かれ方が多いが、実際は「粗暴な殺人狂」だったとされる。史実より創作や有名イメージを優先しがちな経験値氏製サーヴァントとしては珍しく、非常に史実側に寄ったサーヴァントである。
+
 
**経験値氏製サーヴァントのもう1つの特徴である「非常に特殊な性能」については、擬似的な二重クラスでしっかりと満たしている。
+
*昨今の岡田以蔵は、司馬作品を始めとする様々な創作の影響で「身分が低いゆえに人斬りにならざるを得なかった、利用される存在」と言う描かれ方が多いが、実際は「粗暴な殺人狂」だったとされる。史実より創作や有名イメージをキャラ造形に優先しがちな経験値氏製サーヴァントとしては珍しく、非常に史実側に寄ったサーヴァントである。
 +
**経験値氏製サーヴァントのもう1つの特徴である「非常に特殊な性能」については、「擬似的な二重クラス」という形でしっかりと満たしている。
    
== 話題まとめ ==
 
== 話題まとめ ==
匿名利用者