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:主人公のサーヴァントが回復した後、再びアリーナにて激突するもやはり姿を捉えられることはなく、その圧倒的な実力で主人公を追い込む。そこで主人公はヒロインと協力し、彼の透明化を破るべく策を講じる。
 
:主人公のサーヴァントが回復した後、再びアリーナにて激突するもやはり姿を捉えられることはなく、その圧倒的な実力で主人公を追い込む。そこで主人公はヒロインと協力し、彼の透明化を破るべく策を講じる。
 
:五回戦終了後にも生き残り、第七回戦にて、アサシンの姿に[[クラス (バーサーカー)|バーサーカー]]の特性が加わったマルチクラス(二属性持ち)の姿で再び主人公の前に立ちはだかる。
 
:五回戦終了後にも生き残り、第七回戦にて、アサシンの姿に[[クラス (バーサーカー)|バーサーカー]]の特性が加わったマルチクラス(二属性持ち)の姿で再び主人公の前に立ちはだかる。
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;人物
 
;人物
 
:饒舌で猛々しい性格。武の真髄として暗殺拳を習得した武芸者。
 
:饒舌で猛々しい性格。武の真髄として暗殺拳を習得した武芸者。
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:自身を拳法家というより殺し屋の類いと自認しているが、それを卑下する事も、誇る事もない。生前は善く学び、善く戦い、善く殺めたので、無念や怨念はまったく持っていない。サーヴァントとして召喚されてからは、強者との戦いを楽しんでいる。
 
:自身を拳法家というより殺し屋の類いと自認しているが、それを卑下する事も、誇る事もない。生前は善く学び、善く戦い、善く殺めたので、無念や怨念はまったく持っていない。サーヴァントとして召喚されてからは、強者との戦いを楽しんでいる。
 
:「一戦一殺」を心がけており、一回の戦闘では一人しか殺さないが一人は必ず殺すことを決めている。
 
:「一戦一殺」を心がけており、一回の戦闘では一人しか殺さないが一人は必ず殺すことを決めている。
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;能力
 
;能力
 
:気を使い、周囲の気を感知し、自己の気配を消す[[スキル (サーヴァント)|スキル]]「圏境」により、姿を存在ごと消失している。これは魔術理論ではなく瞑想の極意・体術による透明化なので、魔術理論に生きるものには絶対に感知することができない。第五次聖杯戦争のアサシンの燕返し同様、人の域とは呼べない魔技である。
 
:気を使い、周囲の気を感知し、自己の気配を消す[[スキル (サーヴァント)|スキル]]「圏境」により、姿を存在ごと消失している。これは魔術理論ではなく瞑想の極意・体術による透明化なので、魔術理論に生きるものには絶対に感知することができない。第五次聖杯戦争のアサシンの燕返し同様、人の域とは呼べない魔技である。
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== 真名:李書文 ==
 
== 真名:李書文 ==
李書文。魔拳士とも言われた伝説的な八極拳士。河北省滄州市塩山県出身。1864〜1934年。
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:李書文。魔拳士とも言われた伝説的な八極拳士。河北省滄州市塩山県出身。1864〜1934年。
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「二の打ち要らず、一つあれば事足りる」と謳われる中国拳法史史上、最強の拳法家の一人にして、李氏八極門の祖。また、李書文は「神槍」とあだ名されるほど槍に長けた人物である。彼の使った六合大槍は八極門の基本的な武器であり、極論して良いならば、八極拳のほとんどはこの六合大槍の技法を学ぶための前段階に過ぎないとさえ言える。
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:「二の打ち要らず、一つあれば事足りる」と謳われる中国拳法史史上、最強の拳法家の一人にして、李氏八極門の祖。また、李書文は「神槍」とあだ名されるほど槍に長けた人物である。彼の使った六合大槍は八極門の基本的な武器であり、極論して良いならば、八極拳のほとんどはこの六合大槍の技法を学ぶための前段階に過ぎないとさえ言える。
   −
彼の剛打は、牽制やフェイントの為に放ったはずの一撃すら敵の命を奪うに足るものであった。仕合において、どのような軽い手であれ、触れれば相手の命を奪ったことから、「二の打ち要らず」の称号を贈られる。
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:彼の剛打は、牽制やフェイントの為に放ったはずの一撃すら敵の命を奪うに足るものであった。仕合において、どのような軽い手であれ、触れれば相手の命を奪ったことから、「二の打ち要らず」の称号を贈られる。
   −
中国武術、中華の合理は、宇宙と一体になる事を目的とした武術である。それは周天行に通じ、仙道修行に近い。周天行とは、「気(エネルギー)」を心身に巡らせ、それによって全身を活性化した上で「気」を共鳴・増幅して養っていく鍛錬法の一種。その到達点が全身のみならず周囲の空間を自分の「気」で満たすことである。彼の持つ透明化のスキル「圏境」は気を用いて天地と合一し、その姿を自然に透けこませる事であり、宝具「无二打」は自身の気で満ちた空間を形成することで相手を「気を呑まれた」状態にすることで威力を増している。
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:中国武術、中華の合理は、宇宙と一体になる事を目的とした武術である。それは周天行に通じ、仙道修行に近い。周天行とは、「気(エネルギー)」を心身に巡らせ、それによって全身を活性化した上で「気」を共鳴・増幅して養っていく鍛錬法の一種。その到達点が全身のみならず周囲の空間を自分の「気」で満たすことである。彼の持つ透明化のスキル「圏境」は気を用いて天地と合一し、その姿を自然に透けこませる事であり、宝具「无二打」は自身の気で満ちた空間を形成することで相手を「気を呑まれた」状態にすることで威力を増している。
   −
単純に(純粋に、ではない)強さのみを求めた李書文だが、晩年は暴力ではなく、自身の生き方、信念の強さに武を見出した、と言われている。彼は一見、義侠の徒と見えるが、それは彼の合理性を重んじる性格からである。彼は正義も悪も大差はないと考えているが、相手が合理性を損なっている場合、それに露骨な嫌悪を向ける。この<ruby><rb>某</rb><rt>なにがし</rt></ruby>が巨利をむさぼる悪党であった場合、そしてこの悪党の被害にあっている者からの懇願があった場合、「縁が出来たな」として某と対峙し、結果として殺害するという行為に及ぶ。この「結果として悪を斃す」という行為が義侠の徒のように見えるが、中華における義侠とは「情をもって剣を取る」なので、合理性から拳を振るった彼の考えは真逆に当たる。それはつまり、善悪や殺人にこだわらないという道徳性こそ一般常識から逸脱していたが、人間性そのものは「良識人」であったということである。
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:単純に(純粋に、ではない)強さのみを求めた李書文だが、晩年は暴力ではなく、自身の生き方、信念の強さに武を見出した、と言われている。彼は一見、義侠の徒と見えるが、それは彼の合理性を重んじる性格からである。彼は正義も悪も大差はないと考えているが、相手が合理性を損なっている場合、それに露骨な嫌悪を向ける。
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:この<ruby><rb>某</rb><rt>なにがし</rt></ruby>が巨利をむさぼる悪党であった場合、そしてこの悪党の被害にあっている者からの懇願があった場合、「縁が出来たな」として某と対峙し、結果として殺害するという行為に及ぶ。この「結果として悪を斃す」という行為が義侠の徒のように見えるが、中華における義侠とは「情をもって剣を取る」なので、合理性から拳を振るった彼の考えは真逆に当たる。
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:それはつまり、善悪や殺人にこだわらないという道徳性こそ一般常識から逸脱していたが、人間性そのものは「良識人」であったということである。
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最後には毒を盛られてその命を終えた。あまりに多くの対手を殺めた事で多くの憎しみを買ったためだと言われている。
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:最後には毒を盛られてその命を終えた。あまりに多くの対手を殺めた事で多くの憎しみを買ったためだと言われている。
    
=== 関連 ===
 
=== 関連 ===
 
;八極拳
 
;八極拳
:彼が得意とし誰よりも極めたとされる中国武術。人体破壊術に特化した[[言峰綺礼]]のものや色々なものが混じってる[[有間都古]]のそれとは違い、正統派でありながら実戦向け、応用力のある武術となっている。彼がドラマCDにてくりだした技には套路、頂肘、川掌、冲捶、鉄槌、大纏、梱鎖歩、鉄山靠、閻王三点手、暗勁、寸勁、翔勁、圏境、猛虎硬爬山などがあり[[セイバー (EXTRA・赤)]]が皇帝特権を用いて圏境を使った時にも即座に対策するなど、実力の高さを見せつけた。
+
:彼が得意とし誰よりも極めたとされる中国武術。人体破壊術に特化した[[言峰綺礼]]のものや色々なものが混じってる[[有間都古]]のそれとは違い、正統派でありながら実戦向け、応用力のある武術となっている。
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:彼がドラマCDにてくりだした技には套路、頂肘、川掌、冲捶、鉄槌、大纏、梱鎖歩、鉄山靠、閻王三点手、暗勁、寸勁、翔勁、圏境、猛虎硬爬山などがあり[[セイバー (EXTRA・赤)]]が皇帝特権を用いて圏境を使った時にも即座に対策するなど、実力の高さを見せつけた。
 
;神槍
 
;神槍
 
:李書文の別名。本来のクラスは「槍兵」に該当し、晩年の姿で現れる。しかし今作ではマスターとの相性により、若く猛々しい姿の「暗殺者」として召喚された。ただし、基本的な性格は老年期のものである。
 
:李書文の別名。本来のクラスは「槍兵」に該当し、晩年の姿で現れる。しかし今作ではマスターとの相性により、若く猛々しい姿の「暗殺者」として召喚された。ただし、基本的な性格は老年期のものである。
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:第五回戦の対戦相手。
 
:第五回戦の対戦相手。
 
;[[コハエース]]
 
;[[コハエース]]
:マンガ本編では槍を持って若い姿のままで登場。[[琥珀]]が猛プッシュしており、『CCC』の1周目は李老師で決まり!との事。…残念ながらそもそも出番無しでした。
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:マンガ本編では槍を持って若い姿のままで登場。[[琥珀]]が猛プッシュしており、『CCC』の1周目は李老師で決まり!との事。
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:…残念ながらそもそも出番無しでした。
 
:帝都聖杯綺譚ではランサーのサーヴァントとしてまさかの登場。設定通りコートを着た老人の姿をしている。
 
:帝都聖杯綺譚ではランサーのサーヴァントとしてまさかの登場。設定通りコートを着た老人の姿をしている。
:中盤、アサシンに人質を取られ、槍を捨てさせられて窮地に陥る。卑劣なアサシンは彼を甚振ろうとするが、素手で反撃してフルボッコにしてしまう、というランサーに有るまじき活躍を見せるらしい。その強さは桜セイバーから「むしろ槍捨てた方が強くないですか?」と言われるほど。
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:中盤、アサシンに人質を取られ、槍を捨てさせられて窮地に陥る。卑劣なアサシンは彼を甚振ろうとするが、素手で反撃してフルボッコにしてしまう、というランサーに有るまじき活躍を見せるらしい。その強さは桜セイバーから「'''むしろ槍捨てた方が強くないですか'''?」と言われるほど。
 
;[[ちびちゅき!]]
 
;[[ちびちゅき!]]
 
:偶然出会った都古‎を気に入り、弟子にする。その後、八極拳同好会を立ち上げ精力的に活動しているらしい。
 
:偶然出会った都古‎を気に入り、弟子にする。その後、八極拳同好会を立ち上げ精力的に活動しているらしい。
    
== 人間関係 ==
 
== 人間関係 ==
 +
===Fate/EXTRA===
 
;[[ユリウス・ベルキスク・ハーウェイ]]
 
;[[ユリウス・ベルキスク・ハーウェイ]]
 
:マスター。
 
:マスター。
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;[[キャスター (EXTRA・青)]]
 
;[[キャスター (EXTRA・青)]]
 
:彼女を中華で悪名高い妖狐と同一視したため怒りを買う。
 
:彼女を中華で悪名高い妖狐と同一視したため怒りを買う。
 +
 +
===その他===
 
;[[琥珀]]
 
;[[琥珀]]
 
:作者がかなりの『拳児』フリークである『コハエース』において、ほぼ作者の代理として熱いリスペクトを投げかけてくる。
 
:作者がかなりの『拳児』フリークである『コハエース』において、ほぼ作者の代理として熱いリスペクトを投げかけてくる。
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== 名台詞 ==
 
== 名台詞 ==
 
=== Fate/EXTRA ===
 
=== Fate/EXTRA ===
;「脆弱にも程がある。魔術師とはいえ、ここまで非力では木偶にも劣ろう。<br> 鵜をくびり殺すにも飽きた。多少の手ごたえが欲しいところだが……<br> 小僧、お主はどうかな?」
+
;「脆弱にも程がある。魔術師とはいえ、ここまで非力では木偶にも劣ろう。
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; 鵜をくびり殺すにも飽きた。多少の手ごたえが欲しいところだが……
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; 小僧、お主はどうかな?」
 
:初登場。この後、攻撃を凌いだ主人公達に、いずれやりあうことを楽しみにしておく、と告げて消える。主人公が女性の場合は「小僧」ではなく「小娘」。
 
:初登場。この後、攻撃を凌いだ主人公達に、いずれやりあうことを楽しみにしておく、と告げて消える。主人公が女性の場合は「小僧」ではなく「小娘」。
;「<RUBY><RB>呵々</RB><RT>かか</RT></RUBY>、そう気構えるな! 今は仕事の外、私用で気ままにブラついているだけよ」<br>「うん? そう驚くことか? 当然だろう、儂はそこまで酔狂ではない。何の理もない殺しなどせんよ。<br> まあ、今回の我が主は違うがな! ふむ。確かにユリウスと戦う以上、おぬしの警戒はもっともか。<br> 儂も、確かにあやつと同類だがなあ。いや、出会った人間すべてを殺しては、メシを食うにも困ろうさ!」<br>「おうよ。儂は一戦一殺を心がけておる。一度の戦いでは一人しか殺さぬし、一人は必ず死んでもらう。<br> しかし……やはり、そういう事か。おぬしのサーヴァントはまだ生きているな?<br> 誇るがいい魔術師。おぬしのサーヴァントは中々の腕前だ。一瞬だが儂の拳をずらしおった。<br> 今までの相手より何倍も愉しいぞ。ふむ、あれだな。殺すには惜しい相手、というヤツか。」
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;「<RUBY><RB>呵々</RB><RT>かか</RT></RUBY>、そう気構えるな! 今は仕事の外、私用で気ままにブラついているだけよ」
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;「うん? そう驚くことか? 当然だろう、儂はそこまで酔狂ではない。何の理もない殺しなどせんよ。
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; まあ、今回の我が主は違うがな! ふむ。確かにユリウスと戦う以上、おぬしの警戒はもっともか。
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; 儂も、確かにあやつと同類だがなあ。いや、出会った人間すべてを殺しては、メシを食うにも困ろうさ!」
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;「おうよ。儂は一戦一殺を心がけておる。一度の戦いでは一人しか殺さぬし、一人は必ず死んでもらう。
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; しかし……やはり、そういう事か。おぬしのサーヴァントはまだ生きているな?
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; 誇るがいい魔術師。おぬしのサーヴァントは中々の腕前だ。一瞬だが儂の拳をずらしおった。
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; 今までの相手より何倍も愉しいぞ。ふむ、あれだな。殺すには惜しい相手、というヤツか。」
 
:五回戦、アリーナでの不意打ちで主人公の味方サーヴァントが倒れた翌日、校内にて。強敵と当たったことに歓喜する武人らしい一面が垣間見えるが、本人はその後自身を殺人鬼と揶揄している。
 
:五回戦、アリーナでの不意打ちで主人公の味方サーヴァントが倒れた翌日、校内にて。強敵と当たったことに歓喜する武人らしい一面が垣間見えるが、本人はその後自身を殺人鬼と揶揄している。
;「っ……!? おおう、この仕掛けは……! そうか、天地を返しおったな!?」<br>「大事だ! ははは、いいぞユリウス、あやつらの知己には天仙までいるらしい!<br> これは陰陽自在の八卦炉よ! いやぁ、儂の気功を儂に返すとは、まさに神技! 見よ、おかげで――<br> この通り、我が圏境が破れおった! ここまで神経剄を傷つけられては、三日四日では治るまい!」<br>「逃げ切れずと判断し、自ら出てきたか。その気迫に応じよう。儂は見ての通り、アサシンのサーヴァントよ。<br> そして、よくぞ儂の圏境を破ってくれた。これまでの相手は戦いにすらならなかったからな!<br> おうとも。命の重みに優劣はない、などとは言わん。<br> くびり殺すのならやはり小鼠より虎の首でなくてはな! 儂もまだまだ悪行からは抜け出せん」
+
 
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;「っ……!? おおう、この仕掛けは……! そうか、天地を返しおったな!?」
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;「大事だ! ははは、いいぞユリウス、あやつらの知己には天仙までいるらしい!
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; これは陰陽自在の八卦炉よ! いやぁ、儂の気功を儂に返すとは、まさに神技! 見よ、おかげで――
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; この通り、我が圏境が破れおった! ここまで神経剄を傷つけられては、三日四日では治るまい!」
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;「逃げ切れずと判断し、自ら出てきたか。その気迫に応じよう。儂は見ての通り、アサシンのサーヴァントよ。
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; そして、よくぞ儂の圏境を破ってくれた。これまでの相手は戦いにすらならなかったからな!
 +
; おうとも。命の重みに優劣はない、などとは言わん。
 +
; くびり殺すのならやはり小鼠より虎の首でなくてはな! 儂もまだまだ悪行からは抜け出せん」
 
:五日目、アリーナにて。透明化が破られるが、むしろそれを待っていたような反応を見せる。
 
:五日目、アリーナにて。透明化が破られるが、むしろそれを待っていたような反応を見せる。
;「くはははははははは!!!! 滾る滾る!! 血が!! 肉が!! やはり武とは生き死にあってのもの!<br> 年老い、なにを悟った気になっていたのやら――所詮は俺も、血に飢えた<RUBY><RB>窮奇</RB><RT>きゅうき</RT></RUBY>と同じか!<br> いいぞ、若返るようだ! お主らは強い! ここまでのどの敵よりもな!<br> さあ、力比べだ!! 極致のその先を――見せてみろ!!」
+
 
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;「くはははははははは!!!! 滾る滾る!! 血が!! 肉が!! やはり武とは生き死にあってのもの!
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; 年老い、なにを悟った気になっていたのやら――所詮は俺も、血に飢えた<RUBY><RB>窮奇</RB><RT>きゅうき</RT></RUBY>と同じか!
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; いいぞ、若返るようだ! お主らは強い! ここまでのどの敵よりもな!
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; さあ、力比べだ!! 極致のその先を――見せてみろ!!」
 
:決戦にて。強敵との殺し合いを愉しむ魔拳士としての本性を見せた瞬間。
 
:決戦にて。強敵との殺し合いを愉しむ魔拳士としての本性を見せた瞬間。
   −
;'''「我が八極に二の打ち要らず! フンッ! ハァッ!<br> 七孔噴血……撒き死ねい!!」'''
+
;'''「我が八極に二の打ち要らず! フンッ! ハァッ!
 +
; 七孔噴血……撒き死ねい!!」'''
 
:宝具解放。「无二打」。剛打、毒手、二の打ち要らず。
 
:宝具解放。「无二打」。剛打、毒手、二の打ち要らず。
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*当初の企画ではアサシンを老年期、バーサーカーを青年期の姿で出す予定だったが、諸々の事情でボツとなった。
 
*当初の企画ではアサシンを老年期、バーサーカーを青年期の姿で出す予定だったが、諸々の事情でボツとなった。
 
*[[アーチャー (EXTRA・赤)]]はアサシンがスキル「圏境」によって透明化している状態で剣を交えた時、曰く「見えざる拳(インビジブル・エア)」と表現し、同じ読みの「風王結界」と比べてこちらが上と評した。<br>「武器が見えなくて厄介な剣」と「見えないから必殺の一撃」の二者で危険なのは後者であり、その評価も当然と言えるだろう。
 
*[[アーチャー (EXTRA・赤)]]はアサシンがスキル「圏境」によって透明化している状態で剣を交えた時、曰く「見えざる拳(インビジブル・エア)」と表現し、同じ読みの「風王結界」と比べてこちらが上と評した。<br>「武器が見えなくて厄介な剣」と「見えないから必殺の一撃」の二者で危険なのは後者であり、その評価も当然と言えるだろう。
*「圏境」は透明化した上に気配すら皆無という反則的能力だが、ドラマCDによって明かされた内容によると、流石に攻撃体勢に移ると気を攻撃に回す分、幾分か効果が薄れるという。<br>初対面時にパートナーサーヴァントが不可視の攻撃に対応出来たのもコレが理由のようで全く対処出来ないという訳ではない模様。<br>とはいえ攻撃体勢に移らなければ、例え彼に触れたとしても認識出来ないという反則ぶりも判明した。
+
*「圏境」は透明化した上に気配すら皆無という反則的能力だが、ドラマCDによって明かされた内容によると、流石に攻撃体勢に移ると気を攻撃に回す分、幾分か効果が薄れるという。<br>初対面時にパートナーサーヴァントが不可視の攻撃に対応出来たのもコレが理由のようで全く対処出来ないという訳ではない模様。<br>とはいえ攻撃体勢に移らなければ、'''例え彼に触れたとしても認識出来ない'''という反則ぶりも判明した。
 
**透明化した際の戦闘力は凄まじく、凛をして「透明化を何とかしなければ[[ランサー]]でも苦戦するでしょう。」と語っている。主人公も五回戦までの相手の中では間違いなく最強と発言している。
 
**透明化した際の戦闘力は凄まじく、凛をして「透明化を何とかしなければ[[ランサー]]でも苦戦するでしょう。」と語っている。主人公も五回戦までの相手の中では間違いなく最強と発言している。
 
**対戦相手のマスターが判明している、必ずアリーナに行かなければならない、最終的には真っ向から対峙する、などもろもろの要素が重なった『EXTRA』の戦争だからこそ、なんとか対処出来たと言える。もしこれが地上の聖杯戦争であれば、どこから襲ってくるか分からない必殺の一撃はもはや反則。マスターのほとんどが魔術師なのに魔術的な看破が叶わず、サーヴァントの気配察知さえ難しいのだからどう対処すればいいのやら。
 
**対戦相手のマスターが判明している、必ずアリーナに行かなければならない、最終的には真っ向から対峙する、などもろもろの要素が重なった『EXTRA』の戦争だからこそ、なんとか対処出来たと言える。もしこれが地上の聖杯戦争であれば、どこから襲ってくるか分からない必殺の一撃はもはや反則。マスターのほとんどが魔術師なのに魔術的な看破が叶わず、サーヴァントの気配察知さえ難しいのだからどう対処すればいいのやら。
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| マスター || 筋力 || 耐久 || 敏捷 || 魔力 || 幸運 || 宝具 || 備考
 
| マスター || 筋力 || 耐久 || 敏捷 || 魔力 || 幸運 || 宝具 || 備考
 
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| ユリウス || B || C || A || E || E || なし || 今回はユリウスに合わせてアサシンになったが、彼の本領はランサーにある。殺し屋と武人という違いから話は噛み合わないがユリウスとは相性はいいとされている。   
+
| ユリウス || B || C || A || E || E || なし || 今回はユリウスに合わせてアサシンになったが、彼の本領はランサーにある。殺し屋と武人という違いから話は噛み合わないが、能力的にはユリウスと相性はいいとされている。   
 
|}
 
|}
   −
保有スキル:気配遮断:-、中国武術:A+++、圏境:A
+
[[スキル (サーヴァント) |保有スキル]]:気配遮断:-、中国武術:A+++、圏境:A
    
== リンク ==
 
== リンク ==
 
*[[登場人物]]
 
*[[登場人物]]
 
*[[サーヴァント]]
 
*[[サーヴァント]]