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:忠義に篤く、名誉ある戦いを重んずる英霊らしい英霊。生前、向けられた愛情に折れて主君を裏切り、それにより最期は主君に見殺しにされた彼であるが、忠義より愛を選んだ己の行動に後悔はなく、自分を見殺しにした主への恨みもない。主君と酌み交わした杯も、妻と囁きあった睦言もかけがえのない記憶として残っている。
 
:忠義に篤く、名誉ある戦いを重んずる英霊らしい英霊。生前、向けられた愛情に折れて主君を裏切り、それにより最期は主君に見殺しにされた彼であるが、忠義より愛を選んだ己の行動に後悔はなく、自分を見殺しにした主への恨みもない。主君と酌み交わした杯も、妻と囁きあった睦言もかけがえのない記憶として残っている。
 
:しかし、もし二度目の生が与えられるならば、その時は忠義を選ぶ戦いを、という想いから聖杯戦争に参加した。サーヴァントには契約とはまた別に『[[聖杯]]を欲する理由』があるのだが、彼の場合は彼自身がほしがっているわけではなく「主君に聖杯を献上すること」がその理由。だが、世の常のサーヴァントとは異なる彼の有り様は時に誤解を生んでしまうことも。
 
:しかし、もし二度目の生が与えられるならば、その時は忠義を選ぶ戦いを、という想いから聖杯戦争に参加した。サーヴァントには契約とはまた別に『[[聖杯]]を欲する理由』があるのだが、彼の場合は彼自身がほしがっているわけではなく「主君に聖杯を献上すること」がその理由。だが、世の常のサーヴァントとは異なる彼の有り様は時に誤解を生んでしまうことも。
:また、高潔さは彼と同じタイプの人間以外からは理解されにくく、そのすれ違いすら呑み込んでしまおうとする結果、ただ亀裂ばかりを広げてしまうこともある。事実、第四次聖杯戦争ではケイネスへ捧げる忠誠に偽りはないが、「騎士の誇りに則った、より価値のある誉れ」を主に捧げようとするあまり、下される方針にただ機械的に従うのでなく主への嘆願を申し出たり、命令にない部分で騎士の道理を通すが、魔術師であるケイネスの理念との相互理解が上手くいかなかったこともあってやること為すこと尽く裏目に出てしまう。
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:また、高潔さは彼と同じタイプの人間以外からは理解されにくく、そのすれ違いすら呑み込んでしまおうとする結果、ただ亀裂ばかりを広げてしまうこともある。事実、第四次聖杯戦争ではケイネスへ捧げる忠誠に偽りはないが、「騎士の誇りに則った、より価値のある誉れ」を主に捧げようとするあまり、下される方針にただ機械的に従うのでなく主への嘆願を申し出たり、命令にない部分で騎士の道理を通すが、魔術師であるケイネスの理念との相互理解が上手くいかなかったこともあってやること為すこと尽く裏目に出てしまう<ref group="注">後にセイバークラスの彼が登場した際、セイバークラスの彼が「神話の英雄」という側面が強調されているのに対し、ランサークラスの彼は「悲恋の英雄」という側面が強調されるという設定が追加されたため、ある意味では運命だったのかもしれない。</ref>。
 
:そうした苦難に見舞われても彼の根幹は揺るがなかったが、物事にも限度があり、他者を顧みない悪意に直面し、怨嗟の念に心を焦がしながら、怒り、嘆き、呪いを口にすることもある。
 
:そうした苦難に見舞われても彼の根幹は揺るがなかったが、物事にも限度があり、他者を顧みない悪意に直面し、怨嗟の念に心を焦がしながら、怒り、嘆き、呪いを口にすることもある。
 
;能力
 
;能力
 
:二刀流ならぬ二槍流の槍兵。それぞれが[[宝具]]で、右手の長槍「破魔の紅薔薇(ゲイ・ジャルグ)」と、左手の短槍「必滅の黄薔薇(ゲイ・ボウ)」の二つ。他の宝具のような圧倒的破壊力こそ持たないものの、同じ相手と長期に渡って戦うことに長ける、非常に実用的な宝具。
 
:二刀流ならぬ二槍流の槍兵。それぞれが[[宝具]]で、右手の長槍「破魔の紅薔薇(ゲイ・ジャルグ)」と、左手の短槍「必滅の黄薔薇(ゲイ・ボウ)」の二つ。他の宝具のような圧倒的破壊力こそ持たないものの、同じ相手と長期に渡って戦うことに長ける、非常に実用的な宝具。
 
:絶世の美男子としても知られ、頬にあるホクロには女性を魅了(チャーム)してしまう呪いがかけられている。これはディルムッド自身にもコントロールできる力ではない。ゆえに彼の貌は「魔貌」と呼ばれている。「[[魔眼]]」が「相手を見る」ことで効果を発揮する能動的な能力であるのに対し、ディルムッドの「魔貌」は「相手に見られる」ことで効果を発揮する受動的な能力である。ただし、そこまで強力な能力ではなく、魔術師であれば難なく抵抗できる程度のもの。実際、アイリスフィールにはレジストされている。ソラウがチャームされたのは、彼女自身に抵抗する意思がなかったためである。
 
:絶世の美男子としても知られ、頬にあるホクロには女性を魅了(チャーム)してしまう呪いがかけられている。これはディルムッド自身にもコントロールできる力ではない。ゆえに彼の貌は「魔貌」と呼ばれている。「[[魔眼]]」が「相手を見る」ことで効果を発揮する能動的な能力であるのに対し、ディルムッドの「魔貌」は「相手に見られる」ことで効果を発揮する受動的な能力である。ただし、そこまで強力な能力ではなく、魔術師であれば難なく抵抗できる程度のもの。実際、アイリスフィールにはレジストされている。ソラウがチャームされたのは、彼女自身に抵抗する意思がなかったためである。
 +
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== 別クラス / バリエーション ==
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===セイバー (Grand Order)===
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『[[Fate/Grand Order]]』で登場した、「[[セイバー|剣士]]」の[[サーヴァント]]として参戦したディルムッド。
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詳細は「[[ディルムッド・オディナ〔セイバー〕]]」を参照。
    
== ステータス ==
 
== ステータス ==
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:「宝具殺しの宝具」と呼ばれる槍だが、この破魔の効果単独で宝具の初期化はできない。あくまで「刃の触れている間だけ」効果を打ち消す。作中、セイバーと切り結んでも「風王結界」はその瞬間だけ僅かにほどけるのみであるし、[[ジル・ド・レェ|キャスター]]の「螺湮城教本」を傷つけて海魔の大群を消し去った時も、表紙を切り裂かれた宝具は時間を置かず再生している。
 
:「宝具殺しの宝具」と呼ばれる槍だが、この破魔の効果単独で宝具の初期化はできない。あくまで「刃の触れている間だけ」効果を打ち消す。作中、セイバーと切り結んでも「風王結界」はその瞬間だけ僅かにほどけるのみであるし、[[ジル・ド・レェ|キャスター]]の「螺湮城教本」を傷つけて海魔の大群を消し去った時も、表紙を切り裂かれた宝具は時間を置かず再生している。
 
:魔術を使わないものにはただの槍だが、サーヴァント同士の戦いに魔術的なものを使わないことはまずなく、派手さはないが実に有用な宝具。
 
:魔術を使わないものにはただの槍だが、サーヴァント同士の戦いに魔術的なものを使わないことはまずなく、派手さはないが実に有用な宝具。
   
;必滅の黄薔薇(ゲイ・ボウ)
 
;必滅の黄薔薇(ゲイ・ボウ)
 
:ランク:B<br>種別:対人宝具<br>レンジ:2~3<br>最大捕捉:1人
 
:ランク:B<br>種別:対人宝具<br>レンジ:2~3<br>最大捕捉:1人
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:短期決戦であるとただの槍だが、同一の相手と長期に渡って複数回戦うことを前提に考えると、じわじわと、しかし確実に効いてくるボディブローのようなもので、対象がサーヴァントでなければ、時間経過による出血死などのより致命的な効果が期待できる。
 
:短期決戦であるとただの槍だが、同一の相手と長期に渡って複数回戦うことを前提に考えると、じわじわと、しかし確実に効いてくるボディブローのようなもので、対象がサーヴァントでなければ、時間経過による出血死などのより致命的な効果が期待できる。
 
:「破魔の紅薔薇」同様、派手さには欠けるが、非常に使い勝手のいい宝具。なお、使い手である彼はこの槍で傷つくことはない。
 
:「破魔の紅薔薇」同様、派手さには欠けるが、非常に使い勝手のいい宝具。なお、使い手である彼はこの槍で傷つくことはない。
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;:破魔の紅薔薇、必滅の黄薔薇(ゲイ・ジャルグ&ゲイ・ボウ)
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::『Grand Order』では上記の2つがセットで宝具として扱われている。
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::「敵単体に超強力な攻撃&敵単体の強化状態を解除&敵単体に呪い状態を付与<ref group = "注">5ターン、オーバーチャージで効果UP</ref>」という効果のQuick属性の宝具。
    
==真名:ディルムッド・オディナ==
 
==真名:ディルムッド・オディナ==
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;[[Fate/Zero]]
 
;[[Fate/Zero]]
 
:主には忠誠を、敵には戦士の礼をもって応える騎士の鑑。その在り方からセイバーとはお互い好敵手と認め合う間柄。
 
:主には忠誠を、敵には戦士の礼をもって応える騎士の鑑。その在り方からセイバーとはお互い好敵手と認め合う間柄。
;[[Fate/ゼロカフェ~Fate/Zero Cafeに集う英霊達~‎‎]]
  −
:「ゼロカフェ」の厨房を一手に引き受けるシェフ。女性客にモテすぎて困るため、滅多に客席の方には姿を見せない。
  −
:あまり女っぽさのない[[アルトリア・ペンドラゴン|店長]]や男性スタッフに囲まれている時だけが、彼の心から安らげるひとときである。
   
;[[Fate/Grand Order]]
 
;[[Fate/Grand Order]]
 
: 『スカサハ体験クエスト』の開催に伴い実装。
 
: 『スカサハ体験クエスト』の開催に伴い実装。
 
:同時に実装されたフェルグス共々「スカサハ体験クエスト」で登場したが、最終パートのみで出番は少なめだった。スカサハやフェルグスは新規キャラクター、彼は元々の出演作がある身と考えれば妥当ではあるか。
 
:同時に実装されたフェルグス共々「スカサハ体験クエスト」で登場したが、最終パートのみで出番は少なめだった。スカサハやフェルグスは新規キャラクター、彼は元々の出演作がある身と考えれば妥当ではあるか。
 
:イベント「Fate/Accel Zero Order」では[[ウェイバー・ベルベット|ロード・エルメロイⅡ世]]の策謀によりケイネスが第4次聖杯戦争から撤退、その際に令呪によって主人公たちに預けられる。
 
:イベント「Fate/Accel Zero Order」では[[ウェイバー・ベルベット|ロード・エルメロイⅡ世]]の策謀によりケイネスが第4次聖杯戦争から撤退、その際に令呪によって主人公たちに預けられる。
:ちなみに、ゲーム的な都合上1種類しかない宝具は二槍をどちらも用いる「破魔の紅薔薇、必滅の黄薔薇」という扱いになっている。
+
:ちなみに、ゲーム的な都合上1種類しかない宝具は二槍を連続で打ち込む「破魔の紅薔薇、必滅の黄薔薇」として構成され、効果も「相手の強化を解除する」「継続ダメージを与える」もので表現されている。
    
===Fate関連作品===
 
===Fate関連作品===
 +
;[[Fate/Zero#お願い!アインツベルン相談室|お願い!アインツベルン相談室]]
 +
:『Fate/Zero』本編で負ったトラウマを無かった事にして現実逃避を図ろうとしたため、アイリによって事実を突きつけられ、本編第16話Bパートの出来事を思い出し血涙を流した。
 
;[[トラぶる花札道中記|とびたて! 超時空トラぶる花札大作戦]]
 
;[[トラぶる花札道中記|とびたて! 超時空トラぶる花札大作戦]]
 
:ケイネスとソラウの間で気苦労が絶えない。しかし後半思わぬ展開で彼にとっては一番幸運なルートになった。
 
:ケイネスとソラウの間で気苦労が絶えない。しかし後半思わぬ展開で彼にとっては一番幸運なルートになった。
117行目: 124行目:  
;[[カプセルさーばんと]]
 
;[[カプセルさーばんと]]
 
:さーばんとの一匹。
 
:さーばんとの一匹。
 +
;[[Fate/ゼロカフェ~Fate/Zero Cafeに集う英霊達~]]
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:「ゼロカフェ」の厨房を一手に引き受けるシェフ。女性客にモテすぎて困るため、滅多に客席の方には姿を見せない。
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:あまり女っぽさのない[[アルトリア・ペンドラゴン|店長]]や男性スタッフに囲まれている時だけが、彼の心から安らげるひとときである。
    
===その他===
 
===その他===
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:召喚者にしての[[令呪]]の所有者。
 
:召喚者にしての[[令呪]]の所有者。
 
:勝利と聖杯を捧げる絶対の主と定め、忠実な騎士として仕える。
 
:勝利と聖杯を捧げる絶対の主と定め、忠実な騎士として仕える。
:しかし等価交換を原則として生きる典型的な魔術師である彼からは自身の無償の忠義を理解してもらえず、ディルムッド自身も主であるケイネス個人への理解を怠っていたことから最期まで信頼関係を築くことはできず、最終的には令呪によって自害を強要させられてしまった。
+
:しかし等価交換を原則として生きる典型的な魔術師である彼からは自身の無償の忠義を理解してもらえず。さらにディルムッド自身も主であるケイネス個人への理解を怠っていたことから最期まで信頼関係を築くことができず、最終的には令呪によって自害を強要させられてしまった。
 
;[[ソラウ・ヌァザレ・ソフィアリ]]
 
;[[ソラウ・ヌァザレ・ソフィアリ]]
 
:主の婚約者であり、魔力提供のパスがつながっている相手。
 
:主の婚約者であり、魔力提供のパスがつながっている相手。
 
:魔貌の呪いで想いを寄せられるが、それに応えるつもりはなく、後に彼女がマスターとなってからも、あくまで主の婚約者として接する。
 
:魔貌の呪いで想いを寄せられるが、それに応えるつもりはなく、後に彼女がマスターとなってからも、あくまで主の婚約者として接する。
:だがもしグラニアのようにすべてを捨て縋り付いてきたら想いを振り払うことができるのか自身でも分からなかった。
+
:だがもしグラニアのように、すべてを捨て縋り付いてきたら、想いを振り払うことができるのか自身でも分からなかった。
    
;[[アルトリア・ペンドラゴン|セイバー]]
 
;[[アルトリア・ペンドラゴン|セイバー]]
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:生前の主君であり、フィオナ騎士団の首領。ディルムッドとの遺恨を忘れることができず、最後は結果的に彼を見殺しにしてしまう。
 
:生前の主君であり、フィオナ騎士団の首領。ディルムッドとの遺恨を忘れることができず、最後は結果的に彼を見殺しにしてしまう。
 
:謀殺されたも同然の破局を遂げたが、フィンの怒りを理解していたためディルムッドは死後も恨んでおらず、フィンと交わした杯はかけがえのない記憶として残っている。
 
:謀殺されたも同然の破局を遂げたが、フィンの怒りを理解していたためディルムッドは死後も恨んでおらず、フィンと交わした杯はかけがえのない記憶として残っている。
:第五章では念願の共闘が叶ったものの、微妙に笑えないジョークで弄ってくる主君に対して距離感を計りかねている。
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:第五特異点では念願の共闘が叶ったものの、微妙に笑えないジョークで弄ってくる主君に対して距離感を計りかねている。
 
;[[ナイチンゲール]]
 
;[[ナイチンゲール]]
:第五章で敵対した相手。満面の笑みで「病原菌は消毒です」と躊躇無く拳銃をぶっ放してくる彼女にドン引きした。
+
:第五特異点で敵対した相手。満面の笑みで「病原菌は消毒です」と躊躇無く拳銃をぶっ放してくる彼女にドン引きした。
 
:「話の通じない女性」ということで生前のグラニアを思い出したのであろうか。
 
:「話の通じない女性」ということで生前のグラニアを思い出したのであろうか。
 
;[[ファントム・オブ・ジ・オペラ]]、[[エドワード・ティーチ]]、[[ジル・ド・レェ]]
 
;[[ファントム・オブ・ジ・オペラ]]、[[エドワード・ティーチ]]、[[ジル・ド・レェ]]
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;「──今ここで貴様を串刺しにするのがどれだけ容易いか、判っていような? セイバーのマスターよ」<br>「俺のマスターは殺させない。セイバーのマスターも殺さない。俺も彼女も、そのような形での決着は望まない」<br>「ゆめ忘れるな。今この場で貴様が生き長らえるのは、騎士王の高潔さ故であることを」
 
;「──今ここで貴様を串刺しにするのがどれだけ容易いか、判っていような? セイバーのマスターよ」<br>「俺のマスターは殺させない。セイバーのマスターも殺さない。俺も彼女も、そのような形での決着は望まない」<br>「ゆめ忘れるな。今この場で貴様が生き長らえるのは、騎士王の高潔さ故であることを」
 
:切嗣によって再起不能にされたケイネスを救出しつつ、セイバー無しで単独行動していた切嗣をあえて見逃す。
 
:切嗣によって再起不能にされたケイネスを救出しつつ、セイバー無しで単独行動していた切嗣をあえて見逃す。
:全ては騎士の本懐のため。この選択があれほど無惨な結末を呼び込もうとは。
+
:全ては騎士の本懐のため―――この選択があれほど無惨な結末を呼び込もうとは…
    
;「私はサーヴァントであるより以前に一人の騎士なのです。忠義を尽くす君主は、ただ一人しか有り得ない。ソラウ様、どうかご容赦を」
 
;「私はサーヴァントであるより以前に一人の騎士なのです。忠義を尽くす君主は、ただ一人しか有り得ない。ソラウ様、どうかご容赦を」
 
:ケイネスに代わり令呪の所有者となったソラウに言った言葉。
 
:ケイネスに代わり令呪の所有者となったソラウに言った言葉。
:ケイネスに令呪がなかろうとディルムッドはケイネスに忠義を尽くす。しかし、彼の忠誠は主に届かない。
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:ケイネスに令呪がなかろうとディルムッドはケイネスに忠義を尽くす。しかし、彼の忠誠は最早主に届かない。
    
;「いま勝たなければならないのは、セイバーか? ランサーか?<br> 否どちらでもない。ここで勝利するべきは、我らが奉じた『騎士の道』──そうだろう? 英霊アルトリアよ」<br>「我が勝利の悲願を、騎士王の一刀に託す。頼んだぞ、セイバー」
 
;「いま勝たなければならないのは、セイバーか? ランサーか?<br> 否どちらでもない。ここで勝利するべきは、我らが奉じた『騎士の道』──そうだろう? 英霊アルトリアよ」<br>「我が勝利の悲願を、騎士王の一刀に託す。頼んだぞ、セイバー」
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===Fate/Grand Order===
 
===Fate/Grand Order===
 
;「我が絶技をお見せしよう」<br>「宝具を開帳しよう」
 
;「我が絶技をお見せしよう」<br>「宝具を開帳しよう」
:宝具選択時の台詞。『破魔の紅薔薇』と『必滅の黄薔薇』は直接の火力はあまりなく、破魔の紅薔薇の「相手の強化を解除する」と必滅の黄薔薇の「継続ダメージを与える」という副次効果込みの宝具。<br/>強化スキルを持たない敵には十分な効果を発揮できないが、攻撃力や防御力アップ、無敵や様々な効果まで解除できるので、敵によっては直接ダメージ以上の効果がある。とはいえ永続効果は解除できないという絶妙の原作再現。また、継続ダメージは大きくないもののじわじわとダメージを与える長期戦に向く。「敵の持久力を削ぐ」という地味ながらも重要な立ち回りができるサーヴァントは少なく、派手な槍働きはできないが重要な役どころという意味ではディルムッドらしいといえばらしい。
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:宝具選択時の台詞。『破魔の紅薔薇』と『必滅の黄薔薇』は直接の火力はあまりなく、強化スキルを持たない敵にも十分な効果を発揮できないが、攻撃力や防御力アップ、無敵や様々な効果まで解除できるので、敵によっては直接ダメージ以上の効果がある。とはいえ永続効果は解除できないという絶妙の原作再現。<br/>「敵の持久力を削ぐ」という地味ながらも重要な立ち回りができるサーヴァントは少なく、派手な槍働きはできないが重要な役どころという意味ではディルムッドらしいといえばらしい。
    
;「穿て! 『<ruby><rb>破魔の紅薔薇</rb><rt>ゲイ・ジャルグ</RT></RUBY>』! 『<ruby><rb>必滅の黄薔薇</rb><rt>ゲイ・ボウ</RT></RUBY>』!」
 
;「穿て! 『<ruby><rb>破魔の紅薔薇</rb><rt>ゲイ・ジャルグ</RT></RUBY>』! 『<ruby><rb>必滅の黄薔薇</rb><rt>ゲイ・ボウ</RT></RUBY>』!」
230行目: 240行目:  
; 「悪いことは申しませぬ。大人の女にだけはお成りになられるな……」
 
; 「悪いことは申しませぬ。大人の女にだけはお成りになられるな……」
 
: どんなにイケメンでも、どんなに真摯な気持ちでも、これにはさすがに魔法少女もドン引きである。
 
: どんなにイケメンでも、どんなに真摯な気持ちでも、これにはさすがに魔法少女もドン引きである。
 +
 +
;「嘆くな少女よ。これが男の浪漫というものだ。君も英霊の端くれならば、理解できずとも付き合ってやりたまえ」
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:期間限定イベント『Fate/Accel Zero Order』にて。
 +
:汚染された大聖杯をほったらかしての不条理な戦いに盛り上がる男たちに困惑するマシュにかけた言葉。『Grand Order』での彼にしては珍しく普通に格好いい。
    
===とびたて!超時空トラぶる花札大作戦===
 
===とびたて!超時空トラぶる花札大作戦===
236行目: 250行目:     
;「まさに望外の喜び。セイバー、貴様は使える主君を誤ったな」<br>「お前の残念騎士道など、我が槍で斬り結ぶには値しないと言ったのだ。この黒子ひとつで──十分だ。」
 
;「まさに望外の喜び。セイバー、貴様は使える主君を誤ったな」<br>「お前の残念騎士道など、我が槍で斬り結ぶには値しないと言ったのだ。この黒子ひとつで──十分だ。」
:主と信頼関係を深めた途端手の平返したイケメン。……言い様こそ酷いが「とびたて!超時空トラぶる花札大作戦」においては主君云々の指摘は正しかった。それ以前に'''『セイバーを食べ放題の店から引っ張り出すために令呪を一度に全部使いきった』なんて知りたくもない相手側の事情'''を知ったら手の平を返したくもなる。セイバーとの信頼関係を本編同様蔑ろにし続けた切嗣と、本編とは違ってディルムッドと信頼関係を深めることが出来たケイネスの違いが如実に表れたといえよう。
+
:主と信頼関係を深めた途端手の平返したイケメン。……言い様こそ酷いが「とびたて!超時空トラぶる花札大作戦」においては主君云々の指摘は正しかった。というか'''『セイバーを食べ放題の店から引っ張り出すために令呪を一度に全部使いきった』なんて知りたくもない相手側の事情'''を知ったら手の平を返したくもなる。
 +
:セイバーとの信頼関係を本編同様蔑ろにし続けた切嗣と、本編とは違ってディルムッドと信頼関係を深めることが出来たケイネスの違いが如実に表れたといえよう。
    
;「我が主は、誇りと栄光の為、あえて草木の一本も生えぬ不毛の道を選ばれたのですから」
 
;「我が主は、誇りと栄光の為、あえて草木の一本も生えぬ不毛の道を選ばれたのですから」
245行目: 260行目:  
:弟子ゼロ号にウロブチックな展開はなかった事にしようと励まされ、辛い過去はもう忘れたままやり直す気でいる。
 
:弟子ゼロ号にウロブチックな展開はなかった事にしようと励まされ、辛い過去はもう忘れたままやり直す気でいる。
   −
;「無論だとも。いざとなれば格闘ゲームの方で妥協する、という手もある。」<br>「そこでもう一度、セイバーと刃を交え、清く正しい聖杯戦争から男女交際に発展して──」
+
;「無論だとも。いざとなれば[[Fate/unlimited_codes|格闘ゲーム]]の方で妥協する、という手もある。」<br>「そこでもう一度、セイバーと刃を交え、清く正しい聖杯戦争から男女交際に発展して──」
 
:男女交際……本編でもセイバーに対して好敵手的な好意だけでなく異性としての好意も持っていたのだろうか。
 
:男女交際……本編でもセイバーに対して好敵手的な好意だけでなく異性としての好意も持っていたのだろうか。
   290行目: 305行目:  
**というか、ディルムッドはゲッシュにより「イノシシと戦うと死ぬ」。フィンも呪いを気にして「危険だ」とディルムッドを止めているのだが、スルーして相討ちになった。ついでに嫁からも「嫌な予感がするから、ちゃんと武器を持っていけ」と言われたのに「狩りだから」とスルーして死んだ。この時に限って何者かがディルムッドの危機意識を鈍らせる呪いをかけたとしか思えない裏事情である。
 
**というか、ディルムッドはゲッシュにより「イノシシと戦うと死ぬ」。フィンも呪いを気にして「危険だ」とディルムッドを止めているのだが、スルーして相討ちになった。ついでに嫁からも「嫌な予感がするから、ちゃんと武器を持っていけ」と言われたのに「狩りだから」とスルーして死んだ。この時に限って何者かがディルムッドの危機意識を鈍らせる呪いをかけたとしか思えない裏事情である。
 
**『Fate/Grand Order』での幕間の物語「ゲッシュ」にて[[クー・フーリン]]と[[ロマニ・アーキマン|Dr.ロマン]]が彼と猪に関する話題を挙げていた。<br>ちなみDr.ロマンには「彼は嫌がると思う」と難色を示し、[[主人公 (Grand Order)|主人公]]は彼の名前を言おうとしたところをマシュに「誰しも苦手なものがある」と遮っており、実際マイルームでの発言にて猪が死ぬほど嫌いであることが判明した。…が、彼と同時に実装された概念礼装「魔猪」は幾多の戦士の亡骸の上に「必滅の黄薔薇(ゲイ・ボウ)」を喰っている禍々しい猪のイラストとなっている。
 
**『Fate/Grand Order』での幕間の物語「ゲッシュ」にて[[クー・フーリン]]と[[ロマニ・アーキマン|Dr.ロマン]]が彼と猪に関する話題を挙げていた。<br>ちなみDr.ロマンには「彼は嫌がると思う」と難色を示し、[[主人公 (Grand Order)|主人公]]は彼の名前を言おうとしたところをマシュに「誰しも苦手なものがある」と遮っており、実際マイルームでの発言にて猪が死ぬほど嫌いであることが判明した。…が、彼と同時に実装された概念礼装「魔猪」は幾多の戦士の亡骸の上に「必滅の黄薔薇(ゲイ・ボウ)」を喰っている禍々しい猪のイラストとなっている。
*伝説によれば、彼は二本の槍だけでなく二本の剣、モラルタ(「大いなる激情」の意)、ベガルタ(「小なる激情」の意)を所持していたとされる。<br>用語辞典には「ケイネスはむしろディルムッドがセイバーのクラスで召喚されるのを望んでいたのかも」と記されている。
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*伝説によれば、彼は二本の槍だけでなく二本の剣、モラルタ(「大いなる激情」の意、『Grand Order』では「憤怒の波濤」表記)、ベガルタ(「小なる激情」の意、『Grand Order』では恐らく「激情の細波」表記)を所持していたとされる。<br>用語辞典には「ケイネスはむしろディルムッドが[[ディルムッド・オディナ〔セイバー〕|セイバーのクラス]]で召喚されるのを望んでいたのかも」と記されている。
**伝承によると、二本の剣は共に養父であるドルイドのアンガスより贈られた物で、元々は妖精王マナマーン・マック・リールが所有していた。モラルタは一太刀ですべてを倒すと言われ、ベガルタの詳細は不明とされている。<br>伝承ではこれらの二剣二槍の武器を用い様々な敵と闘い、グラニアとの逃避行の時には空飛ぶ魔女を投げ槍で倒したり、巨人を倒すなど騎士団に所属してた時以上の武功を立てたという。最も優れた組み合わせはゲイ・ジャルグとモラルタのようだが、クラスの都合で再現できない。なお、彼が最期に魔猪の牙に倒れた時、携えていたのはゲイ・ボウとベガルタであったとされる。
+
**伝承によると、二本の剣は共に養父であるドルイドのアンガスより贈られた物で、元々は妖精王マナマーン・マック・リールが所有していた。モラルタは一太刀ですべてを倒すと言われ、ベガルタの詳細は不明とされている。<br>伝承ではこれらの二剣二槍の武器を用い様々な敵と闘い、グラニアとの逃避行の時には空飛ぶ魔女を投げ槍で倒したり、巨人を倒すなど騎士団に所属してた時以上の武功を立てたという。最も優れた組み合わせはゲイ・ジャルグとモラルタのようだが、クラスの都合で再現できない。なお、彼が最期に魔猪の牙に倒れた時、携えていたのは逆の組み合わせであるゲイ・ボウとベガルタであったとされる。
 
***「必滅の黄薔薇(ゲイ・ボウ)」は伝承によると、元々は妖精王マナマーン・マック・リールが所有していたもの。
 
***「必滅の黄薔薇(ゲイ・ボウ)」は伝承によると、元々は妖精王マナマーン・マック・リールが所有していたもの。
 
**騎士の鑑といえる人物であるが、本来は二槍流や二刀流だけでなく剣と槍を同時に扱うという、かなり変則的な戦闘方法の持ち主である。<br>この非常に珍しい得物の扱いは、英霊という歴戦の戦士もまず相手にした経験が無いという面で白兵戦にて絶大な効果を発揮し、セイバーはやりにくい闘い方と相当戸惑っていた。<br>ただし、「剣士」のクラスで現界した場合、今度は槍の方が使えなくなる可能性が高い。<br>アニメ版でケイネスが見たディルムッドの過去夢および第一期エンディングでは、槍と剣を同時に装備している姿が確認出来る。
 
**騎士の鑑といえる人物であるが、本来は二槍流や二刀流だけでなく剣と槍を同時に扱うという、かなり変則的な戦闘方法の持ち主である。<br>この非常に珍しい得物の扱いは、英霊という歴戦の戦士もまず相手にした経験が無いという面で白兵戦にて絶大な効果を発揮し、セイバーはやりにくい闘い方と相当戸惑っていた。<br>ただし、「剣士」のクラスで現界した場合、今度は槍の方が使えなくなる可能性が高い。<br>アニメ版でケイネスが見たディルムッドの過去夢および第一期エンディングでは、槍と剣を同時に装備している姿が確認出来る。
***「[[ライダー|騎乗兵]]」でありながら[[固有結界]]を所有する[[イスカンダル|ライダー]]、「[[アーチャー|弓兵]]」でありながら「王の財宝」であらゆる宝具が使い放題の[[ギルガメッシュ|アーチャー]]を始めとし、複数の宝具や自クラスに相応しくない宝具を持っている英霊が多数いるにも関わらず、ディルムッドが槍しか持ち込めなかったのは、クラス特性(ライダーやアーチャーは「宝具が強いクラス」となっているがランサーはそうではない)と、知名度(イスカンダルやギルガメッシュに比べ、彼の日本での知名度は非常に低い)のせいだと思われる。
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***「[[ライダー|騎乗兵]]」でありながら[[固有結界]]を所有する[[イスカンダル|ライダー]]、「[[アーチャー|弓兵]]」でありながら「王の財宝」であらゆる宝具が使い放題の[[ギルガメッシュ|アーチャー]]を始めとし、複数の宝具や自クラスに相応しくない宝具を持っている英霊が多数いるにも関わらず、ディルムッドが槍しか持ち込めなかったのは、適性のあるクラスの特性(ライダーやアーチャーは「宝具が強いクラス」となっているがランサーはそうではない)と、知名度(イスカンダルやギルガメッシュに比べ、彼の日本での知名度は非常に低い)のせいだと思われる。
**後に『Grand Order』の第五特異点実装の際のCMにて、モラルタ、ベガルタと思しき二剣を携えた彼の姿が確認された。しかし本編に登場した際はランサーであり、未だにセイバーとしてのディルムッドは実装されていない。
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**後に『Grand Order』の第五特異点実装の際のCMにてモラルタ、ベガルタと思しき二剣を携えた彼の姿が確認された。しかし本編に登場した際はランサーであり、長らくセイバーとしてのディルムッドは実装されていなかった。
***TYPE-MOONエースVOL.11によると、今後"セイバー・ディルムッド"の実装は予定しているとのこと。
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***TYPE-MOONエースVOL.11によると、今後"セイバー・ディルムッド"の実装は予定しているとのこと。そしてCMでの登場からざっと'''895日'''で『復刻版:Fate/Accel Zero Order -LAP 2-』にて満を持して実装された。
*『unlimited codes』でクー・フーリンと対決すると、ディルムッドがクー・フーリンに畏敬を示す台詞が聞ける。<br>クー・フーリンも後輩となるディルムッドの腕を評価するような発言をする。この対戦カードでクー・フーリンが彼に勝利した場合、「これほどの傑物を私怨で取りこぼすとは魔が差したものだ」とフィン・マックールに苦言を呈している。ちなみに『hollow ataraxia』でクー・フーリンが述懐しているように、赤枝の騎士団も王による女性絡みの遺恨で騎士の死や離反を招いている。
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*『unlimited codes』でクー・フーリンと対決すると、ディルムッドがクー・フーリンに畏敬を示す台詞が聞ける。<br>クー・フーリンも後輩となるディルムッドの腕を評価するような発言をする。この対戦カードでクー・フーリンが彼に勝利した場合、「これほどの傑物を私怨で取りこぼすとは魔が差したものだ」とフィン・マックールに苦言を呈している。ちなみに『hollow ataraxia』でクー・フーリンが述懐しているように、赤枝の騎士団も王による女性絡みの遺恨で騎士の死や離反を招いている。<br>余談だが、伝承によればディルムッドはクー・フーリンより約300年ほど後の人物だとされている。
**また、石化の[[魔眼]]に悩まされているライダーは、魔貌によって不自由な生を送ったディルムッドに、思うところがあるような言葉をかける。ちなみにキャスター曰く「これだから顔がいい男は! 油断! ならないのよ!」とのこと
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**また、石化の[[魔眼]]に悩まされているライダーは、魔貌によって不自由な生を送ったディルムッドに、思うところがあるような言葉をかける。ちなみにキャスター曰く「これだから顔がいい男は! 油断! ならないのよ!」とのこと。
 
*仮にクー・フーリンと戦った場合、虚淵氏は「クー・フーリンの戦闘能力には一歩譲る」とコメント。<br>奈須氏は「同じランサーであるクー・フーリンとディルムッドがガチンコで戦ったら、どっちが勝ちますか? 初登場時のクー・フーリンはセイバーに押しまくられましたが、ディルムッドは逆に押してましたよね? ということはディルムッドのほうが強い……?」という質問に対して<br>「ディルムッドはマスターからのバックアップ(魔力供給量)が優れているので、単純な火力勝負ならディルムッドに軍配が上がるかと。日本ではどちらも地形効果はゼロですが、舞台がアイルランドならクー・フーリンに一本かと」と回答しており、互いに見解に違いが出ている為にファンの間ではどちらが勝つのか物議を醸している。そもそも初登場時のクー・フーリンは綺礼の令呪によって全力で戦えない状態だったので、それを引き合いに出しての比較は無意味なのだが。
 
*仮にクー・フーリンと戦った場合、虚淵氏は「クー・フーリンの戦闘能力には一歩譲る」とコメント。<br>奈須氏は「同じランサーであるクー・フーリンとディルムッドがガチンコで戦ったら、どっちが勝ちますか? 初登場時のクー・フーリンはセイバーに押しまくられましたが、ディルムッドは逆に押してましたよね? ということはディルムッドのほうが強い……?」という質問に対して<br>「ディルムッドはマスターからのバックアップ(魔力供給量)が優れているので、単純な火力勝負ならディルムッドに軍配が上がるかと。日本ではどちらも地形効果はゼロですが、舞台がアイルランドならクー・フーリンに一本かと」と回答しており、互いに見解に違いが出ている為にファンの間ではどちらが勝つのか物議を醸している。そもそも初登場時のクー・フーリンは綺礼の令呪によって全力で戦えない状態だったので、それを引き合いに出しての比較は無意味なのだが。
 
**各本編の時点でのお互いの長所としては、ディルムッドはマスターからの魔力供給が非常に優位な点、クー・フーリンは「刺し穿つ死棘の槍」が強力かつ相性が良い(ディルムッドは幸運Eのためまず回避出来ない)点が挙げられるか。
 
**各本編の時点でのお互いの長所としては、ディルムッドはマスターからの魔力供給が非常に優位な点、クー・フーリンは「刺し穿つ死棘の槍」が強力かつ相性が良い(ディルムッドは幸運Eのためまず回避出来ない)点が挙げられるか。
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**「ただ今生の主たる召喚者に忠誠を尽くし、騎士としての名誉を全うすること。それだけが己の望みであると」この言葉に嘘偽りはなく本心で、ディルムッドの望みはただ忠節の騎士として主に聖杯を捧げることのみ。しかしマスターであるケイネスの価値観からすれば、「英霊は英霊なりに、聖杯を求める理由を持ち合わせているはず」であり「名のある英霊が誇りを曲げて人間風情の使い魔に身をやつすとなれば、何かよほどの理由がなければ辻褄が合わない」として、その望みを信じてはおらず、彼が自分に偽りを言っている、という認識だった。<br>そのためケイネスは彼が「いずれ本当の望みを叶えるために自分を出し抜こうとするのではないか」と疑っていた。彼はいくら問い質されても頑なに「騎士としての面目を果たせばそれで良い。願望器の聖杯はマスター一人に譲り渡す」と終始その一点張り。何故そう思うかを彼に説明しなかったし、ケイネスも「令呪があるのだからいざという時はどうとでもなる」「サーヴァントは所詮道具。道具が何を秘めていようと問題ない」と、ディルムッドに何故そう思ってるのか問うこともしなかった。
 
**「ただ今生の主たる召喚者に忠誠を尽くし、騎士としての名誉を全うすること。それだけが己の望みであると」この言葉に嘘偽りはなく本心で、ディルムッドの望みはただ忠節の騎士として主に聖杯を捧げることのみ。しかしマスターであるケイネスの価値観からすれば、「英霊は英霊なりに、聖杯を求める理由を持ち合わせているはず」であり「名のある英霊が誇りを曲げて人間風情の使い魔に身をやつすとなれば、何かよほどの理由がなければ辻褄が合わない」として、その望みを信じてはおらず、彼が自分に偽りを言っている、という認識だった。<br>そのためケイネスは彼が「いずれ本当の望みを叶えるために自分を出し抜こうとするのではないか」と疑っていた。彼はいくら問い質されても頑なに「騎士としての面目を果たせばそれで良い。願望器の聖杯はマスター一人に譲り渡す」と終始その一点張り。何故そう思うかを彼に説明しなかったし、ケイネスも「令呪があるのだからいざという時はどうとでもなる」「サーヴァントは所詮道具。道具が何を秘めていようと問題ない」と、ディルムッドに何故そう思ってるのか問うこともしなかった。
 
**ケイネスの「名のある英霊が誇りを曲げて人間風情の使い魔に身をやつすとなれば、何かよほどの理由がなければ辻褄が合わない」という考え、これ自体は完全に間違いとは言えない。ただ、「騎士の誇りを賭して戦い、主に聖杯を献上すること」はディルムッドにとっては「よほどの理由」に該当するのだが、魔術師であるケイネスにその思考は無かった。そこから完全に誤解である「いずれ本当の望みを叶えるために自分を出し抜こうとするのではないか」という考えに至ってしまったのが、相互理解の欠如である。
 
**ケイネスの「名のある英霊が誇りを曲げて人間風情の使い魔に身をやつすとなれば、何かよほどの理由がなければ辻褄が合わない」という考え、これ自体は完全に間違いとは言えない。ただ、「騎士の誇りを賭して戦い、主に聖杯を献上すること」はディルムッドにとっては「よほどの理由」に該当するのだが、魔術師であるケイネスにその思考は無かった。そこから完全に誤解である「いずれ本当の望みを叶えるために自分を出し抜こうとするのではないか」という考えに至ってしまったのが、相互理解の欠如である。
**なお、そもそも冬木の聖杯戦争における基本中の基本であるため見落とされがちだが、「既に終わった存在である英霊が再び現世で何かを為せる」という事自体が既に聖杯の奇跡の範疇である。ディルムッドは厳密に言うと「聖杯を使わなくても目的を達成できる」というだけで「聖杯を求めた理由(聖杯の奇跡に頼らなければ叶える事のできない望み)」は実際にあったわけである。言ってしまえば、ディルムッドの望みには聖杯は不可欠だったものの、召喚された時点で目的を半ば達成し、聖杯自体にもう用は無くなったことになる。
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**なお、そもそも冬木の聖杯戦争における基本中の基本であるため見落とされがちだが、「既に終わった存在である英霊が再び現世で何かを為せる」という事自体が既に聖杯の奇跡の範疇である。ディルムッドは厳密に言うと「聖杯を使わなくても目的を達成できる」というだけで「聖杯を求めた理由(聖杯の奇跡に頼らなければ叶える事のできない望み)」は実際にあったわけである。言ってしまえば、ディルムッドの望みには聖杯は不可欠だったものの、召喚された時点で目的に半ば王手をかけ、聖杯自体にもう用は無くなったことになる。
 
*彼がここまで頑なに「騎士の誇り」にこだわったのは、初戦でセイバーと戦ってしまったためとされている。<br>聖杯戦争が騎士の誉れを賭けた誇りある戦いの場ではなく、ただ奪い合うだけの凄惨な殺し合いでしかないという認識の下でありさえすれば、彼もあそこまで意固地にはならなかったとのこと。<br>尤も、仮に互いに理解していたとして生粋の騎士と魔術師が良い関係を築けるかどうかは疑問である。
 
*彼がここまで頑なに「騎士の誇り」にこだわったのは、初戦でセイバーと戦ってしまったためとされている。<br>聖杯戦争が騎士の誉れを賭けた誇りある戦いの場ではなく、ただ奪い合うだけの凄惨な殺し合いでしかないという認識の下でありさえすれば、彼もあそこまで意固地にはならなかったとのこと。<br>尤も、仮に互いに理解していたとして生粋の騎士と魔術師が良い関係を築けるかどうかは疑問である。
 
**それでも、ディルムッドがケイネスの人格と才能に目を向けて腹を割って言うべきことをキチンと打ち明けれていれば、ケイネスも多少なりとも態度を軟化させていたとも言われているので、相互理解さえできれば関係の改善は容易だった可能性は十分高い。実際「とびたて!超時空トラぶる花札大作戦」のランサー陣営ルートではソラウの恋慕という核爆弾が依然として残ったものの、相互理解のおかげでケイネスとの関係は劇的に改善した。
 
**それでも、ディルムッドがケイネスの人格と才能に目を向けて腹を割って言うべきことをキチンと打ち明けれていれば、ケイネスも多少なりとも態度を軟化させていたとも言われているので、相互理解さえできれば関係の改善は容易だった可能性は十分高い。実際「とびたて!超時空トラぶる花札大作戦」のランサー陣営ルートではソラウの恋慕という核爆弾が依然として残ったものの、相互理解のおかげでケイネスとの関係は劇的に改善した。
**また「騎士の誇り」への執着に関しては、「Fate/Accel Zero Order」にて初戦でセイバーと接触しなかったため本編のようなこだわりを見せておらず、ケイネスが帰国するまでの短い期間であったが、特に彼との間でトラブルは起きなかった。
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**また「騎士の誇り」への執着に関しては、「Fate/Accel Zero Order」において主人公たちの活躍によりセイバーとランサーの戦闘が回避された結果本編のようなこだわりを見せなくなり、ケイネスが帰国するまでの短い期間で特に彼との間でトラブルが起きなかった。
*[[ランスロット|バーサーカー]]を相手にした場合、抜群に相性が良い。バーサーカーが戦闘でメインに使う宝具「騎士は徒手にて死せず」で宝具化される諸々の武器は、それが最初から宝具でもない限り、「破魔の紅薔薇」の前には無力となるためである。
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*[[ランスロット|バーサーカー]]を相手にした場合の相性が抜群に良い。バーサーカーが戦闘でメインに使う宝具「騎士は徒手にて死せず」で宝具化される諸々の武器は、それが最初から宝具でない限り、「破魔の紅薔薇」の前には無力化されるためである。
**「アインツベルン相談室」のゼッちゃんの寝言によると、バーサーカーには強いがライダーには弱いとの事。対人宝具しか持たない彼にとって多大な物量を誇る[[イスカンダル|ライダー]]の相手は厳しいという事と推測される。
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**『お願い!アインツベルン相談室』のゼッちゃんの寝言によると、バーサーカーには強いがライダーには弱いとの事。対人宝具しか持たない彼にとって多大な物量を誇る[[イスカンダル|ライダー]]には単純に押し負けるという事と推測される。
 
**同時に高火力、広範囲の攻撃手段を持つセイバーはライダーとの相性が良いと語られている事がこの説の裏付けになっている。
 
**同時に高火力、広範囲の攻撃手段を持つセイバーはライダーとの相性が良いと語られている事がこの説の裏付けになっている。
 
**[[ジル・ド・レェ|青髭の旦那]]に対してもランスロットとは違う意味で宝具の性質上、優勢になれる。
 
**[[ジル・ド・レェ|青髭の旦那]]に対してもランスロットとは違う意味で宝具の性質上、優勢になれる。
*「アインツベルン相談室」では本編で負ったトラウマを無かった事にして現実逃避を図ろうとしたのでアイリによって事実を突きつけられる。そして第16話Bパートの出来事を思い出し血涙を流した。
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**思い出すために用意された本編映像の編集は切嗣。花札のバーサーカー陣営シナリオでの発言といい、ディルムッドは切嗣に追い詰められる運命なのかもしれない
   
*召喚シーンの描写が原作に無いランサー陣営。当然ディルムッドがアニメ本編中で「問おう、貴方が俺のマスターか」という台詞を発することは無い。
 
*召喚シーンの描写が原作に無いランサー陣営。当然ディルムッドがアニメ本編中で「問おう、貴方が俺のマスターか」という台詞を発することは無い。
 
**ディルムッド役の緑川光氏とケイネス役の山崎たくみ氏が「召喚シーンをやりたい」と希望するものの実現せず、ディルムッドが上記の台詞を発する機会は永遠に来ないかと思われた……………が、とあるイベントで「『問おう、貴方が俺のマスターか』と言って欲しい」というファンのリクエストに緑川氏が応え、アニメ放送開始から二年以上の時を経て幻のシーンが(完全な形ではないが)実現。会場の『Zero』ファンを歓喜の渦に巻き込んだ。
 
**ディルムッド役の緑川光氏とケイネス役の山崎たくみ氏が「召喚シーンをやりたい」と希望するものの実現せず、ディルムッドが上記の台詞を発する機会は永遠に来ないかと思われた……………が、とあるイベントで「『問おう、貴方が俺のマスターか』と言って欲しい」というファンのリクエストに緑川氏が応え、アニメ放送開始から二年以上の時を経て幻のシーンが(完全な形ではないが)実現。会場の『Zero』ファンを歓喜の渦に巻き込んだ。
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== 話題まとめ ==
 
== 話題まとめ ==
 
;ケイネス・ディルムッドチームの必勝パターン
 
;ケイネス・ディルムッドチームの必勝パターン
:1. 戦場の誉れとか騎士の誇りとかを意識させない。ただの汚れ仕事の処理業務だと諦観させておく。これを満たすため、セイバーとの接触は厳禁。
+
:1. 戦場の誉れとか騎士の誇りとかを意識させない。ただの汚れ仕事の処理業務だと諦観させておく。これを満たすため、セイバーとの接触は厳禁。
:2. 戦闘は長引かせず、常に撤退ありきで行動。「必滅の黄薔薇」の一撃を与えたら即退却。これを繰り返して相手の消耗を図る。
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:2. 戦闘は長引かせず、常に撤退ありきで行動。「必滅の黄薔薇」の一撃を与えたら即退却。これを繰り返して相手の消耗を図る。
:3. いつでも倒せるバーサーカーチームを利用。可能であればバーサーカーに他チームを殲滅させ、しかるのちに漁夫の利を得る。
+
:3. いつでも倒せるバーサーカーチームを利用。可能であればバーサーカーに他チームを殲滅させ、しかるのちに漁夫の利を得る。
 
:この戦法なら充分に聖杯戦争を制する事が出来るだろうとの事。'''騎士道とは程遠い戦法であるが……'''。
 
:この戦法なら充分に聖杯戦争を制する事が出来るだろうとの事。'''騎士道とは程遠い戦法であるが……'''。
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[[category:トラぶる花札道中記]]
 
[[category:トラぶる花札道中記]]
 
[[Category:コハエース]]
 
[[Category:コハエース]]
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[[Category:TYPE-MOON エイプリルフール企画]]
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