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この記事では[[TYPE-MOON]]作品の[[小辞典]]について、読みが「か行」の用語を説明する。
==用語==
===か===
;ガールズワーク Girls'Work
:2008年4月に『[[魔法使いの夜]]』やリメイク版『[[月姫]]』とともに発表されたTYPE-MOON制作の全年齢ADVゲームタイトル。シナリオは星空めてお及び茗荷屋甚とされていた。
:2010年12月、ゲームではなくアニメにすることが発表された。シナリオ星空めてお、キャラデザ武梨えり、制作ufotable、とされている。それ以降、ほとんど音沙汰がないが、たまにガールズワークも動いている旨の公式発言があり進行中ではある。

;[[ガイア]]
:抑止力の一つ。星自身が思う生命延長の祈り。星の存続は、必ずしも人類の存続を意味しない。
:【関連項目】抑止力、アラヤ

;外典の聖杯戦争
:正史から外れた、『[[Fate/Apocrypha]]』の世界の聖杯戦争に付けられた名称。歴史が変わった理由は全て第三次聖杯戦争で起こった出来事に起因し、ダーニックが御三家から大聖杯を奪い持ち帰った事と、アインツベルンが参加者として「ルーラー」のサーヴァントを召喚した事が最大の原因である。

;[[概念武装]]
:儀式や積み重ねた歴史、語り継がれる伝承などにより付与された概念(すなわち魂魄の重み)に依って特定の能力を発揮する強力な武装のこと。

;[[概念礼装]]
:人や物といった物質、歴史や物語といった積み重ねられてきた事象、魔法や魂といった神秘とされるもの等、様々な物品から概念(ある事物の大まかな意味内容)を摘出し、能力として身につけられるようにしたもの。
:『[[Fate/Grand Order]]』でサーヴァントと同じようにガチャから召喚するカード。サーヴァントに装備させて使う。いわゆる装備アイテム。
:一部の概念礼装が歴代Fateシリーズのマスターをモチーフにしているのは、TYPE-MOON社員アザナシ氏の「マスターが描かれた礼装をサーヴァントに装備させることで、擬似的にユーザーの好きな主従関係を楽しめるようにしたい」というアイデアから。

;[[海洋油田基地セラフィックス]]
:[[人理継続保障機関フィニス・カルデア|カルデア]]の前所長[[マリスビリー・アニムスフィア]]の虎の子の財産。北海に建設された、[[アニムスフィア家]]所有の海洋油田基地。

;火炎領域ムスペルヘイム
:北欧世界を構成する九つの領域の一つ。炎の国。支配者は炎の巨人王、スルト。
:この領域と「氷凍領域ニヴルヘイム」の衝突で溶けだした霜が毒の川となり、毒がムスペルヘイムの熱に当てられて巨人と化した。ラグナロクではこのムスペルヘイムから炎の巨人種ムスペルが顕れた。
:実際にはムスペルヘイムとはスルトの肉体で、五体そのもの。破壊のための顕れる終末の炎。汎人類史の魔術師はその事を知らない模様。

;カカオ
:チョコレートの原料。学名のTheobroma cacaoは「神の食べ物」を意味する。かつてカカオ豆は貨幣としても使われていたという。

;カカオ農園
:『バレンタイン2018 ~繁栄のチョコレートガーデンズ・オブ・バレンタイン~』で登場した空中庭園の設備。チョコレートの原料であるカカオを植えるための農園。
:カカオの樹を植えるために[[クー・フーリン]]を始めとするサーヴァントが協力している他、[[バゼット・フラガ・マクレミッツ|害獣避けの案山子]]を設置している。
:なお、[[ジャガーマン]]は遠方から農園に嫉妬の視線を向ける、『カカオと言えばジャガーでしょう? そうだニャア?』と書かれた紙が農園に日々届く。前者の対策として電気柵の設置を検討している。
:カカオの実をチョコに加工せずそのまま食べるのは空中庭園法により禁じられている。

;架空の存在
:[[ヘラクレス]]や魔女[[メディア]]をはじめとするギリシャ神話の英雄、インド神話の[[カルナ]]や[[アルジュナ]]、ケルトの勇士にアーサー王伝説の騎士、シャルルマーニュ伝説のパラディン、巨人殺しの[[ベオウルフ]]、土蜘蛛退治の頼光四天王、など数多くの伝承や伝説で長らく語られてきた英雄や英傑たちがおり、伝説の英雄の殆どは歴史を遡って形作られたものである。
:例を挙げると邪竜を退治した[[ジークフリート]]は『5世紀頃を舞台とした』古エッダが起源だが、その成立は8世紀以降であるはず。カルナにアルジュナならば紀元前4世紀から紀元4世紀に成立したという『紀元前5000年を舞台とする』伝説。坂田金時も、その勇猛な逸話の多くは江戸時代以降の講談で作られており、彼以外にも日本の平安時代の英雄であれば、江戸時代初期の講談で伝承が付与される例は数多い。
:仮に[[シャーロック・ホームズ]]をサー・アーサー・コナン・ドイルの創作だと規定すれば、彼らもまた創作されたモノと言える。何せ、記録ではない伝説や物語というのは、多くの場合、人が生み出したお話であるのだ。ホームズ実在したという明確な証拠がないのは、他の英霊たちも同じである。世界は平面ではなく球に近く、ギリシャ神話の中で語られるように巨人アトラスが背負っているわけではなく、夜は地球の自転が生み出す現象であり、ニュクス神の館といった天動説ではない。邪竜ファヴニールが五世紀に存在したという記録もなく、アーサー王伝説でさえ後年にサー・マロリーが編み上げている。それが何を意味するのかは、現時点では不明。

;格納庫
:[[人理継続保障機関フィニス・カルデア]]の区画の一つ。『禁忌降臨庭園 セイレム』で[[シャーロック・ホームズ]]がこもっていることが語られた。

;「 」
:強いて読み方をつけるのであれば、から。受け取り方は人それぞれ。

;かつて在りし運命の街 Mare Melum:災の海
:『[[Fate/EXTELLA]]』に登場する[[冬木市|他の聖杯戦争の可能性]]を再現したエリア。霊地にそびえたつ寺院と[[間桐慎二|肉塊]]、そして新都市を思わせる高層ビルが立ち並ぶ。

;[[カプセルさーばんと]]
:[[聖杯|大聖杯]]が生み出した、それなりにどこかで見たことのある英霊たち?の事。カプセルサモンと呼ばれる疑似英霊の小規模召喚法の確立により実現した、未来の子供たちのベーゴマバトル的な何か。

;カプセルサモン
:疑似英霊の小規模召喚法。大聖杯が生み出した[[カプセルさーばんと]]を召喚する。

;伽藍の堂
:[[蒼崎橙子]]が営む建築デザイン事務所兼人形工房とは名ばかりの、よろず請け負い会社。一応表の看板通り、「物を作る」ことがメインではあるが、結局、橙子にとって面白ければ何でも安請け合いしている。
:外見はただの廃ビル。実態もただの廃ビル。建築途中で放棄されたビルを買い取って事務所と言い張っている。一階はただの廃墟。二階と三階は橙子の仕事場で、四階が事務所。黒桐幹也と両儀式が出入りしているのは四階だけ。
:地下にはガレージがあり、スピード狂の橙子が集めた四輪が四台、二輪が二台、なんかレシプロ機っぽいのが一機ある。
:結界が張られ、関係のない人間が訪れることは(通常ならば)ないが、掘り出し物のウイジャ盤を取り寄せたりしているなど、郵便物は届くらしい。あと、電気や水道の料金メーターもちゃんと確認できるとか。
:経営状態は「杜撰」の一言につき、収支のことなど考えになく、入金があると「ああ、そんな仕事も請け負ったことがあったっけ」と思い出すような感じ。製作した人形を売ることは基本的にないようだが、無一文になって「あー、ビール飲みてぇー」という気分になったら二束三文で売り払ってしまうとか。社員への給料未払いがあったり、「福利厚生? 何それ?」というレベル。

;カリュドン
:女神アルテミスが地上を罰するべく送り込んだ魔獣。幻獣に匹敵する霊格を持つ。
:一見は猪に見えるが、それは素体となる生物が猪だっただけ。カリュドンの皮を人が被れば、魔人と化す。
:[[アタランテ]]は宝具『神罰の野猪』としてこのカリュドンの皮を所持している。[[アタランテ〔オルタ〕]]は『神罰の野猪』使用して変身した状態で召喚されている。

;カルデア購買部
:[[人理継続保障機関フィニス・カルデア]]の購買部。

;カルデアハワイ支部
:ハワイ諸島にあるカルデアの支部。
:『サーヴァント・サマー・フェスティバル!』では回線が開いているにも関わらず、通信が繋がらなかった。

;ガルフピッゲン山
:北ヨーロッパの最高峰。ヨートゥンハイメン山地に存在している。
:『無間氷焔世紀 ゲッテルデメルング』では山頂に[[ブリュンヒルデ]]が封じられていた。

;カルマファージ
:センチネルに植え付けられたキアラの因子。SE.RA.PHの防衛機構であるセンチネルの証。ファージはウイルスのファージを指している。
:キアラが自らの体をSE.RA.PH化した際、その五感である、性感帯をスキルとして切り分け、他者に分け与えたもの。BBが人間への愛情を余分なものとして切り離し、アルターエゴを作った手法を真似たと思われる。KPと略され、それぞれボディ・サイト・マウス・スパイス・オルガン、と名付けられた。これらを与えられたセンチネルはキアラの権能を使わされているため、たいへん強力なサーヴァントとなる。
:これを全て消去してようやく[[殺生院キアラ (Grand Order)#ビーストⅢ|ビーストⅢ/R]]の全能に翳りができる。1周目のSE.RA.PHでは[[メルトリリス]]と[[パッションリップ]]がまだセンチネルだったため[[BB]]の時間跳躍が防がれてしまった。
:『深海電脳楽土 SE.RA.PH』ではゲーム的にはパッシブスキルとして扱われている。

;[[マジカルルビー|カレイド]][[マジカルサファイア|ステッキ]]
:第二魔法の限定的な運用を可能にする魔術礼装。
:宝石剣を作る片手間で製作された「愉快型自立魔術礼装」。片手間の癖して、自分のメインウェポンである宝石剣よりも高度な魔術理論が使用されている。
:効果は第二魔法の応用で平行世界の自分が習得しているスキルをダウンロードし使用する、というもの。ついでに杖の用途・使い方を伝えるための「人工天然精霊」が宿っている。
:『[[Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ]]』では平行世界からの干渉によってマスターへ無限の魔力供給を行う。使用者に莫大な魔力を「なんとなく」で授ける傍迷惑極まりない代物。[[マジカルルビー]]に加えて[[マジカルサファイア]]という人工天然精霊が登場。
:【関連項目】魔法、魔術礼装

;監獄結界
:『[[Fate/Grand Order]]』のイベント「デスジェイル・サマーエスケイプ」で登場したメイヴ大監獄を球状に包む結界。
:コノートの中枢に作られた、[[女王メイヴ|メイヴ]]の権力のみで形作られた絶対支配領域。そのルールがメイヴ大監獄を包む結界として顕在化したもの。
:監獄結界の内部にいる囚人と見做された者は、その力を削がれて激減してしまう。また結界は純粋な移動阻止の役割も果たしている。更に魔術的干渉を無効化する性質を持っている。コノートそのものに等しい重みをもつ強力な概念であるため、中からも外からも攻撃して結界を破ることは不可能。
:球状に展開されているため、地下にも常時展開しているため、穴を掘って脱出することはできない。
:監獄結界の基点は地面よりはるかに高い位置にある石、巨大なメイヴの石像の中にある。制御装置のようなもので、結界の出力が強固な分、術式も極めてシンプル。他にサブの動力は存在しない。
:展開出力の核は[[女王メイヴ|メイヴ]]だが、監獄として根ざしたものを管理するため、副監獄長の[[ケツァル・コアトル]]に監獄結界を操作する権限を与えている。[[女王メイヴ|メイヴ]]が死ぬと結界も消える。

;[[贋作英霊]]
:[[ジャンヌ・ダルク〔オルタ〕]]に作られた贋作の[[サーヴァント]]。サーヴァントであるが純粋なサーヴァント、純粋な英霊ではない。
:霊基を模した偽物であるシャドウサーヴァントとは違い、純粋に“良く似た何か”。細部に至るまで良く出来た霊基だが、少し雑で一部継ぎ接ぎっぽい。
:【関連項目】サーヴァント

;観測宇宙
:時間の概念の在り方が「認識される時間」である世界、もしくは視点のこと。
:「認識される」とは、過去・現在・未来の三様が同時に知覚されていないことを意味する。
:例えば人間の知覚では、過去は常に現在に更新されその現在からいずれくる未来を観測しているので、三様は同時に知覚されていない。
:観測宇宙の利点は、現在から先は見通せないかわりに当事者は未来を変化させられる揺らぎを持っていること。これにより明日という現在を変革できる。
:【関連項目】記録宇宙

;[[ガンド]]
:[[ルーン魔術]]の1つ。一工程(シングルアクション)に分類される。
:相手を人差し指で指差す事で体調を悪くして病気にするという、一種の呪術。
:西洋における「人を指差す事は失礼である」というマナーの由来になったという説もある。
:あくまでも病気にする呪術であるため普通なら物理的な効果は持たないが、最上級のものは「フィンの一撃」と呼称され、物理的な破壊力を有する。
:また、物理的な効果を持たないとしても「フィンの一撃」と呼称されるレベルであれば心臓麻痺で即死させることもできる。

===き===
;[[起源]]
:あらゆる存在が持つ、原初の始まりの際に与えられた方向付け、または絶対命令。あらかじめ定められた物事の本質。
:無生・有生を問わず全ての物事は、抗えない宿命としてそれぞれ何らかの方向性を与えられて存在している。個々の人間もまた、知ろうが知るまいがこの方向性に従って人格を形成し、存在意義を持つ。
:[[魔術師]]の場合、特に起源が強く表に出ていると、通常の属性ではなく起源が魔術の特性を定める場合がある。起源が強く表に出ている[[魔術師]]は、通常の属性を用いての魔術とは相性が悪く、汎用性がない。その代わり、一芸に特化した専門家にはなりやすい。
:[[衛宮士郎]]の様に、何らかの要因で起源そのものが変わってしまう事もある。

;起源弾
:[[衛宮切嗣]]の第十二肋骨で作られた魔術礼装。被弾した相手に切嗣の起源「切断」と「結合」を発現させる効果を持つ。
:「切って」「嗣ぐ」=切嗣。即ち修復ではなく、紐を切って結び直すようなモノ。そこには結び目が生まれるように、不可逆の破壊をもたらす。
:この弾丸で穿たれた傷は即座に「結合」され、血が出ることもなくまるで古傷のように変化する。ただ、「結合」であって「修復」ではないため、「結合」されたところの内部の毛細血管・神経などは再生せず、元の機能は失われる。
:この銃弾は相手が魔術で干渉したときに真価を発揮する。弾丸の効果は魔術回路にまで及び、魔術回路は「切断」「結合」される。魔術回路をズタズタにした上でメチャクチャに繋ぎ合わせ、魔術回路に走っていた魔力は暴走し、術者自身を傷つける。
:その仕様上相手が強力な魔術を使っていればいるほど殺傷力が上がる(奈須氏の説明によると、RPG的に喩えれば、相手の保有するMP数値がそのまま肉体へのダメージ数値になるようなもの、とのこと)。
:[[衛宮切嗣]]は前もって挑発や陽動を行うことで、相手に最大限の魔力で起源弾を防御させ、その効果を最大に引き出す戦術を用いてきた。
:[[魔術]]的な防御を誘うため、口径には.30-06スプリングフィールド(大口径のライフル弾。個人装備で防ぐには、グレードIVクラスの防弾装備が必須)を用いて物理手段による防御を封じている。
:逃げ道を一本残しておきながら、そこに予測不能かつ致命的な罠をおくこのやり口は作中でも「悪辣」と評され、対魔術師兵装としては最高の性能を誇る。
:材料が材料なだけに、弾数は66発しか作られていない。この内、切嗣は第四次聖杯戦争までに37発を消費。1発の浪費もなく、起源弾によって37人の魔術師を完全破壊してきた。

;技術凍結
:『[[Fate/EXTRA]]』の世界で起こっている事柄。1970年から技術進歩が滞っており、原因は[[西欧財閥]]による規制行為だとされている。
:航空技術、宇宙開発はその最たるもの。積み重ねられた技術の進歩は少しづつあるものの、ブレイクスルーを促す天才は現れない。
:また、兵器の進歩も資源が激減したため、2000年から頭打ちとなっている。戦争のメインが電脳戦になったというのも大きい。
:ネットワーク上から都市の運営機能を破壊し、後は原始的なテロに移行する……というのが『[[Fate/EXTRA]]』世界の時代の戦争。皮肉な話だが、コストもかからず環境も破壊しない電脳戦は地球にやさしい戦争ともいえる。

;[[疑似サーヴァント]]
:何らかの理由でサーヴァントとして召喚できない英霊を人の器に入れることによって無理やり召喚したもの。
:【関連項目】サーヴァント

;[[鬼種]]
:人より遥かに強い力を持ち、人より遥かに強い欲にて動く生物。
:【関連項目】鬼

;疑似地球環境モデル・カルデアス
:1990年に完成した[[人理継続保障機関フィニス・カルデア|カルデア]]の発明の一つ。
:【関連項目】人理継続保障機関カルデア

;疑似霊子
:かつて、地上には魂の物質化をはかる奇跡があったという。しかしそれは1970年代の大崩壊で失われた。以後、自らの終わりを受け入れた[[魔術師]]たちは禁忌としていた近代科学を取り入れ、その終わりに、“魂”を新しく定義した。それが魔術理論・疑似霊子と呼ばれる、“意識の出力先”。
:かつて、意識は肉体を通してしか発露できなかった。しかし[[魔術師]]たちは“魂”の位置を測定し、その出力先を新しい天地───電脳空間の<ruby><rb>分身</rb><rt>アバター</RT></RUBY>として写し出す事に成功した。
:これによって[[魔術師]]は電子世界に己をそのまま移転させ、より高度な情報取得活動を可能とした。
:もともと魂は高次元のエネルギー体であり、情報媒体としてもたいへん優れていたのである。
:この理論の発表に伴い、新世界ではネットワーク技術だけが大きく発展した。軍事産業は現実世界での兵器開発を凍結された代わりに、電脳世界において有効となる兵器開発にいそしむ事になった。
:国連主導の探査機……人類側からの[[ムーンセル・オートマトン|月]]への侵入はこの疑似霊子コンピューターのバックアップがあってはじめて成功した。
:また、[[ムーンセル・オートマトン|ムーンセル]]から直接招かれる場合は別で、当事者が賛同すれば安価なインターフェイスでも月に『落ちる』事が可能。……もっとも。その先にあるものは、勝者以外は生還できないデスゲームであるのだが。
:【関連項目】ウィザード、疑似霊子コンピューター、霊子構造

;疑似霊子演算器
:レイシフトの中枢を担う召喚・喚起システムの理論を実現させるためにアトラス院がカルデアに提供したもの。

;疑似霊子コンピューター
:魔術理論・疑似霊子によって作られた霊子を使い、完成したスーパーコンピューター。機械の魂を定義し、その霊子を用いて高速演算を可能とする装置。
:高次元にある魂を主軸にした、並行世界にある“もの”を動員して並行並列演算装置。初期型の完成は1980年。
:その演算能力は2030年に完成予定とされていた量子コンピューターと同規模が、これを上回るという。(量子コンピューターそのものは[[西欧財閥]]によって1999年に開発を凍結させられている)
:【関連項目】ウィザード、疑似霊子、霊子構造

;偽臣の書
:所有者に令呪以外のマスター権を与える本。魔術契約用の本に[[令呪]]一画を掛けて作られる。
:魔力供給源は元マスター。その魔力を利用することで、魔術回路を持たない者でも疑似的に[[魔術]]を行使可能。
:『[[Fate/Zero]]』で[[衛宮切嗣]]がランサー陣営が使っているのではないかと推測しており、[[間桐家]]独自のものではない。
:【関連項目】令呪

;ギフト
:[[女神ロンゴミニアド|獅子王]]が円卓の騎士に与えた祝福。
:[[トリスタン]]は悲しみから、自らの指がもう十全に動かぬと認めたから『反転』を、[[ガウェイン]]は自らの有用性を最大限に発揮するという表れから『不夜』を、[[モードレッド]]は『暴走』を、[[ガレス]]はもうこれ以上汚れないようにと願ったことから『清浄』を、[[ランスロット]]は大義に殉じる事なく、人として大局を見定めると誓ったことから『凄烈』を授かった。
:唯一、[[アグラヴェイン]]だけ、祝福は不要としてギフトを受け取らなかった。

;逆行運河/創世光年
:[[ゲーティア]]が行おうとした、創世記をやり直し、死の概念のない惑星を作り上げる大偉業。
:人類のあらゆる営みの熱量を未来から過去に遡りながら光帯を3000年分回収し、紀元前1000年から西暦2016年までの人類史を魔力に変換し、その膨大な魔力を使い、46億年の過去に遡り、この領域に天体が生まれる瞬間に立会い、その全てのエネルギーを取り込み、自らが星そのものとなること。
:人類を悪しきように言いつつも愛しており、彼なりに人間のための最適解を考え、人類が持つ「死」という苦しみをなんとか乗り越えようとした。
:その結果が「もう一度、死の概念を持たない知的生命体をゼロから造り出して解決する」という[[魔法]]に近しいものであった。

;[[キャスター]]
:聖杯戦争におけるサーヴァントのクラスの一つ。「魔術師」を意味する。
:真名を隠す必要のあるサーヴァントは、慣例的に生前の名前ではなく聖杯戦争におけるクラス名で互いを呼び合う。
:【関連項目】聖杯戦争、サーヴァント、クラス

;吸血種
:血を糧とするモノ。吸血鬼(特に死徒)と混同されがちだが、必ずしもその限りではない。例えば[[メドゥーサ]]が、死徒ではない吸血種に該当する。
:【関連項目】真祖、死徒

;旧校舎
:『[[Fate/EXTRA CCC]]』における主人公達のホーム。悪性情報の漂う月の裏側における唯一の安全地帯。
:月の裏側における唯一の安全地帯として復旧・利用されている。
:遥か以前の[[聖杯戦争]]で使われていたが、老朽化したために廃棄されていたフリースペース。
:旧校舎は悪性情報の海のただ中に浮かぶ潜水艦のようなもの。廃棄されたとはいえ[[聖杯戦争]]の会場だったので、数十人のサーヴァントを維持するだけの霊子リソースが残されていた。
:[[間桐桜 (EXTRA)|保健室の桜]]はこのパワーソースを校舎を守るバリアとして使用することで校舎内の実数空間のルールを保っている。
:余談だが、[[Fate/EXTRA CCC|CCC]]開発当時、ゲームの舞台は“ノイズに侵されたEXTRA校舎”だったが、それでは新しさがない、という事でノスタルジックな旧校舎に変更された。

;[[強化]]
:魔力を通して対象の存在を高め、文字通りの効果を発揮する魔術。
:ナイフに使えば切れ味が良くなり、ガラスに使えば硬くなる。あまり曖昧なモノを、曖昧に強化させることはできない。
:基礎中の基礎でありながら、極めるのは困難と言われている。全ての魔術の基本なのだが、その自由度の高さからか明確な実行形式が定まっておらず、オールマイティな「強化」使いは少ない。
:なお、生物には自分の魔力を通し難いので、他人を「強化」するのは最高難易度とされる。
:[[衛宮士郎]]は強化使いではあるが未熟。[[遠坂凛]]は自分の身体を強化して体術による戦闘を行う。[[メディア]]は[[葛木宗一郎]]の身体を強化してサーヴァント並の強度と精度を持たせている。
:また、ルセンドラ家は強化魔術の極北と称される。

;虚数空間
:虚数属性のモノ以外、あらゆる物体が存在しない空間。例外としてはペーパームーンを利用した[[虚数潜航艇シャドウ・ボーダー|シャドウ・ボーダー]]とその搭乗員。
:虚数空間では実質的な距離は意味を成さず、それよりは座標と実在証明の計算に有する時間がそのまま距離となる。
:宇宙は『時間』という概念によって成り立っている。本来、『時間』に未来も過去もない。その軸を頼りにしているのは人類であって、『時間』そのものは積み重なってさえいれば、その前後は入り乱れても問題はない。だが、虚数空間にはその『時間』の積み重ねが存在しない。
:虚数空間にいる限り経年劣化をしないが、外の通常空間に出た時にどうなるかは分からない。
:一秒も時間を重ねていないかもしれないし、何百年もの時間を重ねているかもしれない。御伽噺の浦島太郎の玉手箱のような現象が起きても不思議ではない。
:虚数潜航の際は、そうならないように外部空間との誤差を正しながら進んでいる。
:『永久凍土帝国 アナスタシア』では境界壁があり、激突した[[虚数潜航艇シャドウ・ボーダー|シャドウ・ボーダー]]は装甲が損傷。論理術式が一部欠落。左スクリューが停止した。
:【関連項目】犬空間

;虚数潜航艇シャドウ・ボーダー
:ゼロセイルを可能とする船。第2部「Cosmos in the Lostbelt」から登場する特殊車両。
:人理継続保障機関フィニス・カルデアの格納庫に避難用のコンテナとして鎮座されているが、あくまでもガワに過ぎない。
:半年もかけて改造したものだが、レオナルド・ダ・ヴィンチの頭脳をなくして機能は十全に発揮できない。
:[[アトラス院]]が提供したペーパームーンを搭載しており、ゼロセイルを行えるが、成功率は三割以下。おまけに何処に出るか分からない。

;きらきら星
:[[アントニオ・サリエリ]]の時代では恋の歌、未来では星の歌とされる。

;鬼楽百重塔
:きらくひゃくじゅうのとう。[[酒呑童子]]が魔力資源を利用し、宝具『神便鬼毒酒』を材料に作られた百階建ての塔。
:通常の建築技術でどうにかしているわけではなく、普通なら倒壊するような構造と高さになっている。塔の形になっても酒である事は変わらず、そのため一階登るたびに酔ってしまう。『酔う』というのは、魔力の欠乏、或いは滞っている。分かり易く言えばとても疲労している状態。塔の外を飛んだり登ろうとすると、強めに『酔う』ようになっている。
:酒の霧に映像を映し出す通信方法を供えている。
:[[人理継続保障機関フィニス・カルデア|カルデア]]の観測・解析結果をデータベースと照合すると、様々な数値反応の観点から『神便鬼毒酒』が最も共通点が多いという結論が出た。

;ギリシャ神話
:ギリシャに伝わる神話大系。北欧神話、インド神話と並ぶ世界三大神話の一つ。星座の由来となった逸話が多いため、世界で最も有名な神話体系といえる。人々に忘却される結末を辿った。
:[[ヘラクレス]]、[[メディア]]、[[メドゥーサ]]、[[ステンノ]]、[[エウリュアレ]]、[[ケイローン]]、[[アタランテ]]、[[アキレウス]]、[[アルケイデス]]、[[ヒッポリュテ]]、[[ペルセウス]]、[[アステリオス]]、[[オリオン]]、[[ヘクトール]]、[[メディア〔リリィ〕]]、[[メドゥーサ〔ランサー〕]]、[[ゴルゴーン]]、[[イアソン]]ら、様々な英霊が登場する。
:[[ヘラクレス]]はこの神話大系の頂点に立つ英雄である。また、ギリシャ神話の二大英雄と言った場合には[[ヘラクレス]]と[[ペルセウス]]を指す。
:[[イシュタル]]曰く、ギリシャの神格はロボらしい。
:【関連項目】オリュンポス十二神

;ギルドルッシュ
:『サーヴァント・サマー・フェスティバル!』で登場した、[[ギルガメッシュ〔キャスター〕]]が描かれた紙幣。
:ダニエル・K・イノウエ国際空港で日本円を両替したらこれが出て来た。その訳の分からなさにはマシュが珍しく攻撃的な意見を言うほど。

;記録宇宙
:時間の概念の在り方が「記録される時間」である世界、もしくは視点のこと。
:「記録される」とは、過去・現在・未来の三様が同時に知覚されていることを意味する。
:例えば何次元か上の知覚を持つ高次元の存在にとって、三次元世界は巻物に書かれた世界のようなものであるため、巻物の中にいる自分の過去と現在と未来を、いつでも記録として同時に知覚できる。
:ムーンセルの中枢は過去と現在と未来が同時に存在し、あらゆる可能性を演算する並行世界シミュレーターであるため、記録宇宙の存在である。
:【関連項目】観測宇宙

;近未来観測レンズ・シバ
:1999年に完成した[[人理継続保障機関フィニス・カルデア|カルデア]]の発明の一つ。
:【関連項目】人理継続保障機関カルデア

===く===
;クイック(Quick)
:通常攻撃のうち、緑のカードによって出る攻撃。クリティカルスターの発生率が高く、NPゲージも少し溜まるが、威力がアーツの0.8倍と最も低い。
:他のカードに比べて「手順の順番」およびサーヴァントごとに設定されている「攻撃のヒット数」に左右される要素が非常に大きく、基本的に選ぶだけ損と言われるサーヴァントが現状多いが、高レアリティの一部サーヴァントの通常Quickは戦術を大きく左右する程の実性能を持つ。

;クイックチェイン
:3枚のカードをすべて「クイック」でそろえることで、次ターンへのクリティカルスターを10個手に入れることができるチェイン。

; 空想具現化
: マーブル・ファンタズムとも。空想の通りに自然を変貌させる能力で、自然・世界の触覚である精霊が持つ。反面、自然から独立しているモノ(人間など)には直接干渉できず、動物相手には限定的な効果になる。
: 『月姫読本』によれば、異界(「隠れ里」や「常春の国」など)はその異界の主である精霊が描いた空想世界である。故に、人間が迷い込むことが可能になる。[[アルクェイド・ブリュンスタッド]]が住んでいた山間の城は、この能力によるもの。

;量子記録固定帯
:クォンタム・タイムロック。人理定礎のムーンセルの中での呼び名。
:人類史を固定する多くの出来事。余計な可能性を摘み取り、観測によって変動しがちな歴史を不動にする座標。
:その本質は一定の間隔で宇宙の中における事象の平均化のタイミングのことで、つまりは宇宙の中のセーブポイントである。前述の編纂事象と剪定事象のように逸脱しすぎた特例の並行世界を伐採し、量子記録固定帯によって固定された「幹」だけを残す作業が行われることで宇宙は安定している。固定帯となった歴史は過去・未来からの干渉を受けても決して変わることは無い<ref group = "出" name = "『Fate/EXTELLA material』p.105-106">「Fate/EXTELLA用語辞典-量子記録固定帯」『Fate/EXTELLA material』p.105-106</ref>。
:例の一つとしては「ある一国が滅ぶ」という『結果』があるとする。その『結果』に対して過去や未来からの介入によって結末を変えようとしたとしても、「介入によって繁栄はしたが、最終的には滅ぶ」というように過程を僅かにしか変えれず、大筋の『結果』は変わらない。ひと握りの人間の人生を救えることはできるが、人類史という大きなうねりを変えることは決して出来ない。それこそが量子記録固定帯によるものである<ref group = "出" name = "『Fate/EXTELLA material』p.105-106" />。
:逆に言えば[[特異点#人理焼却|大偉業]]によって量子記録固定帯を破壊することができれば人類史を根底から否定することは可能だが、この方法でも破壊した固定帯から先の人類史のみ否定するのが限界である。そして次に訪れる量子記録固定帯の決定ができるのは原則その時代を生きた者のみであり、過去・未来からの介入では基本的に手が出せない<ref group = "出" name = "『Fate/EXTELLA material』p.105-106" />。
:前述の剪定事象と編纂事象のタイミングは100年単位の統計だが、量子記録固定帯がかかるタイミングはもっと短く最短で1ヶ月プラスαであることが確認されている。『EXTELLA』においては主人公が分裂したのが量子記録固定帯Aで、次の量子記録固定帯Bに差し掛かるまでに[[アルキメデス]]が[[アルテラ|セファール]]を利用してムーンセルを破壊することで量子記録固定帯B以降の歴史をムーンセルの破壊という前提の歴史で確定させようとしたが、その前に主人公が「平均的かつ、今後の可能性が最も広がる世界」のルートを証明したことにより『EXTELLA』の量子記録固定帯Bが決定された<ref group = "出" name = "『Fate/EXTELLA material』p.105-106" />。

;GR計画
:グガランナ・リビルド計画。[[イシュタル]]がイシュタルQPSを使って神獣グガランナを造り出すための計画。

;ぐだぐだ粒子
:「ぐだぐだ本能寺」で登場した、汚染された[[サーヴァント]]がことごとく残念になる粒子。ファジーなもの。
:「ぐだぐだ明治維新」で再び反応が検知され、[[レオナルド・ダ・ヴィンチ]]は「前年期カルデアにおいて最も微妙な解析仕事」と思い返していた。

;クトゥルフ神話
:20世紀初頭にハワード・フィリップス・ラヴクラフトを初めとした作家達によって創作された作品群における神話。
:人知がまったく通用しない神々やその眷属によって翻弄される人間達が主題となっており、以降のフィクションに多大な影響を与えた。
:TYPE-MOONではそれらの神々は「この世界(=地球とその円環、太陽系の内的宇宙)」には実在しないとされているが、[[フランソワ・プレラーティ]]が薬でトリップした結果天文学的な確率で異界と繋がってしまったり、ハワード・フィリップス・ラブクラフトが自身の想像力で創作した結果天文学的な確率で偶然完全に一致してしまったりとごく稀に繋がりができることもある。
:なので、TYPE-MOONにおけるクトゥルフの神々は厳密には「ラブクラフトの創作した架空の神々と酷似した性質を持つ名状しがたい何か」といえる。

;霊子筐体
:クラインコフィン。略称はコフィン。レイシフトする際に用いるカプセル状の用具。人間を霊子に変換し過去に転写する量子の箱。個人登録が必要。
:コフィンに入らずにレイシフトを試みた場合、高確率で意味消失に耐え切れず失敗する。シフトの成功率が95%を下回ると電源が落ちるというブレーカーが付いている。
:また、コフィンの内部にいる人間を凍結保存する機能も付いている。

;クラス
:聖杯戦争におけるサーヴァントに割り当てられる「役割」。英霊を完全な形で召喚するのは聖杯の補助があっても容易ではなく、「役割に即した英霊の一面」というものに限定することでその負荷を抑えている。
:基本的に「[[セイバー|セイバー(剣士)]]」「[[アーチャー|アーチャー(弓兵)]]」「[[ランサー|ランサー(槍兵)]]」「[[ライダー|ライダー(騎乗兵)]]」「[[キャスター|キャスター(魔術師)]]」「[[バーサーカー|バーサーカー(狂戦士)]]」「[[アサシン|アサシン(暗殺者)]]」の七つのクラスが存在する。が、[[エクストラクラス|例外]]もある。
:【関連項目】聖杯戦争、サーヴァント

;[[クラスカード]]
:『プリズマ☆イリヤ』に登場する、自身を触媒に英霊のスキル・宝具・能力を行使するカード状の魔術礼装。
:【関連項目】エインズワース家

;クラススキル
:[[サーヴァント]]の生前に関わりなく、各クラスごとに与えられる特定のスキル。
:『Fate/Grand Order』では、ゲームシステム上常時有効なスキルをクラススキル、任意発動するスキルを保有スキルと分類しており、神性がクラススキルになっているなど、度々設定上との齟齬が出ている。
:【関連項目】聖杯戦争、サーヴァント、クラス、スキル

;投影
:グラデーション・エア。オリジナルの鏡像を、魔力で物質化させる[[魔術]]。
:非常に効率の悪い魔術で、投影でレプリカを作るなら、ちゃんとした材料でレプリカを作った方がよほど手軽で実用に耐える。
:本来は失われた道具などを儀式のためなどに一時的に復活させる魔術。数分間だけ自分の時間軸に映し出して代用する魔術。つまり(外見だけの)レンタル。投影した道具はオリジナルの道具と比べると劣化が激しく、さらに時間を経れば投影したものは世界の修正により魔力に戻ってしまう。
:[[衛宮士郎]]の投影は固有結界の派生であり、投影した品がずっと残っているといった点で異なっている。本来の投影は『ロード・エルメロイⅡ世の事件簿』で漸く登場した。

;[[二十八人の怪物]]
:クラン・カラティン。魔術師であり、スノーフィールド市の警察所長であるオーランド・リーヴに率いられた魔術集団。

;冠位
:グランド。定義は複数あるが、「ある集団の中で並外れた能力を持つもの」という点は共通している。
#冠位の死徒。[[死徒|死徒二十七祖]]。
#冠位の器を持つサーヴァント。[[グランドクラス]]。
#冠位の魔術師。千里眼を持つ最高位の魔術師。
#冠位の魔術師。[[魔術協会|時計塔]]における階位の最高位。王冠とも。

;冠位指定
:グランドオーダー。西暦以前から続く古い魔術士の家系が興るときに神から授かった責務。魔術刻印とともに受け継がれ、一族が途絶えるまでその使命に殉じさせる呪いじみた絶対遵守の始まりの命令。魔術世界においてもっとも崇高な血の掟。

;[[グランドクラス]]
:人理を護るその時代最高峰の7騎としてクラスの頂点に立つ「冠位」のサーヴァント。
:【関連項目】聖杯戦争、サーヴァント、クラス

;クリチャーチ
:ロシアの異聞帯に棲息する魔獣。
:臆病だが、仲間を呼んで際限なく押し寄せてくる。
:撃って殴ったら死ぬため、[[ヤガ]]にとっては手軽な魔獣。
:【関連項目】幻想種

;クリティカルスター
:攻撃やスキルによって蓄積された「スター」は、コマンドフェイズ開始ごとにカード5枚へランダムに配分され、その数に応じた確率でクリティカル(威力を含む全ての効果が2倍になるボーナス)が発生する。
:スター1個で+10%、カードごとのクリティカル率が100%を超えることはないため、スターが50になれば全てのカードでクリティカルが確定する。

;クリティカル
:クリティカルスターの数に応じた確率で発生する、威力を含む全ての効果が2倍になるボーナス。

;[[クリプター]]
:7人のクリプター。カルデアを襲った敵。ソラから降り注いだもの。構成されるメンバーとして現時点ではカルデアが準備してきたAチームの1人キリシュタリア・ヴォーダイムが確認されている。
:人類の文明と成長を間違いだと断じ、これまでの人類史、汎人類史に叛逆し、地球を古く新しい世界に生まれ変わらせる。
:彼らの目的は、今一度世界に人ならざる神秘を満たし、神々の時代をこの惑星に取り戻すこと。
:その為に遠いソラから神は降臨し、7つの種子を以て選抜された新たな指導者がこの惑星を作り替える。
:最も優れた『異聞の指導者』が世界を更新するというものだが、その競争に汎人類史の生命は参加も観戦することもない。
:コレを以て、旧人類が行っていた全事業が凍結され、汎人類史は2017年を以て終焉を迎えた。
:[[人理継続保障機関フィニス・カルデア|カルデア]]から選抜されたAチームのマシュ以外の7人のマスター候補の[[マリスビリー・アニムスフィア]]の呼び方でもある。

;グレートスリー
:プロイキッシャーの中でも初代の魔女から伝わる三つの奇跡、特に強い三大プロイ。
:「第一(はじまり)より別たれた、この世で最も大きな虚構」
:千年以上前に詠唱され、今も機能し続ける魔術。世界を探しても他に二つあるかないかという貴重品。グレートスリーの価格は「一つの王国より希少」と値付けられ、「至高の幻想(クラウン・ファンタズム)」と称される、魔術世界においての至宝である。

;[[混血|紅赤朱]]
:くれないせきしゅ。遠野とその分家における「先祖還り」とその能力。または完全に先祖還りを果たした人。[[遠野秋葉]]の檻髪と式神行使、[[軋間紅摩]]の灼熱など、個々で能力の詳細は異なる。
:【関連項目】混血、反転

;玄木坂の赤ずきん
:『[[Fate/hollow ataraxia]]』のオープニングで語られる、実話を元にした怪談。
:[[美綴綾子]]と[[氷室鐘]]が住む蝉菜マンションにおいて、氷室の部屋の真下で夫婦が心中し、3歳になる娘が行方不明になった事件を元に、その部屋の隣に住む「A氏」を語り部にした怪談となっている。
:『hollow』では単なる怪談という扱いであったが、『[[Fate/strange Fake]]』において本筋と密接な関係があると語られ、PVにも「玄木坂の魔術工房の残滓」等という不穏な言葉が現れている。
:【関連項目】[[冬木市]]、[[Fate/strange Fake]]

;クロスビッキの魔法姫と怪物
:『サーヴァント・サマー・フェスティバル!』で登場した同人誌。
:とある王国で戦争の実験体として生まれた怪物と、魔女の呪いを受けて遺失したはずの「魔法」を身に宿したことで、戦争の切り札として監禁されていた魔法姫の交流を描く完全創作ファンタジー。
:よくある王道展開であるが、[[ギルガメッシュ〔キャスター〕|ゴージャスP]]や[[シュヴァリエ・デオン|デオン]]、[[シバの女王|ドルセント]]はこの物語に魅入っただけでなく、葛飾北斎が背景を担当したことで、ジャンヌ・オルタの想像通りの戦場を描写でき、書き込みの凄まじさにゴージャスPも「胸にくる」と言わしめるほど高評価を得た。
:血みどろの戦いの果てに、怪物は心も体も傷つき、死んでいった。それを再び蘇らせるのは姫の「愛」だが、その愛は無償で無性の愛ではなく、「この怪物を独占したい」といった、もっと独善的なものであった<ref group = "注">なお、このシーンはジャンヌから「愛を超越したより幅広い感情」であるべきではとリテイクを要求したが、ジャンヌ・オルタは逆に愛以上に幅広い感情は怪物には持て余すシロモノであり、加えてたった一人で頑張り、姫一人のために命を散らせた怪物が国や共同体みたいな存在から愛をもらって満足するはずがないと反論し、この案が通った。</ref>。
:怪物が人間に戻る、二人は永遠に離別する、など様々なエンディングが構想されていたが、主人公から「怪物が人間に戻る結末」が物足りないと指摘されて変更、最終的に二人は互いの力を失い、怪物が獣性を失ってただの生物に、姫も冠を捨てたことでもはや姫ではなくなった。それでも怪物は異形のままに生きていく結末に至った。
:だが実は、ジャンヌ・オルタが同人誌を越えようとしたキッカケの同人誌との内容がほぼ同じ<ref group = "注">終盤までの展開は同じで、エンディングがやや異なっている。</ref>の……未来の彼女自身が描いた同人誌であった。
:BBは初めからこのつもりでカルデアに置いていったこと、そして自分で自分の書いた本に嫉妬して努力しようとしてたことに気づき、恥ずかしさのあまり発狂した、というのが『サーヴァント・サマー・フェスティバル!』のオチであった。

===け===
;ケイオスタイド
:ティアマトが持つ真なる権能。生命の海。原初の生命。混沌の海。侵食海洋。魔術世界においては[[聖杯の泥]]と呼ばれる。

;ケース・CCC
:かつて[[ムーンセル・オートマトン]]に発生した[[BB]]という暴走AIが起こした特殊事例。

;ゲシュペンスト・ケッツァー
:[[主人公 (Grand Order)]]、[[ジャンヌ・ダルク〔オルタ〕 (バーサーカー)]]、[[牛若丸〔アサシン〕]]、[[マシュ・キリエライト]]、[[ロビンフッド]]<ref group = "注">[[ロビンフッド]]は[[BB (水着)|BB]]のルルハワビームで主人公の新刊が落ちると豚になる魔術の術式を仕込まれ、水着姿へと変えられて強制参加。サークルの新刊が完成さえすれば術式は発動しない。</ref>のサバフェスのサークル。後に[[茨木童子〔ランサー〕]]も参加。場所は『か』の『01』席。
:メインは[[ジャンヌ・ダルク〔オルタ〕 (バーサーカー)]]。[[主人公 (Grand Order)]]はアシスタントリーダー。[[牛若丸〔アサシン〕]]、[[マシュ・キリエライト]]はアシスタント。[[ロビンフッド]]はマネージャー。
:2週目以降のループで『ループした!』と言いふらして1位になった場合、[[ロビンフッド]]がルルハワ王の像になる。
:サークルの名称はドイツ語で意味は『異端の怪物』みたいな。命名の理由は響きが無暗にカッコイイから。

;ケツアルコアトルス
:[[ケツァル・コアトル]]に由来する名を与えられた白亜紀の翼竜。
:宝具『翼ある蛇』で[[ケツァル・コアトル]]が召喚、騎乗する。
:『翼ある蛇』で召喚される個体は、実際に白亜紀に棲息したケツアルコアトルスよりも遙かに強化されており、ランクは幻獣~神獣クラスの[[幻想種]]。

;結界
:魔力を編んだ網を張り、その内部、あるいは境界部に手を加えるという地形[[魔術]]。地形にかけるものであるため、普通は移動できない。
:ここ数百年の結界は術者を守るものと相場は決まっている。人目につかないよう区域を遮断してしまうものや、魔術行使を制限するなど効果は様々。固有結界という大例外も存在する。

;誓約
:ゲッシュ。「禁忌」を表すアイルランド語で、ゲッシュ(geis)の他にギャサ(geasa)とも言う。
:ケルト神話の英雄に課せられる「○○してはならない」という形式の制約であり、義務にして誓いである。生まれつき定められているものもあれば、自ら誓いを立てたり、他人から与えられる場合もあり、一人につき一つから複数まで課される。
:ゲッシュを厳守すれば神の恩寵を受けられるが、ひとたび破れば破滅がその身に降りかかると言われ、実際、ケルトの英雄の死因の大半は「ゲッシュに対する違反(それにより降りかかる事故や不運)」が占めている。
:【関連項目】ケルト神話

;決戦場
:七つの海を模した、対戦相手との決着の場。二つの陣営が向き合って戦闘を行い、勝者は次の戦いに移動し、敗者は攻性防壁(ファイヤーウォール)によって空間ごと消滅させられる。世界を区切る攻性防壁は突破不可能の壁であり、これを無効化できるのは神霊クラスのサーヴァントのみとされる。
:原則として、この決戦場以外でのマスター同士の戦闘は禁止されているが、破ってもペナルティを与えられるだけで聖杯戦争への参加権を失う訳ではない。やろうと思えば校舎内でもアリーナでも相手マスターを攻撃することは出来る。
:しかし、決戦場では以下の絶対的な法則が存在し、
#サーヴァントはサーヴァントにしか攻撃できない。
#マスターは相手マスター・相手サーヴァントの両方に攻撃できる。
:ゲーム本編では主人公の性格や資質の問題から、これらの選択をする権利すら与えられていない。だがマスターは本来、コードキャストなどで相手に直接攻撃を行って決着をつける事も許されている。
:ただし、マスターが死亡して敗北が確定してもそのサーヴァントがすぐに消える訳ではない。月の聖杯戦争の勝敗基準は「どちらのサーヴァントが敵サーヴァントを倒したか」で決定するため、サーヴァントはマスターを失っても戦闘は可能であり、この状態で相手サーヴァントを倒すと勝者無しの“共倒れ”となる。
:……尚、なんか[[アルクェイド・ブリュンスタッド|地球からやってきた金髪の美女]]があっさり<ruby>攻性防壁</rb><rt>ファイヤーウォール</RT></RUBY>を無効化していたが、アレはもともとムーンセルとはまったく関係のない生命体なのでノーカン。

;月面空戦起動/エクステラマニューバ
:今回の戦いで召喚された全てのサーヴァントへ、ムーンセルが付与した対軍スキル。

;ケルト神話
:古代ヨーロッパの神話体系。
:[[クー・フーリン]]は西洋圏では高い知名度を誇るが、この神話の日本での知名度が低かったため冬木の聖杯戦争では力を存分には発揮できなかった。
:[[クー・フーリン]]、[[ディルムッド・オディナ]]、[[クー・フーリン (Prototype)]]、[[スカサハ]]、[[フェルグス・マック・ロイ]]、[[フィン・マックール]]、[[女王メイヴ]]らが登場する。
:【関連項目】サーヴァント、聖杯戦争、赤枝騎士団、フィオナ騎士団

;ケルピー
:イギリス・スコットランド地方の伝説で登場する、水面を闊歩する蹄と魚の鱗に似た尾を持つ青ざめた馬。
:別名アハ・イシュケ。人肉、特に少女の肉を好んで喰らう危険な魔獣。
:[[サーヴァント]]と戦える程の攻撃性と、ダイラタンシー流体を魔術的に成立させた防壁である魔の水膜を有する。また有翼の飛翔形態である「水の鳥(ブーブリー)」へと変身する事ができる。

;ケルベロス
:三つの首を持ち、象ほどの巨体を誇る魔犬。
:ハデスの加護を受けられる状態では神獣ランクを誇るが、加護を受けられない状態では弱体化し、サーヴァントと同程度の実力になる。
:[[アルケイデス]]の「十二の栄光」で召喚される。

;幻影魔人同盟
:新宿の特異点を支配する四人の[[サーヴァント]]の同盟。
:実際は、[[バアル|魔神バアル]]は[[主人公 (Grand Order)|主人公]]を殺すために[[ジェームズ・モリアーティ]]は[[シャーロック・ホームズ]]を超えるために、共に不可能に等しい難行を成し遂げるために人と魔神でありながら盟を結んだ、魔神と人間の同盟。

;幻想空中都市 ラピュタ
:天に昇り、地を睥睨した亜種特異点「アガルタ」の一部。
:内包した他の物語、さらには召喚したサーヴァントという物語が絡み合い・闘争した末に消滅したことにより、「アガルタ」という物語は徐々に結実し、[[フェニクス|魔神フェニクス]]の力も加わることで、最後にふさわしいカタチとなって真に具象化した。
:ラピュタ(la puta)はスペイン語で「娼婦」を意味する。[[シェヘラザード]]は生前では凶王に物語や自分の身体を捧げた事から、自らの物語を締めくくるに相応しい名前であると語っている。
:[[シェヘラザード]]はこれを大都市に墜落させようとしていた。そうなれば何百人から何千人、あるいはそれ以上の桁での死亡者が出るだけでなく、『[[Fate/Grand Order]]』の世界は人理修復後の大混乱の真っ只中であるうえこれ自体が現実に出現した「空想の都市」であるため、神秘の秘匿が不可能となり世界は作り替えられてしまう。
:ただ、仮にこれが成就したとしても、神秘の秘匿が破壊されるのはFGO世界のみに止まる。すなわち、他のFate系列世界にも波及している召喚システムの破壊、ひいては彼女の望みである座の消滅が叶うかどうかは些か疑問だと言わざるを得ない。

;[[幻想種]]
:通常知られている生命の系統樹からは外れている、いわゆる「伝説上の獣」のこと。「魔獣」「幻獣」「神獣」のランクがある。また、「[[竜種]]」は分類に関係なく最優良とされている。
:【関連項目】竜種

;限定礼装
:それ自体が高度な魔術理論を帯び、魔術師の魔力を動力源として起動して定められた神秘を実行する「限定機能」を持つ[[魔術礼装]]。

;[[権能]]
:魔術(コードキャスト)やスキル、宝具とは異なる、事象の変動や時空流操作、国造りといった、世界創造を可能とする特殊能力。
:神代と呼ばれた紀元前約6000年以上前には在り、文明レベルが向上した西暦以降にはその任を解かれて消え去った。
:スキルが「ある現象を可能とする原理」ならば、権能は「ある現象をただ起こせる権利」に相当する。
:神霊クラスなら保有して然るべき能力だが、物理法則で安定した今の時代では、この権威を振るえば自身の崩壊という代償を支払う必要がある。
:【関連項目】神代、魔術、スキル、宝具

;[[幻霊]]
:英霊に至れなかった存在。虚構の存在であったり、成立するためのそれ相応の理由もなかったもの。
:【関連項目】サーヴァント

===こ===
;降下エレベーター
:[[聖杯戦争]]において、六日間の猶予期間を終え、七日目を迎えたマスターたちを決戦場に送る装置。その在り方は教会のの懺悔室に似る。
:ファイヤーウォールで区切られた密室の中、マスターたちは最後の会話を交わす。
:お互いの過去、未来、思想、因縁、それらを再確認する最後の時間。
:手を取り合う事のできない敵と味方。けれど、わかり合えたかもしれない関係。
:数分後に戦いを開始する両者の心の揺らぎを、ムーンセルは観測する。

;甲型英霊拘束具
:[[森長可|バーサーカー]]が纏っている陸軍第四魔導機関謹製の拘束具。[[ドイツ第三帝国]]の技術提供により完成することに成功。
:【関連項目】サーヴァント、聖杯戦争、ドイツ第三帝国

;攻性プログラム
:アリーナやサクラ迷宮に存在した敵性プログラム。レガリアの力で軍勢として使役され、各勢力の主戦力として機能する。サーヴァント相手には通常の攻撃でもまとめて蹴散らされてしまうなど戦闘力は低いが、一部の上位種には有効打を与え得るだけの力を持ったものも居る。
: 自我や知能を持たないがためにどこまでも従順にして冷徹で尚且つ死を全く恐れず、兵士としては完璧な存在だと言える。

;拷問弾
:[[カーミラ]]のモーション変更前の通常攻撃。本人曰く「拷問したいなーという想いを込めたエネルギーの塊」。
:尚、拷問弾は上に乗ることが出来、移動手段として使用することが可能。

;コーバック・アルカトラスの第七迷宮
:聖典トライテンを守るために[[コーバック・アルカトラス]]によって作られた迷宮。作ったものの、自分もその中から出られなくなった。
:大魔術師が作った迷宮だけあって、[[ケイネス・エルメロイ・アーチボルト|テロでフィナーレされたどこぞの工房]]よりも、極めて悪辣な迷宮となっている。幻想種が徘徊し、即死トラップが多数仕掛けられている。
:誰にも侵入できないとされるが、後に侵入された。

;[[コードキャスト]]
:電脳空間で使用される<ruby><rb>簡易術式</rb><rt>プログラム</RT></RUBY>。ウィザードはコードを予め設計・製造しておき、これに魔力を通すことで起動させる。

;刻印虫
:間桐家の[[使い魔]]。宿主の魔力を食らい、その生死を発信する。また肉を食らって魔力を作り出せる。

;五停心観
:[[殺生院キアラ]]が開発した医療ソフト。メンタルケアを目的として作られた[[コードキャスト]]。

;古代メソポタミア神話
:古代メソポタミアから伝わる神話大系。
:[[ギルガメッシュ]]、[[子ギル]]、[[エルキドゥ]]、[[ギルガメッシュ (Prototype)]]、[[イシュタル]]、[[ティアマト]]、[[キングゥ]]、エレシュキガルらが登場する他、『Fate/Grand Order』第七章ではこの神話時代のメソポタミアが物語の舞台となる。
:この神話の神々は紀元前1万2000年に[[アルテラ|セファール]]が襲来した際、彼女に見逃されたことがあり、その代償を何らかの形で返却することを誓っていた。
:【関連項目】サーヴァント、聖杯戦争

;黒鍵
:「浄化」に用いる「節理の鍵」たる[[概念武装]]。[[代行者]]たちの正式武装とされる。
:刃渡り80〜90cmの投擲剣。刀身は聖書のページを精製したもので作られている。その気になれば、柄だけを大量に持ち歩き、刃はその場で作ってしまうことも可能。
:[[シエル]]は刻印を刻むことで「火葬式典」や「土葬式典」などといった[[魔術]]的効果を付与して、より強力にしたものを扱うことも多い。
:しかし、投擲に特化した形状ゆえに剣戟には向かず、扱いには熟練を要することから現在では敬遠される傾向にあるという。
:言峰綺礼は[[令呪]]を使って強化し、巨大化した刀身で[[衛宮切嗣]]の起源弾を防いだ。
:[[天草四郎時貞]]は一度標的に弾かれても、再度標的に襲い掛かるよう術式が組み込まれており、刀身を伸ばして即席の壁を作り出すことも出来る。

;飛蹄雷牛(ゴッド・ブル)
:[[イスカンダル]]の『神威の車輪』を牽引する二頭の牛。ランクは神獣。
:地面だけでなく、空までも自らの領域として駆け抜けることが可能で、踏みしめた跡にはどこであれ雷が迸る。
:『[[Fate/Grand Order]]』の[[概念礼装]]『幻想種』のイラストにも描かれている。

;コマンドオーダーバトル
:『Fate/Grand Order』で、サーヴァントに命ずるコマンドをカードで表現した、ターン制コマンドバトルの名称。
:バトルは、タクティカルフェイズとコマンドフェイズから成り、マスターが選択した結果に応じて、サーヴァントが攻撃を行い、その後、敵側のリアクションがあり、1ターンが終了となる。

;コマンドフェイズ
:サーヴァントたちにどんな攻撃をさせるのかを、5枚の手札の中から3枚の「コマンドカード」を選択することで攻撃を指示するフェイズ。
:コマンドフェイズに移行した時点でクリティカルスターの配分が行われるため、タクティカルフェイズに戻ることはできない。
:サーヴァント3体の合計15枚のコマンドカードで構成されるデッキから5枚をドローし、その5枚の中からそのターンで使用する3枚を選ぶ。選ばれたコマンドカードに応じて、対応するサーヴァントが対応する「クイック」「アーツ」「バスター」の攻撃を行う。
:カードの選び方によって、様々な効果が発動することがあるが、ドローされる5枚はランダムなので、毎回狙って発生させられるとは限らない。ただし、デッキと比喩するように完全なランダムではなく「3ターンで15枚全てを引き切る」という形なので、3ターンに1回は「次のターンでどのカードを引くか逆算できる」状況が発生する。
:1枚目に選んだカードによって全てのカードに特定の効果が強まるボーナスがかかるが、一方で後に置かれたカードほど全体的なカード性能が高くなる。

;[[固有結界]]
:リアリティ・マーブル。個と世界、空想と現実、内と外を入れ替え、現実世界を心の在り方で塗りつぶす[[魔術]]の最奥。
:空想具現化の亜種にあたり、似て非なるもの。空想具現化が自然物に限って自在に作り変えられるのに対して、固有結界は例外なく術者の心象風景ただ一つに書き換えられる。
:『月姫読本』によると本来は悪魔が持つ異界常識であるが、長い時間を経て心象風景を形にする魔術が確立され、上級術者の一部が固有結界に辿り着いた。
:魔法に最も近い魔術とされ、魔術協会では禁呪のカテゴリーに入り、魔術師たちにとっては最大級の奥義であり、魔術の到達点のひとつとも言われる。
:魔術理論「世界卵」を使い、殻の部分はそのままに内外、つまり現実と心象風景を入れ替える。『Fate/complete material Ⅲ』曰く卵の中に閉じ込められた世界ということでこの理論の名が付いた。
:だが固有結界は現実に出来た「染み」であり、世界に対する「異物」ないし「矛盾」。精霊種が作ったものでもない限り、顕現した心象風景という「異世界」には世界からの修正が働く。現在の世界を(一部だが)壊しているため、[[抑止力]]による排斥対象となるわけである。
:このため、維持には莫大な魔力を要し、[[魔術師|大魔術師]]でも数分、[[死徒二十七祖]]クラスの[[死徒]]でも数時間しか維持することはできない。
:一方で、「持って生まれた肉体と外界との遮断」は概念的に最も無理がないことを利用し、結界の範囲を自らの体内に限定するという手法をとることで、長時間の展開も可能である。
:【関連項目】空想具現化、魔術

;固有時制御
:衛宮の家伝である「時間操作」の魔術を戦闘用に応用したもの。
:本来儀式が煩雑で大掛かりである魔術であるのだが、「固有結界の体内展開を時間操作に応用し、自分の体内の時間経過速度のみを操作する」ことで、たった二小節の詠唱で発動を可能とし、戦闘時に用いている。
:文言は「time alter 〇〇 accel(加速)またはstagnate(停滞)」。〇〇には倍率を示す単語が入る。
:なお、固有時制御を解除した後に世界からの「修正力」が働くため、反動によって身体に相当の負担がかかる。この弱点のせいで、通常は2倍速(ダブルアクセル)か3倍速(トリプルアクセル)程度の使用にとどめている。「全て遠き理想郷」を体に埋め込んだ時には4倍速(スクエアアクセル)まで使用したが、それ以上の加速が可能かどうかは不明。
:『Fate/stay night』にアーチャーがキャスターが固有時制御を使っているのではないかと疑う場面が存在する。
:『[[Fate/Zero]]』で時間操作は固有結界の一種であり、これを体内に限定することで発動を簡単にしたものが固有時制御とされた。アニメ版及び漫画版ではより単純に固有時制御は固有結界の体内展開であると述べられている。

;娯楽に耽る千年魔京 Mare Luxuria:色欲の海
:『[[Fate/EXTELLA]]』で玉藻の前が治める平安京風エリア。桜並木や神宮など和のテイストが中心だがディスコのような場所も存在するカオスな領域。

;コルドゥーン
:[[魔術師]]を意味する言葉。
:[[ヤガ]]達の間では、名前を教えると呪われると噂されている。

;[[混血]]
:かつて、ヒトならざるものと交わって力を得た人間たちの末裔。
:【関連項目】紅赤朱、反転

;昏月
:『[[魔法使いの夜]]』で三咲町に存在する飲食店。『[[空の境界]]』にも関連性は不明ながら存在し、両作中でメニューである「月見うどん」について言及する。
:【関連項目】三咲町

;根源
:「根源の渦」とも呼ばれる。ゼロ。全ての原因。あらゆる現象が流れ出したもと。あらゆる出来事の発端とされる座標。
:神秘学において、この世界の外側に存在する、次元論の頂点に在るという“力”。万物の始まりにして終焉、この世の全てを記録し、この世の全てを作れるという神様の座。
:有り体に言うと「真理」「究極の知識」ということになる。全ての原因であるがゆえに、全ての結果を導き出せるもの。この一端の機能を指してアカシックレコードと呼んだりもする。
:魔術師が生涯はおろか子孫にも受け継がせて追い求める究極にして唯一の研究テーマ。魔術師にとってあらゆる魔術は結局のところここへ至るための手段にすぎない。
:辿り着いた前例はあるが、到達した瞬間にその魔術師はあちら側に行って世界から消失し、この世界には帰ってこないため、誰かから学ぶことはできず、自分の力で辿り着かねばならない。根源に直接的に接続している者は現状では3名のみ、[[両儀式]]と[[沙条愛歌]]はそういう生き物として生まれ落ち、[[エレナ・ブラヴァツキー]]は後天的に異星文明によって接続させられた。
:【関連項目】魔術、魔法

;混沌魔術
:世界各地の魔術のいいとこどりをした[[魔術]]。現代魔術では混沌魔術とカテゴライズされるが、[[ロード・エルメロイⅡ世]]はゲテモノ魔術と評した。
:通常はそんな術式は通らず、実際、混沌魔術の魔術基盤は極めて脆弱なものであり、使える魔術のバリエーションはたかが知れており、いいとこどりと言われて考えるような万能性どころか、まともに術式を成立させることすら難しい。それなのに、何故か[[フラット・エスカルドス]]はそれを通し、術式を成立させてしまう。
:対象となる魔術師と全く同じ姿勢を取ることにより相手に似せた人形を使って呪いをかける類感魔術と同じ効用をもたらす、ある種の外法や東南アジア周辺で時々見られるような呪いを使用することで、魔術のベクトルを弄って術者本人に直撃させることが出来る。

== 脚注 ==
===注釈===
<references group = "注"/>

===出典===
<references group = "出"/>

==リンク==
* [[小辞典]]
** [[小辞典 (さ-わ)]]

{{DEFAULTSORT:しようしてん か}}

[[Category:小辞典|*]]
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