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320 バイト追加 、 2014年12月13日 (土) 00:00
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:父の遺骸を前にして、かつて掴んだ答えを思いだしかけた。心の内に居座った紅い双眸に邪笑とともに囁きかけられる。
 
:父の遺骸を前にして、かつて掴んだ答えを思いだしかけた。心の内に居座った紅い双眸に邪笑とともに囁きかけられる。
 
:バラバラになりかけた心を聖職者としての本分に立ち戻ることで緊縛した。
 
:バラバラになりかけた心を聖職者としての本分に立ち戻ることで緊縛した。
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;「異存はない。英雄王、お前もせいぜい愉しむことだ。望む答えを得るその瞬間まで、この身は道化に甘んじるとも」
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:紅い瞳と黒い瞳は互いに了解を交わしあい新たな一組が生まれた。
    
;「闘争は人間の本性だ。それを根絶するというなら、人間を根絶するのも同然だ。
 
;「闘争は人間の本性だ。それを根絶するというなら、人間を根絶するのも同然だ。
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*初期のキャラクターコンセプトは、「会った瞬間黒幕と判るヤツ」。
 
*初期のキャラクターコンセプトは、「会った瞬間黒幕と判るヤツ」。
 
*魔術師としては平凡にもかかわらず、サーヴァント2騎への魔力供給に支障は無かった。これはギルガメッシュは半ば受肉していたために魔力がさほど必要なく、ランサーの方は令呪で能力を制限して魔力の消費量を抑えていたためである。
 
*魔術師としては平凡にもかかわらず、サーヴァント2騎への魔力供給に支障は無かった。これはギルガメッシュは半ば受肉していたために魔力がさほど必要なく、ランサーの方は令呪で能力を制限して魔力の消費量を抑えていたためである。
*『stay night』の時点では、「代行者としての実力は[[シエル|埋葬機関の七位]]に及ばない」と言われたものの、「最盛期(『Zero』で切嗣と対決した瞬間)の綺礼ならばシエルに勝てる」と奈須きのこ氏は言っている。
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*『stay night』の時点では、「代行者としての実力は[[シエル|埋葬機関の七位]]に及ばない」と言われたものの、「最盛期(『Zero』で切嗣と対決した瞬間)の綺礼ならばシエルに勝てる。この時の綺礼は異常な数の令呪を所有していた事と切嗣に対する妄執が要因で人生で一番輝いていた瞬間だった」と奈須きのこ氏は言っている。
 
*第四次で持ち前の八極拳のみならず、璃正から受け継いだ預託[[令呪]]をバンバン使って切嗣を苦しめた綺礼。最終決戦終了際で、預託令呪は残り八画となった。<br>第四次終了後、聖杯が回収した第四次の残りの令呪が再び綺礼に託されたはずだが、第五次の時点での正確な残存数は判らない。
 
*第四次で持ち前の八極拳のみならず、璃正から受け継いだ預託[[令呪]]をバンバン使って切嗣を苦しめた綺礼。最終決戦終了際で、預託令呪は残り八画となった。<br>第四次終了後、聖杯が回収した第四次の残りの令呪が再び綺礼に託されたはずだが、第五次の時点での正確な残存数は判らない。
 
*第五次で綺礼は[[間桐桜]]の治療ために、「父から譲り受けた魔術刻印を使い切った」「もともと魔術師の家系ではないので、刻印は消費型で、格の劣る令呪のようなもの」と述べている。これは預託令呪のこととも思われるのだが、この後にアインツベルンの森でアサシンと戦う際、綺礼は前回の聖杯戦争から使い残した令呪を戦力として数えており、預託令呪を残していることがわかる。
 
*第五次で綺礼は[[間桐桜]]の治療ために、「父から譲り受けた魔術刻印を使い切った」「もともと魔術師の家系ではないので、刻印は消費型で、格の劣る令呪のようなもの」と述べている。これは預託令呪のこととも思われるのだが、この後にアインツベルンの森でアサシンと戦う際、綺礼は前回の聖杯戦争から使い残した令呪を戦力として数えており、預託令呪を残していることがわかる。
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::3. 10年に渡る試みの中で得られたのは自分には生まれつき「人並みの幸福実感」がなく、「他者の苦しみ」に勝る悦びが見いだせないという結論と、それに伴う自分のような人間が存在することへの「なぜ」という疑問だけ。
 
::3. 10年に渡る試みの中で得られたのは自分には生まれつき「人並みの幸福実感」がなく、「他者の苦しみ」に勝る悦びが見いだせないという結論と、それに伴う自分のような人間が存在することへの「なぜ」という疑問だけ。
 
::4. 「生まれながら欠陥している」という事実を受け入れた後、それを克服するためのあらゆる努力の中で最後の試みとして人並みの幸福を得ようと、一人の女を愛そうと考えた。
 
::4. 「生まれながら欠陥している」という事実を受け入れた後、それを克服するためのあらゆる努力の中で最後の試みとして人並みの幸福を得ようと、一人の女を愛そうと考えた。
::5. 妻との生活は二年に渡り、子もできたが言峰にとっての幸福は女の苦しみ、我が子の絶望だった。愛そうとすればするほど愛する者の苦しみだけが救いであり、そんな自分を女が癒そうとすればするほどこの女の嘆きが見たいと思う自分がいるだけ。妻ほど自分を理解し癒そうとする人間はこの先現れないだろう、そんな妻でも癒せないなら、もはや生きて是非を問うまでもないと、自分の誕生は間違いだったとして自害を決める。
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::5. 妻との生活は二年に渡り、子もできたが言峰にとっての幸福は女の苦しみ、我が子の絶望だった。愛そうとすればするほど愛する者の苦しみだけが救いであり、そんな自分を女が癒そうとすればするほどこの女の嘆きが見たいと思う自分がいるだけだった。妻ほど自分を理解し癒そうとする人間はこの先現れないだろう、そんな妻でも癒せないなら、もはや生きて是非を問うまでもないと、自分の誕生は間違いだったとして自害を決める。
 
::6. 自分の試みのために妻とした義務として命を断つ前に別れを告げに行くが、妻は言峰が人を愛せ生きる価値があると証明するために自ら命を断つ。その時言峰が思ったのは女の死を愉しめなかった、という損得の悲しみだけだった。
 
::6. 自分の試みのために妻とした義務として命を断つ前に別れを告げに行くが、妻は言峰が人を愛せ生きる価値があると証明するために自ら命を断つ。その時言峰が思ったのは女の死を愉しめなかった、という損得の悲しみだけだった。
::7. この妻の死とその時に感じた感情から、自分は救われないだけでなく、妻の献身と死も無意味にしたことを悟るが、当時の言峰はそれを受け止められず、妻に関する記憶を「妻も自分の人格の欠落を理解していなかった」ことにする、妻にも感じてしまっていた「他者の苦しみの悦び」とする自身の性質を忘れるなど、自分の本性から意識的・無意識的両面で目を背け遠ざけるようになる。
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::7. この妻の死の際に懐いた感情を当時の言峰は直視できず、受け止められなかった。妻に関する記憶を「妻も自分の人格の欠落を理解していなかった」ことにする、妻にも感じてしまっていた「他者の苦しみの悦び」とする自身の性質を忘れるなど、自分の本性から意識的・無意識的両面で目を背け遠ざけるようになる。
 
::8. その少し後に令呪が現れたことで『Zero』における「人並みの幸福実感」を得られないか試行錯誤しつつも父の要請に従っての第四次聖杯戦争と、その経歴から空虚な徒労を繰り返した果てに答えを得たと予想した衛宮切嗣ならば、自分が抱き続ける「なぜ」という疑問への答えを出せるのではないかと期待する。
 
::8. その少し後に令呪が現れたことで『Zero』における「人並みの幸福実感」を得られないか試行錯誤しつつも父の要請に従っての第四次聖杯戦争と、その経歴から空虚な徒労を繰り返した果てに答えを得たと予想した衛宮切嗣ならば、自分が抱き続ける「なぜ」という疑問への答えを出せるのではないかと期待する。
 
::9. その中で英雄王ギルガメッシュと出会い、彼から自分が他人の不幸を愉悦としていることを指摘され、そしてその悦を自ら進んで行うことを教唆されたことで、目を背け忘れていた己の悪性と、改めようとするだけだったかつてとは違った形で再び対峙することになる。
 
::9. その中で英雄王ギルガメッシュと出会い、彼から自分が他人の不幸を愉悦としていることを指摘され、そしてその悦を自ら進んで行うことを教唆されたことで、目を背け忘れていた己の悪性と、改めようとするだけだったかつてとは違った形で再び対峙することになる。
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