70行目: |
70行目: |
| : 様子のおかしかったアルジュナをただ心配して夢への呼び出しに応じ、結果的に邂逅。己の存在を知られることになる。そのためカルナだけでなく彼/彼女も殺害対象となっていたが、最終的には無事に生還した。 | | : 様子のおかしかったアルジュナをただ心配して夢への呼び出しに応じ、結果的に邂逅。己の存在を知られることになる。そのためカルナだけでなく彼/彼女も殺害対象となっていたが、最終的には無事に生還した。 |
| :“黒”にとっては己の正体を見た者に深淵まで踏み込まれたのは初めてらしく、傍らで様子を見ていた「カルナ」からは「いつになく騒々しい、焦っているのだろう」と指摘されている。 | | :“黒”にとっては己の正体を見た者に深淵まで踏み込まれたのは初めてらしく、傍らで様子を見ていた「カルナ」からは「いつになく騒々しい、焦っているのだろう」と指摘されている。 |
| + | ; [[アルジュナ〔オルタ〕]] |
| + | : 異聞帯の特殊事象の中で神へと成り果てた、もう一人のアルジュナ。彼もまた“黒”を消すことはできず、図らずもその貪欲性を以て孤独なる神の座から失墜させる役割を果たす。 |
| + | : “黒”は彼がサーヴァントとなった後も、彼を人間たらしめる「魂の灯火」としてその内側で輝き続けている。 |
| | | |
| === 生前 === | | === 生前 === |
81行目: |
84行目: |
| == 名台詞 == | | == 名台詞 == |
| === Fate/Grand Order === | | === Fate/Grand Order === |
− | ;「アルジュナのご帰還か。否、あるいは遠征か? 闇を打ち払い、光を求めて此処に来たのか?」<br/>「度し難いな、我が友よ!<br> <ruby><rb>“輝く王冠”</rb><rt>キリーティ</rt></ruby>とすら呼ばれた私が救われるのは、最奥の暗黒だけ。<br>──何て皮肉。何て無様。強くなり、絆を結べば結ぶほどに───。<br/> 私は、どうしようもなく。結んだ相手を殺さねばならなくなる。<br> となればほら、そこに殺すべき相手が二人いるな?」 | + | ;「アルジュナのご帰還か。否、あるいは遠征か? 闇を打ち払い、光を求めて此処に来たのか?」<br/>「度し難いな、我が友よ!<br> <ruby><rb>“輝く王冠”</rb><rt>キリーティ</rt></ruby>とすら呼ばれた私が救われるのは、最奥の暗黒だけ。<br> ──何て皮肉。何て無様。強くなり、絆を結べば結ぶほどに───。<br> 私は、どうしようもなく。結んだ相手を殺さねばならなくなる。<br> となればほら、そこに殺すべき相手が二人いるな?」 |
| : アルジュナの夢、その深淵にてついに邂逅した、アルジュナの抱える「闇そのもの」。 | | : アルジュナの夢、その深淵にてついに邂逅した、アルジュナの抱える「闇そのもの」。 |
| : それこそが「黒」、かつての親友「クリシュナ」の名を与えられた、もう一人のアルジュナ自身である。 | | : それこそが「黒」、かつての親友「クリシュナ」の名を与えられた、もう一人のアルジュナ自身である。 |
| | | |
− | ;「その通り、この男が醜いと恥じることを為す。それが、この私の役割だ。<br/> 故に、私はあなたを殺戮しよう。速やかに、静かに、穏やかに。」 | + | ;「その通り、この男が醜いと恥じることを為す。それが、この私の役割だ。<br> 故に、私はあなたを殺戮しよう。速やかに、静かに、穏やかに。」 |
| : アルジュナが受け入れられなかった「影」の部分である“黒”。 | | : アルジュナが受け入れられなかった「影」の部分である“黒”。 |
| : 自身の心に踏み込む者、即ち「顔」を見た者にもたらすべき死を、“黒”は厭わない。 | | : 自身の心に踏み込む者、即ち「顔」を見た者にもたらすべき死を、“黒”は厭わない。 |
| | | |
− | ;「その通りだ、アルジュナ!<br/> 私の、この顔を見た者に例外はない。誰であれ、何であれ、殺さなくてはならない。<br/> そうでなければ、私は英雄でいられない。私が英雄であるために、必要な殺人だ……!」 | + | ;「その通りだ、アルジュナ!<br/> 私の、この顔を見た者に例外はない。誰であれ、何であれ、殺さなくてはならない。<br/> そうでなければ、私は英雄でいられない。私が英雄であるために、必要な殺人だ……!」 |
| : 「悪心なんて誰にでもある」と言った主人公に対しての返答。 | | : 「悪心なんて誰にでもある」と言った主人公に対しての返答。 |
| : その誰にでもある「悪心」すら己には本来存在してはいけない、それがあるのは英雄に相応しくない……彼が幼い頃より抱え続け、隠し続けていた悲痛な叫び。 | | : その誰にでもある「悪心」すら己には本来存在してはいけない、それがあるのは英雄に相応しくない……彼が幼い頃より抱え続け、隠し続けていた悲痛な叫び。 |
97行目: |
100行目: |
| : カルナに対しては激しい憎悪をぶつける“黒”。同時に、己と同様にカルナを「邪悪」と定めることでアルジュナを守ろうとしているのかもしれない。 | | : カルナに対しては激しい憎悪をぶつける“黒”。同時に、己と同様にカルナを「邪悪」と定めることでアルジュナを守ろうとしているのかもしれない。 |
| | | |
− | ;「言うな、アルジュナ! 言えば、数千年の呪いが掛かる!」<br/>「……おまえは自らの悪性を認めることになる。生前であっても、死後であっても英霊である以上、変わらない。<br/>一生涯、後悔し続けることになるぞ。」<br/>「そうか……ならば、その後悔はこちらで預かろう。」<br/>「もしかすると、もしかすると。俺という存在が、蟻の一穴となるやもしれん。」 | + | ;「言うな、アルジュナ! 言えば、数千年の呪いが掛かる!」<br/>「……おまえは自らの悪性を認めることになる。生前であっても、死後であっても英霊である以上、変わらない。<br/> 一生涯、後悔し続けることになるぞ。」<br/>「そうか……ならば、その後悔はこちらで預かろう。」<br/>「もしかすると、もしかすると。俺という存在が、蟻の一穴となるやもしれん。」 |
| : 自らの悪性を認めようとするアルジュナを止めようとした“黒”だが、「カルナ」の進言もあり、アルジュナはついに闇を受け入れる。“黒”もアルジュナの覚悟を受け止め、最後に意味深長な言葉を残して姿を消すのだった。 | | : 自らの悪性を認めようとするアルジュナを止めようとした“黒”だが、「カルナ」の進言もあり、アルジュナはついに闇を受け入れる。“黒”もアルジュナの覚悟を受け止め、最後に意味深長な言葉を残して姿を消すのだった。 |
| | | |