「アドニス」の版間の差分

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:病弱体質の人間の少年。
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:出逢った当初は杖をつかなければ歩行も困難なほど弱々しく、バーゲストに保護されてからも衰弱は進む一方だったようで、ここ最近では常にベッドに横たわったまま立つことはおろか、咳も止まらず起き上がることもまともに出来なくなっていた。
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==登場作品と役柄==
 
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:第2部6章『妖精円卓領域 アヴァロン・ル・フェ』の登場人物。
 
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===Fate関連作品===
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;[[妖精騎士ガウェイン|バーゲスト]]
 
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:自分を保護してくれた最愛の人。
 
:自分を保護してくれた最愛の人。
:寝たきりになっても一人で寂しくないように自室の窓から見える庭に花を植えてくれて、帰って来る度にたくさんの土産話を聞かせてくれてる彼女を心から大切に思い、抗えない「衝動」から来る悪夢に苦しむ彼女を慰めていた。
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:寝たきりになっても一人で寂しくない様にと、自室の窓から見える庭にたくさんの花を植えてくれた上に、帰って来る度にたくさんの土産話を聞かせてくれる彼女を心から大切に思い、抗えない「衝動」から来る悪夢に苦しみ泣きながらやってくる度優しく慰めていた。
:彼女も弱々しい彼なら捕食対象にはならないと高を括っていたのだが、結局「衝動」に負けてしまっていた。
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:彼女も弱々しいアドニスなら捕食対象にはならないと高を括っていたのだが、結局「衝動」に負け、''(恐らくだがカルデア一行が妖精國ブリテンにやって来るよりも前に) ''彼を『捕食』してしまっていた。
 
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;[[主人公 (Grand Order)|異邦の魔術師]]
:バーゲストが目を輝かせて会いたがっていたと語っており、もしも本当に出逢っていたらきっといい友人になれていただろう。
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:バーゲスト曰く、彼/彼女の話をすると「外の世界のお話」を直接聞ける事から、目を輝かせて会いたがっていたと語っており、もしも本当に出逢っていたらきっといい友人になれていただろう…とも語っている。
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:しかし、その後『厄災』化したバーゲストによってマンチェスターは壊滅した事もあり、カルデア一行はアドニスの死を明確に知らないまま終わりを迎え、残念ながらその願いは永遠に叶わないものとなってしまう。
  
 
==名台詞==
 
==名台詞==
;「また泣いているんだね。バーゲスト。ほら、こっちにきて。<br>泣きながらでいいから、今日はどんなことがあったのか聞かせて。<br>つらいことがあった?かなしいこと?<br>それが自分のことなら、わらいながら。他のひとのことなら、おこりながら。どんなことでもいいから、気持ちを聞かせて。<br>だいじょうぶ。どんなに情けないことでも、ぼくはきらいにならないよ。」
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;「ありがとう、優しいきみ。どうか、その心の痛みが和らぐ日が来ますように───」
;「ほら、つらいときはたのしい話がいい。大好きな円卓の騎士の話をしよう。“<ruby><rb>取り替え</rb><rt>チェンジリング</rt></ruby>” で流れてきた漂流物。はなやかで、ほこりたかくて、ちょっとさみしい。<br>きみがあこがれ続けた、いさましい騎士たちの物語を。」
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:Lostbelt No.6『[[妖精円卓領域 アヴァロン・ル・フェ]]』崩壊編にて。在りし日のアドニスの最期のモノローグ。
;「ほら、庭をみて。きみが植えた花はとてもきれいだ。<br>歩けないぼくのために、きょうも一輪、新しい花を添えてくれたんだね。<br>ありがとう、優しいきみ。どうかその心の痛みが、和らぐ日が来ますようにーーー」
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:身体の弱い自分を保護してくれたバーゲストの事を、アドニスは本当に大事に思っていた。
:在りし日のバーゲストとアドニスの記憶。
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:だが、一方でどれほど穏やかな日々を過ごしていても、彼女が夜毎『衝動』と『罪悪感』のトラウマからくる悪夢に悩まされ、もがき苦しんで飛び起きては自分の元へやって来て咽び泣く様を見ており、その度にアドニスは情けないと笑うことも嫌いになることもなく、「大丈夫だよ」と穏やかな声で慰めていた。
:穏やかな日々を過ごしていても、夜毎トラウマに悩まされ悪夢に飛び起きては泣く彼女を大丈夫だと優しくなだめていた。
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:バーゲストに本当の意味で幸せが訪れますように……妖精騎士の心優しくて泣き虫で、寂しがり屋な『本質』をただ一人知っている少年の、美しくも悲しい「小さな願いごと」。
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;「いいよ、バーゲスト。君なら怖くない」
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:『フロムロストベルト』にて描かれた、バーゲストに捕食される直前の最期の言葉。
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:これまでの「恋人たち」は最期にはバーゲストに怯えていたのに対し、彼女が苦しんでいるのを知っていたからこそこれ以上苦しんでほしくなかったのであろう。
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:だが、ゲーム本編ではこの後バーゲストは自分の在り方を受け入れられず、彼の言葉も記憶に残らずに最期の日の夢を繰り返し続けることになってしまった。
  
 
==メモ==
 
==メモ==
 
*「アドニス」とは、ギリシャ神話に登場する[[アフロディーテ]]とペルセポネに愛される美少年の名前。最終的に彼はアフロディーテを選び、嫉妬したペルセポネがアドニスの存在を彼女の恋人・軍神[[アレス]]に告げ口した事で殺害されてしまった。
 
*「アドニス」とは、ギリシャ神話に登場する[[アフロディーテ]]とペルセポネに愛される美少年の名前。最終的に彼はアフロディーテを選び、嫉妬したペルセポネがアドニスの存在を彼女の恋人・軍神[[アレス]]に告げ口した事で殺害されてしまった。
 
**植物とも関係があり、神話では彼の流した血からアネモネの花が咲いたと言われている。また、フクジュソウ(福寿草)の学名も『アドニス』<ref group = "注">より正確には「Adonis ramosa」</ref>である。
 
**植物とも関係があり、神話では彼の流した血からアネモネの花が咲いたと言われている。また、フクジュソウ(福寿草)の学名も『アドニス』<ref group = "注">より正確には「Adonis ramosa」</ref>である。
*病弱のアドニスが捕食された理由について、「彼は身体が弱くても、大好きなバーゲストのために生きたいと願う『誰よりも強い心』を持っていたから」説と「実はもう既に長くなく、このまま死ぬくらいなら最期は大好きなバーゲストの手で『命を終えたい』と願ったから捕食を受け入れた」説が流れている。
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*病弱のアドニスが捕食された理由について、「身体が弱くても、大好きなバーゲストのために生きたいと願う『誰よりも強い心』を持っていたから」説と、「実はもう既に長くなく、このまま死ぬくらいなら、最期は大好きなバーゲストの糧となる事で『命を終えたい』と願った<ref group = "注">他にもバーゲストが今際に間に合わず、悲しませたまま一人置いて逝ってしまう可能性を懸念し、彼女に捕食されれば'''「文字通りひとつになれるからずっと一緒にいられる」'''と考えていた説もある。</ref>から捕食を受け入れた」説が流れている。
  
 
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2024年7月9日 (火) 22:02時点における最新版

アドニス
性別 男性
初登場作品 Fate/Grand Order
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概要編集

Fate/Grand Order』第2部6章『妖精円卓領域 アヴァロン・ル・フェ』の登場人物。

略歴
マンチェスターに住む妖精騎士ガウェインことバーゲストの恋人[注 1]
彼女の屋敷の奥の一室で寝たきりの生活を送っており、主人公達がマンチェスターにやって来た時も病気を理由に顔を見せていない。
実は本編よりも前に彼女によって『捕食』されてしまっており、バーゲストが一行に話していた時の彼の様子は「記憶補填による妄言」である。
人物
病弱体質の人間の少年。『フロムロストベルト』では優し気な印象を与える線の細い姿であった。
出逢った当初は杖をつかなければ歩行も困難なほど弱々しく、バーゲストに保護されてからも衰弱は進む一方だったようで、ここ最近では常にベッドに横たわったまま立つことはおろか、咳も止まらず起き上がることもまともに出来なくなっていた。
だが、そんな体質とは裏腹に明るく好奇心旺盛な性格らしく、特に「円卓の騎士の物語」を筆頭に楽しい話を聞くのが大好きだった模様。

登場作品と役柄編集

Fateシリーズ編集

Fate/Grand Order
第2部6章『妖精円卓領域 アヴァロン・ル・フェ』の登場人物。

Fate関連作品編集

Fate/Grand Order フロム ロストベルト
19話のサブキャラとして登場。
『Fate/Grand Order』本編に立ち絵がなかったため、これが初めて姿が描写された作品になる。

人間関係編集

バーゲスト
自分を保護してくれた最愛の人。
寝たきりになっても一人で寂しくない様にと、自室の窓から見える庭にたくさんの花を植えてくれた上に、帰って来る度にたくさんの土産話を聞かせてくれる彼女を心から大切に思い、抗えない「衝動」から来る悪夢に苦しみ泣きながらやってくる度優しく慰めていた。
彼女も弱々しいアドニスなら捕食対象にはならないと高を括っていたのだが、結局「衝動」に負け、(恐らくだがカルデア一行が妖精國ブリテンにやって来るよりも前に) 彼を『捕食』してしまっていた。
異邦の魔術師
バーゲスト曰く、彼/彼女の話をすると「外の世界のお話」を直接聞ける事から、目を輝かせて会いたがっていたと語っており、もしも本当に出逢っていたらきっといい友人になれていただろう…とも語っている。
しかし、その後『厄災』化したバーゲストによってマンチェスターは壊滅した事もあり、カルデア一行はアドニスの死を明確に知らないまま終わりを迎え、残念ながらその願いは永遠に叶わないものとなってしまう。

名台詞編集

「ありがとう、優しいきみ。どうか、その心の痛みが和らぐ日が来ますように───」
Lostbelt No.6『妖精円卓領域 アヴァロン・ル・フェ』崩壊編にて。在りし日のアドニスの最期のモノローグ。
身体の弱い自分を保護してくれたバーゲストの事を、アドニスは本当に大事に思っていた。
だが、一方でどれほど穏やかな日々を過ごしていても、彼女が夜毎『衝動』と『罪悪感』のトラウマからくる悪夢に悩まされ、もがき苦しんで飛び起きては自分の元へやって来て咽び泣く様を見ており、その度にアドニスは情けないと笑うことも嫌いになることもなく、「大丈夫だよ」と穏やかな声で慰めていた。
バーゲストに本当の意味で幸せが訪れますように……妖精騎士の心優しくて泣き虫で、寂しがり屋な『本質』をただ一人知っている少年の、美しくも悲しい「小さな願いごと」。
「いいよ、バーゲスト。君なら怖くない」
『フロムロストベルト』にて描かれた、バーゲストに捕食される直前の最期の言葉。
これまでの「恋人たち」は最期にはバーゲストに怯えていたのに対し、彼女が苦しんでいるのを知っていたからこそこれ以上苦しんでほしくなかったのであろう。
だが、ゲーム本編ではこの後バーゲストは自分の在り方を受け入れられず、彼の言葉も記憶に残らずに最期の日の夢を繰り返し続けることになってしまった。

メモ編集

  • 「アドニス」とは、ギリシャ神話に登場するアフロディーテとペルセポネに愛される美少年の名前。最終的に彼はアフロディーテを選び、嫉妬したペルセポネがアドニスの存在を彼女の恋人・軍神アレスに告げ口した事で殺害されてしまった。
    • 植物とも関係があり、神話では彼の流した血からアネモネの花が咲いたと言われている。また、フクジュソウ(福寿草)の学名も『アドニス』[注 2]である。
  • 病弱のアドニスが捕食された理由について、「身体が弱くても、大好きなバーゲストのために生きたいと願う『誰よりも強い心』を持っていたから」説と、「実はもう既に長くなく、このまま死ぬくらいなら、最期は大好きなバーゲストの糧となる事で『命を終えたい』と願った[注 3]から捕食を受け入れた」説が流れている。

脚注編集

注釈編集

  1. 当人は「保護しているだけ」と言い張っている。
  2. より正確には「Adonis ramosa」
  3. 他にもバーゲストが今際に間に合わず、悲しませたまま一人置いて逝ってしまう可能性を懸念し、彼女に捕食されれば「文字通りひとつになれるからずっと一緒にいられる」と考えていた説もある。

出典編集


リンク編集