「アリエノール」の版間の差分
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:「荘厳」という言葉を形にしたような、立派な城や家臣を全て添え物にしてしまうような女王然とした佇まいの烈女。 | :「荘厳」という言葉を形にしたような、立派な城や家臣を全て添え物にしてしまうような女王然とした佇まいの烈女。 | ||
:息子の事は深く愛しており、彼の悩みには真摯に応えようとする一方で、勝手に城を出て盗賊討伐に向かった件については笑顔のまま雷を落とす等厳しい時は厳しい性格。 | :息子の事は深く愛しており、彼の悩みには真摯に応えようとする一方で、勝手に城を出て盗賊討伐に向かった件については笑顔のまま雷を落とす等厳しい時は厳しい性格。 | ||
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== 登場作品と役柄 == | == 登場作品と役柄 == | ||
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== 名台詞 == | == 名台詞 == | ||
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== メモ == | == メモ == | ||
− | *彼女がリチャードに聞かせた寝物語であるが、子供に聞かせる為に誇張し続けた結果''' | + | *彼女がリチャードに聞かせた寝物語であるが、子供に聞かせる為に誇張し続けた結果'''「アーサー王のエクスカリバーが天と地を分断したのが世界の始まりであり、[[ヴォーティガーン|ヴォーディガーン]]が月をロンドンに落とそうとした所をアーサー王が[[マーリン]]を月に投げつけて阻止し、[[ランスロット〔セイバー〕|ランスロット]]は湖を守る為に藁一本で五十億人のピクト人と戦って打ち倒した」'''などという突っ込みどころ満載のストーリーに仕上がっている。 |
− | ** | + | **なお、これらの話は「見て来たように」語られており、「月落とし云々は作り話」と述べて他の点には触れなかったりと、彼女の出自についてはかなり怪しいところがある。実際、リチャードについて[[アルケイデス]]は「ヒュラスを攫った水妖と同じ匂いに護られている」と述べており、読者からは湖の精霊の眷属である疑惑がかけられている。 |
− | *** | + | ***余談だが、アリエノールの出身であるアキテーヌ家と嫁ぎ先プランタジネット朝(親族同士の結婚を繰り返しており血縁が非常に近い)には「祖先に水の魔物である[[妖精騎士ランスロット|メリュジーヌ]]を持つ」という伝承があるので、そちらの由来の可能性もある。後に『[[Fate/Grand Order]]』でもメリュジーヌについて「うちのご先祖様」と発言しているため、その伝承を知っている模様。 |
− | * | + | **[[サンジェルマン]]の推測では「もともと危うい面が強かったリチャードに正道を教えるために騎士物語を吹き込みまくったのではないか」とされているが、真偽は不明である。 |
+ | *史実上の彼女について言えば、出身はフランス。南仏に広大な領地をもつ公爵家の女当主である。リチャードの父・ヘンリー二世は二人目の夫で、最初の夫はフランス国王・ルイ七世であった。再婚に伴って彼女が相続していた(そして後にリチャードが相続する)アキテーヌ公領がイングランド支配下に置かれる事態となり、実はこれが約二世紀後の'''百年戦争の遠因'''となる。 | ||
== 話題まとめ == | == 話題まとめ == | ||
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== 脚注 == | == 脚注 == |
2025年1月9日 (木) 23:26時点における最新版
アリエノール | |
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本名 | アリエノール・ダキテーヌ |
性別 | 女性 |
初登場作品 | Fate/strange Fake |
概要編集
『Fate/strange Fake』の登場人物。リチャードⅠ世の母親。
- 略歴
- リチャードⅠ世の夢の中に登場。
- 「比類無き夫人」と畏怖される王妃であり、リチャードⅠ世の才能とそれ故の悩みには優しく、才能故の度を超えたおイタには厳しいお仕置きで応えていた。
- 人物
- 「荘厳」という言葉を形にしたような、立派な城や家臣を全て添え物にしてしまうような女王然とした佇まいの烈女。
- 息子の事は深く愛しており、彼の悩みには真摯に応えようとする一方で、勝手に城を出て盗賊討伐に向かった件については笑顔のまま雷を落とす等厳しい時は厳しい性格。
- また、結構なアーサー王フリークであり、寝物語に聞かせ続けた結果息子もまたアーサー王フリークになってしまった。
登場作品と役柄編集
Fateシリーズ編集
- Fate/strange Fake
- アヤカが見た夢の中、リチャードの回想に登場した。
人間関係編集
- リチャードⅠ世
- 息子。時に優しく、時に厳しくしながら育て上げた。
- なお、彼がアーサー王フリークになったのは多分に彼女の影響と思われる。
名台詞編集
メモ編集
- 彼女がリチャードに聞かせた寝物語であるが、子供に聞かせる為に誇張し続けた結果「アーサー王のエクスカリバーが天と地を分断したのが世界の始まりであり、ヴォーディガーンが月をロンドンに落とそうとした所をアーサー王がマーリンを月に投げつけて阻止し、ランスロットは湖を守る為に藁一本で五十億人のピクト人と戦って打ち倒した」などという突っ込みどころ満載のストーリーに仕上がっている。
- なお、これらの話は「見て来たように」語られており、「月落とし云々は作り話」と述べて他の点には触れなかったりと、彼女の出自についてはかなり怪しいところがある。実際、リチャードについてアルケイデスは「ヒュラスを攫った水妖と同じ匂いに護られている」と述べており、読者からは湖の精霊の眷属である疑惑がかけられている。
- 余談だが、アリエノールの出身であるアキテーヌ家と嫁ぎ先プランタジネット朝(親族同士の結婚を繰り返しており血縁が非常に近い)には「祖先に水の魔物であるメリュジーヌを持つ」という伝承があるので、そちらの由来の可能性もある。後に『Fate/Grand Order』でもメリュジーヌについて「うちのご先祖様」と発言しているため、その伝承を知っている模様。
- サンジェルマンの推測では「もともと危うい面が強かったリチャードに正道を教えるために騎士物語を吹き込みまくったのではないか」とされているが、真偽は不明である。
- なお、これらの話は「見て来たように」語られており、「月落とし云々は作り話」と述べて他の点には触れなかったりと、彼女の出自についてはかなり怪しいところがある。実際、リチャードについてアルケイデスは「ヒュラスを攫った水妖と同じ匂いに護られている」と述べており、読者からは湖の精霊の眷属である疑惑がかけられている。
- 史実上の彼女について言えば、出身はフランス。南仏に広大な領地をもつ公爵家の女当主である。リチャードの父・ヘンリー二世は二人目の夫で、最初の夫はフランス国王・ルイ七世であった。再婚に伴って彼女が相続していた(そして後にリチャードが相続する)アキテーヌ公領がイングランド支配下に置かれる事態となり、実はこれが約二世紀後の百年戦争の遠因となる。
話題まとめ編集
脚注編集
注釈編集
出典編集