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:まばゆい虹色の翅に、金色の髪と瞳を持つ非常に美しい人型の妖精。普通であればブリテン異聞帯の妖精は年を取らないはずなのだが、彼女はなぜか成長してしまっている<ref group ="出" name="TMA">『TYPE-MOONエースVOL.14』別冊付録『Fate/Grand Order Lostbelt No.6: Fae Round Table Domain, Avalon le Fae Remittance』P.25</ref>。人間に対して厳しい態度を取るコーラルとは反対に、何事に対しても鷹揚で好奇心旺盛。その感性は下記の本性を含めて''まるで子供のような「誰よりも妖精らしい妖精」''と称されている。
 
:まばゆい虹色の翅に、金色の髪と瞳を持つ非常に美しい人型の妖精。普通であればブリテン異聞帯の妖精は年を取らないはずなのだが、彼女はなぜか成長してしまっている<ref group ="出" name="TMA">『TYPE-MOONエースVOL.14』別冊付録『Fate/Grand Order Lostbelt No.6: Fae Round Table Domain, Avalon le Fae Remittance』P.25</ref>。人間に対して厳しい態度を取るコーラルとは反対に、何事に対しても鷹揚で好奇心旺盛。その感性は下記の本性を含めて''まるで子供のような「誰よりも妖精らしい妖精」''と称されている。
:反面、風の氏族としての能力を最大限に悪用した腹黒い陰謀家としての顔も持っている。これによって鏡の氏族や、モルガンにノクナレアを含めた数多くの有力者が死に追いやられた。だがしかし、彼女の本質は陰謀家ではなく'''「自分が一番に愛される」'''という妖精としての目的の下、「自分が一番に愛される環境、自分が一番輝いていられる世界」を維持しようとしているだけの、あまりにも[[ビーストⅢ/R|自己愛に振り切れ過ぎた八方美人]]。
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:反面、風の氏族としての能力を最大限に悪用した腹黒い陰謀家としての顔も持っている。これによって鏡の氏族や、モルガンにノクナレアを含めた数多くの有力者が死に追いやられた。だがしかし、彼女の本質は陰謀家ではなく'''「自分が一番に愛される」'''という妖精としての目的の下、「自分が一番に愛されている環境、自分が一番輝いていられる世界」を維持しようとしているだけの、あまりにも[[ビーストⅢ/R|自己愛に振り切れ過ぎた八方美人]]。
:「博愛主義で妖精と人間の共存を望むカリスマ」という顔は、その結果として生まれた表面上のもの。実際は行動の殆どが自分の益になるものを作りたいが故にやっていた事で、いくら優れた指導者の様に見えても、未来を考えず、権力に執着はなく、国を運営していく信念もない。ただ単に''「自分にとって邪魔なものを排除する」''事をひたすら繰り返して2000年<ref group="注">後述するウーサー毒殺の件への関与を含めると仮定するなら約3000年</ref>間生きてきただけであり、それを悟って愕然とした[[スプリガン]]は「物の怪にも程がある」と評していた。
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:「博愛主義で妖精と人間の共存を望むカリスマ」という顔は、その結果として生まれた表面上のもの。実際は行動の殆どが自分の益になるものを作りたいが故にやっていた事で、いくら優れた指導者の様に見えても、未来を考えず、権力への執着もなく、国を運営していく信念さえもなく、ただ単に''「自分にとって邪魔なものを排除する」''事をひたすら繰り返して2000年<ref group="注">後述するウーサー毒殺の件への関与を含めると仮定するなら約3000年</ref>間生きてきただけであり、それを悟って愕然とした[[スプリガン]]は「物の怪にも程がある」と評していた。
 
:というのも、オーロラは『そこにいるだけで完璧な存在』『誰よりも価値のある妖精』といった風の氏族の特性を良くも悪くも最も顕著に現した存在故に、元より自分自身を高める術を全く知らない。その為、自分より目立つ者や自分を顧みず褒めようとしない者が現れれば、個人であれ一グループであれ''誰であろうと後先考えることなく隙をついて引き摺り落とすか、間接的に粛清する形で貶めるかして見捨てる''方法でしか周りを排斥する以外他なく、そうする事で例えその場におけるただ一時の瞬間であっても、自身の目的が達成・継続されている事が彼女の行動指針の全て。その為なら刹那的に危険な行為も躊躇いなく行い、それでいて気が済めば今まで起きた一連の過程に介入していた事を忘却し、自分にとって都合が良い様に脳内補完してしまう。オーロラ陣営はそれによりピンチこそ凌げるものの、周囲に負担を強いる事自体は変わらず、結果としてブリテンの滅びは早まっていく。
 
:というのも、オーロラは『そこにいるだけで完璧な存在』『誰よりも価値のある妖精』といった風の氏族の特性を良くも悪くも最も顕著に現した存在故に、元より自分自身を高める術を全く知らない。その為、自分より目立つ者や自分を顧みず褒めようとしない者が現れれば、個人であれ一グループであれ''誰であろうと後先考えることなく隙をついて引き摺り落とすか、間接的に粛清する形で貶めるかして見捨てる''方法でしか周りを排斥する以外他なく、そうする事で例えその場におけるただ一時の瞬間であっても、自身の目的が達成・継続されている事が彼女の行動指針の全て。その為なら刹那的に危険な行為も躊躇いなく行い、それでいて気が済めば今まで起きた一連の過程に介入していた事を忘却し、自分にとって都合が良い様に脳内補完してしまう。オーロラ陣営はそれによりピンチこそ凌げるものの、周囲に負担を強いる事自体は変わらず、結果としてブリテンの滅びは早まっていく。
 
:また、上記のような善悪の認識だけでなく、損得勘定や責務等といった社会観念についても露ほども持ち合わせていない。自らの些細な言動がきっかけで予想以上の犠牲者が出たり事を荒立てたとしても、自分が原因だとは思わないまま放棄し、「周りが何とかしてくれる」とひたすら他人に任せっぱなしにしてしまう。
 
:また、上記のような善悪の認識だけでなく、損得勘定や責務等といった社会観念についても露ほども持ち合わせていない。自らの些細な言動がきっかけで予想以上の犠牲者が出たり事を荒立てたとしても、自分が原因だとは思わないまま放棄し、「周りが何とかしてくれる」とひたすら他人に任せっぱなしにしてしまう。
:あらゆる言動を当人さえ「真実」だと本気で思い込むほどに自己否定を全くしない上に、同胞を含めた領民たる妖精は元から疑うことを知らない者達ばかりで、人間の方も崇拝から来る極端な選民思想に染まっている事も『オーロラがそう言うのだから本当』という思い込みを後押ししているため、彼女の発言が口からの出任せなのかどうかの判断が可能なのは余程の知恵者に限られる。さらに強大な能力・権力を持つ故に、彼女の『本質』を知り得るものはまず一番長く身近に居続けられる者に限られるので、未然にその本性を看破できた者は片手で数えられる程度しかいなかった。
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:あらゆる言動を当人さえ「真実」だと本気で思い込むほどに自己否定を全くしない上に、同胞を含めた領民たる妖精は元から疑うことを知らない者達ばかりで、人間の方も崇拝から来る極端な選民思想に染まっている事も『オーロラがそう言うのだから本当』という思い込みを後押ししている為、彼女の発言が口からの出任せなのかどうかの判断が可能なのは余程の知恵者に限られる。さらに強大な能力・権力を持つ故に、彼女の『本質』を知り得るものはまず一番長く身近に居続けられる者に限られるので、未然にその本性を看破できた者は片手で数えられる程度しかいなかった。
:そのうちオベロンは、彼女との会話で「最も汎人類史の妖精に近い存在」「もっとも無垢な簒奪者」「加害者であり傍観者でもあったからここまで生きてこられた」と告げている他、メリュジーヌからは「オーロラが『一番輝ける存在』でいられるのは、本人と同じく純粋無垢に善悪を楽しむ者達がいるブリテン異聞帯だけ」と断言されている。
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:その内オベロンは、彼女との会話で「最も汎人類史の妖精に近い存在」「もっとも無垢な簒奪者」「加害者であり傍観者でもあったからここまで生きてこられた」と告げている他、メリュジーヌからは「オーロラが『一番輝ける存在』でいられるのは、本人と同じく純粋無垢に善悪を楽しむ者達がいるブリテン異聞帯だけ」と断言されている。
 
:実際オーロラが汎人類史へ移り住めたとしても、その幼稚な性質と言動から「周りを貶めるしか能のない毒婦」として彼処の人間及び妖精社会から爪弾きにされる<ref group="注">そうでなくとも汎人類史には、妖精を神秘の研究対象としか見ていない[[魔術協会]]や[[聖堂教会]]が存在する以上、下手に動けばそれ等に見つかって凄惨な実験材料にされる末路が待ち受けている事が容易に想像出来る。もっとも、注目される事が生きる意味であるオーロラからすれば、見方と考えようによってはある意味幸福と言えなくもないのだが…。</ref>事は容易に目に見えており、万が一生き延びられたとしてもそれは一時の運が良かっただけでしかなく、時が経つにつれオーロラの本性が周囲に露わになれば、ゆくゆくは翅はおろか姿形も瞬く間に落ちぶれていき、されどモースとして死ぬ事も自己愛の強さから自害および発狂も出来ないまま、醜くなった姿を毎朝鏡の前でひたすら嘆きながら「明日になれば終わる」と都合のいい言葉でその場を誤魔化して心を殺す、[[間桐臓硯|惨めで地獄に]][[ゼパル|等しい]][[天逆神|日々]]を送る羽目になるだろうともメリュジーヌからは予想されていた。
 
:実際オーロラが汎人類史へ移り住めたとしても、その幼稚な性質と言動から「周りを貶めるしか能のない毒婦」として彼処の人間及び妖精社会から爪弾きにされる<ref group="注">そうでなくとも汎人類史には、妖精を神秘の研究対象としか見ていない[[魔術協会]]や[[聖堂教会]]が存在する以上、下手に動けばそれ等に見つかって凄惨な実験材料にされる末路が待ち受けている事が容易に想像出来る。もっとも、注目される事が生きる意味であるオーロラからすれば、見方と考えようによってはある意味幸福と言えなくもないのだが…。</ref>事は容易に目に見えており、万が一生き延びられたとしてもそれは一時の運が良かっただけでしかなく、時が経つにつれオーロラの本性が周囲に露わになれば、ゆくゆくは翅はおろか姿形も瞬く間に落ちぶれていき、されどモースとして死ぬ事も自己愛の強さから自害および発狂も出来ないまま、醜くなった姿を毎朝鏡の前でひたすら嘆きながら「明日になれば終わる」と都合のいい言葉でその場を誤魔化して心を殺す、[[間桐臓硯|惨めで地獄に]][[ゼパル|等しい]][[天逆神|日々]]を送る羽目になるだろうともメリュジーヌからは予想されていた。
 
:その証拠として、女王暦になってからはモルガンの為政によって人間と妖精の数がある程度淘汰・制御され『自分を褒め称えてくれる者』が減少した結果、以前よりも翅の輝きが落ちている事を自覚し、さらにはメリュジーヌへの無意識下の羨望から来る嫉妬によって、自らが醜悪な生き物だと言う事実から目を背けきれなくなるギリギリまで来ており、『フロム ロストベルト』ではより明確に'''「誰からも愛されなくなるのでは…」'''と怯える姿が描写されている。
 
:その証拠として、女王暦になってからはモルガンの為政によって人間と妖精の数がある程度淘汰・制御され『自分を褒め称えてくれる者』が減少した結果、以前よりも翅の輝きが落ちている事を自覚し、さらにはメリュジーヌへの無意識下の羨望から来る嫉妬によって、自らが醜悪な生き物だと言う事実から目を背けきれなくなるギリギリまで来ており、『フロム ロストベルト』ではより明確に'''「誰からも愛されなくなるのでは…」'''と怯える姿が描写されている。
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