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;「切嗣がアインツベルンの城に持ち込んできてくれた玩具の中でも、私はこれが一番のお気に入りなの。<br> お城じゃ中庭をグルグル回るだけだったから、こんな広い所を走るのは初めてよ。もう最高!」
 
;「切嗣がアインツベルンの城に持ち込んできてくれた玩具の中でも、私はこれが一番のお気に入りなの。<br> お城じゃ中庭をグルグル回るだけだったから、こんな広い所を走るのは初めてよ。もう最高!」
 
:車を道路で走らせられる事に嬉々としてるが、「道路を走るのに法律がある」と知ってるかすら怪しい。何しろ赤信号で減速である。曲がりくねった山道を100km以上で走らせたりと<br>あまりにひどい運転で、同乗していたセイバーが恐怖に顔をひきつらせるほどであった。
 
:車を道路で走らせられる事に嬉々としてるが、「道路を走るのに法律がある」と知ってるかすら怪しい。何しろ赤信号で減速である。曲がりくねった山道を100km以上で走らせたりと<br>あまりにひどい運転で、同乗していたセイバーが恐怖に顔をひきつらせるほどであった。
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;「セイバー、キャスターを倒して」
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:ホムンクルスであろうと、その魂は人であり母である。子供が殺されるのを目の当たりにし、これ以上悩めるはずがなかった。
    
;「わたしが取りこぼした幸せがあるなら……残りは全部、イリヤにあげて。あなたの娘に――私たちの、大切なイリヤに」<br>「いつかイリヤを、この国に連れてきてあげて」<br>「あの子に、私が見られなかったものを全部……見せてあげて。サクラの花を、夏の雲を……」
 
;「わたしが取りこぼした幸せがあるなら……残りは全部、イリヤにあげて。あなたの娘に――私たちの、大切なイリヤに」<br>「いつかイリヤを、この国に連れてきてあげて」<br>「あの子に、私が見られなかったものを全部……見せてあげて。サクラの花を、夏の雲を……」
 
:切嗣との最後の会話の中で。2人とも、言葉を交わせるのはこれが最後だろうと予感していた。
 
:切嗣との最後の会話の中で。2人とも、言葉を交わせるのはこれが最後だろうと予感していた。
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;「イリヤ、あなたはきっと運命から解き放たれる。私がすべてを遂げるから。<br> お父さんが、きっと叶えてくれるから……」
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;「願いは……いいえ、確かにある。私は切嗣とセイバーに勝ち抜いて欲しい。あの二人に聖杯を掴みとって欲しい」
:最後まで愛娘を想い、その未来を嘆願しながら逝った母の祈りは彼女の中に受け継がれている。アイリスフィールの願望は本物だ。
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:舞弥に自分自身の願いはないのかと問われての返答。自分の死であってもその祈りが彼女を内側から突き動かす源泉。<br>この願いがあるから、アインツベルンの森で言峰の圧倒的な強さを前にしても闘志が湧いた。
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;「違うわ。だってあなたの人生は夢じゃない。歴とした事実なんだから。それを闇に葬った上での平和なんて、それこそ罪深い欺瞞でしかないわ。<br> 私、思うの。本当に平和な世界っていうのは、ただ痛みを忘れていられる場所なんかじゃない。もし二度と痛みを生まずに済む世界まで辿り着いたなら、<br> そのとき人間は、過去に置き去りにしてきた痛みや犠牲を、本当の意味で悼んで、偲ぶことができるようになるんじゃないかしら」
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:切嗣の理想が叶った世界に自分のような人間の居場所はないと言う舞弥に対して。
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;「イリヤ、あなたはきっと運命から解き放たれる。私がすべてを遂げるから。お父さんが、きっと叶えてくれるから……」
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:本物のアイリスフィールではないが願望は本物だ。最後まで愛娘を想い、その未来を嘆願しながら逝った母の祈りは彼女に受け継がれている。
 
=== フェイト/タイガーころしあむ アッパー ===
 
=== フェイト/タイガーころしあむ アッパー ===
 
;「イリヤ、これはどういうこと? キリツグの息子のシロウくんは……ずいぶんモテモテというか」<br>「駄目じゃないシロウくん! 女の子をたぶらかしてばかり! 気持ちがフワフワワウワウしちゃ駄目!」
 
;「イリヤ、これはどういうこと? キリツグの息子のシロウくんは……ずいぶんモテモテというか」<br>「駄目じゃないシロウくん! 女の子をたぶらかしてばかり! 気持ちがフワフワワウワウしちゃ駄目!」
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