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| == 名台詞 == | | == 名台詞 == |
| === Fate/Grand Order === | | === Fate/Grand Order === |
| + | ;「それが唯一、冷え切った手足を温める火だと信じて…」 |
| + | :オベロンの絆礼装「亡き王女の為のパヴァーヌ」のマテリアル情報の最後の一文。 |
| + | :妖精國ブリテンの片隅、<ruby><rb>秋の森</rb><rt>ウェールズ</rt></ruby>に住む王女が見つけたのは、まるで死体のように眠っている美しい王子さま。 |
| + | :周りの仲間たちが彼の出現を喜ぶ中、彼女はただ一人、遠くからじっと彼を見つめていた——— |
| + | :やがて王子さまが起き上がり、口を開いた瞬間彼女は悟った。彼は『王子さま』じゃない。<ruby><rb>ブリテン</rb><rt>罪状の国</rt></ruby>を終わらせるため、あらゆるものを忌み嫌い、<ruby><rb>自分自身</rb><rt>奈落の蟲</rt></ruby>さえも「気持ち悪い」と吐き捨てる大嘘つきだと。 |
| + | :それでも王子さまは森を、みんなを見捨てなかった。その為にたくさん良い事も悪い事もした。王女はそんな彼に恋をし、最後まで彼のために<ruby><rb>寄り添う</rb><rt>羽ばたく</rt></ruby>事を心に決めた。 |
| + | :彼が探している<ruby><rb>輝く星</rb><rt>ティターニア</rt></ruby>にはきっとなれない。その代わり、彼の隣でその冷たい手を握ってあげる、優しい温もりになりたい…… |
| + | :嘘つきの王子さまにただ一人寄り添った、愚かで無垢で、優しくて、誇り高い王女の誰も知らない、知ることのない断章。 |
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| == メモ == | | == メモ == |