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; 略歴
 
; 略歴
 
: 第二部第六章『Lostbelt No.6 妖精円卓領域 アヴァロン・ル・フェ』に登場。
 
: 第二部第六章『Lostbelt No.6 妖精円卓領域 アヴァロン・ル・フェ』に登場。
: ブリテン異聞帯を訪れた[[ベリル・ガット]]によって召喚される。が、ブリテンの王国があるはずのそこには何もなく、ただ荒れ果てた荒野が広がり遠目に空想樹が見えるだけの異聞帯の様子に困惑。ベリルからこの異聞帯の現状を聞くと'''「この世界なら自分が望むままのブリテン島を手に出来る」'''という考えに至り、そこからベリルがひと寝入りして目を覚ますまでの数時間の間に独力のみでレイシフトを解析して魔術で再現し、自分自身を異聞帯の自分自身がいた過去へと飛ばす。
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:;サーヴァント・ルーラー
: 通常、レイシフトはコフィンという「棺」に守られる事で修正力による消滅を回避するものであり、現実での肉体を持たないサーヴァントがコフィン無しで行えばレイシフト先で即座に消滅してしまう。モルガンとてそれは例外ではないのだが、レイシフト先に『異聞帯の自分』が存在すること<ref group = "注">例えるならばモルガン(アカウント)に、レイシフト(ネットワーク)を使って情報(メール)を送信したようなもの。ちなみに[[主人公 (EXTRA)|ムーンセル上には同じことを行った前例が存在する]]。</ref>で、自らが持つ記録と知識を上書きする事に成功。「サーヴァントとして召喚された汎人類史のモルガン」はこれによって消滅したが、「過去の異聞帯のモルガン」は異聞帯のモルガンとしての人格に、汎人類史のモルガンの知識(未来の異聞帯が何もない荒野になっている事を見た記憶を含む)を持つ存在となった。
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:: ブリテン異聞帯を訪れた[[ベリル・ガット]]によって召喚される。が、ブリテンの王国があるはずのそこには何もなく、ただ荒れ果てた荒野が広がり遠目に空想樹が見えるだけの異聞帯の様子に困惑。ベリルからこの異聞帯の現状を聞くと'''「この世界なら自分が望むままのブリテン島を手に出来る」'''という考えに至り、そこからベリルがひと寝入りして目を覚ますまでの数時間の間に独力のみでレイシフトを解析して魔術で再現し、自分自身を異聞帯の自分自身がいた過去へと飛ばす。
: そして異聞帯の過去の自分とは、ブリテンに伝わる「救世主トネリコ」その人。元は星の内海からある使命を授かり遣わされた妖精『<ruby><rb>楽園の妖精</rb><rt>アヴァロン・ル・フェ</rt></ruby>』だったが、本来の歴史=最初にベリルとモルガンが見た景色=「1回目のブリテン」では、楽園の妖精を嫌う妖精たちの手により彼女を庇護していた雨の氏族もろとも滅ぼされている。結果として災厄への対抗手段が失われた妖精たちは災厄によりほぼ絶滅、以降復興の目途すら立たない程に終わってしまい、そのまま異聞として切り捨てられたのが本来のブリテン異聞帯。
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:: 通常、レイシフトはコフィンという「棺」に守られる事で修正力による消滅を回避するものであり、現実での肉体を持たないサーヴァントがコフィン無しで行えばレイシフト先で即座に消滅してしまう。モルガンとてそれは例外ではないのだが、レイシフト先に『異聞帯の自分』が存在すること<ref group = "注">例えるならばモルガン(アカウント)に、レイシフト(ネットワーク)を使って情報(メール)を送信したようなもの。ちなみに[[主人公 (EXTRA)|ムーンセル上には同じことを行った前例が存在する]]。</ref>で、自らが持つ記録と知識を上書きする事に成功。「サーヴァントとして召喚された汎人類史のモルガン」はこれによって消滅したが、「過去の異聞帯のモルガン」は異聞帯のモルガンとしての人格に、汎人類史のモルガンの知識(未来の異聞帯が何もない荒野になっている事を見た記憶を含む)を持つ存在となった。
: 汎人類史のモルガンによる知識の上書きで「この先のブリテン」と「ブリテンへの執着」を知ったトネリコは雨の氏族への襲撃を逃れて生き残り、妖精を救いブリテンに国を作ることを目的に救世主としての道を歩き出す。巡礼の鐘を鳴らし、厄災を退けてブリテンを救ってきた。厄災を退けたら眠りに入り、次の厄災が現れる時期になったら眠りから目覚めて再び厄災を退ける、ということを繰り返してきたが、せっかく平穏をもたらしても最後には妖精特有の『些細な気まぐれと思いつき<ref group = "注">理由としては大きな力を持つものへの畏怖、ブリテンで生まれた妖精ではないこと、厄災を引き起こしている元凶だという勘違いによる迫害、単純にトネリコ達が創る平和な世界は気に食わないなど多数にわたるが、それらの毎回において'''「平穏など面白くないしつまらないから壊してしまおう」'''という部分が一致している。</ref>』によってひっくり返される上に自身も殺害されてしまう目に何度もあい続けてきた。
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:;救世主トネリコ
: そして妖精歴における最後になった挑戦では、人間の王を立てるというこれまでにない試みと長らく敵対関係にあった北の妖精たちの取り込みにも成功し、今度こそうまくいくはずだったのだが、またもや不満を持つ一部の妖精の企みで王と側近たちが毒酒によって暗殺され、再びすべてを台無しにされてしまう。
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:: 本来の歴史=最初にベリルとモルガンが見た景色=「1回目のブリテン」では、『楽園の妖精』としてオークニーに流れ着いたが、楽園の妖精を嫌う妖精たちの手により彼女を庇護していた雨の氏族もろとも滅ぼされている。結果として災厄への対抗手段が失われた妖精たちは災厄により絶滅し復興も完全に不可能となってしまい、無の大地になった。これがベリルと汎人類史より召喚されたモルガンが見た本来のブリテン異聞帯である。
: これにより溜まりにたまっていた妖精たちへの不信と不満が爆発。妖精を救おうとする救世主としてのやり方の限界を認め、支配者として君臨することを決意。以降の厄災には一切かかわらずに身を隠し続け、これにより「トネリコがいないので厄災を退けられず妖精が全滅」したのを見計らって活動を再開。空想樹を枯らして魔力を全て取り込み、サーヴァント召喚のような形で妖精國に住まう妖精を復活させ、名前をモルガンにあらため独力で妖精國を再興した。これが、トネリコが行動を変えた事で分岐した「2回目のブリテン」である。2回目のブリテンにおいて國を再興した後は年号を「女王暦」と改め、妖精たちを冷酷な圧制で支配した。妖精には全て令呪のようなものを刻み、年に一度「存在税」として定量の魔力を吸い上げ続けた。
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:: だが、汎人類史のモルガンのレイシフトによって知識の上書きがされたことで「この先のブリテン」と「ブリテンへの執着」を知ったトネリコは、雨の氏族への襲撃を逃れて生き残り、妖精を救いブリテンに国を作ることを目的に救世主としての道を歩き出す。巡礼の鐘を鳴らし、厄災を退けてブリテンを救ってきた。厄災を退けたら眠りに入り、次の厄災が現れる時期になったら眠りから目覚めて再び厄災を退ける、ということを繰り返してきたが、せっかく平穏をもたらしても最後には妖精特有の『些細な気まぐれと思いつき<ref group = "注">理由としては大きな力を持つものへの畏怖、ブリテンで生まれた妖精ではないこと、厄災を引き起こしている元凶だという勘違いによる迫害、単純にトネリコ達が創る平和な世界は気に食わないなど多数にわたるが、それらの毎回において'''「平穏など面白くないしつまらないから壊してしまおう」'''という部分が一致している。</ref>』によってひっくり返される上に自身も殺害されてしまう目に何度もあい続けてきた。
: そして女王暦が2000年ほど続いたころ、鏡の氏族の予言による「予言の子」が現れ、各地で組織されていた反乱軍や北の妖精「王の氏族」族長のノクナレアを味方につけ、ついに対決となる。戦そのものは女王軍が劣勢になった所で一人で反乱軍を全て焼き払って終わってしまったが、玉座の間に戻った所で周囲にある事無いことを吹き込まれて乱心したウッドワスに傷を負わされ、瀕死の[[妖精騎士トリスタン]]をスプリガンに人質に取られて動揺し、さらにはオーロラによる全域への吹聴が重なり、周囲の上級妖精によってあっけなく殺害されてしまう。
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:: そして妖精歴400年。最後の挑戦では、人間の王ウーサーを立てるというこれまでにない試みに加え、長らく敵対関係にあった北の妖精たちの取り込みにも成功し、今度こそうまくいくはずだったのだが、またもや不満を持つ一部の妖精の企みでウーサー王と側近たちが毒酒によって暗殺され、再びすべてを台無しにされてしまう。
: 「自分が玉座に戻らなければブリテンは滅んでしまう」と言う哀願を最後にモルガンはこと切れた。誰も耳を貸す事が無かったその哀願はただの命乞いではなく純然たる事実であり、大厄災で滅んだ妖精國が今復興しているのも、「妖精は死んだら次代が生まれる」と言うシステムがあるのも、モルガンがサーヴァントのような形で召喚していたためだった。「炎の厄災」「獣の厄災」が現れていないのも、その元凶に円卓の騎士の<ruby><rb>着名</rb><rt>ギフト</rt></ruby>を与えることで封印していたから。キャメロットの城が大穴の隣にあるのも、大穴に面した城壁に12門ものロンゴミニアドが設置されているのも、大穴の底にある呪いの元凶を撃ち滅ぼすため。モルガンを失った妖精國は、押さえつけていたそれらすべての厄災が同時に噴出することとなった。
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:: これにより溜まりにたまっていた亜鈴の子である妖精たちへの不信と不満が爆発。妖精を救おうとする救世主としてのやり方の限界を認め、支配者として君臨することを決意。次の厄災には一切かかわらずに身を隠し続け、これにより妖精とその文明は一旦は滅亡を迎えるのであった。
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::トネリコが行動を変えた事で分岐した「2回目のブリテン」の歴史では、ここまでを「妖精暦」として遡る、紀元前に相当する扱いをされることとなる。
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:;妖精國の女王
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::妖精が全滅したのを見計らって活動を再開した彼女は、空想樹を枯らして魔力を全て取り込み、サーヴァント召喚のような形で妖精國に住まう妖精を復活させ、名前をモルガンに戻し独力で妖精國を再興した。
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::この「女王暦元年」以降の妖精たちは女王の支配により冷酷な圧制を受けることとなり、それら妖精には全て令呪のようなものを刻み、年に一度「存在税」として定量の魔力を吸い上げ続けた。
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::女王暦2017年、鏡の氏族の予言による「予言の子」が現れ、各地で組織されていた反乱軍や北の妖精「王の氏族」族長のノクナレアを味方につけ、ついに対決となる。戦そのものは女王軍が劣勢になった所で一人で反乱軍を全て焼き払って終わってしまったが、玉座の間に戻った所で周囲にある事無いことを吹き込まれて乱心したウッドワスに傷を負わされ、瀕死の[[妖精騎士トリスタン]]をスプリガンに人質に取られて動揺し、さらにはオーロラによる全域への吹聴が重なり、周囲の上級妖精によってあっけなく殺害されてしまう。
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:: 「自分が玉座に戻らなければブリテンは滅んでしまう」と言う哀願を最後にモルガンはこと切れた。誰も耳を貸す事が無かったその哀願はただの命乞いではなく純然たる事実であり、大厄災で滅んだ妖精國が今復興しているのも、「妖精は死んだら次代が生まれる」と言うシステムがあるのも、モルガンがサーヴァントのような形で召喚していたためだった。「炎の厄災」「獣の厄災」が現れていないのも、その元凶に円卓の騎士の<ruby><rb>着名</rb><rt>ギフト</rt></ruby>を与えることで封印していたから。キャメロットの城が大穴の隣にあるのも、大穴に面した城壁に12門ものロンゴミニアドが設置されているのも、大穴の底にある呪いの元凶を撃ち滅ぼすため。モルガンを失った妖精國は、押さえつけていたそれらすべての厄災が同時に噴出することとなった。
    
;人物
 
;人物
 
:冷酷無比で叛逆を許さない支配の女王。人間を嫌い、妖精を嫌い、平等を嫌い、平和を嫌う。そのため、一般人から見ると悪の支配者そのものに見える。
 
:冷酷無比で叛逆を許さない支配の女王。人間を嫌い、妖精を嫌い、平等を嫌い、平和を嫌う。そのため、一般人から見ると悪の支配者そのものに見える。
 
:ただし彼女にとって「好きか嫌いか」と「必要か不要か」は切り離された別のことであり、自らが第一に考える「ブリテン島の秩序ある支配」を保つのに必要であれば、自分が嫌いなものであろうと分け隔てなく認めて使う。他人を信頼しない訳ではないが、アテにはしない。基本的に自分で帳尻を合わせれば済むように物事を進める。
 
:ただし彼女にとって「好きか嫌いか」と「必要か不要か」は切り離された別のことであり、自らが第一に考える「ブリテン島の秩序ある支配」を保つのに必要であれば、自分が嫌いなものであろうと分け隔てなく認めて使う。他人を信頼しない訳ではないが、アテにはしない。基本的に自分で帳尻を合わせれば済むように物事を進める。
:冷酷で機械のように見えるモルガン自身にも人格はあり、それは汎人類史のモルガンとして伝わる「淫蕩・惨忍・自分勝手」というものと大差ないが、異聞帯のモルガンは果てしなく長い旅路の中で数多の挫折を味わい、それらの極端な部分は打ちのめされて引っ込んでいるだけである。モルガン自身が極度に追いつめられたり焦ったりすることがあれば、その本来の性格が表に出る事もあるが、そうでなければ支配者として冷徹に「自分の好き嫌いに無関係に必要なものは認めて使う」性格だけが表に見える。それでもウッドワスやバーヴァン・シーの様に『信頼出来る仲間』と認めた者には慈しみを向けることはあれど、性格が災いし「感謝や労いといった情を言葉にするのではなく、態度や仕草で示していた」ために多くの者から誤解を受けており、結果的には自身の破滅にも繋がってしまった。
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:冷酷で機械のように見えるモルガン自身にも人格はあり、それは汎人類史のモルガンとして伝わる「淫蕩・惨忍・自分勝手」というものと大差ないが、異聞帯のモルガンは果てしなく長い旅路の中で数多の挫折を味わい、それらの極端な部分は打ちのめされて引っ込んでいるだけである。モルガン自身が極度に追いつめられたり焦ったりすることがあれば、その本来の性格が表に出る事もあるが、そうでなければ支配者として冷徹に「自分の好き嫌いに無関係に必要なものは認めて使う」性格だけが表に見える。
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:ウッドワスやバーヴァン・シーの様に『信頼出来る仲間』と認めた者には慈しみを向けることはあったものの、性格が災いし「感謝や労いといった情を言葉にするのではなく、態度や仕草で示していた」ために多くの者から誤解を受けており、結果的には自身の破滅にも繋がってしまった。
 
:一方、女王としての諸々の要素が取り払われると、意外にも朴訥で天然気味な一面が現れてくる。
 
:一方、女王としての諸々の要素が取り払われると、意外にも朴訥で天然気味な一面が現れてくる。
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: 『Grand Order』では「自身に〔円卓の騎士または妖精〕特攻状態を付与(1ターン)+敵全体に強力な〔人の力を持つ敵〕特攻攻撃[Lv]<オーバーチャージで特攻威力アップ>&呪い状態を付与(5ターン)+味方全体に宝具使用時のチャージ段階を1段階引き上げる状態を付与(1回・3ターン)」という効果のBuster属性の宝具。
 
: 『Grand Order』では「自身に〔円卓の騎士または妖精〕特攻状態を付与(1ターン)+敵全体に強力な〔人の力を持つ敵〕特攻攻撃[Lv]<オーバーチャージで特攻威力アップ>&呪い状態を付与(5ターン)+味方全体に宝具使用時のチャージ段階を1段階引き上げる状態を付与(1回・3ターン)」という効果のBuster属性の宝具。
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== 真名:モルガン ==
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== 真名:モルガン / トネリコ ==
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異聞帯・妖精國ブリテンを支配する女王。
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異聞帯ブリテンにおいて絶対王政を築き、2000年に亘り圧政を敷いて妖精たちを苦しめている。
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最高位の妖精であり、最果ての槍・ロンゴミニアドを魔術として修得した神域の天才魔術師。
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;トネリコ
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:ブリテン島に伝わっていた、かつて幾度も厄災を退けて国を救ったという救世主。
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:モルガンの戴冠から4000年前、元は星の内海から使命を授かり遣わされた妖精『<ruby><rb>楽園の妖精</rb><rt>アヴァロン・ル・フェ</rt></ruby>』としてオークニーに流れ着いたが、匿った雨の氏族とともに他の5氏族の集中攻撃で滅ぼされ、そのままブリテン異聞帯は完全な滅亡を迎えるという運命であったが、これはベリル・ガットの召喚したサーヴァント・モルガンの独自再現レイシフトによって汎人類史の知識を得たことで覆される。
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:かくしてオークニー滅亡を生き延びた彼女は義母から与えられていた「仮名」トネリコとして、幾度も厄災を鎮めては眠りにつく、というサイクルを続けていたが、<br>それも人間の騎士から統一王となったウーサーの毒殺により途切れ、一度は大厄災による妖精文明の崩壊とともに姿を消す。
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:なお会話パートの立ち絵では、トネリコとしての姿は同じ『楽園の妖精』であるアルトリア・キャスターとソックリであった<ref group = "注">手に持っているのが選定の杖でないこと、帽子の側面についている紋章がわずかに違うこと、胸元のリボンが黒色なこと以外、アルトリア・キャスターの第二再臨の姿と同じ。</ref>。
    
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
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;[[主人公 (Grand Order)]]
 
;[[主人公 (Grand Order)]]
:外の世界から来た汎人類史の敵。彼/彼女からロンゴミニアドの譲渡をお願いされたが、汎人類史のモルガンの記憶を持っているため、汎人類史には協力しないと拒否した。<ref group = "注">ロンゴミニアドを与えることはできないが、災厄を打ち払った功績は認めており、私情を挟むことなく1億QPもの大金を報酬として与えた。</ref><br>
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:外の世界から来た汎人類史の敵。彼/彼女からロンゴミニアドの譲渡をお願いされたが、汎人類史のモルガンの記憶を持っているため、汎人類史への協力を拒否した。<ref group = "注">とはいえノリッジの災厄を打ち払った功績は認めており、私情を挟むことなく1億QPもの大金を報酬として与えている。</ref><br>
:最終的に相対した際には、異聞帯でも発揮されるカルデアの召喚式の異質な力を危険視し、次があれば立ち返って調べた方が良いと助言を送っている。
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:最初にレイシフトの術式を解析した際にフィニス・カルデアの不穏な要素を垣間見たためか、異聞帯でも発揮されるカルデア召喚式の異質な力を危険視し、最終的に相対した際に「次があれば立ち返って調べた方が良い」と忠告を送っている。
:カルデアで召喚された際には、どういうわけか彼/彼女を夫/妻として呼び、かなり気に入っている様子。
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:カルデアで召喚された際には、どういうわけか彼/彼女を夫/妻として呼び、かなり気に入っている様子。<br>「我々の城はいつ建てましょうか?」「私以外のバーサーカーはすべて解雇しなさい」と豪胆でもあり極端でもある、ある意味で彼女らしい振る舞いを見せる。
:「我々の城はいつ建てましょうか?」「私以外のバーサーカーはすべて解雇しなさい」と豪胆でもあり極端でもある、ある意味で彼女らしい振る舞いを見せる。
      
;[[マシュ・キリエライト]]
 
;[[マシュ・キリエライト]]
:外の世界から来た汎人類史の敵だが、事故とはいえ自身が過去に送り込んだことで、過去のモルガンと出会い仲間になるという数奇な関係を築くことになる。
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:外の世界から来た汎人類史の敵だが、事故とはいえ自身が過去に送り込んだことで、トネリコと名乗っていた頃の過去のモルガンと出会い仲間になるという数奇な関係を築くことになる。
 
:将来敵対する可能性があることを理解しつつも、彼女の人柄と強さを信頼し、また未来の自分の不適際によるものだからと、彼女が元の時代へと戻れるように協力した。
 
:将来敵対する可能性があることを理解しつつも、彼女の人柄と強さを信頼し、また未来の自分の不適際によるものだからと、彼女が元の時代へと戻れるように協力した。
 
:別れた後、長い年月が過ぎた際には、マシュのことはもう記憶の片隅に残っている程度になっており、再会の喜びもなくただ1人の敵として対立することとなる。
 
:別れた後、長い年月が過ぎた際には、マシュのことはもう記憶の片隅に残っている程度になっており、再会の喜びもなくただ1人の敵として対立することとなる。
    
===生前===
 
===生前===
;トネリコ
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:ブリテン島に伝わっていた、かつて幾度も厄災を退けて国を救ったという救世主。その正体はブリテン異聞帯におけるモルガン自身といって差し支えない。
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:元々はオークニーに流れ着いた『楽園の妖精』ヴィヴィアンが、自身を拾った雨の氏族と町の滅亡時に義母から「仮名」としてトネリコと名付けられ、その後サーヴァント・モルガンによって「汎人類史の知識」を得たことで変質し、後に大厄災を経た後に新たにモルガンと名乗った…というのが異聞帯の彼女の真相であった。
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:なお会話パートの立ち絵では、トネリコはアルトリア・キャスターとソックリである<ref group = "注">手に持っているのが選定の杖でないこと、帽子の側面についている紋章がわずかに違うこと、胸元のリボンが黒色なこと以外、アルトリア・キャスターの第二再臨の姿と同じ。</ref>。汎人類史では姉妹であるだけでなく、ブリテン異聞帯では同じ『楽園の妖精』なので似ていても不思議はない。
  −
   
;[[アルトリア・キャスター]]
 
;[[アルトリア・キャスター]]
 
:同じ星の内海から遣わされた『<ruby><rb>楽園の妖精</rb><rt>アヴァロン・ル・フェ</rt></ruby>』。
 
:同じ星の内海から遣わされた『<ruby><rb>楽園の妖精</rb><rt>アヴァロン・ル・フェ</rt></ruby>』。
150行目: 160行目:  
:モルガンが彼女をそこまで溺愛する理由は、救っても救っても迫害で返してくるばかりの妖精の中で唯一、心からの感謝の言葉をくれた相手であり、自身と汎人類史のモルガンの悲願を投げ打ってでも守るべき大切な存在であるから。
 
:モルガンが彼女をそこまで溺愛する理由は、救っても救っても迫害で返してくるばかりの妖精の中で唯一、心からの感謝の言葉をくれた相手であり、自身と汎人類史のモルガンの悲願を投げ打ってでも守るべき大切な存在であるから。
 
:モルガン自身が他の妖精を嫌っている事に加え、素のままの彼女は純粋無垢であり他の妖精の中で暮らそうとすればたちまち利用され騙され使い捨てられてしまうのが目に見えていたため、モルガンは彼女が彼女以外の妖精に対して暴虐に振る舞った時だけ褒めて肯定し、彼女を暴虐になるように教えた。彼女も自分を唯一肯定してくれるモルガンに依存し、共依存のような関係を築くに至った。
 
:モルガン自身が他の妖精を嫌っている事に加え、素のままの彼女は純粋無垢であり他の妖精の中で暮らそうとすればたちまち利用され騙され使い捨てられてしまうのが目に見えていたため、モルガンは彼女が彼女以外の妖精に対して暴虐に振る舞った時だけ褒めて肯定し、彼女を暴虐になるように教えた。彼女も自分を唯一肯定してくれるモルガンに依存し、共依存のような関係を築くに至った。
:なおモルガンは彼女を溺愛してはいたが、「次の女王」と言う部分だけは建前である。妖精國の女王は妖精の生まれ変わりサイクルのシステムやロンゴミニアドなど、モルガンが築いた玉座のシステムを回転させられるだけの力を持った妖精がならないと意味がないが、妖精騎士トリスタンにはそこまでの力は無い。
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:なおモルガンは彼女を溺愛してはいたが、「次の女王」と言う部分だけは建前である。妖精國の女王は妖精の生まれ変わりサイクルのシステムやロンゴミニアドなど、モルガンが築いた玉座のシステムを回転させられるだけの力を持った妖精が必要であったが、妖精騎士トリスタンにはそこまでの魔力は無い。
    
;[[妖精騎士ガウェイン]]
 
;[[妖精騎士ガウェイン]]
166行目: 176行目:  
;北の女王マヴ
 
;北の女王マヴ
 
:トネリコ時代のライバルであり、同時に妖精國にまつわる全ての事情を知らせていた唯一の妖精で、同志でもあった。
 
:トネリコ時代のライバルであり、同時に妖精國にまつわる全ての事情を知らせていた唯一の妖精で、同志でもあった。
:マヴは事情を知ると、自らは「妖精國の女王」足り得る妖精を生み出すと決意。モルガンの身に何かがあった時、モルガンが作り上げた妖精國を受け継ぐための準備を整えることとし、自らをエディンバラそのものに作り変える。その結果生まれたのが、マヴの次代であり、「次の女王」たる資格を持つ王の氏族長・ノクナレアだった。
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:マヴは事情を知ると、自らは「妖精國の女王」足り得る妖精を生み出すと決意。モルガンの身に何かがあった時、モルガンが作り上げた妖精國を受け継ぐための準備を整えることとし、自らをエディンバラそのものに作り変える。その結果生まれたのが、マヴの次代であり、「次の女王」たる資格を持つ王の氏族長・[[ノクナレア]]だった。
    
== 名台詞 ==
 
== 名台詞 ==
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