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| | 真名 = ニコラ・テスラ | | | 真名 = ニコラ・テスラ |
| | 読み = | | | 読み = |
− | | 外国語表記 = | + | | 外国語表記 = Nicola Tesla |
| | 初登場作品 = [[Fate/Grand Order]] | | | 初登場作品 = [[Fate/Grand Order]] |
| | 声優 = 稲田徹 | | | 声優 = 稲田徹 |
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| ;略歴 | | ;略歴 |
− | :『[[Fate/Grand Order]]』第四特異点『死界魔霧都市 ロンドン』で「魔霧計画」最後の一手として[[間桐臓硯|マキリ・ゾォルケン]]によって西暦1888年のロンドンに召喚された。 | + | :『[[Fate/Grand Order]]』第四特異点『[[死界魔霧都市 ロンドン]]』で「魔霧計画」最後の一手として[[間桐臓硯|マキリ・ゾォルケン]]によって西暦1888年のロンドンに召喚された。 |
| : 本来は人類史の焼却に加担するような人物ではないのだが、このときは狂化に似たスキルが付与されており、マキリの意図したままに行動を開始。魔霧の集積地帯に向かい、自身の放つ雷電でその魔霧を活性化させることでブリテン島の壊滅、ひいては人理の破壊を起こそうとした。 | | : 本来は人類史の焼却に加担するような人物ではないのだが、このときは狂化に似たスキルが付与されており、マキリの意図したままに行動を開始。魔霧の集積地帯に向かい、自身の放つ雷電でその魔霧を活性化させることでブリテン島の壊滅、ひいては人理の破壊を起こそうとした。 |
| : サーヴァントですら寄せ付けない活性魔霧を纏うことで悠々と歩を進めるも、[[玉藻の前]]の援護を受けた[[坂田金時]]との激突により魔霧を剥がされ、追いついた主人公一行により撃破されて消滅した。 | | : サーヴァントですら寄せ付けない活性魔霧を纏うことで悠々と歩を進めるも、[[玉藻の前]]の援護を受けた[[坂田金時]]との激突により魔霧を剥がされ、追いついた主人公一行により撃破されて消滅した。 |
− | : 自らの意志に反してロンドンを壊滅させかけた自分を止めたことを主人公らへの借りとして考えており、その借りを返すために西暦1783年のアメリカで密かに[[マーリン]]の手引きに応じて再度現界、第五特異点『北米神話大戦 イ・プルーリバス・ウナム』最終盤で絶体絶命の窮地に追い込まれたアメリカ軍の前に救援として駆けつけ、不本意ながらも犬猿の仲のエジソンと協力して魔神柱の猛攻を食い止めて見せた。 | + | : 自らの意志に反してロンドンを壊滅させかけた自分を止めたことを主人公らへの借りとして考えており、その借りを返すために西暦1783年のアメリカで密かに[[マーリン]]の手引きに応じて再度現界、第五特異点『[[北米神話大戦 イ・プルーリバス・ウナム]]』最終盤で絶体絶命の窮地に追い込まれたアメリカ軍の前に救援として駆けつけ、不本意ながらも犬猿の仲のエジソンと協力して魔神柱の猛攻を食い止めて見せた。 |
− | : 終局特異点『冠位時間神殿 ソロモン』では冠位時間神殿に召喚され、[[アルトリア・ペンドラゴン〔オルタ〕 (ランサー)]]と共にⅣの座を統括する[[魔神柱|管制塔バルバトス]]に挑む。 | + | : 終局特異点『[[冠位時間神殿 ソロモン]]』では冠位時間神殿に召喚され、[[アルトリア・ペンドラゴン〔オルタ〕 (ランサー)]]と共にⅣの座を統括する[[魔神柱|管制塔バルバトス]]に挑む。 |
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| ;人物 | | ;人物 |
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| :だが宝具について魔力の燃費が良くないため、スキル「ガルバニズム」によって魔光、魔風、魔弾など実体のない攻撃を瞬時に電気へ変換し、蓄積することで自らの魔力の補給を行いながら戦うのが、アーチャーとしての戦闘スタイルとなる。 | | :だが宝具について魔力の燃費が良くないため、スキル「ガルバニズム」によって魔光、魔風、魔弾など実体のない攻撃を瞬時に電気へ変換し、蓄積することで自らの魔力の補給を行いながら戦うのが、アーチャーとしての戦闘スタイルとなる。 |
| :シナリオ上では自身の雷電によって魔霧を活性化させ、常人なら触れると即死、サーヴァントであっても魔力を奪われて行動不能に陥る領域を展開するという大技も見せた。 | | :シナリオ上では自身の雷電によって魔霧を活性化させ、常人なら触れると即死、サーヴァントであっても魔力を奪われて行動不能に陥る領域を展開するという大技も見せた。 |
− | :「星の開拓者」のスキルを持つサーヴァントとしてはこれで三人目。長らく神のみが持つ権能だった雷電を地上へ引きずり下ろし、今日に至る電気文明の礎を作り上げた彼の宝具は文句なしのEXランク。 | + | :「星の開拓者」のスキルを持つサーヴァントとしてはこれで3人目。長らく神のみが持つ権能だった雷電を地上へ引きずり下ろし、今日に至る電気文明の礎を作り上げた彼の宝具は文句なしのEXランク。 |
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| == ステータス == | | == ステータス == |
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| == 真名:ニコラ・テスラ == | | == 真名:ニコラ・テスラ == |
− | :ニコラ・テスラ。十九世紀〜二十世紀にかけて活躍した発明家。<br>比類無き天才。現代のプロメテウス。絶世の美男子。発明王エジソンの好敵手。ゼウスの雷霆を地上に顕した男。壮絶にして華麗なる叡智の魔人こそ、彼である。 | + | :ニコラ・テスラ。十九世紀~二十世紀にかけて活躍した発明家。<br>比類無き天才。現代のプロメテウス。絶世の美男子。発明王エジソンの好敵手。ゼウスの雷霆を地上に顕した男。壮絶にして華麗なる叡智の魔人こそ、彼である。 |
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| :現在の主な電力システムたる交流電流技術を実用化に導く貢献を行った一人。<br>作家マーク・トウェインは彼を指して「雷電博士」と呼ぶ。 | | :現在の主な電力システムたる交流電流技術を実用化に導く貢献を行った一人。<br>作家マーク・トウェインは彼を指して「雷電博士」と呼ぶ。 |
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| :1882年に回転磁界の原理を発見した彼はそこから技術を発展させ2相交流システムを開発。<br>出資者を得たテスラは交流配電の輪を広げようとして直流電流を推すエジソンと激しく対立する。<br>「電流戦争」と呼ばれるこのエジソンとの戦いをナイアガラ瀑布発電所に交流陣営側のシステムを採用させることで制し、これより世界中に交流電流の配電網が張り巡らされていくことになる。 | | :1882年に回転磁界の原理を発見した彼はそこから技術を発展させ2相交流システムを開発。<br>出資者を得たテスラは交流配電の輪を広げようとして直流電流を推すエジソンと激しく対立する。<br>「電流戦争」と呼ばれるこのエジソンとの戦いをナイアガラ瀑布発電所に交流陣営側のシステムを採用させることで制し、これより世界中に交流電流の配電網が張り巡らされていくことになる。 |
− | ::正確には、回転磁界の開発には当時の多くの科学者が関与しており(アラゴ、ベイリ、フェラリス、ドブロフスキーなど)、テスラが一人で開発を行ったものではない。回転磁界はアラゴの円盤が持つ機械的な構造の問題を開発するために考えられた。これを解決するための回転磁界を利用した装置をベイリが「ベイリの回転円盤」として1979年に開発している。これを発展させ多相交流システム仕組みを確立し2相交流モータを作成したのがテスラとフェラリスである。ドブロフスキーはこの二人のモータを研究し、現代に主に用いられている3相交流の回転磁界モータを作成した人物である。 | + | ::正確には、回転磁界の開発には当時の多くの科学者が関与しており(アラゴ、ベイリ、フェラリス、ドブロフスキーなど)、テスラが一人で開発を行ったものではない。回転磁界はアラゴの円盤が持つ機械的な構造の問題を開発するために考えられた。これを解決するための回転磁界を利用した装置をベイリが「ベイリの回転円盤」として1979年に開発している。これを発展させ多相交流システム仕組みを確立し2相交流モータを作成したのがテスラとフェラリスである。ドブロフスキーはこの二人のモータを研究し、現代に主に用いられている3相交流の回転磁界モータを作成した人物である。 |
| ::これらの人物以外にもテスラより早くに2相交流モータの特許を申請したブラドレイなどが存在しており、回転磁界をモータに用いるという発想は天才のひらめきから生じたのではなく、科学者たちの研究の積み重ねの帰結として生まれたものであると考えられる。 | | ::これらの人物以外にもテスラより早くに2相交流モータの特許を申請したブラドレイなどが存在しており、回転磁界をモータに用いるという発想は天才のひらめきから生じたのではなく、科学者たちの研究の積み重ねの帰結として生まれたものであると考えられる。 |
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| ;[[Fate/Grand Order]] | | ;[[Fate/Grand Order]] |
| :ストーリーガチャ限定サーヴァントであり、第四特異点『死界魔霧都市 ロンドン』クリア後ガチャに追加される。 | | :ストーリーガチャ限定サーヴァントであり、第四特異点『死界魔霧都市 ロンドン』クリア後ガチャに追加される。 |
| + | :期間限定イベント『バトル・イン・ニューヨーク2022』開催に伴い、モーションが一新された。 |
| ===その他=== | | ===その他=== |
| ;[[ちびちゅき!]] | | ;[[ちびちゅき!]] |
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| ;「ゼウス、インドラ、トール、ペルクナス、サンダーバード。古くより、人は雷電を畏敬した」 | | ;「ゼウス、インドラ、トール、ペルクナス、サンダーバード。古くより、人は雷電を畏敬した」 |
− | : マイルーム会話の一つ。数多の神話で語られる雷電神たちの名を口にする。 | + | : マイルーム会話の1つ。数多の神話で語られる雷電神たちの名を口にする。 |
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| ;「我が雷電を阻むことは出来ない。あの男、悪鬼エジソンを除いては」 | | ;「我が雷電を阻むことは出来ない。あの男、悪鬼エジソンを除いては」 |
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| :テスラは交流を支持し、エジソンは直流を支持していた。 | | :テスラは交流を支持し、エジソンは直流を支持していた。 |
| :エジソンとしては当時すでに主流であった直流のほうが白熱電球(エジソンの発明品で特許料の源泉)に向いていたために交流の存在を認可するわけにはいかず、悪質な嫌がらせを続けたとされる。 | | :エジソンとしては当時すでに主流であった直流のほうが白熱電球(エジソンの発明品で特許料の源泉)に向いていたために交流の存在を認可するわけにはいかず、悪質な嫌がらせを続けたとされる。 |
− | :一例として、電気椅子の動力に交流の使用を提案し、それを論拠に「交流は危険である」というネガティブキャンペーンを行った(勿論、直流交流どちらでも人間は感電するのだが、当時は専門の人以外分からなかったのだろう)。この際、ウェスチングハウスの名を「交流電気で処刑する」という動詞として普及させようとしていたが、流石に定着しなかった。同じようなことをしたのならば、「悪鬼」と呼びたくもなるであろう。 | + | :一例として、電気椅子の動力に交流の使用を提案し、それを論拠に「交流は危険である」というネガティブキャンペーンを行った(勿論、直流交流どちらでも人間は感電するのだが、当時は専門の人以外分からなかったのだろう)。この際、ウェスチングハウスの名を「交流電気で処刑する」という動詞として普及させようとしていたが、流石に定着しなかった。<ref group = "注">『Fate/Grand Carnival』では再生回数を伸ばそうとした[[エレキシュガル]]によって'''エジソン共々電気椅子に掛けられる'''、という絵面的にもブラックすぎるネタがあった。</ref>同じようなことをしたのならば、「悪鬼」と呼びたくもなるであろう。 |
− | :1893年、ナイアガラ瀑布の発電設備にニコラの二相交流システムの採用が決定。これを切っ掛けにアメリカ合衆国、延いては世界の送電システムは交流が主流になった。 | + | :1893年、ナイアガラ瀑布の発電設備にニコラの2相交流システムの採用が決定。これを切っ掛けにアメリカ合衆国、延いては世界の送電システムは交流が主流になった。 |
| :これら一連の流れはFGOで両者が登場する以前から『ジョジョの奇妙な冒険』等で知られる荒木飛呂彦氏の実在するマイナーな偉人や奇人を取り扱った漫画『変人偏屈列伝』でも取り上げられておりサブカルチャー方面ではそこそこ知られていた。そこでは荒木氏の作風によりFGOさながらに殴り合いまでして争っているエジソンとテスラがおり、「ほざくかッ!テスラーッ」「殴られたってやめないぞエジソン!」という同作のやり取りをFGOのテスラとエジソンにやらせる二次創作も定番というレベルで普及している。 | | :これら一連の流れはFGOで両者が登場する以前から『ジョジョの奇妙な冒険』等で知られる荒木飛呂彦氏の実在するマイナーな偉人や奇人を取り扱った漫画『変人偏屈列伝』でも取り上げられておりサブカルチャー方面ではそこそこ知られていた。そこでは荒木氏の作風によりFGOさながらに殴り合いまでして争っているエジソンとテスラがおり、「ほざくかッ!テスラーッ」「殴られたってやめないぞエジソン!」という同作のやり取りをFGOのテスラとエジソンにやらせる二次創作も定番というレベルで普及している。 |
| ::交流は電圧の変更が容易であるため、規格(使用電圧)の違う電化製品に対応させる事ができ、また、交流から直流への変更は簡単だがその逆は面倒であるため、まずは交流で送電するというのは極めて合理的である。<br/>しかし実際に電化製品の内部で電力が使用される場合、基本的にはアダプタを用いて直流に変換してから使われる事が殆どで、特に現代社会において至る所に存在するバッテリー駆動の機器の場合、機器の中で送電が完結するため最初から直流電流である。 | | ::交流は電圧の変更が容易であるため、規格(使用電圧)の違う電化製品に対応させる事ができ、また、交流から直流への変更は簡単だがその逆は面倒であるため、まずは交流で送電するというのは極めて合理的である。<br/>しかし実際に電化製品の内部で電力が使用される場合、基本的にはアダプタを用いて直流に変換してから使われる事が殆どで、特に現代社会において至る所に存在するバッテリー駆動の機器の場合、機器の中で送電が完結するため最初から直流電流である。 |
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| :作中でエジソンから「結婚もできなかった生涯独身」と誹られており、対してテスラは「私についていける女がいなかっただけのこと」とにべもなく返している。 | | :作中でエジソンから「結婚もできなかった生涯独身」と誹られており、対してテスラは「私についていける女がいなかっただけのこと」とにべもなく返している。 |
| :これは史実でも実際にそうであり、上記の通り余りにも突飛な言動やオカルティックな研究に走ったせいであまり理解者に恵まれることがなかったという。 | | :これは史実でも実際にそうであり、上記の通り余りにも突飛な言動やオカルティックな研究に走ったせいであまり理解者に恵まれることがなかったという。 |
− | :長身かつ端正な顔立ちのテスラは社交界の女性たちからモテたというが、その気難しい性格ゆえかあまり色恋話に熱を上げなかった。当時世界一の女優といわれたサラ・ベルナールの誘いすら無視したという逸話も残っている。数少ない恋仲の関係にあった、アメリカの大富豪J・P・モルガンの令嬢とも最終的には破局で終わっており、その結果研究費の援助も得られなくなってしまっている。 | + | :長身かつ端正な顔立ちのテスラは社交界の女性たちからモテたというが、その気難しい性格ゆえかあまり色恋話に熱を上げなかった。当時世界一の女優といわれたサラ・ベルナールの誘いすら無視したという逸話も残っている。数少ない恋仲の関係にあった、アメリカの大富豪J・P・モルガンの令嬢とも最終的には破局で終わっており、その結果研究費の援助も得られなくなってしまっている。 |
| :そんなに恋愛に無縁のテスラだが、晩年には公園で出会った一匹の鳩を深く愛していたという話を、彼自身の口から語られている。 | | :そんなに恋愛に無縁のテスラだが、晩年には公園で出会った一匹の鳩を深く愛していたという話を、彼自身の口から語られている。 |
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