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;略歴
 
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:Aチームメンバーとして[[人理継続保障機関フィニス・カルデア|カルデア]]から選抜されたが、レフの妨害工作により瀕死の重傷を負い、コフィンで凍結保存されてしまった。
 
:Aチームメンバーとして[[人理継続保障機関フィニス・カルデア|カルデア]]から選抜されたが、レフの妨害工作により瀕死の重傷を負い、コフィンで凍結保存されてしまった。
:復活後はキリシュタリアから自身が担当するブリテン異聞帯の危険性をあらかじめ聞かされており、『異星の神』の目論みを潰すため該当箇所を自滅させるよう頼まれる。
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:復活後はキリシュタリアから自身が担当する[[妖精円卓領域 アヴァロン・ル・フェ|ブリテン異聞帯]]の危険性をあらかじめ聞かされており、『異星の神』の目論みを潰すため該当箇所を自滅させるよう頼まれる。
 
:その後、ブリテン異聞帯でカルデア式の召喚システムを利用して汎人類史の[[モルガン]]を召喚しその場は一旦後回しにして眠りにつくが、その間にモルガンは「自分の<ruby><rb>国</rb><rt>ブリテン</rt></ruby>を創る」という我欲を優先し、独自にレイシフトを解析・模倣してカルデアを含めた汎人類史の情報を<ruby><rb>異聞帯の自分</rb><rt>楽園の妖精</rt></ruby>宛に送信。その結果[[空想樹]]を使ってブリテン異聞帯を一から全く違う世界に作り変えてしまい、ベリルが目を覚ますと辺りは様変わりして豪華な王城のベッドに寝ていたばかりか、外ではたったの一晩で国と文明が出来上がっていた上に空想樹は枯死、サーヴァントとして召喚したはずのモルガンは『[[異聞帯の王]]』に取って代わられ、さらに今の自分は空想樹がある世界≒滅んだブリテン異聞帯を知る者という矛盾を抹消すべく存在を一旦消されて生み出された瓜二つのクローン≒実質上二度目の死を迎えているという斜め上の事実<ref group="注">この時点で『序』における定例会議でベリルが言っていたブリテン異聞帯に関する現状は全て嘘であったことが分かる。</ref>を尽く突きつけられるも、元から刹那主義な上に『[[マシュ・キリエライト|執着する人物]]を手に入れる』事以外どうでもよかったベリルはそれ等を意に介さず、異聞帯の運営は彼処のモルガンに一任して自分は自分で独自の策を練り始める。
 
:その後、ブリテン異聞帯でカルデア式の召喚システムを利用して汎人類史の[[モルガン]]を召喚しその場は一旦後回しにして眠りにつくが、その間にモルガンは「自分の<ruby><rb>国</rb><rt>ブリテン</rt></ruby>を創る」という我欲を優先し、独自にレイシフトを解析・模倣してカルデアを含めた汎人類史の情報を<ruby><rb>異聞帯の自分</rb><rt>楽園の妖精</rt></ruby>宛に送信。その結果[[空想樹]]を使ってブリテン異聞帯を一から全く違う世界に作り変えてしまい、ベリルが目を覚ますと辺りは様変わりして豪華な王城のベッドに寝ていたばかりか、外ではたったの一晩で国と文明が出来上がっていた上に空想樹は枯死、サーヴァントとして召喚したはずのモルガンは『[[異聞帯の王]]』に取って代わられ、さらに今の自分は空想樹がある世界≒滅んだブリテン異聞帯を知る者という矛盾を抹消すべく存在を一旦消されて生み出された瓜二つのクローン≒実質上二度目の死を迎えているという斜め上の事実<ref group="注">この時点で『序』における定例会議でベリルが言っていたブリテン異聞帯に関する現状は全て嘘であったことが分かる。</ref>を尽く突きつけられるも、元から刹那主義な上に『[[マシュ・キリエライト|執着する人物]]を手に入れる』事以外どうでもよかったベリルはそれ等を意に介さず、異聞帯の運営は彼処のモルガンに一任して自分は自分で独自の策を練り始める。
 
:そして表面上は空想樹を伐採した事で異聞帯を追われて逃げ込んで来たという名目の下滞在していたギリシャ異聞帯で、ブリテン異聞帯の空想樹「セイファート」を燃やし天幕を介してこの異聞帯の空想樹「マゼラン」へ延焼させることでオリュンポスの破壊に成功。そこで終わるはずだった所へ偶然からキリシュタリアが『異星の神』に協力した真の目的たる「自分以外の人間を、寿命までの絶対の生存が確立した『神に近しい』存在に昇格させる」計画の全貌を知ると、殺人を至高の楽しみかつ目的とするベリルにとって到底それは『つまらない』かつ『気に食わない』事案であったため、[[モルガン (Grand Order)|モルガン]]に自分目掛けて “ロンゴミニアドを模倣した魔術” をワザと落とさせて隙を作り彼に致命傷を負わせ、間に入った[[グレゴリー・ラスプーチン|ラスプーチン]]とカルデア一行に今この地球上で最強の存在は自身の異聞帯の王であると宣言した後[[タマモヴィッチ・コヤンスカヤ|コヤンスカヤ]]の転移契約を使ってブリテン異聞帯へ逃走する。
 
:そして表面上は空想樹を伐採した事で異聞帯を追われて逃げ込んで来たという名目の下滞在していたギリシャ異聞帯で、ブリテン異聞帯の空想樹「セイファート」を燃やし天幕を介してこの異聞帯の空想樹「マゼラン」へ延焼させることでオリュンポスの破壊に成功。そこで終わるはずだった所へ偶然からキリシュタリアが『異星の神』に協力した真の目的たる「自分以外の人間を、寿命までの絶対の生存が確立した『神に近しい』存在に昇格させる」計画の全貌を知ると、殺人を至高の楽しみかつ目的とするベリルにとって到底それは『つまらない』かつ『気に食わない』事案であったため、[[モルガン (Grand Order)|モルガン]]に自分目掛けて “ロンゴミニアドを模倣した魔術” をワザと落とさせて隙を作り彼に致命傷を負わせ、間に入った[[グレゴリー・ラスプーチン|ラスプーチン]]とカルデア一行に今この地球上で最強の存在は自身の異聞帯の王であると宣言した後[[タマモヴィッチ・コヤンスカヤ|コヤンスカヤ]]の転移契約を使ってブリテン異聞帯へ逃走する。
 
:続くブリテン異聞帯前編では、機が熟すまでの半年の間『暇つぶし』として汎人類史の話を聞かせた事で懐かれた[[妖精騎士トリスタン]]と共にニュー・ダーリントンで殺戮ショーを開いたり、地下で人間を贄にしたモース毒の改良と研究実験に勤しみ、事を済ませて戻るとカルデア一行、強いてはマシュを手に入れる為の一番の邪魔者である[[主人公 (Grand Order)|主人公]]を謀殺すべく待ち受ける。<br>そして上陸した土地の影響で記憶を無くしたマシュが「予言の子」としてシェフィールドへ連れて行かれた事を彼女を売った商人仲間のウィンキーから聞き出すと、モルガンの命令を受けた妖精騎士トリスタンに付き添う形でシェフィールド侵攻に同行。そこでマシュを「花嫁」として召し上げていたシェフィールドの領主[[ボガード]]に妖精騎士トリスタンをけしかけて嬲りものにした後マシュを連れて行こうとするが、[[ハベトロット]]の警戒に加えて当人もまた記憶を失っていても本能的に危険人物だと勘づかれた事と、[[ギャラハッド]]の能力が戻っている上に普段よりも倍以上の強さとなっている所為で到底敵わないと確信していた故に瀕死のボガードの身柄<ref group="注">この時異聞帯のモルガンのマスターは自分だという『秘密』を打ち明けているが、当然嘘っぱちである。</ref>を引き換えに見逃してもらい、ひとまず先に彼が勝手に使用していたブラックバレルを回収しようと思ったが、何故か見当たらなかった為にその場は断念して立ち去る。
 
:続くブリテン異聞帯前編では、機が熟すまでの半年の間『暇つぶし』として汎人類史の話を聞かせた事で懐かれた[[妖精騎士トリスタン]]と共にニュー・ダーリントンで殺戮ショーを開いたり、地下で人間を贄にしたモース毒の改良と研究実験に勤しみ、事を済ませて戻るとカルデア一行、強いてはマシュを手に入れる為の一番の邪魔者である[[主人公 (Grand Order)|主人公]]を謀殺すべく待ち受ける。<br>そして上陸した土地の影響で記憶を無くしたマシュが「予言の子」としてシェフィールドへ連れて行かれた事を彼女を売った商人仲間のウィンキーから聞き出すと、モルガンの命令を受けた妖精騎士トリスタンに付き添う形でシェフィールド侵攻に同行。そこでマシュを「花嫁」として召し上げていたシェフィールドの領主[[ボガード]]に妖精騎士トリスタンをけしかけて嬲りものにした後マシュを連れて行こうとするが、[[ハベトロット]]の警戒に加えて当人もまた記憶を失っていても本能的に危険人物だと勘づかれた事と、[[ギャラハッド]]の能力が戻っている上に普段よりも倍以上の強さとなっている所為で到底敵わないと確信していた故に瀕死のボガードの身柄<ref group="注">この時異聞帯のモルガンのマスターは自分だという『秘密』を打ち明けているが、当然嘘っぱちである。</ref>を引き換えに見逃してもらい、ひとまず先に彼が勝手に使用していたブラックバレルを回収しようと思ったが、何故か見当たらなかった為にその場は断念して立ち去る。
:後編ではモルガンの招待によってキャメロットに呼ばれた一行の前にマスターとして姿を現し、交渉が決裂すると同時に臨戦態勢に入るも彼女に強制的に押さえつけられてしまい直接手にかける事は叶わなかったが、ロンディニウム防衛戦では彼処に[[スカンジナビア・ペペロンチーノ|ペペロンチーノ]]が居たことから急遽本拠地へ襲撃を取りやめ、代わりに妖精騎士トリスタンを利用する形で[[パーシヴァル]]に敗走した[[ウッドワス]]に呪術を仕掛けて魔力の要素<ref group="注">この『要素』がなにか詳しい描写はないが、前半CMでベリルの口端から血が流れている事から恐らく'''心臓'''。</ref>を奪い、それを喰らう事で霊基を取り込む。<br>その後は[[ムリアン]]が主催するグロスターの舞踏会にモルガンの名代で妖精騎士トリスタンと共に現れ、鐘を探してオークション会場に誘導された主人公と[[アルトリア・キャスター]]に対峙し戦闘となる<ref group = "注">この戦闘でベリルは強化魔術しか使用せず、令呪はおろか「大令呪」も発動される気配がないまま終わる。</ref>が敗北し、同時に「妖精騎士トリスタン」の着名が剥がれ真名のバーヴァン・シーに戻ってしまった事で焦燥していた彼女が『<ruby><rb>失意の庭</rb><rt>ロストウィル</rt></ruby>』を持ち出してエディンバラ帰りの一行に向けて発動し主人公とアルトリアを閉じ込めると、先の魔術の副作用で手足が腐食し動けなくなっていたバーヴァン・シーはそのまま自室に捨て置き、『庭』の方はニュー・ダーリントンの地下聖堂へ置きに行くも程なくして二人は脱出<ref group="注">アルトリアは礼装の性質を見抜くとすぐさま魔術によるプロテクターをかけて回避、一度は呑み込まれて自己喪失しかけた主人公も[[ロマニ・アーキマン|恩師であり先導者]]の言葉を思い出し自力で抜け出た。</ref>。迎えに来たペペロンチーノとマシュに合流した所へモース実験の過程で創り出した500体ものモース人間<ref group="注">早い話がその実態は生きたままモース毒を大量に感染させられた'''無辜の人間'''達で、そこには手っ取り早い邪魔者の排除の他、なんの抵抗もしない一般人を手にかけされる事で自責の念を与え、主人公とマシュを精神的に追い詰めさせる魂胆もあった。</ref>をけしかけると同時に地下聖堂を爆破して証拠隠滅を図るが、何故か二人の表情には一点の曇りもなかったため今度は取り込んでいたウッドワスの能力を使って主人公達の直接排除にかかる。だが、一連の企みを見抜いていたペペロンチーノが先回りして呪いを全て自身に転移しており、さらに真っ先に攻撃される事も読んで呪詛返しを行った結果モース毒を自分が被る羽目になってしまい、そこをマシュに突かれて一先ずは逃亡する。
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:後編ではモルガンの招待によってキャメロットに呼ばれた一行の前にマスターとして姿を現し、交渉が決裂すると同時に臨戦態勢に入るも彼女に強制的に押さえつけられてしまい直接手にかける事は叶わなかったが、ロンディニウム防衛戦では彼処に[[スカンジナビア・ペペロンチーノ|ペペロンチーノ]]が居たことから急遽本拠地へ襲撃を取りやめ、代わりに妖精騎士トリスタンを利用する形で[[パーシヴァル]]に敗走した[[ウッドワス]]に呪術を仕掛けて魔力の要素<ref group="注">この『要素』がなにか詳しい描写はないが、前半CMでベリルの口端から血が流れている事から恐らく'''心臓'''。</ref>を奪い、それを喰らう事で霊基を取り込む。<br>その後は[[ムリアン]]が主催するグロスターの舞踏会にモルガンの名代で妖精騎士トリスタンと共に現れ、鐘を探してオークション会場に誘導された主人公と[[アルトリア・キャスター]]に対峙し戦闘となる<ref group = "注">この戦闘でベリルは強化魔術しか使用せず、令呪はおろか「大令呪」も発動される気配がないまま終わる。</ref>が敗北し、同時に「妖精騎士トリスタン」の着名が剥がれ真名のバーヴァン・シーに戻ってしまった事で焦燥していた彼女が『<ruby><rb>失意の庭</rb><rt>ロストウィル</rt></ruby>』を持ち出してエディンバラ帰りの一行に向けて発動し主人公とアルトリアを閉じ込めると、先の魔術の副作用で手足が腐食し動けなくなっていたバーヴァン・シーはそのまま自室に捨て置き、『庭』の方はニュー・ダーリントンの地下聖堂へ置きに行くも程なくして二人は脱出<ref group="注">アルトリアは礼装の性質を見抜くとすぐさま魔術によるプロテクターをかけて回避、一度は呑み込まれて自己喪失しかけた主人公も[[ロマニ・アーキマン|恩師であり先導者]]の言葉を思い出し自力で抜け出た。</ref>。迎えに来たペペロンチーノとマシュに合流した所へモース実験の過程で創り出した500体ものモース人間<ref group="注">早い話がその実態は生きたままモース毒を大量に感染させられた'''無辜の人間'''達で、そこには手っ取り早い邪魔者の排除の他、なんの抵抗もしない一般人を手にかけされる事で自責の念を与え、主人公とマシュを精神的に追い詰めさせる魂胆もあった。</ref>をけしかけると同時に地下聖堂を爆破して証拠隠滅を図るが、何故か2人の表情には一点の曇りもなかったため今度は取り込んでいたウッドワスの能力を使って主人公達の直接排除にかかる。だが、一連の企みを見抜いていたペペロンチーノが先回りして呪いを全て自身に転移しており、さらに真っ先に攻撃される事も読んで呪詛返しを行った結果モース毒を自分が被る羽目になってしまい、そこをマシュに突かれて一先ずは逃亡する。
:終編では妖精國ブリテン中に『大厄災』が回り、その一つたる[[妖精騎士ガウェイン]]ことバーゲストが変貌した「獣の厄災」をマシュが[[ガウェイン|円卓の]][[ランスロット〔セイバー〕|騎士]]の協力で打ち倒し、一息ついていたタイミングで襲いかかるも、ペペロンチーノの忠告を思い出した主人公が駆けつけて庇った事でまたもや阻まれる<ref group="注">この時点でベリルの身体はモース毒によって腐臭が漂い、手足が腐敗し崩れ落ちてはまた再生するを繰り返し立っているのもやっとであった。</ref>。そして最後の戦闘によってウッドワスの霊基も崩れ、元の姿に戻ってもマシュを諦めることが出来なかったベリルは意識が朦朧としながらも彼女を求めるが、「''(例えその思いがどんなに本物であったとしても)''そんな愛など自分には分からないし、誰にも理解されないでしょう」という毅然とした拒絶の言葉を受け、満足気に笑いながら死亡した。
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:終編では妖精國ブリテン中に『大厄災』が回り、その一つたる[[妖精騎士ガウェイン]]ことバーゲストが変貌した「獣の厄災」をマシュが[[ガウェイン|円卓の]][[ランスロット〔セイバー〕|騎士]]の協力で打ち倒し、一息ついていたタイミングで襲いかかるも、ペペロンチーノの忠告を思い出した主人公が駆けつけて庇った事でまたもや阻まれる<ref group="注">この時点でベリルの身体はモース毒によって腐臭が漂い、手足が腐敗し崩れ落ちてはまた再生するを繰り返し立っているのもやっとであった。</ref>。そして最後の戦闘によってウッドワスの霊基も崩れ、元の姿に戻ってもマシュを諦めることが出来なかったベリルは意識が朦朧としながらも彼女を求めるが、「'''(例えその思いがどんなに本物であったとしても)'''そんな愛など自分には分からないし、誰にも理解されないでしょう」という毅然とした拒絶の言葉を受け、満足気に笑いながら死亡した。
 
;人物
 
;人物
 
:一見すると魔術師というよりはギャングの一員のような伊達男であり、飄々とした兄貴分という人物である。
 
:一見すると魔術師というよりはギャングの一員のような伊達男であり、飄々とした兄貴分という人物である。
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:だが「殺すも奪うも生きてこその喜び」と凶悪な形相で語っている<ref group = "出" name="Lostbelt No.1 プロローグ"/>ように、その実態は快楽を目的とした殺人者であり、時計塔からも「狼男」と蔑まれた殺し屋という素性を持つ<ref group = "出" name="Lostbelt No.2 第4節">『無間氷焔世紀 ゲッテルデメルング』第4節「万物の霊長(後編)」</ref>。
 
:だが「殺すも奪うも生きてこその喜び」と凶悪な形相で語っている<ref group = "出" name="Lostbelt No.1 プロローグ"/>ように、その実態は快楽を目的とした殺人者であり、時計塔からも「狼男」と蔑まれた殺し屋という素性を持つ<ref group = "出" name="Lostbelt No.2 第4節">『無間氷焔世紀 ゲッテルデメルング』第4節「万物の霊長(後編)」</ref>。
 
:一方でキリシュタリアからは「自分を騙すのが得意で、イヤな仕事ほど真摯にやり遂げようとする」とも評されている<ref group = "出" name="Lostbelt No.2 第4節"/>が、これは退屈が嫌いでその場が一番面白ければ良いという刹那主義に基づく行動であり、その為なら平気で危ない橋を渡る行為を犯し、時としては自分の命までも簡単に天秤に掛けてしまう事さえある。
 
:一方でキリシュタリアからは「自分を騙すのが得意で、イヤな仕事ほど真摯にやり遂げようとする」とも評されている<ref group = "出" name="Lostbelt No.2 第4節"/>が、これは退屈が嫌いでその場が一番面白ければ良いという刹那主義に基づく行動であり、その為なら平気で危ない橋を渡る行為を犯し、時としては自分の命までも簡単に天秤に掛けてしまう事さえある。
:かつてカルデアの生き残りである「ある人物」に執着心を抱き、その人物の治療室に押しかけるも発見したドクターによってすぐに追い出されてしまった過去を持つ<ref group = "出" name="Lostbelt No.1 プロローグ"/>が、この人物こそスカウトされた当初カルデアの医務室で見かけた、当時はまだ感情も何も無い未熟児のような、ベリル曰くとても不細工な有り様だった後のAチームメンバーとなるマシュ・キリエライトで、一目見て彼女が将来誰よりも美しく綺麗な存在になると確信すると同時に心惹かれる<ref group = "出" name="Lostbelt No.6 第29節">『妖精円卓領域 アヴァロン・ル・フェ』第29節「ある予言」</ref>のだが、そもそも元から人の物差しで美意識を測ることが出来なかった彼は、マシュに接する過程で自分の手で美しいものを壊す事によってその『美しさ』を感じ取れるという歪んだ価値観に気付いてしまい、彼女に苦痛を負わせながら<ref group="注">作中の描写では、寝たきりで動けないマシュの指を折っている。</ref>もその姿を心から真剣に労る事で自分なりの「愛情」を示し、同時に殺人以外に見出した『楽しみと喜び』でもあった。
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:かつてカルデアの生き残りである「ある人物」に執着心を抱き、その人物の治療室に押しかけるも発見したドクターによってすぐに追い出されてしまった過去を持つ<ref group = "出" name="Lostbelt No.1 プロローグ"/>が、この人物こそスカウトされた当初カルデアの医務室で見かけた、当時はまだ感情も何も無い未熟児のような、ベリル曰くとても不細工な有り様だった後のAチームメンバーとなるマシュ・キリエライトで、一目見て彼女が将来誰よりも美しく綺麗な存在になると確信すると同時に心惹かれる<ref group = "出" name="Lostbelt No.6 第29節">『妖精円卓領域 アヴァロン・ル・フェ』第29節「ある予言」</ref>のだが、そもそも元から人の物差しで美意識を測ることが出来なかった彼は、マシュに接する過程で自分の手で美しいものを壊す事によってその『美しさ』を感じ取れるという歪んだ価値観に気付いてしまい、彼女に苦痛を負わせながら<ref group="注">作中の描写では、寝たきりで動けないマシュの指を折っている。マスターの怒り様から察するに、描写されたもの以外にも相当惨たらしい仕打ちを平然と行っていたことが窺える。</ref>もその姿を心から真剣に労る事で自分なりの「愛情」を示し、同時に殺人以外に見出した『楽しみと喜び』でもあった。
:とはいえど、彼のやり方は周りからすれば異常である事に変わりはなかったため、Aチームの初回レイシフト実験が行われる一年前にも同様の理由で再び押しかけた時は、流石のドクターからも激昂を受け殴られた末に一時拘束され、治療室に立ち入る手段を永久に取り上げられてしまった<ref group = "出" name="Lostbelt No.6 第29節"/>。
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:とはいえど、彼のやり方は周りからすれば異常である事に変わりはなかったため、Aチームの初回レイシフト実験が行われる1年前にも同様の理由で再び押しかけた時は、流石のドクターからも激昂を受け殴られた末に一時拘束され、治療室に立ち入る手段を永久に取り上げられてしまった<ref group = "出" name="Lostbelt No.6 第29節"/>。
 
:そもそも彼にとって興味を抱く物事への判断基準は「面白い」と「つまらない」の二択しかなく、後者なら何であろうと躊躇なく<ruby><rb>殺し</rb><rt>壊し</rt></ruby>、前者であってもその在り方が何処かで行き詰る=それ以上の面白さが見込めなくなったり一度「飽きた」と感じてしまえばやはり躊躇いもなく手にかけてしまう。事実担当異聞帯においても、妖精國ブリテンはその『本質』故にあのまま放っておけば自然に自滅すると見抜いていたが、逆にそれを利用してマシュの純粋な心につけ込み、妖精達に弄ばれて使い倒された挙句良心の呵責に耐えかねて心身ともに絶望した所を奪取して囲ってやればいいと云う下劣な思考の元あえて一行を泳がせておきつつ、自身もモルガンの目を盗んで[[オーロラ|他の妖精]]に自分しか知らない情報を与えたり、後々厄介な存在となりうるモルガンの腹心たるウッドワスとバーヴァン・シーの両者をぶつけ合う形でいっぺんに始末する事で、遠回しながらもブリテンの崩壊を早める手段に手を貸していた事が窺える。
 
:そもそも彼にとって興味を抱く物事への判断基準は「面白い」と「つまらない」の二択しかなく、後者なら何であろうと躊躇なく<ruby><rb>殺し</rb><rt>壊し</rt></ruby>、前者であってもその在り方が何処かで行き詰る=それ以上の面白さが見込めなくなったり一度「飽きた」と感じてしまえばやはり躊躇いもなく手にかけてしまう。事実担当異聞帯においても、妖精國ブリテンはその『本質』故にあのまま放っておけば自然に自滅すると見抜いていたが、逆にそれを利用してマシュの純粋な心につけ込み、妖精達に弄ばれて使い倒された挙句良心の呵責に耐えかねて心身ともに絶望した所を奪取して囲ってやればいいと云う下劣な思考の元あえて一行を泳がせておきつつ、自身もモルガンの目を盗んで[[オーロラ|他の妖精]]に自分しか知らない情報を与えたり、後々厄介な存在となりうるモルガンの腹心たるウッドワスとバーヴァン・シーの両者をぶつけ合う形でいっぺんに始末する事で、遠回しながらもブリテンの崩壊を早める手段に手を貸していた事が窺える。
 
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