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| : それから6000万年後、今から見て600万年前、ミクトランの太陽が寿命を迎え消失して暗闇の世界になりディノスが休眠に入り、その間に発生した人間の国であるカーン王国がミクトラン内に繁栄していた頃に修復を終えて地表への進出を開始。[[カマソッソ]]を王とするカーン王国は全てをかけてORTから国を守ろうと立ち向かうが為す術がなく、カマソッソは最後の手段として度重なる肉体改造に加え、国民全てを魔力リソースに変えて自身の霊基に上乗せし不死の身体を得ると、辛うじてORTの心臓を撃ち抜いて取り出す事で活動停止に追い込み、最下層に再び押し返した。だが、活動停止直前にそこに根付いていた[[空想樹]]を取り込んで一体化し、以降は異聞帯を維持する空想樹の機能を併せ持った状態で再び最下層にて眠り続る事となった。 | | : それから6000万年後、今から見て600万年前、ミクトランの太陽が寿命を迎え消失して暗闇の世界になりディノスが休眠に入り、その間に発生した人間の国であるカーン王国がミクトラン内に繁栄していた頃に修復を終えて地表への進出を開始。[[カマソッソ]]を王とするカーン王国は全てをかけてORTから国を守ろうと立ち向かうが為す術がなく、カマソッソは最後の手段として度重なる肉体改造に加え、国民全てを魔力リソースに変えて自身の霊基に上乗せし不死の身体を得ると、辛うじてORTの心臓を撃ち抜いて取り出す事で活動停止に追い込み、最下層に再び押し返した。だが、活動停止直前にそこに根付いていた[[空想樹]]を取り込んで一体化し、以降は異聞帯を維持する空想樹の機能を併せ持った状態で再び最下層にて眠り続る事となった。 |
| : 次に目を覚ましたのは2017年、クリプターの[[デイビット・ゼム・ヴォイド]]が異聞帯に訪れてから1年後。彼と[[テスカトリポカ]]がオセロトルを用いてディノス狩りを続けていたのはORT復活のためであり、ディノスが持つ良質な魔術回路を生贄に捧げ続ける事でその修復を早めていた。そして最後のトリガーキーとして異星の神から奪った心臓をその身に移植していたデイビットが自ら生贄となり、ついに再起動。ORTは周囲の景色を一瞬で空想樹に作り替えながら<ref group="注">この時2部7章タイトル「黄金樹海紀行 ナウイ・ミクトラン」にノイズが走り真っ黒に腐食。それらが砕け散ると再びのノイズと共に、ORTの固有結界と化した異聞帯'''「[[空想樹海紀行 オルト・シバルバー]]」'''というタイトルが浮かび上がる。</ref>地上を目指して侵攻を開始した。 | | : 次に目を覚ましたのは2017年、クリプターの[[デイビット・ゼム・ヴォイド]]が異聞帯に訪れてから1年後。彼と[[テスカトリポカ]]がオセロトルを用いてディノス狩りを続けていたのはORT復活のためであり、ディノスが持つ良質な魔術回路を生贄に捧げ続ける事でその修復を早めていた。そして最後のトリガーキーとして異星の神から奪った心臓をその身に移植していたデイビットが自ら生贄となり、ついに再起動。ORTは周囲の景色を一瞬で空想樹に作り替えながら<ref group="注">この時2部7章タイトル「黄金樹海紀行 ナウイ・ミクトラン」にノイズが走り真っ黒に腐食。それらが砕け散ると再びのノイズと共に、ORTの固有結界と化した異聞帯'''「[[空想樹海紀行 オルト・シバルバー]]」'''というタイトルが浮かび上がる。</ref>地上を目指して侵攻を開始した。 |
− | :再起動直後は単純に地上を真っ直ぐ目指しているものと思われており、ORT討伐のタイムリミットは地上に出るまでの20時間と見積もられていた。しかし進行ルートを検証したところ、地上に真っ直ぐ向かうならば不要のはずのメヒコシティに向かっており、これによりミクトランの「太陽」がORTの心臓だったものであり、まずそれを取り戻そうとしているのだという事が判明。心臓が欠落している状態でこのような規格外の能力を持っているということは、心臓を取り戻されたら絶対に勝てなくなる。つまりメヒコシティにたどり着くまでにORTを撃破しなければならないとタイムリミットの大幅修正を余儀なくされるが、[[ヴクブ]]が太陽の位置を操る太陽遍歴をチチェン・イツァーに移動させようとしたこと、さらに[[トラロック]]がオセロトルの住人の姿を見て奮起しORTの前に宝具で立ちふさがり、その上カルデア一行の活躍と恐竜王の激に心動かされたディノス達…中でも[[テペウ]]が下していた一撃によって一時の猶予を得た事で、万全を期したノウム・カルデアは所属サーヴァント総勢を投入した抗戦によりORTの耐久力を削ぎ落とし続ける。そして土壇場で異星の神からの共闘の申し出があった事など数々の条件が重なり、一度はストーム・ボーダーの主砲「人理定理・未来証明(ヒュームバレル・レイプルーフ)」を宇宙嵐で逸らされて回避されてしまうアクシデントがあったものの、異星の神の全魔力をつぎ込んだ2射目がORTに直撃、細胞の一片すら残さずに蒸発した……と思われた直後、シバによる警告が入ると共に、ストーム・ボーダーの甲板上に謎の召喚式が起動。ORTを撃破した直後に『'''生物分類:<ruby><rb>ワン・ラディアンス・シング</rb><rt>One Radiance Thing</rt></ruby>'''』と定義されたグランドサーヴァントとして、新しくORTがまるごと召喚されるという暴挙に主人公の心は折れかけるも、駆け付けた[[ククルカン]]の手助けもあり、オルト・シバルバーも辛うじて撃破に成功。そして今度こそ終わりかと思われた所に再度シバによる警告が響き、三度ORTが出現。「自分を召喚することができる世界の捏造」「自分を召喚できる情報の登録」「自分を召喚する方法」これらを手に入れたORTは何度消滅させても、その度に存在規模を大きく改竄しより強力な個体となって際限なく現れるようになり、本当の意味でORTには死が訪れない状態になってしまっていた。 | + | :再起動直後は単純に地上を真っ直ぐ目指しているものと思われており、ORT討伐のタイムリミットは地上に出るまでの20時間と見積もられていた。しかし進行ルートを検証したところ、地上に真っ直ぐ向かうならば不要のはずのメヒコシティに向かっており、これによりミクトランの「太陽」がORTの心臓だったものであり、まずそれを取り戻そうとしているのだという事が判明。心臓が欠落している状態でこのような規格外の能力を持っているということは、心臓を取り戻されたら絶対に勝てなくなる。つまりメヒコシティにたどり着くまでにORTを撃破しなければならないとタイムリミットの大幅修正を余儀なくされるが、[[ヴクブ]]が太陽の位置を操る太陽遍歴をチチェン・イツァーに移動させようとしたこと、さらに[[トラロック]]がオセロトルの住人の姿を見て奮起しORTの前に宝具で立ちふさがり、その上カルデア一行の活躍と恐竜王の激に心動かされたディノス達…中でも[[テペウ]]が下していた一撃によって一時の猶予を得た事で、万全を期したノウム・カルデアは所属サーヴァント総勢を投入した抗戦によりORTの耐久力を削ぎ落とし続ける。そして土壇場で異星の神からの共闘の申し出があった事など数々の条件が重なり、一度はストーム・ボーダーの主砲「人理定理・未来証明(ヒュームバレル・レイプルーフ)」を宇宙嵐で逸らされて回避されてしまうアクシデントがあったものの、異星の神の全魔力をつぎ込んだ2射目がORTに直撃、細胞の一片すら残さずに蒸発した……と思われた直後、シバによる警告が入ると共に、ストーム・ボーダーの甲板上に謎の召喚式が起動。ORTを撃破した直後に『'''生物分類:<ruby><rb>ワン・ラディアンス・シング</rb><rt>One Radiance Thing</rt></ruby>'''』と定義されたグランドサーヴァントとして、新しくORTがまるごと召喚されるという暴挙に主人公の心は折れかけるも、駆け付けた[[ククルカン]]の手助けもあり、オルト・シバルバーも辛うじて撃破に成功。そして今度こそ終わりかと思われた所に再度シバによる警告が響き、三度ORTが出現。「自分を召喚することができる世界の捏造」「自分を召喚できる情報の登録」「自分を召喚する方法」これらを手に入れたORTは何度消滅させても召喚が繰り返され、その度に存在規模を大きく改竄しより強力な個体となって際限なく現れるようになり、本当の意味でORTには死が訪れない状態になってしまっていた。 |
− | : しかし完全無欠になってしまったと思われたORTにもアキレス腱は存在していた。どんなに消滅させても異聞帯が消えず、ORTが「自分が英霊認定された世界」を構築して何度でも活動できるようになる理由はただ一つ…'''ORTのパーツが残っているから'''。カマソッソに奪われた心臓はその後ミクトランの太陽として使われて現存しているが、それだけでなく''「太陽の教え」たるククルカン本人''もまた証明存在となっていた。その事実を認識すると共に、自らの異聞帯を維持する事よりも主人公達の世界と「未来」を守るべく、自分自身=ORTという惑星の脅威を討滅する事を選んだことにより、ミクトランの太陽そのものを犠牲にする大熱量攻撃によって、ORTはミクトランの太陽共々蒸発し消滅した。 | + | : しかし完全無欠になってしまったと思われたORTにもアキレス腱は存在していた。どんなに消滅させても異聞帯が消えず、ORTが「自分が英霊認定された世界」を構築して自分自身を何度でも召喚できる理由はただ一つ…'''ORTのパーツが残っているから'''。カマソッソに奪われた心臓はその後ミクトランの太陽として使われて現存しているが、それだけでなく''「太陽の教え」たるククルカン本人''もまた証明存在となっていた。その事実を認識すると共に、自らの異聞帯を維持する事よりも主人公達の世界と「未来」を守るべく、自分自身=ORTという惑星の脅威を討滅する事を選んだことにより、ミクトランの太陽そのものを犠牲にする大熱量攻撃によって、ORTはミクトランの太陽共々蒸発し消滅した。 |
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| ; 人物 | | ; 人物 |
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| : 規格外の耐久力以外にも「周囲を自身に適した環境に作り替える」能力を持ち、これが空想樹と同化した事で変質したのか、周囲を無差別に空想樹に作り替える能力を持つ。またサーヴァントを捕食する事ができ、捕食されたサーヴァントを通じて高次元に存在する英霊の座の本体情報にも損傷を与え、サーヴァントと座のリンクを破壊された上で取り込まれるため、ORTに捕食された英霊は退去する事ができず、ORT自体が完全に破壊されるまで英霊の座から再び召喚する事もできなくなる。 | | : 規格外の耐久力以外にも「周囲を自身に適した環境に作り替える」能力を持ち、これが空想樹と同化した事で変質したのか、周囲を無差別に空想樹に作り替える能力を持つ。またサーヴァントを捕食する事ができ、捕食されたサーヴァントを通じて高次元に存在する英霊の座の本体情報にも損傷を与え、サーヴァントと座のリンクを破壊された上で取り込まれるため、ORTに捕食された英霊は退去する事ができず、ORT自体が完全に破壊されるまで英霊の座から再び召喚する事もできなくなる。 |
| : このような無法とも言える規格外の能力を有するが、これらの能力を発揮していた「ORTだと思われていたもの」、一見蜘蛛のように見える刺々しい見た目の生物はORTの本体ではなく、人間で言うならば'''老廃物として体外に排出された皮膚角質程度の存在'''にすぎず、本体は背後に存在する円盤のような浮遊物である。核融合によるエネルギーの生成を行い、広範囲に複数の宇宙線、超重力、インフレが始まれば100万度を超える超高温を発生させることにより宇宙空間における雷雲群「ギャラクティカ・スーパーセル」を再現することができる。 | | : このような無法とも言える規格外の能力を有するが、これらの能力を発揮していた「ORTだと思われていたもの」、一見蜘蛛のように見える刺々しい見た目の生物はORTの本体ではなく、人間で言うならば'''老廃物として体外に排出された皮膚角質程度の存在'''にすぎず、本体は背後に存在する円盤のような浮遊物である。核融合によるエネルギーの生成を行い、広範囲に複数の宇宙線、超重力、インフレが始まれば100万度を超える超高温を発生させることにより宇宙空間における雷雲群「ギャラクティカ・スーパーセル」を再現することができる。 |
− | : 真骨頂として超高度な学習・自己進化能力をも備えている。その身に纏う宇宙嵐を止めるためにその発生器官を特定され、死の概念を付加された上で破壊されたものの、修復するどころか僅かな時間でそれまであった器官を新たに設計・新造してしまう。自身の細胞が一片もなくなるほどに焼き尽くされた際は、英霊の座へ干渉する能力と空想樹の能力、そして主人公が見せていたカルデア式の召喚術を模倣し、'''自身が英霊として認定された仮想の未来を構築し、自身の角質を触媒に自分自身をサーヴァントとして召喚する'''というどんでん返しまでやってのけた。更にサーヴァント体が撃破された後、ORTの心臓である太陽として残っている事を利用し、逆説的理論で出現してきている。 | + | : 真骨頂として超高度な学習・自己進化能力をも備えている。その身に纏う宇宙嵐を止めるためにその発生器官を特定され、死の概念を付加された上で破壊されたものの、修復するどころか僅かな時間でそれまであった器官を新たに設計・新造してしまう。自身の細胞が一片もなくなるほどに焼き尽くされた際は、英霊の座へ干渉する能力と空想樹の能力、そして主人公が見せていたカルデア式の召喚術を模倣し、'''自身が英霊として認定された仮想の未来を構築し、自身を触媒に自分自身をサーヴァントとして召喚する'''というどんでん返しまでやってのけた。更にサーヴァント体が撃破された後、ORTの心臓である太陽として残っている事を利用し、逆説的理論で自身の再召喚を行なっている。 |
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| == バリエーション == | | == バリエーション == |
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| :クラスはシバとトリスメギストスIIの解析によれば「'''グランドフォーリナー'''」。ゲーム中のバトルではこの形態は「ORT」から「オルト・シバルバー」に変わるが、シナリオパートではどちらも一貫して「ORT」と呼称されている。 | | :クラスはシバとトリスメギストスIIの解析によれば「'''グランドフォーリナー'''」。ゲーム中のバトルではこの形態は「ORT」から「オルト・シバルバー」に変わるが、シナリオパートではどちらも一貫して「ORT」と呼称されている。 |
| :なお、人理を守護するための人類史最高峰の英霊に与えられるグランドクラスを、エクストラクラスであるフォーリナー、まして人類の脅威以外の何者でもない外敵のORTが獲得している理由は謎。一説によるとORTが召喚した英霊オルト・シバルバーそのものが、「3億年の活動実績、英霊に認定された経緯、守るべき人類の定義」などの全てがORTを基準に仮想構築された世界でのものなので、グランドクラスの認定基準もその世界のものによるものだからではないか、と言われている。 | | :なお、人理を守護するための人類史最高峰の英霊に与えられるグランドクラスを、エクストラクラスであるフォーリナー、まして人類の脅威以外の何者でもない外敵のORTが獲得している理由は謎。一説によるとORTが召喚した英霊オルト・シバルバーそのものが、「3億年の活動実績、英霊に認定された経緯、守るべき人類の定義」などの全てがORTを基準に仮想構築された世界でのものなので、グランドクラスの認定基準もその世界のものによるものだからではないか、と言われている。 |
− | :そもそも人類を人類悪から救うための冠位英霊に地球外からの侵略生命体である「星喰らい」が選ばれる道理などないため、強力なサーヴァントとして自身を召喚するためにグランドフォーリナーのクラス自体を作り出した疑いが強い。「仮想構築」というのは平たく言ってしまえば「捏造」そのものであることに留意されたし。霊基崩壊した際にはしれっと観測時間を3億年から146億年まで延長し、仮想英霊体として召喚されるのではなく侵略異星生命体として出現している。 | + | :そもそも人類を人類悪から救うための冠位英霊に地球外からの侵略生命体である「星喰らい」が選ばれる道理などないため、強力なサーヴァントとして自身を召喚するためにグランドフォーリナーのクラス自体を作り出した疑いが強い。「仮想構築」というのは平たく言ってしまえば「捏造」そのものであることに留意されたし。再召喚される際にはしれっと観測時間を3億年から146億年まで延長している。 |
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| == ステータス == | | == ステータス == |