差分

129 バイト追加 、 2024年1月19日 (金)
編集の要約なし
27行目: 27行目:  
;人物
 
;人物
 
:浅草の外れにある「幽霊屋敷」とも呼ばれるボロボロの長屋に住む、浪人ではあるがそれなりに整った見た目をした青年。
 
:浅草の外れにある「幽霊屋敷」とも呼ばれるボロボロの長屋に住む、浪人ではあるがそれなりに整った見た目をした青年。
:剣の道と魔術の道を生きてはいるが、江戸に住む無辜の住民が騒乱に巻き込まれるのを良しとしない善良な性格。
+
:冷静沈着かつ豪胆で、順応性や観察力が高い。剣の道と魔術の道を生きてはいるが、江戸に住む無辜の住民が騒乱に巻き込まれるのを良しとしない善良な性格。一方で、自らが唐突に超常的な殺し合いの状況に飲み込まれたことなどに際し、困惑する様子をほとんど見せていない。
 
:しかし、剣の道を極めようとするあまり空腹で倒れる、といった困った一面も持つ。
 
:しかし、剣の道を極めようとするあまり空腹で倒れる、といった困った一面も持つ。
:……だが、本来生まれ持った性質は[[セイバー・エンピレオ|剣の道を極めることに餓える剣鬼そのもの]]。さらに自らの「剣」が「相手を理解することで勝つ」合理として定められているため、上記する表向きの性格は'''相手を理解して斬るため、つまり勝ち・殺めるための過程として'''存在しているにすぎない。
+
:……だが、本来生まれ持った性質は[[セイバー・エンピレオ|剣の道を極めることに餓える剣鬼そのもの]]。さらに自らの「剣」が「相手を理解することで勝つ」「理解すれば斬りやすい」合理とともにあったが故、上記する表向きの性格は'''相手を理解して斬るため、つまり勝ち・殺めるための過程として'''存在しているにすぎない。
:この生来の渇望故に、幼少の頃、自らを拐かした山賊たちを一瞬にして鏖殺した剣聖の技に惹かれ、いつかそれを超えるためだけに、今までその餓えを抱えながら生きてきた。
+
:幼少の頃、自らを拐かした山賊たちを一瞬にして鏖殺した剣聖の技に惹かれ、いつかそれを超えるためだけに、今までこの生来の渇望を抱えながら生きてきた。
 
:この本性は盈月の儀による命の取り合いの中でも数人に感づかれており、それを指摘されもするが、本人はその事を抵抗なく肯定している。とはいえ表向きの性格上、盈月の儀が終わったあともなおそれに蓋をしながら生きていくことも辞さない。<br/>しかし、戦いに際すれば相手がサーヴァントであろうが本気で殺しにかかっており、あまつさえその死合において、無自覚に高揚感をも感じているという。
 
:この本性は盈月の儀による命の取り合いの中でも数人に感づかれており、それを指摘されもするが、本人はその事を抵抗なく肯定している。とはいえ表向きの性格上、盈月の儀が終わったあともなおそれに蓋をしながら生きていくことも辞さない。<br/>しかし、戦いに際すれば相手がサーヴァントであろうが本気で殺しにかかっており、あまつさえその死合において、無自覚に高揚感をも感じているという。
 
;能力
 
;能力
46行目: 46行目:  
;[[ヤマトタケル|セイバー]]
 
;[[ヤマトタケル|セイバー]]
 
:召喚したサーヴァント。無鉄砲にサーヴァントに向かう姿を度々非難されるが、儀を進めるうちに信頼関係を築く傍ら、その本性も見抜かれることになる。
 
:召喚したサーヴァント。無鉄砲にサーヴァントに向かう姿を度々非難されるが、儀を進めるうちに信頼関係を築く傍ら、その本性も見抜かれることになる。
:物語を進めていく内に無二の相棒となるが、「可惜夜に希う」ルートでは彼に殺害される。
+
:物語を進めていく内に無二の相棒となるが、「可惜夜に希う」ルートでは彼との死合の末に殺害される。
    
;[[紅玉の書]]
 
;[[紅玉の書]]
60行目: 60行目:  
:外見も性別も性格も何もかも異なっているが、その剣筋を見て「宮本武蔵」だと断言した。
 
:外見も性別も性格も何もかも異なっているが、その剣筋を見て「宮本武蔵」だと断言した。
 
:彼女の世界における伊織もほぼほぼ同じ道をたどっているらしく、師と同じ言葉をかけられる。
 
:彼女の世界における伊織もほぼほぼ同じ道をたどっているらしく、師と同じ言葉をかけられる。
:物語終盤では彼女と一騎打ちを行うこととなり、奥義「燕返し 比翼の段」を使って勝利した。
+
:物語終盤では彼女と一騎打ちを行うこととなり、秘剣「燕返し 比翼の段」を使って勝利した。
    
; [[若旦那]]
 
; [[若旦那]]
69行目: 69行目:  
;[[佐々木小次郎]]
 
;[[佐々木小次郎]]
 
: 生前の師の宿敵に当たる人物。武蔵の死後、墓前に花を添えに来た彼に師を請う。
 
: 生前の師の宿敵に当たる人物。武蔵の死後、墓前に花を添えに来た彼に師を請う。
: 小次郎の回想によれば、所謂巌流島の決闘は武蔵の「作戦勝ち」で、腕前自体は小次郎に及ばなかったようである。
+
: 小次郎の回想によれば、所謂巌流島の決闘は武蔵の「作戦勝ち」だったという。
 
: 伊織も師から回顧した内容を聞き及んでおり、己が目的のために、師が恐れた剣をも取り込もうと目論んだ。
 
: 伊織も師から回顧した内容を聞き及んでおり、己が目的のために、師が恐れた剣をも取り込もうと目論んだ。
: 物語の終盤では、空の型の奥義が彼から教わったであろう秘技「燕返し 比翼の段」に変化する。
+
: 物語の終盤では、空の型の奥義が彼から教わったであろう秘剣「燕返し 比翼の段」に変化する。
    
;宮本武蔵
 
;宮本武蔵
 
:養父にして剣の師。故人。
 
:養父にして剣の師。故人。
:二天一流を教え込まれたが、その奥義を授けられるには至っていなかった。伊織が浪人生活をしているのはこのためで、二天一流を極めていないからという理由で士官の道を断っている。
+
:二天一流を教え込まれたが、本作ではその奥義を授けられるには至らず。伊織が士官の道を断り浪人生活をしているのはこのため。
 
:実際のところ、武蔵本人は伊織に奥義を伝授させ、その暁に死合うつもりでもいたが、その奥底に眠る本性を悟り、'''「生まれる時代を間違えた」'''と言い遺してこの世を去った。
 
:実際のところ、武蔵本人は伊織に奥義を伝授させ、その暁に死合うつもりでもいたが、その奥底に眠る本性を悟り、'''「生まれる時代を間違えた」'''と言い遺してこの世を去った。
 
:仏像を彫るのが趣味であったようであり、自身も真似して像を彫っていたが彼のものに至るほど上手くできていないと言っている。
 
:仏像を彫るのが趣味であったようであり、自身も真似して像を彫っていたが彼のものに至るほど上手くできていないと言っている。
101行目: 101行目:  
;史実の宮本伊織
 
;史実の宮本伊織
 
* 宮本伊織は史実通りなら慶安四年の時点では'''40歳'''であり、浪人どころか大名の小笠原家の筆頭家老を務めている人物。
 
* 宮本伊織は史実通りなら慶安四年の時点では'''40歳'''であり、浪人どころか大名の小笠原家の筆頭家老を務めている人物。
** 史実の宮本武蔵が剣豪としてはかなり高い社会的地位に就けたのも本人の実力もさることながら伊織の社会的地位の影響があるという見方もあるほどである。
+
** 史実の宮本武蔵が剣豪としてはかなり高い社会的地位に就けたのも、本人の実力もさることながら伊織の社会的地位の影響があるという見方もあるほどである。
    
; お揃いの水引根付
 
; お揃いの水引根付