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; 略歴
 
; 略歴
: 500年前<ref group = "注">慎二・桜世代から数えて6代前</ref>の間桐の当主。戸籍上は[[間桐鶴野|鶴野]]・[[間桐雁夜|雁夜]]兄弟の父、慎二・桜兄妹の祖父ということになっている。本名は「マキリ・ゾォルケン」。家名は「ゾォルケン」だが、日本に根を下ろして以来、名前の「マキリ」を日本語姓「間桐」として名乗るようになる。もともとはロシアあたりの家らしい。延命に延命を重ね既に人外の者となっている[[魔術|魔術師]]で、その身体は人のものから蟲に置き換えられている「妖怪」。
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: 500年前<ref group = "注">慎二・桜世代から数えて6代前。</ref>の間桐の当主。戸籍上は[[間桐鶴野|鶴野]]・[[間桐雁夜|雁夜]]兄弟の父、慎二・桜兄妹の祖父ということになっている。本名は「マキリ・ゾォルケン」。家名は「ゾォルケン」だが、日本に根を下ろして以来、名前の「マキリ」を日本語姓「間桐」として名乗るようになる。もともとはロシアあたりの家らしい。延命に延命を重ね既に人外の者となっている[[魔術|魔術師]]で、その身体は人のものから蟲に置き換えられている「妖怪」。
 
: 200年前の大聖杯敷設儀式にも参加しており、英霊を使い魔にするサーヴァントシステムや[[令呪]]の考案者その人である。[[聖杯戦争]]をずっと見続けてきた人物で、第三次に行われたアインツベルンの「反則」の影響にもいち早く気付いていた。そのため第四次では様子見に徹するつもりであったが、雁夜の要求を受け参加を承諾。自身は一歩引いた位置から聖杯戦争を監視していた。とはいえ雁夜が勝ち残ることはないだろうと内心確信しており、彼が苦しみもがくさまを愉しむつもりであった。
 
: 200年前の大聖杯敷設儀式にも参加しており、英霊を使い魔にするサーヴァントシステムや[[令呪]]の考案者その人である。[[聖杯戦争]]をずっと見続けてきた人物で、第三次に行われたアインツベルンの「反則」の影響にもいち早く気付いていた。そのため第四次では様子見に徹するつもりであったが、雁夜の要求を受け参加を承諾。自身は一歩引いた位置から聖杯戦争を監視していた。とはいえ雁夜が勝ち残ることはないだろうと内心確信しており、彼が苦しみもがくさまを愉しむつもりであった。
 
: 第五次では桜をマスターとして[[メドゥーサ|ライダー]]を召喚させるも桜のやる気の無さから慎二にマスター権譲渡を許すなどあまり乗り気ではない。しかし桜が[[アンリマユ|アヴェンジャー]]と繋がり黒い影が出没しだすと一転、自身も[[ハサン・サッバーハ〔呪腕のハサン〕|アサシン]]を変則召喚し聖杯戦争の裏側で暗躍する。
 
: 第五次では桜をマスターとして[[メドゥーサ|ライダー]]を召喚させるも桜のやる気の無さから慎二にマスター権譲渡を許すなどあまり乗り気ではない。しかし桜が[[アンリマユ|アヴェンジャー]]と繋がり黒い影が出没しだすと一転、自身も[[ハサン・サッバーハ〔呪腕のハサン〕|アサシン]]を変則召喚し聖杯戦争の裏側で暗躍する。
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:雁夜に刻印虫を仕込み即席仕立てのマスターとし、自身は様子見。
 
:雁夜に刻印虫を仕込み即席仕立てのマスターとし、自身は様子見。
 
;[[Fate/Apocrypha]]
 
;[[Fate/Apocrypha]]
:第三次聖杯戦争でダーニックに大聖杯を奪われてしまい、完全に零落した。アニメ版では、炎上する冬木教会で血塗れになって倒れるシーンが追加された。
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:第三次聖杯戦争でダーニックに大聖杯を奪われてしまい、完全に零落した。アニメ版では炎上する冬木教会で血塗れになって倒れるシーンが追加された。
 
;[[Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ]]
 
;[[Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ]]
 
:並行世界では既に死亡しているためか名前のみで語られている。
 
:並行世界では既に死亡しているためか名前のみで語られている。
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:言峰は確かに10年の時を経て、己の本性に気付きそれを受け入れながら生きていたが、それでもまだ言峰の心の奥底に眠っていた密かな願望を暴き立て、それは永久に得ることが出来ないものであると断じた。
 
:言峰は確かに10年の時を経て、己の本性に気付きそれを受け入れながら生きていたが、それでもまだ言峰の心の奥底に眠っていた密かな願望を暴き立て、それは永久に得ることが出来ないものであると断じた。
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;臓硯「ま―――――待て、待て待て待て......!!<br>違う、違うぞ桜......!おまえに取り憑くというのは最後の手段だ。おまえの意識があるのなら、門は全て与える。<br>ワシは間桐の血統が栄えればそれでよい。<br>おまえが勝者となり、全てを手に入れるのならばそれでよいのだ、桜......!」
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;臓硯「ま―――――待て、待て待て待て……!!<br>違う、違うぞ桜……!おまえに取り憑くというのは最後の手段だ。おまえの意識があるのなら、門は全て与える。<br>ワシは間桐の血統が栄えればそれでよい。<br>おまえが勝者となり、全てを手に入れるのならばそれでよいのだ、桜……!」
 
;桜「それでは尚更ですね。だって、もうお爺さまの手は要りません。あとはわたしだけでも、門を開ける事はできますから」
 
;桜「それでは尚更ですね。だって、もうお爺さまの手は要りません。あとはわたしだけでも、門を開ける事はできますから」
;臓硯「―――――!待て、待つのだ、待ってくれ桜......!<br>ワシはおまえの事を思ってやってきたのだぞ......!?<br>それを、それを、恩を仇で返すような真似をーーーー」
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;臓硯「―――――!待て、待つのだ、待ってくれ桜……!<br>ワシはおまえの事を思ってやってきたのだぞ……!?<br>それを、それを、恩を仇で返すような真似をーーーー」
 
;桜「さようならお爺さま。<br>二百年も地の底で蠢いていたのは疲れたでしょう?<br>――――さあ、もうお消えになっても結構です」
 
;桜「さようならお爺さま。<br>二百年も地の底で蠢いていたのは疲れたでしょう?<br>――――さあ、もうお消えになっても結構です」
 
:人形と思い込んでいた桜に反逆され、自身の身体から本体を摘まみ出されて慌てふためく。恩着せがましい言い訳をするが、勿論聞き入れる筈も無く、そのまま潰される。
 
:人形と思い込んでいた桜に反逆され、自身の身体から本体を摘まみ出されて慌てふためく。恩着せがましい言い訳をするが、勿論聞き入れる筈も無く、そのまま潰される。
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:外法に手を染めてまで生に固執した彼だったが、かつての志を思い出したことで500年の妄執を終わらせる道を選んだ。
 
:外法に手を染めてまで生に固執した彼だったが、かつての志を思い出したことで500年の妄執を終わらせる道を選んだ。
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;「な......!バカな!?有り得ぬ!有り得ぬ!有り得ぬ...!有り得ぬ......」
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;「な……!バカな!?有り得ぬ!有り得ぬ!有り得ぬ…!有り得ぬ……」
 
:劇場版HF第一章より。メディアの遺体を操って士郎と凜を追い詰めたが、突然現れた黒い影に驚愕し、蟲に変化して撤退する。
 
:劇場版HF第一章より。メディアの遺体を操って士郎と凜を追い詰めたが、突然現れた黒い影に驚愕し、蟲に変化して撤退する。
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:わざわざ半生半死の雁夜を回復させ、令呪まで与え、教会での遠坂夫婦との遭遇までセッティングした綺礼。
 
:わざわざ半生半死の雁夜を回復させ、令呪まで与え、教会での遠坂夫婦との遭遇までセッティングした綺礼。
 
:お互いに雁夜の破滅に愉悦を感じている同類といえばまさしくその通りだったのだが、綺礼は受け入れ切れず、咄嗟に臓硯の頭を吹き飛ばしていた。
 
:お互いに雁夜の破滅に愉悦を感じている同類といえばまさしくその通りだったのだが、綺礼は受け入れ切れず、咄嗟に臓硯の頭を吹き飛ばしていた。
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:漫画版では黒鍵で全身を刺されながらも、'''「からかうのも命がけ」'''と嘲りながら平然とした姿を見せている。
    
;「クク、またいずれ見えようぞ、若造。<br> 次に会うときまでには、儂と五分に渡り合えるよう、己の本性を充分に肥え太らせておくがいい。クカカカカッ……」
 
;「クク、またいずれ見えようぞ、若造。<br> 次に会うときまでには、儂と五分に渡り合えるよう、己の本性を充分に肥え太らせておくがいい。クカカカカッ……」
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;「わ、儂の屋敷が燃えておる!? 可愛い蟲たちが死んでおる!?」
 
;「わ、儂の屋敷が燃えておる!? 可愛い蟲たちが死んでおる!?」
:『Grand Order』のイベント「Accel Zero Order」より。[[イスカンダル]]の襲撃により壊滅した間桐邸を前に狼狽する。
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:『FGO』のイベント『Accel Zero Order』より。[[イスカンダル]]の襲撃により壊滅した間桐邸を前に狼狽する。
 
:『Zero』のコラボイベントである以上、至ってシリアスな一場面のはずだが「驚愕する臓硯の立ち絵に背景は炎上する間桐邸」という絵面はどこか笑いを誘うと一部で話題となった。
 
:『Zero』のコラボイベントである以上、至ってシリアスな一場面のはずだが「驚愕する臓硯の立ち絵に背景は炎上する間桐邸」という絵面はどこか笑いを誘うと一部で話題となった。
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*人の肉を食らった虫で身体を作り栄養も人から生気を吸って生き長える妖怪だが、実際のところ人としての機能は虫が果たし外見は擬態でしか無いため肉は何でもよく、栄養も普通の食事を食べて補うことが可能であり、人間から得たほうが効率は良いものの必須ではない。仮に人以外の肉で身体を作り栄養を摂ることに徹していれば人間の血液が必須な死徒などよりは人道的な延命法だっただろう。……人間性を保ったまま肉体が虫であることの苦痛や魂の腐敗に耐えられればの話ではあるが。
 
*人の肉を食らった虫で身体を作り栄養も人から生気を吸って生き長える妖怪だが、実際のところ人としての機能は虫が果たし外見は擬態でしか無いため肉は何でもよく、栄養も普通の食事を食べて補うことが可能であり、人間から得たほうが効率は良いものの必須ではない。仮に人以外の肉で身体を作り栄養を摂ることに徹していれば人間の血液が必須な死徒などよりは人道的な延命法だっただろう。……人間性を保ったまま肉体が虫であることの苦痛や魂の腐敗に耐えられればの話ではあるが。
 
*『Fate/Apocrypha』での臓硯は、その世界で開催された第三次聖杯戦争においてユグドミレニアに敗れ大聖杯を奪われたショックでほぼ廃人化した。マキリは既に衰退していたのと、後継者に恵まれなかったなかったこともあって、魔術師としては完全に未来を閉ざされた、と語られている。
 
*『Fate/Apocrypha』での臓硯は、その世界で開催された第三次聖杯戦争においてユグドミレニアに敗れ大聖杯を奪われたショックでほぼ廃人化した。マキリは既に衰退していたのと、後継者に恵まれなかったなかったこともあって、魔術師としては完全に未来を閉ざされた、と語られている。
**アニメ版では、炎上する冬木教会の前で血塗れで地面を這いつくばりながら、奪われた大聖杯に手を伸ばす姿が描写された。身体のダメージは刻印蟲がいれば平気の筈だが、『FGO』のイベント同様、刻印蟲を全て破壊されたのだろう。
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**アニメ版では炎上する冬木教会の前で血塗れで地面を這いつくばりながら、奪われた大聖杯に手を伸ばす姿が描写された。身体のダメージは刻印蟲がいれば平気の筈だが、『FGO』のイベント同様、刻印蟲を全て破壊されたのだろう。
*「ロシアあたり」出身、蟲による最早人でなくなった延命等、北欧(正確にはロシアは東欧だが)本拠地で肉体改造主軸の魔術教会である「彷徨海」を思わせる人物だが、特に公式からは関連を述べられていない。或いは蟲による魔術は間桐では臓硯の代からの独自のものであり、源流は普通に「時計塔」辺りにある家なのかもしれない。
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*「ロシアあたり」出身、蟲によるもはや人でなくなった延命等、北欧(正確にはロシアは東欧だが)本拠地で肉体改造主軸の魔術教会である「彷徨海」を思わせる人物だが、特に公式からは関連を述べられていない。或いは蟲による魔術は間桐では臓硯の代からの独自のものであり、源流は普通に「時計塔」辺りにある家なのかもしれない。
 
**『Fate/strange Fake』でのフランチェスカの発言を信じるなら、源流はキエフ(現在のウクライナ)らしい。
 
**『Fate/strange Fake』でのフランチェスカの発言を信じるなら、源流はキエフ(現在のウクライナ)らしい。
*実はアニメ『Fate/stay night』第18話に顔の下半分のみだが、一瞬だけ登場している。18、19話は奈須が初稿プロットを担当したアニメオリジナルストーリー。本当に一瞬なので注意して見てみよう。
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*実はアニメ『Fate/stay night』第18話に顔の下半分のみだが、一瞬だけ登場している。18・19話は奈須氏が初稿プロットを担当したアニメオリジナルストーリー。本当に一瞬なので注意して見てみよう。
*『Fate/Grand Order』第四特異点でまさかの登場を果たす。この時は第四章実装と同時に実装された礼装に彼絡みのものが2枚も入っている<ref group = "注">『Fate/stay night』の彼が描かれた「五百年の妄執」と、彼の子孫である雁夜が描かれた「目覚めた意志」の2枚</ref>、敵側が推し進める計画がそのまま彼の名前になっている(魔霧=マキリ)、『Zero』で彼が雁夜にやらせた狂化の詠唱を付与した英霊召喚を彼本人が行う等、かなり優遇された扱いだったと言える。
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*『Fate/Grand Order』第四特異点でまさかの登場を果たす。この時は第四章実装と同時に実装された礼装に彼絡みのものが2枚も入っている<ref group = "注">『Fate/stay night』の彼が描かれた「五百年の妄執」と、彼の子孫である雁夜が描かれた「目覚めた意志」の2枚。</ref>、敵側が推し進める計画がそのまま彼の名前になっている(魔霧=マキリ)、『Zero』で彼が雁夜にやらせた狂化の詠唱を付与した英霊召喚を彼本人が行う等、かなり優遇された扱いだったと言える。
 
**上記のように第四特異点では魔神柱[[バルバトス]]に変化してしまうが、彼がサーヴァントではなく当時の人間だったことを考えると、'''間桐家(マキリ家)そのものが魔神王によって呪いを刻み込まれていた'''という恐ろしい事実が推測できる。
 
**上記のように第四特異点では魔神柱[[バルバトス]]に変化してしまうが、彼がサーヴァントではなく当時の人間だったことを考えると、'''間桐家(マキリ家)そのものが魔神王によって呪いを刻み込まれていた'''という恐ろしい事実が推測できる。
 
***さらに言うと、『[[Fate/stay night]]』を初めとして冬木で聖杯戦争が昔から行われていた世界では現代まで生き延びている事、[[ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト|アマデウス]]が[[マリー・アントワネット|マリー]]に恋をしたことで魔神柱の絶対尊厳を打ち破った事を考えると、'''ユスティーツァに出会って彼女に恋をしたことでそれらの世界では彼は魔神柱にならなかった'''、というロマンチックな想像もできる。その結果、間桐家そのものが衰退の道を歩み、彼自身も魂が腐っていくことになったのは皮肉な話ではあるが。
 
***さらに言うと、『[[Fate/stay night]]』を初めとして冬木で聖杯戦争が昔から行われていた世界では現代まで生き延びている事、[[ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト|アマデウス]]が[[マリー・アントワネット|マリー]]に恋をしたことで魔神柱の絶対尊厳を打ち破った事を考えると、'''ユスティーツァに出会って彼女に恋をしたことでそれらの世界では彼は魔神柱にならなかった'''、というロマンチックな想像もできる。その結果、間桐家そのものが衰退の道を歩み、彼自身も魂が腐っていくことになったのは皮肉な話ではあるが。
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