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→‎概要: 文章が細かく区切られ過ぎていたので、出来事が地続きになっている箇所はなるべく一括りにしました。
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そこへ唯一星の内海で喪失を逃れていた獣神[[ケルヌンノス]]と、その巫女たる人間が残った妖精達を諌めるべく楽園からの使者としてやって来る。<br>
 
そこへ唯一星の内海で喪失を逃れていた獣神[[ケルヌンノス]]と、その巫女たる人間が残った妖精達を諌めるべく楽園からの使者としてやって来る。<br>
当初両者は上手く共存していたが、いつまでたっても現状は変わらず、さらにケルヌンノスと巫女の度重なる口出しに嫌気がさしていったのもあり、6翅は'''『こうなったのは全部あの神様が悪い』'''という考えの下結託、獣神の為の祭事と称した宴を開き毒酒を飲ませて殺害する。<br>
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当初両者は上手く共存していたが、いつまでたっても現状は変わらず、さらにケルヌンノスと巫女の度重なる口出しに嫌気がさしていったのもあり、6翅は'''『こうなったのは全部あの神様が悪い』'''という考えの下結託、獣神の為の祭事と称した宴を開き毒酒を飲ませて殺害。その屍体を大地の代わりとして使用し、残された巫女は魔力で生きたまま解体して自分達の道具や嗜好品として使役する為のコピー人間を造り出し、これらを元手に端末であり子孫にあたる「森の仔」、「石の仔」を生み出しつつ発展を遂げてきた。<br>
そしてその屍体を大地の代わりとして使用し、残された巫女は魔力で生きたまま解体して自分達の道具や嗜好品として使役する為のコピー人間を造り、これらを元手に端末であり子孫にあたる「森の仔」、「石の仔」を生み出しつつ発展を遂げてきた。<br>
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それから100年間、謎の死を遂げゆく妖精たちの骸が積もることで大地は広がり、“次代” が生まれるシステムにより住民も数を増やし、使役する人間によって文明も栄えるが、ここまで来てもなお妖精達の原因不明の死は止まらず、ようやくこれがケルヌンノスの怒りによる呪いだと6翅の亜鈴は気付く。しかし皆は反省するどころか、その罪を隠匿するかの如く死骸の山により形成されたブリテン島へ逃げると屍体が浮かぶ海を急速に埋め立て、干上がった海の残滓は『大穴』として残り続ける事になる。こうして6翅およびその仔達は『星の内海』から締め出されてしまう。<br>
それから100年間、謎の死を遂げゆく妖精たちの骸が積もることで大地は広がり、 “次代” が生まれるシステムにより住民も数を増やし、使役する人間によって文明も栄えるが、ここまで来てもなお妖精達の原因不明の死は止まらず、ようやくこれがケルヌンノスの怒りによる呪いだと6翅の亜鈴は気付く。<br>
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しかし反省するどころか、その罪を隠匿するかの如く死骸の山により形成されたブリテン島へ逃げると屍体が浮かぶ海を急速に埋め立て、干上がった海の残滓は『大穴』として残り続ける事になる。こうして6翅およびその仔達は『星の内海』から締め出されてしまう。<br>
   
その上屍体の陸地に降り積もった呪いは「生まれた目的」を失ったり魂そのものが傷付いたりして無意味化した妖精の個々の姿形を奪い、黒い霧の固まりに変えてしまう『モース』と呼ばれる猛毒と、1000年事に島そのものを滅ぼす毎回異なった『大厄災』<ref group="注">この他にも100年毎に小規模の『厄災』が発生しているが、此方はどちらかと云うと妖精の好奇心からくる不注意が引き起こした'''人災'''によるものが多い。</ref>となって定期的に陸上を襲う事になり、以後の妖精達はいつどんな形で起きるか分からない「呪い」を無意識に恐れ、不安と苦しみに苛まれながらブリテンで生きる事になる。<br>
 
その上屍体の陸地に降り積もった呪いは「生まれた目的」を失ったり魂そのものが傷付いたりして無意味化した妖精の個々の姿形を奪い、黒い霧の固まりに変えてしまう『モース』と呼ばれる猛毒と、1000年事に島そのものを滅ぼす毎回異なった『大厄災』<ref group="注">この他にも100年毎に小規模の『厄災』が発生しているが、此方はどちらかと云うと妖精の好奇心からくる不注意が引き起こした'''人災'''によるものが多い。</ref>となって定期的に陸上を襲う事になり、以後の妖精達はいつどんな形で起きるか分からない「呪い」を無意識に恐れ、不安と苦しみに苛まれながらブリテンで生きる事になる。<br>
 
そうして亜鈴は妖精暦7000年の時点で全員が消滅し、代わりに「氏族」と名乗るようになった亜鈴の仔と、最初の6翅と同等の力を持つ妖精『亜鈴返り』がブリテンに残される。翌年の6000年に大地が汎人類史におけるスコットランドまで到達すると、そこで暮らしていた北部の妖精が合流し、今度は氏族間に加えて北と南の妖精の間でも領地を巡る争いが勃発してしまう。<br>
 
そうして亜鈴は妖精暦7000年の時点で全員が消滅し、代わりに「氏族」と名乗るようになった亜鈴の仔と、最初の6翅と同等の力を持つ妖精『亜鈴返り』がブリテンに残される。翌年の6000年に大地が汎人類史におけるスコットランドまで到達すると、そこで暮らしていた北部の妖精が合流し、今度は氏族間に加えて北と南の妖精の間でも領地を巡る争いが勃発してしまう。<br>
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[[空想樹]]が遠くにあるだけの『無の大地』となったブリテンを目の当たりにし、ベリルから事の次第を聞かされた汎人類史のモルガンは、'''「此処の世界なら今度こそ自分だけの国が創れる」という己の願望を優先した考えの下'''、自身が召喚されたカルデアのレイシフト技術を解析・模倣して妖精暦4000年へとレイシフトし、自分が見た『未来のブリテンの有様』と『汎人類史における自身の立場と存在理由』、さらには『サーヴァント召喚を含めたカルデアの技術』といった情報までもを自分自身の霊基消滅と引き換えにしてヴィヴィアンに譲渡。<br>
 
[[空想樹]]が遠くにあるだけの『無の大地』となったブリテンを目の当たりにし、ベリルから事の次第を聞かされた汎人類史のモルガンは、'''「此処の世界なら今度こそ自分だけの国が創れる」という己の願望を優先した考えの下'''、自身が召喚されたカルデアのレイシフト技術を解析・模倣して妖精暦4000年へとレイシフトし、自分が見た『未来のブリテンの有様』と『汎人類史における自身の立場と存在理由』、さらには『サーヴァント召喚を含めたカルデアの技術』といった情報までもを自分自身の霊基消滅と引き換えにしてヴィヴィアンに譲渡。<br>
この結果ヴィヴィアンは'''「ブリテンを救う楽園の妖精」から「ブリテンを求める魔女モルガン」に変貌'''し、4翅による雨の氏族虐殺から逃れ『大厄災』をも回避して生存すると『自分の国を創る』という新たな目的のため、表面上は「[[救世主トネリコ]]」と名乗って仮初の道を歩み始める。<br>
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この結果彼女は'''「ブリテンを救う楽園の妖精」から「ブリテンを求める魔女モルガン」に変貌'''し、4翅による雨の氏族虐殺から逃れ『大厄災』をも回避して生存すると『自分の国を創る』という新たな目的のため、表面上は「[[救世主トネリコ]]」と名乗って仮初の道を歩み始める。<br>
 
しかし、何度も厄災を回避し、氏族および北と南の妖精、並びに妖精と人間の仲も調停し、平和の基盤を整え国の掌握に王手をかけても、その度に一部の妖精の気まぐれと思いつきによる「身勝手な言動」にひっくり返されて瓦解してしまうため次第に心身ともに疲れ果てていく。<br>
 
しかし、何度も厄災を回避し、氏族および北と南の妖精、並びに妖精と人間の仲も調停し、平和の基盤を整え国の掌握に王手をかけても、その度に一部の妖精の気まぐれと思いつきによる「身勝手な言動」にひっくり返されて瓦解してしまうため次第に心身ともに疲れ果てていく。<br>
この最中、女王暦からモルガンの『水鏡』に巻き込まれる形でマシュ・キリエライトが妖精暦にやって来る事態が発生しているが、トネリコが「妖精騎士ギャラハッド」の仮名を与え、多少の矛盾はあれど基本的な流れは変わらない様に配慮した事により、最終的に両者から互いに関する<ruby><rb>記憶</rb><rt>情報</rt></ruby>が消去される程度の影響に留められ、マシュがやって来た事は無かった事にされた。<br>
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またこの最中、女王暦からモルガンの『水鏡』に巻き込まれる形でマシュ・キリエライトが妖精暦に飛ばされた事により、更に歴史が枝分かれする事態が発生しているが、トネリコが「妖精騎士ギャラハッド」の仮名を与え、多少の矛盾はあれど基本的な流れは変わらない様に配慮した事により、最終的には両者から互いに関する<ruby><rb>記憶</rb><rt>情報</rt></ruby>が消去される程度の影響に留められ、マシュがやって来た事は無かった事にされた。<br>
 
そして妖精暦400年に起きた裏切りの果てにとうとう精神が砕け散ると、'''「大事なのはブリテンだけで、そこに住む妖精はもうどうでもいい」'''という結論に行き着き、救世主の使命を放棄して雌伏した事からその年の大厄災によって再びブリテン異聞帯は妖精と共に全滅。
 
そして妖精暦400年に起きた裏切りの果てにとうとう精神が砕け散ると、'''「大事なのはブリテンだけで、そこに住む妖精はもうどうでもいい」'''という結論に行き着き、救世主の使命を放棄して雌伏した事からその年の大厄災によって再びブリテン異聞帯は妖精と共に全滅。
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=== 地理 ===
 
=== 地理 ===
 
見た目と位置関係は汎人類史におけるイギリスの本土そのものだが、アイルランドやスコットランドにあたる大部分が存在しない。この領域もまた外からの観測が不可能となっているが、他の異聞帯と異なり、第六特異点と同じく「ロンゴミニアドの光の壁」と莫大な魔力に覆われている。<br>
 
見た目と位置関係は汎人類史におけるイギリスの本土そのものだが、アイルランドやスコットランドにあたる大部分が存在しない。この領域もまた外からの観測が不可能となっているが、他の異聞帯と異なり、第六特異点と同じく「ロンゴミニアドの光の壁」と莫大な魔力に覆われている。<br>
ブリテンの大半を構成する丘陵は見渡す限りの草原に僅かな岩山と木々や草が生え、一見すると和やかな田園風景だが、大地を構成するこれらは全て妖精達の死骸が積もり固まって出来たものであるため、汎人類史において妖精の一番の象徴たる自然の花がひとつも咲いていない。<br>
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ブリテンの大半を構成する丘陵は見渡す限りの草原に僅かな岩山と木々や草が生え、一見すると和やかな田園風景だが、大地を構成するこれらは全て妖精達の死骸が積もり固まって出来たものであるため、汎人類史において妖精の一番の象徴たる自然の花がひとつも咲いていない。昼間は常に夜明けを思わせる虹色の光と金色の雲が漂う黄昏色に染まり青空にはならず、夜間は満天の星が一面に輝く澄み渡った空になるため、より幻想的な妖精の世界を醸し出している。他にも時たまにだが雨が降る事はある模様。<br>
昼間は常に夜明けを思わせる虹色の光と金色の雲が漂う黄昏色に染まり青空にはならず、夜間は満天の星が一面に輝く澄み渡った空になるため、より幻想的な妖精の世界を醸し出している。他にも、時たまにだが雨が降る事はある模様。<br>
   
妖精以外では野生動物や幻想種も生息している他、妖精が呪いによって変貌した「モース」があちこちをさ迷っている。<br>
 
妖精以外では野生動物や幻想種も生息している他、妖精が呪いによって変貌した「モース」があちこちをさ迷っている。<br>
 
一方で「厄災」による積年の呪いの残滓が煤となって常に降り注いでおり、特に中央でケルヌンノスの屍体が眠る『大穴』の片方半分はこの煤と妖精の死骸によって白い樹と大地に囲われている。妖精國ブリテンの妖精達は本能的にこの『大穴』を恐れて近付かないのだが、稀にここへ「いらないもの」を捨てに来る者達がいる。<br>
 
一方で「厄災」による積年の呪いの残滓が煤となって常に降り注いでおり、特に中央でケルヌンノスの屍体が眠る『大穴』の片方半分はこの煤と妖精の死骸によって白い樹と大地に囲われている。妖精國ブリテンの妖精達は本能的にこの『大穴』を恐れて近付かないのだが、稀にここへ「いらないもの」を捨てに来る者達がいる。<br>
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===現状===
 
===現状===
モルガンは「ブリテンは救うが妖精は救わない」とあらかじめ宣言しており、その一つとして隷属と運営に必要な人間の数と提供を上級妖精に限定する形で徹底的に管理しており、下級の妖精に宛てがわれることは無い。また、女王暦の始めにモルガンによってブリテンとともに復活した以降の妖精達には『妖精紋様』と呼ばれる令呪が刻みつけられており、妖精領域の拡大という名目で年に一度膨大な魔力の半分を存在税として「献上」しなければならない。なので妖精達はこれを賄えるまでの魔力を1年以内に貯めておかなければならず、できないものはこの時点で即死してしまう。また、度重なる献上に耐えられず働けなくなって逃亡する者もおり、そういった妖精は見つかり次第連行・処刑されてしまう。<br>
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モルガンは'''「ブリテンは救うが妖精は救わない」'''とあらかじめ宣言しており、その一つとして隷属と運営に必要な人間の数と提供を上級妖精に限定する形で徹底的に管理しており、下級の妖精に宛てがわれることは無い。また、女王暦の始めにモルガンによってブリテンとともに復活した以降の妖精達には『妖精紋様』と呼ばれる令呪が刻みつけられており、妖精領域の拡大という名目で年に一度膨大な魔力の半分を存在税として「献上」しなければならない。なので妖精達はこれを賄えるまでの魔力を1年以内に貯めておかなければならず、できないものはこの時点で即死してしまう。また、度重なる献上に耐えられず働けなくなって逃亡する者もおり、そういった妖精は見つかり次第連行・処刑されてしまう。<br>
 
ブリテンを脅かす『厄災』についてもモルガン自らが「水鏡」を使って払うこそすれど、その影響で周囲の街や住んでいる妖精と人間達が吹き飛ぶ事になっても知ったことではなく、乞われれば復興に必要な支援金は出すが再建そのものは各領主たる氏族長に任せきりである。妖精達はそんなモルガンの政治体制を快く思っていないが、''厄災を何とかしてくれる存在が事実上彼女しか居ない''ため仕方なく頼っている…というのが目下の現状。
 
ブリテンを脅かす『厄災』についてもモルガン自らが「水鏡」を使って払うこそすれど、その影響で周囲の街や住んでいる妖精と人間達が吹き飛ぶ事になっても知ったことではなく、乞われれば復興に必要な支援金は出すが再建そのものは各領主たる氏族長に任せきりである。妖精達はそんなモルガンの政治体制を快く思っていないが、''厄災を何とかしてくれる存在が事実上彼女しか居ない''ため仕方なく頼っている…というのが目下の現状。
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;シェフィールド
 
;シェフィールド
 
:[[ボガード]]が統治していた島北部の城塞都市。旧ダーリントン跡手前の小高い丘の上にある。
 
:[[ボガード]]が統治していた島北部の城塞都市。旧ダーリントン跡手前の小高い丘の上にある。
:スプリガンのやり方に異議を唱え追い出された妖精達が、同じくノリッジを追われたボガードと共に元々戦争で荒地と化していた場所を再建し領地とした地域。
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:スプリガンのやり方に異議を唱え追い出された妖精達が、同じくノリッジを追われたボガードと共に元々戦争で荒地と化していた場所を再建し領地とした地域。彼自身の性質故か特に厳しい制約はなく、人間と妖精が対等に暮らしている。
:彼自身の性質故か特に厳しい制約はなく、人間と妖精が対等に暮らしている。
   
:城壁にはキャメロットと同じ構造が使われており、門が開いていなければ出入りができない強力な結界となっている。
 
:城壁にはキャメロットと同じ構造が使われており、門が開いていなければ出入りができない強力な結界となっている。
 
;マンチェスター
 
;マンチェスター
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これらの都市のうち、ノリッジ、ソールズベリー、グロスター、オークニー、オックスフォードには予言にも記されている『巡礼の鐘』と呼ばれる「6翅の亜鈴」が遺した鐘が安置された鐘撞き堂があり、領主はこの鐘の番人も兼任している。そして各地にある鐘の元へ赴きそれを鳴らす旅の事を『巡礼の旅』と呼び、予言の子はこれを成し遂げる事が役割だという。<br>この他にも持ち主や意図は不明だが、巨大な蜂の巣やサザエ、鳥の巣、じゃがいも状の岩などがあちこちにある。また、どの領主と領地にも属さない、或いは事情によって溢れた妖精達によって構成された小規模の<ruby><rb>森</rb><rt>むら</rt></ruby>が所々に散らばる形で存在している。
 
これらの都市のうち、ノリッジ、ソールズベリー、グロスター、オークニー、オックスフォードには予言にも記されている『巡礼の鐘』と呼ばれる「6翅の亜鈴」が遺した鐘が安置された鐘撞き堂があり、領主はこの鐘の番人も兼任している。そして各地にある鐘の元へ赴きそれを鳴らす旅の事を『巡礼の旅』と呼び、予言の子はこれを成し遂げる事が役割だという。<br>この他にも持ち主や意図は不明だが、巨大な蜂の巣やサザエ、鳥の巣、じゃがいも状の岩などがあちこちにある。また、どの領主と領地にも属さない、或いは事情によって溢れた妖精達によって構成された小規模の<ruby><rb>森</rb><rt>むら</rt></ruby>が所々に散らばる形で存在している。
   −
一見すると各都市は発展しているように見えるが、実のところは妖精が本能的に持っている閉鎖的な娯楽価値観(端的に説明すると「今いる街の中でのんびり暮らしている方が楽しいから、外の事など気にしなくてもいい」、「他の街と同じものをわざわざ拵える必要はない」という感覚に近い)故に、都市の住民による交流はほぼ全くない。地域特色の偏りや物資格差が顕著なのはこれに起因しており、例外は商人や目新しいもの好き、或いは領主の掟に耐えられなかったり反発して逃亡した者、あるいは氏族長同士である。
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一見すると各都市は発展しているように見えるが、実のところは妖精が本能的に持っている閉鎖的な娯楽価値観…端的に説明すると「今いる街の中でのんびり暮らしている方が楽しいから、外の事など気にしなくてもいい」、「他の街と同じものをわざわざ拵える必要はない」という感覚によって、都市の住民による交流はほぼ全くない。地域特色の偏りや物資格差が顕著なのはこれに起因しており、例外は商人や目新しいもの好き、或いは領主の掟に耐えられなかったり反発して逃亡した者、あるいは氏族長同士である。
    
=== 住民 ===
 
=== 住民 ===
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;王の氏族
 
;王の氏族
 
:アルビオンの竜の亡骸を大地として生活していた北の妖精の総称。妖精暦6000年に氏族たち南の妖精と合流してからは「春の戦争」を起こすも、人間を擁していなかったために皆殺しにされる。
 
:アルビオンの竜の亡骸を大地として生活していた北の妖精の総称。妖精暦6000年に氏族たち南の妖精と合流してからは「春の戦争」を起こすも、人間を擁していなかったために皆殺しにされる。
:しかし後にその遺骸から女王マヴが発生し、彼女はアイルランドを作り出して戦力を整え、領地を巡って「夏の戦争」を引き起こすも、トネリコの仲裁によって和解し妖精の仲間と認められ、『雨の氏族』の空席を埋める形で氏族入りを果たした。
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:しかし後にその遺骸から女王マヴが発生し、彼女はアイルランドを作り出して戦力を整え、領地を巡って「夏の戦争」を引き起こすも、トネリコの仲裁によって和解し妖精の仲間と認められ、『雨の氏族』の空席を埋める形で氏族入りを果たした。なので南の妖精とは'''根本から全く違う別の種族'''に値し、ケルヌンノスの呪いによる『罪状』や『罪悪感』も無いので「巡礼の鐘の音」を耳にしても何ともなく、「楽園の妖精」に対する無意識の嫌悪感や恐れを抱く事も無い。
:なので南の妖精とは'''根本から全く違う別の種族'''に値し、ケルヌンノスの呪いによる『罪状』や『罪悪感』も無いので「巡礼の鐘の音」を耳にしても何ともなく、「楽園の妖精」に対する無意識の嫌悪感や恐れを抱く事も無い。
   
:女王が『妖精領域』である自らの血液を与えれば南の妖精であろうと仲間になれるため、女王暦時点では色々な氏族が混合している状態だが、ノクナレアが兵士として引き連れていた者たちは汎人類史ではピクト人や巨人といった部類がオリジナルに該当すると思われる。
 
:女王が『妖精領域』である自らの血液を与えれば南の妖精であろうと仲間になれるため、女王暦時点では色々な氏族が混合している状態だが、ノクナレアが兵士として引き連れていた者たちは汎人類史ではピクト人や巨人といった部類がオリジナルに該当すると思われる。
 
:主な目的は不明だが、君主たる先代女王マヴと次代のノクナレアに仕え、その命令に服従し付き従う事こそがそれに当たると云える。
 
:主な目的は不明だが、君主たる先代女王マヴと次代のノクナレアに仕え、その命令に服従し付き従う事こそがそれに当たると云える。
    
他にもウェールズの森に住む芋虫型や典型的な妖精像を反映した小人型など、6氏族の見た目に当てはまらない妖精や、ガレスやノクナレア、レッドラ・ビットや[[カレン・C・オルテンシア|チョコの妖精]]のように汎人類史の[[サーヴァント]]にそっくりな外見の妖精も数多く生活している。<br>
 
他にもウェールズの森に住む芋虫型や典型的な妖精像を反映した小人型など、6氏族の見た目に当てはまらない妖精や、ガレスやノクナレア、レッドラ・ビットや[[カレン・C・オルテンシア|チョコの妖精]]のように汎人類史の[[サーヴァント]]にそっくりな外見の妖精も数多く生活している。<br>
汎人類史からの<ruby><rb>取り替え</rb><rt>チェンジリング</rt></ruby>によって迷い込む妖精もいるらしく、事実ロブとワグは「漂流物」としてこの地にやってきた妖精である。
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これらの妖精には共通して「生まれた目的」と「役割」が存在し、それぞれが『名前』と密接に繋がっている。この目的を失うと存在が維持できなくなりやがては消失≒死亡してしまうが、同時に妖精國ブリテンの何処かで新しい妖精が “次代” として発生する。<br>妖精は基本的に生殖の必要がなく単体で完結するが、極たまにこの目的から枝分かれした新しい「生まれた目的」をもって発生した次代、または生まれた目的が叶わないまま消失した場合、その目的を代わりに果たすために発生した次代も存在する。この場合元の目的の主たる妖精≒先代と次代は汎人類史でいう親子の関係にあたる。
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これらの妖精には共通して「生まれた目的」と「役割」が存在し、それぞれが『名前』と密接に繋がっている。この目的を失うと存在が維持できなくなりやがては消失≒死亡してしまうが、同時に妖精國ブリテンの何処かで新しい妖精が “次代” として発生する。<br>
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妖精は基本的に生殖の必要がなく単体で完結するが、極たまにこの目的から枝分かれした新しい「生まれた目的」をもって発生した次代、または生まれた目的が叶わないまま消失した場合、その目的を代わりに果たすために発生した次代も存在する。この場合元の目的の主たる妖精≒先代と次代は汎人類史でいう親子の関係にあたる。
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この輪から外れる存在が唯一無二の存在である『亜鈴』で、基本的には消失しても目的に関係なく次代は発生しないのだが、稀に亜鈴に匹敵する能力を持った『亜鈴帰り』が発生し、この場合は先代と次代の関係のみ適応される。<br>また、亜鈴はその本質から世界を作り替えてしまう特性『妖精領域』を有しており、これを使って独自のルールを布くことで広範囲の支配を可能とするが、大概がこの力を上手く扱えず同氏族の妖精に追われるか自身がルールに縛られて自滅してしまい、<ruby><rb>妖精亡主</rb><rt>ナイトコール</rt></ruby>という亡霊となってブリテン中を彷徨う事になるため保持者はどんどん減っていき、現時点でこの領域を持つ亜鈴帰りはムリアンとノクナレアのみである。
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この輪から外れる存在が唯一無二の存在である『亜鈴』で、基本的には消失しても目的に関係なく次代は発生しないのだが、稀に亜鈴に匹敵する能力を持った『亜鈴帰り』が発生し、この場合は先代と次代の関係のみ適応される。<br>
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また、亜鈴はその本質から世界を作り替えてしまう特性『妖精領域』を有しており、これを使って独自のルールを布くことで広範囲の支配を可能とするが、大概がこの力を上手く扱えず同氏族の妖精に追われるか自身がルールに縛られて自滅してしまい、<ruby><rb>妖精亡主</rb><rt>ナイトコール</rt></ruby>という亡霊となってブリテン中を彷徨う事になるため保持者はどんどん減っていき、現時点でこの領域を持つ亜鈴帰りはムリアンとノクナレアのみである。
    
自分の存在が『無意味化』した妖精のうち何割かはケルヌンノスの呪いによってモースになってしまい、場合によっては激痛に苦しめられる事もある。この呪いは妖精しか罹らず僅かな接触で伝染するのも妖精のみだが、人間も長時間触れていると呪いが移ってしまう。<br>
 
自分の存在が『無意味化』した妖精のうち何割かはケルヌンノスの呪いによってモースになってしまい、場合によっては激痛に苦しめられる事もある。この呪いは妖精しか罹らず僅かな接触で伝染するのも妖精のみだが、人間も長時間触れていると呪いが移ってしまう。<br>
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=== 技術 ===
 
=== 技術 ===
主要都市にはレンガやコンクリート造りの建造物が立ち並び、宿屋や飲食店、床屋などの店も見られ、妖精の暮らしは一見すると汎人類史の人間とほぼ変わらない生活を送っているが、これらは全て妖精が'''『人間の技術を模倣して創り出したもの』'''。<br>これは人間と親密に接していくうちに『新しいものを自分で考えて発明する』能力や、それによって生み出された産物を「自分達にはない面白くて素敵なもの」と看做して真似するようになったためである。<br>とは言えど、「魔力」という神秘を持つ妖精達にとってこれらの技巧は指先一つで簡単にコピーと量産が可能な上に、高度な頭脳と長い寿命を持つがため自分達で工夫したり手を加えるといった成長も必要なく、目新しいものはひたすら模倣し飽きたら捨ててしまうを繰り返している。<br>その一方で、モルガンの進言から妖精の生態系を剪定しかねない技術の模倣は禁止されており、大きな罰則こそ無いものの動物を労働手段として使う事も禁じられている。特に乗り物等の系統については馬車や荷車といった最低限の部類しか無く、主な移動手段はレッドラ・ビットやクントリーのような妖精馬が担っている。
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主要都市にはレンガやコンクリート造りの建造物が立ち並び、宿屋や飲食店、床屋などの店も見られ、妖精の暮らしは一見すると汎人類史の人間とほぼ変わらない生活を送っているが、これらは全て妖精が'''『人間の技術を模倣して創り出したもの』'''。<br>
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これは人間と親密に接していくうちに『新しいものを自分で考えて発明する』能力や、それによって生み出された産物を「自分達にはない面白くて素敵なもの」と看做して真似するようになった為。とは言えども、「魔力」という神秘を持つ妖精達にとってこれらの技巧は指先一つで簡単にコピーと量産が可能な上に、高度な頭脳と長い寿命を持つがため自分達で工夫したり手を加えるといった成長も必要なく、目新しいものはひたすら模倣し飽きたら捨ててしまうを繰り返している。<br>
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その一方で、モルガンの進言から妖精の生態系を剪定しかねない技術の模倣は禁止されており、大きな罰則こそ無いものの動物を労働手段として使う事も禁じられている。特に乗り物等の系統については馬車や荷車といった最低限の部類しか無く、主な移動手段はレッドラ・ビットやクントリーのような妖精馬が担っている。
    
また、スプリガンが「土の氏族」に鉄製品の製造技術を伝えて以降は、その鉄で出来た武器が妖精にとって猛毒になると分かると同じく鉄を無理なく扱える人間達を中心に、鎧や兜といった武具や槍に剣といった武器が造られ広まっていく。
 
また、スプリガンが「土の氏族」に鉄製品の製造技術を伝えて以降は、その鉄で出来た武器が妖精にとって猛毒になると分かると同じく鉄を無理なく扱える人間達を中心に、鎧や兜といった武具や槍に剣といった武器が造られ広まっていく。
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また、いくらでも魔力で模倣すれば同じものを生み出せるという特性故に、中身や価値観を全く重要視しておらず、食物のパン1個にしても、それを作り出す為に必要な『調理』という工程を積極的に学ぼうと考える「物好きな妖精」を除けば、所詮は見た目がそっくりなだけで中身はスカスカなガワだけの代物でしかない。
 
また、いくらでも魔力で模倣すれば同じものを生み出せるという特性故に、中身や価値観を全く重要視しておらず、食物のパン1個にしても、それを作り出す為に必要な『調理』という工程を積極的に学ぼうと考える「物好きな妖精」を除けば、所詮は見た目がそっくりなだけで中身はスカスカなガワだけの代物でしかない。
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カルデアが到着した時点では女王暦2001年に鏡の氏族が遺した18の節から成る予言(ただし一般に伝わっているのは不吉な用語が多い4節を'''意図的に省いた'''14節のみ)に記された'''「妖精國ブリテンを救う真の王たる『予言の子』」'''の存在が目下の注目の的となっているが、大半は「巷で流行っているから信じている」のであって、本当に信じているのは女王モルガンを脅かす者として敵視する、或いは妖精國ブリテンを変えてくれる者として期待している氏族長と、呪いから救われたいと願っているごく少数派の下級妖精のみである。妖精暦にブリテンを救った「救世主トネリコ」の物語も同列で語り継がれてはいるが、もう覚えている妖精は少ないという。
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カルデアが到着した時点では女王暦2001年に鏡の氏族が遺した18の節から成る予言…ただし一般に伝わっているのは、不吉な用語が多い4節を'''意図的に省いた'''14節に記された'''「妖精國ブリテンを救う真の王たる『予言の子』」'''の存在が目下の注目の的となっているが、大半は「巷で流行っているから信じている」のであって、本当に信じているのは女王モルガンを脅かす者として敵視する、或いは妖精國ブリテンを変えてくれる者として期待している氏族長と、呪いから救われたいと願っているごく少数派の下級妖精のみである。妖精暦にブリテンを救った「救世主トネリコ」の物語も同列で語り継がれてはいるが、もう覚えている妖精は少ないという。
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この他にもごく稀にだが<ruby><rb>取り替え</rb><rt>チェンジリング</rt></ruby>と呼ばれる漂流によって汎人類史から人や物が流れ着く事があり、特に漂流して来た人間はモルガンの手が及んでいない真っ当な存在として有り難がられているが、大半は見つかり次第女王モルガンによって物品は宝物庫に、人間は人間牧場に保管されてしまう。
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この他にもごく稀にだが<ruby><rb>取り替え</rb><rt>チェンジリング</rt></ruby>と呼ばれる漂流によって汎人類史から人や物、或いは妖精が流れ着く事があり、特に漂流して来た人間はモルガンの手が及んでいない真っ当な存在として有り難がられているが、大半は見つかり次第女王モルガンによって物品は宝物庫に、人間は人間牧場に保管されてしまう。
    
==異聞帯の人物==
 
==異聞帯の人物==
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**一方で序盤でも、宴の場でも武器を手放そうとしなかった[[トリスタン]]の姿、[[オベロン|元凶の]][[ヴォーティガーン|正体]]が暗示されるなどの不穏な描写も少なくなかった。
 
**一方で序盤でも、宴の場でも武器を手放そうとしなかった[[トリスタン]]の姿、[[オベロン|元凶の]][[ヴォーティガーン|正体]]が暗示されるなどの不穏な描写も少なくなかった。
 
**これはプレイヤー側からすればシナリオとシステムの進行上どうしても必須だったからというメタ視点ならではの理由であると思われるが、それに対しカルデア一行側は、人理定理のためとはいえ『異聞帯をなんの罪も無い住民ごと消滅させる』という残酷な苦渋の選択を続けている以上'''「その決断が今回は一番正しかった」'''と思わせたくなかったという不文律と、「その在り方がたとえ歪んでいても『美しいままの妖精國ブリテン』という世界だけを目に焼き付けて終わらせて欲しかった」という[[オベロン|真の黒幕]]による裏からの配慮があり、アルトリア・キャスターもそれを承知してあえて黙っていた可能性が考案されている。<br>もっともシナリオ分岐で登場する選択用の台詞によっては、[[主人公 (Grand Order)|主人公]]のみ異聞帯における妖精の実態に薄々勘づいているという可能性が示唆されている。
 
**これはプレイヤー側からすればシナリオとシステムの進行上どうしても必須だったからというメタ視点ならではの理由であると思われるが、それに対しカルデア一行側は、人理定理のためとはいえ『異聞帯をなんの罪も無い住民ごと消滅させる』という残酷な苦渋の選択を続けている以上'''「その決断が今回は一番正しかった」'''と思わせたくなかったという不文律と、「その在り方がたとえ歪んでいても『美しいままの妖精國ブリテン』という世界だけを目に焼き付けて終わらせて欲しかった」という[[オベロン|真の黒幕]]による裏からの配慮があり、アルトリア・キャスターもそれを承知してあえて黙っていた可能性が考案されている。<br>もっともシナリオ分岐で登場する選択用の台詞によっては、[[主人公 (Grand Order)|主人公]]のみ異聞帯における妖精の実態に薄々勘づいているという可能性が示唆されている。
*地球崩落阻止と並んで神造兵装の獲得がカルデアの目的であったが、神造兵装は使い手とセットのもので、当初の目的通りモルガンのロンゴミニアドを鹵獲もしくは参考に神造兵装を作ったとしても資格が無い限り使用することができない。<br>カルデアが神造兵装を得るには白紙化した汎人類史に欠けた事実を取り戻す必要があり、その事実こそが『白紙にされていた聖剣の概念』であることが、終盤マーリンから明かされている。
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*地球崩落阻止と並んで神造兵装の獲得がカルデアの目的であったが、神造兵装は使い手とセットのもので、当初の目的通りモルガンのロンゴミニアドを鹵獲もしくは参考に神造兵装を作ったとしても、資格が無い限り使用することができない。<br>カルデアが神造兵装を得るには、白紙化した汎人類史に欠けた事実を取り戻す必要があり、その事実こそが『白紙にされていた聖剣の概念』であることが、終盤マーリンから明かされている。
    
==脚注==
 
==脚注==
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