32行目: |
32行目: |
| }} | | }} |
| == 概要 == | | == 概要 == |
− |
| |
| 「[[ライダー|騎兵]]」の[[サーヴァント]]。 | | 「[[ライダー|騎兵]]」の[[サーヴァント]]。 |
| | | |
| ; 略歴 | | ; 略歴 |
− | : 『[[Fate/Grand Order]]』第一特異点『[[邪竜百年戦争 オルレアン]]』では西暦1431年のフランスに召喚され、フランス王妃として、そして一友人として[[ジャンヌ・ダルク]]に大きく影響を与えることとなった。 | + | : 第一特異点『[[邪竜百年戦争 オルレアン]]』では西暦1431年のフランスに召喚され、フランス王妃として、そして一友人として[[ジャンヌ・ダルク]]に大きく影響を与えることとなった。 |
| : 竜の魔女ジャンヌ・オルタの襲撃から主人公一行とゲオルギウスを逃がすために立ち向かい、消滅した。 | | : 竜の魔女ジャンヌ・オルタの襲撃から主人公一行とゲオルギウスを逃がすために立ち向かい、消滅した。 |
| :終局特異点『[[冠位時間神殿 ソロモン]]』では冠位時間神殿に召喚され、他のサーヴァント達と共にⅠの座を統括する[[魔神柱|溶鉱炉ナベリウス]]と交戦する。 | | :終局特異点『[[冠位時間神殿 ソロモン]]』では冠位時間神殿に召喚され、他のサーヴァント達と共にⅠの座を統括する[[魔神柱|溶鉱炉ナベリウス]]と交戦する。 |
47行目: |
46行目: |
| : スキル『魅惑の美声』の効果により、王権への敵対者に対して歌声で魔力ダメージを導く。 | | : スキル『魅惑の美声』の効果により、王権への敵対者に対して歌声で魔力ダメージを導く。 |
| : コミック版『Fate/Grand Order -turas réalta-』ではサンソンと直接戦闘する描写もあり、ガラスの馬に乗って空を駆け巡り、ガラスの盾でサンソンの剣を防いだりとアグレッシブな戦いもある程度こなせる模様。 | | : コミック版『Fate/Grand Order -turas réalta-』ではサンソンと直接戦闘する描写もあり、ガラスの馬に乗って空を駆け巡り、ガラスの盾でサンソンの剣を防いだりとアグレッシブな戦いもある程度こなせる模様。 |
| + | : モーション改修後は上記のようにガラスの馬に乗って突撃したり、ピンク色をした風や百合の魔力球を放って攻撃するようになった。 |
| | | |
| == 別クラス / バリエーション == | | == 別クラス / バリエーション == |
− | === キャスター (Grand Order) === | + | === キャスター === |
| [[スカサハ]]に霊基を弄られて水着姿になり、霊基が変質してキャスタークラスになったマリー・アントワネット。 | | [[スカサハ]]に霊基を弄られて水着姿になり、霊基が変質してキャスタークラスになったマリー・アントワネット。 |
| | | |
64行目: |
64行目: |
| ! クラス !! マスター !! 筋力 !! 耐久 !! 敏捷 !! 魔力 !! 幸運 !! 宝具 !! [[スキル (サーヴァント)|クラス別能力]] !! [[スキル (サーヴァント)|保有スキル]] !! 備考 | | ! クラス !! マスター !! 筋力 !! 耐久 !! 敏捷 !! 魔力 !! 幸運 !! 宝具 !! [[スキル (サーヴァント)|クラス別能力]] !! [[スキル (サーヴァント)|保有スキル]] !! 備考 |
| |- | | |- |
− | | [[ライダー]] || [[主人公 (Grand Order)]] || D || D || B || B || B+ || A+ || 対魔力:C<br />騎乗:A+ || 魅惑の美声:C<br />麗しの姫君:A<br />神の恩寵:B<br />王統の音色:B+ || style="text-align:left"|強化クエストクリアで「魅惑の美声」→「王統の音色」に変化。 | + | | [[ライダー]] || [[主人公 (Grand Order)]] || D || D || B || B || B+ || A+ || 対魔力:C<br>騎乗:A+ || 魅惑の美声:C<br>麗しの姫君:A<br>神の恩寵:B<br>王統の音色:B+ || style="text-align:left"|強化クエスト2クリアで「魅惑の美声」→「王統の音色」に変化。 |
| |} | | |} |
| | | |
| == [[宝具]] == | | == [[宝具]] == |
| ; 百合の王冠に栄光あれ(ギロチン・ブレイカー) | | ; 百合の王冠に栄光あれ(ギロチン・ブレイカー) |
− | : ランク:A<br />種別:対軍宝具<br />レンジ:1~50<br />最大捕捉:50人 | + | : ランク:A<br>種別:対軍宝具<br>レンジ:1~50<br>最大捕捉:50人 |
| : ライダーとしての宝具。ガラスの馬に乗り敵へと突撃する。 | | : ライダーとしての宝具。ガラスの馬に乗り敵へと突撃する。 |
| : 栄光のフランス王権を象徴した宝具で、外観はフランス王家の紋章が入ったガラスで構成されている美しい馬。 | | : 栄光のフランス王権を象徴した宝具で、外観はフランス王家の紋章が入ったガラスで構成されている美しい馬。 |
77行目: |
77行目: |
| : 『Fate/Grand Order Arcade』では演出がさらに強化されており、周囲一体にガラスの結晶が水晶のように析出し、ガラスに閉じ込められた敵を突撃した馬が蹴り砕くようになっている。 | | : 『Fate/Grand Order Arcade』では演出がさらに強化されており、周囲一体にガラスの結晶が水晶のように析出し、ガラスに閉じ込められた敵を突撃した馬が蹴り砕くようになっている。 |
| :『Grand Order』では「敵全体に強力な攻撃[Lv]+味方全体のHPを回復<オーバーチャージで効果アップ>&弱体解除」という効果のQuick宝具。 | | :『Grand Order』では「敵全体に強力な攻撃[Lv]+味方全体のHPを回復<オーバーチャージで効果アップ>&弱体解除」という効果のQuick宝具。 |
− | :強化後はA+ランクに上昇し、宝具威力倍率と回復数値の上昇に加えて「味方全体のクリティカル威力をアップ(3ターン)」という効果が追加される。 | + | :強化クエストクリア後はA+ランクに上昇し、宝具威力倍率とHP回復数値の上昇に加えて「味方全体のクリティカル威力をアップ(3ターン)」という効果が追加される。 |
| ; 愛すべき輝きは永遠に(クリスタル・パレス) | | ; 愛すべき輝きは永遠に(クリスタル・パレス) |
− | : ランク:B+<br />種別:結界宝具<br />レンジ:0~100<br />最大捕捉:1000人 | + | : ランク:B+<br>種別:結界宝具<br>レンジ:0~100<br>最大捕捉:1000人 |
| : ライダーとしての宝具。「たとえ王権が消え失せたとしても愛した人々とフランスは永遠に残る」というマリーの信念が新時代と発展の象徴としてのクリスタル・パレス、歴代フランス王家の権勢を示す巨大にして優美な宮殿を呼び起こし、マリーと味方のステータスを一時的にランクアップさせる。 | | : ライダーとしての宝具。「たとえ王権が消え失せたとしても愛した人々とフランスは永遠に残る」というマリーの信念が新時代と発展の象徴としてのクリスタル・パレス、歴代フランス王家の権勢を示す巨大にして優美な宮殿を呼び起こし、マリーと味方のステータスを一時的にランクアップさせる。 |
| : ロンドン万博の水晶宮と同名なのは皮肉等ではなく、マリーが宝具を用意する際に大好きだというクリスタル・パレスを参考にしたため。これはマリーの愛がいかに広範であるかを示すものらしい。 | | : ロンドン万博の水晶宮と同名なのは皮肉等ではなく、マリーが宝具を用意する際に大好きだというクリスタル・パレスを参考にしたため。これはマリーの愛がいかに広範であるかを示すものらしい。 |
86行目: |
86行目: |
| == 真名:マリー・アントワネット == | | == 真名:マリー・アントワネット == |
| :マリー=アントワネット=ジョゼフ=ジャンヌ・ド・アブスブール=ロレーヌ・ドートリシュ。ハプスブルグ家<ref group = "注" name="ハプスブルグ家">原文ママ。『Fate/Grand Order material I』p.265 では「ハプスブル<strong>グ</strong>家」と表記されているが、日本語での慣用表記はドイツ語読みに従い「ハプスブル<strong>ク</strong>家」とするのが一般的で、英語読みでも「ハプスバーグ家」となる。同様の表記は[[人智統合真国 シン]]で言及された「<ruby><rb>哈布斯堡</rb><rt>ハプスブルグ</rt></ruby>帝国」にも見られる。[[クー・フーリン]]の宝具「ゲイ・ボル<strong>ク</strong>」(一般的には「ゲイ・ボル<strong>グ</strong>」)とは逆パターンの表記違いで、意図的なものか、単なる誤植なのか不明。</ref>の系譜にあたるフランス王妃。王権の象徴として愛され祝福されて生きながら、王権の象徴として憎まれ貶められて死に果てた女性。 | | :マリー=アントワネット=ジョゼフ=ジャンヌ・ド・アブスブール=ロレーヌ・ドートリシュ。ハプスブルグ家<ref group = "注" name="ハプスブルグ家">原文ママ。『Fate/Grand Order material I』p.265 では「ハプスブル<strong>グ</strong>家」と表記されているが、日本語での慣用表記はドイツ語読みに従い「ハプスブル<strong>ク</strong>家」とするのが一般的で、英語読みでも「ハプスバーグ家」となる。同様の表記は[[人智統合真国 シン]]で言及された「<ruby><rb>哈布斯堡</rb><rt>ハプスブルグ</rt></ruby>帝国」にも見られる。[[クー・フーリン]]の宝具「ゲイ・ボル<strong>ク</strong>」(一般的には「ゲイ・ボル<strong>グ</strong>」)とは逆パターンの表記違いで、意図的なものか、単なる誤植なのか不明。</ref>の系譜にあたるフランス王妃。王権の象徴として愛され祝福されて生きながら、王権の象徴として憎まれ貶められて死に果てた女性。 |
− | :儚き貴婦人。ドイツ系大貴族ハプスブルグ家<ref group = "注" name="ハプスブルグ家" />の裔たるマリア・テレジアとロレーヌ公爵家出身の神聖ローマ皇帝フランツ一世の間に生まれた、欧州世界の「高貴による支配」を象徴する存在。ヴェルサイユにて嫌味と陰謀が渦巻く戦場での孤独の戦いを強いられた。<br> | + | :儚き貴婦人。ドイツ系大貴族ハプスブルグ家<ref group = "注" name="ハプスブルグ家" />の裔たるマリア・テレジアとロレーヌ公爵家出身の神聖ローマ皇帝フランツ一世の間に生まれた、欧州世界の「高貴による支配」を象徴する存在。ヴェルサイユにて嫌味と陰謀が渦巻く戦場での孤独の戦いを強いられた。 |
| | | |
− | :マリーは14歳でルイ16世の妃(ただし、結婚当時はまだ即位していないため、正確には王太子妃である)となり、民に乞われて王妃になった。民なくして王妃は王妃になれない。<br>母の元から離れて王家の白百合となることを決め、民を愛し、民を思い、民を救おうとした。<br>それでも民が望まないなら、望まなくとも退場する。それが国に仕える人間の運命である。 | + | :マリーは14歳でルイ16世の妃(ただし、結婚当時はまだ即位していないため、正確には王太子妃である)となり、民に乞われて王妃になった。民なくして王妃は王妃になれない。 |
| + | :母の元から離れて王家の白百合となることを決め、民を愛し、民を思い、民を救おうとした。それでも民が望まないなら、望まなくとも退場する。それが国に仕える人間の運命である。 |
| | | |
| :王権の絶対性が失われていく世界の変化「フランス革命」により、彼女は愛する人や愛する子供達と共に捕まり、引き離されてしまう。 | | :王権の絶対性が失われていく世界の変化「フランス革命」により、彼女は愛する人や愛する子供達と共に捕まり、引き離されてしまう。 |
95行目: |
96行目: |
| :高貴な出自、政略結婚、宮廷生活、そして革命に処刑と、彼女の生き様と死に様は「偶像」としての王権の具現であったと言える。 | | :高貴な出自、政略結婚、宮廷生活、そして革命に処刑と、彼女の生き様と死に様は「偶像」としての王権の具現であったと言える。 |
| | | |
− | :確かにマリーの生前には悲劇があり、悲しみはしたが、決して民を恨みはしなかった。<br>愛する家族が死に、王家の白百合が忘れ去られたとしても、それが愛する民の笑顔に繋り、国は永遠にあり続けるとマリーは信じている。 | + | :確かにマリーの生前には悲劇があり、悲しみはしたが、決して民を恨みはしなかった。愛する家族が死に、王家の白百合が忘れ去られたとしても、それが愛する民の笑顔に繋り、国は永遠にあり続けるとマリーは信じている。 |
| | | |
− | :'''空に輝きを。地には恵みを。'''<br>'''――民に、幸せを。''' | + | :'''空に輝きを。地には恵みを。――民に、幸せを。''' |
| | | |
| ===関連=== | | ===関連=== |
117行目: |
118行目: |
| ; [[Fate/Grand Order]] | | ; [[Fate/Grand Order]] |
| : 初期実装のサーヴァントの一人。 | | : 初期実装のサーヴァントの一人。 |
− | : 期間限定イベント『バレンタイン2020 いみじかりしバレンタイン』の実装にあたり、2020年2月12日にモーションが一新された。 | + | : 期間限定イベント『バレンタイン2020 いみじかりしバレンタイン』の開催にあたり、2020年2月12日にモーションが一新された。 |
| ; [[マンガで分かる!Fate/Grand Order]] | | ; [[マンガで分かる!Fate/Grand Order]] |
| : そこそこ出番は多い。 | | : そこそこ出番は多い。 |
209行目: |
210行目: |
| == 名台詞 == | | == 名台詞 == |
| ===Fate/Grand Order=== | | ===Fate/Grand Order=== |
− |
| |
| ====戦闘==== | | ====戦闘==== |
− |
| |
| ;「マリーよ。さあ、一緒にヴィヴ・ラ・フランス!」 | | ;「マリーよ。さあ、一緒にヴィヴ・ラ・フランス!」 |
| :戦闘開始時。ヴィヴ・ラ・フランスというのは「フランス万歳」という意味であり、たとえそれが'''数千年前のローマであっても'''言う。 | | :戦闘開始時。ヴィヴ・ラ・フランスというのは「フランス万歳」という意味であり、たとえそれが'''数千年前のローマであっても'''言う。 |
| | | |
− | ;「さんざめく花のように、陽のように」</br>「咲き誇るのよ、踊り続けるの! いきますわよ、『<ruby><rb>百合の王冠に栄光あれ</rb><rt>ギロチン・ブレイカー</rt></ruby>』」 | + | ;「さんざめく花のように、陽のように」<br>「咲き誇るのよ、踊り続けるの! いきますわよ、『<ruby><rb>百合の王冠に栄光あれ</rb><rt>ギロチン・ブレイカー</rt></ruby>』」 |
| :宝具発動。栄光の王権は輝き、咲き誇る。 | | :宝具発動。栄光の王権は輝き、咲き誇る。 |
| | | |
222行目: |
221行目: |
| | | |
| ;「御免なさいね……靴……汚してしまったら……」 | | ;「御免なさいね……靴……汚してしまったら……」 |
− | :被撃破時。断頭台の上でうっかり足を踏んでしまったサンソンに向けての最期の言葉からの史実ネタ。 | + | :戦闘不能時。断頭台の上でうっかり足を踏んでしまったサンソンに向けての最期の言葉からの史実ネタ。 |
| | | |
| ====マイルーム==== | | ====マイルーム==== |
− |
| |
| ;「パンが無いの?」 | | ;「パンが無いの?」 |
| :マイルーム会話。'''あまりにも有名すぎる'''史実ネタ。…もっともこれは彼女本人の発言ではない(詳しくは話題まとめ項にて) | | :マイルーム会話。'''あまりにも有名すぎる'''史実ネタ。…もっともこれは彼女本人の発言ではない(詳しくは話題まとめ項にて) |
240行目: |
238行目: |
| | | |
| ====本編==== | | ====本編==== |
− |
| |
| ;「まあ、面白い挨拶ですね! チ……チーッス! シクヨロ!」(日本語版) | | ;「まあ、面白い挨拶ですね! チ……チーッス! シクヨロ!」(日本語版) |
| ; "Oh my! What an interesting greeting! Wh...Whassup! My homies!" (北米版) | | ; "Oh my! What an interesting greeting! Wh...Whassup! My homies!" (北米版) |
247行目: |
244行目: |
| :また、北米版のFGOではこの台詞が元でちょっとしたネタが巻き起こる事になってしまった(後述)。 | | :また、北米版のFGOではこの台詞が元でちょっとしたネタが巻き起こる事になってしまった(後述)。 |
| | | |
− | ;「わたしはきっと、こういう時のために召喚されたの。」<br /> 「敵を憎んだり倒したりするんじゃなくて、人々を守る命として喚ばれたのです。」<br /> 「今度こそ、大切な人たちを守るために。大切な国を守るために。正しいことを正しく行います。」 | + | ;「わたしはきっと、こういう時のために召喚されたの。」<br>「敵を憎んだり倒したりするんじゃなくて、人々を守る命として喚ばれたのです。」<br>「今度こそ、大切な人たちを守るために。大切な国を守るために。正しいことを正しく行います。」 |
| :第一特異点にて。ワイバーンの襲撃から避難する市民を守る為、たとえ過去であったとしても役目を全うする。 | | :第一特異点にて。ワイバーンの襲撃から避難する市民を守る為、たとえ過去であったとしても役目を全うする。 |
| | | |
− | ;「ああ、幻滅です。魔女というのはそんな理屈もわからないの?」<br />「確かにわたしは処刑されたわ。嘲笑もあったし、蔑みもあったわ。」<br /> 「でも――だからといって、殺し返す理由にはなりません」<br /> 「わたしは民に乞われて王妃となった。民なくして王妃は王妃と呼ばれない。」<br />「だからあれは当然の結末だった。彼らが望まないのなら、望まなくとも退場する」<br />「それが国に従える人間の<ruby><rb>運命</rb><rt>さだめ</rt></ruby>。わたしの処刑は、次の笑顔に繋がったと信じている。」<br />「いつだって、<ruby><rb>フランス万歳</rb><rt>ヴィヴ・ラ・フランス</rt></ruby>!星は輝きを与えて、それでよしとすればいい。」 | + | ;「ああ、幻滅です。魔女というのはそんな理屈もわからないの?」<br>「確かにわたしは処刑されたわ。嘲笑もあったし、蔑みもあったわ。」<br>「でも――だからといって、殺し返す理由にはなりません」<br>「わたしは民に乞われて王妃となった。民なくして王妃は王妃と呼ばれない。」<br>「だからあれは当然の結末だった。彼らが望まないのなら、望まなくとも退場する」<br>「それが国に従える人間の<ruby><rb>運命</rb><rt>さだめ</rt></ruby>。わたしの処刑は、次の笑顔に繋がったと信じている。」<br>「いつだって、<ruby><rb>フランス万歳</rb><rt>ヴィヴ・ラ・フランス</rt></ruby>!星は輝きを与えて、それでよしとすればいい。」 |
| :第一特異点にて、[[ジャンヌ・ダルク〔オルタ〕|ジャンヌ・オルタ]]に民を守る使命に酔いしれたのかと問われ答えた、王妃としての誇り高い台詞。 | | :第一特異点にて、[[ジャンヌ・ダルク〔オルタ〕|ジャンヌ・オルタ]]に民を守る使命に酔いしれたのかと問われ答えた、王妃としての誇り高い台詞。 |
| + | |
| + | ====幕間の物語==== |
| + | ;「いいえ、いいえ。あなたは偽物なのよ、マリー。<br> わたしこそがマリー・アントワネット。民を救おうと心を砕き、けれど裏切られた愚かな王妃!<br> フランスに呪いを! 千年の飢えと千年の戦乱を!<br> 無限の革命の果て――終わることなき回転悲劇の果てに滅び去ってしまえ!」 |
| + | :自身の幕間の物語『硝子の白百合』にて、夢の中で出会ったもう一人の「諦めてしまった」マリーの言葉。 |
| + | :直前に「諦めなかった」マリーが言っているように、普段の態度もこの呪詛も等しくマリーの本音である。[[ジャンヌ・ダルク|聖女]]とはやはり心の在り方が違うのであろう。 |
| + | :余談ではあるが、「回転悲劇」というのは設定担当の桜井氏の作品でよく出てくるフレーズである。彼女の象徴でもあるメリーゴーラウンドとも引っ掛けているのであろうか。 |
| | | |
| ====イベント==== | | ====イベント==== |
− |
| |
| ;「デオンは本当に名うてのスパイでしたの? もしかして可愛いから敵に見逃されていただけではないかしら?」 | | ;「デオンは本当に名うてのスパイでしたの? もしかして可愛いから敵に見逃されていただけではないかしら?」 |
− | :2015年のクリスマスイベントにて、カエサルに騙されて家具を巻き上げられた挙げ句、混ざっていたフランス王家の宝を十倍の値段で買い戻させられたデオンに対して。 | + | :『ほぼ週間 サンタオルタさん』にて、カエサルに騙されて家具を巻き上げられた挙げ句、混ざっていたフランス王家の宝を十倍の値段で買い戻させられたデオンに対して。 |
| :珍しく激怒しているような詰りっぷりだが、この発言はカエサルからの又聞きであるため彼女の表情がわからない。 | | :珍しく激怒しているような詰りっぷりだが、この発言はカエサルからの又聞きであるため彼女の表情がわからない。 |
| :おそらくではあるが'''似たようなニュアンスで悪気一切無しで言った可能性が高い。'''おかげでデオンは泣きそうになってしまったとか。 | | :おそらくではあるが'''似たようなニュアンスで悪気一切無しで言った可能性が高い。'''おかげでデオンは泣きそうになってしまったとか。 |
− |
| |
− | ;「いいえ、いいえ。あなたは偽物なのよ、マリー。<br/> わたしこそがマリー・アントワネット。民を救おうと心を砕き、けれど裏切られた愚かな王妃!<br/> フランスに呪いを! 千年の飢えと千年の戦乱を!<br/> 無限の革命の果て――終わることなき回転悲劇の果てに滅び去ってしまえ!」
| |
− | :彼女の二つ目の幕間の物語にて、彼女の夢の中で出会ったもう一人の「諦めてしまった」マリーの言葉。
| |
− | :直前に「諦めなかった」マリーが言っているように、普段の態度もこの呪詛も等しくマリーの本音である。[[ジャンヌ・ダルク|聖女]]とはやはり心の在り方が違うのであろう。
| |
− | :余談ではあるが、「回転悲劇」というのは設定担当の桜井氏の作品でよく出てくるフレーズである。彼女の象徴でもあるメリーゴーラウンドとも引っ掛けているのであろうか。
| |
| | | |
| ;「アナスタシア、アナスタシア。おちついて。ね、ね、ね?」 | | ;「アナスタシア、アナスタシア。おちついて。ね、ね、ね?」 |
271行目: |
268行目: |
| : Coooolな発音は目の飛び出た元帥にでも教わったのだろうか。 | | : Coooolな発音は目の飛び出た元帥にでも教わったのだろうか。 |
| | | |
− | ;「あなたを責めたりはしないわ、[[宇津見エリセ (Grand Order)|エリセさん]]。<br/> ……私たち英霊はね?帰する所、誰かの見た夢だわ。<br/> わたしによく似たマリー。あなたが指向性を与えられた邪霊の集合体であり、<br/> エリセさんの後悔の想いがその型枠になったものだとしても―――<br/> それもまた、誰かの見た夢です。光栄なことだわ。愛すべき多くの人々の記憶よ?」 | + | ;「あなたを責めたりはしないわ、[[宇津見エリセ (Grand Order)|エリセさん]]。<br> ……私たち英霊はね?帰する所、誰かの見た夢だわ。<br> わたしによく似たマリー。あなたが指向性を与えられた邪霊の集合体であり、<br> エリセさんの後悔の想いがその型枠になったものだとしても―――<br> それもまた、誰かの見た夢です。光栄なことだわ。愛すべき多くの人々の記憶よ?」 |
− | :『盤上遊戯黙示録』にて、自らの似姿を象った邪霊の「マリーの別側面であれば違ったものになる」「あなたこそ嘲笑し否定するべき」という発言を受けての回答。 | + | :『盤上遊戯黙示録』にて、自らの似姿を象った[[黒いマリー|邪霊]]の「マリーの別側面であれば違ったものになる」「あなたこそ嘲笑し否定するべき」という発言を受けての回答。 |
| : 彼女の英霊という存在に対する考えがよくわかる一幕である。 | | : 彼女の英霊という存在に対する考えがよくわかる一幕である。 |
| | | |
284行目: |
281行目: |
| **後に登場した「愛すべき輝きは永遠に(クリスタル・ドレス)」が、「王権の輝きを身に纏う宝具」と説明されたため、この輝きこそが彼女の力の根源なのかもしれない。 | | **後に登場した「愛すべき輝きは永遠に(クリスタル・ドレス)」が、「王権の輝きを身に纏う宝具」と説明されたため、この輝きこそが彼女の力の根源なのかもしれない。 |
| * 一説には、史実のマリー・アントワネットはウエスト58~59センチ、バスト109センチという、2次元でも滅多に見ない抜群のスタイルを誇っていたとされる。残念ながら(?)本作ではフランス王太子妃となった14歳頃の少女らしいボディで現界している。お月見イベントでは「栄養は全て胸にいく体質」「いっぱい食べた分だけ胸のサイズが大きくなる」と自称し、[[シュヴァリエ・デオン|デオン]]も「王妃は将来、フランスでもトップランクのお体に成長なされる」と証言し、同席していた[[シャルル=アンリ・サンソン|サンソン]]を動揺させていた。 | | * 一説には、史実のマリー・アントワネットはウエスト58~59センチ、バスト109センチという、2次元でも滅多に見ない抜群のスタイルを誇っていたとされる。残念ながら(?)本作ではフランス王太子妃となった14歳頃の少女らしいボディで現界している。お月見イベントでは「栄養は全て胸にいく体質」「いっぱい食べた分だけ胸のサイズが大きくなる」と自称し、[[シュヴァリエ・デオン|デオン]]も「王妃は将来、フランスでもトップランクのお体に成長なされる」と証言し、同席していた[[シャルル=アンリ・サンソン|サンソン]]を動揺させていた。 |
− | **後に登場した彼女の成長後の外見と思われる姿をした「[[黒いマリー]]」は実際のサイズは不明だが豊満なスタイルを見せつけている。 | + | **後に登場した彼女の成長後の外見と思われる姿をした「[[黒いマリー]]」は、実際のサイズは不明だが豊満なスタイルを見せつけている。更に後に登場した[[マリー・アントワネット〔オルタ〕]]も、第二再臨以降は黒マリーのような体型となっている。 |
| *彼女の外見で目を引くのは何はともあれあの大きなキノコのような帽子だが、彼女が生きていた時代にも貴族女性の間で'''馬鹿みたいに大きな髪飾り'''が流行っていた時期があり、家や船のミニチュア(と言っても大きさは20cm近く)のような、現代の我々の感覚からすれば'''そもそもそれは「髪飾り」と言っていいのか'''と言いたくなるようなものを頭に乗っけた貴婦人たちがパリやヴェルサイユを闊歩していたという。 | | *彼女の外見で目を引くのは何はともあれあの大きなキノコのような帽子だが、彼女が生きていた時代にも貴族女性の間で'''馬鹿みたいに大きな髪飾り'''が流行っていた時期があり、家や船のミニチュア(と言っても大きさは20cm近く)のような、現代の我々の感覚からすれば'''そもそもそれは「髪飾り」と言っていいのか'''と言いたくなるようなものを頭に乗っけた貴婦人たちがパリやヴェルサイユを闊歩していたという。 |
| * 武内氏によると、キャラクターデザインを担当しているギンカ氏に「まっとうなお姫様でありつつ、アイドルらしく」というコンセプトで注文している。バラの指輪がマイクになっているのはその名残。 | | * 武内氏によると、キャラクターデザインを担当しているギンカ氏に「まっとうなお姫様でありつつ、アイドルらしく」というコンセプトで注文している。バラの指輪がマイクになっているのはその名残。 |